JP2006105037A - チューブポンプ - Google Patents

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Osamu Suematsu
修 末松
Kaname Ando
要 安藤
Takahide Sakakibara
隆英 榊原
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Abstract

【課題】幅寸法を小さくして装置サイズを小型化できるチューブポンプを提供すること。
【解決手段】本体2と、流体を充填した容器に接続する可撓性のチューブTと、本体2に保持されてチューブガイド9との間にチューブTを組み付けられ、チューブTを弾性変形させることによりポンプ動作を行うロータ8と、ロータ8に連結される駆動手段と、チューブTを固定ブロック11と可動ブロック12の間で挟み込んでピンチするピンチ手段6と、を備えるチューブポンプ1において、ピンチ手段6が、本体2がロータ8を保持する面に配設され、可動ブロック12に連結するピストン19を有するエアオペレイト式のガスピンチバルブ13と、本体2がロータ8を保持する面の裏側に配設され、駆動流体の給排気を制御する三方電磁弁14と、ガスピンチバルブ13と三方電磁弁14とを接続して駆動流体の流路を形成する配管15と、を設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ポンプ手段に組み付けられたチューブをピンチするピンチバルブを備えるチューブポンプに関する。
従来より、ポンプ手段に組み付けられたチューブをピンチするピンチバルブを備えるポンプは、飲食物供給装置に使用される。図9は、従来のチューブポンプ100の正面図である。
チューブポンプ100は、モータ101の駆動軸102にロータ103が回転可能に軸支されている。ロータ103は、3個のローラ104を保持し、ロータ103の片側にチューブガイド105が設けられている。チューブTは、オレンジジュースなどの濃縮液を殺菌包装する包装容器106から連続し、ロータ103とチューブガイド105との間に組み付けられている。ロータ103の下方には、ピンチ機構107が配設され、チューブTの吐出口を固定ブロック108と可動ブロック109の間でピンチしている。可動ブロック109には、エアシリンダ110が連結し、図示しない制御バルブからエアシリンダ110に駆動流体が供給されるようになっている。
このようなチューブポンプ100は、モータ101がロータ103を回転させ始めると同時に、図示しない制御バルブがエアシリンダ110に駆動流体を供給し、可動ブロック109を固定ブロック108から離間させる。ロータ103の回転に従って、ローラ104がチューブガイド105との間でチューブTを順次押圧してしごき、包装容器106の濃縮液をチューブTの吐出口からカップCに吐出する。モータ101は、ロータ103を所定量回転させると停止し、これと同時に、図示しない制御バルブがエアシリンダ110の駆動流体を排出し、可動ブロック109を固定ブロック108に押し付けてチューブTの吐出口をピンチする。このように、チューブポンプ100は、濃縮液を外気に非接触のままカップCに供給した後、ピンチ機構107がチューブTの吐出口をピンチして濃縮液が外気に接触するのを防止するので、濃縮液に雑菌が繁殖するのを防止できる(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−109895号公報
しかしながら、従来のチューブポンプ100は、エアシリンダ110に接続する図示しない制御バルブをエアシリンダ110と並設していため、横幅が広くなり、装置サイズが大きくなってしまっていた。飲食物供給装置は、収納庫やチューブポンプ100の他、冷却装置など種々の装置が平面的に配設されており、内部スペースを狭くして設置面積を狭小化するために、内蔵する各装置の幅寸法を小さくすることが望まれている。従来のチューブポンプ100は、図示しない制御バルブが本体からはみ出して幅寸法が大きくなってしまい、上記要請に応えることができなかった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、幅寸法を小さくして装置サイズを小型化できるチューブポンプを提供することを目的とする。
本発明に係るチューブポンプは、次のような構成を有している。
(1)本体と、流体を充填した容器に接続する可撓性のチューブと、本体に保持されてチューブを組み付けられ、チューブを弾性変形させることによりポンプ動作を行うポンプ手段と、ポンプ手段に連結される駆動手段と、ポンプ手段に組み付けられたチューブを固定部材と可動部材の間で挟み込んでピンチするピンチ手段と、を備え、ポンプ手段がポンプ動作を行うときに、ピンチ手段がチューブのピンチを解除し、ポンプ手段がポンプ動作を行わないときに、ピンチ手段がチューブをピンチするチューブポンプにおいて、ピンチ手段が、本体がポンプ手段を保持する面に配設され、可動部材に連結するピストンを有するエアオペレイト式の第1制御弁と、本体がポンプ手段を保持する面の裏側に配設され、駆動流体の給排気を制御する第2制御弁と、第1制御弁と第2制御弁とを接続して駆動流体の流路を形成する配管と、を有することを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、固定部材が、本体に回動可能に保持され、固定部材を可動部材との間でチューブを挟み込むセット位置に固定するロック手段を有することを特徴とする。
上記構成を有する本発明のチューブポンプによれば、本体がポンプ手段を保持する面に配設した第1制御弁と、本体がポンプ手段を保持する面の裏側に配設した第2制御弁とを配管を用いて接続し、第2制御弁から第1制御弁に駆動流体を給排気して第1制御弁のピストンを移動させ、ピストンに連結する可動部材を固定部材に対して往復直線運動させることにより、チューブのピンチ及び解除を行っており、チューブポンプの奥行きを利用して第2制御弁を配設するので、幅寸法を小さくして装置サイズを小型化できる。
また、本発明のチューブポンプによれば、固定部材は、ロック手段によりセット位置に固定され、可動部材との間でチューブを安定してピンチするようになっており、ロック手段のロックを解除して固定部材を回動させれば、第1制御弁を使用して可動部材を移動させなくても、チューブをセットしたり交換することが可能であるので、チューブをセットするときや交換するときに、第1制御弁が誤作動するのを防止できる。
次に、本発明に係るチューブポンプの一実施の形態について図面を参照して説明する。図8は、飲食物供給装置80の概略構成図である。
本実施の形態のチューブポンプ1は、飲食物供給装置80に組み込まれている。飲食物供給装置80は、一方に開口する箱型の本体81に前扉82が開閉可能に保持され、前扉82を開くと、複数の包装容器83を収納する収納庫84が設けられている。包装容器83は、オレンジジュースなどの濃縮液を殺菌包装したものであり、ゴムなどで形成された可撓性のチューブTが連続している。チューブポンプ1は、収納庫84の下方に設けられ、チューブTを組み付けられている。チューブポンプ1の下方には、カップCを載置する供給部85が設けられている。なおこの他に、飲食物供給装置80には、冷却装置など各種装置が内蔵され、それらの装置はメンテナンスを容易にするためにチューブポンプ1などと一緒に平面的に配設されている。
図1は、チューブポンプ1の正面図である。
チューブポンプ1は、箱型の本体2にポンプ駆動部3が内蔵され(図4参照)、本体2の正面に設けられたポンプ手段4(図2参照)に連結している。本体2には、ポンプ手段4を覆うカバー5が開閉可能に保持され、塵や埃などがポンプ手段4の作動部に入り込むのを防止している。カバー5の下方には、ピンチ手段6が設けられ、ポンプ手段4に組み付けられたチューブTの吐出口をピンチして、濃縮液が外気に接触して雑菌を繁殖させるのを防止している。チューブTの吐出口近傍には、図示しない希釈水バルブに接続するノズル7が設けられ、水や炭酸水などの希釈水をチューブTから吐出される濃縮液に向かって注出するようにされている。
図2は、ポンプ手段4の概略構成図である。
ポンプ手段4は、本体2の背面側から正面側に突き出したモータ駆動部3の駆動軸3aに、ロータ8が軸支されている。ロータ8の片側には、チューブガイド9がスライド可能に設けられており、カバー4を閉じたときにチューブガイド9のスライドが制限されるようになっている。ロータ8とチューブガイド9との間には、チューブTが組み付けられ、ロータ8の円周方向に等間隔に配設された3個のローラ10が、チューブガイド9との間でチューブTを順次押圧してしごくようになっている。
次に、本発明の特徴をなすピンチ手段6について説明する。図3は、チューブポンプ1の側面図である。図4は、図3のA−A断面図であって、ピンチ状態を示す。図5は、図3のA−A断面図であって、ピンチ解除状態を示す。
ピンチ手段6は、固定ブロック(「固定部材」に相当。)11に対して可動ブロック(「可動部材」に相当。)12を移動可能に設け、本体2の正面に取り付けられて可動ブロック12に連結するガスピンチバルブ(「第1制御弁」に相当。)13を、本体2の背面側に配設される三方電磁弁(「第2制御弁」に相当。)14に配管15を用いて接続し、可動ブロック12に推力を与えるように構成されている。
固定ブロック11と可動ブロック12は、耐腐食性の観点より樹脂で形成され、固定ブロック11は、図4及び図5に示すセット位置において本体2に固定されているのに対して、可動ブロック12は、図4に示すピンチ位置と図5に示す解放位置との間を直線往復運動可能に保持されている。ここで、セット位置とは、固定ブロック11が可動ブロック12との間でチューブTをピンチする位置をいう。
図4及び図5に示すように、ガスピンチバルブ13は、エアオペレイト式開閉弁である。ガスピンチバルブ13は、一方に開口する中空状のシリンダ16に閉鎖部材17を取り付けてピストン室18を形成している。ピストン室18には、ピストン19が摺動可能に装填され、ピストン室18を一次室18Aと二次室18Bに気密に区画している。一次室18Aには、給排気ポート20が連通する一方、二次室18Bには、コイルスプリング21が縮設されており、一次室18Aと二次室18Bの差圧によりピストン19を摺動させるようになっている。ピストン19には、可動ブロック12が連結し、ピストン19と可動ブロック12とが一体的に移動するようにされている。また、シリンダ16には、給排気ポート20の周りに接続部16aが円筒状に設けられている。ガスピンチバルブ13は、本体2に開設された貫通孔2aにシリンダ16の接続部16aを正面側から背面側に向かって挿入し、可動ブロック12を固定ブロック11に当接又は離間する方向に移動させるように本体2の正面に横向きに固定される。なお、ガスピンチバルブ13は、耐腐食性等の観点より、コイルスプリング21以外の部品に樹脂の射出成形品を使用している。
一方、三方電磁弁14は、第1ポート22と第2ポート23と第3ポート24の連通状態を切り替えて、二酸化炭素ガス(「駆動流体」に相当。)の給排気を制御するものである。三方電磁弁14は、コイルボビン25に巻き付けたコイル26が絶縁樹脂でモールドされている。コイルボビン25は、中空部を備え、磁性材料を円筒状に成形した固定鉄心27,28が上下開口部に固設されている。磁気フレーム29は、固定鉄心27と第1流路ブロック30との間、固定鉄心28と第2流路ブロック31の間にそれぞれ狭持され、コイル22の周りに磁界を形成するようになっている。
固定鉄心27,28には、非磁性材料からなる中空状の流路形成部材32が装填され、第1流路ブロック30と第2流路ブロック31を用いて流路形成部材32の開口部を封止している。第1流路ブロック30は、樹脂を射出成形したものであり、流路形成部材32の開口部に圧入される凸部の先端部に第1弁座33が設けられ、第1ポート22と連通している。また、第2流路ブロック31は、樹脂を射出成形したものであり、流路形成部材32の開口部に圧入される凸部の先端部に第2弁座34が設けられ、第2ポート23と第3ポート24とが第2弁座34を介して連通している。流路形成部材32には、可動鉄心35が所定の隙間をもって収納され、その隙間を介して第1ポート22と第2ポート23と第3ポート24が相互に連通している。可動鉄心35は、第1流路ブロック30との間に縮設される図示しないコイルスプリングによって第2弁座34側に常時付勢され、コイル26への通電を切り替えることにより可動鉄心35を移動させられるようになっている。可動鉄心35の端面には、第1弁座33に当接又は離間する第1弁体36と、第2弁座34に当接又は離間する第2弁体37が装着されている。なお、第1流路ブロック30には、第1ポート22の周りに接続部30aが設けられ、第2流路ブロック31には、第2ポート23の周りに接続部31aが設けられている。
かかる三方電磁弁14は、モータ駆動部3の背面側に配設され、第1ポート22が接続部30aを介して二酸化炭素ガスの供給源に接続され、第2ポート23が配管15を介してガスピンチバルブ13に接続され、第3ポート24が大気に解放される。二酸化炭素の供給源は、別途設けても良いが、飲食物供給装置80が炭酸水を作るために搭載する二酸化炭素ガスのボンベを利用すれば、コストダウンや小型化に有利である。
配管15は、樹脂をL字形に射出成形したパイプであり、本体2の内部に配設されている。配管15は、両端部に継手部15a,15bを備え、一方の継手部15aが、ガスピンチバルブ13の接続部16aにOリングなどのシール材を介して接続され、他方の継手部15bが、三方電磁弁14の接続部31aにOリングなどのシール材を介して接続されている。
ところで、図1に示すように、固定ブロック11は、本体2に回動可能に保持され、手動解除ピン39を用いてセット位置に固定されている。手動解除ピン39は、本体2に突設された保持部38に摺動可能に保持され、手動解除ピン39を上方に引き上げてロックを解除できるようになっている。図6は、ロック手段の作動説明図であって、チューブセット状態を示す。図7は、ロック手段の作動説明図であって、チューブ交換状態を示す。
固定ブロック11は、L字形に形成された外側面部40にスクイズ部41を一体的に形成したものであり、本体2に固設される支軸42に回動可能に軸支されている。スクイズ部41は、板状をなし、可動ブロック12に対向するスクイズ面41aが断面円弧状をなし、同じく断面円弧状をなす可動ブロック12の端面との間でチューブTを傷つけることなく均一な力で挟み込むようにされている(図1参照)。スクイズ部41は、固定ブロック11を回動したときに、チューブTをひっかくなどして傷つけることがないように、スクイズ面41aから連続してチューブTに接続する端面41bを半円状に形成し、スクイズ面41aと端面41bとを滑らかに結んでいる。また、スクイズ部41には、手動解除ピン39の先端部を挿入するための貫通孔41cが形成され、セット位置にある固定ブロック11を支軸42と手動解除ピン39により保持してがたつきを防止している。保持部38と手動解除ピン39のバネ受け39aとの間には、スプリング43が縮設され(図1参照)、手動解除ピン39をスクイズ部41に向かって常時付勢して手動解除ピン39の脱落を防止している。なお、スクイズ部41には、手動解除ピン39を貫通孔41cに案内するガイド溝41dが固定ブロック11の回転軌道に沿って形成されている。
かかる固定ブロック11は、手動解除ピン39のロックを誤って解除しないために、図1に示すように、手動解除ピン39とカバー5との隙間を小さくなるように本体2に配設され、カバー5を開かなければ手動解除ピン39を引き抜けないようにされている。
続いて、本実施の形態のチューブポンプ1の作用について説明する。
チューブポンプ1がモータ駆動部3を停止してポンプ動作を行わないときには、三方電磁弁14に通電されず、図4に示すように、可動鉄心35が図示しないコイルスプリングの弾圧力で第2弁体37を第2弁座34に当接させる一方、第1弁体36を第1弁座33から離間させ、第1ポート22と第2ポート23とを連通させる。二酸化炭素ガスは、第1ポート22から第1弁座33、流路形成部材32、第2ポート23、配管15を介してガスピンチバルブ13の給排気ポート20に供給され、ガスピンチバルブ13の一次室18Aを加圧する。ガスピンチバルブ13は、ピストン19をコイルスプリング21に抗して固定ブロック11側に移動させ、可動ブロック12を固定ブロック11のスクイズ部41に押し付けてピンチ位置に配設する。これにより、チューブTが、固定ブロック11と可動ブロック12との間で挟み込まれてピンチされる。尚、このとき、ガスピンチバルブ13には、二酸化炭素ガスが供給され続けるため、ピンチ力が弱められない。
チューブポンプ1は、飲食物供給装置80から飲食物供給指令を受信すると、モータ駆動部3を駆動すると同時に、三方電磁弁14に通電してチューブTのピンチを解放する。すなわち、チューブポンプ1は、三方電磁弁14に通電されると、図5に示すように、可動鉄心35が図示しないコイルスプリングに抗して移動し、第2弁体37を第2弁座34から離間させる一方、第1弁体36を第1弁座33に当接させることにより、第2ポート23と第3ポート24を連通させる。ガスピンチバルブ13の二酸化炭素ガスは、給排気ポート20から配管15、第2ポート23、第2弁座34を介して第3ポート24に流れ、第3ポート24から大気放散される。そのため、ガスピンチバルブ13では、一次室18Aが減圧されて、ピストン19がコイルスプリング21の弾圧力により固定ブロック11と反対方向に移動し、可動ブロック12を図4に示すピンチ位置から図5に示す解放位置まで移動させる。可動ブロック12の移動に従ってチューブTの吐出口が開くため、モータ駆動部3がロータ8を回転させてチューブTを弾性変形させ、包装容器83から流下する濃縮液を一定量ずつ二次側に送り出すと、その濃縮液がチューブTの吐出口からカップCに吐出される。このとき、チューブポンプ1は、ノズル7から希釈水をカップCに注出し、濃縮液を希釈する。
チューブポンプ1は、所定量の濃縮液と希釈水をカップCに供給すると、モータ駆動部3の駆動と、三方電磁弁14への通電を停止する。すると、三方電磁弁14は、図4に示すように、可動鉄心35が図示しないコイルスプリングの弾圧力で移動し、第2弁体37を第2弁座34に当接させる一方、第1弁体36を第1弁座33から離間させ、第1ポート22と第2ポート23とを連通させる。ガスピンチバルブ13は、一次室18Aが再び加圧され、可動ブロック12を図5に示す解放位置から図4に示すピンチ位置に移動させる。これにより、チューブTの吐出口は、固定ブロック11と可動ブロック12の間で挟み込まれてピンチされる。
次に、チューブポンプ1のチューブTを交換する場合について説明する。
チューブTの交換時には、ピンチを解除する必要があるが、チューブポンプ1では、ポンプ動作を行わないときには、三方電磁弁14がガスピンチバルブ13に二酸化炭素ガスを供給し続けるため、可動ブロック12を移動させることができない。そこで、チューブポンプ1のカバー5を開いて、チューブガイド9をロータ8と反対側にスライドさせ、手動解除ピン39の上方を空ける。そして、手動解除ピン39をスプリング43に抗して引き上げてスクイズ部41の貫通孔41cから引き抜いてから、固定ブロック11を手前に引いて図6に示す位置から図7に示す位置に回動させ、固定ブロック11のスクイズ面41aを可動ブロック12から遠ざける。これにより、固定ブロック11と可動ブロック12の間でチューブTを狭持する力が弱められるので、チューブTを固定ブロック11と可動ブロック12の間、及び、ロータ8とチューブガイド9との間から取り出す。
その後、新しいチューブTをロータ8とチューブガイド9との間に通してから、チューブTの吐出口を固定ブロック11のスクイズ部41と可動ブロック12との間に案内する。そして、固定ブロック11を図7に示す位置から図6に示す位置に向かって回動させ、手動解除ピン39を貫通孔41cに挿通して固定ブロック11をセット位置に固定する。このとき、手動解除ピン39がガイド溝41dに案内されるため、手動解除ピン39を貫通孔41cに簡単に挿通することができる。そして、チューブガイド9をロータ8側にスライドさせ、カバー5を閉じてチューブガイド9をロックする。
従って、本実施の形態のチューブポンプ1によれば、本体2がロータ8を保持する面に配設したガスピンチバルブ13と、本体2がロータ8を保持する面の裏側に配設した三方電磁弁14とを配管15を用いて接続し、三方電磁弁14からガスピンチバルブ13に二酸化炭素ガスを給排気してガスピンチバルブ13のピストン19をシリンダ16内で摺動させ、ピストン19に連結する可動ブロック12を本体2に固定された固定ブロック11に対して往復直線運動させることにより、チューブTのピンチ及び解除を行っており(図4及び図5参照)、チューブポンプ1の奥行きを利用して三方電磁弁3を配設するので(図3参照)、幅寸法を小さくして装置サイズを小型化できる。
また、本実施の形態のチューブポンプ1によれば、固定ブロック11は、手動解除ピン39を貫通孔41cに挿通することによりセット位置に固定され、可動ブロック12との間でチューブTを安定してピンチするようになっており(図6参照)、手動解除ピン39を貫通孔41cから引き抜いて固定ブロック11を回動させれば、ガスピンチバルブ13を使用して可動ブロック12を移動させなくても、チューブTをセットしたり交換することが可能であるので(図7参照)、チューブTをセットするときや交換するときに、ガスピンチバルブ13が誤作動するのを防止できる。
尚、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
例えば、上記実施の形態では、二酸化炭素ガスを大気放散したが、第3ポート24と二酸化炭素ガスの供給源とを接続して、二酸化炭素ガスを回収して再利用してもよい。
例えば、上記実施の形態では、第2制御弁として漏洩型の三方電磁弁14を使用したが、駆動部を連結される1個の流路ブロックに第1〜第3ポートを形成し、弁体を弁座に当接又は離間させることにより第1〜第3ポートの連通状態を切り替える三方電磁弁を使用してもよい。
例えば、上記実施の形態では、ロータ8にローラ10を配設したポンプ手段4を使用したが、一対のスプロケットに巻回したチェーンにローラを回転可能に保持させ、一対のスプロケットの片側にチューブガイドを設けたポンプ手段を使用してもよい。また、ポンプ手段4は、スライド式のチューブガイドを使用しているが、揺動可能に軸支されたチューブガイドをロータの片側に設けても良い。
本発明の実施の形態に係り、チューブポンプの正面図である。 同じく、ポンプ手段の概略構成図である。 同じく、チューブポンプの側面図である。 同じく、図3のA−A断面図であって、ピンチ状態を示す。 同じく、図3のA−A断面図であって、ピンチ解除状態を示す。 同じく、ロック手段の作動説明図であって、チューブセット状態を示す。 同じく、ロック手段の作動説明図であって、チューブ交換状態を示す。 飲食物供給装置の概略構成図である。 従来のチューブポンプの正面図である。
符号の説明
1 チューブポンプ
2 本体
3 ポンプ駆動部
4 ポンプ手段
6 ピンチ手段
11 固定ブロック
12 可動ブロック
13 ガスピンチバルブ
14 三方電磁弁
15 配管
39 手動解除ピン
T チューブ

Claims (2)

  1. 本体と、流体を充填した容器に接続する可撓性のチューブと、前記本体に保持されて前記チューブを組み付けられ、前記チューブを弾性変形させることによりポンプ動作を行うポンプ手段と、前記ポンプ手段に連結される駆動手段と、前記ポンプ手段に組み付けられたチューブを固定部材と可動部材の間で挟み込んでピンチするピンチ手段と、を備え、前記ポンプ手段が前記ポンプ動作を行うときに、前記ピンチ手段が前記チューブのピンチを解除し、前記ポンプ手段が前記ポンプ動作を行わないときに、前記ピンチ手段が前記チューブをピンチするチューブポンプにおいて、
    前記ピンチ手段が、
    前記本体が前記ポンプ手段を保持する面に配設され、前記可動部材に連結するピストンを有するエアオペレイト式の第1制御弁と、
    前記本体が前記ポンプ手段を保持する面の裏側に配設され、前記駆動流体の給排気を制御する第2制御弁と、
    前記第1制御弁と前記第2制御弁とを接続して前記駆動流体の流路を形成する配管と、を有することを特徴とするチューブポンプ。
  2. 請求項1に記載するチューブポンプにおいて、
    前記固定部材が、前記本体に回動可能に保持され、
    前記固定部材を前記可動部材との間で前記チューブを挟み込むセット位置に固定するロック手段を有することを特徴とするチューブポンプ。
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Citations (6)

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