JP2006103678A - 車輛乗員拘束システムを作動するためのセンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】センサのトリガーに影響を及ぼすパラメータの数を減少させる。
【解決手段】車輛乗員拘束システム、特に安全ベルトリトラクターの係止機構を作動するためのセンサ10において、センサ10は、慣性体18、この慣性体18が載った支承体、及び慣性体18の上側領域25に配置されたセンサレバー24を有し、センサレバー24は、慣性体18の移動によって休止位置から旋回でき、これによって車輛乗員拘束システムを作動する。休止位置にある慣性体18は、センサレバー24から隙間Sによって間隔が隔てられているか、或いは、休止位置において、センサレバーの接触面と正確に一点で接触し、前記接触面と隣接した前記センサレバーのジャケット面から間隔を隔てられている。
【選択図】図2
【解決手段】車輛乗員拘束システム、特に安全ベルトリトラクターの係止機構を作動するためのセンサ10において、センサ10は、慣性体18、この慣性体18が載った支承体、及び慣性体18の上側領域25に配置されたセンサレバー24を有し、センサレバー24は、慣性体18の移動によって休止位置から旋回でき、これによって車輛乗員拘束システムを作動する。休止位置にある慣性体18は、センサレバー24から隙間Sによって間隔が隔てられているか、或いは、休止位置において、センサレバーの接触面と正確に一点で接触し、前記接触面と隣接した前記センサレバーのジャケット面から間隔を隔てられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、車輛乗員拘束システムを作動するためのセンサに関し、更に詳細には、慣性体、この慣性体が載った支承体、及び慣性体の上側領域に配置された、慣性体の移動によって休止位置から旋回でき、これによって車輛乗員拘束システムを作動するセンサレバーを含むセンサを含む、安全ベルトリトラクターの係止機構に関する。
このような車輛慣性体センサは、例えば、ドイツ国特許第DE 298 22 10号から周知であり、安全ベルトリトラクターに組み込まれる。車輛の衝突時に、慣性体、好ましくは鋼製ボールが移動し、センサレバーを旋回させる。これによって、センサレバーに設けられた連結キャッチがブロック機構の連結歯に案内され、これは、最終的にはベルトスプールをブロックし、ベルトウェッビングが引き出されないようにする。しかしながら、センサのトリガーは、車輛の特定の斜め位置で生じる。
ドイツ国特許第DE 298 22 10号
一般的な車輛感知センサでは、センサレバーが慣性体に載止する。センサを更に正確にトリガーするため、ドイツ国特許第DE 102 27 788 A号には、慣性体用の特別の構造の接触面が開示されている。これらの接触面は、センサの上下のシェルの内側である。シェル内側の構造は、ドイツ国特許第DE 102 27 788 A号によれば、様々な種類の突出部によって提供される。例えば、センサのトリガー時のセンサの汚染の影響を減少できる。上述のようにセンサのトリガーは、勿論、多くのパラメータの影響を受ける。センサを更に正確に制御できるようにするため、摩擦や汚染等のこれらの影響を及ぼすパラメータを小さくするのが望ましい。
ドイツ国特許第DE 102 27 788 A号
従って、本発明の目的は、センサのトリガーに影響を及ぼすパラメータの数を減少することである。
これは、休止位置にある慣性体がセンサレバーから隙間によって離間された、冒頭に言及した種類のセンサで達成される。このことは、換言すると、休止位置にある慣性体がセンサレバーと接触しておらず、及び従って慣性体とセンサレバーとの間に接触点がないということを意味する。従来のセンサの摩擦の影響、詳細には、算出が困難な静的状態から摺動摩擦までの移行を、これによって、なくす。休止位置にある慣性体がセンサレバーと直接接触していないため、本発明によるセンサは、使用された材料及びこれらの材料パラメータの影響を受けず、特に塵埃の影響を受けない。表面品質の影響及びこれと関連した慣性体とセンサレバーとの間の付着の傾向もまた、もはや何の影響も及ぼさない。
一実施例では、慣性体はセンサレバーから離間されており、センサのトリガー前に、所定速度でセンサレバーに衝突し、センサレバーを旋回するように取り付けられている。従って、センサレバーは、摩擦のない衝撃によって動的に刺激される。これにより、センサを更に正確に制御できるという利点が得られる。関連した構成要素を製造するための材料の選択(通常は、鋼製の慣性体及びプラスチック製のセンサレバー)は、センサをトリガーする上で必要な質量比を確保するため、従来、制限されてきた。本発明によるセンサの動力学及び摩擦無しトリガーにより、この選択を大幅に広げることができる。
冒頭に言及した種類の、本発明による別のセンサでは、センサレバーは、接触面及びこの接触面と隣接したジャケット面を有し、慣性体はその休止位置で接触面と一点で接触し、ジャケット面から離間されている。移動後、慣性体はジャケット面に当たり、センサレバーを変位する。センサレバーと慣性体との間が線接触した、又はこれらの間に間隔が隔てられた複数の点で接触した従来技術と比較すると、この実施例では、接触点が一つしかないため、摩擦が大幅に減少する。
この実施例では、休止位置でのセンサレバーの接触面は、好ましくは実質的に水平方向に配向されており、好ましくは平らである。これにより、慣性体の移動時に、センサレバーの位置エネルギと慣性体の位置エネルギとの間の差が実質的に一定のままであるという利点が得られる。センサレバーのこの形状のため、慣性体は、先ず最初に持ち上げ作用を行わないが、ジャケット表面に衝撃を及ぼすまで速度が上昇する。このようにして、センサを動的にトリガーする全ての利点がこの実施例でも得られる。
別の実施例では、センサは、慣性体の移動の原因(減速、休止位置に関する傾斜)を取り除くと、慣性体がその休止位置に自然に戻るように設計される。従って、ベルトリトラクターの係止機構は、再び自動的に解放され、センサは車輛乗員拘束システムをいつでも再度作動できる。
慣性体はボールであってもよく、これにはこれらのボールを特に簡単に製造できるという利点がある。従来のセンサの慣性体として試行及び試験が既に行われている。
別の実施例では、慣性体は傾けることができるように取り付けられており、センサを非常に簡単に所望の通りに正確にトリガーできる。例えば慣性体の脚部幅、その重心の垂直方向位置、又は支承体の側壁の傾斜等を簡単に変化させるだけで、休止位置への傾け又は移動に決定的な影響を及ぼす。センサの形状では、「起立した人間」の機能原理、即ち慣性体をその休止位置に独立して立たせた状態を維持することだけが重要である。別の態様では、慣性体を吊り下げた状態で取り付けてもよい。
別の実施例では、慣性体は傾けることができるように取り付けられており、センサを非常に簡単に所望の通りに正確にトリガーできる。例えば慣性体の脚部幅、その重心の垂直方向位置、又は支承体の側壁の傾斜等を簡単に変化させるだけで、休止位置への傾け又は移動に決定的な影響を及ぼす。センサの形状では、「起立した人間」の機能原理、即ち慣性体をその休止位置に独立して立たせた状態を維持することだけが重要である。別の態様では、慣性体を吊り下げた状態で取り付けてもよい。
好ましくは、慣性体の重心は、垂直方向でその中心の上方にある。上側が重い種類の構造は、センサの感度を上げ、センサレバーに伝達されるインパルスを高める。
本発明によるセンサでは、上シェルをセンサレバーの部分として形成でき、これが慣性体の上側領域を取り囲む。センサレバーが載止する支承体は、下側シェルとして形成できる。これらのセンサエレメントは、慣性体であるボールと関連して良好に機能し、本発明によるセンサの形態で追加の利点を提供することがわかった。
本発明によるセンサでは、上シェルをセンサレバーの部分として形成でき、これが慣性体の上側領域を取り囲む。センサレバーが載止する支承体は、下側シェルとして形成できる。これらのセンサエレメントは、慣性体であるボールと関連して良好に機能し、本発明によるセンサの形態で追加の利点を提供することがわかった。
特定の実施例では、慣性体の休止位置では、隙間厚さは0.15mm乃至0.6mmである。このようにして、慣性体は、安全ベルトリトラクターの係止機構を動的に作動するため、衝撃前に十分な運動エネルギを受け取ることができる。
本発明のこの他の特徴及び利点は、以下の説明及び参照がなされる添付図面から明らかになるであろう。
図1には、安全ベルトリトラクターの係止機構を車輛感知トリガーするためのセンサ10が示してある。センサ10が収容された安全ベルトリトラクターのハウジングには参照番号12が付してある。概略に示す制御ディスクには参照番号14が付してあり、これには歯16が設けられている。センサは、本質的に三つの部品を含む。即ち、ボール形態の慣性体18、この慣性体18の支承体である下側シェル22を持つセンサハウジング20とも呼ばれる下センサ部品、慣性体18の上側領域25に配置されたセンサレバー24を含む。センサレバー24は、スイベルベアリング26によってセンサハウジング20に旋回可能に連結された1アームレバーとして形成されている。反対側の端部には制御キャッチ28がセンサレバー24と一体成形されている。このキャッチは、センサレバー24が上方に旋回したときに歯16と係合できる。更に、上シェル30がセンサレバー24と一体成形されており、上シェル30は慣性体18と接触しておらず、しかしながら、シェル30内に慣性体18が突出している。慣性体18は、これによって、上下のシェル22及び30間に固定される。
車輛の斜め位置即ち加速時には、シェル22、30内のボールは、速度で上シェル30に当たり、センサレバー24を変位させるため、その休止位置の外に移動でき、これによって制御キャッチ28を制御ディスク14と係合させる。これは、最終的には、ベルトリトラクターの係止機構をトリガーする。
図2の詳細断面図では、センサレバー24の上シェル30が慣性体18と接触しておらず、そのため隙間Sが存在するということが明瞭にわかる。隙間厚さ即ちセンサレバー24と慣性体18との間の最小距離をdで示す。適当なストップ(図示せず)、例えばセンサハウジングに設けられたストップにより、センサレバー24が下方に旋回して慣性体18と接触しないようにする。
図3は、本発明によるセンサの第2実施例の断面図である。慣性体18は、この実施例では、「起立した人間」の原理で、傾斜可能に取り付けられた上部が重い本体として形成されている。上部が重いということは、その重心Gが本体の水平方向中心Mよりも上にあるということを意味する。ハウジング20内に設けられた慣性体18の支承体は、上方に末広がりになった斜めの側壁を持つトラフとして形成されている。隙間の厚さには参照符号dが付してある。
車輛の加速時即ち斜め位置では、慣性体18は、その休止位置から、支承体の斜めの側壁に当たるまで慣性体18の脚部の縁部Kによって傾斜する。傾斜プロセス中、慣性体18の頭部が、センサレバー24と一体成形された上シェル30の内側に当たる。インパルスにより、センサレバー24はその休止位置から上方にスイベルベアリング26によって旋回する。これによって、制御キャッチ28が制御ディスク14の歯16と係合し、車輛乗員拘束システムを作動する。車輛の加速位置即ち斜め位置がゼロに向かって減少すると、慣性体18が休止位置に移動し、レバーセンサ24がその休止位置に戻る。
センサの作動に影響を及ぼす幾つかのパラメータを以下に詳細に論じる。
隙間厚さdは、最適の動的挙動を得るため、例えば少なくとも0.15mmでなければならない。隙間厚さdが小さいと、トリガー挙動は、既に、静的トリガー(d=0)に近づいている。隙間厚さdが大きいと、論理関数の動力学は実質的に一定のままである。
隙間厚さdは、最適の動的挙動を得るため、例えば少なくとも0.15mmでなければならない。隙間厚さdが小さいと、トリガー挙動は、既に、静的トリガー(d=0)に近づいている。隙間厚さdが大きいと、論理関数の動力学は実質的に一定のままである。
音響の観点からいうと、隙間厚さdはできるだけ大きくなければならない。最大約15Hzの低周波数範囲で刺激が加えられる場合、隙間の存在は何の影響も及ぼさない。これは、センサ全体が刺激され、最大55dBのノイズを発生するためである。約15Hzの周波数では、隙間によって音響を30dB以下に減少できる。この刺激範囲では、慣性体18だけが、センサレバー24と接触することなく且つ制御ディスク14(図1参照)の歯16に当たるように旋回することなく、音響を発生する振動を生じる。隙間が大きければ大きい程、この音響減少の効果が大きくなる。刺激周波数を予測したりこれに影響を及ぼすのは困難である。これは、舗装の品質やタイヤの種類等のファクタの大きさで決まるためである。センサ10、特に車輛の後部座席に設けられた拘束システム用のセンサ10は、乗員の耳の近くに装着されるため、音響の減少が特に重要である。
センサ10をトリガーするためには、車輛の特定の加速度(又は車輛の減速)が必要である。この値は、法律の規制内にある必要がある。センサのトリガーと車輛の加速との間の関連が隙間厚さdで決まるため、研究により約0.6mmの最大隙間厚さが求められた。本発明によるセンサでは、センサ10がトリガーされる車輛の加速度は、隙間厚さdで決定的に決まる。他方、センサ10が係止する、又は係止解除する車輛の傾きは、センサ10の上下のシェル30、22の形状で決定的に決まり、これは、加速限度値を車輛の傾きから機能的に切り離すため、全体として、特に有利である。所望のトリガー値をほぼ独立して設定できる。
概括的に述べると、慣性体18の休止位置では、隙間厚さdは、好ましくは、約0.15mm乃至約0.6mmである。音響上の理由により、センサ10は、好ましくは、隙間厚さdが約0.5mmであるように製造される。
慣性体18の摩擦を最小にすることを目的とした試験によれば、表面が非常に平滑な接着剤摺動接点(粗さが約1μm)及び表面が非常に粗い変形摺動接点(粗さが約12μm)の両方を最小にしなければならないということが示された。これに関し、5μm乃至8μmの範囲の粗さが特に有利であるということがわかった。この粗さは、特に、下側シェル22の表面に適用される。これは、センサレバー24が、特に、センサレバー24の上シェル30の形態で形成されている場合、慣性体18と僅かしか衝撃接触しないためである。
図4は、センサ10の第3実施例の詳細図である。この実施例では、センサレバー24は接触面34及びこの接触面と隣接したジャケット面36を有し、慣性体18は、その休止位置では、接触面34と正確に一点で接触しており且つジャケット面36から間隔が隔てられている。実際、材料や磨耗等に基づき、この理想的点接触は小さい表面領域であってもよい。しかしながら、この実施例の点接触は、従来技術で周知の線接触又は隣接していない複数の点での接触(又は小さな表面領域)とは明白に異なる。従来技術を図4に破線で示す。センサレバー24が慣性体18と環状の線(点線で示す)に沿って接触する。これとは対照的に、本発明によるセンサ10のセンサレバー24の接触面34は慣性体18と一つの点Aだけで接触し、その結果、慣性体18が移動したときの磨耗が減少する。
この場合には、センサレバー24の休止位置では、接触面34は実質的に水平方向に配向され、平らである。このことは、慣性体18の移動時にセンサレバー24が慣性体18に関して直ちに持ち上げられる(従来技術におけるように)のではないということを意味する。即ち慣性体18は持ち上げ作用を直ちに作用しないが、先ず最初に速度を検出する。最後に、慣性体18がジャケット面36に当たり、かくしてセンサレバー24をほとんど摩擦のない衝撃によって劇的に解放する。これにより、センサ10を非常に正確にトリガーできる。この場合には、ジャケット面36は截頭円錐形のジャケット面であり、接触面34は截頭円錐形の平らな円形の小さいベース領域である。慣性体18の所定の休止位置を形成するため、慣性体18の支承体23はシェル形状で形成しなければならない。その結果、慣性体18の移動時に支承体23はセンサレバー24とともに一度持ち上げられる。しかしながら、この実施例では、支承体23即ち下側シェル22は、平らであるように設計されているため、この影響は部分的である。
この実施例では、上シェル30及び下側シェル22は、好ましくは、摩擦を最小にするため、粗さは5μm乃至8μmである。
10 センサ
12 ハウジング
14 制御ディスク
16 歯
18 慣性体
20 センサハウジング
22 下側シェル
24 センサレバー
25 上側領域
26 スイベルベアリング
28 制御キャッチ
30 上シェル
S 隙間
12 ハウジング
14 制御ディスク
16 歯
18 慣性体
20 センサハウジング
22 下側シェル
24 センサレバー
25 上側領域
26 スイベルベアリング
28 制御キャッチ
30 上シェル
S 隙間
Claims (14)
- 安全ベルト用リトラクターの係止機構等の車輛乗員拘束システムを作動するためのセンサ(10)であって、
慣性体(18)と、
前記慣性体(18)が載置された支承体と、
前記慣性体(18)の上側領域(25)に配置され、前記慣性体(18)の移動によって休止位置から旋回することにより前記車輛乗員拘束システムを作動させるセンサレバー(24)と
を含み、
休止位置にある前記慣性体(18)は、前記センサレバー(24)から所定の間隙(S)だけ隔てられている、ことを特徴とするセンサ(10)。 - 請求項1に記載のセンサ(10)において、前記慣性体(18)は、前記センサレバー(24)から間隔を隔てられ、且つ、前記センサ(10)のトリガリングより以前に前記センサレバー(24)に所定速度で衝突して前記センサレバー(24)を旋回させるように取り付けられている、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 安全ベルト用リトラクターの係止機構等の車輛乗員拘束システムを作動するためのセンサ(10)であって、
慣性体(18)と、
前記慣性体(18)が載った支承体と、
前記慣性体(18)の上側領域(25)に配置され、前記慣性体(18)の移動によって休止位置から旋回することにより前記車輛乗員拘束システムを作動させるセンサレバー(24)と
を含み、
前記センサレバー(24)は、接触面(34)及びこの接触面(34)と隣接したジャケット面(36)を有し、休止位置にある前記慣性体(18)は、前記接触面(34)と一点で接触しており且つ前記ジャケット面(36)から間隔が隔てられており、前記慣性体(18)は、移動後、前記センサレバー(24)を変位するため、前記ジャケット面(36)に当接する、ことを特徴とするセンサ(10)。 - 請求項3に記載のセンサ(10)において、休止位置にある前記センサレバー(24)の前記接触面(34)は実質的に水平方向に配向されており、平坦である、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のセンサ(10)において、前記センサ(10)は、前記慣性体(18)を移動させる原因が取り除かれた後、前記慣性体(18)がその休止位置に自然に移動する、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載のセンサ(10)において、前記慣性体(18)はボールである、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載のセンサ(10)において、前記慣性体(18)は傾斜可能であるように取り付けられている、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載のセンサ(10)において、前記慣性体(18)の重心は、垂直方向中心の上方にある、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載のセンサ(10)において、上シェル(30)が前記センサレバー(24)の部分として設けられている、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 請求項9に記載のセンサ(10)において、前記上シェル(30)が前記慣性体(18)の前記上側領域(25)を取り囲んでいる、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 請求項9又は10に記載のセンサ(10)において、前記上シェル(30)の粗さは5μm乃至8μmの範囲内にある、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 請求項1乃至11のうちのいずれか一項に記載のセンサ(10)において、前記センサレバー(24)が載止した支承体は、下側シェル(22)として形成されている、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 請求項12に記載のセンサ(10)において、前記下側シェル(22)の粗さは5μm乃至8μmの範囲内にある、ことを特徴とするセンサ(10)。
- 請求項1又は2に記載のセンサ(10)において、前記慣性体(18)の休止位置では、隙間厚さ(d)は0.15mm乃至0.6mmである、ことを特徴とするセンサ(10)。
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