JP2006103653A - 自動車に装着されているタイヤの破壊方法および装置 - Google Patents

自動車に装着されているタイヤの破壊方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検問時に一旦停車させた被検問車両が急発進することを防止し、検問時の人身事故や事件を未然に防止する。
【解決手段】自動車に装着されているタイヤを破壊する方法において、前記自動車の駆動手段によってタイヤが回転することにより、当該タイヤが利器に押圧し、前記タイヤを破壊する。
これにより、被検問車両が急発進してもタイヤが破壊され、更なる進行は抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車に装着されているタイヤを破壊する方法および装置に関するものである。
警察官が各種検問を実行するために、走行中の自動車を停止させて運転手と会話をしたり、車内を検索することは周知である。
また、警察官が前記自動車を停止させている間に、運転手が逃走等を目的として当該警察官の意に反して自動車を急発進させ、結果として当該警察官を負傷させたり場合によっては死に到らしめることもある。
特に運転手が薬物中毒のような場合には、特にこの傾向が強く、重大事故を招くことも散見される。
セルフサービスの駐車場には、自動車が所定の位置に停止すると自動的にタイヤ移動阻止装置が作動し、そのままでは駐車中の自動車を発進させようとしてもそれを阻止する装置も周知である。
なお、運転手等が所定の金員を投入すると前記タイヤ移動阻止装置はタイヤを開放すような構成となっている。
発明が解決しようとする課題
前述のように、警官が検問を行う際に被検問車両が突然急発進して生じる事故や事件を防止するために、所謂車止めを利用することが考えられるが、一般的な車止めでは、高出力の自動車であるとそれを容易に乗り越える虞があるので、かかる暴走車を確実に停止させる装置が求められていた。
本発明は、かかる要望に応えるものであって、被検問車両が急発進した場合にそのタイヤを破壊(パンクやバースト)して、当該車両の進行を阻止し、人命に関わる事故や事件を未然に防止せんとするものである。
課題を解決するための手段
第1の発明は、自動車に装着されているタイヤを破壊する方法において、前記自動車の駆動手段によってタイヤが回転することにより、当該タイヤが利器に押圧し、前記タイヤを破壊するものである。
本発明は、自動車の駆動手段によってタイヤが回転することにより、当該タイヤが利器に押圧し、前記タイヤを破壊するものであるので、検問時に被検問車両のタイヤの走行位置に前記利器を位置させると、当該車両が突然発進してもタイヤが前記利器を踏みつけて破壊され、それ以上の走行は抑制されることになる。
第2の発明は、第1の発明を前提とし、利器を、タイヤの回転方向の前後に位置させることを特徴とするタイヤ破壊方法である。
本発明では、利器をタイヤの回転方向の前後に位置させるので、被検問車両が前進しても後退してもタイヤは利器によって破壊されその走行はより確実に抑制されることになる。
第3の発明は、自動車に装着されているタイヤを破壊する装置において、タイヤを破壊するための利器と、当該利器を保持する保持台とよりなり、自動車の駆動手段によってタイヤが回転することにより、当該タイヤが前記利器に押圧されることによって、前記タイヤが破壊されることを特徴とするものである。
本発明では、タイヤを破壊するための利器と、当該利器を保持する保持台とよりなり、自動車の駆動手段によってタイヤが回転することにより、当該タイヤが前記利器に押圧されることによって、前記タイヤが破壊されるので、検問時に被検問車両のタイヤの走行位置に前記利器を位置させると、当該車両が突然発進してもタイヤが前記利器を踏みつけて破壊され、それ以上の走行は抑制されることになる。
第4の発明は、第3の発明を前提とし、利器は保持台に着脱可能に保持され、利器がタイヤに突入することによって当該利器は前記保持台から離脱され、当該タイヤに残留するように構成されているものである。
本発明では、利器がタイヤに突入することによって当該利器は前記保持台から離脱され、当該タイヤに残留するので、車両が走行を強行してもタイヤに利器が突入したままの状態で走行することになり、タイヤは確実に破壊されることになる。
第5の発明は、第3もしくは第4の発明を前提とし、利器は軟質のカバーにて囲繞されているタイヤ破壊装置である。
本発明では、利器は軟質のカバーにて囲繞されているので、人体が誤って前記利器に接触するような状態が生じても、前記カバーにて人体が直接利器と接触するが防止され、怪我をすることがない。
第6の発明は、第5の発明を前提とし、軟質のカバーは、タイヤが利器の尖端に対向する方向から押圧されることにより、当該利器の尖端によって破断され、前記利器は前記カバーの破断部を通過してタイヤに突入するように構成されているタイヤ破壊装置である。
本発明では、軟質のカバーは、タイヤが利器の尖端に対向する方向から押圧されることにより、当該利器の尖端によって破断され、前記利器は前記カバーの破断部を通過してタイヤに突入するように構成されているので、タイヤが利器を踏みつけると前記カバーが破断され、当該タイヤは前記利器にて破壊されることになる。
第7の発明は、第6の発明を前提とし、軟質のカバーは、人体が利器の尖端に対抗する方向からその体重によって押圧されても、当該利器の尖端によって破断されないように構成されているタイヤ破壊装置である。
本発明では、軟質のカバーは、人体が利器の尖端に対抗する方向からその体重によって押圧されても、当該利器の尖端によって破断されないように構成されているので、人間が誤って前記利器を踏みつけても利器の尖端が人体に到達することがなく、安全である。
第8の発明は第3ないし第7のいずれかの発明を前提とし、利器は金属で形成され、保持台は合成樹脂で形成され、カバーはゴムにて形成されているタイヤ破壊装置。
本発明では、利器は金属で形成されているのでタイヤを確実に破壊することができ、また、保持台は合成樹脂で形成されているので、タイヤがそれを踏みつけた際にあらぬ方向に飛翔して人体などに当接しても深刻な傷害を与えず、さらに、カバーはゴムにて形成されているので、人体に直接接触しても傷害を与えることはない。
第9の発明は、第3ないし第8のいずれかの発明を前提とし、利器は矢尻状を呈しているタイヤ破壊装置である。
本発明では、利器は矢尻状を呈しているので、当該利器がタイヤに刺さった状態で容易に抜去されることはなく、確実にタイヤを破壊することが可能となる。
第10の発明は、第3ないし第9のいずれかの発明を前提とし、頂部が鋭角の三角形状を呈している利器が複数個設けられ、当該利器は頂部が相互に接触するも基部は離間し、利器間に、当該利器がタイヤに突入した際にタイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を排出するための通気孔が設けられているタイヤ破壊装置である。
本発明では、利器がタイヤに突入した際にタイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を排出するための通気孔が設けられているので、利器がタイヤに突入しただけではタイヤ内の空気が排出され難いような場合であっても、通気孔を通してタイヤ内の空気が容易に外部に排出され、短時間で確実にタイヤをパンクさせることが可能となる。
第11の発明は、第3ないし第9のいずれかの発明を前提とし、利器は扁平な形状を呈し、扁平な側壁には、当該利器がタイヤに突入した際に、タイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を排出するための通気溝が設けられているタイヤ破壊装置である。
本発明では、タイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を外部に排出するための通気溝が設けられているので、利器がタイヤに突入しただけではタイヤ内の空気が排出され難いような場合であっても、通気溝を通してタイヤ内の空気が容易に排出され、短時間で確実にタイヤをパンクさせることが可能となる。
第12の発明は、第3ないし第9のいずれかの発明を前提とし、利器は管状を呈し、当該利器がタイヤに突入した際に、タイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を排出するための通気路が設けられているタイヤ破壊装置である。
本発明では、利器は中空状を呈し、タイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を外部に排出するための通気路が設けられているので、例えば一般的な釘のように中実状の利器がタイヤに突入し、タイヤ内の空気が排出され難いような場合であっても、通気溝を通してタイヤ内の空気が容易に排出され、短時間で確実にタイヤをパンクさせることが可能となる。
第13の発明は、第12の発明を前提とし、利器の尖端面は注射針の尖端と同様に、その延在方向と交差するように鋭利に形成されているタイヤ破壊装置である。
本発明では、利器の尖端面は、注射針の尖端と同様に、その延在方向と交差するように鋭利に形成されているので、タイヤに容易に突入することが可能である。
第14の発明は、第13の発明を前提とし、利器の周囲に凹凸が形成されているタイヤ破壊装置である。
本発明では、利器の周囲に凹凸が形成されているので、タイヤに突入した利器は当該凹凸部がタイヤの断面に食い込み、タイヤが回転を続けても当該利器はタイヤから抜去されることがなく、利器がタイヤに突入された状態が確実に維持される。
第15の発明は、第14の発明を前提とし、利器の基部に拡開部が形成されているタイヤ破壊装置である。
本発明では、利器の基部に拡開部が形成されているので、タイヤに突入した利器は拡開部で停止し、それ以上はタイヤには進入せず、利器が完全にタイヤの空洞部内に埋没することはない。
もし、利器が完全にタイヤを通過してタイヤ内に抜けタイヤの空洞部に埋没してしまうと、利器によって一旦タイヤに穿設された穿孔が目詰まりを起こし。タイヤ内の空気が容易に外部に排出されないこととなる。
第16の発明は、前記第5ないし第15のいずれかの発明を前提とし、カバーは三角筒を呈し、当該三角筒の一側面に保持台が装着され、当該保持台に利器の基部が装着されており、前記利器の尖端は、三角筒の保持台が装着されている側面に対向する稜線の方向を向いている破壊装置である。
本発明では、カバーは三角筒を呈し、当該三角筒の一側面に保持台が装着され、当該保持台に利器の基部が装着されており、前記利器の尖端は、三角筒の保持台が装着されている側面に対向する稜線の方向を向いているので、地上に利器を設置する際、前記稜線が上となる姿勢で設置すると、前記利器によって容易にタイヤが破壊されることになる。
第17の発明は、第3ないし第16のいずれかの発明を前提として、一対の支持桿が設けられており、当該支持桿の自由端部近傍に夫々利器が装着され、当該支持桿は基端部近傍がスライダに装着され、当該スライダは支柱に摺動自在に装着されており、前記利器が相互に連携してタイヤの回転方向の前後に位置するように構成されているタイヤ破壊装置である。
本発明では、一対の支持桿が設けられ、当該支持桿の自由端部近傍に夫々利器が装着され、当該支持桿は基端部近傍がスライダに装着され、当該スライダは支柱に摺動自在に装着されており、前記利器が相互に連携してタイヤの回転方向の前後に位置するように構成されているので、少なくとも2個の利器がセットで備えられていることになり、タイヤの回転方向の前後に前記利器を短時間で設置することができる。
第18の発明は、第17の発明を前提として、スライダを下方に移動させることによって、両利器が離間するように構成されているタイヤ破壊装置である。
本発明では、スライダを下方に移動させることによって、両利器が離間するように構成されているので、タイヤの大小に合わせて両利器の間隔を容易に調整することができる。
第19の発明は、第2ないし第16のいずれかの発明を前提とし、節度的に伸縮する伸縮本体の先端部に支持桿が設けられ、当該支持桿の自由端部近傍に利器が装着されているタイヤ破壊装置である。
本発明では、節度的に伸縮する伸縮本体の尖端部に支持桿が設けられ、当該支持桿の自由端部近傍に利器が装着されているので、前記利器をタイヤの前方に素早く位置させることができ、とっさの場合にも対応が可能となる。
第20の発明は、第19の発明を前提とし、利器は支持桿の先端部に少なくとも複数個設けられ、前記利器が相互に連携してタイヤの回転方向の前後に位置するように構成されているタイヤ破壊装置である。
本発明では、前記利器が相互に連携してタイヤの回転方向の前後に位置するように構成されているので、複数の利器がセットで備えられていることになり、タイヤの回転方向の前後に前記利器を短時間で設置することができる。
図面に従いタイヤ破壊装置について説明する。
図1はタイヤ破壊装置の外観斜視図、図2は利器と保持台の斜視図、図3はタイヤ破壊装置の縦断面図、図4はタイヤ破壊装置にて破壊中のタイヤの縦断面図、図5は利器が離脱した状態のタイヤ破壊装置の縦断面図、図6は複数のタイヤ破壊装置が連携して備えられた装置の斜視図、図7は図6とは異なる態様の複数のタイヤ破壊装置が連携して備えられた装置の斜視図、図8は図7の支持桿の横断面図、図9は図8の部分横断面図、図10は矢尻形の利器の正面図、図11は矢尻形の利器の平面図、図12は三角錐形の利器の正面図、図13は三角錐形の利器の平面図、図14は注射針形の利器の正面図、図15は注射針形の利器の側面図、図16は複数の注射針形の利器の正面図そして図17は複数の注射針形の利器の平面図である。
これらの図において、1は厚さが10mm程度のプラスチック製もしくは比較的高密度の発泡プラスチック(例えば発泡ウレタン)の矩形の保持台で、その中央部に矢尻状の利器(突起物)2の基部が着脱可能に保持されている。
また、保持台1と利器2を全体的に囲繞するように、軟質のゴム製のカバー3が装着されている。
前記カバー3は三角筒状を呈し、当該三角筒の一側面に保持台1が装着され、当該保持台1に利器2の基部が装着されており、前記利器2の尖端は、三角筒の保持台1が装着されている側面に対向する稜線の方向を向いている。
前記カバー3は三角筒状を呈しているために、内部に空間4が形成されている。
なお、保持台1は必ずしもプラスチックでなくともよく、金属で形成することも可能であり、また利器2も必ずしも金属でなくともセラミックでもよい。さらにカバーはゴムでなくとのもよく、発泡スチロールなどの軟質のプラスチックやスポンジで形成することも可能である。
タイヤ5が利器2を踏みつけると、図4に示すように、先ずカバー3の上部が変形し、タイヤ5が利器2の尖端(上端)に対向する方向から押圧され、カバー3は利器2の尖端によって破断され、前記利器2は前記カバー3の破断部を通過してタイヤ5に突入し当該タイヤ5は破壊されることになる。
なお、カバー3が人体が利器2の尖端に対抗する方向からその体重によって押圧されても、当該利器2の尖端によって破断されないように構成されていると、人間が誤って前記利器2を踏みつけても利器2の尖端が人体に到達することがなく、安全である。
また、タイヤ5に突入し刺さった利器2は、図5に示すように保持台1から抜去されてタイヤ5側に残留し(矢印A参照)、そのままタイヤ5が回転すると利器2よる破壊はより一層進行することになる。
なお、利器2の扁平な側壁には、当該利器がタイヤ5に突入した際に、タイヤ5の内部と外部を連通してタイヤ5内の空気を排出するための通気溝9が削設されている。
かように、タイヤ5の内部と外部を連通してタイヤ5内の空気を外部に排出するための通気溝9が削設されていると、通気溝の存在しない利器がタイヤに突入しただけではタイヤ内の空気が排出され難いような場合であっても、通気溝9を通してタイヤ5内の空気が容易に排出され、短時間で確実にタイヤをパンクさせることが可能となる。
次いで、図6について説明すると、鉛直方向に延在する支柱6が設けられ、当該支柱6にスライダ8が摺動自在に装着され、当該スライダ7に2本一対の支持桿8の基端部が接続され、当該支持桿8の自由端部に夫々利器2の保持台1が装着されている。
そして、スライダ7を上下方向(矢印B参照)に移動させることによって、両利器2が接近離間(矢印C参照)することになる。
従って、タイヤ5の大小に合わせて両利器2の間隔を容易に調整することができる。
次に、図7ないし図9に従い、図6に示す実施の態様とは異なる他の実施の態様について説明する。
なお、図7においては利器2についての図示は省略する。
保持桿は、辺の寸法の異なる3本の金属製の外筒10、中筒11、内筒13が相互に摺動自在に装着されて形成されており、中筒の相互に対向する一対の側壁に長孔12、15が削設されており、外筒10の内壁の一部と内筒13の外壁の一部に、前記長孔12、15に嵌合しかつ摺動自在な摺動ピン16、14が固設されている。
従って、外筒10、中筒11、内筒13は、外筒10の内方向に突出する摺動ピン16が中筒11の一方の長孔12に嵌合し、内筒13の外方向に突出する摺動ピン14が中筒11の他方の長孔15に嵌合して、相互に摺動自在に組み立てられることになる。
なお、支持桿8、8の基端部は内筒13の先端部に折曲自在に装着されており、利器2を収納する場合には、前記支持桿8、8を、図7では支持桿8、8の基端部近傍(内筒13との接続部近傍)を支点として上方に折曲させ、外筒10の側方に当該外筒10と平行となるように位置させることが可能となるように構成されており、収納時には全体としてコンパクトになる。
かように中筒11の対向する一対の側面に長孔12、15を穿設する場合、例えばフライス盤やレーザービーム加工機によって両長孔12、15を略同時に一気に加工することができ、個別に長孔を加工する場合に比べ加工コストが安価となる。
本実施の形態ではかように構成されているので、警察官が外筒11を把持して利器2が装着されている支持桿8、8を、停止を命じた車両のタイヤの側方に向けて押し出すと、中筒11、内筒13および利器2が装着されている支持桿8、8が節度的に延出し、前記利器2が所定の位置にすばやく到達することになる。
なお、この際、利器2は内筒13の延長上にのみ設けておき、よりすばやく対応できるように構成してもよい。
また、利器2、2と支持桿8、8のみにて構成し、私有地への無断駐車への制裁用の装置としても利用することが可能となる。
即ち、無断駐車に対して当該装置をタイヤに固定しておけば、当該車両の運転手が車両を発進させることによって、自らが自動車をパンクさせることになり、以後当該場所に無断駐車をすることがなくなることが期待できる。
次に、図10、図11に従い前記矢尻形の利器2について若干説明を加えるを、利器2は最大厚さが3〜7mm程度、幅が20〜40mm程度、高さが30〜50mm程度、表裏に形成されている通気溝9、9の幅と深さは夫々1〜2mm程度が適当で、材質は硬質のステンレスでもよいが、鋼で形成し、形成後に焼入れをすることが望ましい。
なお、寸法や材質、熱処理については必ずしも上記のように構成する必要はなく、事情に応じて適宜選択できるものである。
次に、図12、図13に従い、三角錐形の利器22について説明すると、頂部が鋭角の三角形状を呈している利器22、22が保持台1に2個設けられ、当該利器22、22は頂部が相互に接触するも基部は離間し、利器間に、当該利器22、22がタイヤ5に突入した際にタイヤ5の内部と外部を連通してタイヤ5内の空気を排出するための通気孔17が設けられている。
従って、利器22、22がタイヤ5に突入した際に、通気孔17を通してタイヤ5内の空気が容易に外部に排出され、短時間で確実に当該タイヤ5をパンクさせることが可能となる。
次に、図14、図15に従い注射針形の利器21について説明すると、利器21は直径が5〜15mm程度、高さが30〜60mm程度の管状を呈しており、その基部19はその上部よりもその直径が2〜3mm程度拡開されている。
材質は硬質のステンレスパイプでもよいが、鋼で形成し、形成後に焼入れをすることが望ましい。
当該利器21は中空であるので、タイヤ5に突入した際に、タイヤ5の内部と外部を連通してタイヤ5内の空気を排出するための通気路23が設けられていることになる。
前記利器21の尖端面18は注射針の尖端と同様に、その延在方向と交差するように鋭利に形成されており、当該利器21の中央部近傍の周囲に、深さが0.5mm程度で幅が1mm程度の溝20、20が削設されている。
なお、寸法や材質、熱処理については必ずしも上記のように構成する必要はなく、事情に応じて適宜選択できるものである。
かように、利器21の周囲に溝20、20が形成されていると、タイヤ5に突入した利器21は前記溝20、20がタイヤ5の断面に食い込み、タイヤ5が回転を続けても当該利器21はタイヤ5から抜去されることがなく、利器21がタイヤ5に突入された状態が確実に維持される。
また、利器21の基部に拡開部19が形成されているので、タイヤに突入した利器は拡開部で停止し、それ以上はタイヤ5には進入せず、利器21が完全にタイヤ5の空洞部内に埋没することはない。
もし、利器21が完全にタイヤ5を貫通してタイヤ内に抜けタイヤの空洞部に埋没してしまうと、利器によって一旦タイヤに穿設された貫通孔が目詰まりを起こし、タイヤ5内の空気が容易に外部に排出されないこととなる。
更に、利器21の内部が研磨されていると、利器21に突入した際に通気路23内に切り取られるタイヤ5の破片は、基部19からスムーズに排出されることになる。
図16、図17は前記利器21、21が支持台1に2本立設されている実施の形態を表している。
かように、利器21を支持台1に複数本立設すると、空気の排出能力が高まり、より短時間でタイヤ5をパンクさせることが可能となる。
発明の効果
第1の発明は、自動車の駆動手段によってタイヤが回転することにより、当該タイヤが利器に押圧し、前記タイヤを破壊するものであるので、検問時に被検問車両のタイヤの走行位置に前記利器を位置させると、当該車両が突然発進してもタイヤが前記利器を踏みつけて破壊され、それ以上の走行は抑制されることになる。
従って、従来発生していた人身事故や事件を完全に防止することができる。
第2の発明では、利器をタイヤの回転方向の前後に位置させるので、被検問車両が前進しても後退してもタイヤは利器によって破壊されその走行はより確実に抑制されることになる。
第3の発明では、タイヤを破壊するための利器と、当該利器を保持する保持台とよりなり、自動車の駆動手段によってタイヤが回転することにより、当該タイヤが前記利器に押圧されることによって、前記タイヤが破壊されるので、検問時に被検問車両のタイヤの走行位置に前記利器を位置させると、当該車両が突然発進してもタイヤが前記利器を踏みつけて破壊され、それ以上の走行は抑制されることになる。
第4の発明では、利器がタイヤに突入することによって当該利器は前記保持台から離脱され、当該タイヤに残留するので、車両が走行を強行してもタイヤに利器が突入したままの状態で走行することになり、タイヤは確実に破壊されることになる。
第5の発明では、利器は軟質のカバーにて囲繞されているので、人体が誤って前記利器に接触するような状態が生じたとしても、前記カバーにて人体が直接利器と接触するが防止され、怪我をすることがない。
第6の発明では、軟質のカバーは、タイヤが利器の尖端に対向する方向から押圧されることにより、当該利器の尖端によって破断され、前記利器は前記カバーの破断部を通過してタイヤに突入するように構成されているので、タイヤが利器を踏みつけると前記カバーが破断され、当該タイヤは前記利器にて破壊されることになる。
第7の発明では、軟質のカバーは、人体が利器の尖端に対抗する方向からその体重によって押圧されても、当該利器の尖端によっては破断されないように構成されているので、人間が誤って前記利器を踏みつけても利器の尖端が人体に到達することがなく、安全である。
第8の発明では、利器は金属で形成されているのでタイヤをより確実に破壊することができ、また、保持台は合成樹脂で形成されているので、タイヤがそれを踏みつけた際にあらぬ方向に飛翔して人体などに当接しても深刻な傷害を与えず、さらに、カバーはゴムにて形成されているので、人体に直接接触しても傷害を与えることはない。
第9の発明では、利器は矢尻状を呈しているので、当該利器がタイヤに刺さった状態で容易に抜去されることはなく、確実にタイヤを破壊することが可能となる。
第10の発明では、利器がタイヤに突入した際にタイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を排出するための通気孔が設けられているので、利器がタイヤに突入しただけではタイヤ内の空気が排出され難いような場合であっても、通気孔を通してタイヤ内の空気が容易に外部に排出され、短時間で確実にタイヤをパンクさせることが可能となる。
第11の発明では、タイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を外部に排出するための通気溝が設けられているので、利器がタイヤに突入しただけではタイヤ内の空気が排出され難いような場合であっても、通気溝を通してタイヤ内の空気が容易に排出され、短時間で確実にタイヤをパンクさせることが可能となる。
第12の発明では、利器は中空状を呈し、タイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を外部に排出するための通気路が設けられているので、例えば一般的な釘のように中実状の利器がタイヤに突入し、タイヤ内の空気が排出され難いような場合であっても、通気溝を通してタイヤ内の空気が容易に排出され、短時間で確実にタイヤをパンクさせることが可能となる。
第13の発明では、利器の尖端面は、注射針の尖端と同様に、その延在方向と交差するように鋭利に形成されているので、タイヤに容易に突入することが可能である。
第14の発明では、利器の周囲に凹凸が形成されているので、タイヤに突入した利器は当該凹凸部がタイヤの断面に食い込み、タイヤが回転を続けても当該利器はタイヤから抜去されることがなく、利器がタイヤに突入された状態が確実に維持される。
第15の発明では、利器の基部に拡開部が形成されているので、タイヤに突入した利器は拡開部で停止し、それ以上はタイヤには進入せず、利器が完全にタイヤの空洞部内に埋没することはない。
第16の発明では、カバーは三角筒を呈し、当該三角筒の一側面に保持台が装着され、当該保持台に利器の基部が装着され、前記利器の尖端は、三角筒の保持台が装着されている側面に対向する稜線の方向を向いているので、地上に利器を設置する際、前記稜線が上となる姿勢で設置すると、前記利器によって容易にタイヤが破壊されることになる。
第17の発明では、一対の支持桿が設けられ、当該支持桿の自由端部近傍に夫々利器が装着され、当該支持桿は基端部近傍がスライダに装着され、当該スライダは支柱に摺動自在に装着されており、前記利器が相互に連携してタイヤの回転方向の前後に位置するように構成されているので、少なくとも2個の利器がセットで備えられていることになり、タイヤの回転方向の前後に前記利器を短時間で設置することができる。
第18の発明では、スライダを下方に移動させることによって、両利器が離間するように構成されているので、タイヤの大小に合わせて両利器の間隔を容易に調整することができる。
第19の発明では、節度的に伸縮する伸縮本体の尖端部に支持桿が設けられ、当該支持桿の自由端部近傍に利器が装着されているので、前記利器をタイヤの前方に素早く位置させることができ、とっさの場合にも対応が可能となる。
第20の発明では、前記利器が相互に連携してタイヤの回転方向の前後に位置するように構成されているので、複数の利器がセットで備えられていることになり、タイヤの回転方向の前後に前記利器を短時間で設置することができる。
本発明の実施の形態の外観斜視図である。 本発明の実施の形態の内部の斜視図である。 本発明の実施の形態の縦断面図である。 本発明の実施の形態の、図3とは異なる状態の縦断面図である。 本発明の実施の形態の、図3、図4とは異なる状態の縦断面図である。 本発明の他の実施の形態の外観斜視図である。 本発明の実施の形態の、図6とは異なる態様の外観斜視図である。 本発明の実施の形態の、図7の支持桿の横断面図である。 本発明の実施の形態の、図8の部分横断面図である。 本発明の実施の形態の、矢尻形の利器の正面図である。 本発明の実施の形態の、矢尻形の利器の平面図である。 本発明の実施の形態の、三角錐形の利器の正面図である。 本発明の実施の形態の、三角錐形の利器の平面図である。 本発明の実施の形態の、注射針形の利器の正面図である。 本発明の実施の形態の、注射針形の利器の側面図である。 本発明の実施の形態の、複数の注射針形の利器の正面図である。 本発明の実施の形態の、複数の注射針形の利器の平面図である。
符号の説明
1 支持台
2 利器
3 カバー
4 空間
5 タイヤ
6 支柱
7 スライダ
8 支持桿
9 通気溝
10 外筒
11 中筒
12 長孔
13 内筒
14 摺動ピン
15 長孔
16 摺動ピン
17 通気孔
18 尖端面
19 拡開部(基部)
20 溝
21 利器
22 利器
23 通気路

Claims (20)

  1. 自動車に装着されているタイヤを破壊する方法において、前記自動車の駆動手段によってタイヤが回転することにより、当該タイヤが利器に押圧し、前記タイヤを破壊するタイヤ破壊方法。
  2. 利器を、タイヤの回転方向の前後に位置させることを特徴とする請求項1記載のタイヤ破壊方法。
  3. 自動車に装着されているタイヤを破壊する装置において、タイヤを破壊するための利器と、当該利器を保持する保持台とよりなり、前記自動車の駆動手段によってタイヤが回転することにより、当該タイヤが前記利器に押圧されることによって、前記タイヤが破壊されることを特徴とするタイヤ破壊装置。
  4. 利器は保持台に着脱可能に保持され、利器がタイヤに突入することによって当該利器は前記保持台から離脱され、当該タイヤに残留するように構成されている請求項3記載のタイヤ破壊装置。
  5. 利器は軟質のカバーにて囲繞されている請求項3もしくは請求項4記載のタイヤ破壊装置。
  6. 軟質のカバーは、タイヤが利器の尖端に対向する方向から押圧されることにより、当該利器の尖端によって破断され、前記利器は前記カバーの破断部を通過してタイヤに突入するように構成されている請求項5記載のタイヤ破壊装置。
  7. 軟質のカバーは、人体が利器の尖端に対抗する方向からその体重によって押圧されても、当該利器の尖端によって破断されないように構成されている請求項6記載のタイヤ破壊装置。
  8. 利器は金属で形成され、保持台は合成樹脂で形成され、カバーはゴムにて形成されている請求項3ないし請求項7のいずれかに記載のタイヤ破壊装置。
  9. 利器は矢尻状を呈している請求項3ないし請求項8のいずれかに記載のタイヤ破壊装置。
  10. 頂部が鋭角の三角形状を呈している利器が複数個設けられ、当該利器は頂部が相互に接触するも基部は離間し、利器間に、当該利器がタイヤに突入した際にタイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を排出するための通気孔が設けられている請求項3ないし請求項9のいずれかに記載のタイヤ破壊装置。
  11. 利器は扁平な形状を呈し、扁平な側壁には、当該利器がタイヤに突入した際に、タイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を排出するための通気溝が設けられている請求項3ないし請求項9のいずれかに記載のタイヤ破壊装置。
  12. 利器は管状を呈し、当該利器がタイヤに突入した際に、タイヤの内部と外部を連通してタイヤ内の空気を排出するための通気路が設けられている請求項3ないし請求項9のいずれかに記載のタイヤ破壊装置。
  13. 利器の尖端面は注射針の尖端と同様に、その延在方向と交差すように鋭利に形成されている請求項12記載のタイヤ破壊装置。
  14. 利器の周囲に凹凸が形成されている請求項12もしくは請求項13記載のタイヤ破壊装置。
  15. 利器の基部に拡開部が形成されている請求項12ないし請求項14のいずれかに記載のタイヤ破壊装置。
  16. カバーは三角筒を呈し、当該三角筒の一側面に保持台が装着され、当該保持台に利器の基部が装着されており、前記利器の尖端は、三角筒の保持台が装着されている側面に対向する稜線の方向を向いている請求項5ないし請求項15のいずれかに記載のタイヤ破壊装置。
  17. 一対の支持桿が設けられ、当該支持桿の自由端部近傍に夫々利器が装着され、当該支持桿は基端部近傍がスライダに装着され、当該スライダは支柱に摺動自在に装着されており、前記利器が相互に連携してタイヤの回転方向の前後に位置するように構成されている請求項3ないし請求項16のいずれかに記載のタイヤ破壊装置。
  18. スライダを下方に移動させることによって、両利器が離間するように構成されている請求項17記載のタイヤ破壊装置。
  19. 節度的に伸縮する伸縮本体の先端部に支持桿が設けられ、当該支持桿の自由端部近傍に利器が装着されている請求項3ないし請求項16のいずれかに記載のタイヤ破壊装置。
  20. 利器は支持桿の先端部に少なくとも複数個設けられ、前記利器が相互に連携してタイヤの回転方向の前後に位置するように構成されている請求項19記載のタイヤ破壊装置。
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