JP2006103508A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006103508A
JP2006103508A JP2004292940A JP2004292940A JP2006103508A JP 2006103508 A JP2006103508 A JP 2006103508A JP 2004292940 A JP2004292940 A JP 2004292940A JP 2004292940 A JP2004292940 A JP 2004292940A JP 2006103508 A JP2006103508 A JP 2006103508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
display
background
half mirror
speedometer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004292940A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Ishihara
幸雄 石原
Akihiro Takahashi
明広 高橋
Masahiro Takamatsu
昌博 高松
Takahiro Ishiyama
貴宏 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004292940A priority Critical patent/JP2006103508A/ja
Publication of JP2006103508A publication Critical patent/JP2006103508A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Indicating Measured Values (AREA)

Abstract

【課題】 第2の表示板の構成に工夫を凝らして、コスト上昇を抑制しつつ背景表示の虚像の見映えを斬新なものとすることのできる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】 背景板12を透光性材料から板状に形成し、そのハーフミラー10と反対側の表面12bに、発光ダイオード14からの光をハーフミラー10に向けて反射する凹部12cを四角錐状に設けた。虚像として視認される凹部12cは、四角錐の4本の稜線が一際明るく視認され立体的な見映え、すなわち、あたかも夜空の星が瞬いているかのように見える。また、従来の車両用表示装置における第2の表示板へのカラー印刷は不要となる。これにより、コスト上昇を抑制しつつ、斬新な見映えの速度計100を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両、たとえば自動車等に搭載されて各種情報を表示する車両用表示装置に関するものである。
従来の車両用表示装置として、たとえば、第1の表示板に第1の光源からの光を利用して車両情報を表示する第1表示手段と、第2の表示板に第2の光源からの光を利用して前記車両情報の背景を表示する第2表示手段と、第1の表示板と第2の表示板との間に設けられ車両情報と背景のどちらか一方を実像で他方を虚像で表示するハーフミラーとを備え、第2の表示板に表示される背景は星空をイメージした表示であるように構成としたものがある(特許文献1参照)。
この従来の車両用表示装置では、運転者は、ハーフミラーを透過して第1表示手段の第1の表示板に表示される車両情報の実像を視認すると同時に、それに重ねてハーフミラー上に結像した第2表示手段の第2の表示板に表示される背景の反射虚像を視認する。これにより、車両情報表示に宇宙的な広がり感を持たせ運転者に斬新な印象を与えることを狙っている。
なお、上述の従来の車両用表示装置では、第2の表示板に表示される星空をイメージした背景表示は、透光性材質からなる第2の表示板にカラー印刷を施して形成され、第2の表示板の背後に配置された第2の光源により透過照明されている。
また、第2の表示板の背後には、第2の光源が発する光を拡散させて第2の表示板の全域を一様な明るさで照明するための導光板が配置されている。
特開平9−288457号公報
上述した、特許文献1に記載される車両用表示装置において、第2の表示板にカラー印刷により施された星空をイメージした背景は、たとえば星空が黒色あるいは濃青色に着色され、星は未着色状態、つまり透明状態となっている。
この場合、星は、第2の光源の発光色で発光表示されるが、光拡散効果を発揮する導光板を介して透過照明されるので星の形状全体が均一な明るさの見映えとなる。すなわち、実物の星が夜空で瞬くような見映えとは程遠い、面白味に欠ける見映えとなってしまう。
また、上述した、特許文献1に記載される車両用表示装置では、車両用表示装置の製造過程において、第2の表示板にカラー印刷を施す工程が必要であり工数が増えてコストが増大する。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、第2の表示板に形成される背景表示の構成に工夫を凝らして、コスト上昇を抑制しつつ背景表示の虚像の見映えを斬新なものとすることのできる車両用表示装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為に、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の車両用表示装置では、第1表示板に第1光源からの光を利用して車両情報を表示する第1表示手段と、第2表示板に第2光源からの光を利用して車両情報の背景を表示する第2表示手段と、第1表示板と第2表示板との間に設けられて、車両情報を実像で表示すると同時に背景を虚像で表示するハーフミラーとを備え、第2表示板は透光性材料から形成されるとともに、そのハーフミラーと反対側の表面に第2光源から発せられた光をハーフミラーに向けて反射する凹部が設けられたことを特徴としている。
上述の構成において、第2表示板に形成された凹部は、一つの連続した曲面として形成される、あるいは複数の曲面および平面の少なくとも一方により形成される。
このため、視認者がハーフミラー上に結像される背景、すなわち凹部の虚像を見たとき、凹部は、その全体が均一な明るさとはならず、部分的に明るさが変化して視認される。また、視認者の体が動いた場合、つまりハーフミラーに対して眼の位置が変化した場合、凹部の明暗の分布が変わって見える。
これにより、背景である凹部がきらきらと瞬いているかの如くに視認されるので、背景表示の虚像の見映えを斬新なものとすることができる。
また、従来の車両用表示装置において第2の表示板にカラー印刷を施しているが、本発明の請求項1に記載の車両用表示装置ではそれが不要となるので、コストを低減することができる。
以上から、コスト上昇を抑制しつつ背景表示の虚像の見映えを斬新なものとすることのできる車両用表示装置を実現できる。
本発明の請求項2に記載の車両用表示装置では、第1表示板に第1光源からの光を利用して車両情報を表示する第1表示手段と、第2表示板に第2光源からの光を利用して車両情報の背景を表示する第2表示手段と、第1表示板と第2表示板との間に設けられて、車両情報を実像で表示すると同時に背景を虚像で表示するハーフミラーとを備え、第2表示板は透光性材料から形成されるとともに、第2光源から発せられた光をハーフミラーに向けて反射する光反射部材が埋入されたことを特徴としている。
上述の構成において、視認者がハーフミラー上に結像される背景、すなわち光反射部材の虚像を見る場合、視認者の体が動いてハーフミラーに対する眼の位置が変化すると、光反射部材に対する視認者の眼の角度が変わり、光反射部材の明るさが変化して見える。
これにより、背景である光反射部材がきらきらと瞬いているかの如くに視認されるので、背景表示の虚像の見映えを斬新なものとすることができる。
また、従来の車両用表示装置において第2の表示板にカラー印刷を施しているが、本発明の請求項2に記載の車両用表示装置ではそれが不要となるので、コストを低減することができる。
以上から、コスト上昇を抑制しつつ背景表示の虚像の見映えを斬新なものとすることのできる車両用表示装置を実現できる。
本発明の請求項3に記載の車両用表示装置は、光反射部材は金属粒子であることを特徴としている。
この場合、第2表示板を樹脂材料の型成型により形成する際に、予め樹脂材料と金属粒子を混合しておけば、容易に光反射部材が埋入された第2表示板を形成することができる。
以下、本発明による車両用表示装置を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1内の速度計100に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による速度計100の断面図であり、図2中のI−I線断面図である。なお、図1において、左方が運転席であり、速度計100は、図1において、左側から視認される。
図2は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図であり速度計100部を示している。また、図2は、速度計100の運転者による視認状態を示しており、車両情報である走行速度を表示する第1表示手段としての計器Aと、計器Aの背景を表示する第2表示手段としての背景表示器Bによる背景画像の虚像とを重ねて示している。なお、図2において、上方が自動車の上方であり、左右方向が自動車の幅方向となっている。
図3は、図1中のIII矢視図である。
図4は、本発明の第1実施形態による速度計100の電気回路構成を説明する模式図である。
図5(a)および図5(b)は、本発明の第1実施形態による速度計100の変形例における凹部12c形状を示す。
コンビネーションメータ1は、当該自動車の車室内の運転席前方に運転者が視認可能に設けられ、当該自動車の作動状態(走行速度、エンジン回転数等)や各種情報を表示するものである。
速度計100は、大きくは、図1に示すように、運転者に対向して配置される車両情報である走行速度を表示する第1表示手段としての計器Aと、運転者の視認方向と略平行に配置され計器Aの背景を表示する第2表示手段としての背景表示器Bと、計器Aと背景表示器Bとの間に設けられるハーフミラー10とから構成されている。
運転者は、ハーフミラー10を透過して計器Aの実像を視認すると同時に、それと重ねてハーフミラー10上に結像される背景表示器Bの虚像を視認する。
以下に、本発明の第1実施形態による速度計100の構成について説明する。
先ず、第1表示手段である計器Aの構成について説明する。
第1表示板である文字板2は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板から形成されるとともに、運転者から視認可能に、図1に示すように、運転席(図示せず、図1の左側)に対向して配置されている。また、文字板2は、表示意匠である目盛21、数字22および文字23を備えている。これらの目盛21、数字22および文字23は、後述する指針3と協働して自動車の走行速度を指示するためのものである。目盛21、数字22および文字23は、文字板2の表面に目盛21、数字22および文字23を除いて遮光性皮膜を塗装あるいは印刷等により施して形成されている。すなわち、目盛21、数字22および文字23のみが透光性となり、それらの周囲は遮光性となっている。本発明の第1実施形態による速度計100においては、黒色塗装を施すことにより遮光性皮膜を形成している。
文字板2の背後(図1において、右側)には、第1光源としての発光ダイオード4が文字板2に向けて光を照射可能に配置されている。本発明の第1実施形態による速度計100においては、発光ダイオード4として発光色が白色の白色発光ダイオードが用いられている。これにより、目盛21、数字22および文字23は、発光ダイオード4からの光により透過照明されて、発光ダイオード4の発光色すなわち白色で発光表示される。
なお、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、目盛21、数字22および文字23を無色透明としているが、無色透明に限る必要はなく、目盛21、数字22および文字23に透光性着色層を施してもよい。この場合は、目盛21、数字22および文字23は着色された色で発光表示されることになる。
指針3は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成され、図1に示すように、文字板2の裏側(図1の右側)に配置される後述するムーブメント5のシャフト51に固定されている。また、指針3は、図1に示すように、裏面31(文字板2側の面)が、ホットスタンプ等を施して赤色に着色されている。また、文字板2の背後(図1において、右側)には、第1光源である発光ダイオード6が指針3に光を入射可能に配置されている。本発明の第1実施形態による速度計100においては、発光ダイオード6として発光色が白色の白色発光ダイオードが用いられている。これにより、指針3に入射した発光ダイオード6からの光が裏面31で反射して指針3外へ出射することにより、指針3は、赤色で発光表示される。
また、指針3には、指針3のシャフト51への取り付け部近傍を覆う遮光キャップ16が、図1に示すように取り付けられている。遮光キャップ16は、遮光性を有する材質、たとえば黒色の樹脂材料あるいは金属等から形成され、発光ダイオード6からの光が、直接視認者の眼に入射して視認者が眩惑されることを防止している。
指針3を回動させるための動力源であるムーブメント5は、たとえば交差コイル式アクチュエータあるいはステッピングモータ等が用いられている。ムーブメント5は、外部から電圧を印加されるとトルクを発生しシャフト51を回動させる。これにより、シャフト51の先端に固定された指針3が、文字板2の表面に沿って回動する。
上述した、発光ダイオード4、発光ダイオード6およびムーブメント5は、文字板2の裏側(図1の右側)に配置されているプリント基板7上に実装されている。プリント基板7は、たとえばガラスエポキシ基板等から形成され、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成している。また、プリント基板7には、図1に示すように、発光ダイオード4および発光ダイオード6の点灯・消灯を制御する制御装置としてのコントローラ8が実装されている。
コントローラ8は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されて、発光ダイオード4および発光ダイオード6の点灯・消灯制御、指針3を回動させるためのムーブメント5の駆動制御を行うものである。さらに、コントローラ8は、後述する背景表示器Bの背景板12を透過照明する第2光源である発光ダイオード14の点灯・消灯制御も行っている。
次に、第2表示手段である背景表示器Bの構成について説明する。
第2表示板である背景板12は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から、図1に示すように、略板状に形成されている。また、背景板12は、図1に示すように、計器Aの文字板2の上端側(図1の上端)から視認者側(図1の左側)に延出し、且つ運転者の視認方向(図1においては、左右方向)と略平行に配置されている。したがって、背景板12は、運転者により直接視認されることはない。また、背景板12の端面12aには、図1に示すように、第2光源である発光ダイオード14が背景板12内に光を入射可能に配置されている。本発明の第1実施形態による速度計100においては、発光ダイオード14として発光色が白色の白色発光ダイオードが用いられている。また、背景板12のハーフミラー10と反対側(図1において上側)の表面12bには、図1に示すように、第2光源である発光ダイオード14から発せられた光をハーフミラー10に向けて反射する凹部12cが設けられている。本発明の第1実施形態による速度計100においては、凹部12cは四角錐状に形成されている。すなわち、図1に示すように、その頂点12eが、表面12bよりも背景板12の内側にある四角錐状に形成されている。したがって、凹部12cは、図3に示すように、四個の三角形の平面12dから構成されている。また、凹部12cは、図1においては1個だけ表示されているが、図2に示すように、複数個設けられている。さらに、これらの凹部12cは、その大きさ、すなわち底辺の四角形の大きさおよび頂点12eの高さが一様ではなく、異なって形成されている。
背景表示器Bにおいて、第2光源である発光ダイオード14が点灯されると、発光ダイオード14から発せられた光は、背景板12内を進行して平面12dでハーフミラー10に向けて反射され、背景板12から出射してハーフミラー10に入射する。さらに、この平面12dからの反射光は、ハーフミラー10で運転者の視認方向へ反射される。これにより、運転者は、ハーフミラー10上に結像される平面12dの虚像を視認する。
次に、ハーフミラー10について簡単に説明する。
文字板2と背景板12との間には、図1に示すように、ハーフミラー10が配置されている。ハーフミラー10は、計器Aから発せられた光を透過させて運転者に計器Aを実像として視認させるとともに、背景表示器Bから発せられた光を運転者に向けて反射して運転者に背景表示器Bを虚像として視認させるためのものである。ハーフミラー10は、たとえば樹脂あるいはガラス等からなる無色透明の基板の運転者側表面、つまり図1の左側表面に、コーティングを施す、あるいは薄いフィルムを貼着する等して形成されている。ここで、上述のコーティングあるいはフィルムの光学的特性は、計器Aから発せられた光の透過率、および背景表示器Bから発せられた光の反射率が最適となるように、言い換えると、速度計100の良好な視認性が得られるように、すなわち計器Aが明瞭に視認可能であると同時に背景表示器Bの凹部12cが効果的に視認されて速度計100の見映えが斬新なものとなるように設定されている。
以上説明した、計器A、背景表示器B、およびハーフミラー10は、ケーシング11内に収容、固定されている。ケーシング11は、たとえば樹脂材料から形成されている。また、ケーシング11には、図1に示すよう、発光ダイオード4に対応した位置にリフレクタ11aが設けられている。リフレクタ11aは、発光ダイオード4が発する光のうち文字板2からそれる方向へ進む光を文字板2に向けて反射して、発光ダイオード4が発する光の利用効率を高めている。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図4に基づいて説明する。
図4に示すように、コントローラ8には、バッテリ18から電力が常時供給されている。また、コントローラ8には、イグニッションスイッチ17が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。また、コントローラ8には、図4に示すように、自動車の走行速度検出用の速度センサ19が検出信号を入力可能に接続されている。速度センサ19は、たとえば、当該自動車のトランスミッション出力軸の回転数を検出するものである。また、コントローラ8には、図4に示すように、発光ダイオード4、発光ダイオード6、ムーブメント5および発光ダイオード14が接続されている。
コントローラ8は、イグニッションスイッチ17の作動状態を検出して各発光ダイオード4、6、14の点灯・消灯を制御するとともに、速度センサ19からの検出信号に基づいて自動車の速度を算出し、算出した速度を速度計100の計器A上に指示するようムーブメント5を駆動する。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態による速度計100の特徴である、背景表示器Bの背景板12の作用・効果について説明する。
先ず、従来の車両用表示装置においては、第2の表示手段の第2の表示板にカラー印刷により施された星空をイメージした背景は、たとえば星空が黒色あるいは濃青色に着色され、星は未着色状態、つまり透明状態となっている。この場合、星は、第2の光源の発光色で発光表示されるが、光拡散効果を発揮する導光板を介して透過照明されるので星の形状全体が均一な明るさの見映えとなる。すなわち、実物の星が夜空で瞬くような見映えとは程遠い、面白味に欠ける見映えとなってしまう。
本発明の第1実施形態による速度計100では、背景表示器Bの背景板12を透光性材料から板状に形成するとともに、そのハーフミラー10と反対側の表面12bに、発光ダイオード14からの光をハーフミラー10に向けて反射する凹部12cを設ける構成としている。この場合、発光ダイオード14から発せられた光は、図1中において矢印で示すように進行して、凹部12cの平面12dに入射し、そこでハーフミラー10に向けて反射し、さらにハーフミラー10により運転者の視認方向に反射する。これにより、運転者は、図1に示すように、ハーフミラー10上に結像される凹部12cの虚像Kを視認する。
ここで、本発明の第1実施形態による速度計100では、凹部12cは四角錐状に形成されている。つまり四つの三角形の平面12dからなる立体として形成されている。したがって、虚像として視認される凹部12cの見映えは、立体的となるとともに、四角錐の4本の稜線が一際明るく視認される。また、視認者の体の動きにより視認者による凹部12cの視認角度が変化するのに伴い、凹部12cを構成する4つの平面の明るさが変化して視認される。すなわち、今まで明るかった面が暗くなり、代わって今まで暗かった面が明るくなる。以上述べた凹部12cを運転者から見ると、あたかも夜空の星が瞬いているかのように見える。
これにより、本発明の第1実施形態による速度計100においては、走行速度を指示する計器Aが、あたかも宇宙空間に漂っているかの如くの見映えとすることができるので、斬新な見映えの速度計100を実現することができる。
また、従来の車両用表示装置においては、第2の表示板にカラー印刷を施して背景を形成しているが、本発明の第1実施形態による速度計100では、背景板12に凹部12cを設けるという容易な手段により背景を形成しており、カラー印刷は不要である。したがって、速度計100のコストを低減することができる。
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、背景板12に設けられる凹部12cの形状を四角錐状としているが、四角錐に限定する必要は無く、他の形状、たとえば図5(a)あるいは図5(b)に示すような形状としてもよい。また、凹部12cを、複数の平面から構成するのではなく、それらの少なくとも一つを曲面としてもよい。さらには、凹部12cを、複数個の面から形成するのではなくて、単一の曲面から形成してもよい。この場合、凹部12cの形状は、たとえば球面状となる。
(第2実施形態)
図6に、本発明の第2実施形態による速度計100の断面図を示す。これは、図2中のI−I線断面図に相当する。
本発明の第2実施形態による速度計100では、背景板12に、本発明の第1実施形態による速度計100における凹部12cに替えて、図6に示すように、光反射部材であり金属粒子としてのアルミニウム細片12fを複数個埋入している。本発明の第2実施形態による速度計100においては、背景板12を樹脂材料を型成型して作る際に予め溶融樹脂内にアルミニウム細片12fを混入することにより、アルミニウム細片12f入りの背景板12を形成している。
本発明の第2実施形態による速度計100においては、発光ダイオード14から発せられた光は、図1中において矢印で示すように背景板12内を進行して、各アルミニウム細片12f上でハーフミラー10に向けて反射し、さらにハーフミラー10により運転者の視認方向に反射する。
ここで、アルミニウム細片12fは立体であるため、虚像として視認されるアルミニウム細片12fの見映えは立体的となる。また、視認者の体の動きにより視認者による各アルミニウム細片13の視認角度が変化するのに伴い、凹部12cを構成する4つの平面の明るさが変化して視認される。すなわち、今まで明るく見えていたアルミニウム細片13が暗くなり、代わって今まで暗かったアルミニウム細片13が明るく視認される。したがって、各アルミニウム細片13を運転者から見ると、あたかも夜空の星が瞬いているかのように見える。
これにより、本発明の第2実施形態による速度計100においても、本発明の第1実施形態による速度計100の場合と同様に、走行速度を指示する計器Aが、あたかも宇宙空間に漂っているかの如くの見映えとすることができるので、斬新な見映えの速度計100を実現することができる。
なお、以上説明した、本発明の第2実施形態による速度計100においては、光反射部材であり金属粒子としてアルミニウム細片12fを用いているが、アルミニウムに限定する必要は無く、他の金属、たとえばステンレス鋼等を用いてもよい。さらには、光反射部材を金属材料に限らなくてもよく、たとえば光沢のあるセラミックス粒子等を用いてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態および第2実施形態による速度計100においては、光源として発光ダイオード4、発光ダイオード6および発光ダイオード14を用いているが、光源を発光ダイオードに限る必要はなく、これらの少なくとも一つを他の種類の光源、たとえば電球、放電灯、ELパネル等に置き換えてもよい。
また、本発明の第1実施形態および第2実施形態では、車両用表示装置として速度計100を例に説明しているが、速度計100に限定する必要はなく、他の種類の計器、たとえば、当該自動車のエンジン回転速度を指示するタコメータ、燃料タンク内の残存燃料量を指示する燃料計、エンジン冷却水温度を指示する水温計等に適用してもよい。また、一つのコンビネーションメータ1内に、計器を複数個備えてもよい。
本発明の第1実施形態による速度計100の断面図であり、図2中のI−I線断面図である。 本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図であり速度計100部を示している。 図1中のIII矢視図である。 本発明の第1実施形態による速度計100の電気回路構成を説明する模式図である。 (a)は、本発明の第1実施形態による速度計100の変形例における凹部12c形状を示す。(b)は、本発明の第1実施形態による速度計100の他の変形例における凹部12c形状を示す。 本発明の第2実施形態による速度計100の断面図であり、図2中のI−I線断面図に相当する。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用表示装置)
2 文字板(第1表示板)
21 目盛
22 数字
23 文字
3 指針
31 裏面
4 発光ダイオード(第1光源)
5 ムーブメント
51 シャフト
6 発光ダイオード(第1光源)
7 プリント基板
8 コントローラ
10 反射板
11 ケーシング
11a リフレクタ
12 背景板(第1表示板)
12a 端面
12b 表面
12c 凹部
12d 平面
12e 頂点
13 アルミニウム細片(光反射部材、金属粒子)
14 発光ダイオード(第2光源)
16 遮光キャップ
17 イグニッションスイッチ
18 バッテリ
19 速度センサ
100 速度計(車両用表示装置)
A 計器(第1表示手段)
B 背景表示器(第2表示手段)

Claims (3)

  1. 第1表示板に第1光源からの光を利用して車両情報を表示する第1表示手段と、
    第2表示板に第2光源からの光を利用して前記車両情報の背景を表示する第2表示手段と、
    前記第1表示板と前記第2表示板との間に設けられて、前記車両情報を実像で表示すると同時に前記背景を虚像で表示するハーフミラーとを備え、
    前記第2表示板は透光性材料から形成されるとともに、その前記ハーフミラーと反対側の表面に前記第2光源から発せられた光を前記ハーフミラーに向けて反射する凹部が設けられたことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 第1表示板に第1光源からの光を利用して車両情報を表示する第1表示手段と、
    第2表示板に第2光源からの光を利用して前記車両情報の背景を表示する第2表示手段と、
    前記第1表示板と前記第2表示板との間に設けられて、前記車両情報を実像で表示すると同時に前記背景を虚像で表示するハーフミラーとを備え、
    前記第2表示板は透光性材料から形成されるとともに、前記第2光源から発せられた光を前記ハーフミラーに向けて反射する光反射部材が埋入されたことを特徴とする車両用表示装置。
  3. 前記光反射部材は金属粒子であることを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
JP2004292940A 2004-10-05 2004-10-05 車両用表示装置 Pending JP2006103508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004292940A JP2006103508A (ja) 2004-10-05 2004-10-05 車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004292940A JP2006103508A (ja) 2004-10-05 2004-10-05 車両用表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006103508A true JP2006103508A (ja) 2006-04-20

Family

ID=36373698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004292940A Pending JP2006103508A (ja) 2004-10-05 2004-10-05 車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006103508A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8002424B2 (en) 2007-10-05 2011-08-23 Aristocrat Technologies Australia Pty Limited Lighting apparatus for a gaming machine cabinet
JP2014055847A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8002424B2 (en) 2007-10-05 2011-08-23 Aristocrat Technologies Australia Pty Limited Lighting apparatus for a gaming machine cabinet
US9458981B2 (en) 2007-10-05 2016-10-04 Aristocrat Technologies Australia Pty Limited Lighting apparatus for a gaming machine cabinet
JP2014055847A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7525446B2 (en) Display device having decorative member on screen
WO2005085768A1 (ja) 車両用表示装置
JP5182216B2 (ja) 車両用表示装置
JP2007071540A (ja) 車両用表示装置
JP2006003341A (ja) 表示装置
JP2007085858A (ja) 車両用指針計器
JP2009069087A (ja) 表示装置
JP2007121038A (ja) 計器用文字盤
JP4835380B2 (ja) 表示装置
JP4655900B2 (ja) 車両用計器
JP5045403B2 (ja) 指針計器
JP2007132818A (ja) 車両用指針計器
JP2007101358A (ja) 車両用計器
JP5302640B2 (ja) 計器表示装置
JP2007033268A (ja) 車両用指針計器
JP4228977B2 (ja) 表示装置
JP4933069B2 (ja) 車両用指針計器
JP4075843B2 (ja) 車両用指針計器
JP2006103508A (ja) 車両用表示装置
JP4259480B2 (ja) 車両用計器
JP4229032B2 (ja) 車両用指針計器
JP2007304066A (ja) 車両用指針計器
JP4652787B2 (ja) 表示装置
JP2005309157A (ja) 表示装置
US20040189446A1 (en) Vehicle dashboard