JP2006102369A - 配膳用トレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】 運搬時における食器の横滑りを確実に防止し、かつ、手の小さい者や握力の弱い者であっても手に馴染んで非常に持ち易く、トレイ自体の落下を防止することもでき、しかも、幼児から高齢者に至るまで使い勝手の良いユニバーサルデザインを採用した配膳用トレイを提供すること。
【解決手段】 トレイ板体1の上面に隆起状の掛止突起11・11…を複数形成して、かつ、当該トレイ板体1の周縁には立壁体2を鈍角をなして立設し、この立壁体2を階段型に折り返してフランジ部21を成形して、かつ、このフランジ部21の端縁部上面の少なくとも一部には指掛リブ21aを形成するという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1
【解決手段】 トレイ板体1の上面に隆起状の掛止突起11・11…を複数形成して、かつ、当該トレイ板体1の周縁には立壁体2を鈍角をなして立設し、この立壁体2を階段型に折り返してフランジ部21を成形して、かつ、このフランジ部21の端縁部上面の少なくとも一部には指掛リブ21aを形成するという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、配膳用トレイの改良、更に詳しくは、運搬時における食器の横滑りを確実に防止し、かつ、手の小さい者や握力の弱い者であっても手に馴染んで非常に持ち易く、トレイ自体の落下を防止することもでき、しかも、幼児から高齢者に至るまで使い勝手の良いユニバーサルデザインを採用した配膳用トレイに関するものである。
周知のとおり、幼稚園や学校、病院、老人養護施設などの食事においては、配膳したおかずなどを入れた複数の食器を一つのトレイに載置して運搬しており、従来、かかる配膳用のトレイとしては、プラスチック製の平板部材が広く用いられている。
ところで、かかるトレイにあっては、載置面が平滑であるために、一寸した衝撃でも食器が横滑りして倒れてしまい、料理がこぼれてしまうおそれがある。
そこで、このような食器の転倒を防止するために、食器の底部の大きさの凹部を設けて位置決めできるものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このようなトレイでは、使用する食器の形状が拘束されてしまい不便である。
また、近年では、幼児から高齢者にまで共通して使い易いデザイン、所謂、ユニバーサルデザインに対する要請が大きく、かかるトレイにあっても、幼稚園から学校、病院、老人養護施設に至る幅広い年代層が利用することから、かかる要請に応じる必要がある。
特開2001−157631号公報 (第2−3頁、図1)
本発明は、従来の配膳用のトレイに、上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、運搬時における食器の横滑りを確実に防止し、かつ、手の小さい者や握力の弱い者であっても手に馴染んで非常に持ち易く、トレイ自体の落下を防止することもでき、しかも、幼児から高齢者に至るまで使い勝手の良いユニバーサルデザインを採用した配膳用トレイを提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、食器を載置して運搬するための平板状のトレイであって、トレイ板体1の上面に隆起状の掛止突起11・11…を複数形成して、かつ、当該トレイ板体1の周縁には立壁体2を鈍角をなして立設し、この立壁体2を階段型に折り返してフランジ部21を成形して、かつ、このフランジ部21の端縁部上面の少なくとも一部には指掛リブ21aを形成するという技術的手段を採用した。
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、トレイ板体1の裏面の周縁部近傍に指掛凸条12を形成するという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、トレイ板体1の掛止突起11を千鳥状に分散配置するという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、トレイ板体1の掛止突起11が略円形の平面頭頂部を有しており、この平面頭頂部からテーパ状に末広がりにするという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、トレイ板体1の各隅角部を略円形曲線とするという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、立壁体2の基部近傍に開口部22を形成するという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、立壁体2に形成された開口部22を長穴形状にするという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、トレイ板体1の上面表面に防滑フィルムを被覆するという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、トレイ板体1の上面表面を撥水加工するという技術的手段を採用した。
本発明の配膳用トレイにあっては、トレイ板体の上面に隆起状の掛止突起を複数形成して、かつ、当該トレイ板体の周縁には立壁体を鈍角をなして立設し、この立壁体を階段型に折り返してフランジ部を成形して、かつ、このフランジ部の端縁部上面の少なくとも一部には指掛リブを形成したことによって、運搬時における食器の横滑りを確実に防止することができ、かつ、握力の弱い者であっても手に馴染んで非常に持ち易く、運搬時における食器の横滑りを確実に防止し、かつ、手の小さい者や握力の弱い者であっても手に馴染んで非常に持ち易く、トレイ自体の落下を防止することもでき、しかも、幼児から高齢者に至るまで使い勝手の良いユニバーサルデザインを採用したことから、配膳用トレイとしての利用価値および商品的価値は頗る高いと云える。
本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。
本発明の実施形態を図1から図5に基いて説明する。図中、符号1で指示するものはトレイ板体であり、このトレイ板体1の上面には隆起状の掛止突起11・11…が複数形成されている。
また、符号2で指示するものは立壁体であり、この立壁体2は前記トレイ板体1の周縁に鈍角をなして立設されており、この立壁体2は階段型に折り返すことにより剛性を高めたフランジ部21が成形され、かつ、このフランジ部21の端縁部上面の少なくとも一部には指掛リブ21aが形成されている(図3参照)。
しかして、本実施形態は、食器を載置して運搬するための平板状のトレイであって、その構成を説明すると、まず、本実施形態におけるトレイ板体1と立壁体2とは、プラスチック材料(本実施形態では、PET:ポリエチレンテレフタレート)を使用し、射出成形により一体に作製されている(図1参照)。
本実施形態では、トレイ板体1の裏面の周縁部近傍に指掛凸条12を形成することによって、両手で保持した場合に指が引っ掛かるので、手に馴染んで滑りにくく、安定して保持することができる(図2参照)。
また、本実施形態では、トレイ板体1の掛止突起11を千鳥状に分散配置(具体的には、略正三角形をなす等間隔に配置)することにより、少なくとも2個の掛止突起11が食器底部の高台(糸尻、糸底などともいう)の内側に入るようになっており、確実に掛止することができる。なお、かかる掛止突起11は、高台の外縁に掛止することによっても、食器の横滑りを防止することもできる。
本実施形態では、トレイ板体1の掛止突起11が略円形の平面頭頂部を有しており、この平面頭頂部からテーパ状に末広がりにすることができ、頭頂部はスッキリとして無用な引っ掛かりを防止しつつも、この基部に確実に掛止することができる(図4参照)。
また、必要に応じて、トレイ板体1の各隅角部を略円形曲線とすることによって、安全性および静荷重に対する耐久性、耐衝撃性を向上することができる。
更にまた、必要に応じて、図5に示すように、立壁体2の基部近傍に開口部22を形成することにより、乾燥時における通気性を向上せしめることができる。この際、立壁体2に形成された開口部22を長穴形状とすることもでき、通気量を増加せしめることもできる。更にまた、立壁体2が立壁板1に対して鈍角をなして立設されているので、複数のトレイを重ね合わせることが容易であるとともに、トレイ間にも通気することによって、乾燥効率を向上することができる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、トレイ板体1の上面表面に防滑フィルムを被覆することによって、食器の横滑りや落下を防止することができる。
また、トレイ板体1の上面表面に撥水加工をすることによって、汚れを付着し難くしたり、洗浄時の乾燥を促進させることもでき、より高性能で多機能な配膳用トレイを提供することができ、これら何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
1 トレイ板体
11 掛止突起
12 指掛凸条
2 立壁体
21 フランジ部
21a 指掛リブ
22 開口部
11 掛止突起
12 指掛凸条
2 立壁体
21 フランジ部
21a 指掛リブ
22 開口部
Claims (9)
- 食器を載置して運搬するための平板状のトレイであって、トレイ板体1の上面には隆起状の掛止突起11・11…が複数形成され、かつ、当該トレイ板体1の周縁には立壁体2が鈍角をなして立設されており、この立壁体2は階段型に折り返されてフランジ部21が成形され、かつ、このフランジ部21の端縁部上面の少なくとも一部には指掛リブ21aが形成されていることを特徴とする配膳用トレイ。
- トレイ板体1の裏面の周縁部近傍に指掛凸条12が形成されていることを特徴とする請求項1記載の配膳用トレイ。
- トレイ板体1の掛止突起11が千鳥状に分散配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の配膳用トレイ。
- トレイ板体1の掛止突起11が略円形の平面頭頂部を有しており、この平面頭頂部からテーパ状に末広がりであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の配膳用トレイ。
- トレイ板体1の各隅角部を略円形曲線としていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の配膳用トレイ。
- 立壁体2の基部近傍に開口部22が形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の配膳用トレイ。
- 立壁体2に形成された開口部22が長穴形状であることを特徴とする請求項6記載の配膳用トレイ。
- トレイ板体1の上面表面に防滑フィルムが被覆されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載の配膳用トレイ。
- トレイ板体1の上面表面が撥水加工されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載の配膳用トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004296393A JP2006102369A (ja) | 2004-10-08 | 2004-10-08 | 配膳用トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=36372726
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-10-08 JP JP2004296393A patent/JP2006102369A/ja active Pending
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