JP2006101624A - マグネットロータおよびマグネットロータを用いた可動磁石式計器、マグネットロータを用いたステップモータ - Google Patents

マグネットロータおよびマグネットロータを用いた可動磁石式計器、マグネットロータを用いたステップモータ Download PDF

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Abstract

【課題】 マグネットロータを構成する環状のマグネットと成形によるロータ本体の形状および着磁する磁極の位置を配慮することによって磁力の低下を抑えつつ磁気特性の優れたマグネットロータおよびそのマグネットロータを用いた可動磁石式計器、そのマグネットロータを用いたステップモータを提供すること。
【解決手段】 マグネットロータとして、環状プラスチックマグネット10の中空部の内周壁には、所定の間隔を配して略矩形状に形成された回り止め突部11を突き出し形成し、この回り止め突部11の形状に倣ってプラスチック材料からなるロータ本体20を射出成形によって充填して成形し、かつ隣り合う磁極1の境界部2の位置が前記回り止め突部11の位置とほぼ合致するように前記磁極1を着磁してなること。
【選択図】 図5

Description

本発明は、特にコイルへの通電によって作動するマグネットロータ、あるいはマグネットロータを用いた可動磁石式計器、マグネットロータを用いたステップモータまたはマグネットロータを用いた小型モータや発電機などに関するものである。
従来、たとえば車両用計器としては、たとえばコイルへの通電によって作動するマグネットロータを備える可動磁石式計器(たとえば、特許文献1を参照。)あるいは、ステータ内に回動自在に支持されるマグネットロータとを備えるステップモータを用いて回動支持する計器(たとえば、特許文献2を参照。)などが採用されている。
特開2001−289876号公報 特開2001−317970号公報
従来の可動磁石式計器やステップモータなどに用いられるマグネットロータは、小型化・軽量化を達成するためにマグネットとして磁性粉をプラスチックに混ぜ合わせて射出成形などの手段によって環状のプラスチックマグネットを一旦成形し、その後、環状に成形したプラスチックマグネットの中空部内にプラスチック材料からなるロータ本体をインサート成形などの手段によって一体的にかつ同軸的に形成してマグネットロータを構成するようにしている。
ところで、前述したように従来の可動磁石式計器やステップモータなどに用いられるマグネットロータは、環状に成形されたプラスチックマグネットの中空部内にプラスチック材料からなるロータ本体を射出成形などの手段によってインサート成形されているが、環状のプラスチックマグネットの厚みや外形寸法を大きくして磁力を高めることができる反面、小型化や軽量化あるいは低コスト化などを図るために外見寸法を小さくすればするほど磁力も低下してしまいやすいという問題がある。
そこで、本発明は、従来の問題点に着目し、マグネットロータを構成する環状のマグネットと成形によるロータ本体の形状および着磁する磁極の位置を配慮することによって磁力の低下を抑えつつ磁気特性の優れたマグネットロータおよびそのマグネットロータを用いた可動磁石式計器、そのマグネットロータを用いたステップモータを提供することを目的とする。
本発明では、請求項1に係るマグネットロータとしては、隣り合う磁極が互いに異極となるように着磁される環状プラスチックマグネットと、この環状プラスチックマグネットの中空部内にプラスチック材料からなるロータ本体を一体的にかつ同軸的に成形してなるマグネットロータにおいて、前記環状プラスチックマグネットの中空部の内周壁には、所定の間隔を配して略矩形状に形成された回り止め突部を突き出し形成し、この回り止め突部の形状に倣って前記プラスチック材料からなるロータ本体を射出成形によって充填して成形し、かつ隣り合う前記磁極の境界部の位置が前記回り止め突部の位置とほぼ合致するように前記磁極を着磁してなることを特徴とするマグネットロータである。
このように構成することにより、結果として環状プラスチックマグネットの中空部の内周壁に設けられた回り止め突部によって環状プラスチックマグネットの内周面が肉厚に形成され、その肉厚に形成された回り止め突部の位置にほぼ合致するように各磁極の境界部の位置が配置され、これによって環状プラスチックマグネット内の磁路が肉厚に形成された回り止め突部に沿って配向されるため、配向性が良くなり、環状プラスチックマグネットの特性が向上して、より磁束量の多い正弦波着磁のマグネットロータが得られる。また環状プラスチックマグネットに設けられた回り止め突部の形状に倣ってプラスチック材料からなるロータ本体を射出成形によって充填して成形することにより、環状プラスチックマグネットとロータ本体とが軸芯のずれもなく、回り止め状態にて同軸的に保持される。
また、請求項1に記載のマグネットロータにおいて、前記磁極の位置に対応する前記環状プラスチックマグネットの上面側の壁面または下面側の壁面箇所に抜け止め用凹部を設け、この抜け止め用凹部に前記ロータ本体を射出成形によって充填することにより前記環状プラスチックマグネットとの抜け止め部を形成してなることを特徴とするマグネットロータである(請求項2)。
このように構成することにより、ロータ本体の射出成形後において、環状プラスチックマグネットとロータ本体とが抜け止め部によって良好に保持される。
また、請求項1に記載のマグネットロータにおいて、前記環状プラスチックマグネットに設けられた回り止め突部の上面側壁面箇所と下面側壁面箇所に、前記ロータ本体の射出成形時に前記環状プラスチックマグネットとの抜け止め部を充填して形成してなることを特徴とするマグネットロータである(請求項3)。
このように構成することにより、ロータ本体の射出成形後において、環状プラスチックマグネットとロータ本体とが抜け止め部によって良好に保持される。
また、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のマグネットロータにおいて、前記マグネットロータに設けられた前記ロータ本体には、そのロータ本体の軸芯部分に支軸を挿入するための軸孔を形成してなることを特徴とするマグネットロータである(請求項4)。
このように構成することにより、マグネットロータを支軸を基点として回転可能に形成することができる。
また、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のマグネットロータにおいて、前記マグネットロータに設けられた前記ロータ本体には、マグネットロータの回転を外部側へと分岐して回転駆動可能とする分岐伝達ギヤ部を一体に形成してなることを特徴とするマグネットロータである(請求項5)。
このように構成することにより、分岐伝達ギヤ部を介して回転駆動を他の回転伝達部へと分岐伝達することができ、マグネットロータの軸線から懸け離れた箇所にて回転を伝えることができる。
また、コイルへの通電によって作動するマグネットロータをハウジング内にて回転可能に設けた可動磁石式計器において、前記マグネットロータは請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のマグネットロータであることを特徴とする可動磁石式計器である(請求項6)。
このように構成することにより、小形軽量化を可能とし、マグネットロータの軸芯のずれなどを解消して円滑に回転作動を行うことのできる可動磁石型計器を提供することができる。
また、ステータ内に回動自在に支持されるマグネットロータを備えたステップモータにおいて、前記マグネットロータは請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のマグネットロータであることを特徴とするステップモータ(請求項7)。
本発明によるマグネットロータおよびマグネットロータを用いた可動磁石式計器、マグネットロータを用いたステップモータによれば、そのマグネットロータとして、隣り合う磁極が互いに異極となるように着磁される環状プラスチックマグネットと、この環状プラスチックマグネットの中空部内にプラスチック材料からなるロータ本体を一体的にかつ同軸的に成形してなるマグネットロータにおいて、前記環状プラスチックマグネットの中空部の内周壁には、所定の間隔を配して略矩形状に形成された回り止め突部を突き出し形成し、この回り止め突部の形状に倣って前記プラスチック材料からなるロータ本体を射出成形によって充填して成形し、かつ隣り合う前記磁極の境界部の位置が前記回り止め突部の位置とほぼ合致するように前記磁極を着磁してなることにより、環状プラスチックマグネットの中空部の内周壁に設けられた回り止め突部によって環状プラスチックマグネットの内周面が肉厚に形成され、その肉厚に形成された回り止め突部の位置にほぼ合致するように各磁極の境界部の位置が配置され、これによって環状プラスチックマグネット内の磁路が肉厚に形成された回り止め突部に沿って配向されるため、配向性が良くなり、環状プラスチックマグネットの特性が向上して、より磁束量の多い正弦波着磁のマグネットロータが得られる。また環状プラスチックマグネットに設けられた回り止め突部の形状に倣ってプラスチック材料からなるロータ本体を射出成形によって充填して成形することにより、環状プラスチックマグネットとロータ本体とが軸芯のずれもなく、回り止め状態にて同軸的に保持されるものであり、これにより初期の目的を達成することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係るマグネットロータを可動磁石式計器に適用した実施例にて説明する。
図1から図5は第1実施形態であるマグネットロータを、たとえば自動車用の指示計器として用いられる可動磁石式計器に適用したものを示すもので、図1は可動磁石式計器の平面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図であり、図3は図2のマグネットロータが45度回転した状態を示した断面図であり、図4(A)(B)はマグネットロータの一部を構成する環状プラスチックマグネットの主要部構造を示す平面図と斜視図、図5(A)(B)はマグネットロータの環状プラスチックマグネットとロータ本体との射出成形状態を示す平面図と斜視図である。
同図において、可動磁石式計器Mの全体概要としては、コイルCへの通電によって作動するマグネットロータRと、このマグネットロータRの回転駆動を分岐して回転伝達する駆動伝達部Dとを介して指針Pを回転作動(指示)するように構成している。
前記マグネットロータRは、隣り合う磁極1(4極の磁極)が互いに異極(N極,S極)となるように着磁される環状のプラスチックマグネット10と、この環状のプラスチックマグネット10の中空部内にプラスチック材料からなるロータ本体20とを一体的にかつ同軸的に成形することによって構成している。この第1実施形態におけるプラスチックマグネット10の材料としては、重量比で90%の磁性紛と、10%のプラスチック材料であるナイロン樹脂とを混ぜ合わせて形成しているものであり、磁性紛としてはネオジウム,鉄,ホウ素を主成分として細かく粉砕したものを採用しており、ナイロン樹脂は磁性紛を結合させる役割を担っている。
またマグネットロータRの一部を構成する環状プラスチックマグネット10には、その環状プラスチックマグネット10の中空部の内周壁に、所定の間隔を配して略矩形状に形成された回り止め突部11が設けられている。この際、環状プラスチックマグネット10の中空部の内周壁に設けられた回り止め突部11によって環状プラスチックマグネット10の内周面が肉厚に形成され、その肉厚に形成された回り止め突部11の位置にほぼ合致するように各磁極1(N極,S極)の境界部2の位置が配置されるように、4極の磁極1が環状プラスチックマグネット10に着磁されるように構成されている。従って、着磁される4極の磁極1箇所は、結果として環状プラスチックマグネット10の回り止め部11が設けられていない箇所、すなわち環状プラスチックマグネット10の内周面側の肉厚寸法(奥行き寸法)が薄い箇所に相当する部分に磁極1として着磁されている。
また第1実施形態であるマグネットロータRにおいては、磁極1が着磁される箇所の奥行き寸法(肉厚)を薄肉状態に設けるとともに、環状プラスチックマグネット10の板厚寸法(上下方向の肉厚寸法)を薄くするために環状プラスチックマグネット10の上面側に抜け止め用としての凹設部12が設けられている。
またロータ本体20には、環状プラスチックマグネット10の内周壁側に設けられた略矩形状からなる回り止め突部11の形状に倣ってプラスチック材料が充填されることによって、環状のプラスチックマグネット10との間において係止用突部21が一体に形成され、これによりロータ本体20と環状プラスチックマグネット10とが回り止め突部11と係止用突部21との凹凸係合により回り止め保持される。また、ロータ本体20の射出成形時において、環状プラスチックマグネット10の回り止め突部11の下面側には水平方向に突設する抜け止め用としての下側フランジ部22が一体に成形されるとともに、環状プラスチックマグネット10上面側に、抜け止め用としての凹設部12の上側を覆うように上側フランジ部23がロータ本体20と一体に成形されている。
また、第1実施形態によるマグネットロータRにあっては、ロータ本体20の上端側に、前記駆動伝達部Dを介して指針P側へと駆動するための分岐伝達ギヤ部24が一体に形成されるとともに、ロータ本体20の軸芯部分には支軸30を挿入するための軸孔25が形成され、その支軸30を介してマグネットロータRであるロータ本体20と環状プラスチックマグネット10とが回転可能に設けられている。
なお、前記駆動伝達部Dとしては、マグネットロータRのロータ本体20に設けた分岐伝達ギヤ部24と噛合するプラスチック材料からなる従動伝達ギヤ部40が設けられ、この従動伝達ギヤ部40の回転軸となる指針軸50を介して前記指針P側へと回転を伝えるように構成している。
また可動磁石式計器Mには、前記マグネットロータRを支持する支軸30と、分岐伝達ギヤ部24と噛合する前記従動伝達ギヤ部40を有するとともに、先端に指針Pが装着され従動伝達ギヤ部40の回転に応じて指針Pを回転させる前記指針軸50と、各伝達ギヤ部24,40を連結させた状態で支軸30および指針軸50を並設状態に軸支するとともに、マグネットロータR,分岐伝達ギヤ部24,従動伝達ギヤ部40を収納するハウジング60と、ハウジング60の外側で巻かれる一対のコイルCと、ハウジング60の所定領域を覆う椀状のシールドケース70とを備えている。
また従動伝達ギヤ部40は、マグネットロータR側の分岐伝達ギヤ部24よりも径大に形成され、外周に分岐伝達ギヤ部24よりも多くの連続歯が設けられて指針軸50に固定されており、マグネットロータRの上側でかつ環状プラスチックマグネット10とは適宜空間を空けて一部が重なるように分岐伝達ギヤ部24側に延び、分岐伝達ギヤ部24と噛合している。
可動磁石式計器Mのハウジング60はプラスチック材料からなり、図2に示すように、下側に位置する第1の枠体61と上側に位置する第2の枠体62とに分割形成され、これら第1,第2の枠体61,62間でマグネットロータR,分岐伝達ギヤ部24,従動伝達ギヤ部40を収納する空洞部が形成されており、この空洞部内にて支軸30の下端側が第1の枠体61に圧入して支持されるとともに、指針軸50の下端部と上方部側とが各枠体61,62によって回転可能に軸支されている。
この場合、従動伝達ギヤ部40が配置されていないマグネットロータRのラジアル方向外周に対応するハウジング60領域には、第1,第2の枠体61,62とで巻枠部63,64が形成され、この巻枠部63,64に各コイルCが巻装されている。
また巻枠部63,64に巻装された各コイルCの各末端部は、丸棒状の導電性金属材からなる各端子80に導通接続され、これら端子80から外部側へと電気的に接続されるように構成されている。
このように構成された可動磁石式計器Mは、各コイルCを励磁することにより各々磁界ベクトル(作用磁界)が働き、これら各磁界ベクトルの強さに応じて4極の磁極1が着磁されたマグネットロータRが回転し、その回転力が分岐伝達ギヤ部24、従動伝達ギヤ部40を通じて指針軸50に伝達され、指針軸50に固定された指針Pが角度運動するものであり、この際、分岐伝達ギヤ部24と従動伝達ギヤ部40は、分岐伝達ギヤ部24に対し従動伝達ギヤ部40が低速(減速)回転するように、それぞれのギヤ比が設定されており、この減速作動により、入力信号に対して指示誤差の少ない指針Pの角度運動が可能となるように構成されている。
また上述した構成からなる第1実施形態におけるマグネットロータRにおいては、環状に成形したプラスチックマグネット10の中空部内に、プラスチック材料からなるロータ本体20をインサート成形などの手段によって一体的にかつ同軸的に形成してマグネットロータRを構成する場合、先ず最初に、事前に成形した環状プラスチックマグネット10をインサート成形金型内にセットし、あるいは成形金型によって環状プラスチックマグネット10を成形した後に続いて、ロータ本体20の形状に合わせた空間形状を有する金型内に、加熱溶融した熱可塑性プラスチック材料を注入して硬化させることによりロータ本体20が環状プラスチックマグネット10と同軸的に一体成形される。
その際、環状プラスチックマグネット10の中空部の内周壁には、所定の間隔を配して略矩形状に形成された回り止め突部11を突き出し形成し、この回り止め突部11の形状に倣ってプラスチック材料からなるロータ本体20を射出成形によって充填して成形し、かつ隣り合う磁極1の境界部2の位置が回り止め突部11の位置とほぼ合致するように磁極1を着磁してなることにより、結果として、環状プラスチックマグネット10の中空部の内周壁に設けられた回り止め突部11によって環状プラスチックマグネット10の内周面が肉厚に形成され、その肉厚に形成された回り止め突部11の位置にほぼ合致するように各磁極1の境界部2の位置が配置され、これによって環状プラスチックマグネット10内の磁路が肉厚に形成された回り止め突部11に沿って配向されるため、配向性が良くなり、環状プラスチックマグネット11の特性が向上して、より磁束量の多い正弦波着磁のマグネットロータRが得られる。この際、マグネットロータRにおいて、環状プラスチックマグネット10に磁極1が着磁される箇所の奥行き寸法(肉厚)を薄肉状態に設けるとともに、環状プラスチックマグネット10の板厚寸法(上下方向の肉厚寸法)を薄くするために環状プラスチックマグネット10の上面側に抜け止め用としての凹設部12を設けることによって、回り止め突部11による肉厚部分と凹設部12による切り欠きからなる肉薄部との凹凸の段差に倣ってS極からN極に向かう湾曲した状態で磁路を確保することができ、強い磁気強度を維持することができ、磁束がほとんど通過しない部分の肉厚は薄くすることが可能となるため環状プラスチックマグネット10の軽量化が図れる。そしてマグネットロータRはプラスチックマグネットであることから、形状や厚みなど比較的自由に設計でき、成形も容易である。
なおロータ本体20の射出成形時において、環状プラスチックマグネット10の回り止め突部11の下面側には水平方向に突設する抜け止め用としての下側フランジ部22が一体に成形されるとともに、マグネット10上面側には水平方向に突設する抜け止め用としての上側フランジ部23がロータ本体20と一体に成形されているため、回り止め突部11によって回り止め状態にて同軸的に保持することができるとともに、下側フランジ22と上側フランジ23とによって環状プラスチックマグネット10に対してロータ本体20を抜け止め保持することが可能となる。
またロータ本体20と環状プラスチックマグネット10とを同軸的に保持することによって偏芯を抑制することができるため、マグネットロータRの回転振れを未然に防ぐことができ、可動磁石式計器Mのギヤ24,40同士の噛み合いをも良好とし、計器の回転作動を安定に保つことができる。
また第1実施形態にあっては、マグネットロータRに設けられたロータ本体20には、マグネットロータRの回転を外部側へと分岐して回転駆動可能とする分岐伝達ギヤ部24を一体に形成してなることにより、分岐伝達ギヤ部24を介して回転駆動を他の駆動伝達部Dへと分岐伝達することができ、マグネットロータRの軸線から懸け離れた箇所へと回転を伝えることができる。
また図6から図8は、本発明の第2実施形態であるマグネットロータRを可動磁石式計器に適用したものを示すものであり、第1実施形態とほぼ同様にしてマグネットロータRは、隣り合う磁極1(4極の磁極)が互いに異極(N極,S極)となるように着磁される環状のプラスチックマグネット10Aと、この環状のプラスチックマグネット10Aの中空部内にプラスチック材料からなるロータ本体20Aとを一体的にかつ同軸的に成形することによって構成している。
またマグネットロータRの一部を構成する環状プラスチックマグネット10Aには、その環状プラスチックマグネット10Aの中空部の内周壁に、所定の間隔を配して略矩形状に形成された回り止め突部11Aが設けられている。この際、環状プラスチックマグネット10Aの中空部の内周壁に設けられた回り止め突部11Aによって環状プラスチックマグネット10Aの内周面が肉厚に形成され、その肉厚に形成された回り止め突部11Aの位置にほぼ合致するように各磁極1(N極,S極)の境界部2の位置が配置され、4極の磁極1が環状プラスチックマグネット10Aに着磁されるように構成されている。従って、着磁される4極の磁極1箇所は、結果として環状プラスチックマグネット10Aの回り止め部11Aが設けられていない箇所、すなわち環状プラスチックマグネット10Aの内周面側の肉厚寸法(奥行き寸法)が薄い箇所に相当する部分に磁極1として着磁される。
また、成形した環状のプラスチックマグネット10Aをたとえばインサート成形金型内にセットし、加熱溶融したプラスチック材料を注入して硬化させることにより、ロータ本体20Aが環状プラスチックマグネット10Aと一体的にインサート成形され、マグネットロータRが構成される。
ロータ本体20Aには、プラスチックマグネット10Aに設けられた回り止め突部11Aの形状に倣ってプラスチック材料が充填されることによって、環状プラスチックマグネット10Aとの間における係止用突部21Aが一体に形成され、これにより、ロータ本体20Aの成形後の冷却によるひけなどが若干生じたとしても、マグネットロータRの軸芯のずれが抑制され、回り止め状態にて同軸的に保持することを可能としている。
なおロータ本体20Aの射出成形時において、環状のプラスチックマグネット10Aに設けられた回り止め突部11Aの下面側には水平方向に突設する抜け止め用としての下側フランジ部22Aが一体に成形されるとともに、プラスチックマグネット10Aの上面側には水平方向に突設する抜け止め用としての上側フランジ部23Aが一体に成形される。
また、第2実施形態によるマグネットロータRにあっては、前述した第1実施形態と同様にしてロータ本体20Aの上端側に、前記駆動伝達部Dを介して指針P側へと駆動するための分岐伝達ギヤ部24Aが一体に形成されるとともに、ロータ本体20Aの軸芯部分には支軸30Aを挿入するための軸孔25Aが形成され、その支軸30Aを介してマグネットロータRであるロータ本体20Aと環状プラスチックマグネット10Aとが回転可能に設けられ、この分岐伝達ギヤ部24Aと噛合する従動伝達ギヤ部40Aの回転を指針軸50Aを介して前記指針P側へと伝えるように構成している。
また可動磁石式計器Mには、前記マグネットロータRを支持する支軸30Aと、分岐伝達ギヤ部24Aと噛合する前記従動伝達ギヤ部40Aを有するとともに、先端に指針Pが装着され従動伝達ギヤ部40Aの回転に応じて指針Pを回転させる前記指針軸50Aと、各伝達ギヤ部24A,40Aを連結させた状態で支軸30Aおよび指針軸50Aを並設状態に軸支するとともに、マグネットロータR,分岐伝達ギヤ部24A,従動伝達ギヤ部40Aを収納するハウジング60Aと、ハウジング60Aの外側で巻かれる一対のコイルCと、ハウジング60Aの所定領域を覆う椀状のシールドケース70Aとを備えている。
ハウジング60Aは、上下に分割形成された第1,第2の枠体61A,62Aの外周部分に各コイルCが交差状態にて巻装されており、このように巻装された各コイルCの各末端部は、導電性金属材からなる各端子80Aに導通接続され、これら端子80Aから外部側へと電気的に接続されるように構成されている。
上記構成からなる第2実施形態におけるマグネットロータRにおいては、事前に成形した環状プラスチックマグネット10Aをインサート成形金型内にセットし、あるいは成形金型によって環状プラスチックマグネット10Aを成形した後に続いて、ロータ本体20Aの形状に合わせた空間形状を有する金型内に、加熱溶融した熱可塑性プラスチック材料を注入して硬化させることによりロータ本体20Aが環状プラスチックマグネット10Aと同軸的に一体成形される。
その際、環状プラスチックマグネット10Aの中空部の内周壁には、所定の間隔を配して略矩形状に形成された回り止め突部11Aを突き出し形成し、この回り止め突部11Aの形状に倣ってプラスチック材料からなるロータ本体20Aを射出成形によって充填して成形することによって、環状プラスチックマグネット10Aとの間における係止用突部21Aが一体に形成されて回り止め保持される。またロータ本体20Aの射出成形時において、環状プラスチックマグネット10Aの回り止め突部11Aの下面側には水平方向に突設する抜け止め用としての下側フランジ部22Aが一体に成形されるとともに、マグネット10Aの回り止め突部11Aの上面側には水平方向に突設する抜け止め用としての上側フランジ部23Aがロータ本体20Aと一体に成形されるため、回り止め突部11Aによって回り止め状態にて同軸的に保持することができるとともに、下側フランジ22Aと上側フランジ23Aとによって環状プラスチックマグネット10Aに対してロータ本体20Aを抜け止め保持することが可能となる。
また成形されたマグネットロータRの環状プラスチックマグネット10Aの隣り合う磁極1の境界部2の位置が回り止め突部11Aの位置とほぼ合致するように磁極1を着磁してなることにより、結果として、環状プラスチックマグネット10Aの中空部の内周壁に設けられた回り止め突部11Aによって環状プラスチックマグネット10Aの内周面が肉厚に形成され、その肉厚に形成された回り止め突部11Aの位置にほぼ合致するように各磁極1の境界部2の位置が配置され、これによって環状プラスチックマグネット10A内の磁路が肉厚に形成された回り止め突部11Aに沿って配向されるため、配向性が良くなり、環状プラスチックマグネット10Aの特性が向上して、より磁束量の多い正弦波着磁のマグネットロータRが得られる。
この際、マグネットロータRにおいて、環状プラスチックマグネット10Aに磁極1が着磁される箇所の奥行き寸法(肉厚)を薄肉状態に設けるとともに、回り止め突部11Aによる肉厚部分とによる凹凸の段差に倣ってS極からN極に向かう湾曲した状態で磁路を確保することができ、強い磁気強度を維持することができ、磁束がほとんど通過しない部分の肉厚は薄くすることが可能となるため環状プラスチックマグネット10Aの軽量化が図れるものであり、形状や厚みなど比較的自由に設計でき、成形も容易である。
また、このように構成したマグネットロータRを可動磁石式計器Mだけでなく、たとえば前述した特許文献2などに開示されているステップモータのマグネットロータRとして適用することが可能であり、小形軽量でしかも製作の容易なローコストのマグネットロータRを提供することができる。
なお本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。たとえば第1実施形態および第2実施形態におけるマグネットロータの外形寸法や環状プラスチックマグネットの材質などは適宜設定すればよいものであり、マグネットの磁極数や配置などに合わせてマグネットの形状などを設定すればよいものである。
また、前述した実施形態においては、その適用例として可動磁石式計器やステッピングモータなどを例にしてマグネットロータの実装構造を説明したが、小型モータや発電機などのマグネットロータとして適用することができるものであり、また回転検出装置の回転磁気センサ部としても実施可能である。
本発明の第1実施形態であるマグネットロータを、可動磁石式計器に適用した全体平面図である。 図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。 図3は、図2のマグネットロータが45度回転した状態の主要部構造を示す断面図である。 図4(A)(B)は、図2のマグネットロータの一部を構成する環状のプラスチックマグネットの主要部構造を示す平面図と斜視図である。 図5(A)(B)は、マグネットロータの環状マグネットとロータ本体との射出成形状態を示す平面図と斜視図である。 本発明の第2実施形態であるマグネットロータを、可動磁石式計器に適用した全体概要断面図である。 図7(A)(B)は、図6のマグネットロータの一部を構成する環状のプラスチックマグネットの主要部構造を示す平面図と斜視図である。 図8(A)(B)は、マグネットロータの環状マグネットとロータ本体との射出成形状態を示す平面図と斜視図である。
符号の説明
C コイル
D 駆動伝達部
M 可動磁石式計器
P 指針
R マグネットロータ
1 磁極
2 境界部
10,10A 環状プラスチックマグネット
11,11A 回り止め突部
12 凹み部
20,20A ロータ本体
21,21A 係止用突部
22,22A 下側フランジ部
23,23A 上側フランジ部
24,24A 分岐伝達ギヤ部
25,25A 軸孔
30,30A 支軸
40,40A 従動伝達ギヤ部
50,50A 指針軸
60,60A ハウジング
61,61A 第1の枠体
62,62A 第2の枠体
63,64 巻枠部
70,70A シールドケース
80,80A 端子

Claims (7)

  1. 隣り合う磁極が互いに異極となるように着磁される環状プラスチックマグネットと、この環状プラスチックマグネットの中空部内にプラスチック材料からなるロータ本体を一体的にかつ同軸的に成形してなるマグネットロータにおいて、前記環状プラスチックマグネットの中空部の内周壁には、所定の間隔を配して略矩形状に形成された回り止め突部を突き出し形成し、この回り止め突部の形状に倣って前記プラスチック材料からなるロータ本体を射出成形によって充填して成形し、かつ隣り合う前記磁極の境界部の位置が前記回り止め突部の位置とほぼ合致するように前記磁極を着磁してなることを特徴とするマグネットロータ。
  2. 前記磁極の位置に対応する前記環状プラスチックマグネットの上面側の壁面または下面側の壁面箇所に抜け止め用凹部を設け、この抜け止め用凹部に前記ロータ本体を射出成形によって充填することにより前記環状プラスチックマグネットとの抜け止め部を形成してなることを特徴とする請求項1に記載のマグネットロータ。
  3. 前記環状プラスチックマグネットに設けられた回り止め突部の上面側壁面箇所と下面側壁面箇所に、前記ロータ本体の射出成形時に前記環状プラスチックマグネットとの抜け止め部を充填して形成してなることを特徴とする請求項1に記載のマグネットロータ。
  4. 前記マグネットロータに設けられた前記ロータ本体には、そのロータ本体の軸芯部分に支軸を挿入するための軸孔を形成してなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のマグネットロータ。
  5. 前記マグネットロータに設けられた前記ロータ本体には、マグネットロータの回転を外部側へと分岐して回転駆動可能とする分岐伝達ギヤ部を一体に形成してなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のマグネットロータ。
  6. コイルへの通電によって作動するマグネットロータをハウジング内にて回転可能に設けた可動磁石式計器において、前記マグネットロータは請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のマグネットロータであることを特徴とする可動磁石式計器。
  7. ステータ内に回動自在に支持されるマグネットロータを備えたステップモータにおいて、前記マグネットロータは請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のマグネットロータであることを特徴とするステップモータ。
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