JP2006099979A - サーモプロテクタ - Google Patents

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Hidekazu Hashimoto
英一 橋本
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Abstract

【課題】 バイメタルのスナップアクションバネを使用するサーモプロテクタを提供する
【解決手段】 底壁110に開口111および拡大開口部114を形成すると共に頂壁110’に貫通孔112を形成したケース11と、固定側の引き出し端子43および可動側の引き出し端子44の対と、引き出し端子43および引き出し端子44に基端がそれぞれ固定されてケース11内に配設された板バネ材より成る可動接片41および固定接片42対と、可動接片41および固定接片42の先端側に取り付けられた可動接点45および固定接点46対と、下に凸に屈曲されたバネ枠541とその中央部に舌片542を形成したバイメタルのスナップアクションバネ54と、アクションバネ収容凹部101が形成されている感熱板10と、上面に形成される案内桿521と下面に形成されるスナップアクションバネ係合部523より成るスライダ52とを具備するサーモプロテクタ。
【選択図】 図1

Description

この発明は、サーモプロテクタに関し、特に、過度の温度上昇を感知して電気回路を遮断するサーモプロテクタに関する。
図3を参照して皿形バイメタルを使用したサーモプロテクタの従来例を説明する(特許文献1 参照)。
図3において、2は細長片状の接点バネであり、その自由端に可動接点1を固着している。3は接触部を屈曲形成した固定接点であり、端子5と共に絶縁ケース4に固定されている。7はガイド体であり、絶縁ケース4の上端に載置固定されている。ガイド体7はその中心部に貫通孔を形成して絶縁材料よりなる伝達棒6を上下動自在に摺動支持している。8は皿形バイメタルであり、周縁部をガイド体7上端周縁に載置して伝達棒6の上側に位置決めされている。9は金属製キャップであり、皿形バイメタル8をその上から被覆する状態で絶縁ケース4にかしめ付けられている。
以上のサーモプロテクタは、その周囲温度が上昇すると、皿形バイメタル8は或る設定温度でその湾曲方向を反転し、この反転により伝達棒6が下向きに押圧される。その結果、接点バネ2は伝達棒6を介して駆動されて下向きに変位し、可動接点1と固定接点3との間は開離するに到る。このサーモプロテクタは、結局、皿形バイメタル8の温度変化に起因する反転を利用して電気回路を遮断する構造となっている。
実公昭58−46497号 公報
サーモプロテクタによる電気回路の遮断においては、その遮断動作時に大きな接点間隔と充分な接点開離速度が得られることが望ましい。ところが、皿形バイメタル8のスナップ動作を利用する以上のサーモプロテクタはスナップ動作時の皿形バイメタル8自体の変位量が小さく、この要請を充分に満足するサーモプロテクタであるとは言い難い。即ち、スナップ動作時の皿形バイメタル8自体の変位量が小さいところから、電気回路の遮断動作時に大きな接点間隔を確保することができず、接点間に充分な絶縁距離を保てないという問題を抱えている。
皿形バイメタル8の直径を大きくすることにより接点間隔を充分に確保するという要請に応えることができる。しかし、皿形バイメタル8の直径を大きくするということは、サーモプロテクタ全体の外形寸法を大きくすることにつながる。
ここで、この発明は、バイメタルとして皿形バイメタルを使用することなく、この代わりにバイメタルより成るスナップアクションバネを使用することにより、外形寸法を大きくせずに上述した問題を解消したサーモプロテクタを提供するものである。
底壁110に開口111およびその下側開口端の拡大開口部114を形成すると共に頂壁110’に貫通孔112を形成したケース11と、ケース11に側方から押し込み組み込まれた取り付けられた固定側の引き出し端子43および可動側の引き出し端子44の対と、固定側の引き出し端子43および可動側の引き出し端子44に基端がそれぞれ固定されてケース11内に配設された板バネ材より成る可動接片41および固定接片42対と、可動接片41および固定接片42の先端側に取り付けられている可動接点45および固定接点46対と、下に凸に屈曲されたバネ枠541とその中央部に舌片542を形成したバイメタルより成るスナップアクションバネ54と、バネ枠541の外形寸法に対応する大きさのアクションバネ収容凹部101が形成されている感熱板10と、上面に形成される案内桿521と下面に形成されるスナップアクションバネ係合部523より成るスライダ52とを具備し、感熱板10のアクションバネ収容凹部101にバネ枠541を下に凸にしてスナップアクションバネ54を収容し、スライダ52の案内桿521を底壁110の開口111に挿通した状態で、感熱板10を側方からケース11の底壁に組み込んだサーモプロテクタを構成した。
この発明においては、中央部に舌片542を有するバイメタルより成るスナップアクションバネ54を使用する。このスナップアクションバネ54は、加温によるバネ枠541の変形が死点を越えた瞬間、バネ枠541が上向きにスナップアクション動作して舌片542がバネ枠541の下側からバネの上側に急激に反転する。舌片542のこの急激な反転により、舌片542がスライダ52の下部に係合してスライダ52を急激に上向きに押し上げる。舌片542は、バネ枠541との間の結合部を除いて切り溝を形成して構成されたものであり、バネ枠541の上向きの反転に伴ってバネ枠541から上側に突出することになる。ここで、スナップアクションバネ54のバネ枠541の形状寸法が図3の従来例の皿形バイメタル8の形状寸法とほぼ同様なものであると仮定すると、スナップアクションバネ54のバネ枠541の反転による変位と従来例の皿形バイメタル8の反転による変位は同等である。ところで、スナップアクションバネ54は、バネ枠541の反転による変位の他に、更に、舌片542がバネ枠541から上側に突出する舌片542の変位を有している。即ち、反転による変位についてみると、スナップアクションバネ54はバネ枠541の変位に舌片542の変位を加算したものであるのに対して従来例の皿形バイメタル8の変位のみであり、スナップアクションバネ54は舌片542の変位の分だけ大きな変位を得ることができる。従って、皿形バイメタルを基準にしてみると、スナップアクションバネ54は舌片542の変位の増大分に対応する分だけ外形寸法を小型化することができる。
発明を実施するための最良の形態を図の実施例を参照して説明する。
図1において、11は絶縁樹脂より成るケースを示す。詳細な説明は省略するが、この成るケース11は、金型を使用したモールド成型により容易に製造することができる。このケース11は、その底壁110に開口111を形成すると共に頂壁110’に貫通孔112を形成している。開口111の下側開口端は拡大開口部114とされている。
ケース11には、その側壁に固定側の引き出し端子43と可動側の引き出し端子44が側壁に側方から押し込まれて対向して固定されている。
可動接片41および固定接片42の対は板バネ材より成り、固定側の引き出し端子43および可動側の引き出し端子44に基端がそれぞれ固定されてケース11内に配設されている。可動接片41および固定接片42の先端側には可動接点45および固定接点46が取り付けられている。
図2をも参照するに、54はバイメタルより成るスナップアクションバネである。このスナップアクションバネ54を図2を参照して説明する。バネ性を有するバイメタルを原材料板金として構成されるスナップアクションバネ54は、図2において下側を高膨張側面とすると共に上側を低膨張側面としている。このスナップアクションバネ54は、バネ性のバイメタルの原材料板金からスナップアクションバネ54の基になる長方形板金を切り出し、この長方形板金の中央部に切り溝を形成することによりバネ枠541に舌片542を片持ち梁状に一体に形成したものである。このスナップアクションバネ54は、或る設定された温度条件の下においては、バネ枠541は下に凸に屈曲変形した状態に形成され、この状態において舌片542は下に凸のバネ枠541の下側面より下側に突出している。
10は感熱板であり、アルミニウム或いはステンレス鋼の如き熱伝導性金属板に板金加工を施して、バネ枠541の外形寸法に対応する大きさのアクションバネ収容凹部101が形成されている。感熱板10は、開口111の拡大開口部114に対向してケース11の底壁110に側方から押し込まれて取り付けられている。
52はスライダであり、本体520と、本体上面に形成される案内桿521と、本体下面に形成されるスナップアクションバネ係合部523より成る。
ここで、サーモプロテクタの組み立てについて説明する。固定側の引き出し端子43と固定接片42と固定接点46の組み立て体、および可動側の引き出し端子44と可動接片43と可動接点45の組み立て体の双方は、ケース11に側方から側壁に押し込んで組み込む。そして、感熱板10のアクションバネ収容凹部101にバネ枠541を下に凸にしてスナップアクションバネ54を収容し、スライダ52の案内桿521を底壁110の開口111に挿通した状態で、感熱板10を側方からケース11の底壁に組み込む。
図2を参照してサーモプロテクタの実施例の動作を説明する。
(a) 初期状態
固定側の引き出し端子43と可動側の引き出し端子44は、固定接片42、固定接点46、可動接点45、および可動接片41を介して導通状態にある。スナップアクションバネ54は、或る設定された温度条件の初期状態においては、バネ枠541は下に凸に屈曲変形した状態に形成され、この状態において舌片542は下に凸のバネ枠541の下側面より下側に突出している。
(b) 遮断状態
感熱板10に熱が加わると、スナップアクションバネ54は下に凸に屈曲しているバネ枠541が逆に上に凸となる向きに徐々に変形し、この変形が死点を越えた瞬間、バネ枠541が上向きにスナップアクション動作して舌片542がバネ枠541の下側からバネの上側に急激に反転する。舌片542のこの急激な反転により、舌片542がスライダ52の下部に係合してスライダ52を急激に上向きに押し上げる。舌片542は、バネ枠541との間の結合部を除いて切り溝を形成して構成されたものであり、バネ枠541の上向きの反転に伴ってバネ枠541から上側に突出する。変形が死点を越えた瞬間に、スナップアクションバネ54の舌片542は反転して荷重印加方向が上向きになり、遮断動作するに到る。
実施例を説明する図。 実施例の動作を説明する図。 従来例を説明する図。
符号の説明
10 感熱板 101 アクションバネ収容凹部
11 ケース 110 底壁
110’頂壁 111 開口
112 貫通孔 114 拡大開口部
41 可動接片 42 固定接片
43 固定側の引き出し端子 44 可動側の引き出し端子
45 可動接点 46 固定接点
52 スライダ 521 案内桿
523 スナップアクションバネ係合部 54 スナップアクションバネ
541 バネ枠 542 舌片

Claims (1)

  1. 底壁に開口およびその下側開口端の拡大開口部を形成すると共に頂壁に貫通孔を形成したケースと、ケースに側方から押し込み組み込まれた取り付けられた固定側の引き出し端子および可動側の引き出し端子の対と、固定側の引き出し端子および可動側の引き出し端子に基端がそれぞれ固定されてケース内に配設された板バネ材より成る可動接片および固定接片対と、可動接片および固定接片の先端側に取り付けられている可動接点および固定接点対と、下に凸に屈曲されたバネ枠とその中央部に舌片を形成したバイメタルより成るスナップアクションバネと、バネ枠の外形寸法に対応する大きさのアクションバネ収容凹部が形成されている感熱板と、上面に形成される案内桿と下面に形成されるスナップアクションバネ係合部より成るスライダとを具備し、
    感熱板のアクションバネ収容凹部にバネ枠を下に凸にしてスナップアクションバネを収容し、スライダの案内桿を底壁の開口に挿通した状態で、感熱板を側方からケースの底壁に組み込んだことを特徴とするサーモプロテクタ。
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