JP2006099978A - サーモプロテクタ - Google Patents

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英一 橋本
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Abstract

【課題】 動作バラツキの要素を少なくしたサーモプロテクタを提供する
【解決手段】 ケース11に取り付けられた固定側の引き出し端子43および可動側の引き出し端子44の対と、引き出し端子43および引き出し端子44に基端がそれぞれ固定されてケース11内に配設された板バネ材より成る可動接片41および固定接片42対と、可動接片41および固定接片42の先端側に取り付けられている可動接点45および固定接点46対と、開口111に対向して底壁110下面に取り付けられた感熱板10と、感熱板10に一端が固定端530’とされると共に他端が自由端530とされた細長片バイメタル53と、上面に案内桿521を形成すると共に側面に係合溝522を形成したスライダ52と、一端を係合溝522に係合する可動端511とすると共に他端をケース係合端512とするクリック反転弓形バネ51とを具備するサーモプロテクタ。
【選択図】 図1

Description

この発明は、サーモプロテクタに関し、特に、過度の温度上昇を感知して電気回路を遮断するサーモプロテクタに関する。
図5を参照してサーモプロテクタの従来例を説明する(特許文献1 参照)。
図5において、2は細長片状の接点ばねであり、その自由端に可動接点1を固着している。3は接触部を屈曲形成した固定接点であり、端子5と共に絶縁ケース4に固定されている。7はガイド体であり、絶縁ケース4の上端に載置固定されている。ガイド体7はその中心部に貫通孔を形成して絶縁材料よりなる伝達棒6を上下動自在に摺動支持している。8は皿形バイメタルであり、周縁部をガイド体7上端周縁に載置して伝達棒6の上側に位置決めされている。9は金属製キャップであり、皿形バイメタル8をその上から被覆する状態で絶縁ケース4にかしめ付けられている。
以上のサーモプロテクタは、その周囲温度が上昇すると、皿形バイメタル8は或る設定温度でその湾曲方向を反転し、この反転により伝達棒6が下向きに押圧される。その結果、接点ばね2は伝達棒6を介して駆動されて下向きに変位し、可動接点1と固定接点3との間は開離するに到る。このサーモプロテクタは、結局、皿形バイメタル8の温度変化に起因する反転を利用して電気回路を遮断する構造となっている。
ところで、以上のサーモプロテクタによる電気回路の遮断においては、その遮断動作時に大きな接点間隔と充分な接点開離速度が得られることが望ましい。この点で、上述した皿形バイメタル8のスナップ動作を利用するサーモプロテクタは好ましい構成と考えられている。しかし、この皿形バイメタルには以下の通りの問題を抱えている。
即ち、皿形バイメタルは熱膨張係数の相異なる2種類の金属板を相互に溶着或いはろう付けした後、プレス加工を施して製造される。この場合、出来上がりの皿形状のばらつきが生じ易く、皿形状のばらつきによって反転動作する温度にばらつきが生じるため、所定の温度で動作するものを事前に加熱して選別する必要があり、このような選別を組み立て工程の前工程で例えば自動機を使用して効率的に行うためには多大な設備投資が必要となっていた。
実公昭58−46497
以上の多大な設備投資を必要とするという問題を解消するに、当該特許出願人の出願に係わる以下の先行例が開発された(参考文献1 参照)。
図6を参照して説明するに、この先行例は、絶縁樹脂製ケース11と、そのケース11に取り付けられた一対の端子43、44と、それら端子に基端がそれぞれ固定されて上記ケース内に配設された板ばね材よりなる一対の可動接片41、42と、それら可動接片41、42の先端側に取り付けられて互いに接触している一対の接点45,46と、上記ケース11を囲むように取り付けられた金属製カバー31と、そのカバー31の内面に配置され、一端が固定端とされ、他端が自由端とされた短冊状バイメタル53と、そのバイメタル53の自由端と上記一対の接点45、46との間に介在されたスライダ52と、一端が上記ケース11の内面に位置決めされ、他端が上記一対の可動接片41、42のうち、上記スライダ52と反対側に位置する可動接片の先端と係合された弓形ばね51とを備えるサーモプロテクタである。温度上昇により上記一対の接点45、46が上記スライダ52を介して上記自由端に押されて変位することにより、上記弓形ばね51によって弓形ばね51と係合されている可動接片41、42がスナップ動作して上記一対の接点45、46が開離する。
しかし、この先行例は、スライダ52、可動接片41、42、弓形バネ51をバイメタル53で押し上げる構成を採用している。可動接片41、42の強さ、弓形バネ51の荷重で動作にバラツキが発生する要素が多く存在した。
ここで、この発明は、バイメタル53で押し上げる部品の数を必要最小限のスライダ52および弓形バネ51の2点に抑え、動作バラツキの要素を小さくしたサーモプロテクタを提供するものである。
参考文献1:特願2003−169186号 明細書
底壁110に開口111を形成すると共に頂壁110’に貫通孔112を形成し、開口壁に係合凹部113を形成ケース11と、ケース11に取り付けられた固定側の引き出し端子43および可動側の引き出し端子44の対と、固定側の引き出し端子43および可動側の引き出し端子44に基端がそれぞれ固定されてケース11内に配設された板バネ材より成る可動接片41および固定接片42対と、可動接片41および固定接片42の先端側に取り付けられている可動接点45および固定接点46対と、開口111に対向してケース11の底壁110下面に取り付けられた感熱板10と、感熱板10に一端が固定端530’とされると共に他端が自由端530とされた細長片バイメタル53と、上面に案内桿521を形成すると共に側面に係合溝522を形成したスライダ52と、一端をスライダ52の係合溝522に係合する可動端511とすると共に他端を係合凹部113に係合するケース係合端512とするクリック反転弓形バネ51とを具備し、案内桿521を貫通孔112に挿通してスライダ52を開口111に位置決めした状態で細長片バイメタル53の自由端530をスライダ52の下面に係合すると共に、クリック反転弓形バネ51を可動接片41の下側においてスライダ52の係合溝522とケースの係合凹部113に係合したサーモプロテクタを構成した。
この発明においては、バイメタルは単純な片持ち梁の形状構造のものを採用して、これを製造するに際して単に平板に構成すれば事足りるので、皿形状に製造する場合と比較して製造にバラツキの生ずる恐れは小さくなる。従って、サーモプロテクタを組み立てるに際して、バイメタルを加熱して動作特性が適切であるか否かの検査選別をする必要が無くなる。
そして、弓形バネとスライダの間の係合部の位置変化によるスナップアクションを採用することで、大きな接点間隔を確保すると共に、充分な接点開離速度を得ることができる。
また、弓形バネとスライダによるスナップアクションで接片を押し上げる構成を採用しているので、遮断直前まで接点間の接触圧力を充分に保持することができる。
更に、本体上部にスライダの突出する孔を形成したことにより、スライダを押し込むだけで簡単に復帰動作させることができる。
特に、この発明は、バイメタルで押し上げる部品の数をスライダおよび弓形バネの必要最小限の2点に抑えることにより、動作バラツキの要素を小さくしたサーモプロテクタを提供することができる。
発明を実施するための最良の形態を図の実施例を参照して説明する。
図1および図2を参照するに、11は合成樹脂により形成されるケースである。詳細な説明は省略するが、この成るケース11は、金型を使用したモールド成型により容易に製造することができる。このケース11は、その底壁110に開口111を形成すると共に頂壁110’に貫通孔112を形成し、開口の壁に係合凹部113を形成している。
ケース11には、その側壁に固定側の引き出し端子43と可動側の引き出し端子44が対向して固定されている。
可動接片41および固定接片42の対は板バネ材より成り、固定側の引き出し端子43および可動側の引き出し端子44に基端がそれぞれ固定されてケース11内に配設されている。可動接片41および固定接片42の先端側には可動接点45および固定接点46が取り付けられている。そして、可動接片41には、後で説明されるスライダ52の案内桿521を挿通する開孔が形成されている。
10は感熱板であり、アルミニウム或いはステンレス鋼の如き熱伝導性金属板により形成されている。感熱板10は、開口111に対向してケース11の底壁110下面に取り付けられている。
細長片バイメタル53は、図1において下側を高膨張側面531とし、上側を低膨張側面532としている。バイメタル53は、一端が固定端530’とされると共に他端が自由端530とされ、感熱板10に固定されている。
52はスライダであり、上面に案内桿521を形成すると共に側面に係合溝522を形成している。
51はクリック反転弓形バネである。このクリック反転弓形バネ51は、一端をスライダ52の係合溝522に係合する可動端511とすると共に他端を係合凹部113に係合するケース係合端512としている。
ここで、サーモプロテクタの組み立てについてを説明する。固定側の引き出し端子43と固定接片42と固定接点46の組み立て体、および可動側の引き出し端子44と可動接片43と可動接点45の組み立て体の双方は、ケース11に側方から側壁に押し込んで組み込む。クリック反転弓形バネ51をスライダ52の係合溝522とケースの係合凹部113に係合して、案内桿521を可動接片41の開孔および頂壁の貫通孔112に挿通した状態で、この組み立て体を開口111を介してケース11に収容位置決めし、次いで、一体化されている感熱板10および細長片バイメタル53を図面において垂直な方向から底壁に押し込み組み込み、細長片バイメタル53の自由端530をスライダ52の下面に係合した状態とする。
図3を参照してサーモプロテクタの実施例の動作を説明する。
(a) 初期状態
固定側の引き出し端子43と可動側の引き出し端子44は、固定接片42、固定接点46、可動接点45、および可動接片41を介して導通状態にある。
(b) 加温状態
バイメタル53の自由端530は上向きに変位する。即ち、バイメタル53は、その一方の端はケース11の底壁と感熱板10に固定されているので、片持ち梁として自由端530が上向きに変位する。バイメタル53は温度上昇に伴ってスライダ52を上向きに徐々に押し上げる。
(c) 遮断状態
感熱板10に更に熱が加わると、バイメタル53の動きは更に増大してスライダ52は更に上向きに押し上げられる。クリック反転する弓形バネ51とスライダ52の係合部が図2(b)の状態を越えた瞬間に、弓形バネ51は荷重印加方向が上向きにクリック反転し、急速な遮断動作をするに到る。
図3を参照して他の実施例を説明する。
バイメタル53を2重に構成して使用する。即ち、バイメタル53を上側バイメタル531と下側バイメタル532を重ねて2重に構成することにより、スライダ52を押し上げる力を大きく取ることができる。これにより、応答速度の高速化、遮断温度を広範囲に亘って調整することができる。
実施例を説明する図。 実施例の構成部材を説明する図。 実施例の動作を説明する図。 他の実施例を説明する図。 従来例を説明する図。 先行例を説明する図。
符号の説明
10 感熱板 11 ケース
110 底壁 110’頂壁
111 開口 112 貫通孔
113 係合凹部 41 可動接片
42 固定接片 43 固定側の引き出し端子
44 可動側の引き出し端子 45 可動接点
46 固定接点 51 クリック反転弓形バネ
511 可動端 512 ケース係合端
52 スライダ 521 案内桿
522 係合溝 53 細長片バイメタル
530 自由端 530’固定端
531 高膨張側面 532 低膨張側面

Claims (1)

  1. 底壁に開口を形成すると共に頂壁に貫通孔を形成し、開口壁に係合凹部を形成ケースと、ケースに取り付けられた固定側の引き出し端子および可動側の引き出し端子の対と、固定側の引き出し端子および可動側の引き出し端子に基端がそれぞれ固定されてケース内に配設された板バネ材より成る可動接片および固定接片対と、可動接片および固定接片の先端側に取り付けられている可動接点および固定接点対と、開口に対向してケースの底壁下面に取り付けられた感熱板と、感熱板に一端が固定端とされると共に他端が自由端とされた細長片バイメタルと、上面に案内桿を形成すると共に側面に係合溝を形成したスライダと、一端をスライダの係合溝に係合する可動端とすると共に他端を係合凹部に係合するケース係合端とするクリック反転弓形バネとを具備し、
    案内桿を貫通孔に挿通してスライダを開口に位置決めした状態で細長片バイメタルの自由端をスライダの下面に係合すると共に、クリック反転弓形バネを可動接片の下側においてスライダの係合溝とケースの係合凹部に係合したことを特徴とするサーモプロテクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103383903A (zh) * 2013-07-15 2013-11-06 东莞市凯恩电子科技有限公司 电热设备的防干烧温敏开关
CN106710964A (zh) * 2016-12-30 2017-05-24 合肥舒实工贸有限公司 耐用型突跳式温控器
CN106783389A (zh) * 2017-03-24 2017-05-31 东莞市楷亿电子科技有限公司 厚模加热盘接触式防干烧温控器及防干烧方法

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