JP2006099641A - 通信システム、サーバ装置、クライアント装置、通信方法、並びにプログラム - Google Patents

通信システム、サーバ装置、クライアント装置、通信方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーバ−クライアント間での通信の回数を減らすことができるようにする。
【解決手段】 ICチップ35を制御するためのコマンドを送信する前に、ICチップ35の固有情報などのチップ情報を取得していることがサーバ31に求められる。図3のサーバ−クライアントシステムにおいては、サーバ31からの要求があって初めてクライアント34により取得されたチップ情報がサーバ31に送信されるのではなく、サーバ31に対するアクセス(通信開始の要求)の前に、サーバ31からの要求によらずにクライアント34によりチップ情報が取得され、アクセスと同時に、チップ情報がサーバ31に送信される。本発明は、サーバ−クライアント間で通信を行う通信システムに適用することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信システム、サーバ装置、クライアント装置、通信方法、並びにプログラムに関し、特に、サーバ−クライアント間での通信の回数を減らすことができるようにする通信システム、サーバ装置、クライアント装置、通信方法、並びにプログラムに関する。
近年、クレジットカードや携帯電話機に埋め込まれたFeliCa(登録商標)などの非接触ICチップに電子マネーをチャージ(入金)し、そのチャージされた電子マネーを用いて、商品購入時の代金の支払いをしたりすることが普及しつつある。
代金の支払い時には、自分のクレジットカードや携帯電話機を店舗に設置された端末(リーダライタ)にかざすだけであるから、ユーザは、代金の支払いを迅速に行うことができる。
このような電子マネーシステム(サーバ−クライアントシステム)は、例えば、図1に示すような構成からなる。
電子マネーシステムのサーバ側はサーバ装置1とセキュリティモジュール2からなり、クライアント側はクライアント装置3とR/W(リーダ/ライタ)4からなる。サーバ装置1とクライアント装置3は、ネットワーク5を介して接続されている。
図1の例においては、クライアント側のR/W4には非接触ICチップ13が内蔵された携帯電話機6が近接されており、電磁誘導を用いた近距離通信を介してクライアント装置3に接続されている。
サーバ装置1に実装されるサーバアプリケーション11は、クライアント装置3に実装されるクライアントアプリケーション12との間で通信を行い、クライアントアプリケーション12からの要求に応じて作成したコマンド(非接触ICチップ13に実行させるコマンド)をセキュリティモジュール2に出力する。また、サーバアプリケーション11は、暗号化が施されたコマンドがセキュリティモジュール2から供給されてきたとき、それをネットワーク5を介してクライアント装置3のクライアントアプリケーション12に送信する。
セキュリティモジュール2は、耐タンパ性を有する装置であり、暗号処理、および、その暗号処理で用いる鍵の管理を行う。セキュリティモジュール2は、サーバアプリケーション11から供給されてきたコマンドに暗号化を施し、暗号化されたコマンドをサーバアプリケーション11に出力する。セキュリティモジュール2と非接触ICチップ13は、それぞれ共通の鍵を持っており、その鍵で暗号化された情報を送受信することによりセキュリティモジュール2と非接触ICチップ13の間で暗号通信が実現される。
クライアント装置3のクライアントアプリケーション12は、所定の要求をサーバ装置1のサーバアプリケーション11に送信するとともに、サーバアプリケーション11からコマンドが送信されてきたとき、それをR/W4を介して非接触ICチップ13に送信し、実行させる。
非接触ICチップ13は、R/W4等を介してセキュリティモジュール2から送信されてきたコマンドに施されている暗号化を復号し、それを実行する。コマンドの内容が電子マネーの書き換えである場合、このコマンドには書き換える金額の情報なども含まれている。
例えば、このような構成を有する電子マネーシステムにおいて、非接触ICチップ13に記憶されている電子マネーを用いて携帯電話機6のユーザが購入した商品の代金を支払う場合、クライアント装置3のクライアントアプリケーション12により、サーバ装置1のサーバアプリケーション11に対して、商品の代金の支払い要求が送信され、その要求を受信したサーバアプリケーション11により、電子マネーの残高の読み出しを非接触ICチップ13に要求するコマンド(Readコマンド)が作成される。
サーバアプリケーション11により作成されたReadコマンドは、セキュリティモジュール2により暗号化が施された後、サーバ装置1のサーバアプリケーション11、ネットワーク5、クライアント装置3のクライアントアプリケーション12、およびR/W4を介して非接触ICチップ13に送信され、非接触ICチップ13において復号された後、実行される。
Readコマンドが実行されることによって読み出された残高は、非接触ICチップ13により暗号化が施された後、サーバアプリケーション11に対するレスポンスとして、R/W4、クライアント装置3のクライアントアプリケーション12、ネットワーク5、およびサーバ装置1のサーバアプリケーション11を介してセキュリティモジュール2に送信される。セキュリティモジュール2においては、非接触ICチップ13から送信されてきた残高に施されている暗号化が復号され、復号された残高がサーバアプリケーション11に送信される。
これにより、サーバアプリケーション11は、非接触ICチップ13に記憶されている現在の電子マネーの残高を確認することができる。
残高を確認したとき、サーバ装置1のサーバアプリケーション11により、電子マネーの残高の書き換え(商品の代金の分だけ減額した残高への書き換え)を非接触ICチップ13に要求するコマンド(Writeコマンド)が作成される。
サーバアプリケーション11により作成されたWriteコマンドは、先に送信されたReadコマンドと同様に、セキュリティモジュール2により暗号化が施された後、サーバ装置1のサーバアプリケーション11、ネットワーク5、クライアント装置3のクライアントアプリケーション12、およびR/W4を介して非接触ICチップ13に送信され、非接触ICチップ13において復号された後、実行される。このWriteコマンドには、残高をいくらにするのかを表す情報なども含まれている。これにより、非接触ICチップ13に記憶されている電子マネーの残高が商品の代金の分だけ減額された状態になる。
例えば、残高の減額が完了したことを通知するメッセージが非接触ICチップ13からサーバアプリケーション11に送信されるなどの処理が行われた後、一連の処理が終了される。このような一連の処理により、商品の代金の支払いが実現される。
このような構成からなるサーバ−クライアントシステムより、以上のような商品の代金の支払いの他に、例えば、店舗が発行するポイントの管理や、電車の駅の改札機としてクライアント装置3が設けられている場合、乗車料金の支払いなどが実現される。ポイントの管理や乗車料金の支払いの場合も、基本的には、上述した代金の支払いの場合と同様の処理が図1の各装置により行われる。
図1に示すような構成からなるサーバ−クライアントシステムについては下記特許文献1に開示されている。
ここで、図1のサーバ−クライアントシステムの通信開始時の処理について図2のフローチャートを参照して説明する。
ステップS11において、クライアントアプリケーション12は、通信の開始をサーバアプリケーション11に要求し、サーバアプリケーション11は、その要求をステップS21で受信する。
サーバアプリケーション11は、ステップS22において、制御対象とするICチップである非接触ICチップ13のチップ固有情報の取得(Polling)と、鍵バージョン(非接触ICチップ13に格納されている鍵のバージョン)の取得(Request Service)を要求する。
例えば、制御対象のICチップの種別毎にコマンドが異なっていたり、ICチップが有している鍵と同じバージョンの鍵でコマンドなどを暗号化(暗号化自体はセキュリティモジュール32により行われる)してICチップに送信する必要があることから、サーバアプリケーション11は、ICチップの種別を識別することができるような情報を含むチップ固有情報と、鍵バージョンを取得して初めて、非接触ICチップ13を制御するための処理を行うことができる。
ステップS12において、クライアントアプリケーション12は、サーバアプリケーション11からの要求を受信し、ステップS13に進み、チップ固有情報の取得の要求を非接触ICチップ13に送信する。クライアントアプリケーション12からの要求は、例えば、R/W4を介して送信される。
ステップS1において、非接触ICチップ13は、クライアントアプリケーション12からの要求を受信し、ステップS2に進み、チップ固有情報を含む応答をクライアントアプリケーション12に送信する。
クライアントアプリケーション12は、ステップS14において、非接触ICチップ13からの応答を受信し、ステップS15に進み、次に、鍵バージョンの取得の要求を非接触ICチップ13に送信する。
ステップS3において、非接触ICチップ13は、クライアントアプリケーション12からの要求を受信し、ステップS4に進み、鍵バージョンを含む応答をクライアントアプリケーション12に送信する。
クライアントアプリケーション12は、ステップS16において、非接触ICチップ13からの応答を受信し、ステップS17に進み、非接触ICチップ13から得られたチップ固有情報と鍵バージョンを含む応答をサーバアプリケーション11に送信する。
ステップS23において、サーバアプリケーション11は、クライアントアプリケーション12から送信されてきたチップ固有情報と鍵バージョンを含む応答を受信する。これにより、サーバアプリケーション11は、制御対象としている非接触ICチップ13の種別に応じたコマンドを生成したり、非接触ICチップ13が有している鍵と同じバージョンの鍵で暗号化したコマンドを送信したりすることによって非接触ICチップ13を制御することが可能になる。
特開2003−141063号公報
ところで、以上のように、従来、要求に対するクライアント12からの応答という形で、サーバアプリケーション11は、制御対象の非接触ICチップ13の情報を取得していた。
しかしながら、例えば、通信の開始時に、サーバアプリケーション11からの要求によらずに、自動的に、クライアントアプリケーション12から非接触ICチップ13の情報が送信されるものとすれば、サーバ−クライアント間の通信の回数を減らすことができ、これにより、電子マネーを用いて代金の支払いを実現するなどの一連の処理をより短時間で終了させることができるものと考えられる。
また、クライアント側に行わせる一連の処理には、例えば、ある処理を非接触ICチップ13に行わせ、その処理が成功したときにクライアント装置3の表示部に成功画面を表示させ、一方、処理が失敗したときには失敗画面を表示させるといったように、ある処理の結果に応じて次の制御内容が異なるものもあり、この場合、サーバ−クライアント間では、例えば、サーバ側からクライアント側に対してある処理の実行を要求するための第1の通信が行われ、第1の通信の後、クライアント側からサーバ側に対して処理の結果を通知するための第2の通信が行われ、第2の通信の後、サーバ側からクライアント側に対して、表示させる画面(成功画面/失敗画面)を指示するための第3の通信が行われる。
すなわち、このように、従来、先の要求に応じてクライアント側で行われる処理の結果に応じて、サーバ側からの次の要求の内容が異なる場合、先の要求と次の要求が別々の通信によりクライアント側に送信される。
この場合も、先の要求と次の要求とが一度に、同じ通信により送信され、クライアント側で、先の処理が成功したか否かに応じて、次の処理内容が変更されるものとすることにより、やはり、サーバ−クライアント間の通信の回数を減らすことができ、一連の処理をより短時間で終了させることができるものと考えられる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、サーバ−クライアント間での通信の回数を減らすことができるようにするものである。
本発明の第1の通信システムは、制御対象のICチップに応じたコマンドを、クライアント装置を介してICチップに送信し、実行させるサーバ装置と、クライアント装置とからなる通信システムであって、そのうちのサーバ装置は、クライアント装置との通信の開始時に、クライアント装置により取得され、送信されてきたICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成したICチップに応じたコマンドによりICチップを制御する制御手段を備え、クライアント装置は、サーバ装置との通信の開始時に、サーバ装置からの要求によらずに、ICチップから取得したICチップに関する情報をサーバ装置に送信する送信手段を備えることを特徴とする。
本発明の第1のサーバ装置は、制御対象のICチップに応じたコマンドを、クライアント装置を介してICチップに送信し、実行させるサーバ装置であって、クライアント装置との通信の開始時に、クライアント装置により取得され、送信されてきたICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成したICチップに応じたコマンドによりICチップを制御する制御手段を備えることを特徴とする。
本発明の第1の通信方法は、制御対象のICチップに応じたコマンドを、クライアント装置を介してICチップに送信し、実行させるサーバ装置の通信方法であって、クライアント装置との通信の開始時に、クライアント装置により取得され、送信されてきたICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成したICチップに応じたコマンドによりICチップを制御する制御ステップを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、制御対象のICチップに応じたコマンドを、クライアント装置を介してICチップに送信し、実行させる処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、クライアント装置との通信の開始時に、クライアント装置により取得され、送信されてきたICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成したICチップに応じたコマンドによりICチップを制御する制御ステップを含むことを特徴とする。
本発明の第1のクライアント装置は、サーバ装置から送信されてくるコマンドを制御対象のICチップに実行させるクライアント装置であって、サーバ装置との通信の開始時に、サーバ装置からの要求によらずに、ICチップから取得したICチップに関する情報をサーバ装置に送信する送信手段を備えることを特徴とする。
本発明の第2の通信方法は、サーバ装置から送信されてくるコマンドを制御対象のICチップに実行させるクライアント装置の通信方法であって、サーバ装置との通信の開始時に、サーバ装置からの要求によらずに、ICチップから取得したICチップに関する情報をサーバ装置に送信する送信ステップを含むことを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、サーバ装置から送信されてくるコマンドを制御対象のICチップに実行させる処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、サーバ装置との通信の開始時に、サーバ装置からの要求によらずに、ICチップから取得したICチップに関する情報をサーバ装置に送信する送信ステップを含むことを特徴とする。
本発明の第2の通信システムは、サーバ装置とクライアント装置とからなる通信システムであって、そのうちのサーバ装置は、所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを生成し、クライアント装置に送信する送信手段を備え、クライアント装置は、第3のパケットを受信し、受信した第3のパケットに含まれる第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理手段と、第1の処理手段による処理が失敗したとき、受信した第3のパケットに含まれる第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2のサーバ装置は、クライアント装置にパケットを送信し、パケットの内容に基づいて処理を行わせるサーバ装置であって、所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを生成し、クライアント装置に送信する送信手段を備えることを特徴とする。
本発明の第3の通信方法は、クライアント装置にパケットを送信し、パケットの内容に基づいて処理を行わせるサーバ装置の通信方法であって、所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを生成し、クライアント装置に送信する送信ステップを含むことを特徴とする。
本発明の第3のプログラムは、クライアント装置にパケットを送信し、パケットの内容に基づいて処理を行わせる通信処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを生成し、クライアント装置に送信する送信ステップを含むことを特徴とする。
本発明の第2のクライアント装置は、サーバ装置から送信されてきたパケットの内容に基づいて処理を行うクライアント装置であって、所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを受信し、受信した第3のパケットに含まれる第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理手段と、第1の処理手段による処理が失敗したとき、受信した第3のパケットに含まれる第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第4の通信方法は、サーバ装置から送信されてきたパケットの内容に基づいて処理を行うクライアント装置の通信方法であって、所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを受信し、受信した第3のパケットに含まれる第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理ステップと、第1の処理ステップによる処理が失敗したとき、受信した第3のパケットに含まれる第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第4のプログラムは、サーバ装置から送信されてきたパケットの内容に基づいて処理を行う通信処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを受信し、受信した第3のパケットに含まれる第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理ステップと、第1の処理ステップによる処理が失敗したとき、受信した第3のパケットに含まれる第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1の通信システムのサーバ装置においては、クライアント装置との通信の開始時に、クライアント装置により取得され、送信されてきたICチップに関する情報が受信され、受信された情報に基づいて生成されたICチップに応じたコマンドによりICチップが制御される。また、クライアント装置においては、サーバ装置との通信の開始時に、サーバ装置からの要求によらずに、ICチップから取得されたICチップに関する情報がサーバ装置に送信される。
本発明の第1のサーバ装置および第1の通信方法、並びに第1のプログラムにおいては、クライアント装置との通信の開始時に、クライアント装置により取得され、送信されてきたICチップに関する情報が受信され、受信された情報に基づいて生成されたICチップに応じたコマンドによりICチップが制御される。
本発明の第1のクライアント装置および第2の通信方法、並びに第2のプログラムにおいては、サーバ装置との通信の開始時に、サーバ装置からの要求によらずに、ICチップから取得されたICチップに関する情報がサーバ装置に送信される。
本発明の第2の通信システムのサーバ装置においては、所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットが生成され、クライアント装置に送信される。また、クライアント装置においては、第3のパケットが受信され、受信された第3のパケットに含まれる第1のパケットの内容に基づいて処理が行われ、その処理が失敗したとき、受信した第3のパケットに含まれる第2のパケットの内容に基づいて処理が行われる。
本発明の第2のサーバ装置および第3の通信方法、並びに第3のプログラムにおいては、所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットが生成され、クライアント装置に送信される。
本発明の第2のクライアント装置および第4の通信方法、並びに第4のプログラムにおいては、所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットが受信され、受信された第3のパケットに含まれる第1のパケットの内容に基づいて処理が行われる。また、その処理が失敗したとき、受信した第3のパケットに含まれる第2のパケットの内容に基づいて処理が行われる。
本発明によれば、サーバ−クライアント間での通信の回数を減らすことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする実施の形態が本明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の通信システムは、制御対象のICチップに応じたコマンド(例えば、ICチップの種別に応じたコマンド、鍵バージョンに応じたバージョンの鍵で暗号化されたコマンド)を、クライアント装置(例えば、図3のクライアント34)を介して前記ICチップに送信し、実行させるサーバ装置(例えば、図3のサーバ31)と、前記クライアント装置とからなる通信システムであって、そのうちの前記サーバ装置は、前記クライアント装置との通信の開始時に、前記クライアント装置により取得され、送信されてきた前記ICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成した前記ICチップに応じたコマンドにより前記ICチップを制御する制御手段(例えば、図5のステップS51の処理を実行する図4の通信部59)を備え、前記クライアント装置は、前記サーバ装置との通信の開始時に、前記サーバ装置からの要求によらずに、前記ICチップから取得した前記ICチップに関する情報を前記サーバ装置に送信する送信手段(例えば、図5のステップS45の処理を実行する図4の通信部59)を備えることを特徴とする。
請求項2に記載のサーバ装置は、制御対象のICチップに応じたコマンド(例えば、ICチップの種別に応じたコマンド、鍵バージョンに応じたバージョンの鍵で暗号化されたコマンド)を、クライアント装置(例えば、図3のクライアント34)を介して前記ICチップに送信し、実行させるサーバ装置(例えば、図3のサーバ31)であって、前記クライアント装置との通信の開始時に、前記クライアント装置により取得され、送信されてきた前記ICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成した前記ICチップに応じたコマンドにより前記ICチップを制御する制御手段(例えば、図5のステップS51の処理を実行する図4の通信部59)を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の通信方法は、制御対象のICチップに応じたコマンド(例えば、ICチップの種別に応じたコマンド、鍵バージョンに応じたバージョンの鍵で暗号化されたコマンド)を、クライアント装置(例えば、図3のクライアント34)を介して前記ICチップに送信し、実行させるサーバ装置(例えば、図3のサーバ31)の通信方法であって、前記クライアント装置との通信の開始時に、前記クライアント装置により取得され、送信されてきた前記ICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成した前記ICチップに応じたコマンドにより前記ICチップを制御する制御ステップ(例えば、図5のステップS51)を含むことを特徴とする。
請求項4に記載のプログラムにおいても、各ステップが対応する実施の形態(但し一例)は、請求項3に記載の通信方法と同様である。
請求項5に記載のクライアント装置は、サーバ装置(例えば、図3のサーバ31)から送信されてくるコマンドを制御対象のICチップに実行させるクライアント装置(例えば、図3のクライアント34)であって、前記サーバ装置との通信の開始時に、前記サーバ装置からの要求によらずに、前記ICチップから取得した前記ICチップに関する情報を前記サーバ装置に送信する送信手段(例えば、図5のステップS45の処理を実行する図4の通信部59)を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の通信方法は、サーバ装置(例えば、図3のサーバ31)から送信されてくるコマンドを制御対象のICチップに実行させるクライアント装置(例えば、図3のクライアント34)の通信方法であって、前記サーバ装置との通信の開始時に、前記サーバ装置からの要求によらずに、前記ICチップから取得した前記ICチップに関する情報を前記サーバ装置に送信する送信ステップ(例えば、図5のステップS45)を含むことを特徴とする。
請求項7に記載のプログラムにおいても、各ステップが対応する実施の形態(但し一例)は、請求項6に記載の通信方法と同様である。
請求項8に記載の通信システムは、サーバ装置(例えば、図3のサーバ31)とクライアント装置(例えば、図3のクライアント34)とからなる通信システムであって、そのうちの前記サーバ装置は、所定の処理の内容を指示する第1のパケット(例えば、通常パケット)と、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケット(例えば、制御パケット)とを含む第3のパケット(例えば、要求パケット)を生成し、前記クライアント装置に送信する送信手段(例えば、図10のステップS104の処理を実行する図8の要求パケット生成部103)を備え、前記クライアント装置は、前記第3のパケットを受信し、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理手段(例えば、図11のステップS122の処理を実行する図9の通常パケット処理部112)と、前記第1の処理手段による処理が失敗したとき、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理手段(例えば、図11のステップS124の処理を実行する図9の制御パケット処理部113)とを備えることを特徴とする。
請求項9に記載のサーバ装置は、クライアント装置(例えば、図3のクライアント34)にパケットを送信し、パケットの内容に基づいて処理を行わせるサーバ装置(例えば、図3のサーバ31)であって、所定の処理の内容を指示する第1のパケット(例えば、通常パケット)と、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケット(例えば、制御パケット)とを含む第3のパケット(例えば、要求パケット)を生成し、前記クライアント装置に送信する送信手段(例えば、図10のステップS104の処理を実行する図8の要求パケット生成部103)を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の通信方法は、クライアント装置(例えば、図3のクライアント34)にパケットを送信し、パケットの内容に基づいて処理を行わせるサーバ装置(例えば、図3のサーバ31)の通信方法であって、所定の処理の内容を指示する第1のパケット(例えば、通常パケット)と、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケット(例えば、制御パケット)とを含む第3のパケット(例えば、要求パケット)を生成し、前記クライアント装置に送信する送信ステップ(例えば、図10のステップS104)を含むことを特徴とする。
請求項11に記載のプログラムにおいても、各ステップが対応する実施の形態(但し一例)は、請求項10に記載の通信方法と同様である。
請求項12に記載のクライアント装置は、サーバ装置(例えば、図3のサーバ31)から送信されてきたパケットの内容に基づいて処理を行うクライアント装置(例えば、図3のクライアント34)であって、所定の処理の内容を指示する第1のパケット(例えば、通常パケット)と、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケット(例えば、制御パケット)とを含む第3のパケット(例えば、要求パケット)を受信し、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理手段(例えば、図11のステップS122の処理を実行する図9の通常パケット処理部112)と、前記第1の処理手段による処理が失敗したとき、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理手段(例えば、図11のステップS124の処理を実行する図9の制御パケット処理部113)とを備えることを特徴とする。
請求項13に記載の通信方法は、サーバ装置(例えば、図3のサーバ31)から送信されてきたパケットの内容に基づいて処理を行うクライアント装置(例えば、図3のクライアント34)の通信方法であって、所定の処理の内容を指示する第1のパケット(例えば、通常パケット)と、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケット(例えば、制御パケット)とを含む第3のパケット(例えば、要求パケット)を受信し、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理ステップ(例えば、図11のステップS122)と、前記第1の処理ステップによる処理が失敗したとき、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理ステップ(例えば、図11のステップS124)とを含むことを特徴とする。
請求項14に記載のプログラムにおいても、各ステップが対応する実施の形態(但し一例)は、請求項13に記載の通信方法と同様である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図3は、本発明を適用したサーバ−クライアントシステムの構成例を示すブロック図である。
図3のサーバ−クライアントシステムは、サーバ31、セキュリティモジュール32、ネットワーク33、クライアント34、およびICチップ35から構成される。
図3のサーバ−クライアントシステムにおいて、サーバ側はサーバ31とセキュリティモジュール32からなり、クライアント側はクライアント34とICチップ35からなる。サーバ31とクライアント34はネットワーク33を介して接続されている。
図3に示す構成のうちのサーバ31は図1のサーバ装置1に対応し、セキュリティモジュール32は図1のセキュリティモジュール2に対応する。また、ネットワーク33は図1のネットワーク5に対応し、クライント34は図1のクライアント装置3に対応し、ICチップ35は図1の非接触ICチップ13に対応する。なお、図4のR/W4に対応する構成は図3では省略している。
すなわち、サーバ31は、図1のサーバアプリケーション11の機能を少なくとも有しており、クライアント34との間で通信を行い、クライアント34からの要求に応じて作成したコマンド(ICチップ35に実行させるコマンド)をセキュリティモジュール32に出力する。また、サーバ31は、暗号化が施されたコマンドがセキュリティモジュール32から供給されてきたとき、それをネットワーク33を介してクライアント33に送信する。
セキュリティモジュール32は、耐タンパ性を有する装置であり、暗号処理、および、その暗号処理で用いる鍵の管理を行う。セキュリティモジュール32は、サーバ31から供給されてきたコマンドに暗号化を施し、暗号化されたコマンドをサーバ31に出力する。セキュリティモジュール32とICチップ35は、それぞれ共通の鍵を持っており、その鍵で暗号化された情報を送受信することによりセキュリティモジュール32とICチップ35の間で暗号通信が実現される。
クライアント34は、図1のクライアントアプリケーション12の機能を少なくとも有し、所定の要求をサーバ31に送信するとともに、サーバ31からコマンドが送信されてきたとき、それをICチップ35に送信し、実行させる。
ICチップ35は、クライアント34等を介してセキュリティモジュール32から送信されてきたコマンドに施されている暗号化を復号し、それを実行する。コマンドの内容が電子マネーの書き換えである場合、このコマンドには書き換える金額の情報なども含まれている。
このような構成を有するサーバ−クライアントシステムにおいて、例えば、ICチップ35に記憶されている電子マネーを用いた代金の支払いの処理をクライアント34からの要求に応じて行う場合、サーバ31は、ICチップ35に記憶されている電子マネーの残高を読み出すReadコマンドなどを送信する前に、上述したように、ICチップ35の固有情報や、ICチップ35が管理している鍵のバージョンを取得する必要がある。
図3のサーバ−クライアントシステムにおいて、この、ICチップ35の固有情報や、ICチップ35が管理している鍵のバージョンの取得は、次のようにして行われる。以下、適宜、ICチップ35の固有情報や、ICチップ35が管理している鍵のバージョンの情報などのICチップ35に関する情報をまとめてチップ情報という。
すなわち、図2に示したように、サーバ側からの要求があって初めてクライアント側において取得されたチップ情報が、サーバ側からの要求に対する応答という形で送信され、サーバ側により取得されるのではなく、サーバ側に対するアクセス(通信開始の要求)の前に、サーバ側からの要求によらずにクライアント側でチップ情報が取得され、アクセスと同時にチップ情報が送信され、サーバ側により取得される。
これにより、サーバ31は、アクセスと同時にクライアント34から送信されてきたチップ情報に基づいて、いま制御対象としているICチップ35に応じたコマンドやメッセージを生成し、それらの情報を送信したりすることができる。
従って、サーバ31からの要求があって初めてクライアント34によりICチップ35のチップ情報が取得され、それがサーバ31に送信される場合に較べて、サーバ−クライアント間の通信の回数を減らすことができ、一連の処理をより短時間で終了させることができる。
ここで、ICチップ35に応じたコマンドやメッセージとは、例えば、携帯電話機に内蔵されているものやクレジットカードに埋め込まれているものなど、ICチップの種別毎にコマンドやメッセージの種別が異なる場合に、その種別がICチップ35に応じたものであるということや、一度に送受信する長さや個数がICチップ35に応じたものであるということなどを意味する。
図3のサーバ−クライアントシステムにおける通信開始時の処理についてはフローチャートを参照して後述する。
図4は、図3のサーバ31のハードウエア構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)51は、ROM(Read Only Memory)52に記憶されているプログラム、または、記憶部58からRAM(Random Access Memory)53にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM53にはまた、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
CPU51、ROM52、およびRAM53は、バス54を介して相互に接続されている。このバス54にはまた、入出力インタフェース55も接続されている。
入出力インタフェース55には、キーボード、マウスなどよりなる入力部56、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部57、ハードディスクなどより構成される記憶部58、ネットワーク33を介しての通信処理を行う通信部59が接続されている。
入出力インタフェース55にはまた、必要に応じてドライブ60が接続される。ドライブ60には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア61が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部58にインストールされる。
なお、セキュリティモジュール32、クライアント34も、図4の構成と同様の構成を有している。以下、適宜、図4の構成を、セキュリティモジュール32やクライアント34の構成としても引用して説明する。
次に、図5のフローチャートを参照して、図3のサーバ−クライアントシステムにおける通信開始時の処理について説明する。
ステップS41において、クライアント34は、チップ固有情報の取得の要求をICチップ35に送信する。
ステップS31において、ICチップ35は、クライアント34からの要求を受信し、ステップS32に進み、チップ固有情報を含む応答をクライアント34に送信する。
クライアント34は、ステップS42において、ICチップ35からの応答を受信し、ステップS43に進み、次に、鍵バージョンの取得の要求をICチップ35に送信する。
ステップS33において、ICチップ35は、クライアント34からの要求を受信し、ステップS34に進み、鍵バージョンを含む応答をクライアント34に送信する。
クライアント34は、ステップS44において、ICチップ35からの応答を受信し、ステップS45に進み、ICチップ35から得られたチップ固有情報と鍵バージョン(チップ情報)を含む通信開始の要求をサーバ31に送信する。
ステップS51において、サーバ31は、クライアント34から送信されてきたチップ情報を含む通信開始の要求を受信する。これにより、サーバ31は、制御対象としているICチップ35の種別に応じたコマンドを生成したり、ICチップ35が有している鍵と同じバージョンの鍵で暗号化したコマンドを送信したりすることによって、ICチップ35を制御することが可能になる。
図5の処理と図2の処理とを比較してわかるように、図2のサーバアプリケーション11のステップS21,S22の処理、クライアントアプリケーション12のステップS11,S12の処理に対応する処理が図5の処理では行われず、サーバ側がチップ情報を取得するまでの同じ処理であっても、図5の処理の方が、サーバ−クライアント間の通信の回数が少なくて済む。
以上においては、サーバ31からの要求によらずにクライアント34により取得され、サーバ31に送信される情報がチップ固有情報と鍵バージョンであるとしたが、これ以外にも、サーバ31が取得しておく必要のある各種の情報が、通信開始の要求とともにクライアント34から送信されるようにしてもよい。
例えば、ICチップ35で採用されているOS(Operating System)を表す情報、ICチップ35におけるデータの管理に関する情報(データフォーマット)などがチップ情報として通信開始の要求とともにサーバ31に送信されるようにしてもよい。
また、クライアント34のハードウェアを表す情報(例えば、クライアント34が携帯電話機、PCであるなどの情報)や、クライアント34で採用されているOSを表す情報などのクライアントに関する情報が、通信開始の要求とともにサーバ31に送信されるようにしてもよい。
以上においては、サーバ31で必要な情報が、サーバ31からの要求によらずにクライアント34により取得され、それが通信開始の要求とともにサーバ31に送信されることによって通信回数を減らす場合について説明したが、次のように、クライアント側(クライアント34、ICチップ35)に実行させるコマンドが1回の通信で1つずつ送信されるのではなく、そのようなコマンド(コマンドを含むパケット)が、複数、まとめてサーバ31からクライアント34に送信されることによっても通信回数を減らすことができる。
図6は、このように、コマンドを含むパケットをまとめてサーバ31からクライアント34に送信することによって通信回数を減らす場合の図3のサーバ−クライアントシステムの処理について説明するフローチャートである。
ステップS71において、サーバ31は、パケット(Packet)のまとまりからなる要求パケットをクライアント34に送信する。
図6の例においては、要求パケットは、通常パケットまたは制御パケットであるPacket1乃至Nから構成されている。
ここで、通常パケットは、クライアント34やICチップ35に実行させるコマンドを含むパケットである。例えば、所定の画面表示をクライアント34に指示するコマンドや、情報の読み出し、書き込みをICチップ35に指示するコマンド(Readコマンド、Writeコマンド)が通常パケットに含まれる。
また、制御パケットは、通常パケットに含まれるコマンドに従った処理が失敗した場合に、次にどの処理を行うのか(条件分岐)をクライアント34やICチップ35に指示する情報を含むパケットである。
ステップS61において、クライアント34は、サーバ31から送信されてきた要求パケットを受信し、ステップS62に進み、パケットの処理を行う。
パケットの処理は、例えば、図7A乃至Dに示すようにしてクライアント34またはICチップ35により行われる。
要求パケットを構成するパケットのうち、通常パケットは前から1つずつ処理される。例えば、Packet1乃至3がそれぞれ通常パケットである場合、図7Aに示すように、Packet1、Packet2、Packet3、・・・の順番で処理が行われる。
通常パケットの処理が失敗した場合(エラーが発生した場合)、制御パケットの条件分岐に従って次の処理が行われる。
例えば、Packet2の処理が失敗した場合に、次にPacketNを処理することが制御パケットにより指示されているとき、図7Bに示すように、Packet1、Packet2(失敗)、PacketNの順番で処理が行われる。
また、例えば、Packet2の処理が失敗した場合に、そこで処理を止めることが制御パケットにより指示されているとき、図7Cに示すように、Packet1、Packet2(失敗)の順番で処理が行われる。これは、クライアント側(片側)の処理を途中で終わらせる場合などに用いられる。
さらに、例えば、Packet2の処理が失敗した場合に、所定の数だけPacketの処理をジャンプし、ジャンプ先にある所定のPacketを処理することが制御パケットにより指示されているとき、図7Dに示すように、Packet1、Packet2(失敗)、その所定のPacketの順番で処理が行われる。これは、所定のPacketを処理した後、再度、Packet2の処理に戻るといったような場合に用いられる。
このような処理がクライアント34、ICチップ35において行われることにより、例えば、ICチップ35にアクセス(情報の読み出し、書き込み)する通常パケット(Packet1)、この通常パケットの処理に失敗した場合、次の通常パケットの処理をジャンプして次々の通常パケットの処理を行うことを指示する制御パケット(Packet2)、ICチップ35のアクセスに成功したことをユーザに通知する画面を表示させる通常パケット(Packet3)、ICチップ35のアクセスに失敗したことをユーザに通知する画面を表示させる通常パケット(Packet4)からなる要求パケットがサーバ31から送信されてきた場合において、ICチップ35へのアクセス(Packet1の処理)が失敗したとき、Packet2による指示に従って、Packet3の処理がジャンプされ、Packet4の処理、すなわち、ICチップ35のアクセスに失敗したことをユーザに通知する画面を表示させる処理がクライアント34により行われる。
このように、複数のパケット(コマンド)がサーバ31からまとめて送信され、クライアント側において、あるパケットの処理に失敗した場合、次の処理が制御パケットの内容に基づいてクライアント34自身により判断され、次の処理が行われるようにすることにより、サーバ−クライアント間の通信の回数を減らすことができる。
すなわち、サーバ31が、ICチップ35へのアクセスを指示するコマンドを含む第1のパケットをクライアント34に送信し、その処理結果(応答)をクライアント34から取得し、処理が成功したか否かを判断してから、次に送信するコマンドを含む第2のパケットを選択し、選択した第2のパケットを送信することによっても、同様の一連の処理を実現することができるが、この場合、上述したように、複数のパケット(通常パケット)を、制御パケットとともにまとめて送る場合より、通信の回数が多く、一連の処理が完了するまでに時間がかかってしまうことになる。
図6の説明に戻り、ステップS63において、クライアント34は、Packet1乃至Nのそれぞれの処理結果を表す、応答パケットPacket1乃至Nをサーバ31に送信する。
サーバ31は、ステップS72において、クライアント34から送信されてきた応答パケットPacket1乃至Nを受信し、それ以降の処理を行う。
図3のサーバ−クライアントシステムにおいては、以上のような方法によっても、サーバ−クライアント間の通信回数を減らすことが行われる。サーバ31とクライアント34のそれぞれの詳細な処理についてはフローチャートを参照して後述する。
図8は、サーバ31の機能構成例を示すブロック図である。
サーバ31は、通常パケット生成部101、制御パケット生成部102、および要求パケット生成部103から構成される。
通常パケット生成部101は、サーバ31の管理者(ICチップ35を用いたサービスの提供者)により入力部56(図4)が操作されることによって入力されたコマンドを含む通常パケットを生成し、生成した通常パケットを要求パケット生成部103に出力する。
制御パケット生成部102は、サーバ31の管理者により入力された条件分岐に従って、その条件分岐を表す制御パケットを生成し、生成した制御パケットを要求パケット生成部103に出力する。
要求パケット生成部103は、通常パケット生成部101から供給されてきた通常パケットと、制御パケット生成部102から供給されてきた制御パケットをひとまとまりにして要求パケットを生成し、生成した要求パケットを、所定のタイミングでクライアント34に送信する。
図9は、クライアント34の機能構成例を示すブロック図である。
クライアント34は、パケット抽出部111、通常パケット処理部112、および制御パケット処理部113から構成される。
パケット抽出部111は、サーバ31から送信されてきた要求パケットを受信し、それを構成する通常パケットと制御パケットを抽出する。パケット抽出部111は、抽出した通常パケットを通常パケット処理部112に出力し、制御パケットを制御パケット処理部113に出力する。
通常パケット処理部112は、パケット抽出部111から供給されてきた通常パケットを自分自身で処理し、または、ICチップ35に処理させる(通常パケットに含まれるコマンドを自分自身で実行し、または、ICチップ35に実行させる)。
制御パケット処理部113は、通常パケット処理部112による通常パケットの処理が失敗したとき、パケット抽出部111から供給されてきた制御パケットに基づいて、次の処理の内容を表す情報を通常パケット処理部112に出力し、その、次の処理を通常パケット処理部112に行わせる。
次に、以上のような構成を有するサーバ31とクライアント34のそれぞれの処理について説明する。
始めに、図10のフローチャートを参照して、要求パケットを生成するサーバ31の処理について説明する。
ステップS101において、サーバ31の通常パケット生成部101は、サーバ31の管理者により入力されたコマンドを含む通常パケットを生成し、生成した通常パケットを要求パケット生成部103に出力する。
ステップS102において、制御パケット生成部102は、同じくサーバ31の管理者により入力された条件分岐に従って、その条件分岐を表す制御パケットを生成し、生成した制御パケットを要求パケット生成部103に出力する。
要求パケット生成部103は、ステップS103において、通常パケット生成部101から供給されてきた通常パケットと、制御パケット生成部102から供給されてきた制御パケットをひとまとまりにして要求パケットを生成する。
また、要求パケット生成部103は、ステップS104において、ステップS103で生成した要求パケットを所定のタイミングでクライアント34に送信し、処理を終了させる。要求パケットに対する応答がクライアント34から送信されてきたとき、サーバ31においては、それを用いた処理が行われる。
次に、図11のフローチャートを参照して、パケットを処理するクライアント34の処理について説明する。この処理は、図6のステップS62で行われる処理に相当する。
ステップS121において、クライアント34のパケット抽出部111は、サーバ31から送信されてきた要求パケットを受信し、それを構成する通常パケットと制御パケットを抽出する。パケット抽出部111は、抽出した通常パケットを通常パケット処理部112に出力し、制御パケットを制御パケット処理部113に出力する。
ステップS122において、通常パケット処理部112は、パケット抽出部111から供給されてきた通常パケットを自分自身で処理し、または、ICチップ35に処理させる。
ステップS123において、制御パケット処理部113は、通常パケット処理部112による通常パケットの処理が成功したか否かを判定し、成功していない、すなわち、失敗したと判定した場合、ステップS124に進み、パケット抽出部111から供給されてきた制御パケットに基づいて、次の処理の内容を表す情報を通常パケット処理部112に出力し、その、次の処理を通常パケット処理部112に行わせる。
ステップS125において、制御パケット処理部113は、処理を終了させるか否かを判定し、終了させないと判定した場合、ステップS122に戻り、それ以降の処理を行わせる。
例えば、処理が失敗した通常パケットの次に処理するものとして所定の通常パケットが制御パケットにより指示されている場合、ステップS124においては、次に処理する通常パケットの情報が通常パケット処理部112に出力され、ステップS125において、処理をまだ終了しないと判定される。その後、ステップS122において、その、次に処理するものとして制御パケットにより指示されている通常パケットが通常パケット処理部112により処理される。
また、通常パケットの処理が失敗した場合には、そこで処理を止めることが制御パケットにより指示されているとき、ステップS124においては、処理を止めることを表す情報が通常パケット処理部112に出力され、ステップS125において、処理を終了すると判定され、処理は終了される。
以上のように、通常パケット処理部112による通常パケットの処理が失敗した場合、制御パケット処理部113により処理された、制御パケットの内容に応じて次の処理が行われる。
一方、ステップS123において、制御パケット処理部113は、通常パケット処理部112による通常パケットの処理が成功したと判定した場合、ステップS124の処理をスキップし、ステップS125以降の処理を行う。
すなわち、ステップS125において、処理を終了させるか否かが判定され、前から1つずつ、要求パケットに含まれる最後の通常パケットまで処理が行われたことから、処理を終了すると判定された場合、処理は終了される。また、通常パケットがまだ残っていることから、処理を終了しないと判定された場合、ステップS122に戻り、通常パケットの処理が継続される。図11の処理が終了したとき、応答コマンドがサーバ31に対して送信される。
以上の処理により、サーバ−クライアント間の通信回数を減らすことができる。
なお、制御パケットを用いて条件分岐を指定する方法と同様の方法として、スクリプトを用いて処理の内容と条件分岐を指定することも考えらるが、スクリプトは所定のプログラミング言語で記述されたものであり、ICチップ35向けのコマンドなどよりなる制御パケットを処理するよりも高度な処理が求められることから、実装の面や、クライアント側の機器の処理負担の面という点から、制御パケットを用いた方が有効である。従って、以上のような制御パケットを用いた方法は、携帯機器などの、パーソナルコンピュータなどと較べて処理能力の劣る機器を制御する場合や、その機器に内蔵されたICチップなどを制御する場合に特に有効である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図4に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(登録商標)(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア61により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM52や、記憶部58に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、各ステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
従来のサーバ−クライアントシステムの構成例を示すブロック図である。 図1のサーバ−クライアントシステムの通信開始時の処理について説明するフローチャートである。 本発明を適用したサーバ−クライアントシステムの構成例を示すブロック図である。 図3のサーバのハードウエア構成例を示すブロック図である。 図3のサーバ−クライアントシステムの通信開始時の処理について説明するフローチャートである。 図3のサーバ−クライアントシステムの処理について説明するフローチャートである。 パケットの処理について示す図である。 サーバの機能構成例を示すブロック図である。 クライアントの機能構成例を示すブロック図である。 サーバの要求パケット生成処理について説明するフローチャートである。 クライアントのパケット処理について説明するフローチャートである。
符号の説明
31 サーバ, 32 セキュリティモジュール, 33 ネットワーク, 34 クライアント, 35 ICチップ, 101 通常パケット生成部, 102 制御パケット生成部, 103 要求パケット生成部, 111 パケット抽出部, 112 通常パケット処理部, 113 制御パケット処理部

Claims (14)

  1. 制御対象のIC(Integrated Circuit)チップに応じたコマンドを、クライアント装置を介して前記ICチップに送信し、実行させるサーバ装置と、前記クライアント装置とからなる通信システムにおいて、
    前記サーバ装置は、
    前記クライアント装置との通信の開始時に、前記クライアント装置により取得され、送信されてきた前記ICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成した前記ICチップに応じたコマンドにより前記ICチップを制御する制御手段を備え、
    前記クライアント装置は、
    前記サーバ装置との通信の開始時に、前記サーバ装置からの要求によらずに、前記ICチップから取得した前記ICチップに関する情報を前記サーバ装置に送信する送信手段を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 制御対象のIC(Integrated Circuit)チップに応じたコマンドを、クライアント装置を介して前記ICチップに送信し、実行させるサーバ装置において、
    前記クライアント装置との通信の開始時に、前記クライアント装置により取得され、送信されてきた前記ICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成した前記ICチップに応じたコマンドにより前記ICチップを制御する制御手段を備える
    ことを特徴とするサーバ装置。
  3. 制御対象のIC(Integrated Circuit)チップに応じたコマンドを、クライアント装置を介して前記ICチップに送信し、実行させるサーバ装置の通信方法において、
    前記クライアント装置との通信の開始時に、前記クライアント装置により取得され、送信されてきた前記ICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成した前記ICチップに応じたコマンドにより前記ICチップを制御する制御ステップを含む
    ことを特徴とする通信方法。
  4. 制御対象のIC(Integrated Circuit)チップに応じたコマンドを、クライアント装置を介して前記ICチップに送信し、実行させる処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記クライアント装置との通信の開始時に、前記クライアント装置により取得され、送信されてきた前記ICチップに関する情報を受信し、受信した情報に基づいて生成した前記ICチップに応じたコマンドにより前記ICチップを制御する制御ステップを含む
    ことを特徴とするプログラム。
  5. サーバ装置から送信されてくるコマンドを制御対象のIC(Integrated Circuit)チップに実行させるクライアント装置において、
    前記サーバ装置との通信の開始時に、前記サーバ装置からの要求によらずに、前記ICチップから取得した前記ICチップに関する情報を前記サーバ装置に送信する送信手段を備える
    ことを特徴とするクライアント装置。
  6. サーバ装置から送信されてくるコマンドを制御対象のIC(Integrated Circuit)チップに実行させるクライアント装置の通信方法において、
    前記サーバ装置との通信の開始時に、前記サーバ装置からの要求によらずに、前記ICチップから取得した前記ICチップに関する情報を前記サーバ装置に送信する送信ステップを含む
    ことを特徴とする通信方法。
  7. サーバ装置から送信されてくるコマンドを制御対象のIC(Integrated Circuit)チップに実行させる処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記サーバ装置との通信の開始時に、前記サーバ装置からの要求によらずに、前記ICチップから取得した前記ICチップに関する情報を前記サーバ装置に送信する送信ステップを含む
    ことを特徴とするプログラム。
  8. サーバ装置とクライアント装置とからなる通信システムにおいて、
    前記サーバ装置は、
    所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを生成し、前記クライアント装置に送信する送信手段を備え、
    前記クライアント装置は、
    前記第3のパケットを受信し、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理手段と、
    前記第1の処理手段による処理が失敗したとき、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  9. クライアント装置にパケットを送信し、パケットの内容に基づいて処理を行わせるサーバ装置において、
    所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを生成し、前記クライアント装置に送信する送信手段を備える
    ことを特徴とするサーバ装置。
  10. クライアント装置にパケットを送信し、パケットの内容に基づいて処理を行わせるサーバ装置の通信方法において、
    所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを生成し、前記クライアント装置に送信する送信ステップを含む
    ことを特徴とする通信方法。
  11. クライアント装置にパケットを送信し、パケットの内容に基づいて処理を行わせる通信処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを生成し、前記クライアント装置に送信する送信ステップを含む
    ことを特徴とするプログラム。
  12. サーバ装置から送信されてきたパケットの内容に基づいて処理を行うクライアント装置において、
    所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを受信し、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理手段と、
    前記第1の処理手段による処理が失敗したとき、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理手段と
    を備えることを特徴とするクライアント装置。
  13. サーバ装置から送信されてきたパケットの内容に基づいて処理を行うクライアント装置の通信方法において、
    所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを受信し、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理ステップと、
    前記第1の処理ステップによる処理が失敗したとき、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理ステップと
    を含むことを特徴とする通信方法。
  14. サーバ装置から送信されてきたパケットの内容に基づいて処理を行う通信処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    所定の処理の内容を指示する第1のパケットと、前記第1のパケットに基づく処理が失敗した場合の次の処理の内容を指示する第2のパケットとを含む第3のパケットを受信し、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第1のパケットの内容に基づいて処理を行う第1の処理ステップと、
    前記第1の処理ステップによる処理が失敗したとき、受信した前記第3のパケットに含まれる前記第2のパケットの内容に基づいて処理を行う第2の処理ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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