JP2006099199A - メモリアクセス要求の調停 - Google Patents

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Shuji Otsuka
修司 大▲塚▼
Ryuichi Tsuji
龍一 辻
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慶治 荘
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Abstract

【課題】 ページ切替を抑制することにより、メモリに対するデータ入出力を高速化する。
【解決手段】 メモリは、外部と授受されるデータを一時的に保持するデータラッチと、データラッチからのデータの書き戻しとデータラッチへのデータの読み出しを行うメモリセル群である複数のページとを備えている。このメモリへのアクセス要求を行う複数のメモリマスタのうちの1つのメモリマスタにアクセス許可を与える調停装置は、最後にアクセスされたページに関するページ情報を保持するページ情報記憶部を有している。調停処理を行う調停実行部は、ページ情報記憶部に保持されているページ情報に基づいて、最終アクセスページと同一のページにアクセス要求するメモリマスタに優先的にアクセス許可を与える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数のメモリマスタからのメモリアクセス要求を調停する技術に関する。
メモリに対して複数のメモリマスタがアクセス要求を行う場合、複数のメモリマスタからのアクセス要求が同時に存在する場合がある。その場合、アクセス要求を行っている複数のメモリマスタのうち、事前に設定された優先順位に従って、1つのメモリマスタにメモリへのアクセスを許可する調停が行われる。
特開2001−356961号公報
通常、メモリ内には、アクセスされたメモリセル群(「ページ」と呼ぶ)のデータを保持するためのデータラッチが設けられている。すなわち、メモリ内の1つのページがアクセス(読み出しまたは書き込み)されると、アクセス後も、そのページのデータがデータラッチに保持されている。
しかしながら、事前に設定された優先順位に従ってアクセスを許可するメモリマスタを決定すると、最後にアクセスされデータラッチにデータが保持されている最終アクセスページと同一のページにアクセス要求するメモリマスタがあっても、異なるページにアクセス要求するメモリマスタにアクセス許可が与えられる可能性がある。その場合、異なるページにアクセスするために、ページ切替処理(メモリセルからデータラッチへのデータの読み出し、または、データラッチからメモリセルへのデータの書き戻し)が必要となる。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、ページ切替を抑制することにより、メモリに対するデータ入出力を高速化する技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の調停装置は、メモリに対するアクセス要求を行う複数のメモリマスタのうちの1つのメモリマスタにアクセス許可を与える調停装置であって、前記メモリは、外部と授受されるデータを一時的に保持するデータラッチと、前記データラッチに対応し、前記データラッチからのデータの書き戻しおよび前記データラッチへのデータの読み出しを行うメモリセル群である複数のページと、を備え、前記調停装置は、最後にアクセスされた最終アクセスページに関するページ情報を保持するページ情報記憶部と、複数のメモリマスタからのアクセス要求が同時に存在する場合に、前記ページ情報記憶部に保持されているページ情報に基づいて、前記最終アクセスページと同一のページにアクセス要求するメモリマスタに優先的に前記アクセス許可を与える調停実行部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、最終アクセスページと同一のページに対してアクセス要求するメモリマスタが優先されるので、ページの切替が抑制され、メモリに対するデータ入出力を高速化することができる。
前記メモリは、複数のページとデータラッチとをそれぞれ有する複数のバンクを備え、前記ページ情報記憶部は、前記複数のバンクのそれぞれに対応して前記ページ情報を保持しており、前記調停実行部は、前記複数のバンクのうちいずれかのバンクの最終アクセスページと同一のページにアクセス要求するメモリマスタに優先的に前記アクセス許可を与えるものとしてもよい。
この構成によれば、メモリマスタがアクセス要求するページと最終アクセスページとが一致する可能性が高くなるので、ページの切替をより抑制することができる。
前記メモリは、任意のページと前記データラッチとの間のデータ転送と、前記データラッチと外部との間のデータ転送と、を独立して実行可能なメモリであるものとしてもよい。
この構成によれば、ページとデータラッチとの間のデータ転送の実行時期を適宜決定することができるので、メモリに対するデータ入出力をより高速化することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、調停方法、調停回路および調停装置、それらの方法、回路または装置を用いたメモリ制御方法、メモリ制御回路およびメモリ制御装置、等の態様で実現することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例:
B.変形例:
A.実施例:
図1は、本発明の一実施例としてのメモリシステム100の構成を示す説明図である。メモリシステム100は、メモリマスタ群200と、調停装置300と、メモリコントローラ400と、4つのバンク520,540,560,580を有するDDR SDRAM(Double Data Rate Syncronous DRAM)500(以下、単に「メモリ500」とも呼ぶ)と、を備えている。
メモリマスタ群200は、N個(Nは2以上の整数)のメモリマスタを備えている。個々のメモリマスタは、メモリに対するアクセス要求REQの送出およびアクセス許可GNTのための信号線を含むコントロールバスと、メモリアクセスを要求するアドレスADRを送出するアドレスバスと、データバスと、にそれぞれ接続されている。なお、アドレスADRは、メモリ500が有する4つのバンク520〜580のうちアクセスの対象となるバンク(対象バンク)を指定するためのバンクアドレスを含んでいる。
調停装置300は、調停実行部310と、メモリ500の4つのバンク520〜580に対応する4つのページ情報記憶部320〜326と、を備えている。メモリマスタ群200から送出されるアクセス要求REQは、調停実行部310に供給され、アドレスADRは、ページ情報記憶部320〜326に供給される。なお、調停装置300の動作については、後述する。
メモリコントローラ400は、調停実行部310から供給されるページ切替情報PSIに基づいて、メモリ500を制御するコマンドCMDを生成する。生成されたコマンドCMDは、メモリコントローラ400からメモリ500に供給される。
メモリ500が備える4つのバンク520,540,560,580は、それぞれデータ入出力部(図示しない)を介して、データバスに接続されている。また、メモリ500は、図示しないアドレスバスを介して、メモリマスタ群200中の各メモリマスタと接続されている。メモリ500は、アドレスバス上のアドレスADRと、メモリコントローラ400から供給されるコマンドCMDとに応じて、データバスを介してメモリマスタとのデータ授受を行う。
図2は、メモリ500の構成を示す説明図である。メモリ500は、4つのバンク520,540,560,580と、行アドレスバッファ502と、列アドレスバッファ504と、データ制御部506と、データ入出力部508と、を備えている。第1バンク520は、行デコーダ522と、センスアンプ524と、データラッチ526と、列デコーダ528と、セルアレイ530と、を備えている。同様に、第2バンク540と第3バンク560と第4バンク580も、それぞれ行デコーダとセンスアンプとデータラッチと列デコーダとセルアレイとを備えている。
アドレスバスから供給されるアドレスのうち、最上位の2ビットはバンクアドレスとして使用され、残りの30ビットがメモリセル(後述する)を指定するためのセルアドレスとして使用される。セルアドレスの上位ビットで構成される行アドレスは、行アドレスバッファ502に保持される。一方、セルアドレスの下位ビットで構成される列アドレスは、列アドレスバッファ504に保持される。行アドレスバッファ502に保持された行アドレスは、バンク520,540,560,580ごとに設けられた行デコーダに供給される。列アドレスバッファ504に保持された列アドレスは、バンク520,540,560,580ごとに設けられた列デコーダに供給される。
データ制御部506は、各バンクに設けられた列デコーダのうち、バンクアドレスで選択されるバンクに対してデータの入出力を行う。選択されたバンクとメモリマスタ(図1)とのデータの授受は、データ入出力部508に接続されたデータバスを介して行われる。
図3は、第1バンク520の構成を示す説明図である。第1バンク520は、16個のメモリセルアレイユニットを有している。上述のようにメモリ500は、4つのバンク520,540,560,580を備えているが、これらのバンクの構成は同一である。そのため、以下では、第1バンク520について説明する。
図3の前面に示されている第1のメモリセルアレイユニットは、行デコーダ522aと、センスアンプ524aと、データラッチ526aと、列デコーダ528aと、を備えている。これらの、行デコーダ522aとセンスアンプ524aとデータラッチ526aと列デコーダ528aは、それぞれ、第1バンク520を構成する行デコーダ522とセンスアンプ524とデータラッチ526と列デコーダ528の一部分である。第1のメモリセルアレイユニットでは、図3に示すように、1つのMOSFETと1つのコンデンサとで構成されるメモリセルが2次元状に配置されている。
行デコーダ522aには、複数のワード線ペアWLPが接続されている。メモリセルからのデータの読み出しは、ワード線ペアWLPのうち行アドレスで指定されるワード線ペア(以下、「指定ワード線」とも呼ぶ)の電位を上昇させることで行われる。なお、第1のメモリセルアレイユニットの指定ワード線に対応する他のメモリセルアレイユニットのワード線ペアは、指定ワード線と同時にその電位が上昇させられる。
ワード線ペアWLPの電位が上昇すると、メモリセルのMOSFETが導通状態になる。MOSFETが導通状態になると、コンデンサに電荷が蓄積されている場合には、その蓄積された電荷がビット線ペアBLPを介してセンスアンプ524aに供給される。一方、コンデンサに電荷が蓄積されていない場合には、センスアンプ524aに電荷が供給されない。センスアンプ524aは、電荷が供給された場合には1を出力し、電荷が供給されない場合には0を出力する。
センスアンプの出力は、データラッチ526aに供給される。データラッチ526aは、出力されたデータを保持するとともに、入力データに応じて保持されたデータを変更する。データラッチ526aに対するデータの入出力は、複数のディジット線ペアDLPを介して接続された列デコーダ528aによって行われる。列デコーダ528aは、複数のディジット線ペアDLPのうち列アドレスで指定されるディジット線ペアに対応するデータラッチ526a中のデータに対してデータの入出力を行う。
データラッチ526aに保持されたデータは、メモリコントローラ400(図1)からメモリ500に供給されるコマンドCMDに従って、指定ワード線に接続されたコンデンサの蓄積電荷の有無としてメモリセルに書き戻される。具体的には、1を記録する場合にはセンスアンプ524aの入力側の電位を上昇させ、0を記録する場合にはセンスアンプ524aの入力側の電位を0にする。このように、センスアンプ524aの入力側の電位を設定することにより、導通状態のMOSFETを介してコンデンサに電荷が蓄積される。
このように、第1のメモリセルアレイユニットでは、指定ワード線に接続されたメモリセル中のデータは、データラッチ526aに読み出される。そして、データラッチ526aに対してデータの入出力が行われた後、データラッチ526aのデータがメモリセルに書き戻される。そのため、指定ワード線が同一となるアドレス範囲に対して連続的にデータ入出力を行う場合、メモリセルからデータラッチ526aへのデータの読み出しや、データラッチ526aからメモリセルへのデータの書き戻しを省略できる。同様に、他の15個のメモリセルアレイユニットにおいても、メモリセルからのデータの読み出しやメモリセルへのデータの書き戻しは省略できる。なお、本明細書において、「ページ」とは、図3の破線で示されるような、データラッチに保持されるアドレス範囲に相当するメモリセルの範囲をいう。すなわち、メモリセルからデータラッチ526aへのデータの読み出しと、データラッチ526aからメモリセルへのデータの書き込みとは、いずれもページ単位で実行される。
なお、図3から容易に理解できるように、データ制御部を介してデータバスと入出力されるデータの幅は、メモリセルアレイユニット数(16)と、ディジット線ペアDLP中のディジット線数(2)との積である32ビットとなる。
図1の調停実行部310は、アクセス要求REQと、ページ情報記憶部320〜326から供給されるページ一致情報PAIと、調停装置300に設定される優先順位とに基づいてアクセス許可を与えるメモリマスタ(以下、「許可マスタ」とも呼ぶ)を決定する。そして、許可マスタに対してアクセス許可GNTを送出するとともに、許可マスタを特定する許可マスタ情報GMIをページ情報記憶部320〜326に送出する。このとき、調停実行部310は、メモリ500のアクセスの際にページ切替(後述する)の要否を表すページ切替情報PSIを生成し、生成したページ切替情報PSIをメモリコントローラ400に送出する。
ページ情報記憶部320〜326は、i(i=1〜N)番目のメモリマスタから送出されたアドレスADR(i)と、ページ情報記憶部320〜326に格納された最後にアクセスされたページ(最終アクセスページ)に関するページ情報とを比較する。具体的には、ページ情報記憶部320〜326のうちアドレスADR(i)で指定される対象バンクに対応するページ情報記憶部(以下、「対象記憶部」とも呼ぶ)が、アドレスADR(i)から、i番目のメモリマスタがアクセスを要求している対象バンク中のページに対応付けられた要求ページ番号を取得する。対象記憶部は、要求ページ番号と、対象バンクの最終アクセスページに対応付けられた最終ページ番号とが同一か否かを表すページ一致情報PAI(i)を生成する。このように、N個のメモリマスタごとにページ情報記憶部320〜326のそれぞれで生成されたN個のページ一致情報PAI(i)は、ページ一致情報PAIとして調停実行部310に供給される。なお、i番目のメモリマスタが許可マスタであることを示す許可マスタ情報GMIが供給されると、対象記憶部は、最終ページ番号を要求ページ番号で置き換える。
メモリマスタ群200のうち、1つのメモリマスタがアクセス要求REQを送出している場合、調停実行部310は、アクセス要求REQを送出しているメモリマスタにアクセス許可GNTを与える。その際、調停実行部310は、ページ一致情報PAIからメモリマスタが要求しているアクセスが最終アクセスページに対するアクセスか否かを判断する。そして、メモリマスタが要求しているアクセスが最終アクセスページに対するアクセスである場合、調停実行部310は、ページ切替が不要であることを表すページ切替情報PSIをメモリコントローラ400に供給する。一方、メモリマスタが要求しているアクセスが最終アクセスページに対するアクセスでない場合、調停実行部310は、ページ切替が必要であることを表すページ切替情報PSIをメモリコントローラ400に供給する。
複数のメモリマスタがアクセス要求REQを送出している場合、調停実行部310は、ページ切替がなるべく少なくなるように許可マスタを決定する。具体的には、以下の(1)〜(3)のように許可マスタが決定される。
(1)1つのメモリマスタが最終アクセスページに対するアクセス要求をしている場合、そのメモリマスタを許可マスタとする。このとき、調停実行部310は、ページ切替が不要であることを表すページ切替情報PSIをメモリコントローラ400に供給する。
(2)複数のメモリマスタが最終アクセスページに対するアクセス要求をしている場合、複数のメモリマスタのうち調停装置300に設定された優先順位の高いメモリマスタを許可マスタとする。このとき、調停実行部310は、ページ切替が不要であることを表すページ切替情報PSIをメモリコントローラ400に供給する。
(3)最終アクセスページに対するアクセス要求をしているメモリマスタがない場合、複数のメモリマスタのうち調停装置300に設定された優先順位の高いメモリマスタを許可マスタとする。このとき、調停実行部310は、ページ切替が必要であることを表すページ切替情報PSIをメモリコントローラ400に供給する。
図4は、メモリ500の動作モードの遷移を示す状態遷移図である。メモリ500は、待機モードM1と、アクティブモードM2と、ライトモードM3と、リードモードM4と、プリチャージモードM5との5つの動作モードを有している。なお、図4の太線は自動遷移するシーケンスを示し、細線はメモリコントローラ400(図1)からのコマンドCMDによって遷移するシーケンスを示している。なお、実際のメモリでは、リフレッシュモード等の他の動作モードを有しているが、図4では、それらの動作モードの図示を省略している。
待機モードM1は、メモリ500が待機している状態である。待機モードM1は、メモリ500のセルアレイ530(図2)とデータラッチ526間のデータの入出力が行われない状態である。待機モードM1にあるときにアクティベーションコマンドACTを受け取ると、メモリ500の動作モードは、アクティブモードM2に移行する。このアクティブモードM2への移行のときに、セルアレイ530からデータラッチ526へのデータの読み出しが行われる。この読み出し動作は、いわゆる破壊読み出しである。
メモリ500がアクティブモードM2にあるときにライトコマンドWRITを受け取ると、メモリ500の動作モードは、ライトモードM3に移行する。ライトモードM3では、メモリ500は、データバス上のデータを取得し、データラッチ526に保持されているデータを更新する。そして、所定の書き込み時間tWRが経過すると、メモリ500の動作モードは、アクティブモードM2に移行する。なお、ライトモードM3の動作では、データラッチ526からメモリセルへの書き込みは実行されず、後述するプリチャージモードM5でメモリセルへの書き込みが実行される。ライトコマンドWRITの受け取りから書き込み時間tWRが経過するまでの期間に、メモリ500がプリチャージコマンドPREを受け取ると、メモリ500の動作モードは、書き込み時間tWRの経過後プリチャージモードM5に移行する。
メモリ500がアクティブモードM2にあるときにリードコマンドREADを受け取ると、メモリ500の動作モードは、リードモードM4に移行する。リードモードM4では、メモリ500がデータラッチ526に保持されているデータをデータバスに送出する。データの送出が終了(バースト終了)すると、メモリ500の動作モードは、アクティブモードM2に移行する。なお、リードコマンドREADの受け取りからバースト終了までの期間に、メモリ500がプリチャージコマンドPREを受け取ると、メモリ500の動作モードは、バースト終了の後、プリチャージモードM5に移行する。
プリチャージモードM5では、メモリ500は、データラッチ526に保持されたデータをセルアレイ530に書き戻す。そして、所定のプリチャージ時間tRPが経過すると、メモリ500の動作モードは、待機モードM1に移行する。
上述したように、同一ページへのデータ入出力を連続して行う場合、データラッチ526に保持されたデータのセルアレイ530への書き戻しは省略できる。そのため、最後にアクセスされたページと同一のページにアクセスする場合、メモリコントローラ400は、プリチャージコマンドPREを送出することなく、ライトコマンドWRITもしくはリードコマンドREADをメモリ500に送出する。一方、最後にアクセスされたページと異なるページにアクセスする場合、メモリコントローラ400は、プリチャージコマンドPREとアクティベーションコマンドACTとをメモリ500に送出した後、ライトコマンドWRITもしくはリードコマンドREADをメモリ500に送出する。このように、最後にアクセスされたページと異なるページにアクセスするためには、アクセスするページを切り替えるため、プリチャージコマンドPREとアクティベーションコマンドACTとを送出が必要となる。すなわち、このようなコマンドPRE,ACTの送出は、「ページ切替」の処理に相当する。
図5は、メモリ500へのデータ書き込みのタイミングチャートである。図5の例では、メモリ500が待機モードM1(図4)にある状態でデータ書き込みが開始される様子を示している。メモリ500は、メモリコントローラ400(図1)からのコマンドCMDを、クロックが立ち上がるタイミング(T0〜T15)で受け取る。また、メモリ500のデータ入出力は、クロックの半周期ごとに、クロックがHまたはLとなっているときに行われる。なお、図5の例では、バースト長を4とするデータ書き込みが行われている。そのため、書き込まれるデータは、バス幅(32ビット)とバースト長(4)との積である128ビットのデータである。
タイミングT0では、メモリ500はアクティベーションコマンドACTを受け取る。アクティベーションコマンドACTの受け取りの後、タイミングT3において、メモリ500は、ライトコマンドWRITを受け取る。なお、タイミングT3とタイミングT0との期間は、メモリ500が待機モードM1からアクティブモードM2に(図4)移行するために必要なアクティベーション時間tRCDである。タイミングT3におけるライトコマンドWRITの受け取りの後、タイミングT4〜T6の間、メモリ500には書き込まれるデータが供給される。
ページ切替がある場合、タイミングT6から書き込み時間tWRが経過したタイミングT8において、メモリ500は、プリチャージコマンドPREを受け取る。プリチャージコマンドPREの受け取りからプリチャージ時間tPRが経過したタイミングT11において、メモリ500は、アクティベーションコマンドACTを受け取る。そして、最初のデータ書き込みと同様に、アクティベーションコマンドACTを受け取った4クロック周期後のタイミングT15からメモリ500へのデータ書き込みが開始される。
一方、ページ切替がない場合、タイミングT6から書き込み時間tWRが経過したタイミングT8において、メモリ500は、ライトコマンドWRITを受け取る。そして、ライトコマンドWRITの受け取りから1クロック周期後のタイミングT9からメモリ500へのデータ書き込みが開始される。
このように、ページ切替を行う場合、データラッチ526からメモリセル530へのデータの書き戻すプリチャージと、メモリセル530からデータラッチ526へのデータの読み込むアクティベーションとが行われる。そのため、メモリ500へのデータ書き込みは、ページ切替を行わない場合よりも遅くなる。
図6は、メモリ500からのデータ読み出しのタイミングチャートである。図6の例では、メモリ500が待機モードM1(図4)にある状態でデータ読み出しが開始される様子を示している。なお、図6の例では、バースト長を4とするデータ読み出しが行われている。
タイミングT0では、メモリ500はアクティベーションコマンドACTを受け取る。アクティベーションコマンドACTの受け取りからアクティベーション時間tRCDが経過したタイミングT3において、メモリ500は、リードコマンドREADを受け取る。タイミングT3におけるリードコマンドREADの受け取りから2.5クロック周期の後、メモリ500は読み出されるデータを送出する。なお、リードコマンドREADの受け取りからデータ送出開始までに要するクロック数は、一般にCASレイテンシ(CL)と呼ばれるメモリの特性値である。
ページ切替がある場合、メモリ500からのデータ送出終了後のタイミングT8において、メモリ500は、プリチャージコマンドPREを受け取る。プリチャージコマンドPREの受け取りからプリチャージ時間tPRが経過したタイミングT11において、メモリ500は、アクティベーションコマンドACTを受け取る。そして、最初のデータ読み出しと同様に、アクティベーションコマンドACTを受け取った5.5クロック周期後、メモリ500はデータの送出を開始する。
一方、ページ切替がない場合、メモリ500からのデータ送出終了後のタイミングT8において、メモリ500は、リードコマンドREADを受け取る。そして、リードコマンドREADの受け取りから2.5クロック周期後からメモリ500はデータの送出を開始する。
このように、ページ切替を行う場合、プリチャージとアクティベーションが行われる。そのため、メモリ500からのデータ読み出しは、ページ切替を行わない場合よりも遅くなる。
本実施例では、上述のように、複数のメモリマスタからのアクセス要求がある場合に、調停実行部310はページ切替がなるべく少なくなるように、アクセス許可を与えるメモリマスタを決定する。そのため、ページ切替が抑制され、ページ切替に伴うプリチャージとアクティベーションとの頻度が抑制されるので、メモリに対するデータの入出力を速くすることが可能となる。
B.変形例:
なお、この発明は上記実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例では、メモリ500は4つのバンクを有しているが、本発明は、M個(Mは1以上の整数)のバンクを有するメモリに対して適用することができる。この場合、調停装置がM個のページ情報記憶部を備えることにより、M個のバンクのそれぞれについて最終アクセスページに関する情報が格納される。
B2.変形例2:
上記実施例では、メモリとしてDDR SDRAMを使用しているが、本発明は、ページを単位としてデータラッチとメモリセル群とのデータ転送を行うメモリに対して適用することができる。このようなメモリとしては、種々のものを使用することが可能であるが、任意のページとデータラッチとの間のデータ転送と、データラッチと外部との間のデータ転送と、を独立して実行可能なメモリを使用することが好ましい。
B3.変形例3:
上記実施例では、同時に電位が上昇させられるワード線ペアに接続されたメモリセルを単一のページとしているが、一般には、データラッチからのデータの書き戻しおよび前記データラッチへのデータの読み出しを行うメモリセル群が単一のページとされる。
本発明の一実施例としてのメモリシステム100の構成を示す説明図。 メモリ500の構成を示す説明図。 第1バンク520の構成を示す説明図。 メモリ500の状態遷移図。 メモリ500からのデータ読み出しのタイミングチャート。 メモリ500へのデータ書き込みのタイミングチャート。
符号の説明
100…メモリシステム
200…メモリマスタ群
300…調停装置
310…調停実行部
320,322,324,326…ページ情報記憶部
400…メモリコントローラ
500…DDR SDRAM
502…行アドレスバッファ
504…列アドレスバッファ
506…データ制御部
508…データ入出力部
520,540,560,580…バンク
520…第1バンク
522…行デコーダ
522a…行デコーダ
524…センスアンプ
524a…センスアンプ
526…データラッチ
526a…データラッチ
528…列デコーダ
528a…列デコーダ
530…セルアレイ
540…第2バンク
560…第3バンク
580…第4バンク
BLP…ビット線ペア
DLP…ディジット線ペア
WLP…ワード線ペア

Claims (4)

  1. メモリに対するアクセス要求を行う複数のメモリマスタのうちの1つのメモリマスタにアクセス許可を与える調停装置であって、
    前記メモリは、
    外部と授受されるデータを一時的に保持するデータラッチと、
    前記データラッチに対応し、前記データラッチからのデータの書き戻しおよび前記データラッチへのデータの読み出しを行うメモリセル群である複数のページと、
    を備え、
    前記調停装置は、
    最後にアクセスされた最終アクセスページに関するページ情報を保持するページ情報記憶部と、
    複数のメモリマスタからのアクセス要求が同時に存在する場合に、前記ページ情報記憶部に保持されているページ情報に基づいて、前記最終アクセスページと同一のページにアクセス要求するメモリマスタに優先的に前記アクセス許可を与える調停実行部と、
    を備える、調停装置。
  2. 請求項1記載の調停装置であって、
    前記メモリは、複数のページとデータラッチとをそれぞれ有する複数のバンクを備え、
    前記ページ情報記憶部は、前記複数のバンクのそれぞれに対応して前記ページ情報を保持しており、
    前記調停実行部は、前記複数のバンクのうちいずれかのバンクの最終アクセスページと同一のページにアクセス要求するメモリマスタに優先的に前記アクセス許可を与える、調停装置。
  3. 請求項1または2記載の調停装置であって、
    前記メモリは、任意のページと前記データラッチとの間のデータ転送と、前記データラッチと外部との間のデータ転送と、を独立して実行可能なメモリである、調停装置。
  4. メモリに対するアクセス要求を行う複数のメモリマスタのうちの1つのメモリマスタにアクセス許可を与える調停方法であって、
    前記メモリは、
    外部と授受されるデータを一時的に保持するデータラッチと、
    前記データラッチに対応し、前記データラッチのデータからの書き戻しおよび前記データラッチへのデータの読み出しを行うメモリセル群である複数のページと、
    を備え、
    前記調停方法は、
    最後にアクセスされた最終アクセスページに関するページ情報を保持する工程と、
    複数のメモリマスタからのアクセス要求が同時に存在する場合に、前記ページ情報記憶部に保持されているページ情報に基づいて、前記最終アクセスページと同一のページにアクセス要求するメモリマスタに優先的に前記アクセス許可を与える工程と、
    を備える、調停方法。
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