JP2006098323A - 半導体型3軸加速度センサ - Google Patents

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JP2006098323A JP2004287079A JP2004287079A JP2006098323A JP 2006098323 A JP2006098323 A JP 2006098323A JP 2004287079 A JP2004287079 A JP 2004287079A JP 2004287079 A JP2004287079 A JP 2004287079A JP 2006098323 A JP2006098323 A JP 2006098323A
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Masayuki Hosoda
雅之 細田
Yoshio Ikeda
由夫 池田
Masakatsu Saito
正勝 斎藤
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Abstract

【課題】 X,Y,Z軸の出力差を減らすため、Z軸の感度を下げてX,Y軸の感度に合
わる方式では、感度を下げて使用することになり高感度化ができない。また、X,Y,Z
軸の出力差が大きいと、出力増幅率が異なる増幅器を各軸毎に準備する必要があるため高
価となる。
【解決手段】 ピエゾ抵抗素子が設けられた部位bの断面積、ピエゾ抵抗素子がない部位
aの断面積の比b/aが1.1以上3.5未満、より好ましくは1.5以上2.5以下と
、可撓部のピエゾ抵抗素子がない部位の断面積を小さくすることで、X,Y,Z軸の感度
差を小さくすることができるとともに、耐衝撃性も確保できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末機器や玩具、自動車、航空機等に用いられる加速度検出用の半導体
加速度センサに関するものである。
従来のピエゾ抵抗型3軸加速度センサの構造について詳細に説明する。図11に、加速
度センサの展開斜視図を示す。加速度センサ10は、加速度センサ素子1がケース2に接
着剤で固定され、蓋3がケース2に接着剤で固定されている。加速度センサ素子1の端子
7とケース2の端子5は金属線4で接続され、外部端子6から加速度センサ素子1の出力
が外部に取り出されるものである。本願では、加速度センサ素子1を加速度センサと称す
ることもある。また、ピエゾ抵抗素子をピエゾ抵抗体やピエゾ抵抗体対等と称することも
ある。
加速度センサ素子1の斜視図を図12に、ピエゾ抵抗体の配置を図13に示す。図13
a)はピエゾ抵抗素子の配置が判り易くなるように、配線17や端子7の記載は省略して
いる。シリコン単結晶基板の厚肉部から成る質量部13とそれを取り囲むように配された
支持枠部11と、該質量部13および支持枠部11とを接続するSi単結晶基板の薄肉部
より成る2対の互いに直交する梁状の可撓部21、21’、22、22’と該可撓部上の
2つの直交する方向(XとY)及び該可撓部21、21’、22、22’に垂直な方向(
Z)に対応するように設けられた各軸複数のピエゾ抵抗体群51と51’、52と52’
、61と61’、62と62’、71と71’、72と72’とから構成される。また、
可撓部21、21’、22、22’は薄肉部に貫通穴14を設けることによって梁形状と
されており、変形しやすく、高感度化に向いた構造となっている。
加速度の検出原理は、中央の質量部13が加速度に比例した力を受けて変位したときの
可撓部21、21’、22、22’の撓みを、可撓部に形成されたピエゾ抵抗体群51と
51’、52と52’、61と61’、62と62’、71と71’、72と72’の抵
抗値変化として検出することで3軸方向の加速度を検出するものである。ここで、可撓部
21、21’上の4つのピエゾ抵抗素子51、51’、52、52’はX軸方向の加速度
を、また、他の4つのピエゾ抵抗素子71、71’、72、72’は素子面に垂直なZ軸
方向の加速度を検出し、また可撓部22、22’上の4つのピエゾ抵抗素子61、61’
、62、62’はX軸方向と直交するY軸方向の加速度を検出するように、それぞれ各軸
4つのピエゾ抵抗素子は独立してブリッジ回路を構成するように結線されており、X軸に
おいては51と51’および52と52’をそれぞれピエゾ抵抗体対と呼び、同様にY軸
においては61と61’および62と62’、Z軸においては71と71’および72と
72’がピエゾ抵抗体対をなす。また、X,Y軸は出力検出原理、結線方法およびピエゾ
抵抗体の配置が同じであり、それぞれ他方の軸と入れ替えることができるため、以降、X
およびY軸を、特に断りの無い限りX軸と表記することとする。
従来の3軸加速度センサにおけるピエゾ抵抗体の配置について説明する。図13b)に
示すように、X軸用ピエゾ抵抗体対51,51’とZ軸用ピエゾ抵抗体対71,71’の
片端が可撓部21と支持枠部11の境界および可撓部11と質量部13の境界と一致する
構造となっていた。これは可撓部が加速度を受けて撓んだとき、可撓部における支持枠部
および質量部近傍の部位に応力集中するため、最大のセンサ出力が得られるためである。
ピエゾ抵抗体が図13のように配置されている場合にはX軸とZ軸の感度(加速度1G
、駆動電圧1Vに対する出力)には、図14に示すような関係があることが一般に知られ
ている。X軸方向に1Gの加速度が加えられた場合には、可撓部に加わる曲げモーメント
は、可撓部21、21’、22、22’を通る平面から質量部13の重心までの距離(s
1とする)と質量部の質量(mとする)の積で表される。従って質量部の厚さが変化した
場合、曲げモーメントはs1およびmに比例するため、X軸の感度は2次関数的に変化す
る。これに対しZ軸方向に1Gの加速度が加えられた場合には、可撓部に加わる曲げモー
メントは、可撓部の長さ(s2とする)と質量部の質量mの積で表される。従って質量部
の厚さが変化した場合、曲げモーメントはmにのみ比例するため、Z軸の感度は1次関数
的に変化する。このため、X軸とZ軸の感度に差が生じることになる。この差を無くす方
法として質量部の厚みやピエゾ抵抗体自身の感度変更、ピエゾ抵抗体の配置方法等が考え
られる。これらの方法に付いて以下簡単に説明する。
質量部の厚みでX軸とZ軸の感度差を減らす方法に付いて説明する。図14から判るよ
うに、X軸とZ軸の出力差をなくすためには、X軸とZ軸の感度の値が同じとなる質量部
の厚さを800μm程度にすれば良い。しかし、半導体等で使用されるSi単結晶基板の
厚みは、625μmと525μmが主流となっているため、約800μmのSi単結晶基
板は特注となり、高コストとなるだけでなく、納期が不安定となる問題があるため、質量
部の厚さによって出力調整を行うのは好ましい方法ではない。
ピエゾ抵抗体自身の感度変更してX軸とZ軸の感度差を減らす方法に付いて説明する。
ピエゾ抵抗体はシリコン基板に不純物を打ち込んで形成している。この不純物濃度を変え
ることでピエゾ抵抗体自身の感度を変えることができるが、不純物濃度を変えるためには
少なくとも2回の不純物打ち込み作業工程が必要となる。そのため、製造コストの上昇を
招くことになるだけでなく、設備能力の低下となってしまい好ましい方法ではない。
ピエゾ抵抗体の配置方法でX軸とZ軸の感度差を減らす方法に付いて説明する。可撓部
が加速度を受けて撓んだとき、可撓部における支持枠部および質量部近傍の部位に応力を
集中させ、最大のセンサ出力を得られるように、各軸のピエゾ抵抗体の片端が可撓部と支
持枠部の境界および可撓部と質量部の境界と一致する構造となっていた。そのため、X,
Y軸の出力をより高めることは難しいため、Z軸の出力を下げてX,Y,Z軸の出力差を
小さくする方法が特許文献1および2に提案されている。
特許文献1には、図15a)およびb)に示すようにX軸51,51’のピエゾ抵抗体
の片端は可撓部と支持枠部の境界および可撓部と質量部の境界と一致させるが、Z軸のピ
エゾ抵抗体71,71’の片端は、可撓部と支持枠部の境界および可撓部と質量部の境界
と一致させず、Z軸の出力を低下させるものである。特許文献2には、図15c)に示す
ように、Z軸のピエゾ抵抗体71,71’を可撓部の中心線に対して一定角度傾斜させて
、Z軸の出力を低下させるものである。
特開2003−279592号公報 図1,2,4,5 特開2003−294781号公報 図1,2,4
X,Y,Z軸の出力差を無くすために、ピエゾ抵抗体の配置方法を変える等の方法で、
Z軸の出力を下げてX,Y軸の出力に合わせていた。出力の低いX,Y軸に合わせる方法
では感度を低下させていることになり、高感度の3軸加速度センサを作製する上での障害
となっていた。従来の加速度センサでは、X軸の出力と比較してZ軸の出力が大きくなっ
てしまう構造であったため、軸間の出力差が大きくなっていた。軸間の出力差が大きい場
合、出力増幅率が異なる増幅器を各軸毎に準備する必要があり、コスト高になる欠点があ
った。
本発明は、Z軸の出力を下げずにX,Y軸の出力を高くすることで、X,Y,Z軸の出
力差を小さくし、出力増幅率が異なる増幅器を各軸毎に準備する必要を無くし、安価で高
感度な半導体型3軸加速度センサを得ることを目的とする。
本発明の半導体型3軸加速度センサは、シリコン単結晶基板の周縁部に形成された支持
枠部と、中央部に形成された質量部と、該質量部及び支持枠部の上方側に設けられ、該質
量部及び支持枠部を接続する薄肉梁状の可撓部と、該可撓部の上面側に形成された複数対
のピエゾ抵抗素子および配線部とを具備し、ピエゾ抵抗素子が設けられた部位の可撓部断
面積に比べて、ピエゾ抵抗素子が配されていない部位の可撓部断面積が小さいことが望ま
しい。
X軸方向に加速度が加えられた場合、それに対応する可撓部に曲げモーメントが加わり
変形することにより加速度が検出される。X軸以外の可撓部はその剛性によりX軸の変形
を阻害する方向に働く。X軸の変形を阻害する力を低減することで、X軸の感度向上を期
待するものである。X軸以外の可撓部の剛性を下げる方策として、ピエゾ抵抗体が配され
ていない部分の可撓部断面積を小さくする。ピエゾ抵抗素子が配されていない部分の可撓
部断面積を小さくすることで、X軸の変形を阻害する力を減じることができ、容易にX軸
に変形を起こさせることができる様になり、X軸の出力が大きくなるつまり、X軸感度を
向上させることができる。Y軸についても同様である。
ピエゾ抵抗素子が配されていない部分の可撓部断面積を小さくすることで、X軸の感度
は略直線的に増加させることができる。Z軸も非常に僅かではあるが感度は略直線的に増
加する。Z軸の感度増加量は、X軸の感度増加量に比べ数%以下であるため、Z軸とX軸
の感度の差を望まれる範囲に入れることができる。X軸の感度ExとZ軸の感度Ezの比
率を、感度比Ex/Ezとし、感度比Ex/Ezを0.83から1.25に入れることで
、出力増幅率が異なる増幅器を各軸毎に準備する必要が無くなり、コストの上昇を抑える
ことができる。
可撓部はシリコン薄板と保護膜、アルミ配線からなっている。可撓部断面積は、可撓部
長手方向と垂直方向断面の面積である。可撓部断面形状が方形とは限らないため、シリコ
ンと絶縁膜、アルミ配線の幅が異なる場合は、各々の断面積を計算し和した値を可撓部断
面積とする。
ピエゾ抵抗素子は可撓部内の支持枠部及び質量部近傍に配置され、その片端は支持枠部
または質量部との境界接している。支持枠部側のピエゾ抵抗素子と質量部側のピエゾ抵抗
素子はアルミ配線で繋がれており、このアルミ配線で繋がれている領域がピエゾ抵抗素子
が配されていない部分となる。ピエゾ抵抗素子の領域とピエゾ抵抗素子が配されていない
部分の接合部に応力集中が起き、測定範囲を大きく超えるような加速度が加わった時に該
接合部で可撓部が破損しないように。接合部は曲面やテーパーとすることが好ましい。零
G電圧を小さくするため、可撓部形状は可撓部中心線に対し対称とすることが好ましい。
ピエゾ抵抗素子が配されていない部分の全域に渡り、断面積がピエゾ抵抗素子の領域より
小さい必要はないものである。断面積を小さくする領域の大きさは、可撓部の長さやピエ
ゾ抵抗体素子の大きさ等を考慮して決めることができる。
本発明の半導体型3軸加速度センサは、質量部及び支持枠部を接続する薄肉梁状の可撓
部の、ピエゾ抵抗素子がない部位の幅を狭くおよび/もしくは厚みを薄くして可撓部断面
積を小さくすることが望ましい。
可撓部はエッチングにより形成するので、断面形状は方形または台形形状になり、角部
には極小の曲率が形成される。可撓部の幅か厚みもしくは両方を小さくし、可撓部の断面
積を小さくすることができる。可撓部の形成は、シリコン板にシリコン酸化層とシリコン
層を有するSOI(Silicon on Insulator)ウェファーにピエゾ抵
抗素子と配線を形成した後、質量部と可撓部をドライエッチングで形成する。ドライエッ
チングはシリコン板のみをエッチングし、シリコン酸化膜層はエッチングされないため、
SOIウェファーのシリコン酸化膜層がストッパーとなるため、SOIウェファーで決ま
る可撓部厚さとなる。この可撓部を更に薄くするには、フォトリソ加工とエッチングを再
度行う必要がある。可撓部の厚みを薄くするのは、加工工数の増加になるため製造コスト
を押し上げることになる。このことから、可撓部の幅を狭くする方が製造面からは好まし
いと言える。
本発明の半導体型3軸加速度センサは、可撓部のピエゾ抵抗素子が配されていない部位
の断面積a、ピエゾ抵抗素子が設けられた部位の断面積bの比b/aが、1.1以上3.
5未満であることが望ましい。
従来の加速度センサ素子のZ軸の感度は、X軸の感度に対し1.2〜1.5倍である。
ピエゾ抵抗素子が配されていない部分の可撓部断面積を小さくしても、Z軸の感度は数%
程度の変化しか起こさずほぼ一定と見て良い。X軸はピエゾ抵抗素子が配されていない部
分の面積aを小さくし、ピエゾ抵抗素子が設けられた部位の断面積bとの、断面積比b/
aを大きくすることで感度を大きくすることができる。b/aが1は従来のセンサ素子形
状であり、X軸の感度向上は得られない。断面積比b/aを1.1以上とすることでX軸
の感度を上げることができる。b/aが4以上では、ピエゾ抵抗素子が配されていない部
分の面積が小さくなり過ぎ強度低下を起こし、測定範囲を大きく超えるような加速度が加
わった時に該接合部で可撓部が破損したり、製造工程での素子の取り扱いが難しくなる。
これらのことから、断面積の比b/aが1.1以上3.5未満が好ましいものである。断
面積の比b/aが2.0近傍で、X軸の感度とZ軸の感度の比率が略1になるので、より
好ましいb/aは1.5以上2.5以下の範囲である。
ピエゾ抵抗素子が設けられた部位の可撓部断面積bに比べて、ピエゾ抵抗素子が配され
ていない部位の可撓部断面積aを小さくすることで、X,Y軸の感度向上が得られ、全体
の感度低下させることなくX,Y,Z軸の感度を合わせることができる。また、X,Y,
Z軸の感度を合わせることで、出力増幅率が異なる増幅器を各軸毎に準備する必要が無く
なるため、安価で高感度な半導体型3軸加速度センサを提供できる。
以下、本発明の実施例について、図を用いて詳細に説明する。説明を判り易くするため
、同じ部品、部位には同一の符号を用いている。
図1は本発明の加速度センサ素子の斜視図である。半導体型3軸加速度センサの基本的
な構成、構造は加速度センサ素子が異なるだけで、図11に示した従来例の展開斜視図と
同じであるので図示は省略している。本願で実施した加速度センサの構成、構造を簡単に
述べる。加速度センサ素子1は、ケース2にφ10μmの硬質プラスチック球を含有した
接着剤で固着した。加速度センサ素子1の質量部13の底面と、ケース2の内底との間隔
gは、硬質プラスチック球径で規制し10μmとした。この間隔gは、過度の加速度が加
わった時に、質量部13の動きを規制し可撓部の破損を防ぐものである。加速度センサ素
子1の端子7とケース2の端子5は金属線4で接続した。金属線4はφ25μmの金の裸
線を超音波ボンディングで端子5,7に熔接した。図示はしていないが、加速度センサ素
子1の上にφ10μmの硬質プラスチック球を含有した接着剤でストッパーを固着した。
ストッパーには、厚さ0.3mmの青板ガラスを用いた。このストッパーと加速度センサ
との間隔gも、質量部13の動きを規制し可撓部の破損を防ぐものである。ケースの蓋3
をケース2にエポキシ系の樹脂で固着して加速度センサ10を得た。図1に示す本願の加
速度センサ素子1は、周縁部に設けられた支持枠部11と、中央部に形成された質量部1
3と、質量部と支持枠部を接続する薄肉梁状の可撓部21,22からなり、可撓部21,
22の上面側には複数対のピエゾ抵抗素子51,52,61,62,71,72を形成し
ている。
図2a)に、可撓部の部分拡大図を示す。可撓部21は、ピエゾ抵抗素子が設けられた
b部に比べて、ピエゾ抵抗素子がないa部の断面積が小さい構造としている。実施した加
速度センサ素子の主要部の寸法を説明する。加速度センサ素子1の外観寸法は、3.3m
m角×厚み約0.6mmとした。質量部13の一辺の長さは1000μm、支持枠部11
の幅は450μmである。可撓部21,22の長さLwを700μmとし、ピエゾ抵抗素
子が設けられたb部の幅Lfは110μmとした。図2b)に厚み方向の構造を示すよう
に、6μm厚のシリコン82上に酸化シリコンの絶縁層83を0.5μm、アルミ配線8
1を0.3μm厚で形成した。ピエゾ抵抗の無いa部の可撓部幅の幅を、25μm程度ま
で細くして行き、断面積の比b/aを1から5まで変化させた。アルミ配線81の幅はa
部とb部で同じとしているので断面積は変わらないが、シリコン82と絶縁膜83の部分
の断面積は変わるので、a部の幅の比が断面積の比b/aにはならない。詳細説明は省略
するが、アルミ配線の剛性はシリコンや酸化シリコンに比べ非常に小さいので、断面積の
比を幅の比と置き換えても感度比Ex/Ezでは殆んど差のない結果が得られている。こ
のことから、b部とa部でアルミ配線幅を変えても良いと言える。
断面積の比b/aを1から5まで変えた試料の、可撓部の長さLwとピエゾ抵抗の無い
a部の長さLn、ピエゾ抵抗素子が設けられたb部の長さLfの関係に付いて述べる。可
撓部の長さLwは700μmでa部の長さLnは230μm、b部の幅Lfは110μm
である。a部とb部の間の距離Lsは125μmとして傾斜角度を変えて作製した。
実施した加速度センサ素子1の製造方法を説明する。625μm厚のシリコン板に1μ
m程度のシリコン酸化層と6μmのシリコン層の積層構造を有するSOI(Silico
n on Insulator)ウェファーを使用した。フォトレジストでパターニング
を行い、シリコン層にボロンを1〜3×1018原子/cmを打ち込みピエゾ抵抗素子
を作製した後、ピエゾ抵抗素子を外部のイオンから保護するためと、シリコンとアルミ配
線、電極の絶縁を確保するために、0.2〜0.5μm厚に酸化シリコンの絶縁膜を形成
した。ピエゾ抵抗素子に接続するアルミ配線と電極、可撓部等を、フォトレジストのパタ
ーニングとスパッタリング成膜装置、ドライエッチング装置等を用いて形成した。シリコ
ン酸化層がエッチングストッパーとなるため、エッチングされるのはシリコン層のみであ
る。ピエゾ素子面側を下にして、熱伝導の高い金属粉末を樹脂に混錬したものを用いて、
ダミー基板に接着した。SOIウェファーのシリコン板部分の625μmをドライエッチ
ングするには、SFと酸素を導入したプラズマ内で長時間行うため、被加工物の冷却が
重要であるので、熱伝導の良い接着剤で放熱性の高いダミー基板に接着するものである。
ドライエッチングされるのはシリコンのみであるので、シリコン板はエッチングされるが
、シリコン酸化層は残っている。ダミー基板に付けたまま弗酸溶液に漬け、シリコン酸化
層を化学エッチングで除去した。可撓部と質量部、支持枠部が形成されたSOIウェファ
ーがダミー基板に接着された状態で、切断砥石を使って加速度センサ素子のチップに分離
した後、溶剤で接着剤を加速度センサ素子単体を得た。
断面積の比b/aを1から5まで変えた加速度センサ素子を用いて加速度センサを各2
0個作製し、感度と耐衝撃性の測定評価を行った。加振器に加速度センサを取り付け20
Gの加速度を加えた時のX,Y,Z軸の出力を測定し、感度比Ex/Ezを求め感度比の
平均値を求めた。感度比を測定した後、厚さ100mmの板に高さ1mから加速度センサ
を自然落下させ耐衝撃性を測定した。この高さから落下させると約1500から2000
Gの衝撃が加速度センサに加わる。耐衝撃性試験の後加振器で20Gの加速度を加え、出
力が有るか否かで判断し、出力が無い加速度センサは破壊したと判定した。
図3に、断面積の比b/aと感度比Ex/Ezの関係を示す。断面積の比が1は従来の
可撓部の構造のものであり感度比は0.83である。断面積の比を上げて行くとZ軸の感
度は殆んど上がらずX軸の感度が大きく上がるため、感度比は1以上の値を示す様になる
。約2.1の断面積の比で感度比は1となり、約3.6の断面積の比で1.2になる。こ
の1.2は従来品の感度比0.83と感度の差(ExとEzの差の絶対値)と同じである
。断面積の比が、3.6を越えると感度比Ex/Ezは大きくなり過ぎ、従来品より特性
が悪くなる。
このことからも、断面積の比b/aを1.1以上3.5未満とすることで、従来の構造に
比べ良い感度比Ex/Ezが得られることが確認できた。
耐衝撃性試験の結果に付いて述べる。衝撃を加えた後で出力が無い加速度センサは、断
面積の比が4.2で1/20個、断面積の比が5.0で4/20個であったが、断面積の
比が3.6以下では破損したものはなかった。ピエゾ抵抗素子の無いa部を細くして断面
積の比を3.5以上にするのは、感度比と耐衝撃性を悪化させるものである。
図4に、本発明の可撓部の部分拡大図を示す。可撓部は、実施例で感度比が約1となる
断面積の比を2.1として、ピエゾ抵抗素子がないa部の長さLnと感度比の関係を検討
した。可撓部の長さLwは700μmで、a部とb部の間の距離Lsは半径25μmの曲
率を有するrとしている。a部の長さLnは200μmから400μmまで変化させた。
a部の長さLnの変化量はb部の長さLfで調整した。a部の幅やb部の幅、ピエゾ素子
の幅と長さ、アルミ配線の幅と厚み、絶縁膜の厚み等は実施1と同じとした。
a部の長さLnを変えた加速度センサ素子を用いて加速度センサを各20個作製し、感
度と耐衝撃性の測定評価を行った。評価測定方法は実施例1と同じである。図5にa部の
長さLnと感度比の関係を示す。a部の長さLnを200μmから400μmまで変化さ
せても、感度比は1±0.1の範囲に入っている。断面積の比の変化による感度比の変化
量に比べ、a部の長さLnの変化による感度比の変化量は非常に小さいので、a部の長さ
Lnが200μmから400μmの範囲では、感度比に影響しないとして扱うことができ
る。このことから、可撓部の形状の設計範囲が大きく取れることになった。
図6に、可撓部の厚みを変えた加速度センサ素子を示す。図7に、可撓部の部分拡大図
を示す。加速度センサ素子の作製方法は、可撓部の背面の一部を薄くする工程が追加され
る以外は実施例1と同様である。実施例1と形状で異なる部位は、可撓部の幅がb部のみ
で細くなったa部がなく、a部に当たるc部の厚みが薄くなっているものである。その他
の寸法関係は実施例1と同じである。c部はシリコン82と絶縁膜83、アルミ配線81
から形成されているが、薄くできるのはシリコン82だけである。8μmのシリコンを4
μm程度まで薄くして、断面積の比b/cを1から4.6まで変化させた。
図8に、断面積の比b/cと感度比Ex/Ezの関係を示す。実施例1で示した結果と
略同じ結果が得られている。断面積の比が1は従来の可撓部の構造のものであり感度比は
0.83である。断面積の比を上げて行くとZ軸の感度は殆んど上がらずX軸の感度が大
きく上がるため、感度比は1以上の値を示す様になる。約2.1の断面積の比で感度比は
1となり、約3.6の断面積の比で1.2になる。この1.2は従来品の感度比0.83
と感度の差(ExとEzの差の絶対値)と同じである。断面積の比が、3.6を越えると
感度比Ex/Ezは大きくなり過ぎ、従来品より特性が悪くなる。このことからも、断面
積の比b/aを1.1以上3.5未満とすることで、従来の構造に比べ良い感度比Ex/
Ezが得られることが確認できた。最適な断面積の比を実現するのは、実施例1の可撓部
の幅を変えても本実施例の可撓部の厚みを変えても良いことが確認できた。
耐衝撃性試験の結果に付いて述べる。衝撃を加えた後で出力が無い加速度センサは、断
面積の比が4.2で2/20個、断面積の比が4.5で6/20個であったが、断面積の
比が3.6以下では破損したものはなかった。ピエゾ抵抗の無いc部を細くして断面積の
比を3.5以上にするのは、感度比と耐衝撃性を悪化させるものである。
図9に、可撓部の幅と厚みをかえた加速度センサ素子の可撓部の部分拡大図を示す。図
9a)は幅が細くなったa部、図9b)は厚みが薄くなったc部を示す図である。a部と
c部の寸法の積が断面積sとなり、断面積の比はb/sとなる。a部とc部の寸法を除い
ては、実施例1と同じ寸法、構成としている。断面積の比b/sを1から4.7まで変化
させた。
図10に、断面積の比b/sと感度比Ex/Ezの関係を示す。実施例1と実施例3で
示した結果と略同じ結果が得られている。断面積の比が1は従来の可撓部の構造のもので
あり感度比は0.83である。断面積の比を上げて行くとZ軸の感度は殆んど上がらずX
軸の感度が大きく上がるため、感度比は1以上の値を示す様になる。約2.1の断面積の
比で感度比は1となり、約3.6の断面積の比で1.2になる。この1.2は従来品の感
度比0.83と感度の差(ExとEzの差の絶対値)と同じである。断面積の比が、3.
6を越えると感度比Ex/Ezは大きくなり過ぎ、従来品より特性が悪くなる。このこと
からも、断面積の比b/aを1.1以上3.5未満とすることで、従来の構造に比べ良い
感度比Ex/Ezが得られることが確認できた。最適な断面積の比を実現するのは、実施
例1の可撓部の幅を変える、実施例3の可撓部の厚みを変えるの結果と、本実施例の可撓
部の幅と厚み変えても、断面積の比をあわせることで良いことが確認できた。
耐衝撃性試験の結果に付いて述べる。衝撃を加えた後で出力が無い加速度センサは、断
面積の比b/sが4.3で3/20個、断面積の比が4.7で5/20個であったが、断
面積の比が3.6以下では破損したものはなかった。ピエゾ抵抗の無いs部を細くして断
面積の比を3.5以上にするのは、感度比と耐衝撃性を悪化させるものである。
実施例1の加速度センサ素子の斜視図である。 実施例1の可撓部の部分拡大図である。 実施例1の断面積の比b/aと感度比の関係を示す図である。 実施例2の可撓部の部分拡大図である。 実施例2のa部の長さLnと感度比の関係を示す図である。 実施例3の加速度センサ素子の斜視図である。 実施例3の可撓部の部分拡大図である。 実施例3の断面積の比b/cと感度比の関係を示す図である。 実施例4の可撓部の部分拡大図である。 実施例4の断面積の比b/sと感度比の関係を示す図である。 従来の加速度センサの展開斜視図である。 従来の加速度センサ素子1の斜視図である。 従来のピエゾ抵抗体の配置を説明する図である。 従来の加速度センサ素子のX軸とZ軸の感度の関係を説明する図である。 ピエゾ抵抗体の配置で感度差を減らす方法を説明する図である。
符号の説明
1 加速度センサ素子、2 ケース、3 蓋、4 金属線、5 端子、6 外部端子、
7 端子、10 加速度センサ、11支持枠部、13質量部、14貫通穴、17 配線、
21,22可撓部、51,52,61,62,71,72 ピエゾ抵抗体、
81 アルミ配線、82 シリコン、83 絶縁膜。

Claims (4)

  1. シリコン単結晶基板の周縁部に形成された支持枠部と、中央部に形成された質量部と、
    該質量部及び支持枠部の上方側に設けられ、該質量部及び支持枠部を接続する薄肉梁状の
    可撓部と、該可撓部の上面側に形成された複数対のピエゾ抵抗素子および配線部とを具備
    してなる半導体型3軸加速度センサであって、ピエゾ抵抗素子が設けられた部位の可撓部
    断面積に比べて、ピエゾ抵抗素子がない部位の可撓部断面積が小さいこと特徴とする半導
    体型3軸加速度センサ。
  2. 質量部及び支持枠部を接続する薄肉梁状の可撓部の、ピエゾ抵抗素子がない部位の幅を
    狭くおよび/もしくは厚みを薄くして可撓部断面積を小さくしたことを特徴とする請求項
    1に記載の半導体型3軸加速度センサ。
  3. 可撓部のピエゾ抵抗素子がない部位の断面積a、ピエゾ抵抗素子が設けられた部位の断
    面積bの比b/aが、1.1以上3.5未満であることを特徴とする請求項1および2に
    記載の半導体型3軸加速度センサ。
  4. 可撓部のピエゾ抵抗素子がない部位の断面積a、ピエゾ抵抗素子が設けられた部位の断
    面積bの比b/aが、1.5以上2.5以下であることを特徴とする請求項1および2に
    記載の半導体型3軸加速度センサ。
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