JP2006097295A - 建設機械のカウンタウエイト取り付け装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 カウンタウエイトの脱着が容易な建設機械のカウンタウエイト取り付け装置を提供する。
【解決手段】車体フレーム10の後部に設けられた取り付け部10bに着脱自在に取り付けられたカウンタウエイト20と、カウンタウエイト20の上面に一部がラップするようにエンジン室18の上面を覆うエンジンカバー18aと、取り付け部10bとカウンタウエイト20の間に着脱またはスライド自在に介在され、かつ取り付け部10bより取り外し、またはスライドさせることにより、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aとのラップ部分に間隙を形成する間隙形成手段23とから構成したもので、間隙形成手段23の脱着またはスライドにより、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aとのラップ部分に比較的大きな間隙が形成できるため、カウンタウエイト20の脱着が容易に行える。
【選択図】図3
【解決手段】車体フレーム10の後部に設けられた取り付け部10bに着脱自在に取り付けられたカウンタウエイト20と、カウンタウエイト20の上面に一部がラップするようにエンジン室18の上面を覆うエンジンカバー18aと、取り付け部10bとカウンタウエイト20の間に着脱またはスライド自在に介在され、かつ取り付け部10bより取り外し、またはスライドさせることにより、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aとのラップ部分に間隙を形成する間隙形成手段23とから構成したもので、間隙形成手段23の脱着またはスライドにより、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aとのラップ部分に比較的大きな間隙が形成できるため、カウンタウエイト20の脱着が容易に行える。
【選択図】図3
Description
本発明は、カウンタウエイトの脱着が容易で、かつ脱着時エンジンカバーを破損することがない油圧ショベルのような建設機械のカウンタウエイト取り付け装置に関する。
従来車体の前部に作業機が装着された建設機械には、作業機に加わる負荷によって車体が不安定となるのを防止するため、車体の後部に作業機の作業能力に見合った重量のカウンタウエイトが取り付けられている。
また油圧ショベルのような建設機械では、走行自在な走行体上に旋回体が旋回自在に設置されていて、この旋回体の前部に作業機が装着され、旋回体の後部にカウンタウエイトが取り付けられているが、近年では狭い場所でも作業が支障なく行えるように、旋回中心から旋回体後端までの距離を短縮した後方小旋回油圧ショベルが普及している。
このような後方小旋回油圧ショベルでは、エンジン室の後方に取り付けられたカウンタウエイトをできるだけ旋回中心側へ近づけて、旋回中心から旋回体後端までの距離を短縮することにより、後方小旋回を可能にしている。
このため従来の後方小旋回油圧ショベルでは、エンジン室を覆うエンジンカバーの一部がカウンタウエイトの一部にラップしたものがある。
また油圧ショベルのような建設機械では、走行自在な走行体上に旋回体が旋回自在に設置されていて、この旋回体の前部に作業機が装着され、旋回体の後部にカウンタウエイトが取り付けられているが、近年では狭い場所でも作業が支障なく行えるように、旋回中心から旋回体後端までの距離を短縮した後方小旋回油圧ショベルが普及している。
このような後方小旋回油圧ショベルでは、エンジン室の後方に取り付けられたカウンタウエイトをできるだけ旋回中心側へ近づけて、旋回中心から旋回体後端までの距離を短縮することにより、後方小旋回を可能にしている。
このため従来の後方小旋回油圧ショベルでは、エンジン室を覆うエンジンカバーの一部がカウンタウエイトの一部にラップしたものがある。
一方油圧ショベルのカウンタウエイトは、例えば特許文献1に示すように、車体フレーム上に載置したカウンタウエイトを車体フレームとカウンタウエイトに挿入したボルトによりメインフレームに締結しているが、油圧ショベルを輸送したり、修理や整備するために、車体フレームよりカウンタウエイトを取り外すことがよくある。
特開平11−180682号公報
油圧ショベルのような建設機械を輸送したり、修理や整備するために車体フレームよりカウンタウエイトを取り外す場合、従来ではクレーン等の吊り上げ手段やフォークリフト等の荷役手段を使用して、車体フレームより一旦持ち上げた後、後方へ引き出すことにより取り外しているが、後方小旋回油圧ショベルのように、エンジンカバーの一部がカウンタウエイトの上面を覆うようにラップした建設機械では、吊り上げ手段や荷役手段により車体フレームよりカウンタウエイトを持ち上げた場合、カウンタウエイトがエンジンカバーと干渉してエンジンカバーが破損する虞れがあるため、エンジンカバーを取り外してからカウンタウエイトを取り外さなければならず、カウンタウエイトの脱着作業に手間がかかって作業能率が悪い等の問題がある。
またカウンタウエイトを持ち上げてもエンジンカバーと干渉しないように、エンジンカバーとカウンタウエイトのラップ部分に予め隙間を設ける方法もあるが、この方法では、エンジンカバーとカウンタウエイトの間に段差が生じて外観が低下したり、エンジンカバーとカウンタウエイトの間の隙間からエンジン音等の騒音が外部に漏洩して、作業環境を損ねる問題がある。
さらに前記特許文献1のように、カウンタウエイトを取り付けているボルトの下端が障害物により損傷されないように、車体フレームのボルト挿通面を車体フレームの下面より一段高くしたものでは、車体フレームの構造が複雑となることから建設機械のコストアップとなる問題もある。
さらに前記特許文献1のように、カウンタウエイトを取り付けているボルトの下端が障害物により損傷されないように、車体フレームのボルト挿通面を車体フレームの下面より一段高くしたものでは、車体フレームの構造が複雑となることから建設機械のコストアップとなる問題もある。
本発明はかかる従来の問題を改善するためになされたもので、カウンタウエイトの脱着が容易で、かつ脱着時エンジンカバーを破損することがない建設機械のカウンタウエイト取り付け装置を提供することを目的とするものである。
本発明の建設機械のカウンタウエイト取り付け装置は、前部に作業機が装着された車体フレームと、車体フレームの後部に設けられた取り付け部に着脱自在に取り付けられたカウンタウエイトと、カウンタウエイトの前方に設置され、かつ動力用エンジンが収容されたエンジン室と、カウンタウエイトの上面に一部がラップするようにエンジン室の上面を覆うエンジンカバーとを備えた建設機械のカウンタウエイト取り付け装置であって、取り付け部とカウンタウエイトの間に着脱またはスライド自在に介在され、かつ取り付け部より取り外し、または前後方向へスライドさせることにより、カウンタウエイトの上面とエンジンカバーとのラップ部分に間隙を形成する間隙形成手段を設けたものである。
前記構成により、建設機械を輸送したり、修理や整備のために車体フレームよりカウンタウエイトを取り外す場合、間隙形成手段を取り付け部より取り外し、または前方へスライドさせることにより、カウンタウエイトの上面とエンジンカバーとのラップ部分に比較的大きな間隙が形成されて、吊り上げ手段や荷役手段によりカウンタウエイトを多少持ち上げてもカウンタウエイトがエンジンカバーと干渉することがないため、カウンタウエイトを脱着する際カウンタウエイトによりエンジンカバーを破損することがない上、カウンタウエイトの脱着時その都度エンジンカバーを取り外す必要がないため、カウンタウエイトの脱着作業が短時間で能率よく行えるようになる。
またカウンタウエイトの上面とエンジンカバーとの間の隙間をなくすことができるため、カウンタウエイトとエンジンカバーとの間に段差が生じることがなく、これによって建設機械の外観が向上する上、エンジンカバーとカウンタウエイトの間の隙間からエンジン音等の騒音が外部に漏洩することがないため、騒音により作業環境を損ねることもない。
またカウンタウエイトの上面とエンジンカバーとの間の隙間をなくすことができるため、カウンタウエイトとエンジンカバーとの間に段差が生じることがなく、これによって建設機械の外観が向上する上、エンジンカバーとカウンタウエイトの間の隙間からエンジン音等の騒音が外部に漏洩することがないため、騒音により作業環境を損ねることもない。
本発明の建設機械のカウンタウエイト取り付け装置は、間隙形成手段を、側板部の両側縁にフランジを形成した断面がほぼコ字形をなし、かつフランジが取り付け部の上面とカウンタウエイトの底面に形成された凹溝の間に介在されるように、取り付け部の下方より取り付け部の両側に挿脱自在に嵌挿された一対の間隙形成部材により構成したものである。
前記構成により、取り付け部の後方より間隙形成部材を挿脱することにより、間隙形成手段の取り付けや取り外しが短時間で容易に行えると共に、間隙形成部材の下部側のフランジの間にカウンタウエイトを固定している固着具の頭部が収容されるため、車体フレームの底面が土砂や岩石等の障害物に接触しても、障害物により固着具が変形したり破損されることがなく、これによってカウンタウエイトの脱着ができなくなったり、車体フレームよりカウンタウエイトが不用意に脱落することがない。
本発明の建設機械のカウンタウエイト取り付け装置は、間隙形成手段を、取り付け部に前後方向にスライド自在に嵌挿され、かつ上下面に取り付け部にカウンタウエイトを固定する固着具を挿通するための長孔が形成され、また両側面にエンジン室の後壁と干渉するのを防止する切り欠きが形成された角筒状の間隙形成部材により構成したものである。
前記構成により、間隙形成部材が一体となっているため、間隙形成部材を取り付け部の前方へスライドさせても分離することがない上、取り付け部より取り外す必要がないことから、カウンタウエイトの脱着作業がさらに容易となる上、間隙形成部材を紛失する心配もない。
また間隙形成部材の下面側の長孔内にカウンタウエイトを固定している固着具の頭部が収容されるため、車体フレームの底面が土砂や岩石等の障害物に接触しても、障害物により固着具が変形したり破損されることがなく、これによってカウンタウエイトの脱着ができなくなったり、車体フレームよりカウンタウエイトが不用意に脱落することがないと共に、車体フレームの底面に段差を設ける等の改造を必要としないため、コストアップとなることもない。
また間隙形成部材の下面側の長孔内にカウンタウエイトを固定している固着具の頭部が収容されるため、車体フレームの底面が土砂や岩石等の障害物に接触しても、障害物により固着具が変形したり破損されることがなく、これによってカウンタウエイトの脱着ができなくなったり、車体フレームよりカウンタウエイトが不用意に脱落することがないと共に、車体フレームの底面に段差を設ける等の改造を必要としないため、コストアップとなることもない。
本発明の建設機械のカウンタウエイト取り付け装置は、自走自在な走行体と、走行体上に旋回自在に設けられた旋回体と、旋回体の底部に設けられ、前部に作業機が装着された車体フレームと、車体フレームの後部に設けられた取り付け部に着脱自在に取り付けられたカウンタウエイトと、カウンタウエイトの前方に設置され、かつ動力用エンジンが収容されたエンジン室と、カウンタウエイトの上面に一部がラップするようにエンジン室の上面を覆うエンジンカバーとを備えた建設機械のカウンタウエイト取り付け装置であって、取り付け部とカウンタウエイトの間に着脱またはスライド自在に介在され、かつ取り付け部より取り外し、または前後方向へスライドさせることにより、カウンタウエイトの上面とエンジンカバーとのラップ部分に間隙を形成する間隙形成手段を設けると共に、間隙形成手段を、側板部の両側縁にフランジを形成した断面がほぼコ字形をなし、かつフランジが取り付け部の上面とカウンタウエイトの底面に形成された凹溝の間に介在されるように、取り付け部の下方より取り付け部の両側に挿脱自在に嵌挿された一対の間隙形成部材により構成したものである。
前記構成により、建設機械を輸送したり、修理や整備のために車体フレームよりカウンタウエイトを取り外す場合、間隙形成手段を取り付け部より取り外し、または前方へスライドさせることにより、カウンタウエイトの上面とエンジンカバーとのラップ部分に比較的大きな間隙が形成されて、吊り上げ手段や荷役手段によりカウンタウエイトを多少持ち上げてもカウンタウエイトがエンジンカバーと干渉することがないため、カウンタウエイトを脱着する際カウンタウエイトによりエンジンカバーを破損することがない上、カウンタウエイトの脱着時その都度エンジンカバーを取り外す必要がないため、カウンタウエイトの脱着作業が短時間で能率よく行えるようになる。
またカウンタウエイトの上面とエンジンカバーとの間の隙間をなくすことができるため、カウンタウエイトとエンジンカバーとの間に段差が生じることがなく、これによって建設機械の外観が向上する上、エンジンカバーとカウンタウエイトの間の隙間からエンジン音等の騒音が外部に漏洩することがないため、騒音により作業環境を損ねることもない。
さらに取り付け部の下方より間隙形成部材を挿脱することにより、間隙形成手段の取り付けや取り外しが短時間で容易に行える上、間隙形成部材の下部側のフランジの間にカウンタウエイトを固定している固着具の頭部が収容されるため、車体フレームの底面が土砂や岩石等の障害物に接触しても、障害物により固着具が変形したり破損されることがなく、これによってカウンタウエイトの脱着ができなくなったり、車体フレームよりカウンタウエイトが不用意に脱落することがないと共に、車体フレームの底面に段差を設ける等の改造を必要としないため、コストアップとなることもない。
またカウンタウエイトの上面とエンジンカバーとの間の隙間をなくすことができるため、カウンタウエイトとエンジンカバーとの間に段差が生じることがなく、これによって建設機械の外観が向上する上、エンジンカバーとカウンタウエイトの間の隙間からエンジン音等の騒音が外部に漏洩することがないため、騒音により作業環境を損ねることもない。
さらに取り付け部の下方より間隙形成部材を挿脱することにより、間隙形成手段の取り付けや取り外しが短時間で容易に行える上、間隙形成部材の下部側のフランジの間にカウンタウエイトを固定している固着具の頭部が収容されるため、車体フレームの底面が土砂や岩石等の障害物に接触しても、障害物により固着具が変形したり破損されることがなく、これによってカウンタウエイトの脱着ができなくなったり、車体フレームよりカウンタウエイトが不用意に脱落することがないと共に、車体フレームの底面に段差を設ける等の改造を必要としないため、コストアップとなることもない。
本発明の建設機械のカウンタウエイト取り付け装置によれば、間隙形成手段を取り付け部より取り外し、またはスライドさせることにより、カウンタウエイトの上面とエンジンカバーとのラップ部分に比較的大きな間隙が形成されるため、カウンタウエイトを持ち上げて車体フレームより脱着する際、カウンタウエイトによりエンジンカバーを破損することがない上、カウンタウエイトの脱着時その都度エンジンカバーを取り外す必要がないため、カウンタウエイトの脱着作業が短時間で能率よく行える。
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1は後方小旋回油圧ショベルよりなる建設機械の側面図、図2は同平面図、図3はカウンタウエイト取り付け装置の上方からの斜視図、図4は同下方からの斜視図、図5は間隙形成手段の斜視図、図6は及び図7は間隙形成手段の変形例を示す斜視図である。
図1に示す後方小旋回油圧ショベルよりなる建設機械は、自走自在な走行体1と、走行体1上に旋回自在に設置された旋回体2とよりなる。
走行体1は、センタフレーム3aと、その両側に互に平行するよう設けられた一対のサイドフレーム3bよりなるトラックフレーム3を有していて、各サイドフレーム3bの一端側にはアイドラ4が前後移動自在に支承されており、他端側には油圧モータよりなる走行モータ5により回転駆動されるスプロケット6が設けられている。
アイドラ4とスプロケット6の間には無端状の履帯7が捲装されていて、この履帯7をスプロケット6で駆動することにより、走行体1が自走できるようになっていると共に、サイドフレーム3bの上下部には、複数の転輪8が回転自在に支承されている。
図1は後方小旋回油圧ショベルよりなる建設機械の側面図、図2は同平面図、図3はカウンタウエイト取り付け装置の上方からの斜視図、図4は同下方からの斜視図、図5は間隙形成手段の斜視図、図6は及び図7は間隙形成手段の変形例を示す斜視図である。
図1に示す後方小旋回油圧ショベルよりなる建設機械は、自走自在な走行体1と、走行体1上に旋回自在に設置された旋回体2とよりなる。
走行体1は、センタフレーム3aと、その両側に互に平行するよう設けられた一対のサイドフレーム3bよりなるトラックフレーム3を有していて、各サイドフレーム3bの一端側にはアイドラ4が前後移動自在に支承されており、他端側には油圧モータよりなる走行モータ5により回転駆動されるスプロケット6が設けられている。
アイドラ4とスプロケット6の間には無端状の履帯7が捲装されていて、この履帯7をスプロケット6で駆動することにより、走行体1が自走できるようになっていると共に、サイドフレーム3bの上下部には、複数の転輪8が回転自在に支承されている。
トラックフレーム3のセンタフレーム3a上に旋回自在に設置された旋回体2は、底部が車体フレーム10により構成されていて、この車体フレーム10の前部中央に作業機11が装着されている。
作業機11は図1及び図2に示すように、基端が車体フレーム10に枢着され、かつブームシリンダ13により起伏自在なブーム12と、ブーム12の先端に基端側が枢着され、かつアームシリンダ14により回動自在なアーム15と、アーム15の先端に枢着され、かつバケットシリンダ16により回動自在なバケット17とより構成されている。
車体フレーム10の前部には、作業機11の左側に運転室19が設置され、車体フレーム10の後部にはエンジン室18が設置されていて、このエンジン室18内に動力用のエンジン(図示せず)が収容されており、エンジン室18の上面と両側面はエンジンカバー18aにより覆われたほぼ密閉構造となっていると共に、車体フレーム10の後端にはカウンタウエイト20が取り付けられている。
作業機11は図1及び図2に示すように、基端が車体フレーム10に枢着され、かつブームシリンダ13により起伏自在なブーム12と、ブーム12の先端に基端側が枢着され、かつアームシリンダ14により回動自在なアーム15と、アーム15の先端に枢着され、かつバケットシリンダ16により回動自在なバケット17とより構成されている。
車体フレーム10の前部には、作業機11の左側に運転室19が設置され、車体フレーム10の後部にはエンジン室18が設置されていて、このエンジン室18内に動力用のエンジン(図示せず)が収容されており、エンジン室18の上面と両側面はエンジンカバー18aにより覆われたほぼ密閉構造となっていると共に、車体フレーム10の後端にはカウンタウエイト20が取り付けられている。
一方エンジンが収容されたエンジン室18の底部には、車体フレーム10を形成するメインフレーム10aが水平方向に並設されていて、各メインフレーム10aの後端が、エンジン室18の後方に設けられたカウンタウエイト20の取り付け部10bとなっている。
メインフレーム10aは断面がほぼI型に形成されていて、エンジン室18内のメインフレーム10aには、エンジンをメインフレーム10a上に据え付けるための複数のマウントブラケット22が突設されており、カウンタウエイト20の取り付け部10bには、前後方向に離間し、かつ上下方向へ貫通する一対の取り付け孔10cが各取り付け部10b毎に穿設されている。
そしてこれら取り付け部10bに間隙形成手段23が着脱自在に取り付けられている。
これら間隙形成手段23は、車体フレーム10の取り付け部10bよりカウンタウエイト20を取り外す際、後述するエンジンカバー18aとカウンタウエイト20の上面との間に比較的大きな間隙を生じさせるためのもので、図5に示すように取り付け部10bの長さとほぼ同じ長さの側板部23bと、側板部23bの上下端と同じ方向にほぼ90度の角度で屈曲されたフランジ23cとからなる断面ほぼコ字形の一対の間隙形成部材23aよりなる。
間隙形成部材23aの上下フランジ23cの間は、取り付け部10bの上下面の間隔よりやや大きく形成されていて、図3に示すように取り付け部10bの両側面より取り付け部10bの上下面に嵌合できるようになっており、このとき主フレーム10aの取り付け部10bにカウンタウエイト20を取り付けるボルトよりなる固着具24の頭部24aとフランジ23cが干渉しないように、すなわち工具の入る寸法を考慮してフランジ23cの幅が設定され、フランジ23cの板厚は、固着具24の頭部24aの高さと同じか、これよりやや大きくなっている。
メインフレーム10aは断面がほぼI型に形成されていて、エンジン室18内のメインフレーム10aには、エンジンをメインフレーム10a上に据え付けるための複数のマウントブラケット22が突設されており、カウンタウエイト20の取り付け部10bには、前後方向に離間し、かつ上下方向へ貫通する一対の取り付け孔10cが各取り付け部10b毎に穿設されている。
そしてこれら取り付け部10bに間隙形成手段23が着脱自在に取り付けられている。
これら間隙形成手段23は、車体フレーム10の取り付け部10bよりカウンタウエイト20を取り外す際、後述するエンジンカバー18aとカウンタウエイト20の上面との間に比較的大きな間隙を生じさせるためのもので、図5に示すように取り付け部10bの長さとほぼ同じ長さの側板部23bと、側板部23bの上下端と同じ方向にほぼ90度の角度で屈曲されたフランジ23cとからなる断面ほぼコ字形の一対の間隙形成部材23aよりなる。
間隙形成部材23aの上下フランジ23cの間は、取り付け部10bの上下面の間隔よりやや大きく形成されていて、図3に示すように取り付け部10bの両側面より取り付け部10bの上下面に嵌合できるようになっており、このとき主フレーム10aの取り付け部10bにカウンタウエイト20を取り付けるボルトよりなる固着具24の頭部24aとフランジ23cが干渉しないように、すなわち工具の入る寸法を考慮してフランジ23cの幅が設定され、フランジ23cの板厚は、固着具24の頭部24aの高さと同じか、これよりやや大きくなっている。
一方カウンタウエイト20の底面には、主フレーム10aの取り付け部10bと同じ間隔で2本の凹溝20aが前後方向に形成されている。
これら凹溝20aの幅は、主フレーム10aの取り付け部10bに間隙形成部材23aを取り付けた状態の幅に、間隙形成部材23のフランジ23cの幅の2倍を加えた値よりやや大きく形成されていて、取り付け部10bに取り付けた間隙形成部材23aの側面部23bが凹溝20aの内側面に当接するまで各間隙形成部材23aを拡開した場合に、間隙形成部材23aのフランジ23cが取り付け部10bと干渉せずに下方へ抜き出せるようになっている。
凹溝20a深さは取り付け部10bの高さよりやや浅くなっていて、上方より取り付け部10bに嵌合できるようになっており、凹溝20aの内底面には、取り付け部10bに穿設された取り付け孔10cと合致する位置に、取り付け孔10cと同数のねじ孔20bが形成されていて、取り付け部10bの下面側より取り付け孔10cに挿入した固着具24のねじ部24bが螺挿できるようになっている。
また主フレーム10aの取り付け部10bに取り付けられたカウンタウエイト20の前側上面には、エンジン室18を覆うエンジンカバー18aの後端縁18bが、カウンタウエイト20の一部を覆うようにラップされていて、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aの後端縁18bの間には、エンジンカバー18aとカウンタウエイト20の上面との間に大きな段差が生じないように僅かな隙間が形成されている。
これら凹溝20aの幅は、主フレーム10aの取り付け部10bに間隙形成部材23aを取り付けた状態の幅に、間隙形成部材23のフランジ23cの幅の2倍を加えた値よりやや大きく形成されていて、取り付け部10bに取り付けた間隙形成部材23aの側面部23bが凹溝20aの内側面に当接するまで各間隙形成部材23aを拡開した場合に、間隙形成部材23aのフランジ23cが取り付け部10bと干渉せずに下方へ抜き出せるようになっている。
凹溝20a深さは取り付け部10bの高さよりやや浅くなっていて、上方より取り付け部10bに嵌合できるようになっており、凹溝20aの内底面には、取り付け部10bに穿設された取り付け孔10cと合致する位置に、取り付け孔10cと同数のねじ孔20bが形成されていて、取り付け部10bの下面側より取り付け孔10cに挿入した固着具24のねじ部24bが螺挿できるようになっている。
また主フレーム10aの取り付け部10bに取り付けられたカウンタウエイト20の前側上面には、エンジン室18を覆うエンジンカバー18aの後端縁18bが、カウンタウエイト20の一部を覆うようにラップされていて、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aの後端縁18bの間には、エンジンカバー18aとカウンタウエイト20の上面との間に大きな段差が生じないように僅かな隙間が形成されている。
次に前記構成された建設機械のカウンタウエイト取り付け装置の作用を説明する。
旋回体2の後部に設けられたカウンタウエイト20は、主フレーム10aの後部に設けられた取り付け部10bに間隙形成手段23を介して取り付けられた状態にある。
すなわち取り付け部10bには、カウンタウエイト20を取り付ける前に間隙形成手段23の間隙形成部材23aが図3に示すように嵌合されていて、この状態でカウンタウエイト20の底面に形成された凹溝20aが上方より嵌合された後、取り付け部10bの下方より取り付け孔10cに挿入した固着具24のねじ部24bを凹溝20aの内底面に形成されたねじ孔20bに螺挿して締め付けることにより、エンジン室18の後方にカウンタウエイト20が締結されている。
またこの状態では、カウンタウエイト20の荷重は、取り付け部10bの両側に嵌合された間隙形成部材23aのフランジ23cを介して主フレーム10aに支持されている。
旋回体2の後部に設けられたカウンタウエイト20は、主フレーム10aの後部に設けられた取り付け部10bに間隙形成手段23を介して取り付けられた状態にある。
すなわち取り付け部10bには、カウンタウエイト20を取り付ける前に間隙形成手段23の間隙形成部材23aが図3に示すように嵌合されていて、この状態でカウンタウエイト20の底面に形成された凹溝20aが上方より嵌合された後、取り付け部10bの下方より取り付け孔10cに挿入した固着具24のねじ部24bを凹溝20aの内底面に形成されたねじ孔20bに螺挿して締め付けることにより、エンジン室18の後方にカウンタウエイト20が締結されている。
またこの状態では、カウンタウエイト20の荷重は、取り付け部10bの両側に嵌合された間隙形成部材23aのフランジ23cを介して主フレーム10aに支持されている。
一方建設機械を輸送したり、修理や整備のために車体フレームよりカウンタウエイト20を取り外す場合は、まずカウンタウエイト20を固定している固着具24を緩めるか、取り付け部10bの下方へ抜出する。
そしてこの状態でクレーン等の吊り上げ手段やフォークリフトのような荷役手段(ともに図示せず)によりカウンタウエイト20を多少持ち上げる。
カウンタウエイト20を持ち上げ量は、凹溝20aの内底面が間隙形成部材23aのフランジ23c上面より僅かに離間する程度でよいことから、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aの後端縁18bとの隙間が僅かであっても、カウンタウエイト20を持ち上げることによりエンジンカバー18aを破損する心配はない。
そしてこの状態でクレーン等の吊り上げ手段やフォークリフトのような荷役手段(ともに図示せず)によりカウンタウエイト20を多少持ち上げる。
カウンタウエイト20を持ち上げ量は、凹溝20aの内底面が間隙形成部材23aのフランジ23c上面より僅かに離間する程度でよいことから、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aの後端縁18bとの隙間が僅かであっても、カウンタウエイト20を持ち上げることによりエンジンカバー18aを破損する心配はない。
次にカウンタウエイト20を持ち上げた状態で、間隙形成部材23aの側面部23bが凹溝20aの内側面に当接するまで各間隙形成部材23aを取り付け部10bの左右方向へ拡開したら、各間隙形成部材23aを凹溝20a内より下方へ抜き出した後、カウンタウエイト20を取り付け部10bの上面まで下げると、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aの後端縁18bのラップ部分に比較的大きな間隙が形成される。
間隙形成部材23aの上部側のフランジ23cの板厚を例えば40mm以上にしておけば、取り付け部10bの上面とエンジンカバー18aの後端縁18bのラップ部分には、ほぼ40mmの間隙が形成されることになる。
そしてこの状態で再びカウンタウエイト20を持ち上げて取り付け部10bより離間させたら、上面がエンジンカバー18aの後端縁18bと干渉しない位置まで後方へ水平移動させた後、さらにカウンタウエイト20を持ち上げて車体フレーム10より取り外すもので、カウンタウエイト20の取り外し時エンジンカバー18aを破損することがないと共に、カウンタウエイト20の脱着時その都度エンジンカバー18aを取り外す必要がないため、カウンタウエイト20の取り外し作業が容易かつ短時間で能率よく行えるようになる。
間隙形成部材23aの上部側のフランジ23cの板厚を例えば40mm以上にしておけば、取り付け部10bの上面とエンジンカバー18aの後端縁18bのラップ部分には、ほぼ40mmの間隙が形成されることになる。
そしてこの状態で再びカウンタウエイト20を持ち上げて取り付け部10bより離間させたら、上面がエンジンカバー18aの後端縁18bと干渉しない位置まで後方へ水平移動させた後、さらにカウンタウエイト20を持ち上げて車体フレーム10より取り外すもので、カウンタウエイト20の取り外し時エンジンカバー18aを破損することがないと共に、カウンタウエイト20の脱着時その都度エンジンカバー18aを取り外す必要がないため、カウンタウエイト20の取り外し作業が容易かつ短時間で能率よく行えるようになる。
一方輸送後や修理、整備後に再びカウンタウエイト20を取り付ける場合は、前記操作と逆の操作を行うが、カウンタウエイト取り付け後、取り付け部10bの下方より取り付け孔10cに挿入した固着具24をカウンタウエイト20のねじ孔20bに螺挿して締め付けると、間隙形成部材23aの下側のフランジ23cの間に固着具24の頭部24aが位置して、フランジ23cの下面より下方へ突出することがないため、旋回体2の旋回時、土砂や岩石等の障害物に車体フレーム10の底面が接触した場合でも、固着具24の頭部24aが破損されることがないため、障害物に接触したことによりカウンタウエイト20の取り付け状態が不安定になったり、不用意にカウンタウエイト20が車体フレーム10より脱落する虞れもない。
なお図6及び図7は、間隙形成手段23の変形例を示すもので、次にこの変形例を説明する。
この変形例では、間隙形成手段23を一体構造の間隙形成部材23dにより形成して、主フレーム10aの取り付け部10bにスライド自在に取り付けたもので、取り付け部10bの前後方向にスライド自在な角筒状の間隙形成部材23dの上面と下面に、後端側が開放するほぼU字状の長孔23eを形成した構造となっており、長孔23eの長さは取り付け部10bに穿設された取り付け孔10cの間隔よりも大きくなっている。
また間隙形成部材23dの両側面には、間隙形成部材23dを前方へスライドさせた際に、エンジン室18の後壁下部に設けられた横板18aと両側面が干渉しないように、切欠き23fが両側面の後端縁を残して形成されている。
この変形例では、間隙形成手段23を一体構造の間隙形成部材23dにより形成して、主フレーム10aの取り付け部10bにスライド自在に取り付けたもので、取り付け部10bの前後方向にスライド自在な角筒状の間隙形成部材23dの上面と下面に、後端側が開放するほぼU字状の長孔23eを形成した構造となっており、長孔23eの長さは取り付け部10bに穿設された取り付け孔10cの間隔よりも大きくなっている。
また間隙形成部材23dの両側面には、間隙形成部材23dを前方へスライドさせた際に、エンジン室18の後壁下部に設けられた横板18aと両側面が干渉しないように、切欠き23fが両側面の後端縁を残して形成されている。
以上構成された間隙形成手段23の変形例の作用を説明すると、建設機械を輸送したり、修理や整備のために車体フレームよりカウンタウエイト20を取り外す場合は、まずカウンタウエイト20を固定している固着具24を緩めるか、取り付け部10bの下方へ抜出する。
そしてこの状態でクレーン等の吊り上げ手段やフォークリフトのような荷役手段によりカウンタウエイト20を多少持ち上げる。
カウンタウエイト20を持ち上げ量は、凹溝20aの内底面が間隙形成部材23dのフランジ23c上面より僅かに離間する程度でよいことから、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aの後端縁18bとの隙間が僅かであっても、カウンタウエイト20を持ち上げることによりエンジンカバー18aを破損する心配はない。
そしてこの状態でクレーン等の吊り上げ手段やフォークリフトのような荷役手段によりカウンタウエイト20を多少持ち上げる。
カウンタウエイト20を持ち上げ量は、凹溝20aの内底面が間隙形成部材23dのフランジ23c上面より僅かに離間する程度でよいことから、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aの後端縁18bとの隙間が僅かであっても、カウンタウエイト20を持ち上げることによりエンジンカバー18aを破損する心配はない。
次にカウンタウエイト20を持ち上げた状態で、間隙形成部材23dを図6の仮想線に示す位置まで前方へスライドさせた後、カウンタウエイト20を取り付け部10bの上面まで下げると、カウンタウエイト20の上面とエンジンカバー18aの後端縁18bのラップ部分に比較的大きな間隙が形成される。
そしてこの状態で再びカウンタウエイト20を持ち上げて取り付け部10bより離間させたら、上面がエンジンカバー18aの後端縁18bと干渉しない位置まで後方へ水平移動させた後、さらにカウンタウエイト20を持ち上げて車体フレーム10より取り外すもので、前記実施の形態と同様に、カウンタウエイト20の取り外し時エンジンカバー18aを破損することがないと共に、カウンタウエイト20の脱着時その都度エンジンカバー18aを取り外す必要がないため、カウンタウエイト20の取り外し作業が容易かつ短時間で能率よく行えるようになる。
そしてこの状態で再びカウンタウエイト20を持ち上げて取り付け部10bより離間させたら、上面がエンジンカバー18aの後端縁18bと干渉しない位置まで後方へ水平移動させた後、さらにカウンタウエイト20を持ち上げて車体フレーム10より取り外すもので、前記実施の形態と同様に、カウンタウエイト20の取り外し時エンジンカバー18aを破損することがないと共に、カウンタウエイト20の脱着時その都度エンジンカバー18aを取り外す必要がないため、カウンタウエイト20の取り外し作業が容易かつ短時間で能率よく行えるようになる。
また間隙形成部材23dが一体構造のため、間隙形成部材23aを取り付け部10bの前方へスライドさせても分離することがない上、取り付け部23aより取り外す必要がないことから、カウンタウエイト20の脱着作業がさらに容易となる。
さらに間隙形成部材23dの下面側の長孔23eの幅を、上面側の長孔23eの幅より図7に示すように予め大きく形成しておくことにより、固着具24を緩めたり、締め付ける作業が容易に行えると共に、締め付けた固着具24の頭部24aがこの長孔23e内に位置して、間隙形成部材23dの下面より下方へ突出することがないため、障害物により固着具24が破損されるのを防止することもできる。
さらに間隙形成部材23dの下面側の長孔23eの幅を、上面側の長孔23eの幅より図7に示すように予め大きく形成しておくことにより、固着具24を緩めたり、締め付ける作業が容易に行えると共に、締め付けた固着具24の頭部24aがこの長孔23e内に位置して、間隙形成部材23dの下面より下方へ突出することがないため、障害物により固着具24が破損されるのを防止することもできる。
なお前記実施の形態では、後方小旋回油圧ショベルの場合について説明したが、エンジンカバー18aの一部が、カウンタウエイト20の上面の一部とラップする構造を採用した建設機械全般に適用できるものである。
1 走行体
2 旋回体
10 車体フレーム
10b 取り付け部
11 作業機
18 エンジン室
18a エンジンカバー
20 カウンタウエイト
20a 凹溝
23 間隙形成手段
23a 間隙形成部材
23c フランジ
23e 長孔
24 固着具
2 旋回体
10 車体フレーム
10b 取り付け部
11 作業機
18 エンジン室
18a エンジンカバー
20 カウンタウエイト
20a 凹溝
23 間隙形成手段
23a 間隙形成部材
23c フランジ
23e 長孔
24 固着具
Claims (4)
- 前部に作業機が装着された車体フレームと、前記車体フレームの後部に設けられた取り付け部に着脱自在に取り付けられたカウンタウエイトと、前記カウンタウエイトの前方に設置され、かつ動力用エンジンが収容されたエンジン室と、前記カウンタウエイトの上面に一部がラップするように前記エンジン室の上面を覆うエンジンカバーとを備えた建設機械のカウンタウエイト取り付け装置であって、前記取り付け部と前記カウンタウエイトの間に着脱またはスライド自在に介在され、かつ前記取り付け部より取り外し、または前後方向へスライドさせることにより、前記カウンタウエイトの上面と前記エンジンカバーとのラップ部分に間隙を形成する間隙形成手段を設けたことを特徴とする建設機械のカウンタウエイト取り付け装置。
- 前記間隙形成手段を、側板部の両側縁にフランジを形成した断面がほぼコ字形をなし、かつ前記フランジが前記取り付け部の上面と前記カウンタウエイトの底面に形成された凹溝の間に介在されるように、前記取り付け部の下方より前記取り付け部の両側に挿脱自在に嵌挿された一対の間隙形成部材により構成してなる請求項1に記載の建設機械のカウンタウエイト取り付け装置。
- 前記間隙形成手段を、前記取り付け部に前後方向にスライド自在に嵌挿され、かつ上下面に前記取り付け部に前記カウンタウエイトを固定する固着具を挿通するための長孔が形成され、また両側面にエンジン室の後壁と干渉するのを防止する切り欠きが形成された角筒状の間隙形成部材により構成してなる請求項1に記載の建設機械のカウンタウエイト取り付け装置。
- 自走自在な走行体と、前記走行体上に旋回自在に設けられた旋回体と、前記旋回体の底部に設けられ、前部に作業機が装着された車体フレームと、前記車体フレームの後部に設けられた取り付け部に着脱自在に取り付けられたカウンタウエイトと、前記カウンタウエイトの前方に設置され、かつ動力用エンジンが収容されたエンジン室と、前記カウンタウエイトの上面に一部がラップするように前記エンジン室の上面を覆うエンジンカバーとを備えた建設機械のカウンタウエイト取り付け装置であって、前記取り付け部と前記カウンタウエイトの間に着脱またはスライド自在に介在され、かつ前記取り付け部より取り外しまたはスライドさせることにより、前記カウンタウエイトの上面と前記エンジンカバーとのラップ部分に間隙を形成する間隙形成手段を設けると共に、前記間隙形成手段を、側板部の両側縁にフランジを形成した断面がほぼコ字形をなし、かつ前記フランジが前記取り付け部の上面と前記カウンタウエイトの底面に形成された凹溝の間に介在されるように、前記取り付け部の下方より前記取り付け部の両側に挿脱自在に嵌挿された一対の間隙形成部材により構成したことを特徴とする建設機械のカウンタウエイト取り付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004283433A JP2006097295A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 建設機械のカウンタウエイト取り付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004283433A JP2006097295A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 建設機械のカウンタウエイト取り付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006097295A true JP2006097295A (ja) | 2006-04-13 |
Family
ID=36237372
Family Applications (1)
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JP2004283433A Pending JP2006097295A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 建設機械のカウンタウエイト取り付け装置 |
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JP (1) | JP2006097295A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011047138A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 建設機械及び建設機械本体の吊り方法 |
CN103968000A (zh) * | 2013-01-25 | 2014-08-06 | 斗山工程机械(中国)有限公司 | 一种工程机械及其配重的连接装置 |
-
2004
- 2004-09-29 JP JP2004283433A patent/JP2006097295A/ja active Pending
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