JP2006096644A - 蓄光泡ガラス品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】泡ガラスの中に蓄光材を混入あるいは封じ込め、その蓄光材の放つ光が点在する気泡にあたり、光の屈折、反射、乱反射等の光の作用により、個性ある面白い見え方のするガラス品を実現可能とする。
【解決手段】泡ガラスを複数の破片に破砕し、その間に蓄光材を入れ込み、混入あるいは封じ込めるために電気炉やバーナーで加熱する。それを数時間放置し熱をとり、こうして出来たガラス中の蓄光材が光を放射し、大小様々に点在する気泡にあたることにより、光の屈折、反射、乱反射などが起こる。この気泡と蓄光との作用を利用し、そのガラスに予期しない光の変化を起こすことができる。また、これら完成したガラス品には同一の物はありえず、面白みや付加価値があるものとなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、琉球泡ガラスのような泡ガラスの中に、蓄光材を混入あるいは封じ込めたガラス品及び技術とその製造方法に関するものである。
技術背景
従来のガラス製のピアスやネックレスには、様々な色や模様のあるガラス板やガラス棒等を用いこれらを切断し、ルーターなどで周囲の角を研磨したものや、その切断したガラスを加熱炉やバーナーで溶解又は溶着したものがあり、それらの加工したガラスに金具を埋め込み又は接着剤等で取付けたもの等が現在多く販売されている。また、加熱する場合には、切断したガラスの中に別の着色ガラスを粉末状にしたものを混入し、絵や模様を描いたものもある。同じような手法で箸置き等のガラス品も作られている。
本発明の技術的課題は、従来の単なるガラス材を研磨、溶解、溶着しただけのガラス製のピアス等に面白みや付加価値をつけるため、泡ガラスの中に蓄光材を混入あるいは封じ込め、その蓄光材の放つ光とガラス内に点在する気泡の相互作用により、個性ある面白い見え方のする二つとないガラス品を実現することにある。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、泡ガラスを複数の破片にしてその間に蓄光材を入れ込み、混入あるいは封じ込めるために電気炉やバーナーで加熱する。それを数時間放置し熱をとる。こうして出来たガラス中の蓄光材が外からの紫外線を蓄積し光を放射し、大小様々に点在する気泡にあたることにより、光の屈折、反射、乱反射などの光の作用が起こる。この気泡と蓄光との作用を利用し、そのガラスに予期しない光の変化を起こすことができる。また、これら完成したガラス品には同一の物は存在せず、個性ある蓄光泡ガラス品となる。
請求項2は、蓄光泡ガラス品の製法により、例えばピアスの場合は、小さなガラスの粒を作りその粒に金具を装着し、ガラス内に封じ込まれた蓄光材の小さな光が細かい気泡により乱反射などを起こし、蛍の放つ光のように幻想的な見え方のする蓄光泡ピアスとなる。他の身飾品も、それぞれの用途に合った形状、サイズのガラス品に取付手段を固定する。
例えば、ネックレスの場合は、ピアスよりも完成したガラスのサイズは大きくなる為、若干強めの光の大きさを楽しめる蓄光泡ネックレスとなる。
請求項3は、製法はネックレス等と同様であるが、ネックレスよりもさらに大きなガラス品となる為使用できる蓄光材の量も増し、ピアスやネックレスよりも気泡と放射する光の作用がよりはっきりと見ることが出来ものとなる。また、表面積が大きいためイニシャルや絵柄などの文字や図形も表現できるインパクトのある蓄光泡ガラス製箸置きが可能となる。
請求項4は、蓄光泡箸置きと同様の特徴をもった蓄光泡ガラスに、磁石を取付けたマグネットを蓄光泡ガラス品の製法で可能と出来る。
請求項5は、無色あるいは着色の泡ガラスを複数の破片にしてその間に粒状あるいは粉末状の蓄光材を入れ込み、混入あるいは封じ込めるために電気炉やバーナーで加熱する。また、ガラスの破片の代わりに、この無色あるいは着色ガラスを粒状にしたものや粉末状にしたものに粒状あるいは粉末状の蓄光材を入れ込み加熱することもできる。
本発明は、泡ガラスという多数の細かい気泡のあるガラスに蓄光材を封じ込め、それが放つ光がこのガラスに点在する気泡にあたり、光の反射、屈折、乱反射等の作用が複雑にからみあい予期せぬ変化がおこり、これを利用することで、従来のガラス品にさらに面白みや希少性やユニークさ、付加価値を与えることができるものである。また、そのガラス内に閉ざされた空気の気泡と蓄光材の放つ光と色ガラスの青や緑など色のある光の相互作用を利用することにより、幻想的かつ神秘的な表現の出来る本発明のガラス品は、これまでにない新たな特色を持つガラス製品といえる。
本発明に使用されるガラス材は、泡ガラスであれば特に限定するものではなく、板状でも塊状でもよく、例えば既成のグラスや皿などを崩した破片でもよい。また、その泡ガラスは着色されたもの無着色のものでもよい。
蓄光泡ピアスは図1のガラスのコップにおけるガラスの気泡6の存在する層1と着色された無気泡の層2でできたグラスを、適当な大きさに破砕又は切り取る。この二層になっているガラスの破片を、図2のように、ガラスの気泡の存在する破片1と、着色2された無気泡の破片にする。次に、離型紙を敷いた電気炉用の板に、下に着色2されたガラス片を置き、その上に蓄光材の粉末状もしくは極小さい粒状のもの3を中心部分かやや内側にのせ、この上に気泡6のあるガラス片1をのせる。
これを電気炉に入れ750度から950度くらいまでの温度で23分〜27分加熱する。その後二時間ほど放置して冷まし、ガラスに付着した煤を水で洗い流すと、図3のような玉状になる。このガラス玉に、ピアス用の金具をガラス用接着剤でとりつけてピアスとする。
完成したピアスのガラス断面図4は、単なる無気泡のガラスに蓄光材3を入れただけのガラス断面図5とは光の放射が違って、図4の気泡6に蓄光材の放つ光があたって、矢印のような屈折、反射、乱反射などを起こし、複雑な見え方がする。またこのガラスを上から見ると、底辺の着色ガラス2で全体が着色されているように見えるが、横から見ると下の着色部分2と気泡6がある透明なガラス部分4に分かれて見えるなど、角度によっても変化のある面白い見え方がする。
図2の着色層2を立てた状態で溶かしてもよい。
使用すると楽しい雰囲気をかもし出し、琉球泡ガラス品の消費増大に寄与できる。
色つきの琉球泡ガラス製コップの断面図である。 琉球泡ガラスの破片と蓄光材の粉末でピアスを製作する製法を説明する図である。 図2の材料を電気炉の中で溶かして出来上がった図である。 図3の光の状態を表した図である。 無気泡ガラスに蓄光材を混入した場合の光の状態を比較した図である。
符号の説明
1 気泡のあるガラスの部分
2 無気泡の着色層
3 蓄光材
4 完成したピアスのガラス玉部分
5 無気泡のガラスに蓄光材を入れた従来品
6 気泡

Claims (5)

  1. 多数の気泡が存在する泡ガラスの中に蓄光材が混在していることを特徴とする蓄光泡ガラス品。
  2. 多数の気泡が存在する泡ガラスの中に蓄光材が混在していることを特徴とする請求項1に記載の蓄光泡ガラス製の身飾品。
  3. 多数の気泡が存在する泡ガラスの中に蓄光材が混在していることを特徴とする請求項1に記載の蓄光泡ガラス製箸置き。
  4. 多数の気泡が存在する泡ガラスの中に蓄光材が混在していることを特徴とする請求項1に記載の蓄光泡ガラス製マグネット。
  5. 少なくとも、多数ともに気泡が存在する無色又は色つきの泡ガラスの破片と蓄光材とを一緒に加熱することを特徴とする蓄光泡ガラス品の製法。
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