JP2006096234A - 自動車用シートベルト装置の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロールバーの小型化が可能な自動車用シートベルト装置の取付構造を提供する。
【解決手段】 ロールバーユニット5のクロスバー部6の両端は、車体側壁10に接合された連結部材11に締結される。連結部材のユニット連結部13の上方には、スペーサ17を介してスルーアンカ15が設けられている。スルーアンカ15は、回り止め部材22の係合爪22cによって回転が規制され、また、回り止め部材22は、その脚22bが受止部材23の切欠き23cに係合して回転が規制される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動車用シートベルト装置の取付構造に関するものである。
自動車のシートベルト装置は、典型的には、衝突時に乗員の胴部を拘束するウエストベルトと、乗員の上半身の拘束するためのショルダベルトとを含む3点式のシートベルトが普及している。3点式のシートベルトは、ショルダベルトの端に連結されたリトラクタによって巻き取られるが、リトラクタから引き出されたショルダベルトはスルーアンカを通過して、乗員の肩部の近傍且つ上方から車室内に引き出される。
衝突時に乗員を保護するシートベルト装置は、衝突時に大きな荷重が加わるリトラクタやスルーアンカの取付剛性を確保する必要がある。例えば乗用車タイプの自動車にあっては、リトラクタやスルーアンカは車体のピラーやサイドシルなどの車体強度部材に取り付けられる。しかし、オープントップ形式の自動車にあっては、リトラクタやスルーアンカを設置するのに相応しい車体強度部材を見出すのが難しいという問題があり、特に、乗員の肩部の近傍に配設しなければならないスルーアンカについては、ウエストラインよりも上方をオープンにしたオープンカーではそもそも車体強度部材が存在していないため、他の剛性部材を付設する必要となる。
特許文献1は、オープントップ形式の自動車に関するシートベルト装置の取付構造として、シートバックの後方に隣接して車幅方向に延びるクロスメンバにリトラクタを取り付け、このクロスメンバに連結した左右一対のロールバーの内側の部分にスルーアンカを取り付けることを提案している。
特開平5−58240号公報
上述したように、スルーアンカは、乗員の肩部の近傍に配設しなければならないという制約があることから、特許文献1に開示の構造で、これを実現するには、大型のロールバーを搭載することが必要となる。
ところで、オープントップ形式の自動車は、典型的には、リンク機構によって展開可能なルーフが設けられており、展開可能なルーフとしては、これまでは幌が一般的であったが、近時は鋼板製のルーフが開発されている。このような幌又は鋼板からなる展開可能な可能なルーフはリンク機構によって車両の後部に格納され、所定の移動軌跡に沿ってルーフの展開及び格納が行われる。
上述したロールバーを備えたオープントップ形式の自動車は、ロールバーがルーフの移動軌跡の途中に存在することになるため、ルーフの展開及び格納の観点から言えば、ロールバーは可能な限り小型であることが好ましいことは言うまでもない。しかしながら、前述したように、スルーアンカは乗員の肩部の近傍に配設しなければならない、という制約があることから、特許文献1に開示の提案を採用するときには、或程度の大きさのロールバーが必要となる。
本発明の目的は、ロールバーを備えた自動車を前提としてロールバーの小型化が可能な自動車用シートベルト装置の取付構造を提供することにある。
かかる技術的課題は、請求項1の発明によれば、
左右の車体側壁間に亘って車幅方向に延びる閉断面のクロスバーと、該クロスバーに設けられたロールバーとを備えた自動車のシートベルト装置の取付構造であって、
前記クロスバーの左右両端部に、上方に向けて延びるスペーサと締結具を介して、前記クロスバーの上壁から上方に所定の間隔を隔てて設けられ且つシートベルトが通過するスルーアンカと、
該スルーアンカと前記クロスバーとの間に配設され、前記スルーアンカが前記前記スペーサの軸線を中心にした回転を規制するための剛性部材とを有することを特徴とする自動車用シートベルト装置の取付構造を提供することにより達成される。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、剛性部材が閉断面構造のクロスバーの剛性を高めてスルーアンカの支持剛性を高めると共にスルーアンカの回り止めを行いつつ、スペーサによってスルーアンカを所望の高さ位置に配設することができる。したがって、ロールバーの大きさに依存しないでスルーアンカを配設することができるため、ロールバーを必要最小限に小型化することが可能であり、特に、リンク機構によって展開可能なルーフを車体後部に格納する形式の自動車によって有益である。
請求項2の発明は、請求項1の発明を前提として、剛性部材が、該剛性部材とスルーアンカとの間の相対的な回転動を規制する第1規制手段と、剛性部材とクロスバーとの間の相対的な回転動を規制する第2規制手段とを備えていることから、剛性部材を追加するだけで、スルーアンカがスペーサを中心に回転するのを規制することができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明を前提として、前記スルーアンカが、前記シートベルトが通過するスルーリング及び該スルーリングと一体の水平面上に広がる非円形のベースプレートとを有し、前記剛性部材の第1規制手段が、該剛性部材の一部を折り曲げることにより形成され且つ前記ベースプレートの側縁と係合する突片で構成されている。
また、請求項4の発明は、請求項2の発明を前提として、前記スルーアンカが、前記シートベルトが通過するスルーリングを含み、前記剛性部材の第1規制手段が、該剛性部材の一部を折り曲げることにより形成され且つ前記スルーリングと係合する係合爪で構成されている。
これら請求項3、4の発明によれば、剛性部材の一部を折り曲げることにより形成された突片又は係合爪によってスルーリングの回り止めが可能なため、部品点数を増加させることなく、スルーアンカの支持剛性を備えつつスルーアンカの回動を規制することができる。
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明を前提として、前記剛性部材の第2規制手段が、該剛性部材の一部を折り曲げることにより形成され且つ前記クロスバーに向けて延びる脚と、前記クロスバーに設けられ且つ前記脚が係合する係合部とで構成されており、この請求項5にあっても、請求項3、4の発明と同様に、部品点数を増加させることなくスルーアンカの回動を規制することができる。
請求項6の発明は、請求項5の発明を前提として、前記ロールバーが、車幅方向に延びる閉断面のクロスバー部と共にユニット化され、該ロールバーユニットが、左右の車体側壁に接合した連結部材の閉断面のユニット連結部に連結することにより車体に組み付けられ、該ユニット連結部に前記スルーアンカが取り付けられ、前記剛性部材が、前記連結部材のユニット連結部と、前記ロールバーユニットの車幅方向両端との間の境界に節を形成するフランジを備え、該フランジは前記剛性部材の一部を折り曲げることにより形成されている。
この請求項6の発明によれば、剛性部材の一部を折り曲げることにより形成されたフランジにより、共に閉断面の連結部材のユニット連結部及び前記ロールバーユニットの車幅方向両端との間の境界に節が形成されるため、衝突時にスルーアンカに加わる荷重によりユニット連結部の閉断面が変形するのを抑えることができ、これによりスルーアンカの支持剛性を一層高めることができる。
請求項7の発明によれば、請求項6の発明を前提として、前記剛性部材が、前記フランジの後方に、前記脚を受け入れる切欠きを有する。この請求項7の発明によれば、衝突時にスルーアンカに加わる前方への荷重を前記フランジによって形成される節によってユニット連結部の閉断面を補強することができる。
請求項8の発明によれば、請求項6又は7の発明を前提として、前記連結部材のユニット連結部の端に、該ユニット連結部を構成する部材の一部を折り曲げることにより車体前後方向に延びる延長部が形成され、該延長部が、前記連結部材のユニット連結部と前記ロールバーユニットの車幅方向両端との間の境界に節を形成するフランジに重ね合わせた状態で該フランジに接合されている。この請求項8の発明によれば、上述した節による閉断面の剛性向上効果を一層高めることができる。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は、運転席と助手席の2つのシートを備えたオープントップ形式の自動車の車体後部の概要を示す図であり、車体後方に向けて見た図である。この図1を参照して、参照符号1はフロントフロアパネルである。フロントフロアパネル1の後端は、斜め後方に立ち上がるキックアップパネル2に接合され、このキックアップパネル2の上端がリアフロアパネル3に接合されている。リアフロアパネル3は、図示しないラゲッジルームの床面を構成するものであり、ラゲッジルームには、図示しないリンク機構により展開可能な鋼板製のルーフが格納される。
フロントフロアパネル1は、その車幅方向中間部分に、車体前後方向に延びるトンネル部1aを有し、トンネル部1aの後端はキックアップパネル2に接合されている。フロントフロアパネル1には、トンネル部2を挟んで左右に運転席(図示せず)と助手席(図示せず)とが取り付けられ、運転席と助手席のシートバックがキックアップパネル3の近傍に位置している。キックアップパネル3の上端近傍、つまりリアフロアパネル3の前端部にはロールバーユニット5が固設されている。
ロールバーユニット5は、車幅方向に延びる閉断面構造のクロスバー部6と、クロスバー部6の端部に設けられた左右一対のロールバー7とを有する。ロールバー7は、逆U字形状に曲げ成形されたパイプ材からなり、ロールバー7の車幅方向内側の脚7aの下端がクロスバー部6に固設されている。他方、ロールバー7の車幅方向外側の脚7bはクロスバー6を貫通してリアフロアパネル3まで延びており、脚7bの下端には連結フランジ8が溶接による固設されている。
ドア開口9の上端近傍の車体側壁10には、湾曲形状の連結部材11が固設されている。連結部材11は、車体側壁10に沿って前方に延び且つ車体側壁10に接合された車体側接合部12と、この車体側接合部12の後端から車幅方向内方に突出したユニット連結部13とを有する。
前述したロールバーユニット5は、連結部材11のユニット連結部13の車幅方向内端に対してクロスバー部6の両端をボルト止めし、ロールバー7の車幅方向外側の脚7bに固設した連結フランジ8をリアフロアパネル3にボルト止めすることにより車体に組み付けられ、ロールバーユニット5を組み付けた後の車体は、ロールバーユニット5のクロスバー部6と、連結部材11のユニット連結部13とが一体となって、左右の車体側壁10間に亘って車幅方向に延びる閉断面のクロスバーCBを構成する。
図1に加えて図2などを参照して、スルーアンカ15は連結部材11の図1に矢印Aで示す部位、つまり連結部材11のユニット連結部13に配設される。以下に、スルーアンカ15に関連した技術的事項を図2〜図5を参照して詳しく説明する。
図2は車両にロールバーユニット5を組み付けた後の状態を示し、図3はロールバーユニット5を組み付ける前の状態を示し、図4は、スルーアンカ15の取付構造を説明するために連結部材11のユニット連結部13を構成する主要部材14の図示を省いた図であり、図5は、図2のV−V線に沿って断面した図である。
スルーアンカ15は、垂直方向に延びるスルーアンカ用ボルト16と同軸に配設されたスペーサ17を介して、連結部材11の上面から上方に所定間隔を隔てた高所に配設されている。スルーアンカ15は、略三角形状のベースプレート18とベースプレート18の一辺に沿って接合されたスルーリング19と有し、ベースプレート18に、スルーアンカ用ボルト16を挿通するための孔20(図5)が形成されている。
ベースプレート18とスペーサ17の上端との間には、追加の部材として、剛性部材である回り止め部材22が介装されている。回り止め部材22は、逆L字状の形状を有し、ベースプレート18とスペーサ17との間に位置し且つ水平面上に広がりを有する本体22aと、本体22aの車幅方向内端を下方に折り曲げることにより形成された脚22bとを備えている。回り止め部材22は、更に、スルーリング19の長手方向に沿って離間し且つ上方に向けて折り曲げることにより形成された一対の係合爪22cを備え、この一対の係合爪22cは、スルーリング19の両端部の後面に当接している。
他方、連結部材11について説明すると、連結部材11は、図5から理解できるように、車幅方向及び図示していないが車体前後方向に延びる閉断面構造を有する。連結部材11のユニット連結部13には、追加の部材として剛性部材である受止部材23が設けられている。受止部材23は、ユニット連結部13の主要構成部材14の上壁14aの下面に沿って広がりを有する本体23aと、本体23aの車幅方向内端を下方に折り曲げることにより形成された縦フランジ23bとを備え、全体として逆L字状の形状を有する。受止部材23には、本体23の車幅方向内端に、車幅方向内方側に開放した切欠き23cが形成されており、この切欠き23cは、前記縦フランジ23bの後方に位置して前記回り止め部材22の脚22bの下端部を受け入れる。
連結部材のユニット連結部13には、上記受止部材23の本体23aの下面に溶接されたナット25が設けられており、このナット25には、上述したスルーアンカ用ボルト16の下端が螺着される(図5)。
連結部材11のユニット連結部13を構成する主要構成部材14の前壁14bは、その車幅方向内端に、車体後方に屈曲することにより形成された延長部14c(図3)を有する。延長部14cは、その車幅方向内側の面が上述の受止部材23の縦フランジ23bと重合され、延長部14cと縦フランジ23bとが溶接により接合されている。
図6は、変形例のシートベルト装置の取付構造を示し、この図6は車体後方側から見た図である。この変形例では、回り止め部材22の略三角形上の本体22aの後側の2つの辺に沿って上方に折り曲げることにより形成された一対の突片27を有し、この一対の突片27は、スルーアンカ15の略三角形状のベースプレート18の後側の2つの辺と当接している。また、回り止め部材22の脚22bは、連結部材11のユニット連結部13の上壁14aに形成された貫通孔28に挿入されている。
図6は、また、図2〜図5を参照した実施例にも共通するものであるが、連結部材11のユニット連結部14の後側の壁を構成する背面プレート29を図示するものである。この背面プレート29は、ユニット連結部14から車幅方向内方側に延びており、背面プレート29の車幅方向内端部には、上下に離間して配置された4つのナットN1〜N4が溶接により固設されている。
図2〜図5を参照した実施例及び図6に図示の変形例は、共に、ロールバーユニット5のクロスバー部6の車幅方向の各端を夫々4本のボルトBを使って連結部材11に固定される。すなわち、図2を参照して、図面に向かって右側の上下の2本のボルトB1、B2は、ロールバーの車幅方向外側の脚7bの中間部分を貫通して延び、図6に図示のナットN1、N2に螺着される。他方、図面に向かって左側の上下の2本のボルトB3、B4は、図6に図示のナットN3、N4に螺着される。
叙上のように、車体側壁10に接合された連結部材11には、ロールバーユニット5の車幅方向各端がボルトBを使って連結される。ロールバーユニット5を組み付けた後は、ロールバーユニット5のクロスバー部6及びその両端部に位置する連結部材11によって、左右の車体側壁10間に亘って延びる閉断面のクロスメンバが作られ、このクロスメンバは車体強度部材を構成することになる。そして、連結部材11のユニット連結部13には、上下方向に延びるスペーサ17によって所望の高さ位置にスルーリング19が配設され、このスルーリング19を通じてショルダベルト30が車室内に導き出される。ショルダベルト30の端は、図示しないリトラクタに連結され、このリトラクタは、例えば、キックアップパネル3の左右の端部に形成され且つ前方に向けて開放したボックス31(図1)内に配設される。
スルーアンカ15はスルーアンカ用ボルト16の軸線回りの回転が次のようにして規制される。すなわち、図2などの実施例では、回り止め部材22の一対の係合爪22cとスルーリング19との係合により回り止め部材22に対するスルーアンカ15の回転が規制され、また、回り止め部材22の脚22bと受止部材23の切欠き23cとの係合により連結部材11に対する回り止め部材22の回転が規制される。これにより、スルーアンカ15がスペーサ17の軸線を中心に回転するのが規制される。
また、図6に図示の変形例では、スルーアンカ15の略三角形状、換言すれば非円形の形状のベースプレート18の側縁と係合する一対の突片27によって回り止め部材22に対するスルーアンカ15の回転が規制され、また、回り止め部材22の脚22bとユニット連結部13の上壁の貫通孔28との係合により、連結部材11に対する回り止め部材22の回転が規制される。これにより、スルーアンカ15がスペーサ17の軸線を中心に回転するのが規制される。
したがって、スルーアンカ15は、剛性部材である回り止め部材22及び受止部材23によって回転規制された状態で連結部材11の上方位置に位置することになる。このスルーアンカ15は、運転席及び助手席に着座した乗員の車幅方向外側に位置する肩部の近傍に位置することは言うまでもないことである。
また、ユニット連結部13の車体前後方向に延びる延長部14cと、受止部材23の縦フランジ23bとを重合させて、これらを溶接により一体化させたことにより、この延長部14cと縦フランジ23bとが、共に閉断面構造のユニット連結部13及びロールバーユニット5のクロスバー部6との境界に閉断面を横断する節を構成する。この節により、衝突時にスルーアンカ15に加わる荷重によってユニット連結部13の閉断面が変形するのを抑えることができる。この節を形成する縦フランジ23bは、図3を参照して、脚22bと係合する切欠き23cの前方に設けられているため、衝突時に前方向にスルーアンカ15に加わる荷重に対してユニット連結部13が変形するのを効果的に抑えることのできる補強構造を提供することができる。
叙上のように、本発明に従うシートベルト装置の取付構造によれば、ロールバーにスルーアンカを設けるものではないため、ロールバー7を必要最小限の大きさに抑えることができる。このことは、実施例のようにリンク機構により展開可能な鋼板製のルーフを備えた自動車では、ルーフの格納及び展開の設計にとって大きな利点となることは言うまでもない。
オープントップ形式の車両のシートの後方に隣接して配設されるロールバーユニットを組み付けた自動車の車体構造を説明するための図である。 ロールバーユニット組み付けるために車体側壁に設けられる連結部材に設けられたスルーアンカの取付部位を拡大して示す斜視図である。 ロールバーユニット取り付ける前の状態を示す、図2に対応した斜視図である。 スルーアンカの取付構造を説明するために、車体側壁に設けられた連結部材のユニット連結部から主要構成部材を取り除いた状態で示す、図2に対応した斜視図である。 図2のV−V線に沿って切断した断面図である。 スルーアンカの回り止めの変形例を示す、車体後方から見た図である。
符号の説明
CB クロスバー
5 ロールバーユニット
6 ロールバーユニットのクロスバー部
7 ロールバーユニットのロールバー
11 連結部材
12 車体側接合部
13 ユニット連結部
14 ユニット連結部の主要部材
15 スルーアンカ
16 スルーアンカ用ボルト(締結具)
17 スペーサ
18 スルーアンカのベースプレート
19 スルーアンカのスルーリング
22 回り止め部材(剛性部材)
22b 回り止め部材の脚
22c 回り止め部材の係合爪
23 受止部材(剛性部材)
23b 受止部材の縦フランジ
23c 切欠き
27 回り止め部材の突片
30 ショルダベルト

Claims (8)

  1. 左右の車体側壁間に亘って車幅方向に延びる閉断面のクロスバーと、該クロスバーに設けられたロールバーとを備えた自動車のシートベルト装置の取付構造であって、
    前記クロスバーの左右両端部に、上方に向けて延びるスペーサと締結具を介して、前記クロスバーの上壁から上方に所定の間隔を隔てて設けられ且つシートベルトが通過するスルーアンカと、
    該スルーアンカと前記クロスバーとの間に配設され、前記スルーアンカが前記前記スペーサの軸線を中心にした回転を規制するための剛性部材とを有することを特徴とする自動車用シートベルト装置の取付構造。
  2. 前記剛性部材が、該剛性部材と前記スルーアンカとの間の相対的な回転動を規制する第1規制手段と、該剛性部材と前記クロスバーとの間の相対的な回転動を規制する第2規制手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
  3. 前記スルーアンカが、前記シートベルトが通過するスルーリング及び該スルーリングと一体の水平面上に広がる非円形のベースプレートとを有し、
    前記剛性部材の第1規制手段が、該剛性部材の一部を折り曲げることにより形成され且つ前記ベースプレートの側縁と係合する突片で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
  4. 前記スルーアンカが、前記シートベルトが通過するスルーリングを含み、
    前記剛性部材の第1規制手段が、該剛性部材の一部を折り曲げることにより形成され且つ前記スルーリングと係合する係合爪で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
  5. 前記剛性部材の第2規制手段が、該剛性部材の一部を折り曲げることにより形成され且つ前記クロスバーに向けて延びる脚を備えた第1剛性部材と、前記クロスバーに設けられ且つ前記脚が係合する係合部を備えた第2剛性部材とで構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
  6. 前記ロールバーが、車幅方向に延びる閉断面のクロスバー部と共にユニット化され、該ロールバーユニットが、左右の車体側壁に接合した連結部材の閉断面のユニット連結部に連結することにより車体に組み付けられ、
    該ユニット連結部に前記スルーアンカが取り付けられ、
    前記第2剛性部材が、前記連結部材のユニット連結部と、前記ロールバーユニットの車幅方向両端との間の境界に節を形成するフランジを備え、該フランジは前記剛性部材の一部を折り曲げることにより形成されていることを特徴とする請求項5に記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
  7. 前記第2剛性部材が、前記フランジの後方に、前記脚を受け入れる切欠きを有することを特徴とする請求項6に記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
  8. 前記連結部材のユニット連結部の端に、該ユニット連結部を構成する部材の一部を折り曲げることにより車体前後方向に延びる延長部が形成され、
    該延長部が、前記連結部材のユニット連結部と前記ロールバーユニットの車幅方向両端との間の境界に節を形成するフランジに重ね合わせた状態で該フランジに接合されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
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