JP2006095948A - シャープペンシル - Google Patents

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浩 石井
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Abstract

【課題】 シャープペンシル(軸筒)の後端部にノック操作部を配置し、そのノック操作部をノックすることによってチャック体を前進せしめ、拡開し、その拡開したチャック体に後続する2本目の芯を落とし込む機構が開発された。しかし、筆記状態を一端中止し、シャープペンシルを持ち替えて後続する2本目の芯の繰り出し操作を行わなければならず、折角の前記効果を著しく損ねてしまっていた。
【解決手段】 軸筒の内部に芯の前進は許容するが、芯の後退は楔作用によって阻止するボールチャク機構を配置すると共に、そのボールチャック機構の前方に芯を軽く保持するスライド部材を前後動可能に配置したシャープペンシルであって、前記軸筒の前方にスライド部材を作動せしめるノック部材を配置する一方、前記ボールチャック機構の後方にはそのボールチャック機構を作動せしめる傾斜板を配置し、その傾斜板を前記ノック部材によって揺動せしめたシャープペンシル。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軸筒の内部に芯の前進は許容するが、芯の後退は楔作用によって阻止するボールチャク機構を配置すると共に、そのボールチャック機構の前方に芯を軽く保持するスライド部材を前後動可能に配置したシャープペンシルに関する。
従来から、芯固定チヤツクをボールで締め付ける構造により筆記に対しては充分な芯の保持力を有するが、芯の当該チヤツクからの引き出しには僅かな力しか必要としないシヤープペンシルに於いて、先端パイプを口金に固定すると共に該口金に螺着又は圧入等により固定した軸継手の内部に該軸継手に設けたスリ割りを貫通すると共に該スリ割りに沿つて摺動自在な片部を介して外部に触指部を露呈させた繰出体の保持チヤツクを装着した中心部を嵌入し、該繰出体の中心部を軸継手との間にスプリングを介装させて前方に押圧状態にして成る触指繰出式シヤープペンシルが知られている。
実公昭64−1107号。
前述の従来技術にあっては、僅かな力で芯の繰り出しが行えると言った優れた効果を有している。しかも、繰り出し体がシャープペンシルの前方部に配置されているため、筆記状態を維持しながらも芯の繰り出し操作を行うことができると言った効果も有している。
しかし、使用中の1本目の芯を使い切ってしまうと、次の芯をチャック体に導くことはできず、結局のところ、先端パイプの先端から新たな芯を挿着しなければならず、非常に面倒な作業となってしまっていた。
そこで、シャープペンシル(軸筒)の後端部にノック操作部を配置し、そのノック操作部をノックすることによってチャック体を前進せしめ、拡開させ、その拡開したチャック体に後続する2本目の芯を落とし込む機構が開発された。しかし、筆記状態を一端中止し、シャープペンシルを持ち替えて後続する2本目の芯の繰り出し操作を行わなければならず、折角の前記効果を著しく損ねてしまっていた。
本発明は、軸筒の内部に芯の前進は許容するが、芯の後退は楔作用によって阻止するボールチャク機構を配置すると共に、そのボールチャック機構の前方に芯を軽く保持するスライド部材を前後動可能に配置したシャープペンシルであって、前記軸筒の前方にスライド部材を作動せしめるノック部材を配置する一方、前記ボールチャック機構の後方にはそのボールチャック機構を作動せしめる傾斜板を配置し、その傾斜板を前記ノック部材によって揺動せしめたことを要旨とする。
本発明は、軸筒の内部に芯の前進は許容するが、芯の後退は楔作用によって阻止するボールチャク機構を配置すると共に、そのボールチャック機構の前方に芯を軽く保持するスライド部材を前後動可能に配置したシャープペンシルであって、前記軸筒の前方にスライド部材を作動せしめるノック部材を配置する一方、前記ボールチャック機構の後方にはそのボールチャック機構を作動せしめる傾斜板を配置し、その傾斜板を前記ノック部材によって揺動せしめたので、通常の芯の繰り出しは勿論、後続芯も容易に繰り出すことができる。
作用について説明する。少ないノックストロークにおいては、通常の芯の繰り出し操作となる。大きなノックストロークでは、傾斜板下部の軸筒との接触部が支点となり、又、傾斜板中間部のチャック体との接触部が作用点となり、又、傾斜板上部とノック部材の連結部分が力点となり、チャック体が弾撥部材の弾撥力に抗して前進する。つまり、梃子の原理を利用しての後続する2本目芯の繰り出し操作となる。
第1例を図1〜図9に示し説明する。軸筒1の後部は、複数の芯が収納可能な芯タンク部2となっており、その芯タンク部2の前方には、複数の芯を1本ごと分離する芯受け部材3がコイルスプリングなどの弾撥部材4によって後方に付勢された状態で配置されている。その芯受け部材3には別部材として構成された押し具5を圧入・固定しているが、それら芯受け部材3と押し具5を一体形成などしても良い。その押し具5の中間部には傾斜板6が囲繞した状態で挿通しており、その傾斜板6の前部の一部(下部;図中右方向)が押し具5の中間部の一部(下部;図中右方向)に形成された突部7に当接している。この当接部分が作用点Zとなり、押し具5並びに、チャック体15を前進せしめる。一方、傾斜板6の後部の一部が軸筒1の内面に形成された内面段部8に当接している。また、傾斜板6の後方への移動は、その内面段部8によって規制され、該部分が傾斜板6が揺動する支点Xとなる。その傾斜板6について詳述する。傾斜板6の中心部には、貫通孔9が形成されており、その貫通孔9には、前記押し具5が挿通している。また、傾斜板6の上部(図中左方向)には、突起10が形成されており、その突起の前面には後述するノック棒の後端が当接する受け溝11が形成されている。
前記押し具5の前方には、芯の前進許容するが、芯の後退は阻止するボールチャック機構12が摺動自在に装着している。そのボールチャック機構12について具体的に説明する。ボールチャック機構12は、コイルスプリングなどの弾撥部材13によって後方に付勢されているが、軸筒1に形成された内面突部1aによって後方への移動が阻止されている。また、ボールチャック機構12を構成する外筒14、後部に位置する筒状部14aとその筒状部14aの前部に固定されたチャックリング部14bとから構成されているが、そのチャックリング部14bの内面には後方に向かって縮径する円錐面14cが形成されている。そして、外筒14の内側には、芯を把持・解放するチャック体15が前後動可能に配置されていると共に、そのチャック体15は弾撥部材16によって後方に付勢されている。そのチャック体15の把持部15a近傍には、前記チャックリング部14bの円錐面14cに位置しており、その把持部15aと円錐面14cの間にはボール17が介在している。即ち、弾撥部材16や筆記圧によってチャック体15に後退作用が働いているときには、楔作用によって芯を強固に把持しているが、チャック体15に前進作用が働くと前記の楔作用が解除されチャック体15の把持力が弱まると共に僅かに拡開する。尚、前記ボール17は、チャック体15の把持部15a外面に形成された半球状の孔15bに遊挿しており、ボールチャック機構12からの脱落が防止されている。
前記軸筒1の前端には、先部材18が螺合などの手段によって着脱自在に取り付けられているが、その軸筒1と先部材18は中継ぎ部材19を挟着している。その中継ぎ部材19は、前記弾撥部材13の前端部を受け止めるものであって、また、後述するスライド部材を前方に付勢する弾撥部材の後端部を受け止めるものとなっている。
また、先部材18は前方に向かって縮径する円錐状をなしており、その内部にはスライド部材20が前後動可能に配置されているが、そのスライド部材20はコイルスプリングなどの弾撥部材21によって前方に付勢されている。そして、そのスライド部材20の中間部にはノック部材22が取り付けられているが、そのノック部材22は先部材18の中間部の側面に形成された貫通孔23から露出している。しかし、そのノック部材22の露出高さは、先部材18の最大外径部を超えない高さとなっている。ポケットなどに差し込んだ場合の、不慮のノック操作を防止しているのである。符号24は、芯を軽く保持するゴム状弾性体からなる芯保持部材であるが、スライド部材と一体形成などしても良い。また、符号25は、金属材質からなる芯保護管であって、この芯保護管25も前記スライド部材と一体成型しても良い。
また、前記軸筒1とボールチャック機構12との隙間には、ノック棒26が前後動自在に配置されている。このノック棒26は、軸筒1の内壁面に形成された摺動溝27や中継ぎ部材19の摺動溝28に嵌り込んでおり振れなどが防止されている。そして、そのノック棒26の後端は、前記傾斜板6に形成された受け溝11に挿入し当接している。この当接した部分が力点Yとなっている。一方、ノック棒26の前端部は、前記スライド部材20の後端部に形成された鍔部29の近傍に位置しているが、隙間Sを有している。即ち、ノック部材22の押圧操作によってスライド部材20が隙間S分後退すると、前記の押圧動作がノック棒26に伝達され、そのノック棒26の後退動作が前記傾斜板6の上部に伝達されるようになっている。
次ぎに、動作について説明する。最初に、通常の芯の繰り出し操作について説明する。図1に示す状態から、ノック部材22を僅かに後退させるとスライド部材20も後退するが、芯保持部材24は芯の表面を擦りながら後退する。このとき、芯は、ボールチャック機構12の楔作用によってその後退動作が阻止されている(図6参照)。ここで、ノック部材22から指を離し、前記後退動作を解除するとスライド部材20は、弾撥部材21の付勢力によって前進する。この際、芯は芯保持部材24によって軽く保持されているため、スライド部材20と共に前進しようとする。このとき、チャック体15が弾撥部材16の付勢力に抗して前進し、前記の楔作用が解除され、芯がチャック体15から引きずり出される。この動作を繰り返すことによって、芯が芯保護管25から繰り出されることになる。
次に、使用中の芯を使い切ってしまい、後続する2本目の芯を繰り出す方法について説明する。前期と同様に、ノック部材22を後退させると共に、スライド部材20を後退させるが、このとき、隙間S以上にノック部材22を後退させる。このノック部材22の後退動作に伴ってスライド部材20の鍔部29がノック棒26の前端面に当接し、そのノック棒26を後退移動せしめる。この際、ノック棒26と傾斜板6の力点Yによって、又、支点Xを中心に傾斜板6が揺動する(図7参照)。この傾斜板6の揺動に伴って、作用点Zにより押し具5が弾撥部材4に抗して前進すると共に、チャック体15の後端部に当接し、そのチャック体15にも前進作用が伝達される。このチャック体15への前進作用によってチャック体15が弾撥部材16の付勢力に抗して前進し、チャック体15が拡開する。このとき、後続する芯タンク2内の芯はチャック体15の芯把持15aを通過し、スライド部材20の芯保持部材24まで自重によって落下する(図8参照)。ここで、再び、前記の芯繰り出し操作を行うと、芯が芯保護管25から突出する。
第2例を図10〜図12に示し説明する。前記第1例のノック部材の変形例である。第1例のノック部材を先部材18の一部に露出させた棒状体としたが、本題2例においては、リング状をなしている。そのリング状のノック部材30は前例と同様にスライド部材31に連結されているが、先部材32の直線状の筒状部33に挿着されている。また、リング状のノック部材30の外径は、前例と同様に先部材32の外径を超えない大きさとなっている。符号34は前記リング状のノック部材30とスライド部材31を連結させるための係合突起であって、符号35はノック棒26に後退作用を伝達するための前記第1例と同様の鍔部である。ノック部材30をリング状とすることによって、ノック部材30の位置を特定することなく芯の繰り出し操作が行えるようになる。
尚、この第2例においては、リング状のノック部材30を先部材32の中間部に直線状の筒状部33を形成することによって取り付けたが、図13(第3例)に示しようにリング状のノック部材36の内面に後方に向かって拡開する円錐内面部37を形成しても良い。円錐形状の先部材18の形状に沿って芯の繰り出し操作を行うことができる。
第1例を示す縦断面図。 傾斜板を示す外観図。 図1のA−A線断面図。 図1のB−B線断面図。 図1のC−C線断面図。 動作を示す要部縦断面図。 動作を示す要部縦断面図。 動作を示す要部縦断面図。 図1の外観図。 第2例を示す要部縦断面図。 図10のD−D線断面図。 図10のE−E線断面図。 第3例を示す要部縦断面図。
符号の説明
1 軸筒
2 芯タンク部
3 芯受け部材
4 弾撥部材
5 押し具
6 傾斜板
7 突部
8 内面段部
9 貫通孔
10 突起
11 受け溝
12 ボールチャック機構
13 弾撥部材
14 外筒
15 チャック体
16 弾撥部材
17 ボール
18 先部材
19 中継ぎ部材
20 スライド部材
21 弾撥部材
22 ノック部材
23 貫通孔
24 芯保持部材
25 芯保護管
26 ノック棒
27 摺動溝
28 摺動溝
29 鍔部
30 ノック部材
31 スライド部材
32 先部材
33 筒状部
34 係合突起
35 鍔部
36 ノック部材
37 円錐内面部

Claims (3)

  1. 軸筒の内部に芯の前進は許容するが、芯の後退は楔作用によって阻止するボールチャク機構を配置すると共に、そのボールチャック機構の前方に芯を軽く保持するスライド部材を前後動可能に配置したシャープペンシルであって、前記軸筒の前方にスライド部材を作動せしめるノック部材を配置する一方、前記ボールチャック機構の後方にはそのボールチャック機構を作動せしめる傾斜板を配置し、その傾斜板を前記ノック部材によって揺動せしめたことを特徴とするシャープペンシル。
  2. 前記軸筒の前方部を先端部に向かって縮径する円錐状の先部とすると共に、その先部に前記ノック部材を配置したことを特徴とする請求項1記載のシャープペンシル。
  3. 前記ノック部材を先部の中間部に配置すると共に、その先部における外接円径を先部の最大外径を超えない大きさとしたことを特徴とする請求項2に記載のシャープペンシル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013237162A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Mitsubishi Pencil Co Ltd シャープペンシル

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