JP2006094367A - サラウンドスピーカ・ドッキングシステム、及びそれに接続する携帯端末装置とそのサラウンド音楽再生方法 - Google Patents

サラウンドスピーカ・ドッキングシステム、及びそれに接続する携帯端末装置とそのサラウンド音楽再生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006094367A
JP2006094367A JP2004280085A JP2004280085A JP2006094367A JP 2006094367 A JP2006094367 A JP 2006094367A JP 2004280085 A JP2004280085 A JP 2004280085A JP 2004280085 A JP2004280085 A JP 2004280085A JP 2006094367 A JP2006094367 A JP 2006094367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
output
range
surround
analog signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004280085A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutaka Eto
康孝 江藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2004280085A priority Critical patent/JP2006094367A/ja
Publication of JP2006094367A publication Critical patent/JP2006094367A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Abstract

【課題】携帯端末装置を用いながら、バッテリの残量を気にすることなく、高音質、且つ容易にサラウンド音楽の聴取を可能とする。
【解決手段】充電出力コネクタ/入力コネクタを介してドッキングシステムから携帯電話機へ充電用電源が供給される。携帯電話機は、音楽データ用デコーダで、MP3、AAC等の暗号化された音楽データを、再生遅延情報と左右の音データとに分割して演算し、バーチャルサラウンド音楽データとし、デジタルアナログ変換部でアナログ音楽信号に変換する。この音楽信号は音楽出力AMPで増幅され、SPK出力コネクタ/入力コネクタを通して、ドッキングシステムのSPK AMPに入力される。SPK AMPは、音楽信号を中音域、高音域、低音域に分離し、左右独立の中音域用スピーカ及び高音域用ツィータと、左右共通の低音用バススピーカとから楽音としてそれぞれ出力させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サラウンド音楽の再生を行う携帯端末装置と、この携帯端末装置に対し、バッテリの充電用電源を供給するとともに、サラウンド(バーチャルサラウンド)音楽対応のスピーカ出力手段を提供するドッキングシステムとに関する。
携帯電話機、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)等の携帯端末装置では、音楽を再生する機能が搭載されつつある。さらに音源データとしても、1チャンネル分(モノラル)だけでなく、2チャンネル分を用いるステレオ対応の携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この携帯電話機では、2チャンネル分のアンプとスピーカを内蔵している。しかし、内蔵スピーカのサイズを大きくできず、良い音質で音楽を聴くためには、専用のヘッドフォンやスピーカセットを別途用意することが必要である。また、アンプの消費電力が大きいため、常にバッテリの残量を気にする必要がある。
音質を良くするためには、別売りのスピーカ用変換コネクタを準備し、別売りのスピーカを接続する方法がある。また、バッテリの電力消費を補填するために充電器を接続する方法がある。このため、充電器に、ステレオ(L(左)/R(右))用の2チャンネル分のアンプ及びスピーカ(外部接続、あるいは内蔵)を設けておき、音楽再生機能付き携帯通信端末を専用コネクタを介して充電器に載せると、携帯通信端末のバッテリに充電しながら、充電器のスピーカから音楽を聴くことができるシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−96573号公報(第2頁、図3) 特開2002−281119号公報(第2頁、図2)
最近は携帯端末装置においても、MP3(MPEG Audio Layer−3)やAAC(Advanced Audio Codec)などの音声フォーマットもサポートされている。音源データとして、ステレオ対応のデータだけでなく、サラウンド(バーチャルサラウンド)対応の高音質、高機能なデータが用いられるようになってきた。このサラウンド(バーチャルサラウンド)データを再生するためには、再生遅延情報に基づいてLチャンネル信号及びRチャンネル信号にそれぞれ遅延を与える必要がある。またスピーカも、サラウンド対応スピーカとして周波数帯域に応じた複数のスピーカを用いた方が、質のよいサラウンド音楽を聴くことができる。
なお、バーチャルサラウンドとは、聴取者の前面に置かれた2系統のスピーカの各信号に特殊な演算処理を行うことにより、あたかも視聴者の背面に別系統のスピーカ(仮想スピーカ)があり、その仮想スピーカからも音が出ているかのように感じさせる音響技術である。
しかし、上述した従来の技術(特許文献1記載技術、及び特許文献2記載技術)は、単純なステレオ音楽の再生に対応した技術であり、サラウンド音楽の再生には向いていない。
本発明の目的は、携帯端末装置を用いながら、バッテリの残量を気にすることなく、高音質、且つ容易にサラウンド(バーチャルサラウンド)音楽を聴くことを可能としたサラウンドスピーカ・ドッキングシステムと、それに接続する携帯端末装置と、そのサラウンド音楽再生方法とを提供することにある。
本発明のサラウンドスピーカ・ドッキングシステムは、バッテリを電源とし、サラウンド音楽データを再生してバーチャルサラウンドのための左右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号として出力する携帯端末装置と接続され、前記バッテリへの充電電源を供給し、前記アナログ信号のスピーカ出力を行うサラウンドスピーカ・ドッキングシステムであり、前記携帯端末装置におけるバッテリへの充電電源の供給を外部から受けるための充電入力コネクタに接続され、内蔵あるいは外部接続された充電器からの充電電源を前記携帯端末装置へ供給する充電出力コネクタと、前記携帯端末装置におけるスピーカ出力用アナログ信号を外部へ供給するためのスピーカ出力コネクタに接続され、前記サラウンド音楽データから再生された前記左右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号を受信するスピーカ入力コネクタと、前記スピーカ入力コネクタを通して前記携帯端末装置から受信した左右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号を、可聴周波数帯域のうちの高音域、中音域、低音域にそれぞれ分離し、高音域及び中音域のアナログ信号は左右チャンネルをそれぞれ独立のまま、低音域のアナログ信号は左右チャンネルを合成して増幅するスピーカアンプと、前記スピーカアンプからの左チャンネルの高音域のアナログ信号を可聴音として出力する左チャンネル高音域用ツィータと、前記スピーカアンプからの右チャンネルの高音域のアナログ信号を可聴音として出力する右チャンネル高音域用ツィータと、前記スピーカアンプからの左チャンネルの中音域のアナログ信号を可聴音として出力する左チャンネル中音域用スピーカと、前記スピーカアンプからの右チャンネルの中音域のアナログ信号を可聴音として出力する右チャンネル中音域用スピーカと、前記スピーカアンプからの低音域のアナログ信号を可聴音として出力する低音域バススピーカとを備える。
上記構成において、前記スピーカアンプが、前記スピーカ入力コネクタを通して受信した左チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号を、可聴周波数帯域のうちの中高音域及び低音域にそれぞれ分離する第1の帯域分離フィルタと、前記スピーカ入力コネクタを通して受信した右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号を、可聴周波数帯域のうちの中高音域及び低音域にそれぞれ分離する第2の帯域分離フィルタと、前記第1の帯域分離フィルタから出力された中高音域のアナログ信号をスピーカ出力レベルまで増幅する第1の中高音域用アンプと、前記第2の帯域分離フィルタから出力された中高音域のアナログ信号をスピーカ出力レベルまで増幅する第2の中高音域用アンプと、前記第1の帯域分離フィルタから出力された低音域のアナログ信号と、前記第2の帯域分離フィルタから出力された低音域のアナログ信号とを合成し、スピーカ出力レベルまで増幅し、前記低音域バススピーカへ出力する低音域用アンプと、前記第1の中高音域用アンプから出力された中高音域のアナログ信号を、高音域及び中音域に分離し、前記左チャンネル高音域用ツィータ及び左チャンネル中音域用スピーカへそれぞれ出力する第3の帯域分離フィルタと、前記第2の中高音域用アンプから出力された中高音域のアナログ信号を、高音域及び中音域に分離し、前記右チャンネル高音域用ツィータ及び右チャンネル中音域用スピーカへそれぞれ出力する第4の帯域分離フィルタとを有する構成とすることができる。
また、前記第1の中高音域用アンプ、前記第2の中高音域用アンプ、及び前記低音域用アンプがそれぞれ、使用者の操作により増幅度を可変し、対応するスピーカからの出力音量を可変させる音量調整手段を有する構成とすることができる。
さらに、前面の中央下部に、前記スピーカ入力コネクタ及び前記充電出力コネクタを配置し、前面の左側に、前記左チャンネル高音域用ツィータ及び左チャンネル中音域用スピーカを配置し、前面の右側に、前記右チャンネル高音域用ツィータ及び右チャンネル中音域用スピーカを配置し、背面に、前記低音域用バススピーカを配置した構成とすることができる。
本発明の携帯端末装置は、サラウンド音楽データを格納した着脱自在な外部メモリと、前記外部メモリから読出したサラウンド音楽データをデコードし、再生遅延情報と左右チャンネルの音データとに分割し、再生遅延情報に基づき左右チャンネルの音データに所定の演算処理を施しバーチャルサラウンド音楽データとして出力する音楽データ用デコーダ手段と、前記音楽データ用デコーダ手段から出力された音楽データをデジタル・アナログ変換するデジタルアナログ変換手段と、前記デジタルアナログ変換手段から出力されたアナログ信号をスピーカ出力可能なレベルまで増幅する音楽出力増幅手段と、前記音楽出力増幅手段から出力されたスピーカ出力用アナログ信号を外部へ供給させるためのスピーカ出力コネクタと、自装置内各部へ電源を供給するバッテリと、外部から前記バッテリへの充電電源の供給を受けるための充電入力コネクタとを備える。
上記構成において、使用者のキー操作による指定情報の入力を受け付ける入力手段と、使用者への可視情報の表示を行う表示手段と、前記スピーカ出力コネクタ及び前記充電入力コネクタがそれぞれ、上記構成のサラウンドスピーカ・ドッキングシステムの前記スピーカ入力コネクタ及び前記充電出力コネクタに接続されたか否かを監視する監視手段と、前記監視手段により前記サラウンドスピーカ・ドッキングシステムとの接続が検出されると、前記充電入力コネクタから入力される充電電源により前記バッテリへの充電を開始するとともに、前記外部メモリに格納されている複数のサラウンド音楽データの一覧を前記表示手段に表示し、前記入力手段を介して入力された使用者からの選択指定情報に基づいて指定されたサラウンド音楽データを、前記外部メモリより読出し、前記音楽データ用デコーダ手段へ供給する制御手段とを備える構成とすることができる。
また、前記スピーカ出力コネクタ及び前記充電入力コネクタを自装置下端に配置し、上記構成のサラウンドスピーカ・ドッキングシステムの前記スピーカ入力コネクタ及び前記充電出力コネクタにそれぞれ接続可能とした構成とすることができる。
本発明のサラウンド音楽再生システムは、上記構成のサラウンドスピーカ・ドッキングシステムに上記構成の携帯端末装置を搭載し、前記スピーカ出力コネクタ及び前記スピーカ入力コネクタ間と、前記充電入力コネクタ及び充電出力コネクタ間とをそれぞれ接続して構成してある。
本発明のサラウンド音楽再生方法は、上記構成のサラウンドスピーカ・ドッキングシステムと上記構成の携帯端末装置とを接続してサラウンド音楽を再生する方法であり、前記携帯端末装置で、前記サラウンドスピーカ・ドッキングシステムとの接続を検出すると、前記サラウンドスピーカ・ドッキングシステムからの充電電源により、前記バッテリへの充電を開始し、前記外部メモリに格納されている複数のサラウンド音楽データの一覧を前記表示手段に表示して使用者へ提示し、前記入力手段で使用者からの選択指定情報を受け付けると、指定されたサラウンド音楽データを、前記外部メモリより読出し、読出したサラウンド音楽データをデコードし、再生遅延情報と左右チャンネルの音データとに分割し、再生遅延情報に基づき左右チャンネルの音データに所定の演算処理を施しバーチャルサラウンド音楽データとし、前記バーチャルサラウンド音楽データをデジタル・アナログ変換して増幅し、左右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号として前記サラウンドスピーカ・ドッキングシステムへ送出し、前記サラウンドスピーカ・ドッキングシステムで、前記左右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号を受信すると、高音域、中音域、低音域にそれぞれ分離し、高音域及び中音域のアナログ信号は左右チャンネルをそれぞれ独立のまま、低音域のアナログ信号は左右チャンネルを合成して増幅し、高音域のアナログ信号は左右チャンネルそれぞれ独立した高音域用ツィータで可聴音出力し、中音域のアナログ信号は左右チャンネルそれぞれ独立した中音域用スピーカで可聴音出力し、低音域のアナログ信号は左右チャンネル共通の低音域用バススピーカで可聴音出力する工程を有する。
本発明によれば、使用者は別途サラウンド対応のスピーカセットを準備する必要がなくなるだけでなく、バッテリを充電しながらサラウンド(バーチャルサラウンド)の音楽を高音質で再生することが可能となる。このため、バッテリの残量を気にすることなく、携帯電話機等の携帯端末装置の音楽再生機能をより広範に利用することができる。
まず、本発明の概要を説明する。近年、携帯電話機等の携帯端末装置は、ステレオ機能搭載等により音質が向上し、またMP3、AACなどのサポートする音声フォーマットのサポートが拡大し、また外部メモリもサポートされている。本発明は、このような携帯端末装置を用いてサラウンド(バーチャルサラウンド)音楽を聴く際、バッテリの残量を気にすることなく、容易に且つ高音質で聴くことができる携帯端末装置用充電機能付きサラウンドスピーカ・ドッキングシステム(以下、ドッキングシステムと略記する場合がある)と、それに接続する携帯端末装置と、そのサラウンド音楽再生方法とを提供する。
本発明に適用される携帯端末装置は、MP3等の音楽データ等の格納手段である着脱自在な外部メモリと、その音楽データと同データを再生するためのプログラムとを一時的に格納する手段である作業用メモリとを有する。携帯端末装置はまた、MP3、AAC等の暗号化された音楽データを、再生遅延情報(遅延情報と略記)と左/右(L/R)チャンネルの音データとに分割(デコード)し、遅延情報に基づき左右チャンネルの音データに所定の演算処理を施しバーチャルサラウンド音楽データとして出力する音楽データ用デコーダ手段を有する。携帯端末装置はまた、音楽データに対するデジタル−アナログ変換を行う手段であるデジタルアナログ変換手段と、アナログ変換された信号を増幅しスピーカ出力可能とさせる音楽出力増幅手段と、増幅された音楽出力を携帯電話機の外部へ供給させるためのスピーカ出力コネクタとを有する。携帯端末装置はまた、充電手段である充電回路と、外部から充電用の電源の供給を受ける充電入力コネクタとを有する。
本発明のドッキングシステムは、携帯端末装置のスピーカ出力コネクタと接続する手段であるスピーカ入力コネクタと、増幅された音楽信号を可聴周波数帯域のうちの高音域、中音域、低音域に分離し、各スピーカの信号レベルへ増幅する手段であるスピーカ増幅手段とを有する。ドッキングシステムはまた、中音域の左右の音を鳴らす手段である中音域用スピーカと、高音域の左右の音を鳴らす手段である高音域用ツィータと、低音域用の音を鳴らす手段である低音用バススピーカとを有する。ドッキングシステムはまた、携帯端末装置の充電用電源、及びスピーカ増幅手段等の内部回路用電源の供給を受けるための電源コネクタと、携帯端末装置の充電入力コネクタに接続し、充電用の電源を供給する手段である充電出力コネクタとを有する。
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のサラウンドスピーカ・ドッキングシステム(以下、ドッキングシステムと略記)と、それに接続される携帯端末装置の第一の実施例(実施例1)を示すブロック図である。本例のドッキングシステム2は、携帯端末装置として携帯電話機1と接続される。
図1において、ドッキングシステム2は、スピーカ入力コネクタ(SPK入力コネクタ)211と、スピーカアンプ(SPK AMP)212と、Lチャンネル用の中音域用スピーカ213と、Rチャンネル用の中音域用スピーカ214と、低音域用バススピーカ215と、Lチャンネル用の高音域用ツイータ216と、Rチャンネル用の高音域用ツイータ217と、充電出力コネクタ221と、電源コネクタ220とを有している。
電源コネクタ220は、携帯電話機1への充電用電源、及び自システム内部回路(SPK AMP212)用の電源として、図示していない外部の充電器から直流電源の供給を受ける。なお、電源コネクタ220の代わりに、充電器そのものを内蔵するようにしてもよい。この場合、外部から商用交流電源の供給を受け、充電器で直流電源に変換する。
充電出力コネクタ221は、携帯電話機1(その充電入力コネクタ132)に接続され、電源コネクタ220に供給された直流電源を、充電用電源として携帯電話機1に供給する。
SPK入力コネクタ211は、携帯電話機1(そのSPK出力コネクタ126)に接続され、携帯電話機1から供給される左右(L/R)2チャンネル分のスピーカ駆動用のアナログ音楽信号を受け、SPK AMP212へ伝達する。
SPK AMP212は、携帯電話機1からの音楽信号を高音域、中音域、低音域に分離し、それぞれ各スピーカ(213〜217)の信号レベルへ増幅して分配する。
各音域の周波数範囲については、本実施例においては、120Hz以下を低音域、120Hz〜2KHzを中音域、2KHz以上を高音域とする。
中音域用スピーカ(L)213,中音域用スピーカ(R)214は、それぞれ、Lチャンネル,Rチャンネルの中音域(120Hz付近〜2KHz付近)の可聴音を出力する。高音域用ツィータ(L)216,高音域用ツィータ(R)217は、それぞれ、Lチャンネル,Rチャンネルの高音域(2kHz付近〜20KHz付近)の可聴音を出力する。低音域用バススピーカ215は、LチャンネルとRチャンネルとをミックス(合成)した低音域(40Hz付近〜120Hz付近)の可聴音を出力する。
SPK AMP212の構成例を図4に示す。
図4において、SPK AMP212は、SPK入力コネクタ211に接続された入力端子401,441を通して、携帯電話機1から受信したL/Rチャンネル用音楽信号を、帯域分離フィルタ402,442にそれぞれ供給する。
帯域分離フィルタ402は、Lチャンネル用音楽信号を中高音域と低音域とに分離し、Lチャンネル用中高音域用アンプ403と低音域用アンプ423とにそれぞれ出力する。同様に、帯域分離フィルタ442は、Rチャンネル用音楽信号を中高音域と低音域とに分離し、Rチャンネル用中高音域用アンプ443と低音域用アンプ423とにそれぞれ出力する。
Lチャンネル用中高音域用アンプ403は、入力信号を増幅し、帯域分離フィルタ405へ出力する。帯域分離フィルタ405は、Lチャンネル用中高音域音楽信号を高音域と中音域とに分離し、出力端子406,407を通して、高音域用ツイータ216と中音域用スピーカ213とにそれぞれ出力する。
同様に、Rチャンネル用中高音域用アンプ443は、入力信号を増幅し、帯域分離フィルタ445へ出力する。帯域分離フィルタ445は、Rチャンネル用中高音域音楽信号を高音域と中音域とに分離し、出力端子446,447を通して、高音域用ツイータ217と中音域用スピーカ214とにそれぞれ出力する。
低音域用アンプ423は、Lチャンネルの低音域音楽信号とRチャンネルの低音域音楽信号とを合成して増幅し、出力端子426を通して、共通の低音域用バススピーカ215へ出力する。
なお、各アンプ(403,423,443)が有する音量調整手段(404,424,444)については、後に説明する第2の実施例(実施例2)において説明する。
次に、図1に戻って携帯電話機1の説明を行う。
携帯電話機1は、全体の制御を行うためのCPU(中央処理装置)111を搭載している。CPU111は、バス112を介して装置内の各部と接続されている。このうちROM113は、CPU111が実行するための各種の制御用プログラムや音楽再生アプリケーション、音楽データの変換を行うためのデコーダ用プログラム等を格納したリード・オンリー・メモリである。作業用メモリ114、はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)によって構成されており、CPU111がプログラムを実行する上で一時的に必要とされる制御プログラムやデータを格納する。
音楽データ用デコーダ115は、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)等で構成され、暗号化された音楽データを、再生遅延情報と左右(L/Rチャンネル)の音データとに分割し、遅延情報に基づき左右チャンネルの音データに所定の演算処理を施しバーチャルサラウンド音楽データとして出力する。デコーダ用パラメータ格納メモリ116は、音楽データ用デコーダ115で用いるパラメータ等を格納するメモリであり、不揮発性メモリで構成されている。また本メモリはMP3等の音楽データの格納に利用することも可能である。
割込みコントローラ117は、キー入力部120のキー押下、ドッキングシステム2との接続など指定された事象が発生するかどうかを監視し、指定された事象の発生を検出すると、CPU111へ割込みを発生させて通知する回路である。
ドッキングシステム2との接続は、SPK出力コネクタ126とドッキングシステム2のSPK入力コネクタ211との接続、及び、充電入力コネクタ132とドッキングシステム2の充電出力コネクタ221との接続が監視対象となる。これらコネクタ同士の接続を検出するには、様々な周知の技術(手段、方法)があるので、適切な技術を用いればよい。
例えば、ドッキングシステム2側のコネクタ(211,221)の特定の端子に特定の電位(地気、あるいは電源電位)を与えるようにしておき、携帯電話機1側のコネクタ(126,132)の対応する端子で、その電位を検出するようにすることができる。なお、電源電位を用いる場合は、充電電源そのものを用いることができ、端子も充電電源用の端子だけで済む。
あるいは、ドッキングシステム2側のコネクタの特定の2つの端子間を短絡させておき、携帯電話機1側のコネクタの対応する2つの端子間で、その短絡を検出するようにすることができる。
あるいは、携帯電話機1側のコネクタに機械的に動作するスイッチを設けておき、ドッキングシステム2側のコネクタを接続したときに、そのスイッチを動作させるようにすることができる。特に、SPK出力コネクタ126の場合、SPK入力コネクタ211との接続により内蔵スピーカ127,128との接続を切り離すために機械的スイッチを用いるならば、そのスイッチを利用することができる。
次に、他の回路の説明に進む。
送受信部118は、移動体通信システムの基地局等との間で、無線によってデータの送受信を行う回路である。データの種類としては、音楽データや、音声データなどがある。
キー入力部120は、音楽データの再生機能を呼び出すためのキー(Musicキー)や、各種処理を終了させるためのキー(ENDキー)など、各種操作キー(特定キー)121の入力を受け付ける入力回路である。
表示制御部122は、表示部123の表示を制御する制御回路である。表示部123は、携帯電話機1本体の前面に配置されており、白黒あるいはカラーの液晶パネル、あるいは有機EL(電子蛍光)等の表示装置である。
デジタルアナログ変換部124は、音楽データ用デコーダ115で変換されたデジタルの音楽データや、送受信部118で受信、復調された音声データなどのデジタル信号を、アナログ信号に変換する回路である。音楽出力アンプ(音楽出力AMP)125は、デジタルアナログ変換部124から出力されたアナログ信号を増幅する回路である。
スピーカ出力コネクタ(SPK出力コネクタ)126は、音楽出力AMP125により増幅されたアナログ信号を、携帯電話機1から外部機器(ドッキングシステム2等)へ接続するためのコネクタである。
なお、SPK出力コネクタ126に外部機器が接続されていないときは、内蔵する左右(L/Rチャンネル)のスピーカ127,128へ、音楽出力AMP125の出力信号を送出するようにすることができる。逆に、SPK出力コネクタ126に外部機器が接続されているときは、内蔵スピーカ127,128へ、音楽出力AMP125の出力信号を送出しない。このSPK出力コネクタ126と外部機器との接続の検出技術としては、上述の割込みコントローラ117に対する説明で紹介した技術を用いることができる。
充電回路130は、充電入力コネクタ132を経由して外部(ドッキングシステム2等)から供給された電源を利用し、バッテリ131を充電するための回路である。バッテリ131は、携帯電話機1全体の内部回路を動作させるための電源を供給するために利用する。
アナログデジタル変換部140は、音声入力部141から入力された音声を、アナログ−デジタル変換する回路である。音声入力部141は、マイクロフォンを有し、使用者の音声をアナログデータとして取り込む回路である。
外部メモリ142は、着脱自在な不揮発性メモリで構成されており、MP3等の音楽データの格納に利用する。図示していないが、携帯電話機1は、外部メモリ142を装着するための外部メモリ接続機構を備えており、外部メモリ142は、この外部メモリ接続機構を介してバス112に接続される。
図2は、図1に示す携帯電話機1及びドッキングシステム2の外観の構成例を示す図である。
図2において、ドッキングシステム2は、前面の中央下部に、携帯電話機1との接続のためのSPK入力コネクタ211と、充電出力コネクタ221とを備えている。携帯電話機1の下端には、これらコネクタに対応するSPK出力コネクタ126と、充電入力コネクタ132とが備えられている。携帯電話機1を、ドッキングシステム2の前面上部から下部に向かってスライドさせることにより、SPK出力コネクタ126とSPK入力コネクタ211とが、また、充電入力コネクタ132と充電出力コネクタ221とがそれぞれ接続される。
ドッキングシステム2の前面の左側上部には、Lチャンネル用の高音域用ツイータ216が、同左側下部には、Lチャンネル用の中音域用スピーカ213が、備えられている。同様に、ドッキングシステム2の前面の右側上部には、Rチャンネル用の高音域用ツイータ217が、同右側下部には、Rチャンネル用の中音域用スピーカ214が、備えられている。
ドッキングシステム2の背面に、L/Rチャンネル共通の低音域用バススピーカ215が備えられており、その開口部は、例えばドッキングシステム2の右端にある。
また、ドッキングシステム2の右端には、外部からの電源供給を受ける電源コネクタ220が設けてある。
次に、図1,2,4とともに、図3のフローチャートを参照して、本実施例の動作を説明する。
使用者はまず、ドッキングシステム2の電源コネクタ220に、充電器を接続する。使用者は続いて、携帯電話機1を、待ち受け状態のときに(ステップS301)、ドッキングシステム2にセットする。携帯電話機1のSPK出力コネクタ126と、ドッキングシステム2のSPK入力コネクタ211とが接続され、携帯電話機1の充電入力コネクタ132と、ドッキングシステム2の充電出力コネクタ221とが接続される。
割込みコントローラ117は、それぞれの接続を検出し(ステップS302のY側)、割込みをCPU111へ通知する。CPU111は、ドッキングシステム2との接続状態を認識し(ステップS303)、充電回路130を制御してバッテリ131への充電を開始させる(ステップS304)。
充電状態にて(ステップS304)、音楽再生を希望する使用者は、特定キー(121)である“音楽再生キー”として割り振られた所定のキー(例えば、“Music”キー)を押下する。割込みコントローラ117は、このキーの押下を検出し(ステップS305のY側)、割込みをCPU111へ通知する。
CPU111は、同割り込みを契機に、ROM113から音楽再生アプリケーションを作業用メモリ114に転送、格納し、同アプリケーションを実行する(ステップS306)。CPU111は、同アプリケーションに従い、外部メモリ142に保存されている複数の音楽データの一覧を取得し、表示部123に表示する(ステップS307)。
使用者は、操作キー(特定キー)121を操作して音楽データの一覧から再生する音楽を選択する(ステップS308のY側)。なお、ここで音楽データの選択を止める場合は、特定キーである“ENDキー”を押下する。
CPU111は、使用者により選択された音楽データの種別を解析し、選択された音楽データと、デコーダ用パラメータ格納メモリ116に保存されている対象データのパラメータとを、音楽データ用デコーダ115に転送する。音楽データ用デコーダ115は、入力された音楽データ及びパラメータに従い、再生遅延情報と左右(L/Rチャンネル)の音データへの分割を含むデコード処理を行う(ステップS309)。
音楽データ用デコーダ115は、デコード完了したデータを、遅延情報に基づきデジタルアナログ変換部124へ転送し、アナログ信号へ変換させる。音楽出力AMP125は、デジタルアナログ変換部124の出力信号を増幅し、SPK出力コネクタ126からドッキングシステム2へ出力する(ステップS310)。
ドッキングシステム2では、SPK AMP212が、SPK入力コネクタ211を通して携帯電話機1から受信したアナログ信号を、高音域、中音域、低音域に分離し、各スピーカ、ツィータ(213〜217)の信号レベルへ増幅する(ステップS350)。
SPK AMP212の出力信号は、各スピーカ、すなわち、L/Rチャンネルの中音域用スピーカ213,214と、L/Rチャンネルの高音域用ツィータ216,217と、低音域用バススピーカ215とにて、サラウンド音楽として再生される(ステップS351)。
本実施例によれば、使用者は別途サラウンド対応のスピーカセットを準備する必要がなくなるだけでなく、バッテリを充電しながらサラウンド(バーチャルサラウンド)の音楽を高音質で再生することが可能となる。このため、バッテリの残量を気にすることなく、携帯電話機の音楽再生機能をより広範に利用することができる。
次に本発明の他の実施例(実施例2)を説明する。
図4に示すように、SPK AMP212を構成する、各アンプ(403,423,443)は、信号増幅度を調整可能とする可変抵抗器などの音量調整手段(404,424,444)を備えている。すなわち、Lチャンネル用中高音域用アンプ403は、音量調整手段404を有し、低音域用アンプ423は、音量調整手段424を有し、Rチャンネル用中高音域用アンプ443は、音量調整手段444を有している。
使用者は、各音量調整手段404,424,444を操作することにより、対応するスピーカ213〜217からそれぞれ出力される可聴音(再生音楽音)の音量(ボリューム)を任意に制御することができる。
なお、これら音量調整手段404,424,444の操作ツマミは、図2に示す配置の空きスペースの任意の位置に、配置することができる。
本発明の実施例を示すブロック図である。 本発明の外観構成例を示す模式図である。 本発明のサラウンド音楽再生方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示すスピーカアンプの内部構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 ドッキングシステム
111 CPU(中央処理装置)
115 音楽データ用デコーダ
116 デコーダ用パラメータ格納メモリ
117 割込みコントローラ
120 キー入力部
123 表示部
124 デジタルアナログ変換部
125 音楽出力アンプ(音楽出力AMP)
126 スピーカ出力コネクタ(SPK出力コネクタ)
131 バッテリ
132 充電入力コネクタ
142 外部メモリ
211 スピーカ入力コネクタ(SPK入力コネクタ)
212 スピーカアンプ(SPK AMP)
213,214 中音域用スピーカ
215 低音域用バススピーカ
216,217 高音域用ツイータ
221 充電出力コネクタ

Claims (9)

  1. バッテリを電源とし、サラウンド音楽データを再生してバーチャルサラウンドのための左右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号として出力する携帯端末装置と接続され、前記バッテリへの充電電源を供給し、前記アナログ信号のスピーカ出力を行うサラウンドスピーカ・ドッキングシステムであり、
    前記携帯端末装置におけるバッテリへの充電電源の供給を外部から受けるための充電入力コネクタに接続され、内蔵あるいは外部接続された充電器からの充電電源を前記携帯端末装置へ供給する充電出力コネクタと、
    前記携帯端末装置におけるスピーカ出力用アナログ信号を外部へ供給するためのスピーカ出力コネクタに接続され、前記サラウンド音楽データから再生された前記左右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号を受信するスピーカ入力コネクタと、
    前記スピーカ入力コネクタを通して前記携帯端末装置から受信した左右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号を、可聴周波数帯域のうちの高音域、中音域、低音域にそれぞれ分離し、高音域及び中音域のアナログ信号は左右チャンネルをそれぞれ独立のまま、低音域のアナログ信号は左右チャンネルを合成して増幅するスピーカアンプと、
    前記スピーカアンプからの左チャンネルの高音域のアナログ信号を可聴音として出力する左チャンネル高音域用ツィータと、
    前記スピーカアンプからの右チャンネルの高音域のアナログ信号を可聴音として出力する右チャンネル高音域用ツィータと、
    前記スピーカアンプからの左チャンネルの中音域のアナログ信号を可聴音として出力する左チャンネル中音域用スピーカと、
    前記スピーカアンプからの右チャンネルの中音域のアナログ信号を可聴音として出力する右チャンネル中音域用スピーカと、
    前記スピーカアンプからの低音域のアナログ信号を可聴音として出力する低音域バススピーカとを備えることを特徴とするサラウンドスピーカ・ドッキングシステム。
  2. 前記スピーカアンプが、
    前記スピーカ入力コネクタを通して受信した左チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号を、可聴周波数帯域のうちの中高音域及び低音域にそれぞれ分離する第1の帯域分離フィルタと、
    前記スピーカ入力コネクタを通して受信した右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号を、可聴周波数帯域のうちの中高音域及び低音域にそれぞれ分離する第2の帯域分離フィルタと、
    前記第1の帯域分離フィルタから出力された中高音域のアナログ信号をスピーカ出力レベルまで増幅する第1の中高音域用アンプと、
    前記第2の帯域分離フィルタから出力された中高音域のアナログ信号をスピーカ出力レベルまで増幅する第2の中高音域用アンプと、
    前記第1の帯域分離フィルタから出力された低音域のアナログ信号と、前記第2の帯域分離フィルタから出力された低音域のアナログ信号とを合成し、スピーカ出力レベルまで増幅し、前記低音域バススピーカへ出力する低音域用アンプと、
    前記第1の中高音域用アンプから出力された中高音域のアナログ信号を、高音域及び中音域に分離し、前記左チャンネル高音域用ツィータ及び左チャンネル中音域用スピーカへそれぞれ出力する第3の帯域分離フィルタと、
    前記第2の中高音域用アンプから出力された中高音域のアナログ信号を、高音域及び中音域に分離し、前記右チャンネル高音域用ツィータ及び右チャンネル中音域用スピーカへそれぞれ出力する第4の帯域分離フィルタとを有することを特徴とする請求項1記載のサラウンドスピーカ・ドッキングシステム。
  3. 前記第1の中高音域用アンプ、前記第2の中高音域用アンプ、及び前記低音域用アンプがそれぞれ、使用者の操作により増幅度を可変し、対応するスピーカからの出力音量を可変させる音量調整手段を有することを特徴とする請求項2記載のサラウンドスピーカ・ドッキングシステム。
  4. 前面の中央下部に、前記スピーカ入力コネクタ及び前記充電出力コネクタを配置し、
    前面の左側に、前記左チャンネル高音域用ツィータ及び左チャンネル中音域用スピーカを配置し、
    前面の右側に、前記右チャンネル高音域用ツィータ及び右チャンネル中音域用スピーカを配置し、
    背面に、前記低音域用バススピーカを配置したことを特徴とする請求項1記載のサラウンドスピーカ・ドッキングシステム。
  5. サラウンド音楽データを格納した着脱自在な外部メモリと、
    前記外部メモリから読出したサラウンド音楽データをデコードし、再生遅延情報と左右チャンネルの音データとに分割し、再生遅延情報に基づき左右チャンネルの音データに所定の演算処理を施しバーチャルサラウンド音楽データとして出力する音楽データ用デコーダ手段と、
    前記音楽データ用デコーダ手段から出力された音楽データをデジタル・アナログ変換するデジタルアナログ変換手段と、
    前記デジタルアナログ変換手段から出力されたアナログ信号をスピーカ出力可能なレベルまで増幅する音楽出力増幅手段と、
    前記音楽出力増幅手段から出力されたスピーカ出力用アナログ信号を外部へ供給させるためのスピーカ出力コネクタと、
    自装置内各部へ電源を供給するバッテリと、
    外部から前記バッテリへの充電電源の供給を受けるための充電入力コネクタとを備えることを特徴とする携帯端末装置。
  6. 使用者のキー操作による指定情報の入力を受け付ける入力手段と、
    使用者への可視情報の表示を行う表示手段と、
    前記スピーカ出力コネクタ及び前記充電入力コネクタがそれぞれ、請求項1記載のサラウンドスピーカ・ドッキングシステムの前記スピーカ入力コネクタ及び前記充電出力コネクタに接続されたか否かを監視する監視手段と、
    前記監視手段により前記サラウンドスピーカ・ドッキングシステムとの接続が検出されると、前記充電入力コネクタから入力される充電電源により前記バッテリへの充電を開始するとともに、前記外部メモリに格納されている複数のサラウンド音楽データの一覧を前記表示手段に表示し、前記入力手段を介して入力された使用者からの選択指定情報に基づいて指定されたサラウンド音楽データを、前記外部メモリより読出し、前記音楽データ用デコーダ手段へ供給する制御手段とを備えることを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
  7. 前記スピーカ出力コネクタ及び前記充電入力コネクタを自装置下端に配置し、請求項4記載のサラウンドスピーカ・ドッキングシステムの前記スピーカ入力コネクタ及び前記充電出力コネクタにそれぞれ接続可能としたことを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
  8. 請求項1記載のサラウンドスピーカ・ドッキングシステムに請求項5記載の携帯端末装置を搭載し、前記スピーカ出力コネクタ及び前記スピーカ入力コネクタ間と、前記充電入力コネクタ及び充電出力コネクタ間とをそれぞれ接続して構成したことを特徴とするサラウンド音楽再生システム。
  9. 請求項1記載のサラウンドスピーカ・ドッキングシステムと請求項5記載の携帯端末装置とを接続してサラウンド音楽を再生する方法であり、
    前記携帯端末装置で、前記サラウンドスピーカ・ドッキングシステムとの接続を検出すると、前記サラウンドスピーカ・ドッキングシステムからの充電電源により、前記バッテリへの充電を開始し、
    前記外部メモリに格納されている複数のサラウンド音楽データの一覧を前記表示手段に表示して使用者へ提示し、
    前記入力手段で使用者からの選択指定情報を受け付けると、指定されたサラウンド音楽データを、前記外部メモリより読出し、
    読出したサラウンド音楽データをデコードし、再生遅延情報と左右チャンネルの音データとに分割し、再生遅延情報に基づき左右チャンネルの音データに所定の演算処理を施しバーチャルサラウンド音楽データとし、
    前記バーチャルサラウンド音楽データをデジタル・アナログ変換して増幅し、左右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号として前記サラウンドスピーカ・ドッキングシステムへ送出し、
    前記サラウンドスピーカ・ドッキングシステムで、前記左右チャンネルのスピーカ出力用アナログ信号を受信すると、高音域、中音域、低音域にそれぞれ分離し、高音域及び中音域のアナログ信号は左右チャンネルをそれぞれ独立のまま、低音域のアナログ信号は左右チャンネルを合成して増幅し、
    高音域のアナログ信号は左右チャンネルそれぞれ独立した高音域用ツィータで可聴音出力し、
    中音域のアナログ信号は左右チャンネルそれぞれ独立した中音域用スピーカで可聴音出力し、
    低音域のアナログ信号は左右チャンネル共通の低音域用バススピーカで可聴音出力することを特徴とするサラウンド音楽再生方法。
JP2004280085A 2004-09-27 2004-09-27 サラウンドスピーカ・ドッキングシステム、及びそれに接続する携帯端末装置とそのサラウンド音楽再生方法 Pending JP2006094367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004280085A JP2006094367A (ja) 2004-09-27 2004-09-27 サラウンドスピーカ・ドッキングシステム、及びそれに接続する携帯端末装置とそのサラウンド音楽再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004280085A JP2006094367A (ja) 2004-09-27 2004-09-27 サラウンドスピーカ・ドッキングシステム、及びそれに接続する携帯端末装置とそのサラウンド音楽再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006094367A true JP2006094367A (ja) 2006-04-06

Family

ID=36234874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004280085A Pending JP2006094367A (ja) 2004-09-27 2004-09-27 サラウンドスピーカ・ドッキングシステム、及びそれに接続する携帯端末装置とそのサラウンド音楽再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006094367A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1868411A1 (en) * 2006-06-13 2007-12-19 DIOSTECH Co., Ltd. Speaker system for portable electrical equipment
WO2008002277A1 (en) * 2006-06-30 2008-01-03 Creative Technology Ltd Audio enhancement module for portable media player
JP2010516096A (ja) * 2007-01-06 2010-05-13 アップル インコーポレイテッド 係合コネクターの特定方向に応じて信号を選択的に転送するヘッドセットコネクター
JP2010523008A (ja) * 2006-10-13 2010-07-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 可搬型ディジタルメディア記憶及び再生装置のためのインタフェースシステム
JP2010263559A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Nec Corp 携帯電話機、ステレオ音声を再生するスピーカを選択する方法及びそのプログラム
JP2013126125A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Yamaha Corp オーディオ装置
JP2014042286A (ja) * 2006-08-31 2014-03-06 Bose Corp ドックに接続された携帯用メディアデバイスからのメディア再生
US8904051B2 (en) 2011-12-26 2014-12-02 Kt Corporation Controlling multiple external device coupled to user equipment
US8949494B2 (en) 2011-06-30 2015-02-03 Kt Corporation User equipment connectable to an external device
US8959267B2 (en) 2011-06-30 2015-02-17 Kt Corporation Controlling an external device connected to user equipment
KR101504654B1 (ko) 2011-06-30 2015-03-20 주식회사 케이티 외부 디바이스와 이에 도킹되는 휴대 단말 사이의 연결 수립 방법
US9514306B2 (en) 2011-12-26 2016-12-06 Kt Corporation Restricting operation results from being transferred to coupled external device
US9542338B2 (en) 2011-12-23 2017-01-10 Kt Corporation Controlling applications according to connection state and execution condition
US9766785B2 (en) 2011-12-22 2017-09-19 Kt Corporation Selectively tranferring image data from user equipment to external device
US9918039B2 (en) 2006-10-13 2018-03-13 Koninklijke Philips N.V. Interface systems for portable digital media storage and playback devices
US11715439B2 (en) 2011-12-23 2023-08-01 Kt Corporation Dynamically controlling display mode of external device coupled to user equipment

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080008324A1 (en) * 2006-05-05 2008-01-10 Creative Technology Ltd Audio enhancement module for portable media player
US9100765B2 (en) 2006-05-05 2015-08-04 Creative Technology Ltd Audio enhancement module for portable media player
EP1868411A1 (en) * 2006-06-13 2007-12-19 DIOSTECH Co., Ltd. Speaker system for portable electrical equipment
GB2453480B (en) * 2006-06-30 2011-06-01 Creative Tech Ltd Audio enhancement module for portable media player
WO2008002277A1 (en) * 2006-06-30 2008-01-03 Creative Technology Ltd Audio enhancement module for portable media player
GB2453480A (en) * 2006-06-30 2009-04-08 Creative Tech Ltd Audio enhancement module for portable media player
TWI496139B (zh) * 2006-06-30 2015-08-11 Creative Tech Ltd 用於音訊增強之可攜式模組
JP2014042286A (ja) * 2006-08-31 2014-03-06 Bose Corp ドックに接続された携帯用メディアデバイスからのメディア再生
US10013381B2 (en) 2006-08-31 2018-07-03 Bose Corporation Media playing from a docked handheld media device
US9326069B2 (en) 2006-08-31 2016-04-26 Bose Corporation System with speaker, transceiver and related devices
US9137602B2 (en) 2006-08-31 2015-09-15 Bose Corporation System with speaker, transceiver and related devices
US9918039B2 (en) 2006-10-13 2018-03-13 Koninklijke Philips N.V. Interface systems for portable digital media storage and playback devices
JP2010523008A (ja) * 2006-10-13 2010-07-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 可搬型ディジタルメディア記憶及び再生装置のためのインタフェースシステム
JP2010516096A (ja) * 2007-01-06 2010-05-13 アップル インコーポレイテッド 係合コネクターの特定方向に応じて信号を選択的に転送するヘッドセットコネクター
JP2010263559A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Nec Corp 携帯電話機、ステレオ音声を再生するスピーカを選択する方法及びそのプログラム
US8959267B2 (en) 2011-06-30 2015-02-17 Kt Corporation Controlling an external device connected to user equipment
KR101504654B1 (ko) 2011-06-30 2015-03-20 주식회사 케이티 외부 디바이스와 이에 도킹되는 휴대 단말 사이의 연결 수립 방법
US8949494B2 (en) 2011-06-30 2015-02-03 Kt Corporation User equipment connectable to an external device
US9374639B2 (en) 2011-12-15 2016-06-21 Yamaha Corporation Audio apparatus and method of changing sound emission mode
JP2013126125A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Yamaha Corp オーディオ装置
US9766785B2 (en) 2011-12-22 2017-09-19 Kt Corporation Selectively tranferring image data from user equipment to external device
US9542338B2 (en) 2011-12-23 2017-01-10 Kt Corporation Controlling applications according to connection state and execution condition
US11715439B2 (en) 2011-12-23 2023-08-01 Kt Corporation Dynamically controlling display mode of external device coupled to user equipment
US9514306B2 (en) 2011-12-26 2016-12-06 Kt Corporation Restricting operation results from being transferred to coupled external device
US8904051B2 (en) 2011-12-26 2014-12-02 Kt Corporation Controlling multiple external device coupled to user equipment

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4304627B2 (ja) 音響システム
JP5332243B2 (ja) 放音システム
US10091584B2 (en) Audio architecture for a portable speaker system
JP2006094367A (ja) サラウンドスピーカ・ドッキングシステム、及びそれに接続する携帯端末装置とそのサラウンド音楽再生方法
US8918313B2 (en) Replay apparatus, signal processing apparatus, and signal processing method
US20110116642A1 (en) Audio System with Portable Audio Enhancement Device
JPWO2015102117A1 (ja) 音響ヘッドホンの触覚装置でオーディオ信号を再生するための方法および装置
JPWO2009047968A1 (ja) ノイズキャンセルヘッドホン
KR20120047977A (ko) 디바이스에서의 m-s 스테레오 재생
JP5417821B2 (ja) 音声信号再生装置、携帯電話端末
JP2003283609A (ja) 携帯電話システム、携帯電話端末、充電台及びそれらに用いる音楽再生方法
KR200444074Y1 (ko) 블루투스 통신장치
JP2003283599A (ja) 無線携帯電話端末及びそれに用いるスピーカ制御方法
CN211352437U (zh) 一种音频输出装置及电子设备
EP2881938A1 (en) Sound field support device and sound field support system
JP2008207768A (ja) 車載用音響装置及び車載用音響装置の制御方法
WO2010109614A1 (ja) 音声信号処理装置及び音声信号処理方法
KR100556915B1 (ko) 휴대단말기의 우퍼 내장장치 및 구조 및 방법
JP2004096573A (ja) 折り畳み式携帯電話機
KR102082393B1 (ko) 다기능 무선 이어폰
KR200384801Y1 (ko) 무선 음향중계장치
JP2009238354A (ja) 情報再生装置
JP2001274876A (ja) 移動体通信用の携帯電話機
JP4725491B2 (ja) 外部スピーカ利用システム
KR101067595B1 (ko) 청취자의 청취 특성에 기반하여 저대역 오디오 신호를 보상하는 오디오 신호 재생장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070119

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070813

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080613

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091201