JP2006094309A - 可動式スピーカ装置 - Google Patents

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【課題】 所定の設置面に簡単に取付けることができ小型化にも好適な「可動式スピーカ装置」を提供すること。
【解決手段】 スピーカユニット3が支持体5に一方向へ回動可能に保持されたスピーカ本体1と、このスピーカ本体1を所定の設置面上に取り付けるためのブラケット2とを備えた可動式スピーカ装置において、支持体5の底面に円弧状周面10bの外縁部に複数の切欠き部10aを有するガイド孔10を形成すると共に、円弧状周面10bの外側に複数の山部11aと谷部11bを交互に連続させた凹凸部11を切欠き部10aを基端として円弧状に形成し、また、ブラケット2には複数のバイヨネット爪2aを形成し、ガイド孔10の切欠き部10aをバイヨネット爪2aに挿入してからスピーカ本体1を回動操作することにより、バイヨネット爪2aが切欠き部10aから凹凸部11に弾接されるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載用オーディオシステムなどに用いて好適な可動式スピーカ装置に係り、特に、スピーカ本体がブラケットを介して設置面に回動可能に保持されるタイプの可動式スピーカ装置に関するものである。
車載用オーディオシステムにおいては、低音用と高音用のスピーカをそれぞれ車内の適宜位置に配置して上質な音響空間を実現させることがあるが、このうち高音用のスピーカはダッシュボードの隅部などに配置されることが多いため、音の出力方向を変更可能にした構造のものが広く採用されている。
従来より、このように音の出力方向を変更可能な構造を有するスピーカ装置の一例として、上端を開口した下ブラケットの内部にスプリングによって弾性付勢された支柱を出入可能に設け、この支柱の上端にスピーカ本体の底面中央部をピボット支持すると共に、下ブラケットの開口端に球状の回転面を有する上ブラケットを螺着することにより、支柱と上ブラケットの回転面とでスピーカ本体を回動可能に保持した可動式スピーカ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる既知の可動式スピーカ装置においては、下ブラケットが車内の任意の設置面にネジなどの固定手段を用いて取付けられるようになっており、この取付状態でユーザがスピーカ本体を上ブラケットの回転面に沿って回動することにより、音の出力方向をユーザの好みの方向に変更することができる。
また、他の従来例として、球状体を備えた基台上に可動部を配設し、この可動部を球状体を中心として回動可能に支持すると共に、球状体の一部に当接するブラケットを可動部の上端に固定し、このブラケットの係止爪にスピーカ本体を固定するようにした可動式スピーカ装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。かかる既知の可動式スピーカ装置においては、基台が車内の任意の設置面にネジなどの固定手段を用いて取付けられるようになっており、この取付状態でユーザがスピーカ本体を回動操作すると、スピーカ本体とブラケットおよび可動部が球状体を中心に回動するため、音の出力方向をユーザの好みの方向に変更することができる。
特開平10−271588号公報(第2頁、図12) 特開2003−9273号公報(第3−4頁、図1)
しかしながら、上述した従来技術のうち前者の可動式スピーカ装置においては、スピーカ本体を弾性付勢された支柱と上ブラケットの回転面とで回動可能に保持しているため、スピーカ本体をスムーズに回動操作することが難しくなり、しかも、スピーカ本体の底面中央を弾性的にピボット支持した状態で上ブラケットを下ブラケットの開口端に螺着しなければならないため、可動式スピーカ装置を設置面に取付けるときにスピーカ本体の姿勢が不安定になって作業性を悪化させるという問題があった。また、後者の可動式スピーカ装置では、設置面に固定される基台に球状体を中心として回動可能な可動部を支持し、この可動部にブラケットを介してスピーカ本体を固定することにより、スピーカ本体とブラケットおよび可動部を基台に対して回動可能としているため、スピーカ本体を回動可能に保持する機構の部品点数が増加し、可動式スピーカ装置全体の小型化も妨げられるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、設置面に簡単に取付けることができ小型化にも好適な可動式スピーカ装置を提供することにある。
本発明は、スピーカ本体をブラケットにバイヨネットマウント方式を用いて取付け可能とし、このスピーカ本体の底面に円弧状周面と切欠き部を有するガイド孔を形成すると共に、円弧状周面の外側に複数の山部と谷部を交互に連続させた凹凸部を切欠き部を基端として円弧状に形成した。そして、ブラケットを設置面に固定した状態でバイヨネット爪に切欠き部を挿入した後、スピーカ本体を回動してバイヨネット爪を円弧状周面に移行させて凹凸部に弾接させることにより、その回動量に応じてスピーカ本体を任意の向きに調整できるようにした。
本発明の可動式スピーカ装置によれば、ブラケットを設置面に固定した状態でスピーカ本体の底面に形成された切欠き部をブラケットのバイヨネット爪に挿入した後、スピーカ本体を回動操作してバイヨネット爪を凹凸部に弾接させることにより、スピーカ本体を任意の向きに調整することができるため、設置面への取付作業が簡単になるばかりでなく、スピーカ本体とブラケットのみで設置面への取付けと向き調整の両方を同時に実現できるため、部品点数を削減して小型化を図ることができる。
本発明は、音を出力するスピーカ本体と、設置面に固定されるブラケットとを備え、前記スピーカ本体が前記ブラケットに回動可能に保持される可動式スピーカ装置において、前記スピーカ本体の底面には円弧状周面の外縁部に複数の切欠き部を有するガイド孔が形成されると共に、前記円弧状周面の外側に複数の山部と谷部を交互に連続させた凹凸部が前記切欠き部を基端として円弧状に形成されており、前記ブラケットには複数のバイヨネット爪が形成されており、前記切欠き部を前記バイヨネット爪に挿入してから前記スピーカ本体を回動することにより、該バイヨネット爪が前記円弧状周面に移行して前記凹凸部に弾接されるように構成した。
このように構成された可動式スピーカ装置においては、複数のバイヨネット爪を有するブラケットを所定の設置面に固定し、この状態でスピーカ本体の底面に形成された切欠き部をブラケットのバイヨネット爪に挿入してからスピーカ本体を回動操作すると、バイヨネット爪が凹凸部の山部と谷部に弾接しながら切欠き部から円弧状周面へと移行するため、スピーカ本体を任意の向きに調整することができると共に、かかるスピーカ本体の調整角度をクリック感を伴って認識することができる。したがって、可動式スピーカ装置を所定の設置面へ簡単に取付ることが可能となり、しかも、スピーカ本体とブラケットのみで設置面への取付けと向き調整の両方を同時に実現できるため、部品点数を削減して小型化を図ることができる。
上記の構成において、前記切欠き部が前記凹凸部の周方向両端側に形成されると共に、この凹凸部の両端側に位置する山部の高さ寸法が他の山部に比べて大きく設定されていると、バイヨネット爪が凹凸部から不用意に外れるのを防止できて好ましい。
また、上記の構成において、前記ガイド孔が前記円弧状周面と別の円弧状ガイド面を有し、前記ブラケットに前記円弧状ガイド面に当接して前記スピーカ本体の回動を案内する複数の規制片が形成されていると、規制片によってスピーカ本体の回動中心軸がずれるのを防止できて好ましい。
また、上記の構成において、前記ブラケットに前記スピーカ本体の底面に弾接する複数の弾性舌片が形成されており、これら弾性舌片の弾発力によって前記バイヨネット爪が前記凹凸部に弾接されていると、バイヨネット爪に凹凸部の山部と谷部間の距離差を吸収する方向のばね性が付与されるため、スピーカ本体をスムーズに回動操作することができて好ましい。
また、上記の構成において、前記スピーカ本体の構成は特に限定されないが、スピーカ本体がスピーカユニットを一方向へ回動可能に支持する支持体を備えており、このスピーカユニットの回動方向が前記スピーカ本体の回動面に対して略直交していると、簡単な構成のスピーカ本体を用いた上でスピーカユニットを互いに直交する面内方向へ回動操作することができるため、音の出力方向を自由に調整できて好ましい。
実施例について図面を参照して説明すると、図1は実施例に係る可動式スピーカ装置の分解斜視図、図2は該可動式スピーカ装置の設置面への取付状態を示す斜視図、図3は該可動式スピーカ装置の設置面への取付状態を示す断面図、図4は該可動式スピーカ装置に備えられる支持体の横断面図、図5は該支持体に設けられた凹凸部の説明図、図6は該可動式スピーカ装置に備えられるブラケットの平面図、図7は図6のVII−VII線に沿う断面図である。
図1と図2に示すように、本実施例に係る可動式スピーカ装置は、音を出力可能なスピーカ本体1と、このスピーカ本体1の取付金具であるブラケット2とに大別され、後述するように、スピーカ本体1はブラケット2を介して車内の所定の設置面上に回動可能に取付けられるようになっている。
まず、図3〜図5に基づいてスピーカ本体1の構成について説明すると、このスピーカ本体1は、磁気回路やボイスコイル等の図示せぬスピーカ構成部品を内蔵したスピーカユニット3と、このスピーカユニット3を係合・保持する回動部材4と、この回動部材4を回動可能に支持する支持体5と、回動部材4の内部に配置された遮蔽部材6と、回動部材4の内部で支持体5に螺着された取付ねじ7と、この取付ねじ7に巻装されたコイルばね8とによって主に構成されている。
スピーカユニット3は合成樹脂で成形された筒状のフレーム9を有し、図示していないが、このフレーム9の下部外周面には複数の係止爪が一体形成されている。また、回動部材4は合成樹脂で成形されて全体的に中空構造の半球状体となっており、この回動部材4の内底面中央を通る位置には長孔4aが形成されている。図示していないが、回動部材4の開口端にはフレーム9の各係止爪に係脱可能な複数の係止溝が形成されており、これら係止爪と係止溝を用いてスピーカユニット3は回動部材4の開口端に着脱可能に係合・保持されるようになっている。
支持体5は合成樹脂で成形されており、この支持体5には半球状部5aと基部5bが一体形成されている。半球状部5aは一端を開口した中空構造に形成されており、回動部材4は半球状部5aの内部に収納されている。半球状部5aの内底面中央にはガイド筒5cが立設されており、このガイド筒5cに回動部材4の長孔4aが挿入されることにより、回動部材4は長孔4aの長軸方向に沿って移動可能となっている。なお、遮蔽部材6は回動部材4の内周面とほぼ同じ曲率を持つ合成樹脂製の湾曲片であり、回動部材4に形成された長孔4aは遮蔽部材6によって覆われている。そして、支持体5のガイド筒5cは長孔4aと遮蔽部材6を挿通して回動部材4の内部に達しており、このガイド筒5cに螺入された取付ねじ7の頭部と遮蔽部材6との間にコイルばね8が介設されている。
支持体5の基部5bは半球状部5aから下方へ突出しており、その下面は支持体5を安定した姿勢に保てるようにフラット形状となっている。図4に示すように、支持体5の基部5bの底板には平面視円形状のガイド孔10が形成されており、このガイド孔10の外周縁には4つの切欠き部10aが周方向に90度の等間隔を保って形成されている。すなわち、ガイド孔10の外周縁は各切欠き部10aで挟まれた4つの円弧部分を有しており、便宜上、ガイド孔10の中心を介して対向する2つの円弧部分を円弧状周面10b、残り2つの円弧部分を円弧状ガイド面10cと呼ぶと、ガイド孔10の外周縁には切欠き部10aを介して円弧状周面10bと円弧状ガイド面10cとが交互に2つずつ形成されている。また、基部5bの内底面にはガイド孔10の中心を介して対向する2つの凹凸部11が形成されており、これら凹凸部11は周方向に隣接する2つの切欠き部10a間に跨って円弧状周面10bの外側に位置している。さらに、基部5bの内底面には円弧状ガイド面10cの両端外側に位置する4つのストッパ突起12が形成されており、これらストッパ突起12は凹凸部11の一端と切欠き部10aを介して対向している。図5に示すように、凹凸部11は複数の山部11aと谷部11bを交互に連続させたものであり、凹凸部11の両端に位置する山部11aの高さ寸法は、他の山部11aよりも幾分大きく設定されているが、ストッパ突起12に比べると大分小さく設定されている。また、凹凸部11の両端に位置する山部11aの頂部は尖っているが、他の山部11aの頂部にはアールが付けられて滑らかになっている。
このように構成されたスピーカ本体1を組み立てる場合は、支持体5の半球状部5a内に回動部材4と遮蔽部材6を順次収納した後、長孔4aと遮蔽部材6を挿通して回動部材4の内部に突出するガイド筒5cにコイルばね8を巻回した取付ねじ7を螺入し、最後に図示せぬ係止爪と係止溝を用いてスピーカユニット3を回動部材4の開口端に係止させればよく、これによって支持体5に保持されたスピーカユニット3を長孔4aの延出方向(図2のZ1−Z2方向)へ回動操作することが可能となる。なお、かかるスピーカユニット3の回動操作に伴って遮蔽部材6は回動部材4の内周面上を回転摺動するが、長孔4aは遮蔽部材6によって常に覆われるようになっているため、スピーカユニット3の回動角度に拘わらずその後方に所定容量の気密空間が確保され、スピーカの音質を向上させることができるようになっている。
次に、図6と図7に基づいてブラケット2の構成について説明すると、このブラケット2はステンレスなどの金属板を所定形状にフォーミングしたものであり、バイヨネット爪2aと規制片2bおよび弾性舌片2cがそれぞれ180度対向する位置に2つずつ形成されている。バイヨネット爪2aは逆L字状に折り曲げ形成されたもので、ブラケット2の板面から略直交する方向へ延びる起立部2dと、起立部2dの先端からブラケット2の板面に沿って外側へ延びる当接部2eとを有し、当接部2eはV字状にフォーミングされている(図5参照)。規制片2bはブラケット2の板面から略直交する方向へ折り曲げ形成されたもので、平面的には円弧状にフォーミングされている。弾性舌片2cはブラケット2の板面に片持ち梁状に形成されており、その自由端がブラケット2の板面から浮き上がるように斜め上方へ延びている。ここで、バイヨネット爪2aの起立部2dと規制片2bは同一円周上に90度の等間隔を保って交互に形成されており、後述するように、スピーカ本体1をブラケット2に取付ける際に、起立部2dはガイド孔10の円弧状周面10bの内側を移動し、規制片2bはガイド孔10の円弧状ガイド面10cに当接しながら移動する。また、弾性舌片2cは規制片2bの外側で支持体5の下面に弾接し、その弾発力によってバイヨネット爪2aの当接部2eが凹凸部11に弾接されるようになっている。
以上説明したように、本実施例に係る可動式スピーカ装置はスピーカ本体1とブラケット2とで構成されており、最後に、このように構成された可動式スピーカ装置を車内の所定の設置面に取付ける取付手順について説明する。
まず、前述したように支持体5にスピーカユニット3を組み込んでスピーカ本体1として組み立てた後、ブラケット2を設置面S上にねじ13や両面接着テープなどの適宜手段を用いて固定する。しかる後、支持体5の底板に形成されたガイド孔10をブラケット2のバイヨネット爪2aと規制片2bに一致させ、この状態で支持体5をブラケット2に向けて押し込むことにより、両バイヨネット爪2aの当接部2eを180度対向する2つの切欠き部10a内に挿入すると共に、両規制片2bを残り2つの切欠き部10aの外側に挿入する。次に、この状態からスピーカ本体1を一方向へ回動操作すると、図5に示すように、バイヨネット爪2aの当接部2eが凹凸部11の一端側に位置する山部11aを乗り越えて谷部11bへ落ち込むため、バイヨネット爪2aが切欠き部10aから凹凸部11へ移行してスピーカ本体1をブラケット2に取り付けることができる。本実施例の場合、凹凸部11がガイド孔10の周囲に約90度の角度範囲に亘って形成されているため、図2に示すように、設置面Sと平行な面内でスピーカ本体1をブラケット2に対して矢印X1−X2方向へ約90度だけ回動操作することができると共に、設置面Sと直交する面内でスピーカ本体1のスピーカユニット3を支持体5に対してZ1−Z2方向へ約90度だけ回動操作することができる。また、本実施例の場合、切欠き部10aにおける凹凸部11と反対側の端部にストッパ突起12が形成されているため、バイヨネット爪2aの当接部2eがストッパ突起12に当接することにより、スピーカ本体1の上記と逆方向への回動操作が阻止されており、バイヨネット爪2aの当接部2eをブラインドタッチで凹凸部11へ確実に移行させることができるようになっている。
また、このようにスピーカ本体1をブラケット2に対して回動操作するときに、バイヨネット爪2aの起立部2dは円弧状周面10bの内側を非接触な状態で移動するが、ブラケット2の両規制片2bはガイド孔10の対応する円弧状ガイド面10cに当接しながら移動するため、ガイド孔10の中心を回動中心軸としてスピーカ本体1をスムーズに回転操作することができる。しかも、スピーカ本体1をブラケット2に取り付けた状態において、ブラケット2に片持ち梁状に形成された各弾性舌片2cの自由端が支持体5の下面に弾接しており、この弾性舌片2cの弾発力によってバイヨネット爪2aの当接部2eが凹凸部11上に弾性付勢されているので、バイヨネット爪2aに凹凸部11の山部11aと谷部11b間の距離差を吸収する方向のばね性が付与され、スピーカ本体1をブラケット2に対してスムーズに回動操作することができる。さらに、スピーカ本体1の回動操作時にバイヨネット爪2aの当接部2eが凹凸部11の山部11aを乗り越えて谷部11bへ落ち込み、その際に生起されるクリック感がスピーカ本体1を手動操作するユーザにフィードバックされるため、ユーザはブラケット2に対するスピーカ本体1の調整角度をクリック感を伴って認識することができる。
なお、スピーカ本体1は必ずしも完成品の状態でブラケット2に取付ける必要はなく、例えば、設置面S上に固定されたブラケット2に支持体5を回動可能に取付けた後、前述したスピーカ本体1の組立工程と同様に、この支持体5に対して回動部材4や遮蔽部材6などを組み込み、最後にスピーカユニット3を回動部材4の開口端に係止させてスピーカ本体1として完成させてもよい。
また、上記実施例では、スピーカ本体1をブラケット2に対して図2の矢印X1−X2方向へ約90度だけ回動操作可能とした可動式スピーカ装置について説明したが、かかるスピーカ本体1の回動可能範囲は適宜設定可能であり、例えば、ガイド孔10の周囲に90度以上の角度範囲に亘って凹凸部11を形成すれば、スピーカ本体1の回動可能範囲を広げることができる。
実施例に係る可動式スピーカ装置の分解斜視図である。 該可動式スピーカ装置の設置面への取付状態を示す斜視図である。 該可動式スピーカ装置の設置面への取付状態を示す断面図である。 該可動式スピーカ装置に備えられる支持体の横断面図である。 該支持体に設けられた凹凸部の説明図である。 該可動式スピーカ装置に備えられるブラケットの平面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。
符号の説明
1 スピーカ本体1
2 ブラケット
2a バイヨネット爪
2b 規制片
2c 弾性舌片
2d 起立部
2e 当接部
3 スピーカユニット
4 回動部材
4a 長孔
5 支持体
5a 半球状部
5b 基部
5c ガイド筒
6 遮蔽部材
7 取付ねじ
8 コイルばね
9 フレーム
10 ガイド孔
10a 切欠き部
10b 円弧状周面
10c 円弧状ガイド面
11 凹凸部
11a 山部
11b 谷部
12 ストッパ突起
S 設置面

Claims (5)

  1. 音を出力するスピーカ本体と、設置面に固定されるブラケットとを備え、前記スピーカ本体が前記ブラケットに回動可能に保持される可動式スピーカ装置において、
    前記スピーカ本体の底面には円弧状周面の外縁部に複数の切欠き部を有するガイド孔が形成されると共に、前記円弧状周面の外側に複数の山部と谷部を交互に連続させた凹凸部が前記切欠き部を基端として円弧状に形成されており、
    前記ブラケットには複数のバイヨネット爪が形成されており、前記切欠き部を前記バイヨネット爪に挿入してから前記スピーカ本体を回動することにより、該バイヨネット爪が前記円弧状周面に移行して前記凹凸部に弾接されるように構成したことを特徴とする可動式スピーカ装置。
  2. 請求項1の記載において、前記切欠き部が前記凹凸部の周方向両端側に形成されると共に、この凹凸部の両端側に位置する山部の高さ寸法が他の山部に比べて大きく設定されていることを特徴とする可動式スピーカ装置。
  3. 請求項1の記載において、前記ガイド孔が前記円弧状周面と別の円弧状ガイド面を有し、前記ブラケットに前記円弧状ガイド面に当接して前記スピーカ本体の回動を案内する複数の規制片が形成されていることを特徴とする可動式スピーカ装置。
  4. 請求項1の記載において、前記ブラケットに前記スピーカ本体の底面に弾接する複数の弾性舌片が形成されており、これら弾性舌片の弾発力によって前記バイヨネット爪が前記凹凸部に弾接されていることを特徴とする可動式スピーカ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項の記載において、前記スピーカ本体がスピーカユニットを一方向へ回動可能に支持する支持体を備えており、このスピーカユニットの回動方向が前記スピーカ本体の回動面に対して略直交していることを特徴とする可動式スピーカ装置。
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