JP2006092385A - 電気機器及び該電気機器の仕様設定方法 - Google Patents

電気機器及び該電気機器の仕様設定方法 Download PDF

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貴則 遠藤
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智広 森
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Abstract

【課題】簡単かつ確実に、制御部に所定の情報を書き込んで仕様を設定することができる電気機器及び該電気機器の仕様設定方法の提供。
【解決手段】RFIDシステムの特徴を利用し、電気機器2の筐体2aに制御部3に接続されるタグ4を取り付けておき、そのタグ4をインターフェースとして利用し、出荷先でタグ4を介してリーダ/ライタ5から制御部3に、電気機器2を構成する表示手段や駆動手段などの動作条件を規定するための所定の情報を送信する。これにより、特定のタグ4とリーダ/ライタ5の組み合わせでしかデータの交信ができないため、不正なアクセスを有効に防止することができ、また、電気機器2が梱包材6で梱包された状態でも情報の送信が可能であるため、梱包材6を取り外す手間を省くことができ、簡単かつ確実に出荷先で電気機器2の仕様を設定することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気機器及び該電気機器の仕様設定方法に関し、特に、電磁誘導又は電磁結合を利用して非接触でデータの交信を行うRFID(Radio Frequency Identification)システムを利用した電気機器及び該電気機器の仕様設定方法に関する。
近年、流通の進歩により、ある地域で製造された電気機器が世界各国に輸出されて使用されるようになってきている。電気機器は使用される地域毎に構成手段の動作条件が異なる場合があるために、地域毎に電気機器の仕様を設定する必要がある。例えば、クーラーを例にして説明すると、クーラーに供給される電源の電圧や周波数は地域ごとに異なるため、モーターなどの駆動手段を駆動するためには適切な電力が供給されるように電圧や周波数を変換しなければならず、また、クーラーの本体やリモコンの液晶画面などに表示する言語は地域ごとに異なるため、情報を伝えるためにはその地域の言語で情報が表示されるように言語を設定しなければならない。このような仕様の変更に関して、例えば、下記特許文献1には、予め設定した日時になると自動的に仕様を変更することができる仕様変更機能付き電気機器および仕様変更処理方法ならびに情報記録媒体が開示されている。
このように使用される地域毎に仕様を変更するためには仕様の異なる多種類の電気機器を製造しなければならず、電気機器を効率的に製造することができない。そこで、後で仕様を設定できるように電気機器の回路を構成しておき、出荷先で、制御部に電気機器の各構成手段の動作条件を設定するための所定の情報を書き込んで、電気機器をその地域に適した仕様に変更する方法が用いられる。
特開2001−285770号公報(第7−9頁、第2図)
出荷先で制御部に所定の情報を書き込む方法として、電気機器の筐体に制御部に接続される端子を設けておき、出荷先で該端子にコンピュータ機器を接続し、コンピュータ機器から制御部に所定の情報を送信する方法が考えられるが、この方法では、コンピュータ機器を用いて制御部に簡単にアクセスすることができるため、権限のない第三者が制御部にアクセスしたり、不正な情報が書き込まれてしまう恐れがある。また、電気機器が梱包されている場合、該端子とコンピュータ機器とを接続するためには一旦電気機器の梱包を取り除き、電気機器が露出した状態で情報を送信した後、再度梱包しなければならないため、作業が繁雑になってしまう。
また、簡単にアクセスできないようにするために、電気機器の筐体に制御部に接続される赤外線受信機を設けておき、出荷先で専用の赤外線送信機を用いて制御部に所定の情報を送信する方法も考えられる。この方法では、予め定められた赤外線送信機と赤外線受信機との間でしかデータの交信ができないため、不正なアクセスを防止することが可能であるが、この方法の場合も、一旦電気機器の梱包を取り除き、電気機器が露出した状態で情報を送信した後、再度梱包しなければならないため、作業が繁雑になってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、簡単かつ確実に、制御部に所定の情報を書き込んで仕様を設定することができる電気機器及び該電気機器の仕様設定方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の電気機器は、構成手段の動作を制御する制御部を備え、前記制御部に前記構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を書き込むことにより仕様が設定される電気機器において、前記電気機器の筐体に、前記制御部に接続されるタグが取り付けられ、前記タグを介して、リーダ/ライタから前記制御部に前記所定の情報が送信され、送信された前記所定の情報が前記制御部に書き込まれるものである。
また、本発明の電気機器は、構成手段の動作を制御する制御部を備え、前記制御部に前記構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を書き込むことにより仕様が設定される電気機器において、前記電気機器の筐体に、前記制御部に接続されるタグが取り付けられ、リーダ/ライタから前記タグに前記所定の情報が送信され、前記タグに記憶された前記所定の情報が前記制御部に書き込まれるものである。
本発明においては、前記タグと前記電気機器の筐体との間に、磁性材が配設されている構成とすることができ、更に、前記磁性材と前記電気機器の筐体との間に、導電材が配設されている構成とすることもできる。
また、本発明においては、前記構成手段は、前記電気機器の駆動手段であり、前記構成手段の前記動作条件を、前記駆動手段に供給される電源の電圧又は周波数とすることができる。
また、本発明においては、前記構成手段は、前記電気機器の表示手段であり、前記構成手段の前記動作条件を、前記表示手段に表示される言語の種類とすることもできる。
また、本発明の電気機器の仕様設定方法は、構成手段の動作を制御する制御部を備え、前記制御部に前記構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を書き込むことにより仕様が設定される電気機器の仕様設定方法であって、前記電気機器の出荷元で、該電気機器の筐体に前記制御部に接続されるタグを取り付け、前記電気機器の出荷先で、前記タグを介して、リーダ/ライタから前記制御部に前記所定の情報を送信し、送信された前記所定の情報を前記制御部に書き込むものである。
また、本発明の電気機器の仕様設定方法は、構成手段の動作を制御する制御部を備え、前記制御部に前記構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を書き込むことにより仕様が設定される電気機器の仕様設定方法であって、前記電気機器の出荷元で、該電気機器の筐体に前記制御部に接続されるタグを取り付け、前記電気機器の出荷先で、リーダ/ライタから前記タグに前記所定の情報を送信し、前記電気機器の起動時に、前記タグに記憶された前記所定の情報を前記制御部に書き込むものである。
本発明においては、前記電気機器を梱包した状態で、前記所定の情報の送信を行う構成とすることもできる。
このように、本発明では、タグを介して特定のリーダ/ライタから制御部に所定の情報が送信されるため、不正に制御部にアクセスされることがなく、また、梱包を取り除く必要もなくなるため、出荷先で簡単かつ確実に電気機器の仕様を設定することができる。
以上説明したように、本発明の電気機器及び該電気機器の仕様設定方法によれば、簡単かつ確実に、制御部に構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を書き込むことができ、これにより出荷先で電気機器の仕様を設定することができる。
その理由は、電気機器の筐体には、電気機器の各構成手段の動作を制御する制御部に接続されたタグが取り付けられており、出荷先で該タグを介して、特定のリーダ/ライタから制御部に、各構成手段の動作条件を規定するための所定の情報が送信されるからである。これにより、コンピュータ機器を用いて所定の情報を送信する場合のように制御部に不正にアクセスされることがなく、また、コンピュータ機器や赤外線送信機を用いて所定の情報を送信する場合のように梱包を取り除く必要がなくなるからである。
従来技術で示したように、電気機器の仕様を出荷先の地域に応じて設定する方法として、電気機器の制御部にコンピュータ機器を接続して所定の情報を送信する方法や、赤外線送受信機を利用して所定の情報を送信する方法などがある。しかしながら、これらの方法では制御部に不正にアクセスされたり、電気機器が梱包された状態では情報の送信ができないために一旦梱包を取り外さなければならないという問題がある。
一方、近年、ICチップを備えたタグとリーダ/ライタ(又はリーダ)との間でデータの交信を行うRFIDシステムが普及しており、RFIDシステムではタグ及びリーダ/ライタの各々に備えたアンテナを用いてデータの交信が行われるため、タグが露出していなくても通信可能であり、また、予め定められたタグとリーダ/ライタとの間でしかデータの交信を行うことができないため、不正なアクセスを防止することもできる。
そこで、本発明では上記RFIDシステムの特徴を利用し、電気機器の筐体に制御部に接続されるタグを取り付けておき、そのタグをインターフェースとして利用し、出荷先でタグを介してリーダ/ライタから制御部に所定の情報を送信する。この構成の場合、特定のタグとリーダ/ライタの組み合わせでしかデータの交信ができないため不正なアクセスを有効に防止することができ、また、電気機器が梱包された状態でも情報の送信が可能であるため、梱包を取り外す手間を省くことができる。これにより、簡単かつ確実に出荷先で電気機器の仕様を設定することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る電気機器及び該電気機器の仕様設定方法について、図1乃至図8を参照して説明する。図1及び図2は、本実施例の仕様設定システムの構成を模式的に示す図であり、図3は、RFIDシステムの構成を模式的に示す図である。また、図4及び図5は、本実施例のタグの取り付け構造のバリエーションを示す図であり、図6は、本実施例に係る電気機器の仕様設定手順を示すフローチャート図である。また、図7は、本実施例のタグが取り付けられた電気機器の一例を示す図であり、図8は、該電気機器における仕様の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施例の仕様設定システム1は、電気機器2を構成する各手段(例えば、駆動手段や表示手段など)の動作を制御する制御部3を備えた電気機器2と、電気機器2の任意の場所(好ましくは筐体2aの外面)に取り付けられるラベル型、シート型、スティック型等の任意の形状のタグ4と、該タグ4を介して制御部3に電気機器2の各構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を送信するリーダ/ライタ(又はライタ)5とで構成され、タグ4と制御部3とは配線2bによって接続されている。
なお、本発明における電気機器2とは、出荷される地域などに応じて仕様が変更される機器であればよく、その種類や形状、構成される手段などは任意である。また、制御部3は、各手段の動作を制御する機能を有していればよく、電気機器2の内部にユニットや回路基板として構成されていてもよいし、記憶手段に記憶されたプログラムを制御部3として機能させる構成としてもよい。また、所定の情報の構成も任意であり、各々の構成手段とその動作条件とを対応付けるテーブルなどで構成することができる。
また、図3に示すように、本実施例のタグ4は、共振回路4bを構成するアンテナコイル4a及びコンデンサ(IC4cに容量を備える場合は必ずしも必要ではない。)と、制御部3と接続するためのI/O端子を備えたIC4cとで構成される。上記タグ4の共振回路4bを構成するアンテナコイル4aの形状や構造は任意であり、基材上にループ状の導体パターンを形成した構造としてもよいし、磁芯の周りに導線を巻回した構造としてもよい。また、リーダ/ライタ5は、タグ4と交信するリーダ/ライタ用アンテナ5aと送受信信号を変換するための通信回路部5bと送受信信号をデコードするための演算処理部5cと主な構成要素としている。このリーダ/ライタ5の形状も任意であり、図1に示すような携帯型としてもよいし、設置型としてもよい。
そして、リーダ/ライタ用アンテナ5aをタグ4に近づけると、リーダ/ライタ5とタグ4との間でデータの交信が行われ、IC4cに予め記憶されたID情報などを参照してタグ4が認証されると、リーダ/ライタ5からタグ4に電気機器2の各構成手段の動作条件を規定するための所定の情報が送信され、IC4cのI/O端子から電気機器2の制御部3に該所定の情報が送信され、制御部3は送信された所定の情報に基づいて、電気機器2の各構成手段の動作条件を規定して電気機器2の仕様を設定する。
なお、本実施例の仕様設定システム1は、電磁誘導又は電磁結合によってリーダ/ライタ5とタグ4との間でデータの交信を行うRFIDシステムを利用しているため、タグ4は必ずしも露出している必要はなく、例えば、図2に示すように、電気機器2は磁束を通過させる段ボールや紙、木枠、緩衝材などの梱包材6によって梱包されていてもよい。
また、タグ4を貼り付ける電気機器2の筐体2aが金属などの導電材で構成されている場合、金属中にアンテナコイル4aの電流を相殺する渦電流が流れ、インダクタンスが減少するなどによってタグ4とリーダ/ライタ5との間で正常にデータの交信ができない場合もある。そのような場合には、図4に示すように、タグ4の基材4dと電気機器2の筐体2aとの間に磁性材7を設ける構成とすることもできる。この構成では、アンテナコイル4aで発生する磁束は磁性材7中を通過して該磁性材7の端面から放出されるために金属中の渦電流による損失を抑制することができる。
上記磁性材7の構成、厚さ、製造方法等は任意であるが、例えば、アモルファス箔やアモルファス箔の積層材、金属粉、カーボニル鉄粉、還元鉄粉、アトマイズ粉(純鉄、Si、Cr、Al等を含む鉄、パーマロイ、Co−Fe等の粉末)、アモルファス(B、P、Si等を含む鉄、コバルト、ニッケル合金を水アトマイズまたはガスアトマイズした粉末)等の粒状の粉体若しくはフレークとプラスチック、ゴム等の有機物との複合材、又は上記粉体若しくはフレークを含む塗料の塗膜等により形成することができる。この複合材としては加工性の良い熱可塑性のプラスチックを用いたり、或いは耐熱性の良い熱硬化性のプラスチックを用いたりすることができ、また、絶縁性を有するアクリル、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、エポキシ等の樹脂を用いることもできる。
また、上記複合材を製造する方法としては、射出成形、塗布、圧縮成形、圧延等を用いることができる。塗布の場合は、例えば、粒状粉体をアトラター、ボールミル、スタンプミル等で扁平化してフレークとした後、フレーク又は粒状粉体を含む塗料をフィルム上に塗布/乾燥を繰り返して形成することができ、その際、塗布中に磁場を印加することによりフレークを一定の方向に配向させることができるため、筐体2aの影響を抑制することができる。
また、電気機器2の筐体2aが金属で構成されている場合、金属の種類に応じて渦電流による損失が変動し、その結果、タグ4の通信性能にばらつきが生じる場合もある。その場合には、図5に示すように、上記磁性材7と筐体2aとの間に更に導電材8を設ける構成とすることもできる。この構成では、アンテナコイル4で発生する磁束が磁性体7を貫通した場合であっても導電材8で留めることができるため、筐体2aの影響を確実に抑制することができる。この導電材8の種類、厚さ等も任意であるが、例えば、電気抵抗の小さいアルミ、銅、銅合金などを用いることができる。
次に、上記構成の仕様設定システム1を用いて、出荷先で電気機器2の仕様を設定する方法について、図6のフローチャート図を参照して説明する。
まず、ステップS101で、電気機器2を構成する各手段の動作を制御する制御部3を備えた電気機器2を製造する。その際、後のステップで取り付けるタグ4と制御部3とを接続することができるように、電気機器2の内部に予め配線2bを形成しておく。この電気機器2は製造段階では仕様が設定されておらず、制御部3に所定の情報が書き込まれることによって仕様が設定できるように複数の動作条件に対応可能な構造(例えば、100Vにも120Vにも対応可能な電源回路や、各種言語で情報を表示させる表示制御回路など)を備えている。このように機器の構成を同一にすることにより、地域に応じた多種類の仕様の機器を製造する場合に比べて、電気機器2の製造を容易にすることができる。
なお、上述したように、電気機器2は、出荷地域に応じて仕様が変更されるものであればよく、クーラー、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなど任意である。また、制御部3の構成も特に限定されず、ユニットや回路基板などのハードウェアとして構成されていてもよいし、制御部3として機能するプログラムなどのソフトウェアとして構成されていてもよい。また、配線2bの構成も任意であり、有線を用いてもよいし、無線、赤外線等を利用してもよい。
次に、ステップS102で、製造した電気機器2の任意の場所に本実施例のタグ4をそのまま、又は筐体2aとの間に磁性材7や導電材8を挟んで取り付け、タグ4のIC4cのI/O端子と配線2bとを接続する。このタグ4の取り付け位置も特に限定されず、通常、電気機器2の筐体2aの外面に取り付けられるが、筐体2aに磁束を通過させる穴などが形成されている場合や筐体2aの一部が磁束を通過させる材料(例えば、プラスチックなど)で形成されている場合は筐体2bの内部に取り付けることもできる。
次に、ステップS103で、段ボールや紙、木枠、緩衝材などの梱包材6を用いて電気機器2を梱包した後、所定の地域に出荷する。なお、電気機器2が梱包された状態では筐体2bのどの位置にタグ4が取り付けられているかを外観上、判別することができないため、梱包材6のタグ4に対応する位置にタグ4が取り付けられていることを示す目印などを記載しておくと便利である。
次に、ステップS104で、上記出荷された電気機器2を入荷する。この電気機器2の入荷場所は任意であり、運送会社の倉庫としてもよいし、電気機器2の問屋や小売店などの販売店としてもよいし、外国に出荷する場合は出荷先の税関などとしてもよい。
次に、ステップS105で、電気機器2の入荷場所で、所定のリーダ/ライタ5を用いて電気機器2に取り付けられたタグ4にアクセスし、タグ4のIC4cに記録されたID情報などを参照してタグ4を認証した後、タグ4のIC4cに電気機器2の各構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を記憶させる。ここで、本実施例では情報の送信をRFIDシステムを利用して行っているため、電気機器2が段ボールや紙、木枠、緩衝材などの梱包材6で覆われていてもデータの交信を行うことが可能である。従ってコンピュータ機器を接続して情報を送信したり、赤外線送受信機を利用して情報を送信する従来例のように梱包材6を取り外す必要がないため、情報の送信作業を簡単に行うことができる。また、ID情報などを参照して認証されたタグ4に対してリーダ/ライタ5から所定の情報が送信されるため、不正なアクセスを有効に防止することができ、セキュリティを向上させることができる。
なお、電気機器2は通常、梱包された状態では電源を投入することができないため、上記説明ではリーダ/ライタ5から送信される所定の情報を一旦タグ4のIC4aに記憶させる構成としているが、電気機器2の内部にバッテリーなどの内部電源が設けられ、この内部電源を用いて制御部3がアクセス可能な状態になっている場合には、タグ4を介してリーダ/ライタ5から制御部3に所定の情報を直接送信し、制御部3の記憶手段に所定の情報を記憶することもできる。
次に、ステップS106で、タグ4又は制御部3の記憶手段に所定の情報が記憶された電気機器2を顧客に発送し、顧客は梱包材6を取り外して開封し、機器の配置や結線などを行って電気機器2を動作可能な状態にする。
次に、ステップS107で、顧客が電気機器2を起動すると、制御部3はタグ4にアクセスしてIC4cから所定の情報を読み出し、又は制御部3に記憶された所定の情報を読み出し、該所定の情報を参照して電気機器2の各構成手段の動作条件を規定し、電気機器2の仕様を地域に応じて設定する。この仕様の設定方法は任意であり、例えば、電気機器2に予め複数の動作条件に対応可能な構造を設けておき、制御部3は所定の情報の記述を参照して、各々の構成手段に対して複数の動作条件の中から該地域に対応する動作条件を選択又は設定するようにしてもよいし、所定の情報として動作条件を設定するためのプログラムを記述しておき、電気機器2の起動時にプログラムが実行され、該プログラムによって各構成手段の動作条件が選択又は設定されるようにしてもよい。
上記電気機器2の各構成手段の動作条件に関して、図7及び図8を参照して具体的に説明する。図7は、電気機器2としてエアーコンディショナー(以下、エアコンと略す。)を用いた場合の構成を模式的に示す図であり、図8は、地域ごとのエアコンの動作条件の一例を示す図である。図7に示すように、エアコン9の本体には制御部3が設けられ、制御部3は配線2bによってタグ4に接続されると共に、エアコン9の設定状態などの各種情報を表示する表示部9aやエアコン9を駆動する駆動部9bなどの各構成手段に接続されている。
ここで、エアコン9は世界各国に輸出されており、図8に示すように、例えば、日本では60Hz、100Vで駆動され、アメリカでは60Hz、120V、イギリスでは50Hz、230/240Vで駆動される。また、日本では表示部9aには設定温度などが日本語で表示され、かつ、温度の単位も日本で通常使用されている単位(摂氏)で表記されるが、アメリカやイギリスでは設定温度などが英語で表示され、その単位もアメリカやイギリスで通常使用されている華氏で表記される。従って、エアコン9を各々の地域で使用するためには電源条件や表示条件などの動作条件も地域毎に選択又は設定する必要がある。
そこで、タグ4をインターフェースとして利用して、出荷先で制御部3に、各構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を書き込んでおき、制御部3は該所定の情報に基づいて各構成手段の動作条件を規定する。具体的には、日本で使用する場合には、制御部3は、駆動部9bが60Hz、100Vで駆動するように電源回路を選択又は設定し、図7(b)に示すように表示部9aに設定温度などの情報が日本語で表示され、単位も摂氏で表示されるように表示回路を選択又は設定する。また、アメリカで使用する場合には、制御部3は、駆動部9bが60Hz、120Vで駆動するように電源回路を選択又は設定し、図7(c)に示すように表示部9aに設定温度などの情報が英語で表示され、単位も華氏で表示されるように表示回路を選択又は設定する。これにより、同じ構成で製造された電気機器2を仕様の異なる複数の地域で使用できるようにすることができる。
このように、本実施例の電気機器2及び電気機器2の仕様設定方法では、出荷元で、電気機器2の構成手段の動作を制御する制御部3に接続されるタグ4を取り付けておき、出荷先で、タグ4を介して、所定のリーダ/ライタから制御部3に、各構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を送信し、制御部3は該所定の情報に基づいて各構成手段を制御することにより、地域ごとに仕様が異なる複数種類の電気機器2を製造する必要がなくなり、製造を容易にすることができる。また、情報の送信に際してRFIDシステムを利用することにより、電気機器2が梱包材6で覆われている状態でも情報の送信が可能となり、更に、認証されたタグ4に対してのみ特定のリーダ/ライタ5を用いて情報を書き込むことができるため、セキュリティを向上させることができる。
なお、上記実施例では、電気機器2の制御部3に所定の情報を送信する場合について示したが、本発明は上記実施例の記載に限定されるものではなく、タグ4をインターフェースとして利用し、タグ4を介してリーダ/ライタ5から所定の情報を送信する任意の機器に対して同様に適用することができる。
本発明の一実施例に係る仕様設定システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る仕様設定システムの他の構成を模式的に示す図である。 RFIDシステムの構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係るタグの取り付け構造を示す図である。 本発明の一実施例に係るタグの取り付け構造の他の例を示す図である。 本発明の一実施例に係る電気機器の仕様設定手順を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る電気機器(エアコン)の構成及び表示部に表示される情報を示す図である。 本発明の一実施例に係る電気機器の仕様の一例を示す図である。
符号の説明
1 仕様設定システム
2 電気機器
2a 筐体
2b 配線
3 制御部
4 タグ
4a アンテナコイル
4b 共振回路
4c IC
4d 基材
5 リーダ/ライタ
5a リーダ/ライタ用アンテナ
5b 通信回路部
5c 演算処理部
6 梱包材
7 磁性材
8 導電材
9 エアコン
9a 表示部
9b 駆動部

Claims (11)

  1. 構成手段の動作を制御する制御部を備え、前記制御部に前記構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を書き込むことにより仕様が設定される電気機器において、
    前記電気機器の筐体に、前記制御部に接続されるタグが取り付けられ、前記タグを介して、リーダ/ライタから前記制御部に前記所定の情報が送信され、送信された前記所定の情報が前記制御部に書き込まれることを特徴とする電気機器。
  2. 構成手段の動作を制御する制御部を備え、前記制御部に前記構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を書き込むことにより仕様が設定される電気機器において、
    前記電気機器の筐体に、前記制御部に接続されるタグが取り付けられ、リーダ/ライタから前記タグに前記所定の情報が送信され、前記タグに記憶された前記所定の情報が前記制御部に書き込まれることを特徴とする電気機器。
  3. 前記タグと前記電気機器の筐体との間に、磁性材が配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気機器。
  4. 更に、前記磁性材と前記電気機器の筐体との間に、導電材が配設されていることを特徴とする請求項3記載の電気機器。
  5. 前記構成手段は、前記電気機器の駆動手段であり、前記構成手段の前記動作条件とは、前記駆動手段に供給される電源の電圧又は周波数であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の電気機器。
  6. 前記構成手段は、前記電気機器の表示手段であり、前記構成手段の前記動作条件とは、前記表示手段に表示される言語の種類であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の電気機器。
  7. 構成手段の動作を制御する制御部を備え、前記制御部に前記構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を書き込むことにより仕様が設定される電気機器の仕様設定方法であって、
    前記電気機器の出荷元で、該電気機器の筐体に前記制御部に接続されるタグを取り付け、前記電気機器の出荷先で、前記タグを介して、リーダ/ライタから前記制御部に前記所定の情報を送信し、送信された前記所定の情報を前記制御部に書き込むことを特徴とする電気機器の仕様設定方法。
  8. 構成手段の動作を制御する制御部を備え、前記制御部に前記構成手段の動作条件を規定するための所定の情報を書き込むことにより仕様が設定される電気機器の仕様設定方法であって、
    前記電気機器の出荷元で、該電気機器の筐体に前記制御部に接続されるタグを取り付け、前記電気機器の出荷先で、リーダ/ライタから前記タグに前記所定の情報を送信し、前記電気機器の起動時に、前記タグに記憶された前記所定の情報を前記制御部に書き込むことを特徴とする電気機器の仕様設定方法。
  9. 前記電気機器を梱包した状態で、前記所定の情報の送信を行うことを特徴とする請求項7又は8に記載の電気機器の仕様設定方法。
  10. 前記構成手段は、前記電気機器の駆動手段であり、前記構成手段の前記動作条件とは、前記駆動手段に供給される電源の電圧又は周波数であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の電気機器の仕様設定方法。
  11. 前記構成手段は、前記電気機器の表示手段であり、前記構成手段の前記動作条件とは、前記表示手段に表示される言語の種類であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の電気機器の仕様設定方法。
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