JP2006092334A - サービス連携装置、サービス連携方法およびプログラム - Google Patents

サービス連携装置、サービス連携方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 柔軟性や開放性、非集中性をも実現して、種々な機器を用いて共同作業を行うに最適な作業空間を形成することができる状況適応サービス連携装置を提供する。
【解決手段】 状況適応サービス連携装置50は、ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークによる通信を行うサービスピアとなる機器内に設けられ、該サービスピアとなる機器が存在する作業空間を検出するサービス検出手段35と、ネットワーク上にサービスの接続インタフェースを公開し、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供手段31と、同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されるサービスを検出するサービス検索手段32と、サービス検索手段32によって検出されたサービスを連携するサービス連携手段33とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、サービス連携装置、サービス連携方法およびプログラムに関する。
従来、会議やプレゼンテーションを支援する装置として以下のようなものが提案されている。特許文献1の共同作業支援システムは、会議中に情報表示装置に表示されたファイルの保管場所情報などを情報表示装置から端末装置に送信するので、会議参加者は終了後に自分の端末装置を持ち帰り、ネットワークに接続したり、ネットワークにつながっている出力機でその情報を参照することで、会議中の資料を取得したり、その資料データに対して操作を行うことができる。これにより、会議中に紙等の会議資料を配布したり、元のファイルの場所などを記録する手間が省け、会議の進行が妨げられることがなくなる上、端末装置にファイルデータを直接転送しないので、端末装置の容量不足等を気にする必要がなくなるというものである。
特許文献2記載の情報処理装置は、電子プレゼンや電子会議の進行中に、各参加者は参加者用携帯端末を操作することにより、パーソナルコンピュータに要求するデータを通知する。パーソナルコンピュータは、時間と位置から特定されるデータを記憶装置から選択し、当該データを所定の送信先に送信するので、電子プレゼンや電子会議等の参加者が、携帯端末から簡単な操作で選択的に資料を要求でき、電子メールや郵送等の手段で資料を取得できるというものである。
特開2002−49595号公報 特開2002−369167号公報
しかしながら、複数のワーカ(利用者)が、居室や会議室など、オフィス内のさまざまな作業空間を移動しながら業務をおこなっている環境において、複数のワーカが同じ作業空間に集まって、プレゼンテーション、議論、設計図面の検討などの共同作業を効率的におこなうためには、その都度、或る特定の利用者に利用が限定されているような共同作業の環境を想定するのではなく、ワーカが作業空間に持ち込む携帯型のコンピュータや作業空間に設置された機器が提供する機能を連携して操作できるようにする柔軟性が必要になる。
また更には、互いに離れた場所に存在する複数の作業空間でコミュニケーションを図りながら共同作業する場面において、ネットワークで互いに結ばれた作業空間をひとつの作業空間として捉え、その作業空間で作業をする利用する携帯機器や各作業空間に設置された機器が連携して操作できるようにする柔軟性が必要になる。
更には、予め登録されている利用者に利用が限定されていたり、予め決められた機器上のサービス間でのみ連携を可能にするのではなく、連携対象を限定せず、現実の作業空間で共同作業をおこなっている場面で利用されている機器であれば、特別な制約が加わることなく、すべて連携可能にするような開放性も必要になる。また更には、1台のサーバ等が制御を集中管理する方法ではなく、さまざまな機器が対等に接続しあって全体として信頼性が高くかつ高効率に動作させるための制御の非集中性が必要になる。
また、特許文献1の共同作業支援システムでは、会議中に使用された資料に関する保管場所情報を受信するために、それぞれの利用者が概保管場所受信用の端末装置を持ち歩かなければならないという不便さがあった。また、受信した文書に関する保管場所情報は、個々の会議イベント(コンテクスト)単位でまとめられないため、ある会議の中で使用された資料の集合といった形で取り出すことができなかった。また、さらには、文書に関する情報しか得られないため、そのときの参加者の集合など、状況情報について取得することはできなかった。
また、特許文献2記載の情報処理装置では、取得しようとする会議に関する開催日時や場所に関する情報を、利用者自身が指定して検索しなければならないという操作上の煩雑さがあった。また、会議に参加していた参加者の集合に関する情報など、状況情報を取得することができなかった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、柔軟性や開放性、非集中性を実現して、種々な機器を用いて共同作業を行うに最適な作業空間を形成することができるサービス連携装置、サービス連携方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1に記載のように、ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークによる通信を行うサービスピアとなる機器内に設けられ、該サービスピアとなる機器が存在する作業空間を検出するサービス検出手段と、ネットワーク上にサービスの接続インタフェースを公開し、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供手段と、同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されるサービスを検出するサービス検索手段と、前記サービス検索手段によって検出されたサービスを連携するサービス連携手段とを備えるサービス連携装置である。本発明によれば、複数のワーカが現実世界の複数の作業空間を移動しながら作業をおこなうオフィス環境において、各種機器を通じて提供されるサービスの連携インタフェースをネットワーク上に公開し、それら連携インタフェースを、同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されたサービス間で連携関係を設定して、各種機器が提供するサービスで構成される複合的なサービスを提供可能にする。
本発明のサービス連携装置は、請求項2に記載のように、更に、前記サービスピアの位置情報を保持するサービスインデクス手段を備え、前記サービス検索手段は、前記サービスインデクス手段に問い合わせることによって、前記サービスピアの位置、および、同一時間帯に同一作業空間内に存在する他のサービスに関する情報を取得し、他のサービスピアとの間で連携関係を導出する。本発明によれば、サービスインデクス手段に問い合わせることによって、サービスピアの位置、および、同一時間帯に同一作業空間内に存在する他のサービスに関する情報を取得し、他のサービスピアとの間で連携関係を導出するので、中央サーバを置くことなく、各種機器上で動作するサービスを対等な関係で接続することができる。中央サーバ内に格納されたサービスに限定されることがないため、オープンな連携をおこなうことができる。
前記サービス提供手段は、請求項3に記載のように、常時稼動するコンピュータ上で稼動する。本発明によれば、サービスをノートPCやPDAなどの携帯機器のように電源のON/OFFが頻繁にされる機器ではなく、常時稼働する計算機上で動作させることができるため、障害に強く、また、高い計算能力が必要とされるサービスを提供することができる。
前記サービス検出手段は、請求項4に記載のように、サービスピアとなる機器に付与された識別子を検出し、前記識別子によって特定されるサービスピアの情報を前記サービスインデクス手段に通知する。本発明によれば、サービスピアとなる機器に付与された識別子を検出し、識別子によって特定されるサービスピアの情報を前記サービスインデクス手段に通知するので、確実に対象物を識別することができる。
前記サービス検出手段は、請求項5に記載のように、前記作業空間内で発信された識別子を識別することによって、前記サービス提供手段が提供するサービスの所在を識別する。本発明によれば、前記作業空間内で発信された識別子を識別することによって、サービス提供手段が提供するサービスの所在を識別するので、作業環境に高価なセンサを配置する必要がない。このため、作業空間内にセンサを配置する方式に比べ、多数の作業空間を識別させることができる。
前記サービス検索手段は、請求項6に記載のように、前記サービスの所在を指定されることによって前記サービスを識別する。本発明によれば、サービスの所在を指定されることによってサービスを識別するので、作業空間内にセンサを配置する必要がない。このため、安価な構成が可能になると共に、センサを設置することが難しい場所においても利用することができる。
前記サービス検索手段は、請求項7に記載のように、前記サービス提供手段が提供するサービスの所在が指定されると、前記サービスピア間で同じ作業空間内に存在するサービスピアに関する情報を共有伝播させることで同じ作業空間に存在するサービスピアを認識する。本発明によれば、サービス提供手段が提供するサービスの所在が指定されると、サービスピア間で同じ作業空間内に存在するサービスピアに関する情報を共有伝播させることで同じ作業空間に存在するサービスピアを認識するので、作業空間内にセンサを配置する必要がない。このため、安価な構成が可能になると共に、センサを設置することが難しい場所においても利用することができる。
本発明のサービス連携装置は、請求項8に記載のように、更に、各コンテクストに応じたアクセス鍵を発行するアクセス鍵発行手段を備え、前記サービス連携手段は、前記アクセス鍵発行手段が発行したアクセス鍵に基づいて、前記サービスの連携関係を設定する。本発明によれば、アクセス鍵に基づいて、サービスの連携関係を設定することで、連携を同一作業空間内に存在するサービスのみとの間に限定し、セキュアな連携をおこなうことができる。
本発明のサービス連携装置は、請求項9に記載のように、更に、前記作業空間の利用予約が行える利用予約手段を備え、前記サービス連携手段は、前記利用予約手段の利用予約に基づいて前記サービスを連携する。本発明によれば、利用予約に基づいて前記サービスを連携することで、予定外のサービスとの間での連携を抑制し、セキュアな連携をおこなうことができる。
前記サービス連携手段は、請求項10に記載のように、予定する時間帯での作業空間の利用に関するパスワードに基づいて、前記サービスを連携する。本発明によれば、予定する時間帯での作業空間の利用に関するパスワードに基づいて、サービスを連携することで、予定外のサービスとの間での連携を抑制し、セキュアな連携をおこなうことができる。
前記サービス連携手段は、請求項11に記載のように、過去のサービスの連携履歴に基づいて計算されるサービス間の信頼度に従って、サービス連携の際の認証処理を行う。本発明によれば、過去のサービスの連携履歴に基づいて計算されるサービス間の信頼度に従って、サービス連携の際の認証処理を行うことで、利用者に対して過度な認証処理を必要とさせないようにすることができる。
前記サービス連携手段は、請求項12に記載のように、過去に連携したサービスに関するサービスピアのアドレスに基づいて、前記サービスを連携する。本発明によれば、過去に連携したサービスに関するサービスピアのアドレスに基づいて、サービスを連携することで、作業空間内で頻繁に連携関係が設定されるサービスに関しては、それらを連携時に、毎回、ネットワーク上で検索する必要がなくなるため、高速に連携関係を設定することができる。
前記サービス連携手段は、請求項13に記載のように、登録されたある時点でのサービス間の連携関係に基づいて、サービスの連携関係を再現する。本発明によれば、登録されたある時点でのサービス間の連携関係に基づいて、サービスの連携関係を再現するので、例えば、定例的に実施される会議など、作業空間内に持ち込まれる機器や利用者のメンバ構成が、毎回、同じ場合、作業環境内に設置されている機器との連携関係を固定的に決めておき、即座に連携関係を設定することができる。
前記サービス連携手段は、請求項14に記載のように、作業空間のコンテクストの特徴に対応付けられた過去のサービスの連携関係に基づいて、前記サービスを連携する。本発明によれば、作業空間のコンテクストの特徴に対応付けられた過去のサービスの連携関係に基づいて、サービスを連携することで、あるコンテクスト下で頻繁に連携関係が設定されるサービスに関しては、それらを連携時に、毎回、ネットワーク上で検索する必要がなくなるため、高速に連携関係を設定することができる。
前記サービス連携手段は、請求項15に記載のように、前記作業空間内で提供されるサービスと広域ネットワーク上で提供されるサービスとの連携関係を設定する。本発明によれば、作業空間内で提供されるサービスと広域ネットワーク上で提供されるサービスとの連携関係を設定することで、作業空間内の機器が提供するサービスに限定することなく、インターネット等の広域ネットワーク上に提供されている機器独立のサービスを組み合わせて利用できる。
前記サービス連携手段は、請求項16に記載のように、前記サービス検索手段によって検出されるコンテクストに応じて、広域ネットワーク上に提供されているサービスと前記作業空間内で提供されるサービスとの連携関係を設定する。本発明によれば、検出されるコンテクストに応じて、広域ネットワーク上に提供されているサービスと作業空間内で提供されるサービスとの連携関係を設定することで、作業コンテクストに応じて利用可能なサービスが提示されるため、利用者は、膨大なサービスの中から連携サービスを検索しなくて済む。
前記サービス提供手段は、請求項17に記載のように、前記サービス接続インタフェースを操作対象名と操作名によって指定される形式で保持する。本発明によれば、サービス接続インタフェースを操作対象名と操作名によって指定される形式で保持することで、個々のサービスが提供する内容が統一的な形式で記述されるため、広域かつオープンな環境でのサービス間の連携関係の設定ができる。
前記サービス提供手段は、請求項18に記載のように、前記サービスの接続インタフェースを、操作対象名と操作名で指定される形式を基本要素として、他のサービスとの関係をタスク/サブタスク関係として記述して保持する。本発明によれば、サービスの接続インタフェースを、操作対象名と操作名で指定される形式を基本要素として保持することで、個々のサービスが提供する内容が統一的な形式で記述され、広域かつオープンな環境でのサービス間の連携関係の設定が可能になる。また、サービスの接続インタフェースを、他のサービスとの関係をタスク/サブタスク関係として記述して保持することで、他のサービスとの連携関係が、タスク/サブタスク関係(ToDoリストを詳細化する形式)として記述でき、また、連携関係を変更したとしても、他のサービスとの連携関係に大きな影響を及ぼさなくて済む。
前記サービス提供手段は、請求項19に記載のように、前記操作対象名と前記操作名をそれぞれの概念の抽象度に応じた階層関係で規定する。本発明によれば、操作対象名と操作名をそれぞれの概念の抽象度に応じた階層関係で規定することで、サービスを連携する際、連携候補をさまざまな抽象レベルで選択することができる。
前記サービス連携手段は、請求項20に記載のように、第1のサービスの出力操作対象名と第1のサービスとは異なる第2のサービスの入力操作対象名を照合して前記サービスの連携関係を設定する。本発明によれば、第1のサービスの出力操作対象名と第1のサービスとは異なる第2のサービスの入力操作対象名を照合してサービスの連携関係を設定することで、他のサービスとの連携関係が、入出力関係として記述でき、他のサービスと連携した新たなサービスの導出を自動的におこなうことができる。
本発明のサービス連携装置は、請求項21に記載のように、更に、前記作業空間とは異なる地点に存在する作業空間との接続関係を仲介する作業空間接続手段を備えている。本発明によれば、作業空間とは異なる地点に存在する作業空間との接続関係を仲介する作業空間接続手段を備えることで、遠隔地に存在する複数の作業空間を結んで、仮想的にひとつの作業空間を形成し、あたかも同じ作業空間に存在しているような感覚で、当該作業空間内で認識されるサービスを連携・統合することが可能になる。
本発明のサービス連携装置は、請求項22に記載のように、更に、各作業空間に関する情報をエリア別に保持し各作業空間に関する情報を要求に応じて提供する情報提供手段を備えている。本発明によれば、各作業空間に関する情報をエリア別に保持し各作業空間に関する情報を要求に応じて提供する情報提供手段を備えることで、遠隔地に存在する複数の作業空間を結んで、仮想的にひとつの作業空間を形成し、あたかも同じ作業空間に存在しているような感覚で、当該作業空間内で認識されるサービスを連携することが可能になる。
前記サービス連携手段は、請求項23に記載のように、所定のコミュニケーションシステムと連動して、遠隔地に存在するサービスを連携する。本発明によれば、所定のコミュニケーションシステムと連動して、遠隔地に存在するサービスを連携することで、遠隔地との接続の開始に際して、互いに時間調整をおこなった上で予定時刻に接続するというようなことをしなくても、接続先とコミュニケーションが可能になった時点をきっかけとして、相手先の作業空間との間で協調作業空間の形成をおこなうことができる。
前記作業空間接続手段は、請求項24に記載のように、過去の接続先の履歴に基づいて、接続先候補を表示させるための情報を生成する。本発明によれば、過去の接続先の履歴に基づいて、接続先候補を表示することで、利用者は接続先となる接続ポイントの名前やアドレスを調べることなく、共同作業の頻度の頻度の多い作業空間については、即座に指定することができる。
前記作業空間接続手段は、請求項25に記載のように、過去の共同作業履歴から求めた利用者の関係強度に基づいて、接続先の作業空間を指定するための表示情報を生成する。本発明によれば、過去の共同作業履歴から求めた利用者の関係強度に基づいて、接続先の作業空間を指定するための表示をすることで、利用者は接続先となる接続ポイントの名前やアドレスを調べることなく、接続先となる作業空間を即座に指定することができる。
前記サービス提供手段は、請求項26に記載のように、前記作業空間内に設置されている機器が提供するサービスの接続インタフェースを取得してサービスの連携関係を予め設定しておき、利用時に登録しておいた連携サービスを呼び出すようにしている。本発明によれば、作業空間内に設置されている機器が提供するサービスの接続インタフェースを取得してサービスの連携関係を予め設定しておき、利用時に登録しておいた連携サービスを呼び出すことで、事前に作業空間に出向くことなく、予定している作業空間内で利用するサービスの連携関係を予め指定しておくことができる。
前記サービス提供手段は、請求項27に記載のように、サービスを提供する他のサービス提供手段から作業空間内で提供されるサービスに関する情報を取得し、サービスの連携関係をシミュレートするための情報を生成する。本発明によれば、サービスを提供する他のサービス提供手段から作業空間内で提供されるサービスに関する情報を取得し、サービスの連携関係をシミュレートするための情報を生成することで、事前に作業空間に出向いて接続関係を確認することなく、予定している作業空間内で利用するサービスの連携関係を予めシミュレートして確認しておくことができる。
本発明のサービス連携装置は、請求項28に記載のように、更に、各作業空間ごとに、各作業空間内でのみ利用可能な作業空間固有のサービスを保持するサービス保持手段を有し、前記サービス連携手段は、前記サービス検索手段によって検索されたサービスと前記サービス保持手段に予め登録されているサービス群を連携対象としてサービスを連携する。本発明によれば、利用者が持ち歩いている携帯機器上で動作させるサービスには、当該作業空間内でのみ利用可能な、作業空間に固有なサービスが存在する(例えば、当該会議室内の空調を制御するサービスなど)。このような作業空間に固有なサービスを各種携帯機器上に予めインストールしておくことは、当該作業空間を利用しない利用者にとっては冗長になる。このため、作業空間に固有のサービスについては、当該作業空間に携帯機器が存在している場合にのみロードして実行するようにして、サービスをインストールする上での負荷を低減することができる。
前記サービス提供手段は、請求項29に記載のように、ネットワーク上に新たに提供されたサービスに関する情報を、相互に伝播して保持する。本発明によれば、ネットワーク上に新たに提供されたサービスに関する情報を、相互に伝播して保持することで、利用者が明示的にサービスを機器上にインストールしなくても、ネットワークに接続するだけで、当該機器を利用して実行すべきサービスを利用することができる。
本発明のサービス連携装置は、請求項30に記載のように、更に、前記サービス提供手段が提供したサービスに関する情報を保持するサービス保持手段を備え、前記サービス連携手段は、ネットワーク上のサービスを検索を開始する前に、前記サービス保持手段が保持するサービスに関する情報を参照して前記サービスを連携する。本発明によれば、ネットワーク上のサービスを検索を開始する前に、サービス保持手段が保持するサービスに関する情報を参照してサービスを連携することで、機器上で頻繁に実行されるサービスは、ネットワーク上を検索してロードすることなく、実行要求が生じた際に、即時、実行させることができる。
前記サービス連携手段は、請求項31に記載のように、連携されたサービスをカスケードメニューの形式で選択可能に表示する情報を生成する。本発明によれば、連携されたサービスをカスケードメニューの形式で選択可能に表示することで、サービス連携の多数の組み合わせが存在する場合であっても、利用者にとって必要なサービスを選択することができる。
前記サービス連携手段は、請求項32に記載のように、連携されたサービスの位置関係を作業空間の俯瞰図上に選択可能に表示するための情報を生成する。本発明によれば、連携されたサービスの位置関係を作業空間の俯瞰図上に選択可能に表示することで、作業空間内の複数の機器によって提供されるサービスの連携関係を、作業空間内の位置関係として直感的に把握しながら選択することができる。
前記サービス提供手段は、請求項33に記載のように、各種機器のタイプに応じたユーザインタフェースを提供する。本発明によれば、各種機器のタイプに応じたユーザインタフェースを提供することで、利用者は、さまざまな種類の機器を通じて均質のサービスを受けることができる。
前記サービス提供手段は、請求項34に記載のように、前記サービスの役割分担に応じたユーザインタフェースを提供する。本発明によれば、サービスの役割分担に応じたユーザインタフェースを提供することで、個々の機器がそれぞれの役割を担いながら、連携して統合的なサービスを利用者に提供することができる。
前記サービス連携手段は、請求項35に記載のように、複数のサービスを実行する際、同一の機能については同じボタンまたはメニューで実行できるように統合したユーザインタフェースを提供する。本発明によれば、複数のサービスを実行する際、同一の機能については同じボタンまたはメニューで実行できるように統合したユーザインタフェースを提供することで、利用者は、複数のサービスで構成される統合サービスを利用する際、個々のサービス毎にユーザインタフェースを切り替えて利用することなく、複数のサービス群を統合したひとつのユーザインタフェースを通じて操作することが可能になる。
本発明は、請求項36に記載のように、前記サービス提供手段は、前記サービス間で扱うデータを保存するための領域を備えている。本発明によれば、サービス間で扱うデータを保存するための領域を備えているので、異なるサービス間で、データのカット&ペーストをおこなうことができる。
本発明は、請求項37に記載のように、ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークによる通信を行うサービスピアとなる機器内で該サービスピアとなる機器が存在する作業空間を検出するサービス検出ステップと、ネットワーク上にサービスの接続インタフェースを公開し、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供ステップと、同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されるサービスを検出するサービス検索ステップと、前記サービス検索ステップによって検出されたサービスを連携するサービス連携ステップとを有するサービス連携方法である。
本発明は、請求項38に記載のように、ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークによる通信を行うサービスピアとなる機器内で検出した該サービスピアとなる機器が存在する作業空間に関する情報を取得するステップ、同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されるサービスを検出するサービス検索ステップ、前記サービス検索ステップによって検出されたサービスを連携するサービス連携ステップをコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明によれば、柔軟性や開放性、非集中性をも実現して、種々な機器を用いて共同作業を行うに最適な作業空間を形成することができるサービス連携装置、サービス連携方法およびプログラムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本実施形態による状況適応サービス連携の概要を説明するための図である。図1において、αおよびβは作業空間、Sはサービスピア、APはアクセスポイントをそれぞれ示す。サービスピアSはサービスの接続インタフェースを公開し、ネットワークを介してユーザに様々なサービスを提供するものである。アクセスポイントピアAPは作業空間αと作業空間βを結ぶものである。
状況適応サービス連携装置は、同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されるサービスを動的に連携する。これにより、ある作業空間で作業をする際に、当該作業空間で利用可能な文書やアプリケーションコンポーネントなどの計算リソースを連携させることができる。例えば、複数の作業者がオフィス内のさまざまな作業空間を移動することによって共同作業をすすめている状況において、当該作業空間をさまざまな計算リソースを用いて共同作業をおこなうのに最適な環境を自動的にセットアップすることを支援するためのユビキタスコンピューティング環境のためのシステムアーキテクチャを提供することができる。
図2は、ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークを説明するための図である。本発明の組織活動記録装置の作業空間内で用いる通信ネットワークは、ピア・ツー・ピア(P2P:Peer−to−Peer)ネットワークである。P2Pネットワークには、「純粋(Pure)P2Pネットワーク」と「ハイブリッド(Hybrid)P2Pネットワーク」の2つのネットワーク形態がある。
純粋P2Pネットワークとは、インデクスサーバを介することなく、ネットワークシステムの各構成要素としてのピア機器A乃至E間で直接、制御メッセージおよびコンテンツ送受信を実行する構成であり、ピア機器A乃至Eは等しい機能・役割を持ち、対等なコミュニケーションを行うネットワーク形態である。それを用いた代表的なサービスとしてはグヌーテラ(Gnuterlla)がある。
一方、ハイブリッドP2Pネットワークとは、ネットワークシステムの各構成要素としての例えばPC、携帯通信端末等のピア機器間の相互作用を円滑にするためのインデクスサーバを配置したネットワーク形態のことである。すなわち、コンテンツの送受信機能を備えた例えばPC等のピア機器は、ネットワークによって相互に通信を行えるシステムであり、コンテンツ検索のためのコンテンツ格納情報を持つルックアップサーバとしてのインデクスサーバを置くネットワーク構成である。この構成を用いた代表的なサービスとしては、例えばナップスター(Napster)がある。本実施形態では、図2に示すように、各作業空間α、β内にインデックスサーバとアクセスポイントの機能を備えたインデクス・アクセスポイントピアIAP1、IAP2を配置させ、ハイブリッドP2Pネットワークを用いる。
図3は、作業空間内の検出方法を説明するための図である。作業空間α、β内には、インデクス・アクセスポイントピアIAP1、IAP2が設けられている。サービスピアSA乃至SEとなる機器は、それぞれセンサSS1乃至SS5をそれぞれ備えている。サービスピアSA乃至SEとなる機器は、センサSS1乃至SS5を介して作業空間α、β内に配置された赤外線発生装置から発生された赤外線を受光したり、作業空間α、β内に張られたIDを識別したり、位置センサで計測したりすることによって、作業空間を認識する。これにより、機器側にセンサを設け、作業環境に高価なセンサを配置する必要がないため、作業空間内にセンサを配置する方式に比べ、多数の作業空間を識別させることが可能になる。図3に示す例では、サービスピアSA乃至SCは、センサSS1乃至SS3を介して作業空間αを認識し、サービスピアSDまたはSEは、センサSS4乃至SS5を介して作業空間βを認識する。
図4は本実施形態によるシステムの構成図である。図4に示すように、システム1は、固定ピア2、文書管理サーバ3、携帯型機器4、無線LAN基地局5、赤外線発生装置6、RFIDアンテナ内蔵テーブル8、カメラ9、マイク10、スピーカ11、プロジェクタ12、投影スクリーン13、RFIDタグ付き紙文書14、プレゼンテーションサービスサーバ15、ミーティングキャプチャサーバ16、インデクス・アクセスポイントサーバ17、複合機(MFP)18、スケジューラサーバ19、アクセス鍵発行サーバ20を含む。符号30はネットワークを示す。
図5は、状況適応サービス連携装置の構成を示す図である。状況適応サービス連携装置50は、サービスピアS、インデクス・アクセスポイントサーバ17、スケジューラサーバ19およびアクセス鍵発行サーバ20を含む。なお、図4に示した固定ピア2、プレゼンテーションサービスサーバ15、ミーティングキャプチャサーバ16がサービスピアSとなる。
文書管理サーバ3は、各種機器上で扱われる文書の実体を保存するリポジトリである。文書管理サーバ3上の文書はURLによって特定し、取り出すことができる。携帯型機器4は例えばノートPCやPDA等である。携帯型機器4は、無線LAN基地局5や有線ネットワーク(不図示)を介してネットワーク30に接続されている。
携帯型機器4は、赤外線受光部および無線LANアンテナを内蔵する。無線LAN基地局5は、作業空間内の無線LAN基地局となる。各作業領域α、βに配置された赤外線発生装置6は、作業空間固有のIDを発信する。
個々の作業空間α、βでは、据付型のコンピュータであるプレゼンテーションサービスサーバ15に接続されたプロジェクタ12から投影スクリーン13に対して資料等を投影することができる。なお、プレゼンテーションサービスサーバ15には、スライドショーをおこなうサービスがインストールされている。このため、ネットワーク経由でスライドショーサービスを起動してプロジェクタ12から投影することができる。ミーティングキャプチャサーバ116は、カメラ9、マイク10およびスピーカ11等を制御して、作業空間内の映像および音響情報を取得する。
固定ピア2、携帯型機器4、プレゼンテーションサービスサーバ15およびミーティングキャプチャサーバ16は、作業空間を構成する要素としての「サービスピアS」である。サービスピアS間でピア・ツー・ピアのネットワークを形成する。サービスピアS間でピア・ツー・ピアのネットワークを形成する。
図5に示すように、サービスピアSは、サービス提供手段31、サービス検索手段32、サービス連携手段33、一時サービス保持手段34およびサービス検出手段35を備える。サービス提供手段31は、サービスの接続インタフェースを公開し、ネットワーク30を介してユーザにサービスを提供する。このサービス提供手段31は、常時稼動するサーバ上で稼動する。クライアントとなる携帯機器からサーバにアクセスする構成にすることで、障害に強く、また、高い計算能力が必要とされるサービスを提供することができる。
サービス検索手段32は、同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されるサービスを検索する。例えば、サービス検索手段32は、同一時間帯に同一作業空間内に存在する他のサービスを検索するために、ネットワーク上のサービスピアに対して検索クエリを発行する。各サービスピアは、当該検索クエリを受信し、当該サービスピアが同一時間帯に同一作業空間内に存在する場合に、検索要求元に回答するとともに、他のピアに対して検索クエリを転送する。サービス連携手段33は、各サービスのサービス接続インタフェースに関する情報を相互に交換することによってサービスの連携関係を設定する。このため、中央サーバを置くことなく、各種機器上で動作するサービスを対等な関係で接続することを可能にする。中央サーバ内に格納されたサービスに限定されることがないため、オープンな連携をおこなうことができる。
サービス連携手段33は、サービス検索手段32によって検出されたサービスを連携するものである。一時サービス保持手段34は、サービス提供手段31が提供したサービスに関する情報を保持するものである。サービス検索手段32は、サービスの連携が開始されると、ネットワーク上のサービスを検索を開始する前に、一時サービス保持手段34に格納されているサービス中に該当するサービスが存在しないかどうか調べ、存在していれば、そのサービスを利用する。
このように、頻繁に利用するサービスに関しては、各機器上でローカルなキャッシュ領域に保持しておき、ネットワーク上のサービスを検索する前にキャッシュ領域を調べて存在すれば、該当サービスを実行する。これにより、機器上で頻繁に実行されるサービスは、ネットワーク上を検索してロードすることなく、実行要求が生じた際に、即時、実行させることができる。また、利用頻度の低いサービスを機器上から自動的に消去して、利用時にのみネットワーク上からロードされるようにできる。
サービス検出手段35は、ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークによる通信を行うサービスピアとなる機器内に設けられ、該サービスピアとなる機器が存在する作業空間を検出する。各作業領域α、βに配置された赤外線発生装置6は、作業空間固有のIDを発信する。携帯型機器4は、サービス検出手段(赤外線受光部)35を介して当該発信IDを受信することで、サービスの所在する作業空間を認識し、機器に対応付けられているサービスの集合の存在を認識する。なお、サービス検出手段35は、赤外線受光部に限定されるものではなく、作業空間内に張られたIDを認識したり、位置を検出したりすることによって、サービスの所在を識別ものであってもよい。
インデクス・アクセスポイントサーバ17は、作業空間α、β内に存在する機器に関する情報をネットワーク30を介して作業空間α、β内に存在する他の計算機に伝達する。図5に示すように、インデクス・アクセスポイントサーバ17は、多地点作業空間接続手段71、エリア別作業空間情報提供手段72および連携対象インデクス手段73を含む。
多地点作業空間接続手段71は、作業空間αとは異なる地点に存在する作業空間βとの接続関係を仲介するものである。エリア別作業空間情報提供手段72は、各作業空間に関する情報をエリア別に保持し各作業空間に関する情報を要求に応じて提供する。連携対象インデクス手段73は、サービスピアSのカレントの位置情報を保持する。サービス検索手段32は、連携対象インデクス手段73に問い合わせることによって、同一時間帯かつ同一作業空間内に存在する他のサービス群を検出し、それらサービスとの間で接続インタフェースを交換してサービス間に連携関係を設定する。連携関係は、機能の呼び出し関係として設定される。これにより、このため、中央サーバを置くことなく、各種機器上で動作するサービスを対等な関係で接続することができる。中央サーバ内に格納されたサービスに限定されることがないため、オープンな連携をおこなうことができる。
複合機(MFP)18は、紙文書14をプリントするものである。スケジューラサーバ19は、作業空間の利用に対する予約を行えるものである。このスケジューラサーバ19は、利用者が事前にログインして作業空間の利用予約をするためのものである。スケジューラサーバ19は、スケジュール表を管理する。利用者は事前にスケジューラサーバ19にログインして参加する会議に事前登録をしておく。会議のスケジュール表には、開催場所や時間帯に関する情報が登録されている。
サービス検索手段32によってサービスが認識されると、サービス連携手段33は、当該認識されたサービスの所有者が、スケジューラサーバ19に問い合わせて、当該時間帯と作業空間の利用を予約しているかどうかを確認する。サービス連携手段33は、利用者が当該時間帯と作業空間の利用を予約している場合に限り、当該サービスの連携をおこなう。このため、利用する時間帯と場所を予め予約しておくことによって、予定外のサービスとの間での連携を抑制し、セキュアな連携をおこなうことができる。サービス連携手段33は、サービス検索手段32によってサービスが認識されると、スケジューラサーバ19に問い合わせて、当該認識されたサービスを利用者が当該時間帯と作業空間の利用を予約しているかどうかを確認し、予約してある場合に限り、当該サービスの連携をおこなう。
アクセス鍵発行サーバ20は、作業空間のコンテクストに応じたアクセス鍵を発行する。アクセス鍵発行サーバ20は、各コンテクストに応じた唯一のアクセス鍵を発行する。サービス検索手段32によってサービスが認識されると、当該サービスのサービス提供手段32に対して、上記アクセス鍵発行サーバ20が発行したアクセス鍵が送られる。サービス連携手段33は、各コンテクストに対応したアクセス鍵を照合して連携関係を設定する。
このように、同一作業空間内(遠隔地間で接続されている場合も含む)で認識されているサービスのみに、連携関係の設定を制限するために、コンテクスト(同一時間帯と同一の作業空間)に対応付けられたアクセス鍵(クレデンシャル)が各サービスに発行され、連携関係の設定時に照合されるので、同一作業空間内に存在するサービスのみとの間での連携に限定し、セキュアな連携をおこなうことができる。インデクス・アクセスポイントサーバ17、携帯型機器4、文書管理サーバ3が提供する機能はJavaServlet(Java:登録商標)上で実現される。
これらのサーバ間での通信は、XML(Extensible Markup Language)形式のメッセージが交換されることによって実現される。なお、インデクス・アクセスポイントサーバ17、携帯型機器4、文書管理サーバ3は、独立した存在であり、任意のサーバ間でメッセージを交換することができる。各種機器では、JXTA等に代表されるピア・ツー・ピアフレームワークが実行されている。これにより、各種機器間で相互にピア・ツー・ピア型のネットワークを形成することができる。また、ピア間で互いに通信しあうことにより、各ピアが保持する情報をピア間で同期的に共有することができる。つまり、ピア・ツー・ピア型のファイル共有をおこなうことができる。
次に、本実施形態のソフトウエアが処理するデータの構造を説明する。図6はサービスにおけるデータ構造を示す図である。サービスピアS上で動作するソフトウエアは、図6に示す構造をした「サービス151」データを保持し、後述する手順の処理を行う。サービス151は、ピアID、サービスアドレス、現在位置ID、接続インタフェース、WSDLファイルを含む。
図7はインデクス・アクセスポイントにおけるデータ構造を示す図である。インデクス・アクセスポイントピアIAP上で動作するソフトウエアは、図7に示す構造をした「インデクス・アクセスポイント161」データを保持し、後述する手順の処理を行う。インデクス・アクセスポイント161は、ピアID、アドレス、現在位置ID、アクセスポイント名、接続先指定UIアドレスを含む。
次に同一作業空間内のサービスピアの検出についてのメッセージフローについて説明する。図8は、同一作業空間内のサービスピアの検出フローである。図9はオブジェクト検出メッセージ181を示す図である。図10はオブジェクト検出転送依頼メッセージ182を示す図である。各作業空間α、βのテーブル8に埋め込む形で設置されたRFIDアンテナ8aは、利用者が携帯しているノートPC、IDカード、紙文書に貼付されたRFIDタグを認識待ちの状態にある。
RFIDアンテナ8aによってRFIDタグが検出された場合、または、それまでに存在していたタグが検出されなくなると、サービスピアSAは、図9のような形式をした、「メッセージID(messageid)」、「送信日時(datetime)」、「送信元アクセスポイントピアID(originated)」、「検出・非検出フラグ(status)」、検出された「オブジェクトのID(objectid)」で構成される「オブジェクト検出メッセージ181」を生成する。なお、「検出・非検出フラグ(status)」には、新たなオブジェクトが検出された場合は、”detected”が、検出されなくなった場合は、”undetected”の値が設定される。
サービスピアSAは、生成した「オブジェクト検出メッセージ181」をサービスピアSBおよびSDに送る。サービスピアSBおよびSDは、サービスピアSAから「オブジェクト検出メッセージ181」を受け取ると、図10に示すような「オブジェクト検出転送依頼メッセージ182」を生成し、生成した「オブジェクト検出転送依頼メッセージ182」をサービスピアSCおよびサービスピアSEにそれぞれ送る。
「オブジェクト検出転送依頼メッセージ182」は、図10に示すように、「メッセージID(messageid)」、「送信日時(datetime)」、「送信元アクセスポイントピアID(originated)」、「検出/非検出フラグ(status)」、送信元のアクセスポイントピアが検出したオブジェクトに関する「オブジェクトID(objectid)」を含む。「オブジェクト検出メッセージ181」を受信したサービスピアSBおよび「オブジェクト検出転送依頼メッセージ182」を受信したサービスピアSCおよびSEは、「協調ピア応答メッセージ」を生成し、「協調ピア応答メッセージ」をサービスピアSAに送る。このようにして、同一作業空間内においてサービスピアSが検出される。
次に遠隔地との接続に関するメッセージフローについて説明する。図11は、遠隔地との接続に関するメッセージフローを示す。各作業空間α、βのテーブル8に埋め込む形で設置されたRFIDアンテナ8aは、利用者が携帯しているノートPC、IDカード、紙文書に貼付されたRFIDタグを認識待ちの状態にある。RFIDアンテナ8aによってRFIDタグが検出された場合、または、それまでに存在していたタグが検出されなくなると、アクセスポイントピアAP1は、図10のような形式をした「オブジェクト検出メッセージ181」および図11のような形式をした「オブジェクト検出転送依頼メッセージ182」を生成する。
インデクス・アクセスポイントピアIAP1は、「オブジェクト検出メッセージ181」をサービスピアSAおよびSBに送り、「オブジェクト検出転送依頼メッセージ182」を作業空間βのインデクス・アクセスポイントピアIAP2に送る。インデクス・アクセスポイントピアAP2は、インデクス・アクセスポイントピアAP1から「オブジェクト検出転送依頼メッセージ182」を受信すると、当該メッセージ中に含まれているオブジェクトIDを含む「オブジェクト検出メッセージ181」を生成して、当該リモートアクセスポイントピアが同じ作業空間内に存在していると認識されている機器を表すすべてのサービスピアSCおよびSDに対して、当該生成した「オブジェクト検出メッセージ181」を送信する。
[連携対象サービスピアの発見]
図12は連携対象サービスピア発見の処理フローチャートである。各部屋には赤外線で現在位置のIDを発信する赤外線発生装置6が設置されている。サービスピアSとなる各携帯型機器4に組み込まれたサービス検出手段35は、その現在位置IDを受信して現在位置を認識する(ステップS101)。
サービスピアSは、当該検出した現在位置のIDを、当該サービスピアの「現在位置ID」に登録すると共に、各作業空間内に存在するインデクス・アクセスポイントサーバ17に当該サービスピアのIDを通知する(ステップS102)。ここで、通知先となるインデクス・アクセスポイントのネットワークアドレスは、現在位置IDによって特定されるアドレスとして管理されている。例えば位置IDがIPアドレスとして表現されている。インデクス・アクセスポイントサーバ17は、上記で報告のあったピアIDに関する情報をインデクス・アクセスポイントの「カレントピア集合」に保持する(ステップS103)。
サービスピアSでは、当該作業空間内に存在するインデクス・アクセスポイントに対して問い合わせることによって、同じ作業空間内に存在するサービスピアを検索する(ステップS104)。この検索により発見された同じ「現在位置ID」を持つサービスピアの「ピアID」を、サービスピアの「協調サービス集合」に登録する(ステップS105)。検索は、P2P型の検索がおこなわれる。つまり、まず最初は、サブネット上の全ピアについて検索し、ゲートウェイピアによって接続された他のサブネットが検索され、見つかったものが検索要求元に報告される。
また、サービスピアSでは、オンラインサービスプロバイダが提供するサービスに関する情報を提供するサービスディレクトリのアドレスを保持しており、サービス間の連携関係を計算する際に、サービスディレクトリにサービスの所在を問い合わせる(ステップS106)。サービスピアSは、赤外線発生装置6からの信号を常に受信しており、場所の移動によって受信する信号が変化したり、受信信号の検出がなくなると、「協調サービス集合」が保持するサービスピアSに対して、連携サービス集合からの抹消を依頼する。抹消依頼を受信したサービスピアSは、当該抹消依頼を発行したサービスピアのエントリを「協調サービス集合」の中から抹消する。
[サービスの連携]
図13はサービスの連携処理のフローチャートである。図14はサービス接続インタフェース191を示す図である。図14に示すように、サービス接続インタフェース191は、オペレーションタイプ(Operation-Type)、入力対象ドキュメントタイプ(inputs doc-type)、出力対象ドキュメントタイプ(Outputs doc-type)、サービス名(service-name)、サービスアドレス(service-address)およびメソッド(WSDLファイル,wsdl-filepath)を含む。
各サービスピアの「協調サービス集合」が保持するサービスピアIDの集合に変化があると(つまり、サービスピアIDの登録、削除があると)、各サービスピアでは、サービス同士に対する連携処理がおこなわれる(ステップS201)。ここでは、まず、「協調サービス集合」が保持する個々のサービスピアIDに該当するサービスピアに対して、各サービスピアが持つ「サービス接続インタフェース」(XML形式で記述されたファイル)の取得要求が発行され(ステップS202)、サービスピア側から当該「サービス接続インタフェース191」が返される(ステップ203)。
なお、各サービスピアにおいて、「サービス接続インタフェース191」は、「サービス」が保持する「接続インタフェース」のパス名が表すXML形式のファイルであり、以下のような情報で構成される。
・サービスが提供する操作の種類を表すオペレーションタイプ(operatation-type)
・サービスの入力となるデータの種類を表わす入力対象タイプ(inputs)
・サービスの出力となるデータの種類を表わす出力対象タイプ(outputs)
・サービス名(serice-name)
・サービスを提供するサービスサーバのネットワーク上でのアドレス(service-address)
・サービスが提供するアプリケーションインタフェースを表すWDSLファイルの格納先(wsdl-file)
一方、サービスディレクトリ上に格納されているサービスのうち、上記作業空間内で検出されたサービスの入力対象タイプまたは出力対象タイプと同じ入力対象タイプまたは出力対象タイプを持つサービスに関するサービス接続インタフェースが取り出される(ステップS204)。サービス間の連携は、入力対象タイプと出力対象タイプが照合されて、連携サービス(サービスフロー)が構成され、連携済みサービスとして、各サービスの「連携サービス集合」に登録される(ステップS205)。サービスフローは、複数の「サービスフロー要素」間に前後関係が設定されることによって構成される。
図15及び図16は、作業空間内で認識された複数のサービスを連携する様子を示している。図15及び図16では、プロジェクタ12、ノートPC4、ホワイトボートカメラ9およびMFD18がサービスを連携する例である。ここで各種機器によって提供される各サービスは、「入力対象名」、「操作名」、「出力対象名」で構成される接続インタフェースとして規定される。例えば、スライドショーサービスは、「電子文書」を入力対象、「投影画像」を出力対象として「表示する」というサービスであると規定することができ、また、アノテーションサービスは、「電子文書」を入力対象に対して手書きイメージとしての「注釈」を追加して、「電子文書」を出力対象として「注釈付けする」サービスとして規定することができる。このように規定される各サービスの接続インタフェースの入力対象と出力対象を照合し、あるサービスAの出力対象名と、別のあるサービスBの入力対象名が同じであれば、それらサービスAとサービスBとの間に連携関係が設定される。この結果、図16に示すようなサービスの連携関係が導出されることになる。
[サービスの呼び出し]
図18はサービス呼び出しのユーザインタフェースを示す図である。各サービスは、Webサーバを備えており、ユーザは各サービスを実行するためのユーザインタフェースを、ネットワークを介して各種機器上のWebブラウザから起動する。例えば、スライドショーサービスをPDA上で起動すると、図18に示すようなユーザインタフェースが利用可能になる。ここで、「サービス」が保持する連携サービスは、「連携サービス」の部分に一覧表示され、ユーザはこの一覧の中から、表示するスライドをオープンする際に、翻訳サービス、共有アノテーションサービス等の関連サービスを呼び出す。
上記のようにしてサービスが選択されると、当該選択された共有文書のアドレス(URL)とともに、Webサービスの形で提供されているサービスが呼び出される。なお、この呼び出しの際には、各サービスピアが保持する「WSDLファイル」が表すパスに保持されたWSDLファイルが用いられて、SOAP(Simple Object Access Protocol)によるXML形式のメッセージ交換によるリモート呼び出しはおこなわれる。
[遠隔地との接続]
図17は遠隔地との接続の際のフローチャートである。図19は遠隔接続先指定ユーザインタフェースを示す図である。各作業空間には、作業空間を代表するインデクス・アクセスポイントIAPが設置されている。作業空間αに設置されたインデクス・アクセスポイントピアIAPは、作業空間βなどの遠隔地に存在する作業空間との作業空間の共有を設定するための、図19に示すような外観をした「遠隔地接続先設定用画面801」を提供する。この画面には、図7に示すデータ構造をした「アクセスポイント」の「リモートアクセスポイントピア参照集合」に保持されている接続候補となる遠隔地のインデクス・アクセスポイントピアIAPの集合が、画面上の「所在地選択リスト」、および「接続先リスト上」に表示され、この中から利用者が作業空間を共有する接続先を指定し、「接続ボタン」を押すことにより、当該指定された「リモートアクセスポイントピア参照中」の「接続状態」に真(true)が設定され、接続先として格納される。
また、接続対象がリスト上に表示されない場合、「接続先リスト」上のポップアップメニュー上で「add」を選択すると、図19に示すような「遠隔地接続先登録ウィンドウ901」が表示され、このウィンドウを通じて、接続候補となるインデクス・アクセスポイントピアの「所在地」、「作業空間名」、「接続先」を登録する。
サービスピアは、当該サービスが存在する作業空間内に存在するインデクス・アクセスポイントを、作業空間内で認識し、各サービスピアの「カレントアクセスポイント」に登録する(ステップS301)。各サービスでは、カレントのインデクス・アクセスポイントが提供する接続先指定用のユーザインタフェース(Javaアプレット(Java:登録商標))を呼び出し(ステップS302)、図19のUI上で接続先となるインデクス・アクセスポイントの一覧の中から接続先を選択する(ステップS303)。ここで、ユーザが接続先を選択、または、新たな接続先URIを入力すると、当該接続先に相当するインデクス・アクセスポイントがネットワーク上で検索される(ステップS304)。
インデクス・アクセスポイントは、一定時間毎にネットワーク内を検索し、発見された同一コンテクスト下にあるピア(アクセスポイントが網羅する作業空間内に現在存在するサービスピア群)を保持する。サービスピアでは、文書共有およびサービス連携の際に、カレントのインデクス・アクセスポイントと接続関係にある他のインデクス・アクセスポイントが保持するピアを同一コンテクスト下にあるサービスピアに関する情報を共有する(ステップS305)。具体的には、インデクス・アクセスポイント間で変更情報を伝播させる。
また、図5で示した状況適応サービス連携装置50は、上述した以外の以下のような機能を有する。
[サービスの位置検出]
サービス検索手段32は、ユーザによって例えば携帯型機器4からサービスの所在を明示的に指定されることによって作業空間内で提供されているサービスを識別する。このように、サービスの所在をユーザが明示的に指定することによって、作業空間内のサービスが識別されるので、作業空間内にセンサを配置する必要がないため、安価な構成が可能になると共に、センサを設置することが難しい場所においても利用することができる。
また、サービス提供手段31が提供するサービスの所在は、サービスを提供する機器の所在に対応付けられている。利用者が例えば携帯型機器4から、サービス検索手段32に対して、同じ場所に存在する他の機器の存在を明示的に指定する。例えば、利用者が、連携対象とする機器をディスプレイに表示されているリスト上から選択したりするなどして連携関係を設定しようとする機器を指定する。それらのサービスピア間で同じ作業空間内に存在するピアに関する情報が共有伝播され、同じ作業空間内に存在するサービスピア群を認識できる。このため、作業空間内にセンサを配置する必要がないため、安価な構成が可能になると共に、センサを設置することが難しい場所においても利用することができる。
[セキュリティ上安全なサービスの連携・合成]
サービス連携手段33は、利用者が事前に予定する時間帯での作業空間の利用に関するパスワードを発行する。例えば、サービス連携手段33は、参加予定者に対して時間と場所に対応付けられたワンタイムパスワードを発行する。サービス提供手段31は、発行されたワンタイムパスワードを保持しておく。このワンタイムパスワードを、利用者が所有する機器に保持するようにしてもよい。サービス検索手段32によってサービスが認識されると、サービス連携手段33は、当該認識されたサービスと、保持しているワンタイムパスワードを照合し、問題がなければ当該サービスの連携をおこなう。このため、利用する時間帯と場所に対応つけられた、予約された時間と場所でのみ有効なパスワードを発行することで、予定外のサービスとの間での連携を抑制し、セキュアな連携をおこなうことができる。
サービス連携手段33は、過去の共同作業の履歴またはサービスの連携履歴に基づいて利用者間の信頼関係の強度を計算し、保持している。サービス連携手段33は、閾値以上の信頼度があるサービスとの連携の際には認証処理をおこなわず、閾値以下の信頼度サービスとの連携の際には認証処理をおこなう。これにより、過去の共同作業の実績に基づいて構築される信頼関係に基づき、信頼関係の強いサービスとの間での連携には認証を省略し、信頼関係の弱いサービスとの間での連携には認証をおこなうようにして、利用者に対して過度な認証処理を必要とさせないようにすることができる。
[サービス接続インタフェースの効果的な検索]
サービス連携手段33は、作業空間毎に、過去に連携したサービスに関するサービスピアのIDとアドレスをキャッシュ上に保持する。サービス連携手段33は、作業空間内でサービスを連携する際に、ネットワーク上を検索する前に、キャッシュ上に保持されているサービスピアのアドレスを参照して連携先を調べてサービスを連携する。これにより、作業空間内で頻繁に連携関係が設定されるサービスに関しては、それらを連携時に、毎回、ネットワーク上で検索する必要がなくなるため、高速に連携関係を設定することができる。
サービス連携手段33は、ある時点でのサービス間の連携関係のスナップショットを登録することができる。サービス連携手段33はユーザの指示により、登録されているサービスの連携関係を再現する。このように、サービス群が連携した状況を保存しておくことで、その作業を継続する際に、再度呼び出して、同じ環境を再構築できる。さらには、異なる環境においても、接続状態が抽象化されており、同等の作業環境を再現するようにしてもよい。これにより、例えば、定例的に実施される会議など、作業空間内に持ち込まれる機器や利用者のメンバ構成が、毎回、同じ場合、作業環境内に設置されている機器との連携関係を固定的に決めておき、即座に連携関係を設定することができる。
サービス連携手段33は、コンテクストの特徴(メンバ構成、日時、場所)に対応付けて、過去に連携したサービスに関するサービスピアのアドレスを保持している。サービス連携手段33は、サービス検索手段32によってサービスが認証されると、ネットワーク上を検索する前に、当該コンテクストに対応付けて保持されているアドレスを調べて連携対象となるサービスピアのアドレスを調べる。このように、複数の作業空間同士で日常的に接続する場合や、利用者が頻繁に作業空間を利用する場面において、それら利用コンテクストに対応付けてサービス間の連携履歴を記憶しておき、各サービスが連携相手のサービスへの強度を当該連携履歴に基づいて計算し、同じコンテクスト下でサービスが連携される際には、それらのサービスが優先的に接続されるようにすることで、あるコンテクスト下で頻繁に連携関係が設定されるサービスに関しては、それらを連携時に、毎回、ネットワーク上で検索する必要がなくなるため、高速に連携関係を設定することができる。
[多様なサービスとの連携]
サービス連携手段33は、広域ネットワーク上に提供されている機器に依存しないサービスのインデクスを保持している。サービス連携手段33は、サービスの連携時に、作業空間内に存在するサービスと当該広域ネットワーク上に提供されているサービスとの連携関係を設定する。作業空間内の各種機器が提供するサービスに加えて、インターネット上に提供されている汎用的なサービスを連携対象として利用できる。これにより、作業空間内の機器が提供するサービスに限定することなく、インターネット等の広域ネットワーク上に提供されている機器独立のサービスを組み合わせて利用できる。例えば、インターネット上に提供されている翻訳サービス、要約サービス、ファイル変換サービス、FAXサービス、印刷サービス等を利用することができる。
サービス連携手段33は、広域ネットワーク上に提供されている機器に依存しないサービスのインデクスを、コンテクストに対応付けて保持している。サービス連携手段33は、サービス連携時には、サービス検索手段32によって検出されるコンテクストに応じて、インターネットなどの広域ネットワーク上に提供されているサービスと作業空間内で提供されるサービスとの連携関係を設定する。これにより、作業コンテクストに応じて利用可能なサービスが提示されるため、利用者は、膨大なサービスの中から連携サービスを検索しなくて済む。例えば、海外との遠隔会議の場合、スライド翻訳サービスなどを利用することができる。
[サービス接続インタフェースのフォーマット]
サービス提供手段31は、サービス接続インタフェースを、「操作対象名」と「操作」によって指定される形式で保持する。ここで、「操作対象名」としては、予め決められた文書型(Word文書、PowerPoint文書、PDF文書等)が指定される。「操作」としては、各文書に対して起動可能なサービスが指定される。サービス連携手段33は、作業空間内で利用可能となる個々の文書の文書型に基づいて、当該作業空間内で利用可能なサービスに関するサービス接続インタフェースを検索して起動可能なサービスが対応付けられることでサービスを連携する。これにより、個々のサービスが提供する内容が統一的な形式で記述されるため、広域かつオープンな環境でのサービス間の連携関係の設定をすることができる。
サービス提供手段31は、サービス接続インタフェースを、操作対象名と操作名で指定される形式を基本要素として、他のサービスとの関係をタスク/サブタスク関係として記述して保持する。つまり、各サービス接続インタフェースでは、「操作」を予め決められた操作名として指定すると共に、当該「操作対象名」と当該「操作名」によって規定されるサービスと他のサービスとの接続関係を、タスク/サブタスクの関係で規定しておく。サービス提供手段31は、サービス連携時には、当該「操作対象」と「操作名」を照合することによってサービスの連携関係を設定する。このため、個々のサービスが提供する内容が統一的な形式で記述され、広域かつオープンな環境でのサービス間の連携関係の設定が可能になることに加えて、他のサービスとの連携関係が、タスク/サブタスク関係(ToDoリストを詳細化する形式)として記述でき、また、連携関係を変更したとしても、他のサービスとの連携関係に大きな影響を及ぼさなくて済む。
サービス提供手段31は、サービス接続インタフェースを、「操作対象名」と「操作名」で指定される形式を基本要素として記述し、それら「操作対象名」と「操作名」はそれぞれ、概念の抽象度に応じた階層関係で規定されている。サービス連携手段33は、当該サービス接続インタフェース中の「操作対象名」と「操作名」を当該抽象階層上の包含関係を利用してサービスの連携関係を照合して連携する。このため、個々のサービスが提供する内容が統一的な形式で記述され、広域かつオープンな環境でのサービス間の連携関係の設定が可能になることに加えて、サービスを連携する際、連携候補をさまざまな抽象レベルで選択することができるようになる。例えば、「紙への印刷」というサービスを上位から「印刷」と捉え、その下位概念のサービスである「電子ペーパへの印刷」、「CD−ROMへの印刷」などの代替サービスとの連携が可能になる。
サービス提供手段31は、サービス接続インタフェースを、「操作対象名」と「操作」で指定される形式を基本要素として記述して保持する。各サービスのサービス接続インタフェースでは、操作の入力となる「操作対象名」と、操作の出力となる「操作対象名」が指定される。サービス連携手段33は、あるサービスの「出力操作対象名」と他のサービスの「入力操作対象名」を照合することにより、それらサービス間での連携関係を設定する。このため、個々のサービスが提供する内容が統一的な形式で記述されるため、広域かつオープンな環境でのサービス間の連携関係の設定が可能になることに加えて、他のサービスとの連携関係が、入出力関係として記述でき、他のサービスと連携した新たなサービスの導出を自動的におこなうことができる。例えば、「ホワイトボードに書かれた内容をキャプチャしてPDF文書に出力」というサービスと「PDF文書を印刷」というサービスを連携して、「ホワイトボードに書かれた内容をキャプチャして印刷する」というサービスを提供することができる。
[複数の異なる作業空間を結んで協調作業空間の形成]
多地点作業空間接続手段71は、他の作業空間との接続関係を仲介するものである。サービス連携手段33は、多地点作業空間接続手段71を通じて、接続関係にある他の作業空間との間で、作業空間内で認識されたサービスに関する識別情報(アドレスまたはID)を交換し、それらのサービスを、あたかも同じ作業空間内に存在するものとして連携する。このように、各作業空間に対応したインデクス・アクセスポイントサーバ17を配置し、それらを接続することで離れた作業空間を仮想的に接続されたひとつの作業空間として扱えるようにする。具体的には、それぞれの作業空間内に存在する機器をそれぞれの作業空間内のインデクス・アクセスポイントサーバ17に接続すると、インデクス・アクセスポイントサーバ17を介して作業空間内に存在するサービスに関する情報がリアルタイムで共有され、サービス接続インタフェースを共有してサービスを連携する。これにより、遠隔地に存在する複数の作業空間を結んで、仮想的にひとつの作業空間を形成し、あたかも同じ作業空間に存在しているような感覚で、当該作業空間内で認識されるサービスを連携・統合することが可能になる。
エリア別作業空間情報提供手段72は、ロケーションのエリア別に配置され、エリア内の作業空間に関する情報を保持する。サービス連携手段33は、接続先の作業空間名に基づいて、エリア別作業空間情報提供手段72に問い合わせをおこない、接続先となる他の作業空間に対応するサービス連携手段33を特定し、遠隔地の作業空間内で認識されたサービスに関する識別情報(アドレスまたはID)を交換し、それらのサービスを、あたかも同じ作業空間内に存在するものとして複数の遠隔地間でサービスの連携を行う。なお、作業空間名は、ロケーションの範囲に対応した階層的な構造の名前で管理されている。これにより、遠隔地に存在する複数の作業空間を結んで、仮想的にひとつの作業空間を形成し、あたかも同じ作業空間に存在しているような感覚で、当該作業空間内で認識されるサービスを連携することができる。
サービス連携手段33および多地点作業空間接続手段71は、電話やTV会議システム等の既存のコミュニケーションシステムと連動し、このコミュニケーションシステムで、通信相手との間に通信回線の接続が開始した時点から、接続先の作業空間の双方の間で、作業空間接続手段を介してサービスに関する識別情報(アドレスまたはID)を交換し、サービスを、あたかも同じ作業空間内に存在するものとして連携するとともに、当該接続関係にあるサービス間で共有される接続インタフェースに関する情報を、逐次、作業空間接続手段を介して交換し、サービスを連携することを特徴とする。
このように、電話やTV会議システムと連動し、利用者が電話またはTV会議システムを用いて相手を呼び出した時点、または、相手から呼び出された時点で、当該発信元のアクセスポイント(作業空間接続手段に相当)と発信先のアクセスポイントとの間でアクセスポイントのアドレスが交換され、自動的にアクセスポイント間の接続関係が設定され、作業空間接続手段が備えた遠隔地間を結んだサービス連携手順にしたがって、互いに遠隔地に存在する複数のサービス間での連携を可能にする。これにより、遠隔地との接続の開始に際して、アクセスポイントの機能を用いて、遠隔地のアクセスポイントとの接続関係を明示的に設定しなくても、電話やTV会議システムで接続相手を呼び出す、または、呼び出されることによって、サービスの連携をおこなうことが可能になる。
また、サービス連携手段33および多地点作業空間接続手段71は、電話やTV会議システム等の既存のコミュニケーションシステムと連動し、このコミュニケーションシステムでの通信が開始した時点から、接続先の作業空間との間で、作業空間接続手段を介してサービスに関する識別情報(アドレスまたはID)を交換し、それらのサービスを、あたかも同じ作業空間内に存在するものとして連携することを特徴とする。
このように、電話やTV会議システムと連動し、利用者が電話またはTV会議システムを用いて相手を呼び出した時点、または、相手から呼び出された時点で、当該発信元のアクセスポイント(作業空間接続手段に相当)と発信先のアクセスポイントとの間で、自動的にアクセスポイント間の接続関係を設定し、上記請求項で示した遠隔地間を結んだサービス連携の手順にしたがって、互いに遠隔地に存在する複数の作業空間を結んだサービスの連携を可能にする。これにより、遠隔地との接続の開始に際して、アクセスポイントの機能を用いて、遠隔地のアクセスポイントとの接続関係を明示的に設定しなくても、電話やTV会議システムで接続相手を呼び出す、または、呼び出されることによって、作業空間でサービスの連携をおこなうことができる。
多地点作業空間接続手段71は、過去に接続先となった他の地点の多地点作業空間接続手段の履歴を保持する。多地点作業空間接続手段71は、接続時に、遠隔地と接続して共同作業をおこなう際に、接続先となる相手側の作業空間に相当する接続ポイントを選択するために、過去の接続履歴に基づいて接続先候補を一覧表示する。これにより、利用者は接続先となる接続ポイントの名前やアドレスを調べることなく、共同作業の頻度の頻度の多い作業空間については、即座に指定することができる。
多地点作業空間接続手段71は、共同作業空間内で認識された利用者の集合から、過去の共同作業履歴から求められる他の利用者のうち、関係強度の強い利用者(共同作業をおこなった回数が多い利用者)の現在位置をネットワーク上で検索し、発見された場合に、その利用者が存在する作業空間に対応する多地点作業空間接続手段の一覧を提示し、接続先として指定可能にする。例えば、遠隔地と接続して共同作業をおこなう際に、接続先となる相手側の作業空間に相当する接続ポイントを選択するために、共同作業をおこなった回数が多い利用者の所在をネットワーク上で検索し、その作業者がいる作業空間に存在する接続ポイントを接続先候補として選択可能に表示する。これにより、利用者は接続先となる接続ポイントの名前やアドレスを調べることなく、接続先となる作業空間を即座に指定することができる。
[連携関係の事前セットアップ]
サービス提供手段31は、利用予定にしている作業空間内で提供されるサービスの接続インタフェースを、当該作業空間内に設置されているサービスピアから取得して、利用者の携帯機器との間で、サービス利用前に事前にサービスの連携関係を予め登録しておき、利用時には登録しておいた連携サービスを呼び出せるようにする。これにより、事前に作業空間に出向くことなく、予定している作業空間内で利用するサービスの連携関係を予め指定しておくことができる。
サービス提供手段31は、利用予定にしている作業空間内で提供されるサービスに関する情報を、当該作業空間内に設置されているサービスのサービス提供手段から取得して、連携して利用した場合の動作を、仮想的な作業空間のビュー等を通じて、事前にシミュレートして確認することができる。これにより、事前に作業空間に出向いて接続関係を確認することなく、予定している作業空間内で利用するサービスの連携関係を予めシミュレートして確認しておくことができる。初めて利用する遠隔地の作業空間に設置されている機器が提供するサービスとの連携関係を確認するような場合に有効である。
[サービスの保持と提供]
一時サービス保持手段34は、各作業空間ごとに、各作業空間内でのみ利用可能な作業空間固有のサービスを保持する。サービス連携手段33は、サービス検索手段32によって検索されたサービスと一時サービス保持手段34に予め登録されているサービス群を連携対象としてサービスを連携する。利用者が持ち歩いている携帯機器上で動作させるサービスには、当該作業空間内でのみ利用可能な、作業空間に固有なサービスが存在する(例えば、当該会議室内の空調を制御するサービスなど)。このような作業空間に固有なサービスを各種携帯機器上に予めインストールしておくことは、当該作業空間を利用しない利用者にとっては冗長になる。このため、作業空間に固有のサービスについては、当該作業空間に携帯機器が存在している場合にのみロードして実行するようにして、サービスをインストールする上での負荷を低減することができる。
ネットワーク上にサービス群が公開されると、当該サービスに関する情報が、ネットワーク上に存在するサービスに対応するピア間で自動的に交換・伝播されてゆく。これにより、利用者が明示的にサービスを機器上にインストールしなくても、ネットワークに接続するだけで、当該機器を利用して実行すべきサービスが利用できるようになる。
一時サービス保持手段34は、各種機器上で実行された実績のあるサービスを一時的に保持する。サービス連携手段33は、サービスの連携が開始されると、ネットワーク上のサービスの検索を開始する前に、一時サービス保持手段34に格納されているサービス中に該当するサービスが存在しないかどうか調べ、存在していれば、そのサービスを利用する。このように、頻繁に利用するサービスに関しては、各機器上でローカルなキャッシュ領域に保持しておき、ネットワーク上のサービスを検索する前にキャッシュ領域を調べて存在すれば、該当サービスを実行することで、機器上で頻繁に実行されるサービスは、ネットワーク上を検索してロードすることなく、実行要求が生じた際に、即時、実行させることができる。また、利用頻度の低いサービスを機器上から自動的に消去して、利用時にのみネットワーク上からロードされるようにすることができる。
[複数の機器で構成される作業空間を操作するための統合的なユーザインタフェースの提供]
サービス連携手段33は、連携された一連のサービスをカスケードメニューの形式で表示し、利用者に選択させる。これにより、サービス連携の多数の組み合わせが存在する場合であっても、利用者にとって必要なサービスを選択することができる。
サービス連携手段33は、連携された一連のサービスを当該作業空間の俯瞰図上に位置関係を表示する。利用者は、連携されたサービスの組み合わせを選択する際に、作業空間のレイアウトを通じて、その作業空間内で利用可能なサービスを対話的に選択する。これにより、作業空間内の複数の機器によって提供されるサービスの連携関係を、作業空間内の位置関係として直感的に把握しながら選択することができる。
サービス提供手段31は、作業空間内の各種機器上で動作するサービスに関しては、携帯電話、PDA、ノートPC等の機器タイプに応じたユーザインタフェースを備えており、実行される機器のタイプに応じたユーザインタフェースを提供する。これにより、利用者は、さまざまな種類の機器を通じて均質のサービスを受けることができる。
サービス連携手段33は、連携関係を設定した個々のサービスが実行される機器の種類に基づいて、個々のサービスの役割分担を決定してサービス提供装置に役割分担に関する情報を送信し、その情報を受信したサービス提供装置は、役割分担に応じたユーザインタフェースを当該機器上で実行して提供する。例えば、作業空間内の各種機器上で動作するサービスの提供するユーザインタフェースは、「ビュー」と「コントローラ」に分けられており、作業空間内の機器構成に応じてそれぞれのユーザインタフェースプログラムが機器に割り当てられて実行される。これにより、個々の機器がそれぞれの役割を担いながら、連携して統合的なサービスを利用者に提供することができる。例えば、PDA上でプレゼンテーションを制御するユーザインタフェースが提供され、プロジェクタ上にスライドを表示されるといった複数機器を利用したサービスの実行が可能になる。
作業空間内の各種機器上で実行される個々のサービスを操作するためのユーザインタフェース上のボタンやメニューによって提供される機能は、当該ボタンやメニューによって実行される機能を表す共通の名称で指定される「機能名」の集合として表現されている。サービス連携手段33は、複数のサービスを単一の機器上で同時に実行する際には、各サービスのユーザインタフェース上の機能リストが照合され、同一の機能については、同じボタンやメニューで実行できるように統合し、複数のサービスが提供するユーザインタフェースを統合したユーザインタフェースを利用者に提供する。これにより、利用者は、複数のサービスで構成される統合サービスを利用する際、個々のサービス毎にユーザインタフェースを切り替えて利用することなく、複数のサービス群を統合したひとつのユーザインタフェースを通じて操作することができる。
サービス提供手段31は、サービス間でデータをカット&ペーストする際にデータを保存しておくためのクリップ領域を備えている。サービス間でデータのカットやコピーの指示がおこなわれると、そのイベントIDと共に、データがクリップ領域に格納されるとともに、当該機器のアドレスとイベントIDがペースト先のサービスに送られ、さらに、ペースト先のサービスでは、取得した当該機器のアドレスとイベントIDに基づいてコピー&カットされたデータを取り出し、ペーストする。これにより、異なるサービス間で、データのカット&ペーストをおこなうことができる。
なお、本発明によるサービス連携方法は、状況適応サービス連携装置50により実現される。また、プログラムをハードディスク装置や、CD−ROM、DVDまたはフレキシブルディスクなどの可搬型記憶媒体等からインストールし、または通信回路からダウンロードし、例えばCPUがこのプログラムを実行することで、各ステップが実現される。
このプログラムは、ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークによる通信を行うサービスピアとなる機器内で検出した該サービスピアとなる機器が存在する作業空間に関する情報を取得するステップ、同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されるサービスを検出するサービス検索ステップ、前記サービス検索ステップによって検出されたサービスを連携するサービス連携ステップをコンピュータに実行させる。
なお、連携対象インデクス手段73がサービスインデクス手段に、作業空間利用予約手段が利用予約手段に、多地点作業空間接続手段71が作業空間接続手段に、エリア別作業空間情報提供手段72が情報提供手段に、一時サービス保持手段35がサービス保持手段にそれぞれ対応する。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本実施形態による状況適応サービス連携の概要を説明するための図である。 ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークを説明するための図である。 作業空間内におけるサービスピアの検出方法を説明するための図である。 本実施形態によるシステムの構成図である。 状況適応サービス連携装置の構成を示す図である。 サービスにおけるデータ構造を示す図である。 インデクス・アクセスポイントにおけるデータ構造を示す図である。 同一作業空間内のサービスピアの検出フローである。 オブジェクト検出メッセージを示す図である。 オブジェクト検出転送依頼メッセージを示す図である。 遠隔地との接続に関するメッセージフローを示す。 連携対象サービスピア発見の処理フローチャートである。 サービスの連携処理のフローチャートである。 サービス接続インタフェースを示す図である。 サービス連携を説明するための図である。 サービス連携を説明するための図である。 遠隔地との接続の際のフローチャートである。 サービス呼び出しのユーザインタフェースを示す図である。 遠隔接続先指定ユーザインタフェースを示す図である。
符号の説明
S サービスピア
2 固定ピア
17 インデクス・アクセスポイントサーバ
19 スケジューラサーバ
20 アクセス鍵発行サーバ
31 サービス提供手段
32 サービス検索手段
33 サービス連携手段
34 一時サービス保持手段
35 サービス検索手段
50 状況適応サービス連携装置
71 多地点作業空間接続手段
72 エリア別作業空間情報提供手段
73 連携対象インデクス手段

Claims (38)

  1. ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークによる通信を行うサービスピアとなる機器内に設けられ、該サービスピアとなる機器が存在する作業空間を検出するサービス検出手段と、
    ネットワーク上にサービスの接続インタフェースを公開し、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供手段と、
    同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されるサービスを検出するサービス検索手段と、
    前記サービス検索手段によって検出されたサービスを連携するサービス連携手段とを備えることを特徴とするサービス連携装置。
  2. 前記サービス連携装置は更に、前記サービスピアの位置情報を保持するサービスインデクス手段を備え、
    前記サービス検索手段は、前記サービスインデクス手段に問い合わせることによって、前記サービスピアの位置、および、同一時間帯に同一作業空間内に存在する他のサービスに関する情報を取得し、他のサービスピアとの間で連携関係を導出することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  3. 前記サービス提供手段は、常時稼動するコンピュータ上で稼動することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  4. 前記サービス検出手段は、サービスピアとなる機器に付与された識別子を検出し、前記識別子によって特定されるサービスピアの情報を前記サービスインデクス手段に通知することを特徴とする請求項2記載のサービス連携装置。
  5. 前記サービス検出手段は、前記作業空間内で発信された識別子を識別することによって、前記サービス提供手段が提供するサービスの所在を識別することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  6. 前記サービス検索手段は、前記サービスの所在を指定されることによって前記サービスを識別することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  7. 前記サービス検索手段は、前記サービス提供手段が提供するサービスの所在が指定されると、前記サービスピア間で同じ作業空間内に存在するサービスピアに関する情報を共有伝播させることで同じ作業空間に存在するサービスピアを認識することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  8. 前記サービス連携装置は更に、各コンテクストに応じたアクセス鍵を発行するアクセス鍵発行手段を備え、
    前記サービス連携手段は、前記アクセス鍵発行手段が発行したアクセス鍵に基づいて、前記サービスの連携関係を設定することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  9. 前記サービス連携装置は更に、前記作業空間の利用予約が行える利用予約手段を備え、
    前記サービス連携手段は、前記利用予約手段の利用予約に基づいて前記サービスを連携することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  10. 前記サービス連携手段は、予定する時間帯での作業空間の利用に関するパスワードに基づいて、前記サービスを連携することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  11. 前記サービス連携手段は、過去のサービスの連携履歴に基づいて計算されるサービス間の信頼度に従って、サービス連携の際の認証処理を行うことを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  12. 前記サービス連携手段は、過去に連携したサービスに関するサービスピアのアドレスに基づいて、前記サービスを連携することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  13. 前記サービス連携手段は、登録されたある時点でのサービス間の連携関係に基づいて、サービスの連携関係を再現することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  14. 前記サービス連携手段は、作業空間のコンテクストの特徴に対応付けられた過去のサービスの連携関係に基づいて、前記サービスを連携することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  15. 前記サービス連携手段は、前記作業空間内で提供されるサービスと広域ネットワーク上で提供されるサービスとの連携関係を設定することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  16. 前記サービス連携手段は、前記サービス検索手段によって検出されるコンテクストに応じて、広域ネットワーク上に提供されているサービスと前記作業空間内で提供されるサービスとの連携関係を設定することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  17. 前記サービス提供手段は、前記サービス接続インタフェースを操作対象名と操作名によって指定される形式で保持することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  18. 前記サービス提供手段は、前記サービスの接続インタフェースを、操作対象名と操作名で指定される形式を基本要素として、他のサービスとの関係をタスク/サブタスク関係として記述して保持することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  19. 前記サービス提供手段は、前記操作対象名と前記操作名をそれぞれの概念の抽象度に応じた階層関係で規定することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  20. 前記サービス連携手段は、第1のサービスの出力操作対象名と第1のサービスとは異なる第2のサービスの入力操作対象名を照合して前記サービスの連携関係を設定することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  21. 前記サービス連携装置は更に、前記作業空間とは異なる地点に存在する作業空間との接続関係を仲介する作業空間接続手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項20のいずれか一項に記載のサービス連携装置。
  22. 前記サービス連携装置は更に、各作業空間に関する情報をエリア別に保持し各作業空間に関する情報を要求に応じて提供する情報提供手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項21のいずれか一項に記載のサービス連携装置。
  23. 前記サービス連携手段は、所定のコミュニケーションシステムと連動して、遠隔地に存在するサービスを連携することを特徴とする請求項21または請求項22記載の記載のサービス連携装置。
  24. 前記作業空間接続手段は、過去の接続先の履歴に基づいて、接続先候補を表示させるための情報を生成することを特徴とする請求項21記載のサービス連携装置。
  25. 前記作業空間接続手段は、過去の共同作業履歴から求めた利用者の関係強度に基づいて、接続先の作業空間を指定するための表示情報を生成することを特徴とする請求項21記載のサービス連携装置。
  26. 前記サービス提供手段は、前記作業空間内に設置されている機器が提供するサービスの接続インタフェースを取得してサービスの連携関係を予め設定しておき、利用時に登録しておいた連携サービスを呼び出すことを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  27. 前記サービス提供手段は、サービスを提供する他のサービス提供手段から作業空間内で提供されるサービスに関する情報を取得し、サービスの連携関係をシミュレートするための情報を生成することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  28. 前記サービス連携装置は更に、各作業空間ごとに、各作業空間内でのみ利用可能な作業空間固有のサービスを保持するサービス保持手段を有し、
    前記サービス連携手段は、前記サービス検索手段によって検索されたサービスと前記サービス保持手段に予め登録されているサービス群を連携対象としてサービスを連携することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  29. 前記サービス提供手段は、ネットワーク上に新たに提供されたサービスに関する情報を、相互に伝播して保持することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  30. 前記サービス連携装置は更に、前記サービス提供手段が提供したサービスに関する情報を保持するサービス保持手段を備え、
    前記サービス連携手段は、ネットワーク上のサービスを検索を開始する前に、前記サービス保持手段が保持するサービスに関する情報を参照して前記サービスを連携することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  31. 前記サービス連携手段は、連携されたサービスをカスケードメニューの形式で選択可能に表示する情報を生成することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  32. 前記サービス連携手段は、連携されたサービスの位置関係を作業空間の俯瞰図上に選択可能に表示するための情報を生成することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  33. 前記サービス提供手段は、各種機器のタイプに応じたユーザインタフェースを提供することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  34. 前記サービス提供手段は、前記サービスの役割分担に応じたユーザインタフェースを提供することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  35. 前記サービス連携手段は、複数のサービスを実行する際、同一の機能については同じボタンまたはメニューで実行できるように統合したユーザインタフェースを提供することを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  36. 前記サービス提供手段は、前記サービス間で扱うデータを保存するための領域を備えることを特徴とする請求項1記載のサービス連携装置。
  37. ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークによる通信を行うサービスピアとなる機器内で該サービスピアとなる機器が存在する作業空間を検出するサービス検出ステップと、
    ネットワーク上にサービスの接続インタフェースを公開し、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供ステップと、
    同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されるサービスを検出するサービス検索ステップと、
    前記サービス検索ステップによって検出されたサービスを連携するサービス連携ステップとを有することを特徴とするサービス連携方法。
  38. ハイブリッドピア・ツー・ピアネットワークによる通信を行うサービスピアとなる機器内で検出した該サービスピアとなる機器が存在する作業空間に関する情報を取得するステップ、
    同一時間帯かつ同一作業空間内に存在すると認識されるサービスを検出するサービス検索ステップ、
    前記サービス検索ステップによって検出されたサービスを連携するサービス連携ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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