JP2006091126A - 放射線画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カセッテ装填部を極めて簡易に構成して装置内への異物の侵入を阻止することができるとともに、カセッテ装填部の閉塞時におけるノイズの発生を抑制する。
【解決手段】小サイズのカセッテ18aの端部でカバー部材20aを押し上げ、カセッテ装填部14の装填口15aにカセッテ18aを装填する。このとき、カバー部材20b及び第1シャッタ25bは、装填口15bの閉塞状態を維持しているため、装填口15bを介して放射線画像読取装置10の内部に塵埃等が侵入することがない。一方、カセッテ18a、18bをカセッテ装填部14から抜き取ると、カバー部材20a、20bが自重によってカバー部材19側に迅速に変位した後、ダンパによって変位速度が減速され、ノイズを発生させることなく装填口15a、15bが閉塞される。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄積性蛍光体シートを収納する幅員の異なる複数種類のカセッテを装填可能であり、前記蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線画像情報を読み取る放射線画像読取装置に関する。
従来から、照射された放射線エネルギの一部を蓄積する一方、可視光等の励起光を照射することにより、蓄積された放射線エネルギに応じて輝尽発光する蓄積性蛍光体シートを用いた放射線画像読取装置が知られている。
例えば、特許文献1〜3に開示された放射線画像読取装置は、人体等の被写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートを収納したカセッテが装填されるカセッテ装填部と、蓄積性蛍光体シートに励起光を照射して放射線画像情報を読み取る読取部と、放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シートに消去光を照射して残存する放射線画像情報を消去する消去部とを備えて構成される。なお、消去処理の完了した蓄積性蛍光体シートは、カセッテに収納されて外部に排出され、再利用に供せられる。
これらの放射線画像読取装置では、装置の小型化を達成するため、上部に配設したカセッテ装填部に装填されたカセッテから蓄積性蛍光体シートを下方向に取り出し、湾曲する搬送路を介して読取部に供給して読取処理を行った後、上方向に搬送し、消去部を介して再びカセッテに収納するように構成している。
この場合、カセッテをカセッテ装填部に装填する際、上部のカセッテ装填部から装置内部に塵埃等が侵入するおそれがある。そこで、これらの装置では、カセッテ装填部に蓋部材を配設し、カセッテが装填されるときにのみ蓋部材が開成されるように構成し、あるいは、蓋部材が開成される際、蓋部材上の塵埃を蓋部材の傾斜を利用して収容部に導入するように構成している。
特開2001―281774号公報 特開2004―102045号公報 特開2004―109252号公報
ところで、放射線画像読取装置に装填されるカセッテのサイズが1種類であり、カセッテの幅員とカセッテ装填部の幅員とが一致している場合、カセッテ装填部がカセッテによって閉塞された状態となるため、装置内に塵埃が侵入するおそれは殆どない。しかしながら、幅員の異なる複数種類のカセッテを装填可能な放射線画像読取装置では、カセッテ装填部の幅員よりも小さい幅員からなるカセッテを装填しようとすると、カセッテとカセッテ装填部との間に隙間が形成され、その隙間から塵埃が装置内に侵入してしまうおそれがある。
本発明は、前記の課題に鑑みなされたもので、カセッテ装填部を極めて簡易に構成して装置内への異物の侵入を阻止することができるとともに、カセッテ装填部の閉塞時におけるノイズの発生を抑制することのできる放射線画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明の放射線画像読取装置では、装填されるカセッテの幅員に応じて第1蓋部材及び/又は第2蓋部材を変位させ、カセッテの幅員に応じた範囲だけ挿入口を開成させ、カセッテをカセッテ装填部に装填する。装填されたカセッテから取り出された蓄積性蛍光体シートは、搬送機構によって副方向に搬送され、励起手段からの励起光が主方向に照射され、得られた輝尽発光光は、読取手段により読み取られる。
放射線画像情報が読み取られた蓄積性蛍光体シートは、カセッテ装填部のカセッテに収納された後、カセッテが抜き取られる。このとき、第1蓋部材及び/又は第2蓋部材は、自重により傾斜壁部に沿って変位した後、挿入口が閉塞される直前において、減速機構により変位速度が減速され、ノイズを発生することのない状態で挿入口が閉塞される。なお、減速機構としては、第1蓋部材及び第2蓋部材が当接することで変位するダンパを用いることができる。
また、カセッテの挿入口に第1シャッタを配設し、カセッテが第1蓋部材及び/又は第2蓋部材を変位させて装填された際、第1蓋部材及び/又は第2蓋部材の間隙から異物が装置内に侵入する事態を回避し、さらに、第1シャッタがカセッテにより開成された際、第1シャッタと搬送機構との間に配設した第2シャッタにより、挿入口を介して装置内に侵入した異物を搬送機構に導くことなく排除する。
本発明の放射線画像読取装置では、カセッテ装填部における挿入口を、カセッテの幅員に応じて開成することができるため、装置内への異物の侵入を好適に阻止することができる。この場合、第1蓋部材及び第2蓋部材によって挿入口を分割して開閉する極めて簡易な構造によって前記の効果を実現することができる。また、傾斜壁部に沿って変位する第1蓋部材及び第2蓋部材の閉塞直前の部位に減速機構を配設することにより、閉塞時のノイズを抑制することができる。
さらに、挿入口に第1シャッタを配設するとともに、装置内部の第1シャッタと搬送機構との間に第2シャッタを配設することにより、第1シャッタを介して装置内に侵入した異物を第2シャッタにより搬送機構に導くことなく排除することができるため、異物による動作不良の発生を一層確実に回避することができる。
図1は、本実施形態の放射線画像読取装置10の外観図である。
放射線画像読取装置10は、ケーシング12の上部にカセッテ装填部14を備え、このカセッテ装填部14に形成された装填口15a、15bには、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート16を収容した幅員の異なるカセッテ18a、18bが装填可能である。なお、カセッテ18aは、カセッテ18bよりも幅員が小さいものとする。
カセッテ装填部14は、図2に示すように、ケーシング12の上部に配設される傾斜壁部17に固定されるカバー部材19と、カバー部材19に対して矢印方向(図1参照)に個別に変位自在なカバー部材20a(第1蓋部材)、20b(第2蓋部材)とを有する。カバー部材19には、カバー部材20a、20bに対応する部位に凹部13a、13bが形成される。また、カバー部材20aには、カバー部材19の凹部13aに対応して凹部11が形成される。これらの凹部11、13a、13bは、例えば、幅員の小さいカセッテ18aを装填する際、作業員の指等がカバー部材19、20a、20bに当たってしまう事態を回避する機能を備えるとともに、落下した異物を受け止める受け台としての機能を備える。なお、カバー部材20a、20bは、装填口15a、15bにおいて、カバー部材19よりも上方向に突出して形成される。
傾斜壁部17は、カバー部材19側が下となるように傾斜しており、装填口15a、15bに対応する部位に挿入口23が形成される。なお、挿入口23には、図3及び図4に示すように、各カバー部材20a、20bの位置に対応して、図示しないスプリング等によって閉塞状態を保持する第1シャッタ25a、25bが配設される。
カバー部材20aが配設される傾斜壁部17上には、ラック27a、27bが配設される。また、ラック27a、27bの側部には、ノブ29a、29bを有するダンパ31a、31b(減速機構)が配設される。一方、カバー部材20aには、長手方向両側部にブラケット33a、33bを介してピニオン35a、35bが軸支される。また、ピニオン35a、35bの側部には、ブロック37a、37bが配設される。ピニオン35a、35bは、ラック27a、27bに噛合し、ブロック37a、37bは、カバー部材20aがカバー部材19側に所定距離近接した位置でダンパ31a、31bのノブ29a、29bに当接する。
同様に、カバー部材20bが配設される傾斜壁部17上には、ラック49と、ノブ51を有するダンパ53(減速機構)とが配設される。一方、カバー部材20bには、ブラケット55に軸支されるピニオン57と、ブロック59とが配設される。ピニオン57は、ラック49に噛合し、ブロック59は、カバー部材20bがカバー部材19側に所定距離近接した位置でダンパ53のノブ51に当接する。
なお、ダンパ31a、31b、53は、ノブ29a、29b、51を介してブロック37a、37b、59の変位を減速させる油圧機構により構成することができる。また、ダンパ31a、31b、53に代えて、弾性部材等からなる可撓性部材を用い、この可撓性部材にブロック37a、37b、59を直接当接させるように構成することもできる。
カバー部材19及び20aの側部に配設されるカバー部材60には、電源ボタン22、操作ボタン24、表示部26等が配設される。また、ケーシング12の側部には、外気を吸入するためのメッシュ構造からなる吸入口62が配設される。なお、吸入口62には、放射線画像読取装置10の内部への塵埃の侵入を阻止するため、フィルタを併設すると好適である。
図3及び図4において、放射線画像読取装置10の内部には、カセッテ18a、18bの蓋部材21のロックを解除するロック解除機構28と、蓋部材21が開蓋されたカセッテ18a、18bから蓄積性蛍光体シート16を吸着して取り出す吸着盤30と、吸着盤30によって取り出された蓄積性蛍光体シート16を挟持搬送するニップローラ32とが配設される。なお、カセッテ装填部14に近接し、ケーシング12の側部に形成した吸入口62に対応する部位には、外気を吸入するためのファン64が配設される。
また、第1シャッタ25a、25bと、ニップローラ32との間には、ニップローラ32側への塵埃等の異物の侵入を阻止する第2シャッタ25cが配設される。第2シャッタ25cは、ニップローラ32側を軸として偏位自在に構成されており、カセッテ装填部14にカセッテ18a、18bが装填され、その蓋部材21が開成されるまでの間は、図3に示すように、吸着盤30側に偏位してニップローラ32の入口を閉塞し、カセッテ18a、18bの蓋部材21が開成された際に、図4に示すように、ロック解除機構28側に偏位してニップローラ32の入口を開成する。なお、第1シャッタ25a、25bと第2シャッタ25cとの間には、ガイド板58が配設される。
ニップローラ32に連設して、複数の搬送ローラ34a〜34g及び複数のガイド板36a〜36fが配設され、これらにより湾曲搬送路38が構成される。すなわち、湾曲搬送路38は、カセッテ装填部14から下方向に延在した後、最下部において略水平状態となり、次いで、略鉛直上方向に延在する。これにより、放射線画像読取装置10の小型化が達成される。
ニップローラ32と搬送ローラ34aとの間には、読取処理が終了した蓄積性蛍光体シート16に残存する放射線画像情報を消去するための消去ユニット39が配設される。消去ユニット39は、消去光を出力する冷陰極管等の消去光源41を有する。
湾曲搬送路38の最下部に配設される搬送ローラ34d、34e間には、プラテンローラ43が配設される。そして、プラテンローラ43の上部には、ハウジング45に収容され、蓄積性蛍光体シート16に蓄積記録された放射線画像情報を読み取る走査ユニット47が配設される。
走査ユニット47は、励起光であるレーザビームLを導出して蓄積性蛍光体シート16を走査する励起部40(励起手段)と、レーザビームLによって励起されて出力される放射線画像情報に係る輝尽発光光を読み取る読取部42(読取手段)とを備える。
励起部40は、レーザビームLを出力するレーザ発振器44と、レーザビームLを蓄積性蛍光体シート16の主走査方向に偏向する回転多面鏡であるポリゴンミラー46と、レーザビームLを反射させ、プラテンローラ43上を通過する蓄積性蛍光体シート16に導く反射ミラー48とを備える。
読取部42は、一端部がプラテンローラ43上の蓄積性蛍光体シート16に近接して配置される集光ガイド50と、集光ガイド50の他端部に連結され、蓄積性蛍光体シート16から得られた輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライヤ52とを備える。なお、集光ガイド50の一端部には、輝尽発光光の集光効率を高めるための集光ミラー54が近接して配設される。
湾曲搬送路38を構成して鉛直上方向に延在するガイド板36fに近接する搬送ローラ34gの上部には、防塵手段を構成するブラシ56が配設される。ブラシ56は、蓄積性蛍光体シート16の搬送方向と直交する方向に延在して配設され、ハウジング45側に固定され、先端部がガイド板36fに摺接するように構成される。ブラシ56は、多数の髭状繊維を植設してなる可撓性部材であり、帯電した蓄積性蛍光体シート16の電荷を除電する導電性材料によって構成される。
本実施形態の放射線画像読取装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート16を収納したカセッテ18a、18bは、蓋部材21を下としてカセッテ装填部14の装填口15a、15bに装填される。この場合、幅員の小さいカセッテ18aは、装填口15aに装填され、幅員の大きいカセッテ18bは、装填口15a、15bに装填される。
例えば、幅員の小さいカセッテ18aを装填する場合、カセッテ18aの端部により、カバー部材19よりも上方向に突出するカバー部材20aを傾斜壁部17に沿って押し上げることで装填口15aを拡開し、その端部を挿入口23に挿入する。カセッテ18aの端部は、挿入口23に配設された第1シャッタ25aを押し下げ、放射線画像読取装置10の内部に挿入される。
このとき、カバー部材20aと分離独立して構成されているカバー部材20bと、第1シャッタ25aから分割されている第1シャッタ25bとが装填口15bの閉塞状態を維持しているため、装填口15b側から塵埃等の異物が放射線画像読取装置10の内部に侵入する事態を回避することができる。なお、装填口15a側には、カセッテ18aが装填されているため、装填口15a側から塵埃等が侵入するおそれもない。
一方、幅員の大きいカセッテ18bを装填する場合、カセッテ18bの端部により、カバー部材20a、20bを傾斜壁部17に沿って押し上げることで装填口15a、15bを拡開し、その端部を挿入口23に挿入して第1シャッタ25a、25bを押し下げ、放射線画像読取装置10の内部に挿入する。この場合、装填口15a、15bにカセッテ18bが装填されているため、放射線画像読取装置10の内部に塵埃等の異物が侵入するおそれはない。
なお、カセッテ装填部14に対してカセッテ18a、18bを装填するのに先立ち、ファン64を駆動して放射線画像読取装置10の内部に所定量の空気を導入させることにより、内部の気圧が外部の気圧よりも高く設定されるため、カセッテ18a、18bの装填に際して装填口15a、15bが開成された際、装填口15a、15bから内部の空気が流出し、これによって塵埃が内部に侵入する事態を好適に回避することができる。
また、カセッテ18a、18bの端部又は作業者によってカバー部材20a、20bが押し上げられた際に、間隙から異物が侵入したとしても、カセッテ18a、18bが装置内に挿入されない限り、挿入口23に配設された第1シャッタ25a、25bが閉塞状態となっているため、異物の侵入を事前に回避することが可能である。この場合、作業者は、第1シャッタ25a、25b上に落下した異物を除去した後、カセッテ18a、18bの装填作業を行えばよい。放射線画像読取装置10にカセッテ18a、18bが所定の状態で装填されたとき、装置内のニップローラ32の前段に配設された第2シャッタ25cは、図3の状態に設定されており、ニップローラ32の入口を閉塞状態としている。そのため、カセッテ18a、18bの端部が装置内に挿入されたとき、第1シャッタ25a、25bの上面に塵埃等の異物があったとしても、その異物は、ガイド板58と第2シャッタ25cとの間を通ってハウジング45側に落下し、ニップローラ32を含む搬送機構側に侵入することはない。
カセッテ18a、18bが挿入されてから一定時間が経過した後、すなわち、塵埃等の異物がガイド板58及び第2シャッタ25cを介してハウジング45側に確実に落下したと想定される時間が経過した後、第2シャッタ25cが図4に示す位置に偏位し、次いで、ニップローラ32の入口が開成される。
そこで、ロック解除機構28が駆動され、蓋部材21のロック状態が解除されて開蓋される。次いで、吸着盤30が蓄積性蛍光体シート16を吸着し、カセッテ18a、18bから蓄積性蛍光体シート16を取り出してニップローラ32間に供給する。ニップローラ32により挟持された蓄積性蛍光体シート16は、搬送ローラ34a〜34g及びガイド板36a〜36fからなる湾曲搬送路38によって搬送される。
蓄積性蛍光体シート16は、搬送ローラ34a〜34cによって下方向に搬送された後、最下部の搬送ローラ34d及び34eにより略水平方向に副走査搬送される。
このとき、励起部40を構成するレーザ発振器44から出力されたレーザビームLは、高速で回転するポリゴンミラー46によって反射偏向された後、反射ミラー48を介して下面部がプラテンローラ43により支持された蓄積性蛍光体シート16に導かれる。
蓄積性蛍光体シート16は、レーザビームLが照射されることで励起され、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた輝尽発光光が出力される。この輝尽発光光は、蓄積性蛍光体シート16の主走査方向に沿って近接配置された集光ガイド50の下端部に直接入射し、あるいは、集光ミラー54を介して入射する。集光ガイド50に入射した輝尽発光光は、内部で反射を繰り返し、上端部のフォトマルチプライヤ52に導かれる。フォトマルチプライヤ52は、入射した輝尽発光光を電気信号としての放射線画像情報に変換し、図示しない通信手段を介して外部の画像処理装置に転送する。
一方、蓄積性蛍光体シート16は、読取処理の完了した先端部側が鉛直上方向に延在するガイド板36fに沿って上方向に搬送される。
このとき、ガイド板36fには、導電性材料からなるブラシ56の先端部が摺接しており、ガイド板36fに沿った蓄積性蛍光体シート16の搬送路を上下に分離している。また、蓄積性蛍光体シート16の先端部がガイド板36fに沿って上昇すると、ブラシ56の先端部が蓄積性蛍光体シート16の表面に摺接するため、ガイド板36fに沿った搬送路の上下の分離状態がそのまま確保される。従って、蓄積性蛍光体シート16の読取処理中にケーシング12の上部から塵埃が落下したとしても、その塵埃は、ブラシ56によって捕獲されるため、読取処理を行っているプラテンローラ43の部位まで到達することがなく、塵埃による読取不良が発生することはない。
走査ユニット47による放射線画像情報の読取処理が完了すると、蓄積性蛍光体シート16は、湾曲搬送路38により逆転搬送され、湾曲搬送路38の最下部を介して上方向に搬送された後、消去ユニット39を介してカセッテ装填部14のカセッテ18a、18bに収納される。このとき、消去ユニット39を構成する消去光源41が点灯し、消去光源41から出力される消去光が蓄積性蛍光体シート16に照射されることで、残存する放射線エネルギの消去処理が行われる。
放射線エネルギが消去された蓄積性蛍光体シート16を収納したカセッテ18a、18bは、カセッテ装填部14から抜き取られた後、次なる放射線画像情報の撮影に供せられる。この場合、蓄積性蛍光体シート16は、ガイド板36fに沿って搬送される際、導電性材料からなるブラシ56が摺接することで除電されているため、帯電していない良好な状態で供給することができる。
ここで、カセッテ18a、18bがカセッテ装填部14から抜き取られると、第1シャッタ25a、25bによって挿入口23が閉塞されて放射線画像読取装置10の内部への塵埃の侵入が阻止され、次いで、カバー部材20a、20bが下方向に変位して装填口15a、15bが閉塞される。このとき、カバー部材20a、20bは、当初、自重によって下方向に速やかに変位する。次いで、カバー部材20a、20bに配設されたブロック37a、37b、59がノブ29a、29b、51に当接することにより、カバー部材20a、20bの移動速度が減速される(図4参照)。従って、カバー部材20a、20bは、ノイズを発生させることなく、カバー部材19に当接して装填口15a、15bを閉塞する。
本実施形態の放射線画像読取装置の外観図である。 本実施形態の放射線画像読取装置におけるカセッテ装填部の分解構成斜視図である。 本実施形態の放射線画像読取装置のカセッテの蓋部材を閉塞した状態での内部構成図である。 本実施形態の放射線画像読取装置のカセッテの蓋部材を開成した状態での内部構成図である。 本実施形態の放射線画像読取装置において、カセッテを抜き取った際のカセッテ装填部の断面説明図である。
符号の説明
10…放射線画像読取装置 14…カセッテ装填部
15a、15b…装填口 16…蓄積性蛍光体シート
18a、18b…カセッテ 19、20a、20b…カバー部材
23…挿入口 25a、25b…第1シャッタ
25c…第2シャッタ 27a、27b、49…ラック
31a、31b、53…ダンパ 35a、35b、57…ピニオン
37a、37b、59…ブロック 38…湾曲搬送路
39…消去ユニット 40…励起部
42…読取部 47…走査ユニット
64…ファン

Claims (3)

  1. 上部に配設され、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートを収納したカセッテが装填されるカセッテ装填部と、前記カセッテから取り出された前記蓄積性蛍光体シートを搬送する搬送機構と、前記搬送機構により副方向に搬送される前記蓄積性蛍光体シートの主方向に励起光を照射する励起手段と、前記励起光によって励起された放射線画像情報に係る輝尽発光光を受光して読み取る読取手段とを備える放射線画像読取装置において、
    前記カセッテ装填部は、
    幅員の異なる複数種類の前記カセッテが挿入可能な挿入口を有し、一方向に傾斜する傾斜壁部と、
    前記傾斜壁部の傾斜方向に沿って変位自在に構成され、第1サイズの幅員からなる前記カセッテに対応する幅員を有し、前記挿入口を前記第1サイズの前記カセッテに対応して開閉する第1蓋部材と、
    前記傾斜壁部の傾斜方向に沿って変位自在に構成され、前記第1蓋部材の幅員に加算されることで前記第1サイズよりも幅員の大きな第2サイズの前記カセッテに対応する幅員を形成し、前記第1蓋部材とともに変位することで前記挿入口を前記第2サイズの前記カセッテに対応して開閉する第2蓋部材と、
    前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材に配設され、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材の下方向に対する変位速度を、前記挿入口の閉塞直前において減速させる減速機構と、
    を備えることを特徴とする放射線画像読取装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記減速機構は、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材の閉塞位置近傍に配設され、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材が当接することで変位するダンパからなることを特徴とする放射線画像読取装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記傾斜壁部に形成される前記挿入口には、当該装置内部への異物の侵入を阻止する開閉自在な第1シャッタが配設され、
    当該装置内部の前記第1シャッタと前記搬送機構との間には、前記搬送機構への異物の侵入を阻止する偏位自在な第2シャッタが配設され、
    前記第2シャッタは、前記カセッテの前記挿入口に対する装填時において前記搬送機構側に偏位して配設され、前記搬送機構への異物の侵入を阻止することを特徴とする放射線画像読取装置。

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