JP2006090673A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006090673A
JP2006090673A JP2004279311A JP2004279311A JP2006090673A JP 2006090673 A JP2006090673 A JP 2006090673A JP 2004279311 A JP2004279311 A JP 2004279311A JP 2004279311 A JP2004279311 A JP 2004279311A JP 2006090673 A JP2006090673 A JP 2006090673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
separation
gas refrigerant
air conditioner
oil separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004279311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4176694B2 (ja
Inventor
Hisayuki Kimata
央幸 木全
Tsukasa Kasagi
司 笠木
Mitsushi Yoshimura
充司 吉村
Yoshiaki Miyamoto
善彰 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2004279311A priority Critical patent/JP4176694B2/ja
Publication of JP2006090673A publication Critical patent/JP2006090673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4176694B2 publication Critical patent/JP4176694B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B43/00Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat
    • F25B43/02Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat for separating lubricants from the refrigerant
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/02Centrifugal separation of gas, liquid or oil
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B31/00Compressor arrangements
    • F25B31/002Lubrication
    • F25B31/004Lubrication oil recirculating arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】ガス冷媒からオイルを効率よく分離する空気調和装置を提供すること。
【解決手段】オイルセパレータ4は、分離部13と油溜まり部14に分けられる。分離部は、入口7から圧入されるガス冷媒が旋回し、オイルが分離される部分である。一方、油溜まり部14は、上記分離されたオイルが分離部13の内壁を伝って溜まる部分である。本願発明に係るオイルセパレータ4は、上記油溜まり部14の断面積を上記分離部13の断面積よりも大きくなるようにする。油溜まり部14の断面積が分離部13の断面積よりも大きいと、従来のようにオイルセパレータ全体が円筒形状である場合よりも、長手方向の長さをとらずに容量を大きくすることができる。このため、油溜まり部14の油面12も下がる。当該油面12が下がれば、オイルの巻き上げ防止効果が向上し、オイルセパレータ4全体としてのオイル分離効率が向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気調和装置に関し、更に詳しくは、冷媒に含まれるオイルを効率よく分離、循環させるオイルセパレータを有する空気調和装置に関する。
一般に、空気調和装置における圧縮機の潤滑は、冷媒とともに空調サイクル内を循環するオイルによって行われている。具体的には、冷媒とともに吸入側より圧縮機に帰還してくるオイルが、圧縮機内部の各摺動部、作動室を流れることによって循環がなされる。摺動部でのオイルは、文字通り摺動の潤滑に使われる。また、作動室内のオイルは、室内の隙間をシールしてガス冷媒の漏れを防止する役目を果たす。
上記空調サイクルには、圧縮機の後ろ側にオイルセパレータが設けられる。オイルセパレータは、圧縮機から吐出される冷媒からオイルを分離し、当該オイルを圧縮機の吸入側に帰還させるものである(たとえば、特許文献1、2)。オイルを分離する原理は、オイルを含んだ冷媒が円筒形状のオイルセパレータの上部から高温・高圧の状態で入り、筒を下っていく過程の遠心分離作用によってオイルセパレータの内壁面にオイルが付着し、底部に溜まるというものである。したがって、上記円筒状のオイルセパレータは、筒状長さが大きい程、オイルの分離効率が上がり、圧縮機へのオイル供給もこの分離効率に依存する。
特開2001−194033号公報 特開2002−257426号公報
しかしながら、近年、空気調和装置の大きさに関して、コンパクト化の要請がますます強くなってきている。したがって、空調サイクルを構成する要素の一つであるオイルセパレータも小さくすることが望ましいが、円筒形状のオイルセパレータは、軸方向の長さを小さくすると、底部に溜まるオイルの油位が上がり、オイルセパレータのオイル分離効率に悪影響を与えてしまう。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであって、オイルセパレータは単純な円筒形状であるという常識から脱皮し、底部の油面を下げる工夫を加えて、オイル分離効率を上げるオイルセパレータを有する空気調和装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1に係る空気調和装置は、ガス冷媒を吸入圧縮する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された高温、高圧のガス冷媒から当該ガス冷媒に混入しているオイルを分離するオイルセパレータと、を有する空気調和装置において、前記オイルセパレータは、分離されたオイルが溜まる油溜まり部の断面積が前記圧縮機から吐出されたガス冷媒からオイルを分離する分離部の断面積よりも大きくなるようにしたものである。
油溜まり部の断面積が分離部の断面積よりも大きいと、双方の断面積が同じでオイルセパレータ全体が円筒形状である場合よりも、長手方向の長さをとらずに容量を大きくすることができる。このため、油溜まり部の油面も下がり、油の巻き上げによる分離効率の悪化を防止することができる。また、オイルセパレータ自体へのコンパクト化の要請にも応えることになる。オイルセパレータの全体形状は、三角フラスコのような形状でもよく、通常のフラスコのような形状でもよい。また、オイルセパレータは、高圧のガス冷媒が吹き込むことを考えれば、当該油溜まり部は通常の圧力容器のような横置きの略円筒型圧力容器のような形状にしてもよい。
また、請求項2に係る空気調和装置は、前記空気調和装置において、前記オイルセパレータは、前記分離部が所定長さの円筒形状をしており、当該円筒形状の部分の下方にある前記油溜まり部が膨らんでいる形状であるようにしたものである。
オイルセパレータの分離部が所定長さの円筒形状だと、当該円筒部分でオイルの遠心分離作用がよくはたらき、オイルの分離が効率よく行われる。また、当該円筒形状の部分の下方にある前記油溜まり部がフラスコのように膨らんでいると、油溜まり部の油面も下がり、油の巻き上げによる分離効率の悪化を防止することができる。
また、請求項3に係る空気調和装置は、ガス冷媒を吸入圧縮する複数の圧縮機と、それぞれの前記圧縮機から吐出された高温、高圧のガス冷媒から当該ガス冷媒に混入しているオイルを分離するオイルセパレータと、を有する空気調和装置において、前記オイルセパレータは、前記圧縮機から吐出されたガス冷媒からオイルを分離する分離部を当該圧縮機の数と同数有すると共に、分離されたオイルが溜まる油溜まり部を共有し、当該油溜まり部の断面積が当該分離部の断面積の和よりも大きくなるようにしたものである。
空気調和装置の空調サイクルを構成する要素として、圧縮機が複数、たとえば2つ用いられる場合がある。この場合でも、オイルセパレータの油溜まり部の断面積が分離部の断面積の和よりも大きいと、双方の断面積が同じでオイルセパレータ全体が円筒形状である場合よりも、長手方向の長さをとらずに容量を大きくすることができる。このため、油溜まり部の油面も下がり、油の巻き上げによる分離効率の悪化を防止することができる。また、圧縮機から吐出されるガス冷媒が複数系統で一つのオイルセパレータに入ることになるので、圧力が上がり、油溜まり部からのオイルが圧縮機に帰還しやすくなる。
また、請求項4に係る空気調和装置は、前記空気調和装置において、前記オイルセパレータは、ぞれぞれの前記分離部が所定長さの円筒形状をしており、当該円筒形状の部分の下方にある前記油溜まり部が膨らんでいる形状であるようにしたものである。
請求項1の発明に対する請求項2の発明のように、オイルセパレータの分離部が所定長さの円筒形状だと、当該円筒部分でオイルの遠心分離作用がよくはたらき、オイルの分離が効率よく行われる。また、当該円筒形状の部分の下方にある前記油溜まり部がフラスコ形状のように膨らんでいると、油溜まり部の油面も下がり、油の巻き上げによる分離効率の悪化を防止し、油分離効率を向上させることができる。
また、請求項5に係る空気調和装置は、前記空気調和装置において、前記オイルセパレータは、複数ある前記分離部からのオイルを前記油溜まり部において当該分離部ごとに仕切る仕切材を有し、前記仕切材は、仕切られたオイルが連通するための連通部を有すると共に、当該仕切材のオイルに浸らない部分、またはそれよりも上方で、それぞれの分離部の圧力を均圧する均圧部を有するようにしたものである。
油溜まり部には仕切材が設けられるが、当該仕切材のオイルに浸されない部分に孔が設けられるか、または、各分離部の途中で各分離部を連通する管が設けられ、これらによって各分離部の圧力が均圧される。また、油溜まり部の仕切材は、オイルに浸っている部分に孔が設けられるか、または仕切材が底部で途切られることによって、各分離部からの油が合流して溜まる。したがって、このオイルセパレータを用いれば、油溜まり部の油面が低い位置で一定となり、オイル分離効率の向上が図られる。また、従来用いられていた圧縮機同士を連通する均圧管がなくても、圧縮機の稼働率によらず、一定の圧力によって、オイルが圧縮機に帰還するようになる。
本発明にかかる空気調和装置によれば、油面を下げる工夫を加えたので、オイル分離効率が向上し、その分オイルセパレータをコンパクトにできる。
以下に、本発明に係る空気調和装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係る空気調和装置の例を示す概略図である。同図に示すように、空気調和装置1では、冷媒が蒸発器2で蒸発し、そこで熱を奪ってガス化し、当該ガス冷媒が圧縮機3で吸入圧縮される。圧縮機3から吐出される高温・高圧のガス冷媒には潤滑・シール作用をするオイルが混ざっている。オイルを含んだガス冷媒が、このままコンデンサ5に入ると熱交換率が下がり、システム全体の効率が悪化するので、当該圧縮機3の後側にはオイルセパレータ4が設けられる。
オイルセパレータ4は、上部にガス冷媒の入口7があり、そこから入ったガス冷媒は、旋回することによってオイルが分離され、出口8から出ていく。溜まったオイルは、圧縮機3の吐出圧力を利用して配管9および絞り弁10を通って、圧縮機3に再び帰還する。オイルセパレータ4の出口8から出たガス冷媒は、コンデンサ5で外部の空気と熱交換することによって、液冷媒となり、減圧するための膨張弁6を通って、再び蒸発器2に入る。
図2は、オイルセパレータの詳細を示す外観図である。オイルセパレータ4は、大きく分けて、分離部13と油溜まり部14に分けられる。分離部は、入口7から圧入されるガス冷媒が旋回し、遠心作用によってオイルが分離される部分である。一方、油溜まり部14は、上記分離されたオイルが分離部13の内壁を伝って溜まる部分である。オイルが分離されたガス冷媒は、出口8から吹き出し、配管を通ってコンデンサに向かう。また、油溜まり部14に溜まったオイルは、油溜まり部14内に開口した帰還管11を通って圧縮機に帰還する。
本願発明に係るオイルセパレータ4は、上記油溜まり部14の断面積が上記分離部13の断面積よりも大きいことが特徴である。油溜まり部14の断面積が分離部13の断面積よりも大きいと、従来のように油溜まり部14と分離部13との面積が同じでオイルセパレータ全体が円筒形状である場合よりも、長手方向の長さをとらずに容量を大きくすることができる。このため、油溜まり部14の油面12も下がる。発明者らの精査により、オイルセパレータ4の効率は、分離部13における遠心分離効率と油面からの巻き上げ防止率によって影響を受けることがわかった。そこで、この発明では、そのうち油面からの巻き上げ防止率を向上させるために油面12を下げる工夫をしたのである。
このように、分離部13よりも広く油溜まり部14の断面積をとることを考えると、オイルセパレータ4全体の形状は、三角角フラスコや通常のフラスコのような分離部13に比べ油溜まり部14が縦断面において側方に膨出する形状とすることができる。また、オイルセパレータは高圧のガス冷媒が吹き込むことを考えれば、当該油溜まり部は通常の圧力容器のような横置きの略円筒型圧力容器のような形状にしてもよい。しかしながら、分離部13はガス冷媒を小半径で高速旋回させることが効率上好ましいので、その場合は、図2のように分離部13が所定長さの円筒形状で、当該円筒形状の部分の下方にある油溜まり部が膨らんでいる形状とするのが好ましい。なお、所定長さとは、オイルセパレータ4全体の50〜70%程度を目安とするのがよい。
図3は、この発明に係る空気調和装置の変形例を示す概略図である。コンデンサ5、蒸発器2、および膨張弁6といった基本的な構成は図1と同様である。この空気調和装置15では、圧縮機16、17およびオイルセパレータ18、19に特徴がある。空気調和装置によっては、比較的大きな冷房システムのように、圧縮機16、17が複数(この場合は2つ)設けられる場合がある。たとえば、通常は圧縮機16だけを用いて、大出力が必要な場合だけ、圧縮機17を作動させるような用い方をしたり、または並列に用いる場合もある。
同図におけるような空気調和装置15においても、それぞれの圧縮機16、17について1台ずつオイルセパレータ18、19を用いることができる。そして、オイルセパレータ18、19で溜まったオイルを圧縮機16、17に帰還させるために用いる絞り弁20、21も図1のときと同様に用いることができる。このような場合でも、オイルセパレータ18、19は、油溜まり部の断面積が分離部の断面積より大きくなるようにする。このようにすると、油面が下がることによって、ガス冷媒からのオイルの分離効率が向上する。また、長手方向を抑えたコンパクトなオイルセパレータを構築できる。
図4も、この発明に係る空気調和装置の変形例を示す概略図である。コンデンサ5、蒸発器2、および膨張弁6といった基本的な構成は図1または図3と同様である。また、圧縮機26、27を複数設けることも同様である。この空気調和装置25では、オイルセパレータ28に特徴がある。このオイルセパレータ28は、分離部が圧縮機26、27の数と同数設けられると共に、分離されたオイルが溜まる油溜まり部が共有される構成となっていて、共通化された油溜まり部の断面積が各分離部の断面積の和よりも大きくなっている。オイルセパレータ28から圧縮機26、27へオイルが帰還する配管は、当該オイルセパレータ28の油溜まり部から圧縮機26、27の数だけ設けられ、途中に絞り弁29、30が設けられる。
図5は、オイルセパレータの詳細を示す正面図および左側面図である。オイルセパレータ28は、ぞれぞれの分離部29、30が所定長さの円筒形状をしており、当該円筒形状の部分の下方にある共有油溜まり部31が膨らんでいる形状をしている。さらに具体的には、共有油溜まり部31は、円筒を寝かせたような形状をしている。このように、オイルセパレータ28の分離部29、30が所定長さの円筒形状だと、当該円筒部分でオイルが旋回することにより、遠心分離作用がよくはたらく。その結果、オイルの分離が効率よく行われる。
また、円筒形状の分離部29、30の下方にある共有油溜まり部31が膨らんで、両分離部29、30の断面積の和よりも大きな断面積を有すると、油溜まり部の断面積が分離部の断面積の和と等しくオイルセパレータ全体が円筒形状である場合よりも、長手方向の長さをとらずに容量を大きくすることができる。このため、油溜まり部の油面も下がり、油の巻き上げによる分離効率の悪化を防止することができる。また、圧縮機から吐出されるガス冷媒が複数系統で一つのオイルセパレータに入ることになるので、圧力が上がり、油溜まり部からのオイルが圧縮機に帰還しやすくなる。なお、上述したように、本実施形態においては、オイルセパレータ28から圧縮機26、27へオイルが帰還する配管32、33は、当該オイルセパレータ28の共有油溜まり部31から圧縮機26、27の数だけ設けられる。ただし、オイルの帰還回路構成はこれに限られるものではなく、内部開口を一つとし、途中で配管を分岐する構成としても良い。
図6は、オイルセパレータの変形例の詳細を示す正面図および左側面図である。このオイルセパレータ28は、図5のものの共有油溜まり31の内部であって、各分離部29、30を仕切る仕切材35が設けられるのが特徴である。このようにすると、断面積が異なる分離部29、と油溜まり部31の組み合わせが2つでき、ちょうど図3で説明した複数のオイルセパレータ18、19が一つになったものと考えることができる。オイルセパレータ28をこのようにすると、圧縮機が複数ある場合でも油溜まり部31を構成する筐体を共有することになるので、省スペース化とともにオイルセパレータの固定装置の簡略化・簡素化に役立つ。なお、図6に示した変形例を採用する場合には、仕切材35で仕切られた油溜まり部毎に圧縮機に油を戻す配管を設置する。
図7も、オイルセパレータの変形例の詳細を示す正面図および左側面図である。このオイルセパレータ28は、仕切材36が、共有油溜まり部31の底部で途切れているのが特徴である。このようにすると、複数の圧縮機があって、そのうちの一部を作動させ、残りの圧縮機を作動させないような制御をするときに効果を発揮する。例えば作動している圧縮機に接続された分離部29にだけオイルが混入したガス冷媒が入る場合、分離部29の圧力は、分離部30よりも高圧となる。そうすると、圧力差から、共有油溜まり部31の油面は、分離部29の下部にある油面の方が、分離部30の下部にある油面よりも下がる。オイルを分離しなければならない分離部29の下部にある油面が下がれば、巻き上げ防止効果が高まり、いっそうオイルの分離効率が向上するという効果が生じる。
図8も、オイルセパレータの変形例の詳細を示す正面図および左側面図である。このオイルセパレータは、複数ある分離部29、30からのオイルを共有油溜まり部31において分離部29、30ごとに仕切る仕切材37を有する。この仕切材37は、仕切られたオイルが連通するための連通部40を有する。また、仕切材37のオイルに浸らない部分、またはそれよりも上方で、それぞれの分離部29、30の圧力を均圧する均圧部38を有する。
同図では、上記連通部40が、仕切材37が共有油溜まり部の底部で途切れた部分となっているが、仕切材37を底部まで設けて、そこに孔を穿つようにしてもよい。また、同図では、上記均圧部38が、仕切材37に設けられる孔38となっているが、図9に示すように、複数の分離部29、30を連通する配管39としてもよい。
オイルセパレータ28を上記のように構成すると、各分離部からの油が合流して共有油溜まり部31に溜まる。また、均圧部38、39によって各分離部の圧力が均圧されるから、圧縮機の作動状況(ON、OFFの別または稼働率)によらずに、油面は一定の位置となる。このため、従来よりも油面が下がることになり。オイルの分離効率が向上する。
以上説明したようなオイルセパレータ28を用いれば、従来まで必要であった圧縮機同士を連通する均圧管が不要となり、圧縮機の稼働率によらず、一定の圧力によって、オイルが圧縮機に帰還するようになる。
以上のように、本発明にかかる空気調和装置は、ガス冷媒からオイルを分離して圧縮機に帰還させるオイルセパレータに特徴を有し、今後もコンパクト化が要求される空気調和装置の生産、使用等にかかるものである。
本発明に係る空気調和装置の例を示す概略図である。 オイルセパレータの詳細を示す外観図である。 この発明に係る空気調和装置の変形例を示す概略図である。 この発明に係る空気調和装置の変形例を示す概略図である。 オイルセパレータの詳細を示す正面図および左側面図である。 オイルセパレータの変形例の詳細を示す正面図および左側面図である。 オイルセパレータの変形例の詳細を示す正面図および左側面図である。 オイルセパレータの変形例の詳細を示す正面図および左側面図である。 オイルセパレータの変形例の詳細を示す正面図および左側面図である。
符号の説明
1、15、25 空気調和装置
2 蒸発器
3、16、17、26 圧縮機
4、18、28 オイルセパレータ
5 コンデンサ
6 膨張弁
7 入口
8 出口
9 配管
10、20 弁
11 帰還管
12 油面
13、29、30 分離部
35、36、37 仕切材
38 均圧部
38 孔
40 連通部

Claims (5)

  1. ガス冷媒を吸入圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機から吐出された高温、高圧のガス冷媒から当該ガス冷媒に混入しているオイルを分離するオイルセパレータと、
    を有する空気調和装置において、
    前記オイルセパレータは、分離されたオイルが溜まる油溜まり部の断面積が前記圧縮機から吐出されたガス冷媒からオイルを分離する分離部の断面積よりも大きいことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記オイルセパレータは、前記分離部が所定長さの円筒形状をしており、当該円筒形状の部分の下方にある前記油溜まり部が膨らんでいる形状であることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. ガス冷媒を吸入圧縮する複数の圧縮機と、
    それぞれの前記圧縮機から吐出された高温、高圧のガス冷媒から当該ガス冷媒に混入しているオイルを分離するオイルセパレータと、
    を有する空気調和装置において、
    前記オイルセパレータは、前記圧縮機から吐出されたガス冷媒からオイルを分離する分離部を当該圧縮機の数と同数有すると共に、分離されたオイルが溜まる油溜まり部を共有し、当該油溜まり部の断面積が当該分離部の断面積の和よりも大きいことを特徴とする空気調和装置。
  4. 前記オイルセパレータは、ぞれぞれの前記分離部が所定長さの円筒形状をしており、当該円筒形状の部分の下方にある前記油溜まり部が膨らんでいる形状であることを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記オイルセパレータは、複数ある前記分離部からのオイルを前記油溜まり部において当該分離部ごとに仕切る仕切材を有し、前記仕切材は、仕切られたオイルが連通するための連通部を有すると共に、当該仕切材のオイルに浸らない部分、またはそれよりも上方で、それぞれの分離部の圧力を均圧する均圧部を有することを特徴とする請求項3または4に記載の空気調和装置。
JP2004279311A 2004-09-27 2004-09-27 空気調和装置 Expired - Fee Related JP4176694B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004279311A JP4176694B2 (ja) 2004-09-27 2004-09-27 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004279311A JP4176694B2 (ja) 2004-09-27 2004-09-27 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006090673A true JP2006090673A (ja) 2006-04-06
JP4176694B2 JP4176694B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=36231829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004279311A Expired - Fee Related JP4176694B2 (ja) 2004-09-27 2004-09-27 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4176694B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109102A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Nippon Soken Inc オイルセパレータおよびこれを備える冷媒圧縮機
US8590322B2 (en) 2007-09-19 2013-11-26 Denso Corporation Oil separator and refrigerant compressor having the same
EP2778569A4 (en) * 2011-10-21 2016-01-27 Lg Electronics Inc AIR CONDITIONING
US20170184331A1 (en) * 2015-12-25 2017-06-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Oil separator
JP2019143969A (ja) * 2019-06-05 2019-08-29 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 サイクロン式油分離器および冷凍システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663956U (ja) * 1979-10-22 1981-05-29
JPH06241590A (ja) * 1993-02-19 1994-08-30 Hitachi Ltd スクリュー冷凍機の油サイクル系統
JPH07146018A (ja) * 1993-11-22 1995-06-06 Hitachi Ltd マルチタイプスクリュウ冷凍機
JPH08159619A (ja) * 1994-12-02 1996-06-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 油分離器及びこれを具備する空気圧縮装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663956U (ja) * 1979-10-22 1981-05-29
JPH06241590A (ja) * 1993-02-19 1994-08-30 Hitachi Ltd スクリュー冷凍機の油サイクル系統
JPH07146018A (ja) * 1993-11-22 1995-06-06 Hitachi Ltd マルチタイプスクリュウ冷凍機
JPH08159619A (ja) * 1994-12-02 1996-06-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 油分離器及びこれを具備する空気圧縮装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8590322B2 (en) 2007-09-19 2013-11-26 Denso Corporation Oil separator and refrigerant compressor having the same
JP2009109102A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Nippon Soken Inc オイルセパレータおよびこれを備える冷媒圧縮機
EP2778569A4 (en) * 2011-10-21 2016-01-27 Lg Electronics Inc AIR CONDITIONING
US20170184331A1 (en) * 2015-12-25 2017-06-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Oil separator
US10655899B2 (en) * 2015-12-25 2020-05-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Oil separator
JP2019143969A (ja) * 2019-06-05 2019-08-29 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 サイクロン式油分離器および冷凍システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4176694B2 (ja) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0841487B1 (en) Accumulator
WO2009141956A1 (ja) 流体機械および冷凍サイクル装置
JP2008088929A (ja) 密閉型圧縮機
JP2008261227A (ja) 圧縮装置
JP2007285675A (ja) 冷凍装置
JP3104513B2 (ja) アキュムレータ
JP2008088945A (ja) スクロール型圧縮機
JP4176694B2 (ja) 空気調和装置
WO2018207274A1 (ja) 油分離装置および冷凍サイクル装置
JP4591402B2 (ja) 冷凍装置
EP1954944B1 (en) A compressor
US6478551B1 (en) Gas compressor having enlarged discharge chamber
JP2013015069A (ja) オイルセパレータ、及び、オイルセパレータを備えた圧縮機
JP2008196731A (ja) 冷凍装置
JP2002242865A (ja) スクリュー圧縮機
JP2006219072A (ja) 車両用空調装置
JP2010084954A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2008157174A (ja) 容量可変型気体圧縮機
JP2004205175A (ja) 冷凍装置
JP2006037895A (ja) 圧縮機
JP2016125767A (ja) アキュームレータ及び空気調和装置
JP2007247493A (ja) 密閉型電動圧縮機
KR100873141B1 (ko) 냉난방 장치
JP4204927B2 (ja) パッケージ形圧縮機
JPH04308375A (ja) 圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4176694

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees