JP2006090476A - 慣性制動機構付き油圧式ptoクラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】構造簡素化、部品点数削減、コストダウンを可能とした慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチを提供すること。
【解決手段】ミッションケース1内に支持されたPTO推進軸3とこのPTO推進軸3から動力が伝達されるPTO伝動軸9とを遮断・接続するクラッチ機構8と、ミッションケース1に固定保持されるブレーキディスク20に向けて接近離隔可能で前記PTO伝動軸9に繋がるクラッチボディー13と一体的に回転するように該クラッチボディー13に装着した被制動プレート21を、クラッチ遮断時にクラッチピストン17の戻り動作によって周方向間隔をおいて配置された複数本のピン24を介してブレーキディスク20に弾圧させてPTO伝動軸9を制動する慣性制動機構19とを有する油圧式PTOクラッチにおいて、前記複数本のピン24をクラッチピストン17のシリンダ室14の径方向外側の位置でクラッチボディー13に摺動自在に支持している。
【選択図】図1

Description

本発明は、トラクタ等の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチに関するものである。
トラクタの場合、エンジンに直結しているPTO推進軸を慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチを介してPTO伝動軸に連動連結し、このPTO伝動軸から作業機等を駆動するためのPTO軸に動力を伝達するようにしているが、従来の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチは、クラッチピストンに複数のピン(3本)が溶接され、このピンがクラッチボディーのシリンダ室端壁を貫通してクラッチボディー外に導出され、この導出端に被制動プレートをボルトで連結していた(特許文献1参照)。
上記クラッチボディーは、PTO伝動軸に連結されており、該クラッチボディーのシリンダ室内に嵌挿されたクラッチピストンを油圧力でクラッチ接続方向に動作させることによってPTO伝動軸とPTO推進軸とが接続される。このとき、被制動プレートは、クラッチピストンにピンで連結されていることによって、ブレーキディスク(ミッションケースの一部に固定保持されている)から離隔されて制動を解除し、PTO伝動軸からPTO軸を経由して作業機等を駆動できるように構成されている。
また、クラッチピストンの油圧力を解除すると、クラッチスプリングによってクラッチピストンがクラッチ遮断方向に復帰動作せしめられ、PTO伝動軸とPTO推進軸との接続は遮断される。このとき、被制動プレートは、前記クラッチスプリング及びこれとは別に設けたブレーキスプリングによって、ブレーキディスクに弾圧されて制動し、クラッチボディーと連結されたPTO伝動軸の慣性回転を制動するように構成されている。
上記ピンは、クラッチピストンのクラッチ遮断・接続動作に連動して被制動プレートをブレーキディスクに弾圧・離隔動作させるための伝動部材であるとともに、被制動プレートの制動力をクラッチボディーに伝達する部材を兼ねているものである。
特開平7−144549号公報
従来の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチは、クラッチピストンと前記ピン(3本)の一端とを溶接し、かつ、前記ピンの他端と被制動プレートとをボルト付けする必要があり、その際、クラッチボディーのシリンダ端壁にピン支持孔(3個)を前記クラッチピストンの各ピン溶接位置と一致させて貫通形成する必要があり、しかも、被制動プレートにもボルト孔(3個)を前記位置と一致させて貫通形成する必要があった。即ち、ピンの溶接位置と、ピン支持孔の開孔位置と、ボルト孔の開孔位置とは、周方向の位置を相互に一致させて精密に加工する必要があり、加工及び組み付けに手数を要し、部品点数の増加(ボルト3個分が必要である他、ブレーキスプリングが必要である)や構造の複雑化を招来していた。さらに、クラッチボディーのピン支持孔(3個)とピン(3本)との摺動部分(3カ所)からの油漏れを防止するためにシール(Oリング)が必要(3カ所)であり、部品点数の増加及び加工・組み付け工数の増加、構造の複雑化等によってコストアップを招来していた。
本発明は、従来の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチの上記問題点に鑑みて開発されたもので、その目的とするところは、構造簡素化、部品点数削減、コストダウンを可能とした慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチを提供することである。
本発明は、前記目的を達成するため、ミッションケース内に支持されたPTO推進軸とこのPTO推進軸から動力が伝達されるPTO伝動軸とを遮断・接続するクラッチ機構と、ミッションケースに固定保持されるブレーキディスクに向けて接近離隔可能で前記PTO伝動軸に繋がるクラッチボディーと一体的に回転するように該クラッチボディーに装着した被制動プレートを、クラッチ遮断時にクラッチピストンの戻り動作によって周方向間隔をおいて配置された複数本のピンを介してブレーキディスクに弾圧させてPTO伝動軸を制動する慣性制動機構とを有する油圧式PTOクラッチにおいて、前記複数本のピンをクラッチピストンのシリンダ室の径方向外側の位置でクラッチボディーに摺動自在に支持していることを特徴としている。
この構成によれば、複数のピンを支持するクラッチボディーのピン支持部分は、クラッチピストンへの油圧力が供給されるシリンダ室から離れた位置としているため、該ピンの支持部分に油漏れ防止用のシール(Oリング)を設ける必要がなく、シール溝の加工が省略でき、シール(Oリング)の組み付けも省略でき、シール(Oリング)も省略できるため、加工工数、組み付け工数及び部品点数を削減することができる。
また、前記ピンは、前記クラッチピストンと前記被制動プレートとのいずれにも非連結とし、かつ、クラッチ遮断時にクラッチピストンと被制動プレートとに当接することを特徴としている。
この構成によれば、クラッチピストン、被制動プレート及びピンの3部材を溶接、ボルト付けする加工が省略でき、また、それらの3部材の取付位置精度(特に、周方向位置精度)を正確に一致させる必要がなく、しかも、クラッチスプリングでブレーキスプリングを兼用させ得るため、加工工数、組み付け工数及び部品点数を削減することができる。
また、前記クラッチボディーと被制動プレートは、両者の外周部の周方向複数箇所に形成した凹凸爪を相互に係合させてあることを特徴としている。
この構成によれば、クラッチボディーに被制動プレートを一体的に回転し、かつ、ブレーキディスクに向けて接近離隔可能に装着する構造を簡素化することができる。
また、前記ピンのクラッチボディーへの支持位置は、前記被制動プレートの凹凸爪の凸部に対応した位置としていることを特徴としている。
この構成によれば、クラッチボディーの外径を大きくしたり、又は、シリンダ室の内径を小さくしたりすることなく、ピン支持部分とシリンダ室との間の肉厚を大きくとることができる。
以上の通り、本発明によれば、慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチの構造簡素化、部品点数削減、コストダウンが図れる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図示の実施形態は、本発明の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチをトラクタ車体に組み込んだ場合を示しており、図3の全体図において、1はトラクタ車体の主要部を構成するミッションケースであって、このミッションケース1内には、エンジン(図示省略)からの動力が導入される走行系推進軸2及びこれに内挿されたPTO推進軸3が軸受を介して回転可能に支持されている。
走行系推進軸2には、後輪デフ装置4の駆動軸5に所定の変速動力を伝達するための走行系変速機構6が組み付けられており、この走行系変速機構6には、前輪デフ装置(図示省略)の駆動軸7へ動力を伝達する機構も含まれている。
走行系変速機構6は、油圧式のシャトル変速装置6a、歯車式の主変速装置6b、副変速装置6cの他、クリープ変速装置(図示省略)を含んでいる。
PTO推進軸3は、クラッチ機構8を介してPTO伝動軸9にエンジン動力を伝達し、このPTO伝動軸9はミッションケース1の後部のPTO軸10にPTO変速機構11を介して動力を伝達するようになされている。
PTO推進軸3とPTO伝動軸9とは、ミッションケース1内で同一軸線上に対向配置され、いずれもミッションケース1内に軸受を介して相互に独立して回転可能に支持されている。
クラッチ機構8は、図1に示すように、PTO推進軸3に連結されたディスク取付体12と、PTO伝動軸9に連結されたクラッチボディー13と、クラッチボディー13のシリンダ室14内に摺動可能に嵌挿され該シリンダ室14内に供給される油圧力によってクラッチ接続方向へ前進動作して前記ディスク取付体12のクラッチディスク15と前記クラッチボディー13のドライブプレート16とを圧接させてクラッチ接続状態とするクラッチピストン17と、前記油圧力の排除によって前記クラッチピストン17をクラッチ遮断方向へ後退動作させ前記クラッチディスク15とドライブプレート16との圧接を解除させてクラッチ遮断状態とするクラッチスプリング18とを備えている。
このクラッチ機構8には、クラッチ遮断時に、クラッチボディー13を介してPTO伝動軸9の慣性回転を制動する慣性制動機構19が付設されている。
この慣性制動機構19は、ミッションケース1に固定保持されるブレーキディスク20と、クラッチボディー13に一体的に回転可能で前記ブレーキディスク20に向けて接近離隔可能に装着された被制動プレート21とを備えている。
ディスク取付体12は、カップ形状とされ、該カップ形状の底部にボス部12aが形成され、このボス部12aがPTO推進軸3の後端部外周面に形成されたスプライン軸部3aにスプライン嵌合され、該スプライン軸部3aに固着されたストッパーリング3bによって軸方向に位置決めされている。そして、ディスク取付体12のカップ形状の開口端側外周面全周囲に凹凸条が軸方向に所定長さで形成され、この凹凸条に係合する凹凸条を内周面に形成した複数枚のクラッチディスク15が軸方向に移動可能で回転はディスク取付体12と一体に行うように嵌合されている。
クラッチボディー13は、ディスク取付体12よりも大径のカップ形状とされ、このカップ形状の底部にボス部13aが軸方向後端側に向けて延長形成され、また、ノーズスリーブ13bが軸方向前端側に向けて延長形成されている。そして、ボス部13a及びノーズスリーブ13bがPTO伝動軸9の軸方向前端側外周面に形成されたスプライン軸部9aにスプライン嵌合されている。ボス部13aの外周面は、給油カラー26に軸受27を介して回転自在に支持されており、この給油カラー26はミッションケース1の支持ブラケット28に固定支持されている。
前記PTO推進軸3の後端中心部には小径軸孔3cが形成されており、この小径軸孔3c内にPTO伝動軸9の前端中心部の小径軸部9bが回転自在に挿入され、これによって、PTO推進軸3とPTO伝動軸9とが同芯状に支持されている。
そして、クラッチボディー13と前記ディスク取付体12とは、相互のカップ形状の開口部側を向かい合わせて前者で後者を被覆するように同芯状に組み合わされている。
クラッチボディー13のノーズスリーブ13bは、ディスク取付体12のカップ形状内に向けて延設されており、このノーズスリーブ13bの先端は軸受29を介してディスク取付体12のカップ形状部内に回転可能に支持されている。
クラッチボディー13のカップ形状部は、小径内周面13cと大径内周面13dとを前者を底部側とし、後者を開口部側として形成している。
クラッチボディー13の大径内周面13dの開口端側内周面全周囲には、凹凸条が軸方向に所定長さで形成され、この凹凸条に係合する凹凸条を外周面に形成した複数枚のドライブプレート16が軸方向に移動可能で回転はクラッチボディー13と一体に行うように嵌合されている。
前記複数枚のクラッチディスク15と複数枚のドライブプレート16とは、軸線方向に交互に配置されている。
クラッチボディー13の大径内周面13dの開口部側端部には、プレッシャープレート22がストッパーリング23aと皿バネ23bを介してドライブプレート16と同様に凹凸条係合により軸方向に移動可能で回転はクラッチボディー13と一体に行うように嵌合されている。
クラッチボディー13の大径内周面13dと小径内周面13cとの境界部の段差面13eにピン24の支持部としてのピン支持孔25が軸方向に貫通して形成されている。このピン支持孔25は、周方向に等間隔で複数個(図示例では3個)形成されている。
クラッチピストン17には、前記クラッチボディー13の小径内周面13c及び大径内周面13dに対応する小径外周面17aと大径外周面17bとが形成されている。また、クラッチピストン17の内周面17cは、クラッチボディー13のノーズスリーブ13bに摺動可能に嵌挿されている。
クラッチピストン17の小径外周面17aの一部には、クラッチボディー13の小径内周面13dに対応して気密を保持するOリング等の環状シール17dが装着され、また、ノーズスリーブ13bの外周面の一部には、クラッチピストン17の内周面17cに対応して気密を保持するOリング等の環状シール13fが装着されている。
この構造によって、クラッチピストン17が摺動可能に嵌挿されているシリンダ室14は、気密性が保持され、油漏れが防止さている。
このシリンダ室14には、給油カラー26に形成された給油口26a及びクラッチボディー13のボス部13aに形成された油路13gを通して油圧力が供給導入される。シリンダ室14内への油圧力の供給・排除は、図外のポンプから制御弁を介して行われる。
クラッチスプリング18は、コイル形状の圧縮バネが採用されており、これをディスク取付体12のカップ形状部内で前記ノーズスリーブ13bの先端付近に装着したバネ座30とクラッチピストン17の端面との間に圧縮介在させている。
慣性制動機構19のブレーキディスク20は、円盤状のプレートが採用されており、これの外周部がミッションケース1の一部に固定保持されており、かつ、内周部の軸方向端面が支持ブラケット28に固定支持された給油カラー26の軸方向前端部に当接支持されるようにクラッチボディー13のボス部13aの外周面に同芯状に遊嵌されている。
被制動プレート21は、図1、図2に示すように、前記ブレーキディスク20と同様な円盤状のプレートが採用されており、その外周面に凹凸爪21aが周方向に等間隔に形成されている。また、前記クラッチボディー13のカップ形状の底部側軸方向端部外面には、被制動プレート21の前記凹凸爪21aに対応する凹凸爪13hが周方向に等間隔で形成されている。被制動プレート21の凹凸爪21aとクラッチディスク13の凹凸爪13hとを係合させることにより、被制動プレート21は、クラッチディスク13と同一軸線上でクラッチディスク13に対して軸方向に移動可能で回転はクラッチボディー13と一体にするように構成されている。この構成によって、被制動プレート21は、クラッチボディー13に対して、ブレーキディスク20に向けて接近離隔可能とされていると共にクラッチボディー13と一体的に回転するように係合されている。
前記ブレーキディスク20と被制動プレート21との接触面の一方又は双方には、ブレーキライニングが装着されている。
ピン24は、クラッチピストン17と被制動プレート21とのいずれにも非連結とされ、かつ、クラッチ遮断時にクラッチピストン17と被制動プレート21とに当接してクラッチスプリング18のバネ力をクラッチピストン17を介して被制動プレート21に伝達して該被制動プレート21をブレーキディスク20に弾圧させるように前記クラッチボディー13のピン支持孔25に摺動自在に支持されている。
このピン24はまた、シリンダ室14に油圧力が導入供給されてクラッチピストン17がクラッチ接続方向に移動することによって、このピン24とクラッチピストン17との当接面間に軸方向のスキマが形成されるため、被制動プレート21をクラッチスプリング18のバネ力から解放してブレーキディスク20への弾圧を解除する機能、即ち、PTO伝動軸9の制動力を解除する機能を具備させるもので、ピン支持孔25に対する軸方向長さは、ピン24の方をピン支持孔25よりも長くし、クラッチ遮断動作時に、ピン24がピン支持孔25よりも被制動プレート21側に突出して被制動プレート21をブレーキディスク20に弾圧させ得るようにするものである。上記ピン24のピン支持孔25からの突出量は、被制動プレート21のブレーキディスク20に対する軸方向移動距離を考慮して設定され、例えば、上記被制動プレート21の軸方向移動距離と同程度とされている。
上記ピン24の支持位置、即ち、上記ピン支持孔25のクラッチボディー13への形成位置は、前記シリンダ室14の径方向外側の位置でクラッチピストン17の外周部と対応する位置とされている。この位置は、クラッチピストン17の小径外周面17aと大径外周面17bとの境界面(クラッチピストン17の大径部端面)に対応する位置とされている。
また、ピン24の支持位置は、被制動プレート21の凹凸爪21aの凸部に対応する位置としている。このようにすることにより、クラッチボディー13の外径を大きくしたり、又は、シリンダ室14の内径を小さくしたりすることなく、シリンダ室14とピン支持孔25との間の径方向肉厚を大きくすることができる。
上記構成からなる本発明の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチは、シリンダ室14に油圧力が供給されていない状態においては、クラッチスプリング18のバネ力によってクラッチピストン17がクラッチボディー13のカップ形状の底部側へ押し動かされ、クラッチディスク15とドライブプレート16との圧接を解除してクラッチ遮断状態を保持している。この状態においては、被制動プレート21がクラッチスプリング18のバネ力によりクラッチピストン17及びピン24を介してブレーキディスク20に向けて弾圧されて制動状態を保持している。従って、PTO伝動軸9には動力が伝達されない。
上記シリンダ室14に油圧力が供給されると、クラッチピストン17がクラッチスプリング18のバネ力に抗してクラッチボディー13のカップ形状の開口端側へ押し動かされ、クラッチディスク15とドライブプレート16とをプレッシャープレート22に向けて圧接してクラッチ接続状態とする。この状態においては、被制動プレート21は、クラッチピスト17及びピン24からの弾圧から解放され、ブレーキディスク20から離隔して回転可能となる。従って、PTO伝動軸9にはPTO推進軸3からの動力が伝達される。
シリンダ室14の油圧力が排除されると、クラッチスプリング18のバネ力によってクラッチピストン17がクラッチボディー13のカップ形状の底部側へ押し動かされ、クラッチディスク15とドライブプレート16との圧接を解除してクラッチ遮断状態とし、クラッチピストン17及びピン24を介して被制動プレート21がブレーキディスク20に向けて弾圧されて被制動プレート21及びクラッチボディー13を介してPTO伝動軸9に制動が掛かり、PTO伝動軸9の慣性回転が制動される。
上記実施形態は、本発明の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチをトラクタの走行系トランスミッションに適用した場合を例示しているが、本発明は、同一軸線上に対向配置される駆動側軸と被動側軸との間で回転トルクを伝達・遮断させる汎用クラッチに適用してもよい。
次に、上記トラクタの走行系トランスミッションに適用されるPTO変速機構11の軸受構造を説明する。
上記PTO変速機構11は、図4に示すように、PTO伝動軸9からPTO軸10に変速して出力させるために両軸に伝動ギヤ31、32が噛み合い状態でミッションケース1の後端部の端部カバー33に設置されている。
従来では、一方の伝動ギヤ31は、短軸(図示省略)と一体的に形成され、この短軸の前端とPTO伝動軸9の後端とがカップリング軸継ぎ手(図示省略)で接続されており、しかも、上記短軸は、端部カバー33に伝動ギヤ31の両側で両持ち構造で支持されていた。また、他方の伝動ギヤ32も従来では、端部カバー33に両持ち構造で支持されていた。そのため、端部カバー33は、従来では、伝動ギヤ31,32の両側に支持壁(図示省略)が平行状態で形成された二面壁構造とされていた。このように、従来のPTO変速機構11の軸受構造は、複雑なものとなり、部品点数も多いため、コストダウンの阻害因子となっていた。
本発明は、上記点を改善するため、図4に示すように、伝動ギヤ31,32はともに片持ち構造で端部カバー33に支持させて、該端部カバー33を一面壁構造としたものである。なお、伝動ギヤ31は、中心部に従来の短軸に代えてスプライン軸孔31aを形成し、このスプライン軸孔31a内にPTO伝動軸9の後端のスプライン軸部9cを嵌挿し、端部カバー33に対して1個の軸受36で後端側を片持ち構造で支持させたものである。また、PTO軸10は、軸方向に離隔した2カ所を端部カバー33の中央部の軸受スリーブ33aに軸受37,38を介して回転自在に支持させている。軸受スリーブ33aは、端部カバー33に軸方向内外に突出させて形成されている。伝動ギヤ32は、軸受スリーブ33aに軸受37,38を介して端部カバー33の内外方向に貫通支持されたPTO軸10の内側端部に締め付けナット39によって固着されている。上記構造によって、伝動ギヤ32は、軸受スリーブ33aから内側に突出した位置で端部カバー33の軸受スリーブ33aに片持ち構造で支持されている。なお、端部カバー33の上部には、斜め上向きに給油口33bが形成されており、キャップ33cが開閉可能に取り付けられている。
このように、PTO伝動軸9の後端をPTO変速機構11の伝動ギヤ31に直接スプライン嵌合させて該伝動ギヤ31の短軸を省略し、かつ、伝動ギヤ31,32を端部カバー33に片持ち構造で支持することによって、端部カバー33を一面壁構造とすることができ、部品点数の削減が図れるため、PTO変速機構11の軸受構造の簡素化及びコストダウンを実現することができる。
次に、トラクタのパワーステアリング用油圧供給手段やトラクタ後部に設置される3点リンクヒッチ機構駆動用油圧供給手段等への油圧供給手段としてミッションケース1に取り付けられるポンプ動力取出構造について説明する。
従来、ポンプ動力は、常時回転しているPTO推進軸から平ギヤ3枚(図示省略)を使用して取り出されていた。即ち、従来においては、ポンプ入力軸(図示省略)は、PTO推進軸と平行とされ、両軸の間に中間軸(図示省略)を配置し、これら3本の軸に平ギヤをそれぞれ装着してポンプを駆動していた。この場合、ポンプ入力軸に装着されるギヤと中間軸に装着されるギヤとは取付用ケース(図示省略)内に回転自在に取り付けられ、この取付用ケースの一方の側面にポンプ本体(図示省略)が取り付けられ、該側面と直交する側面をミッションケースの側面に取り付けるようにしていた。
そのため、従来のポンプ動力取出構造は、部品点数が多く、構造が複雑でコストダウンの阻害因子となっていた。
そこで、本発明は、図5に示すように、PTO推進軸3より一対のベベルギヤ41,42で動力を取り出してポンプ入力軸43を回転駆動するようにしたものである。
この場合、ポンプ動力取出位置は、PTO推進軸3の後端付近を軸受44を介して回転自在に支持しているミッションケース1の支持ブラケット45とクラッチ機構8の設置位置との間とされている。
そして、一方のベベルギヤ41は、軸方向の一方に伸びる短筒軸状のボス部41aを有し、このボス部41aをPTO推進軸3の後端外周面に形成されたスプライン軸部3aにスプライン嵌合され、ミッションケース1の支持筒部45に軸受44を介して回転自在に支持され、かつ、PTO推進軸3に嵌め込まれたストッパーリング46によって軸方向の位置決めがなされている。
他方のベベルギヤ42は、軸方向の一方に伸びる筒軸状のボス部42aが中空軸構造とされ、このボス部42aが軸方向に離隔した2カ所で軸受47,48を介して取付用ケース49に回転自在に支持され、位置決めリング50,51で軸方向の位置決めがなされている。上記ボス部42aの一端部内周面にはスプライン溝42bが形成されており、このスプライン溝42bにポンプ入力軸43がスプライン嵌合されている。
上記取付用ケース49は、筒状部49aと、該筒状部49aの一端外周部に径外方向へ延長形成された外側取付フランジ部49bと、上記筒状部49aの一端内周部に座繰り形成されたポンプ取付部49cとを有しており、ポンプ取付部49cには、ポンプ本体52の取付フランジ部53がボルト付け固定され、外側取付フランジ部49bをミッションケース1の側面の取付座面(図示省略)にボルト付け固定される。なお、ミッションケース1の取付座面(図示省略)には、筒状部49aを挿入するための開口部が形成されているものである。
この場合では、PTO推進軸3に対して、ポンプ入力軸43は直交状態でミッションケース1の側面に取り付けられることになる。
上記構成によって、ポンプ動力取出構造は、部品点数が削減され、構造も簡素化されるため、コストダウンが可能となる。
図6は、ポンプ動力取出構造の別の実施形態を示すもので、取付用ケース49を省略して、ポンプ本体52の取付フランジ部53をミッションケース1の側面の取付座面54に直付けするようにしたものである。この場合、ミッションケース1の側面の取付座面54には、ポンプ入力軸43と連結されるベベルギヤ42を回転自在に支持する筒状部55が一体に形成され、この筒状部55にベベルギヤ42が軸受47,48を介して回転自在に組み込まれるものである。なお、その他の構成は、図5と同様である。
上記構成によって、ポンプ動力取出構造は、一層簡素化され、部品点数も削減されてさらにコストダウンが図れる。
本発明の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチの実施形態を示す要部縦断側面図である。 図1におけるクラッチボディーと被制動プレートとの係合部構造を示す正面図である。 本発明を適用するトラクタのトランスミッション機構全体の縦断側面図である。 PTO変速機構の要部縦断側面図である。 ポンプ動力取出部の要部縦断側面図である。 図5の変形実施例を示すポンプ動力取出部の要部縦断側面図である。
符号の説明
1 ミッションケース
2 走行系推進軸
3 PTO推進軸
4 後輪デフ装置
5 後輪デフ装置の駆動軸
6 走行系変速機構
7 前輪デフ装置の駆動軸
8 クラッチ機構
9 PTO伝動軸
10 PTO軸
11 PTO変速機構
12 ディスク取付体
13 クラッチボディー
14 シリンダ室
15 クラッチディスク
16 ドライブプレート
17 クラッチピストン
18 クラッチスプリング
19 慣性制動機構
20 ブレーキディスク
21 被制動プレート
22 プレッシャープレート
23a ストッパーリング
23b 皿バネ
24 ピン
25 ピン支持孔(ピン支持部)

Claims (4)

  1. ミッションケース内に支持されたPTO推進軸とこのPTO推進軸から動力が伝達されるPTO伝動軸とを遮断・接続するクラッチ機構と、ミッションケースに固定保持されるブレーキディスクに向けて接近離隔可能で前記PTO伝動軸に繋がるクラッチボディーと一体的に回転するように該クラッチボディーに装着した被制動プレートを、クラッチ遮断時にクラッチピストンの戻り動作によって周方向間隔をおいて配置された複数本のピンを介してブレーキディスクに弾圧させてPTO伝動軸を制動する慣性制動機構とを有する油圧式PTOクラッチにおいて、
    前記複数本のピンをクラッチピストンのシリンダ室の径方向外側の位置でクラッチボディーに摺動自在に支持していることを特徴とする慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチ。
  2. 前記ピンは、前記クラッチピストンと前記被制動プレートとのいずれにも非連結とし、かつ、クラッチ遮断時にクラッチピストンと被制動プレートとに当接することを特徴とする請求項1に記載の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチ。
  3. 前記クラッチボディーと被制動プレートは、両者の外周部の周方向複数箇所に形成した凹凸爪を相互に係合させてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチ。
  4. 前記ピンのクラッチボディーへの支持位置は、前記被制動プレートの凹凸爪の凸部に対応した位置としていることを特徴とする請求項3に記載の慣性制動機構付き油圧式PTOクラッチ。
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