JP2006088774A - 後席用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両に加えられた衝撃によりボディサイド部が車室内に侵入する場合であっても、エアバッグを確実に展開膨張させることの可能な後席用サイドエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】 後席用サイドエアバッグ装置10は、カバー20と、カバー20の裏面側に装着されたケース30と、櫛歯状の押え部材50とを備え、これらを一体に組付けることにより形成されている。カバー20においてケース30と対応する位置には破断予定部が形成されている。この破断予定部においては、破断開始位置となる第1薄肉部27aがカバー20の後部座席1側の角部に沿って上下方向に延びるよう形成されている。また、ケース30は、第1薄肉部27aの位置に対応して、複数の脆弱部40が形成された第1側壁32を後部座席1側に、剛性部45の設けられた第2側壁33をドアトリム3側に向けて配設されている。
【選択図】 図9

Description

本発明は、車両のボディサイド部に所定値以上の衝撃が加わったとき、エアバッグが後部座席の搭乗者の側方にて展開膨張されるようにした後席用サイドエアバッグ装置に関するものである。
従来、この種の後席用サイドエアバッグ装置として、車両のボディサイド部と車室内のに配置された後部座席との間にエアバッグを収納し、同エアバッグを前記収納空間から後部座席の搭乗者の側方にて展開膨張するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開平8−40176号公報 国際公開第WO03/13914号
ところで、後席用サイドエアバッグ装置は、ボディサイド部と後部座席との間の狭い開口スペースを通じて、エアバックをその収納空間から展開膨張させなければならない。加えて、ボディサイド部と後部座席との間には、収納空間に収納されたエアバッグを隠すべくカバーが設けられており、エアバックを展開膨張させるにはカバーの一部を破断する等しなければならない。ところが、例えば乗用車等の車両においては、ボディサイド部から後部座席までの距離が、運転席、助手席等といった前部座席のそれに比べて非常に短くなっている。そのため、車両のボディサイド部に側方から衝撃が加えられた場合、同ボディサイド部の一部を構成するドアトリムが車室内へ極僅かな時間で侵入してしまう。こうしたことから、後席用サイドエアバッグ装置においては、搭乗者に対する保護性能をより高くする上で、ドアトリムが車室内に進入してきたとしてもエアバッグを確実に展開膨張させることが強く要求されている。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、車両に加えられた衝撃によりボディサイド部が車室内に侵入する場合であっても、エアバッグを確実に展開膨張させることの可能な後席用サイドエアバッグ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車室内の後部に配置された後部座席と車両のボディサイド部との間、或いは後部座席のシートサイド部に配設された後席用サイドエアバッグ装置であって、ガス発生源からのガスにより前記ボディサイド部と前記後部座席の搭乗者との間で展開膨張するエアバッグと、前記エアバッグを折り畳んだ状態で収納すべく箱状に形成されたケースと、前記エアバッグを展開膨張させるべく前記ケースに設けられた開口部と、前記ケースの前記開口部を覆うように設けられたカバーと、前記カバーを前記ケースに接触させるための接触部とを備え、前記カバーにおいて、前記エアバッグの展開膨張時に前記ケースの前記開口部と対応する位置には当該カバーを破断させる破断予定部を、前記エアバッグの展開膨張時に同破断予定部が破断することにより前記開口部を開放する部位には扉を、前記開口部の開放時に前記扉の支点とされる部位にはヒンジ部を設け、前記ケースにおいて、同ケースを構成する複数の壁部のうち、前記破断予定部における少なくとも前記ヒンジ部と対向する部位と前記接触部を介して近接する壁部には、同壁部の強度を他の壁部の強度に比べて低くするための脆弱部を設けたことを要旨とする。
通常、車両のボディサイド部に衝撃が加えられると、ケース内で展開膨張するエアバッグによって、同ケース全体に対しその内側から強い圧力が作用し、同ケースが変形する。本発明によれば、ケースを構成する一部の壁部は、脆弱部により他の壁部よりもその強度が弱められている。これにより、ケース内でエアバッグが展開膨張したときに、ケースにおいては、脆弱部を設けた壁部を他の壁部に比べて大きく変形させることができる。一方、当該ケースを覆うカバーにおいては、エアバッグの展開膨張時に破断する破断予定部が設けられている。通常、この破断予定部は、ケース内で展開膨張するエアバッグによってカバーに対しその内側から強い圧力が作用することにより破断される。本発明によれば、カバーとケースとは接触部を介して接触しており、この接触部を介して破断予定部に近接する壁部に前記脆弱部が設けられている。このため、破断予定部には、エアバッグによる圧力のみならず、前記脆弱部が大きく変形することによって生じたケースの応力をも作用させることが可能となる。つまり、エアバッグの圧力にケースの変形に伴う応力を加えて生じた強い引張り力によって、破断予定部の破断をより促進することができる。従って、車両に加えられた衝撃によりボディサイド部が車室内に侵入する場合であっても、エアバッグを確実に展開膨張させることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記脆弱部は、前記ケースの壁部にスリットを形成してなることを要旨とする。
この構成によれば、脆弱部はケースを構成する壁部にスリット加工を施したものである。これにより、脆弱部を設けた壁部を他の壁部に比べて大きく変形させるものとして、ケースの構成を極力簡素化することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記ケースにおいて、前記ヒンジ部側に配置される壁部には、同壁部の強度を他の壁部の強度に比べて高くするための補強部を設けたことを要旨とする。
この構成によれば、脆弱部を設けた壁部と、補強部を設けた壁部とでそれらの強度の差をより顕著なものとすることができる。このため、脆弱部を設けた壁部にケースの変形による応力を集中させることが容易となり、破断予定部に対し加えられる引張り力をより一層強くすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記補強部は前記壁部の内壁面及び外壁面のうち少なくともいずれか一方に補強板を取付けてなり、当該補強板には、前記ケースを前記カバーに固定するためのフックが設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、補強部を形成するため、壁部の壁面に取付けられる補強板には、ケースをカバーに装着する際に使用されるフックが予め形成されている。これにより、後席用サイドエアバッグ装置の製造工程において、例えばカバーやケース等の部材を組付けるのに要する部品の数を少なくすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の発明において、前記カバーにおいて、前記破断予定部を後部座席側に配設し、前記ヒンジ部を前記ボディサイド部側に配設したことを要旨とする。
この構成によれば、破断予定部は、ボディサイド部から離間した位置に配設されていることから、同破断予定部が破断して扉が開口部を開放する際、扉の開放動作に対しボディサイド部の侵入による影響を低減することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記カバーは、前記後部座席と前記ボディサイド部との間に嵌め込まれていることを要旨とする。
通常の車両においては、後部座席は、ボディサイド部よりも軟質な素材により形成されている。この構成によれば、車両のボディサイド部に衝撃が加えられると、後部座席とボディサイド部との間に嵌め込まれたカバーは、ボディサイド部側よりも後部座席側が大きく歪み、変形することとなる。このため、エアバッグの圧力とケースの変形に伴う応力とに、更にカバーの変形による応力を加えることによって、破断予定部に対し加えられる引張り力を更に強くすることができる。
本発明によれば、車両に加えられた衝撃によりボディサイド部が車室内に侵入する場合であっても、エアバッグを確実に展開膨張させることの可能な後席用サイドエアバッグ装置を実現することができる。
以下、本発明の後席用サイドエアバッグ装置を乗用車の車室内に搭載されるものとして具体化した一実施形態について図1〜図9に基づいて説明する。なお、本実施形態の記載において、車両の進行方向を前方として説明する。また、特に説明がない限り、以下の記載における上下方向及び左右方向は、車両進行方向における上下方向及び左右方向と一致するものとする。
図1に示されるように、車室内に配置された後部座席1は腰掛け部1aと背もたれ部1bとを備えている。そして、後部座席1の背もたれ部1bの両側部と、車両のボディサイド部の一部を構成するドアトリム3との間には、後席用サイドエアバッグ装置10がそれぞれ1つずつ配置されている。
図2〜図4に示されるように、後席用サイドエアバッグ装置10は、カバー20と、カバー20の裏面側に装着されたケース30と、押え部材50とを備え、これらを一体に組付けることにより形成されている。カバー20は、後部座席1の背もたれ部1bとドアトリム3との間に嵌め込まれている。ケース30は、カバー20の内面(裏面)に装着されている。また、同装置10は、ガス発生源であるインフレータ11と、エアバッグ12とを備えている。インフレータ11は、エアバッグ12の内部に挿入されている。エアバッグ12は、インフレータ11を内装した状態で所定の形状に折り畳まれてケース30内に収納されている。なお、インフレータ11は略筒状をなすリテーナ13に挿通された状態でエアバッグ12に内装されており、インフレータ11及びエアバッグ12はリテーナ13を介してケース30に支持固定されている。リテーナ13は、その内側から挿入された2個の固定ネジ13aが、ケース30の外側からナット13bにより締め付けられることで、同ケース30に固定されている。
カバー20は、全体として略長板状をなし上下方向に延びるように形成されている。カバー20の裏面側には、ケース30を装着するための装着部21が設けられている。この装着部21はカバー20の裏面に立設された4つの壁22〜25からなり、それら壁22〜25により包囲された空間が、ケース30の一部が嵌め込まれる嵌込部26として構成されている。この嵌込部26にケース30が嵌め込まれることによって、同ケース30は、装着部21にてカバー20と接触した状態で同カバー20の裏面側に装着される。このため、装着部21の壁22〜25は、ケース30の外面にカバー20を接触させる接触部として機能する。
図5(a)は、後席用サイドエアバッグ装置10を後部座席1側から見た場合の部分側面図を示している。また、図5(b)は、同じく後席用サイドエアバッグ装置10をドアトリム3壁側から見た場合の部分側面図を示している。図5(a),(b)に示されるように、前記装着部21において、カバー20の長手方向に沿って配置される一対の壁22,23には、それぞれ嵌合孔22aと係止孔23aとが複数個ずつ形成されている。
嵌合孔22a及び係止孔23aは、それぞれケース30の後部座席1側に突設された嵌合突部40a、ドアトリム3側に設けられたフック47と対応する位置に配置されている。ケース30は、嵌合突部40aが装着部21の嵌合孔22aに嵌め込まれ、かつフック47が同装着部21の係止孔23aに係止されることによってカバー20の裏面側に装着されている。また、ケース30の後背面には、前記固定ネジ13aを通じて櫛歯状の押え部材50がネジ固定されている。
図6に示されるように、押え部材50は、金属の板材をプレスにより打ち抜いたものを、所定の形状に折り曲げることにより断面L字状に形成されている。押え部材50は、ケース30の後部座席1側の一側面と後背面とにそれぞれ対向配置される2つの壁51,52からなる。壁51には、先端が丸みを帯びた4本の櫛歯片53がそれぞれ等間隔で突設されている。また、壁52には、先端が丸みを帯びた2つの固定片54が突設されている。各固定片54の中央には、前記固定ネジ13aが挿通される挿通孔57が形成されている。図5(a)に示されるように、押え部材50は、各櫛歯片53の先端部を前記嵌合突部40aに設けられた1対の四角孔42に挿通させた状態で、ケース30の後背面にネジ固定されている。
図2〜図4に示されるように、カバー20の略中央部には、ケース30と対応する位置に破断予定部27が形成されている。破断予定部27は、カバー20の後部座席1側の角部に沿って上下方向に直線状に延びる第1薄肉部27aと、この第1薄肉部27aの上端と下端とからそれぞれ水平方向に直線状に延びる2つの第2薄肉部27bとからなる。ここで、破断予定部27は、その破断開始位置となる第1薄肉部27aの厚みが第2薄肉部27bの厚みよりも薄肉となるように形成されている。このため、車両のボディに衝撃が加わったとき、ケース30内でエアバッグ12が膨張することにより、第1薄肉部27a,第2薄肉部27bの順に破断される。そして、第1及び第2薄肉部27a,27bが共に破断された場合、カバー20の破断予定部27には開口P(図9(c)参照)が形成されている。また、破断予定部27のドアトリム3側にはヒンジ部28が設けられている。同ヒンジ部28は、第1及び第2薄肉部27a,27bが破断されて形成される扉29のヒンジとして機能する。従って、第1及び第2薄肉部27a,27bが破断されると、まず扉29が形成され、次いで前記扉29がヒンジ部28を支点としてケース30の外方(車両前方)へ開き、ケース30の開口部30aが開放されるようになっている。
次に、ケース30の構成について、図7及び図8を用いて説明する。
図7に示されるように、ケース30は略直方体状の箱体として形成されている。ケース30は、金属の板材をプレスにより打ち抜いたものを、所定の形状に折り曲げることにより形成されている。こうして形成されたケース30は、1つの底壁31と、壁部としての4つの側壁32〜35とから構成されており、それらによって囲まれた空間がインフレータ11とエアバッグ12とを収納する収納部36とされている。このため、ケース30においては、底壁31と反対側が開口部30aとなっている。ケース30は、前記カバー20の装着部21に装着された状態で、前記開口部30aをエアバッグ12が展開膨張する方向(車両前方)に向けて配置される。
ケース30は、後部座席1側の壁部である第1側壁32に複数の脆弱部40と、ドアトリム3側の壁部である第2側壁33に補強部としての剛性部45とを備えて構成されている。ケース30は、第1側壁32と、この第1側壁32と対向配置される第2側壁33とでそれらの強度差が大きくなるように形成されている。つまり、ケース30は、その内側から強い力が作用した場合に、第1側壁32が第2側壁33よりも大きく変形するようになっている。
図8(a)は、ケース30を第1側壁32側から見たときの側面図である。同図に示されるように、各脆弱部40は、一対の長孔41と、前記各長孔41間に設けられた一対の四角孔42とを備え、ケース30の長手方向に沿って等間隔で形成されている。このように、各脆弱部40では、複数種のスリット、即ち長孔41及び四角孔42がそれぞれ一対ずつ形成されることにより、その強度が局所的に低くなっている。そして、複数の脆弱部40が第1側壁32に形成されることで、第1側壁32の強度が第2側壁33よりも弱められ、同第1側壁32に対し力が作用した場合に変形が生じ易くなっている。
図8(b)は、ケース30を第2側壁33側から見たときの側面図である。同図に示されるように、剛性部45は、1枚の長四角状をなす補強板46を第2側壁33の外面に溶接して取付けることによって形成されている。これにより、剛性部45では、補強板46が取付けられることでその強度が高くなっている。そして、剛性部45が第2側壁33に形成されることで、第2側壁33全体の強度が第1側壁32よりも高められ、同第2側壁33に対し力が作用した場合に変形が生じ難くなっている。
図4に示されるように、脆弱部40が設けられた第1側壁32は、前記装着部21の壁22を介して破断開始位置となる第1薄肉部27aに近接して配置されている。加えて、剛性部45が設けられた第2側壁33は、前記装着部21の壁23を介して前記ヒンジ部28に近接して配置されている。このため、ケース30は、その内部でエアバッグ12が膨張したとき、ドアトリム3側に配置される第2側壁33よりも後部座席1側に配置される第2側壁33が変形し易くなるように配設されている。こうしたケース30の変形を利用することによって、カバー20の第1薄肉部27aに応力が集中し、破断予定部27が破断されるようになっている。
また、図7及び図8(c)に示されるように、各脆弱部40では、四角孔42の設けられた部分をケース30の外側へ切り起こすことによって嵌合突部40aが形成されている。この嵌合突部40aは、ケース30の後部座席1側の側部をカバー20の装着部21に取付けるためのもので、略台形状に折曲形成されている。また、補強板46には断面U字状のフック47が複数個形成されている。このフック47は、ケース30のドアトリム3側の側部をカバー20の装着部21に取付けるためのもので、補強板46の長手方向にそれぞれ等間隔で形成されている。
更に、ケース30には、後席用サイドエアバッグ装置10を車両のボディに固定するためのブラケット48a,48bが設けられている。ブラケット48aは、ケース30の底壁31上端部から車両後方に向かって斜めに延びるように形成されている。また、ブラケット48bは、ケース30の側壁35から下方に垂直に延びるように形成されている。上記のように構成された後席用サイドエアバッグ装置10は、ケース30に設けられた2つのブラケット48a,48bが車両のボディに固定されることで所定位置に取付けられている。
続いて、後席用サイドエアバッグ装置10の動作態様について図9を用いて説明する。
図9(a)に示されるように、車両のボディに衝撃が加えられる前の状態では、エアバッグ12はケース30内にて所定の形状に折り畳まれた状態で収納されている。
車両のボディサイド部に側方から衝撃が加えられた場合、図示しない衝撃センサが衝撃を感知することで、インフレータ11のガス噴射口からエアバッグ12内にガスが噴出される。そして、エアバッグ12の内部にガスが充填され、同エアバッグ12はケース30内にて膨張される。こうしてエアバッグ12が膨張するに伴い、カバー20及びケース30にはそれぞれ内側からエアバッグ12の膨張により強い力が付与される。
このとき、図9(b)に示されるように、ケース30は、脆弱部40を備えた第1側壁32がケース30の外側、即ち後部座席1の中央に向かって膨らむように変形する。一方、剛性部45を備えた第2側壁33はその形状をほとんど変形させることなく、元の形状がそのまま維持される。こうしたケース30の変形による応力は、壁22、押え部材50等を介して第1薄肉部27aに伝達され、カバー20の後部座席1側の角部に応力が集中し、同角部に強い引張り力が生じるようになる。そのため、同角部に沿って延設された第1薄肉部27aに強い引張り力が生じ、その引張り力により同第1薄肉部27aが速やかに破断される。こうして、第1薄肉部27aが破断開始位置となり、同第1薄肉部27aの破断に続いて、第2薄肉部27bが破断される。
一方、剛性部45を備えた第2側壁33がその形状をほとんど変形させないことから、ヒンジ部28は、壁23、押え部材50等を介して第2側壁33に支持される。このため、前記ヒンジ部28は、変形による歪み等の影響を受けにくく、その形状を保持する。従って、第1及び第2薄肉部27a、27bが破断されて形成された扉29は、ヒンジ部28を支点としてケース30の外方(車両前方)へ円滑且つ迅速に開く。そして、図9(c)に示されるように、扉29が開くことによって形成された開口Pを通じて、エアバッグ12がケース30から車室内に展開膨張される。このとき、エアバッグ12は最初に破断された第1薄肉部27a、即ち後部座席1側から展開膨張するようになる。
本実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1)破断予定部27の破断開始位置となる第1薄肉部27aは、カバー20の後部座席1側の角部に沿って上下方向に延びるよう形成されている。こうした第1薄肉部27aの位置に対応して、ケース30において後部座席1側に配置される第1側壁32には複数の脆弱部40が設けられ、ドアトリム3側に配置される第2側壁33には剛性部45が設けられている。同構成によれば、車両に衝撃が加わったとき、エアバッグ12が展開膨張するのに伴い、第2側壁33の形状を維持しつつ、第1側壁32の形状のみをケース30の外側へ膨らむように大きく変形させることができる。こうしたケース30の変形によって、第1薄肉部27a付近に応力を集中させることができ、強い引張り力を生じさせることができる。これにより、破断予定部27をその破断開始位置から破断することができ、エアバッグ12を後部座席1側から車室内に展開膨張させることができる。従って、車両に加えられた衝撃によりドアトリム3が車室内に進入した場合であっても、エアバッグ12を所望の位置から展開膨張させることによって、同エアバッグ12を好適に展開膨張させることができる。
また、この場合、第1側壁32の側方には、軟質な素材により形成された後部座席1が配置されているため、同第1側壁32の変形が後部座席1により妨げられることが無い。一方、剛性部45を備えた第2側壁33の側方には、硬質な素材により形成されたドアトリム3が配置されているため、このドアトリム3によっても第2側壁33の変形抑制効果が発揮される。このため、車両に衝撃が加わったとき、第2側壁33の形状を維持することがより容易となり、また、第1側壁32の形状のみをケース30の外側へ膨らむように大きく変形させることがより容易となる。
さらに、ケース30のみならず、後部座席1とドアトリム3との間に嵌め込まれたカバー20も変形することとなり、同カバー20の変形は、後部座席1側では妨げられず、その一方でドアトリム3側では抑制される。このため、第1薄肉部27a付近にはカバー20の変形による応力をも集中させることができる。つまり、ケース30の変形による応力、エアバッグ12による圧力、さらにはカバー20の変形による応力を第1薄肉部27a付近に集中させることにより、破断予定部27を瞬時に破断し、扉29を迅速に開くことができる。従って、エアバッグ12の展開膨張に係る時間の短縮化をより一層図ることができる。
(2)各脆弱部40は、ケース30の第1側壁32となる部分にスリット加工を施すことにより形成されたものである。これにより、後部座席1側に配置される第1側壁32とドアトリム3側に配置される第2側壁33とでそれらの強度を異ならせたものとして、ケース30の構成を極力簡素化することができる。
(3)剛性部45は、ケース30の第2側壁33の外壁面に補強板46を溶接して取付けることにより形成されたものである。これにより、後部座席1側に配置される第1側壁32とドアトリム3側に配置される第2側壁33とでそれらの強度の差をより顕著なものとすることができる。このため、車両に衝撃が加わったとき、第2側壁33の形状を維持することが更に容易となる。よって、第1側壁32の形状のみをケース30の外側へ膨らむように大きく変形させることが更に容易となる。
(4)補強板46には断面U字状のフック47が複数個形成されている。つまり、第2側壁33を変形し難くするために用いられる補強板46には、ケース30をカバー20に装着する際に使用されるフック47が予め形成されている。これにより、同装置10の製造工程において、例えばカバー20やケース30等の部材を組付けるのに要する部品の数を少なくすることができる。これにより、組み付け工数を短縮することができ、作業コストの低減を図ることもできる。
(5)各脆弱部40では、四角孔42の設けられた部分をケース30の外側へ切り起こすことにより嵌合突部40aが形成されている。この嵌合突部40aは、ケース30をカバー20に装着する際に、同ケース30の装着部21の嵌合孔22aに嵌合されるものとして構成されている。このようにすれば、同装置10においては、カバー20とケース30との組付け構造を簡素化することができる。
(6)押え部材50は、各櫛歯片53の先端部を嵌合突部40aの四角孔42に挿通させた状態で、ケース30の後背面にネジ固定されている。このようにすることで、ケース30をカバー20の装着部21から外れないようにすることができる。また、この押え部材50は、リテーナ13をケース30の後背面に固定する固定ネジ13aにより固定されている。これにより、同装置10の製造工程において、ネジの締め付け箇所が増えることも無い。更に、この構成を採用すれば、ケース30の第1側壁32が櫛歯片53により支持された構造となっているため、ケース30の後部座席1側の強度を低くし、ドアトリム3側の強度を高くした構成が損なわれることもない。
(変更例)
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・本実施形態において、ケース30の第1側壁32を第2側壁33よりも薄肉に形成することで、同第1側壁32全体を脆弱部40とし、第2側壁33全体を剛性部45として構成してもよい。
・本実施形態において、前記第1側壁32と第2側壁33とをそれぞれ強度の異なる素材から形成することにより、同第1側壁32全体を脆弱部40とし、第2側壁33全体を剛性部45として構成してもよい。
・本実施形態において、補強部は、第2側壁33に補強板46を取付けて剛性部45を構成することに限らず、例えば第2側壁33に補強リブを突設したり、第2側壁33の厚みを他の側壁に比べて増したり、第2側壁33をハニカム構造としたり等して構成してもよい。
・本実施形態において、ケース30の第2側壁33の外壁面に取付けられた補強板46を、同第2側壁33の内壁面に取付けるように変更してもよく、また、第2側壁33の外壁面と内壁面との両方に取付けてもよい。
・本実施形態において、第2側壁33に取付けられる補強板46は1枚であったが、必要に応じて2枚以上に変更してもよい。
・本実施形態において、第1側壁32に形成された長孔41及び四角孔42の形状を必要に応じて、例えば丸孔等に変更してもよい。
・本実施形態において、ケース30に固定された押え部材50を省略し、ケース30とカバー20とをネジやリベット等の固定部材により直接組付けるように変更してもよい。
・本実施形態において、破断予定部27の第1及び第2薄肉部27a,27bを連続した孔(例えばミシン目等)に変更してもよい。
・本実施形態において、後席用サイドエアバッグ装置10は、後部座席1とドアトリム3との間に配置することに限らず、例えば後部座席1の背もたれ部1bにおいて、ドアトリム3側の側縁となるシートサイド部に内装したり等してもよい。なお、後席用サイドエアバッグ装置10をシートサイド部に内装した場合、当該後部座席1のシート表皮が本発明のカバーに該当することとなる。
・本実施形態において、後席用サイドエアバッグ装置10の取付け位置等に応じてケース30やカバー20等を任意の形状に変更してもよい。また、カバー20に設けられた破断予定部27についても任意の形状に変更してもよい。
・本実施形態において、後部座席1の両側部とドアトリム3との間に配置された2つの後席用サイドエアバッグ装置10のうちいずれか一方を省略してもよい。
・本実施形態において、後席用サイドエアバッグ装置10は、二つの座席列を有する車両の後部座席1に限定されない。例えば、ミニバンやバス等、多数の前後して配置された座席列を有する車両に適用してもよい。
・本実施形態のカバー20において、破断予定部27をドアトリム3側に、ヒンジ部28を後部座席1側に配設してもよい。また、このような破断予定部27及びヒンジ部28の位置変更に伴い、ケース30の脆弱部40はドアトリム3側となる第2側壁33に、補強部である剛性部45は後部座席1側となる第1側壁32に設けられる。
・本実施形態のカバー20において、破断予定部27はその破断開始位置を第1薄肉部27aの位置から第2薄肉部27bの位置に変更してもよい。この場合、第2薄肉部27bの厚みが第1薄肉部27aの厚みよりも薄肉となるように形成される。また、この場合、ケース30を構成する2つの側壁34,35のうち、破断開始位置となる第2薄肉部27bに近接する一方の側壁に前記脆弱部40が設けられ、他方の側壁に補強部としての剛性部45が設けられる。このようにすれば、前記各側壁34,35間での強度差が顕著なものとなり、破断予定部27ではその破断開始位置となる第2薄肉部27bの破断が促進されるようになる。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1)前記ケースは前記脆弱部を同ケースの外側へ切り起こしてなる嵌合突部を有し、前記カバーは前記嵌合突部が嵌合される嵌合孔を有していることを特徴とする請求項2〜6のうちいずれか1項に記載の後席用サイドエアバッグ装置。
本実施形態における後席用サイドエアバッグ装置が搭載された車室内の斜視図。 同じく後席用サイドエアバッグ装置の全体概略図及び破断予定部付近の部分斜視図。 同じく後席用サイドエアバッグ装置を側方から見た場合の部分断面図。 同じく後席用サイドエアバッグ装置を上方から見た場合の部分断面図。 (a)は同じく後席用サイドエアバッグ装置を第1側壁側から見た場合の部分側面図、(b)は同じく後席用サイドエアバッグ装置を第2側壁側から見た場合の部分側面図。 同じく後席用サイドエアバッグ装置を構成する押え部材の斜視図。 同じく後席用サイドエアバッグ装置を構成するケースの斜視図。 (a)は第1側壁側から見た場合のケースの側面図、(b)は第2側壁側から見た場合のケースの側面図、(c)はブラケットの設けられた側から見た場合のケースの側面図。 (a)はエアバッグが展開膨張する前の状態を示す後席用サイドエアバッグ装置の断面図、(b)はカバーが破断される直前の状態を示す後席用サイドエアバッグ装置の断面図、(c)はカバーが破断された直後の状態を示す後席用サイドエアバッグ装置の断面図。
符号の説明
1…後部座席、3…ボディサイド部の一部を構成するドアトリム、10…後席用サイドエアバッグ装置、11…ガス発生源としてのインフレータ、12…エアバッグ、20…カバー、27…破断予定部、28…ヒンジ部、29…扉、30…ケース、30a…開口部、32…壁部としての第1側壁、33…壁部としての第2側壁、40…脆弱部、45…補強部としての剛性部、41…スリットとしての長孔、42…スリットとしての四角孔、46…補強板、47…フック。

Claims (6)

  1. 車室内の後部に配置された後部座席と車両のボディサイド部との間、或いは後部座席のシートサイド部に配設された後席用サイドエアバッグ装置であって、
    ガス発生源からのガスにより前記ボディサイド部と前記後部座席の搭乗者との間で展開膨張するエアバッグと、前記エアバッグを折り畳んだ状態で収納すべく箱状に形成されたケースと、前記エアバッグを展開膨張させるべく前記ケースに設けられた開口部と、前記ケースの前記開口部を覆うように設けられたカバーと、前記カバーを前記ケースに接触させるための接触部とを備え、
    前記カバーにおいて、前記エアバッグの展開膨張時に前記ケースの前記開口部と対応する位置には当該カバーを破断させる破断予定部を、前記エアバッグの展開膨張時に同破断予定部が破断することにより前記開口部を開放する部位には扉を、前記開口部の開放時に前記扉の支点とされる部位にはヒンジ部を設け、
    前記ケースにおいて、同ケースを構成する複数の壁部のうち、前記破断予定部における少なくとも前記ヒンジ部と対向する部位と前記接触部を介して近接する壁部には、同壁部の強度を他の壁部の強度に比べて低くするための脆弱部を設けたことを特徴とする後席用サイドエアバッグ装置。
  2. 前記脆弱部は、前記ケースの壁部にスリットを形成してなることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の後席用サイドエアバッグ装置。
  3. 前記ケースにおいて、前記ヒンジ部側に配置される壁部には、同壁部の強度を他の壁部の強度に比べて高くするための補強部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の後席用サイドエアバッグ装置。
  4. 前記補強部は前記壁部の内壁面及び外壁面のうち少なくともいずれか一方に補強板を取付けてなり、当該補強板には、前記ケースを前記カバーに固定するためのフックが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の後席用サイドエアバッグ装置。
  5. 前記カバーにおいて、前記破断予定部を後部座席側に配設し、前記ヒンジ部を前記ボディサイド部側に配設したことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の後席用サイドエアバッグ装置。
  6. 前記カバーは、前記後部座席と前記ボディサイド部との間に嵌め込まれていることを特徴とする請求項5に記載の後席用サイドエアバッグ装置。
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