JP2006088560A - ブラダー装置 - Google Patents

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吉範 ▲徳▼田
Yoshinori Tokuda
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Abstract

【課題】 上部リング13とスペーサー16の間にブラダー15が咬み込まれてしまうことを防止するブラダー装置1を提供する。
【解決手段】 本発明に係るブラダー装置1は、上昇及び下降可能なピストン11と、ピストン11の一端である上部端部において、ピストン11と同心上で連結されている上部リング13と、ピストン11の他端である下部端部において、ピストン11と同心上で配置されている下部リング14と、一方が上部リング13に連結され、他方が下部リング14に連結されているブラダー15と、上部リング13が下降する際、所定の位置で上部リング13を制止させるスペーサー16とをブラダー装置1が備え、スペーサー16が、スペーサー16の上部リング側の端部である上部リング側端部から所定の距離(例えば、3cm)離れた位置において、タイヤ径方向に向かって突出する突出部16aを有することを要旨とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、上部リングとスペーサーの間にブラダーが咬み込まれてしまうことを防止するブラダー装置に関する。
一般的に、空気入りタイヤは、生タイヤがタイヤ加硫装置にて加硫されることにより製造される。このようなタイヤ加硫装置におけるブラダー装置の一例について、図面を参照しながら説明する。図6に示すように、ブラダー装置100は、上昇及び下降するピストン101と、ピストンを制御する制御シリンダ102と、ピストン101の上方端部に連結され、ピストン101と連動する上部リング103と、ピストン101の下方端部に配置されている下部リング104と、一方が上部リング103に連結され、他方が下部リング104に連結されているブラダー105と、上部リング103の下降を制止させるスペーサー106とを有する。また、ブラダー装置100には、未加硫タイヤ(不図示)が挿入されるタイヤ金型107が隣接されている。
具体的には、未加硫タイヤを加硫するタイヤ加硫工程において、タイヤ金型107内に納められた未加硫タイヤは、当該タイヤ金型107内部からブラダー105によってタイヤ金型107に押し付けられながら所定時間高い温度にて加硫される。この際、ブラダー105は、未加硫タイヤ内面に対し予め正確に所定の位置関係を保ちながら加硫を行わなければならない。この位置関係は、未加硫タイヤがタイヤ金型107内に納められる前の中間シェービング段階において、未加硫タイヤ内面に、所定のタイミングで好ましい位置関係となるようにブラダー105に低圧力を掛けて膨張させる。この所定のタイミング及び位置関係が正確に行われることにより、製造不良を少なくし、いわゆるユニフォーミティの優れた空気入りタイヤを製造することができる。
特開昭57−137136号公報(第1頁−第3頁、第1図)
しかしながら、図7に示すように、上述した中間シェービング段階において、低圧力を掛ける際の所定のタイミングのズレ(バラツキ)によって、ブラダー105が、上部リング103とスペーサー106との間に咬み込まれてしまうという問題があった。この原因は、ピストン101に密着した状態(真空状態)であるブラダー105が、膨張していく間に上部リング103が下降するため、ブラダー105の膨張のタイミング及びピストン101の下降のタイミングにズレが生じることによって咬み込まれてしまう。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、上部リングとスペーサーの間にブラダーが咬み込まれてしまうことを防止するブラダー装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、空気入りタイヤの径方向中心において、タイヤ幅方向に向かって配置され、タイヤ幅方向に移動可能な(上昇及び下降可能な)ピストン(ピストン11)と、ピストンの一端である第1端部(上部端部)において、ピストンと同心上で連結されている第1リング(上部リング13)と、ピストンの他端である第2端部(下部端部)において、ピストンと同心上で配置されている第2リング(下部リング14)と、一方が第1リングに連結され、他方が第2リングに連結されているブラダー(ブラダー15)と、第1リングが第2リング方向に移動する(下降する)際、所定の位置で第1リングを制止させ、ピストンと同心上で配置されているスペーサー(スペーサー16)とをブラダー装置(ブラダー装置1)が備え、スペーサーが、スペーサーの第1リング側の端部である第1リング側端部(上部リング側端部)から所定の距離離れた位置において、タイヤ径方向に向かって突出する突出部(突出部16a)を有することを要旨とする。
かかる特徴によれば、スペーサーの第1リング側端部から所定の距離離れた位置において、タイヤ径方向に向かって突出する突出部がスペーサーに設けられるため、中間シェービング段階において、ブラダーの膨張のタイミング及びピストンの下降のタイミングにズレ(バラツキ)が生じた場合であっても、上部リングとスペーサーとの間にブラダーが咬み込まれてしまうことを防止することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、突出部が、円盤形状であることを要旨とする。
本発明によれば、上部リングとスペーサーの間にブラダーが咬み込まれてしまうことを防止するブラダー装置を提供することができる。
次に、本発明に係るブラダー装置1の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(ブラダー装置の構成)
図1は、本実施形態に係るブラダー装置1の断面図である。図1に示すように、ブラダー装置1は、空気入りタイヤの径方向中心において、タイヤ幅方向に向かって配置され、上昇及び下降可能な(タイヤ幅方向に移動可能な)ピストン11を備えている。また、ピストン11の下方には、当該ピストン11を制御する制御シリンダ12が配置されている。
ピストン11の一端である上部端部(第1端部)には、ピストン11と同心上で連結されている上部リング13(第1リング)が配置されている。また、ピストン11の他端である下部端部(第2端部)には、ピストン11と同心上で下部リング14(第2リング)が配置されている。
上部リング13及び下部リング14の間には、一方が上部リング13に連結され、他方が下部リング14に連結されているブラダー15が配置され、上部リングが下降する(下部リング14の方向に移動する)際、所定の位置(上部リング13と下部リング14の間)で上部リング13を制止させ、ピストン11と同心上であるスペーサー16が配置されている。さらに、ブラダー装置1には、未加硫タイヤ(不図示)が挿入されるタイヤ金型107が隣接されている。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るブラダー装置1の中間シェービング段階について説明する。中間シェービング段階とは、未加硫タイヤ内面に、所定のタイミングで未加硫タイヤ内面に対し予め正確に所定の位置関係となるようにブラダー15に低圧力を掛けて膨張させる段階のことである。
図2に示すように、ブラダー15が膨張していく間に上部リング13が下降し、当該上部リング13は、スペーサー16によって所定の位置で制止する。
ここで、スペーサー16は、ブラダー105膨張のタイミング及びピストン11の下降のタイミングにズレが生じた場合であっても、上部リング13とスペーサー16との間にブラダー15が咬み込まれてしまうことを防止することができる。
次に、図3を参照して、本実施形態にブラダー装置1のスペーサー16の詳細をについて説明する。図3に示すように、スペーサー16は、当該スペーサー16の上部リング16側の端部である上部リング側端部(第1リング側端部)から所定の距離α(例えば、3cm)離れた位置において、円盤形状で突出する突出部16aと、上部リング13の下降を制止する筒部16bによって構成されている。
ここで、図1及び図2では、スペーサー16は、円盤形状として示したが、その他の形状であっても構わない。
例えば、図4に示すように、突出部16aは、図3に示す突出部16aと筒部16bとが接する部分に、緩やかなR(カーブ)が付いた円盤形状であってもよい。また、図5に示すように、突出部16aは、多角形状(図5では、8角形状)であってもよい。
なお、本実施形態において、スペーサー16は、突出部16a及び筒部16bが同一部材によって構成されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、スペーサー16は、突出部16a及び筒部16bが別部材によって構成されていてもよい。
(ブラダー装置の作用、及び、効果)
以上説明した本実施形態に係るブラダー装置1によれば、スペーサー16の上部リング13側端部から所定の距離(例えば、3cm)離れた位置において、タイヤ径方向に向かって突出する突出部16aがスペーサー16に設けられるため、中間シェービング段階において、ブラダーの膨張のタイミング及びピストンの下降のタイミングにズレ(バラツキ)が生じた場合であっても、上部リング13とスペーサー16との間にブラダー15が咬み込まれてしまうことを防止することができる。
本実施形態に係るブラダー装置1を示す断面図である。 本実施形態に係るブラダー装置1を示す断面図である。 本実施形態に係るスペーサー16を示す斜視図である。 本実施形態に係るスペーサー16を示す斜視図である。 本実施形態に係るスペーサー16を示す斜視図である。 従来例のブラダー装置100の一例を示す断面図である。 従来例のブラダー装置100の一例を示す断面図である。
符号の説明
1,100…ブラダー装置
11,101…ピストン
12,102…制御シリンダ
13,103…上部リング
14,104…下部リング
15,105…ブラダー
16,106…スペーサー
16a…突出部
16b…筒部
17,107…タイヤ金型

Claims (2)

  1. 空気入りタイヤの径方向中心において、タイヤ幅方向に向かって配置され、前記タイヤ幅方向に移動可能なピストンと、
    前記ピストンの一端である第1端部において、前記ピストンと同心上で連結されている第1リングと、
    前記ピストンの他端である第2端部において、前記ピストンと同心上で配置されている第2リングと、
    一方が前記第1リングに連結され、他方が前記第2リングに連結されているブラダーと、
    前記第1リングが前記第2リング方向に移動する際、所定の位置で前記第1リングを制止させ、前記ピストンと同心上で配置されているスペーサーとを備え、
    前記スペーサーは、前記スペーサーの前記第1リング側の端部である第1リング側端部から所定の距離離れた位置において、前記タイヤ径方向に向かって突出する突出部を有することを特徴とするブラダー装置。
  2. 前記突出部は、円盤形状であることを特徴とする請求項1に記載のブラダー装置。



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