JP2006088411A - インクジェット記録媒体 - Google Patents

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Yoshio Yoshida
義雄 吉田
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正典 川島
Yujiro Fukuda
雄二郎 福田
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Abstract

【課題】 銀塩写真並の高い光沢感を有し、かつ染料インクのみならず顔料インクでインクジェット記録した場合においても印字濃度が高く、かつ断裁加工適性に優れたインクジェット記録媒体を提供する。
【解決手段】 支持体上に、それぞれ顔料及び結着剤を含有するアンダー層並びにインク受容層をこの順に設け、アンダー層は、顔料として2次粒子径5〜15μmの合成シリカを20質量%以上含有し、かつ結着剤として水溶性高分子とエチレン・酢酸ビニル共重合体とを含有し、インク受容層は顔料としてアルミナを30質量%以上含み、インク受容層表面の75度鏡面光沢度が50%以上である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット記録媒体に関し、特に染料および顔料インクでの印字に適し、銀塩写真並の光沢感が得られるインクジェット記録媒体に関する。
一般にインクジェット記録方式は、種々の機構によりインクの小滴を吐出し、記録用紙上に付着させることにより、ドットを形成し記録を行うものであるが、ドットインパクトタイプの記録方式に比べて騒音が少なく、またフルカラー化が容易である上、高速印字が可能であるなどの利点がある。一方、インクジェット記録に使用されるインクは、通常、直接染料や酸性染料などを用いた水性インクであるため乾燥性が悪いという欠点がある。
又、最近では高解像度のデジタルビデオ、デジタルカメラ、スキャナーおよびパーソナルコンピューターの普及により高精細の画像を取り扱う機会が多くなり、これらのハードコピーをインクジェットプリンターで出力する事が多くなっている。これに伴い記録媒体に対しても要求特性が多様化してきており、中でも銀塩写真並の光沢感を有する記録媒体の要望が高くなってきている。
このようなインクジェット記録方式に用いられるインクジェット記録用紙に要求される特性として、インク乾燥速度が速いこと、印字濃度が高いこと、インクの溢れや滲みがないこと、更に、インクを吸収することにより用紙が波打ちしないこと等が挙げられる。そして、これらの特性を満たした高画質のインクジェット記録用紙をキャストコート法により製造する方法が既に提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
キャストコート法は、顔料と結着剤とを主成分とする塗工液を基紙上に塗工してインク受容層となる塗工層を設け、湿潤して可塑状態にある塗工層をキャストドラム等の鏡面仕上げ面に押し当て、光沢仕上げする方法である。キャストコート法は、(1)塗工層が湿潤状態にある間に鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着して乾燥するウェットキャスト法(直接法)、(2)湿潤状態の塗工層を一旦(半)乾燥した後に再湿潤液により膨潤可塑化させ、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し乾燥するリウェットキャスト法(再湿潤法)、(3)湿潤状態の塗工層を凝固処理によりゲル状態にして、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し乾燥するゲル化キャスト法(凝固法)、の3種類に一般に分けることができる。
一方、上記インク受容層(キャスト層)に高い光沢を付与するため、この層にコロイダルシリカを配合することも行なわれる。代表的なコロイダルシリカは、5〜50nmの球状シリカ粒子が2次凝集せず水中に安定なコロイド状態で分散したものである。このシリカ粒子は微粒子なため、乾燥すると非常に透明で高光沢の塗膜が得られる(例えば特許文献3,4参照)。しかし、コロイダルシリカはそのほとんどが真球状粒子であり、各一次粒子が凝集することなく単分散しているため、乾燥状態では粒子が密に充填され、粒子間の空隙が非常に少ない構造をとる。従って、コロイダルシリカの細孔容積は一般的には0.4ml/g未満であり、キャスト層に配合した場合にはインク吸収速度が遅くなり、インクあふれや、濃度むらの原因となる欠点があった。
そこで、インク受容層に、気相法により製造された合成シリカ微粒子を配合することが行われている(例えば特許文献5,6参照)。気相法シリカは、一次粒子の平均粒径が数nm〜数十nmの超微粒子であり、高い光沢が得られるという特徴がある。この気相法シリカは、揮発性珪素化合物を火焔中で高温分解する方法により製造することができる(例えば、特許文献7参照)。気相法シリカは、分散性・透明性に優れ、又、嵩高い粉体であって湿式法シリカと比べて機械的に水分散液とすることが容易である。そして、この水分散液を塗布すると比較的光沢が高く、かつインク吸収性も良好な塗膜を形成できる。
特開昭62−95285号公報 特開平5−59694号各公報 特開平5−338348号公報 特開平10−217599号公報 特開平10−81064号公報 特開平11−34481号公報 特公昭59−169922号公報
しかしながら、上記特許文献1,2記載の技術は、いずれも合成シリカを主成分とする顔料をインク受容層に用いるため、インクジェットプリンターで印字した際の印字濃度が低く、又、最表層の光沢感が低くて銀塩写真並の光沢感を得ることが出来なかった。この理由としては、上記顔料の粒子径が大きいため、光沢感が高くならず、また顔料の透明性が低いため、高い印字濃度が得られないことが考えられる。
また、インク受容層の光沢感を向上するため粒子径が小さい顔料であるコロイダルシリカを用いた場合、上記したようにインク吸収性が低下する。又、顔料として気相法シリカを用いた場合、インク吸収性は改善されるが、凝集した一次粒子間の結合が比較的弱いため、塗膜を形成する際、水の乾燥により粒子の空隙間に強い毛管力が働くことにより、凝集状態の破壊が起こり易く、キャスト層に肉眼でも見える数mmのひび割れが入り易いという大きな欠点があった。
さらには、これらコロイダルシリカや気相法シリカを用いた場合、前述の問題に加え、粒子径50nm〜150nmの色剤粒子を含む顔料インクを用いて印字した際、インク粒子の塗工層(インク受容層)への沈み込みが多くなり、印字濃度を向上することができないという問題がある。
一方、通常、インク受容層の下層にはアンダー層が設けられるが、このアンダー層用塗料の結着剤として、発色性、光沢を向上させるためポリビニルアルコールが用いられる。しかしながら、アンダー層を有するインクジェット記録媒体をギロチンやカッター等で小判に断裁する際、断裁面切り口にざらつき・毛羽立ちが生じ易くなると共に、紙粉が多く発生し、断裁加工適性が劣るという欠点があった。
さらには、アンダー層用の顔料として炭酸カルシウムを用いるとインク吸収性が低下し、顔料としてシリカを用いると紙粉が多くなるという問題があり、アンダー層用の顔料についても、インク吸収が良く、紙粉が少ないものを検討する必要がある。
従って本発明は、銀塩写真並の高い光沢感を有し、かつ染料インクのみならず顔料インクでインクジェット記録した場合においても印字濃度が高く、かつ断裁加工適性に優れたインクジェット記録媒体を提供することを目的とする。
発明者等は上記課題を解決すべく検討を行った結果、アンダー層中の顔料および結着剤、並びにインク受容層の顔料を特定のものとすることにより、上記問題をいずれも解決できることを見いだした。
従って、本発明の上記目的は、支持体上に、それぞれ顔料及び結着剤を含有するアンダー層並びにインク受容層をこの順に設けたインクジェット記録媒体であって、前記アンダー層は、顔料として2次粒子径5〜15μmの合成シリカを20質量%以上含有し、かつ結着剤として水溶性高分子とエチレン・酢酸ビニル共重合体とを含有し、前記インク受容層は顔料としてアルミナを30質量%以上含み、前記インク受容層表面の75度鏡面光沢度が50%以上であることを特徴とするインクジェット記録媒体によって達成された。
前記水溶性高分子はポリビニルアルコールであることが好ましく、又、前記エチレン・酢酸ビニル共重合体のガラス転移点が0℃以下であり、かつ前記エチレン・酢酸ビニル共重合体は粒子径1μm以下のエチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂エマルジョンの乾燥体であることが好ましい。
前記インク受容層表面の像鮮明度が20%以上であることが好ましく、前記インク受容層は、該インク受容層用塗料を塗布してなる塗工層の表面が湿潤状態にある間に、該塗工層を加熱した鏡面に圧接した後、乾燥して設けられることが好ましい。
本発明によれば、銀塩写真並の高い光沢感を有し、かつ染料インクのみならず顔料インクでインクジェット記録した場合においても印字濃度が高く、かつ断裁加工適性に優れたインクジェット記録媒体が得られる。
以下本発明の実施形態について説明する。本発明のインクジェット記録媒体は、支持体上にアンダー層及びインク受容層をこの順に設けてなり、上記アンダー層及びインク受容層は、それぞれ顔料及び結着剤を含有する。
<支持体>
本発明に使用される支持体としては紙、布、樹脂フィルム、樹脂被覆紙等のシート状のものを好ましく使用することができるが、好ましくは紙(塗工紙、未塗工紙等)を用いる。前記紙の原料パルプとして、化学パルプ(針葉樹の晒または未晒クラフトパルプ、広葉樹の晒または未晒クラフトパルプ等)、機械パルプ(グランドパルプ、サーモメカニカルパルプ、ケミサーモメカニカルパルプ等)、脱墨パルプ等を単独または任意の割合で混合して使用することが可能である。また、 前記紙のpHは、酸性、中性、アルカリ性のいずれでも良い。また、紙中に填料を含有させると、紙の不透明度が向上する傾向があるため、填料を含有させることが好ましく、填料としては、水和珪酸、ホワイトカーボン、タルク、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、合成樹脂填料等の公知の填料を使用することができる。
<アンダー層>
アンダー層は、顔料と、水溶性高分子とエチレン・酢酸ビニル共重合体とを含有する結着剤とを含む。
1.結着剤
水溶性高分子は、アンダー層用塗工液の塗料物性を確保するためのものであり、水溶性高分子が結着剤に含まれないと塗工液の塗料物性が適度なものとならない。結着剤に用いる水溶性高分子としては特に制限はないが、透明性が高い結着剤であるポリビニルアルコール(以下、適宜「PVA」と称する)を用いると、印字部の発色濃度が向上するので好ましい。特に、完全ケン化ポリビニルアルコールがより好ましい。ポリビニルアルコールの重合度は好ましくは500〜2400、より好ましくは1000〜2000である。
エチレン・酢酸ビニル共重合体(以下、適宜「EVA」と称する)を結着剤に用いると、塗工層強度が高くなり断裁時の紙粉が軽減される。又、エチレン・酢酸ビニル共重合体自身の水に対する接触角が他の合成樹脂(例えばスチレンブタジエン共重合体)より小さいため、アンダー層のインク吸収性が良好となる。特に、以下のポリビニルアルコール・エチレン・酢酸ビニルグラフト共重合体を用いた場合に、これらの効果が大となる。
エチレン・酢酸ビニル共重合体は、例えば、乳化剤としてポリビニルアルコールを存在させた水系でエチレンと酢酸ビニルを共重合させたエマルジョンの乾燥体である。重合開始剤は主にエチレン及び酢酸ビニルに対して作用するが、反応条件や乳化剤であるポリビニルアルコールの量により、ポリビニルアルコール鎖からエチレン・酢酸ビニル共重合体が枝分かれし、成長したポリビニルアルコール・エチレン・酢酸ビニルグラフト共重合体のエマルジョンが生成する場合がある。本発明に用いるエチレン・酢酸ビニル共重合体としては、ポリビニルアルコールにエチレン・酢酸ビニル共重合体がグラフト化した分子が多くなっているエマルジョンを用いることが好ましい。なお、上記したエマルジョンや後述する顔料等を含む塗工液を塗布後、乾燥することにより、アンダー層が形成される。
又、エチレン・酢酸ビニル共重合体のガラス転移点(Tg)が0℃以下であり、エマルジョンの粒子径が1μm以下であることが好ましい。Tgを0℃以下とすると、カッター裁断時の切り口が良好になり、塗工層(アンダー層及びインク受容層)の脱落が少なくなり、紙粉の発生がより一層軽減する傾向にある。これは、塗工層(アンダー層及びインク受容層)の柔軟性が高くなるためと考えられる。又、粒子径を1μm以下とすると、アンダー層の透明性が高くなり、(特に染料インクの場合に)印字発色濃度が向上する傾向にある。上記した裁断時の切口の改善効果は、特に後述するキャスト法によってインク受容層を設けた場合に大きい。
一方、Tgが0℃を超える場合、塗工層の柔軟性が低下するため、断裁時の紙粉発生量が多くなる傾向にある。一方、粒子径が1μmを超えると透明性が低下し、得られた塗工層の透明性も低下するため印字発色濃度も低下する傾向にある。
アンダー層用結着剤中のエチレン・酢酸ビニル共重合体の配合量は特に制限されないが、顔料100質量部に対して10〜50質量部が好ましく、より好ましくは20〜40質量部である。エチレン・酢酸ビニル共重合体の配合量が50質量部を超えると、結着剤の疎水性が顕著になってインク吸収性が低下する傾向にある。
また、アンダー層用結着剤中の水溶性高分子(例えばPVA)の配合量も特に制限されないが、塗工層強度、インク吸収性、塗工適性等を具備する点から、顔料100質量部に対して2〜50質量部が好ましく、より好ましくは3〜25質量部である。
2.顔料
アンダー層に用いる顔料は、2次粒子径5〜15μmの合成シリカを20質量%以上含有する。これにより、アンダー層の塗工層強度が向上し、断裁時の紙粉発生を低減できる。特にゲル法により製造された合成シリカを用いると塗工層強度が向上し、又、沈降法で製造された合成シリカを用いると発色性が向上するので好ましい。2次粒子径が5μm未満であると、塗工層強度が低下し、断裁時に紙粉が多く発生する。塗工層強度を向上するためには合成シリカの2次粒子径は大きい方が好ましく、7μm以上であることがより好ましいが、15μmを超えると層の空隙が多くなり過ぎて、アンダー層上に設けるインク受容層が均一に形成されない。又、15μmを超えると、アンダー層用塗料の塗工性が低下し、生産性が低下するため好ましくない。
合成シリカの2次粒子径はレーザー回折・散乱法で測定することができる。又、上記合成シリカの割合が20質量%未満であると、アンダー層のインク吸収性は良好であるが、塗工層強度が低下する。顔料中の上記合成シリカの配合量は多い方が好ましく、好ましくはアンダー層用の顔料全体の30質量%以上、より好ましくは60質量%以上である。
3.その他の成分
アンダー層には上記各成分の他、本発明の効果を損なわない限り、後述するインク受容層に含有することができる公知の顔料や、公知の結着剤を併用することができる。また、その他添加剤として、染料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤等を適宜配合することもできる。
<インク受容層>
インク受容層は、顔料と結着剤とを含む。
1.結着剤
インク受容層は少なくとも1種類以上の結着剤を含む。特に水系結着剤を用いることが好ましい。なお、本発明で「水系結着剤」とは、水溶性樹脂及び水分散性樹脂をいう。結着剤としては、具体的にはポリビニルアルコール及びその誘導体、ポリビニルピロリドン、ウレタン樹脂エマルジョン由来のウレタン樹脂、酸化澱粉、エステル化澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク、スチレン−アクリル樹脂及びその誘導体、スチレン−ブタジエン樹脂ラテックス、アクリル樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、塩化ビニル樹脂エマルジョン、尿素樹脂エマルジョン、アルキッド樹脂エマルジョン及びこれらの誘導体等があげられ、これらの結着剤を単独又は混合して用いることができる。
特に、インク吸収性、発色性および光沢感の性能バランスがよいという点から、部分鹸化及び/又は完全鹸化のポリビニルアルコール(その誘導体も含む)を結着剤に用いることが好ましい。この場合、インクジェット記録時のインク吸収性、発色性および光沢感を損なわない範囲で前述した他の結着剤を併用することが可能である。
結着剤は、インク受容層中に3〜28質量%の割合で含有されることが好ましく、さらには9〜25質量%であることがより好ましい。インク受容層における結着剤の含有量が28質量%を超えるとインク吸収性が低下する傾向にあり、含有量が3質量%未満であるとインク受容層の強度が低下する傾向にある。
また、顔料としてポリビニルアルコールを用いる場合、ポリビニルアルコールを顔料100質量部に対して3〜25質量部配合することで、操業性、インク吸収性、及び印字品質のいずれも優れた記録媒体を得ることができる。
2.顔料
インク受容層用の顔料は、アルミナを30質量%以上含む。アルミナは、例えば、水酸化アルミニウムを焼成することによって得られるアルミニウムの酸化物、又はアルミナ水和物(アルミナゾル、擬ベーマイト等)である。アルミナ(水酸化アルミニウムを焼成することによって得られるアルミニウムの酸化物)の結晶形態は数多く知られており、例えばα−アルミナ、β−アルミナ、γ−アルミナ等をあげることができる。画像部の擦過性を向上させるという点で、特にγ−アルミナが好ましく用いられる。アルミナの粒子径やBET比表面積は必要に応じて適宜選択することができるが、平均粒子径が1.0〜4.0μmのアルミナを用いることが好ましく、特に1.5〜3.3μmの平均粒子径を有するものが好ましい。顔料としてアルミナを用いることで、インク受容層表面の光沢を向上するとともに、この層の透明性も向上して発色性が向上する(印字濃度が高くなる)。さらに、アルミナを用いると、インク吸収性が従来のコロイダルシリカ等を用いる場合より向上する。なお、顔料中の上記アルミナの割合が30質量%未満であると、インク受容層表面の光沢度が低下する。顔料中の上記アルミナの配合量は多い方が好ましく、好ましくはアンダー層用の顔料全体の40質量%以上、より好ましくは50質量%以上である。
なお、本発明の効果を損なわない範囲で、公知の顔料を1種以上混合して使用することも可能である。例えば、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、水酸化アルミニウム、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、水酸化マグネシウム等の白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料を併用することができる。例えば合成シリカを併用した場合、インク受容層のインク吸収性が向上する。
3.その他の成分
インク受容層には、その他添加剤として、染料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤、保水剤、着色剤、湿潤剤、カチオン性高分子電解質等を適宜配合することもできる。また、インク受容層を後述するキャストコート法で設ける場合、キャストドラムからの剥離性を向上することを目的として剥離剤を含有することが出来る。添加する剥離剤の融点は90〜150℃であることが好ましく、特に95〜120℃であることが好ましい。上記の範囲においては剥離剤の融点が鏡面仕上げの金属表面温度とほぼ同等であるため、剥離剤としての能力が最大限に発揮される。剥離剤は上記特性を有していれば特に限定されない。
本発明においては必要に応じ、インク受容層を設ける面とは反対側の支持体上に筆記性、帯電防止性、防汚性、滑り性等を付与するためのバック層を設けることも可能である。
本発明において、染料インクのみならず、顔料インクいずれを用いたインクジェット記録においても印字濃度が向上する理由は定かではないが、特に顔料インクを用いる場合、インク受容層の顔料が上記アルミナを含有することで、インク受容層の透明性を高くし、また表面に発生するクラック(亀裂)を小さくすることができ、その結果印字濃度が向上すると考えられる。
<アンダー層、インク受容層の形成>
アンダー層、インク受容層は、それぞれアンダー層用塗工液、インク受容層用塗工液を塗布して形成することができる。これらの塗工液の塗布方法としては、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター、ブラッシュコーター、キスコーター、スクイズコーター、カーテンコーター、ダイコーター、バーコーター、グラビアコータ等の公知の塗工機を用いた塗工する方法の中から適宜選択して使用することができる。
アンダー層の塗工量は、支持体の表面を覆い、かつ充分なインク吸収性が得られる範囲で任意に調整することができるが、印字濃度及びインク吸収性を共に具備する観点から、片面当たり、固形分換算で5〜30g/m2であることが好ましい。さらに好ましい範囲は6〜20g/m2である。
インク受容層の塗工量は、アンダー層の表面を覆い、かつ充分なインク吸収性が得られる範囲で任意に調整することができるが、印字濃度及びインク吸収性を共に具備する観点から、片面当たり、固形分換算で5〜30g/m2 であることが好ましい。さらに好ましい範囲は5〜20g/m2である。塗工量が30g/m2 を超えると、キャストコートする場合に鏡面ドラムからの剥離性が低下し、塗工層が鏡面ドラムに付着するなどの問題を生じる。
<インク受容層表面の光沢度>
本発明のインクジェット記録媒体は、インク受容層表面の75度鏡面光沢度が50%以上である。このような光沢度を有すると、銀塩写真のような光沢感のあるインクジェット記録媒体が得られる。さらに、インク受容層表面の像鮮鋭度が20%以上であると、光沢感が一層向上するので好ましい。75度鏡面光沢度はJIS−P−8142に準じて測定し、像鮮鋭度はJIS−K−7105に準じて測定する。
<インク受容層の形成方法(キャストコート法)>
高い光沢を有するインクジェット記録媒体を得られるという点から、いわゆるキャストコート法によりインク受容層を形成することが好ましい。このキャストコート法は、インク受容層用塗料を塗布した塗工層の表面が湿潤状態にある間に、該塗工層を加熱した鏡面に圧接した後、乾燥して行う。
キャストコート法は、(1)塗工層が(塗工ままで)湿潤状態にある間に鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着(圧接)して乾燥するウェットキャスト法(直接法)、(2)湿潤状態の塗工層を一旦(半)乾燥した後に再湿潤液により膨潤可塑化(湿潤)させ、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し乾燥するリウェットキャスト法(再湿潤法)、(3)湿潤状態の塗工層を凝固液等の凝固処理によりゲル状態にして、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し乾燥するゲル化キャスト法(凝固法)、の3種類に一般に分けることができる。
いずれの方法においても、湿潤状態の塗工層に鏡面(例えば、加熱した鏡面ドラムや平板鏡面等の金属鏡面)を押し付ける点では同様である。
本発明においては上記したいずれの方法を用いることもできるが、高い光沢を得られるという点からは凝固法が、生産性を向上するという点からは再湿潤法が好ましい。
凝固法キャストコート法の場合は、インク受容層用塗工液を塗工した塗工層が湿潤状態にあるうちに、これに結着剤を凝固(あるいは架橋)する作用を持つ処理液を塗布し、その後加熱した鏡面に塗工層を圧着し、光沢を付与する。例えば、塗工層の結着剤としてポリビニルアルコールを用いた場合には、ポリビニルアルコールを凝固させる作用を持つ化合物を含有する水溶液であればいずれのものも使用することができるが、特に、ホウ酸とホウ酸塩とを含有する処理液が好ましい。ホウ酸とホウ酸塩とを混合して用いることにより、適度な固さの凝固状態を得ることが容易となり、良好な光沢感を有するインクジェット記録媒体を得ることができる。
再湿潤法キャストコート法の場合は、インク受容層用塗工液を塗工した塗工層を乾燥し、塗工層の結着剤を可塑化する作用を持つ処理液(可塑化処理液)を該塗工層に塗布し、その後加熱した鏡面に塗工層を圧着し、光沢を付与する。この方法の場合、処理液を塗布する際にインク受容層が乾燥状態であるため、鏡面ドラム表面を写し取ることが難しく、表面に微小な凹凸が多く、光沢感は若干落ちる傾向にあるが、他の方法に比較して塗工速度を速くすることが可能になるため、生産性が向上する。
また、上記処理液(凝固液や可塑化処理液)には、必要に応じて顔料分散剤、保水剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、着色剤、耐水化剤、湿潤剤、蛍光染料、紫外線吸収剤、カチオン性高分子電解質等を適宜添加することができる。処理液を塗布する方法としてはロール、スプレー、カーテン方式等があげられるが、特に限定されない。
<実施例>
以下に、実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。又、以下の「部」、「%」は特に断りがない限り「質量部」、「質量%」を表す。
1.支持体の製造
叩解度285mlの広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)100部からなるパルプスラリ−にタルク10質量部、硫酸アルミニウム1.0質量部、合成サイズ剤0.1質量部、歩留向上剤0.02質量部を添加し、抄紙機で抄紙した。抄紙の際、デンプンを片面当り固形分で2.5g/m2となるようにして両面に塗布して、坪量170g/m2の支持体を得た。
2.アンダー層の形成
この支持体の片面に、ブレードコーターを用いて塗工液Aを塗工量15g/m2となるように塗工し、140℃で送風乾燥した。
塗工液A:顔料として、沈降法シリカ(ファインシールX−12:株式会社トクヤマ社製、2次粒子径:9〜12μm)50部とゲル法シリカ(ミズカシルP−50:水沢化学社製、2次粒子径:10μm)50部を配合し、結着剤として完全ケン化ポリビニルアルコール(PVA−117、株式会社クラレ製の商品名)5部と、エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジョン(AM−3150、昭和高分子製の商品名)30部とを配合し、カチオン性インク定着剤(ポリフィックス700、昭和高分子高分子製の商品名)5部、及びカチオン性サイズ剤(ポリマロン360)5部を混合し、固形分25%のカラー(塗工液A)を調整した。
3.インク受容層の形成
次いで、塗工液Aの塗工面にロールコーターで塗工液Bを10g/m2塗工し、塗工層が湿潤状態にあるうちに、凝固液Cを用いて凝固させ、次に、プレスロールを介して、加熱された鏡面仕上げ面に、塗工層を圧着して鏡面を写し取り、乾燥して坪量198g/m2のインクジェット記録媒体を得た。
塗工液B:顔料として高純度アルミナ(UA5605:昭和電工株式会社の製品名、平均粒子径2.8μm)を100部配合し、結着剤として、重合度500の完全ケン化ポリビニルアルコール(PVA105:クラレ株式会社製の商品名、鹸化度98.5)15部を配合し、消泡剤0.2部を配合して濃度20%の塗工液を調整した。
凝固液C: 硼砂2%、ホウ酸2%(硼砂/ホウ酸の質量比=1/1、NaおよびHBO換算で計算)、離型剤(FL−48C:東邦化学工業社製)0.2%を配合して凝固液を調整した。
塗工液Bの顔料として、高純度アルミナ(上記UA5605)60部と、カチオン性が付加されたシリカ(サイロジェット703C、グレースジャパン株式会社製の商品名)40部とを配合し、結着剤の配合量を20部としたこと以外は、実施例1とまったく同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
塗工液Bの顔料として、高純度アルミナ(上記UA5605)60部と、カチオン性が付加されたシリカ(サイロジェット703C、グレースジャパン株式会社製の商品名)40部とを配合したこと以外は、実施例1とまったく同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
塗工液Bの顔料として、高純度アルミナ(上記UA5605)30部と、カチオン性が付加されたシリカ(サイロジェット703C、グレースジャパン株式会社製の商品名)70部とを配合したこと以外は、実施例1とまったく同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
塗工液Aの顔料として、沈降法シリカ(ファインシールX−12:株式会社トクヤマ社製、2次粒子径:9〜12μm)100部を配合したこと以外は、実施例3とまったく同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
塗工液Aの顔料として、沈降法シリカ(ファインシールX−12:株式会社トクヤマ社製、2次粒子径:9〜12μm)75部とゲル法シリカ(ミズカシルP−50:水沢化学社製、2次粒子径:10μm)25部を配合したこと以外は、実施例3とまったく同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
塗工液Aの顔料として、沈降法シリカ(ファインシールX−37B:株式会社トクヤマ社製、2次粒子径:3.5〜3.9μm)75部とゲル法シリカ(ミズカシルP−50:水沢化学社製、2次粒子径:10μm)25部を配合したこと以外は、実施例3とまったく同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
<比較例1>
塗工液Aの顔料として、沈降法シリカ(ファインシールX−37B:株式会社トクヤマ社製、2次粒子径:3.5〜3.9μm)100部を用いたこと以外は、実施例3とまったく同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
<比較例2>
塗工液Aの結着剤として、完全ケン化ポリビニルアルコール(PVA−117、株式会社クラレ製の商品名)35部のみを用いたこと以外は、実施例3とまったく同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
<比較例3>
塗工液Aの結着剤として、完全ケン化ポリビニルアルコール(PVA−117、株式会社クラレ製の商品名)5部とスチレンブタジエン樹脂ラテックス(以下、適宜「SBR」と称する,LX438C:住友科学工業株式会社製)30部を配合したこと以外は、実施例3とまったく同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
<比較例4>
塗工液Bの顔料として、高純度アルミナ(上記UA5605)5部と、カチオン性が付加されたシリカ(サイロジェット703C、グレースジャパン株式会社製の商品名)95部とを配合したこと以外は、実施例1とまったく同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
<評価>
各実施例及び比較例で得られたインクジェット記録媒体のキャスト塗工操業性、光沢感およびインクジェット記録試験を、以下の方法で行った。
(1)光沢感
インク受容層表面の75度鏡面光沢度を、JIS P8142に準じて、光沢度計(村上色彩技術研究所製、True GLOSS GM-26PRO)を用いて測定した。測定値をもとに、光沢感を下記の基準で評価した。
◎:75度鏡面光沢度が60%以上でかつ像鮮明度が70%以上のもの
○:75度鏡面光沢度が50〜60%でかつ像鮮明度が40〜70%のもの
△:75度鏡面光沢度が50%以上でかつ像鮮明度が20〜40%のもの
×:75度鏡面光沢度が50%以下で、像鮮明度が20%以下のもの
(2)インクジェット記録試験
染料インクを用いたインクジェットプリンター(PM−950C:エプソン株式会社製の商品名)、および顔料インクを用いたインクジェットプリンター(PM−4000PX:エプソン株式会社製の商品名)により、インクジェット記録媒体上に所定のパターンを記録し、下記の基準によって評価した。
a)インク吸収性(ブリーディング)
赤と緑の混色べた部の境界で滲みを目視で評価した。
○:色の境界部が明瞭に分かれているもの
△:色の境界部で、若干滲みがあるもの
×:色の境界部で、滲みが非常に大きいもの
b)鮮やかさ
記録画像部の鮮やかさを目視で評価した。
◎:非常に鮮やか
○:鮮やか
△:若干鮮やかさが劣る
×:鮮やかに見えない
(3)加工適性試験
インクジェット記録媒体を100枚重ね、インク受容層面側からギロチンカッターで断裁し、紙粉量を目視で観察して評価した。
○:紙粉無し
△:紙粉が若干有り
×:紙粉が多い
Figure 2006088411
各インクジェット記録媒体の構成、評価結果を表1に示す。なお、表1のPVAはポリビニルアルコールを、EVAはエチレン・酢酸ビニル共重合体を、SBRはスチレンブタジエン樹脂ラテックスをそれぞれ示す。
表1から明らかなように、各実施例のインクジェット記録媒体の場合、光沢感、像鮮明度、印字適性(インク吸収性及び鮮やかさ)、加工適性がいずれも優れていた。
一方、アンダー層の顔料中に、2次粒子径5〜15μmの合成シリカを20%未満しか含有しなかった比較例1の場合、光沢感、印字適性は良好なものの、加工適性が劣る結果となり、バランス良い性能を有するインクジェット記録媒体が得られなかった。
又、アンダー層の結着剤中に、エチレン・酢酸ビニル共重合体を含有せず、PVAのみ用いた比較例2の場合、光沢感、印字適性は良好なものの、加工適性が劣る結果となった。これは、アンダー層の結着剤がPVAのみからなるために、アンダー層が硬くてもろくなり、断裁時の紙粉が増大したためと考えられる。
アンダー層の結着剤中に、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)を含有せず、SBRのみ用いた比較例3の場合、光沢感は良好なものの、インク吸収性、印字適性が劣る結果となった。これは、SBRもEVAと同様に合成樹脂であるためPVA等の水溶性樹脂に比較すると柔らかく、アンダー層は柔軟になる(加工適性に優れる)が、SBRの濡れ性が低いためにインク吸収性、印字適性が低下したためと考えられる。
インク受容層の顔料中に、アルミナを30%未満しか含有しなかった比較例4の場合、光沢感が劣る結果となった。

Claims (5)

  1. 支持体上に、それぞれ顔料及び結着剤を含有するアンダー層並びにインク受容層をこの順に設けたインクジェット記録媒体であって、前記アンダー層は、顔料として2次粒子径5〜15μmの合成シリカを20質量%以上含有し、かつ結着剤として水溶性高分子とエチレン・酢酸ビニル共重合体とを含有し、前記インク受容層は顔料としてアルミナを30質量%以上含み、前記インク受容層表面の75度鏡面光沢度が50%以上であることを特徴とするインクジェット記録媒体。
  2. 前記水溶性高分子はポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1に記載されたインクジェット記録媒体。
  3. 前記エチレン・酢酸ビニル共重合体のガラス転移点が0℃以下であり、かつ前記エチレン・酢酸ビニル共重合体は粒子径1μm以下のエチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂エマルジョンの乾燥体であることを特徴とする請求項1又は2に記載されたインクジェット記録媒体。
  4. 前記インク受容層表面の像鮮明度が20%以上であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載されたインクジェット記録媒体。
  5. 前記インク受容層は、該インク受容層用塗料を塗布してなる塗工層の表面が湿潤状態にある間に、該塗工層を加熱した鏡面に圧接した後、乾燥して設けられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載されたインクジェット記録媒体。
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