JP2006087641A - 食材加熱装置 - Google Patents

食材加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006087641A
JP2006087641A JP2004276227A JP2004276227A JP2006087641A JP 2006087641 A JP2006087641 A JP 2006087641A JP 2004276227 A JP2004276227 A JP 2004276227A JP 2004276227 A JP2004276227 A JP 2004276227A JP 2006087641 A JP2006087641 A JP 2006087641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
food
superheated steam
pulley
endless body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004276227A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Kamisaka
幸三 上坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KANKYO TECHNO KK
Original Assignee
NIPPON KANKYO TECHNO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON KANKYO TECHNO KK filed Critical NIPPON KANKYO TECHNO KK
Priority to JP2004276227A priority Critical patent/JP2006087641A/ja
Publication of JP2006087641A publication Critical patent/JP2006087641A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Abstract

【課題】 過熱水蒸気により食材を調理する場合における熱効率を向上させる。
【解決手段】 食材加熱装置1は、天井板4と、この天井板4の前、後部側からそれぞれ下方に延びてこの天井板4の下方の空間5を前、後方から覆う前、後板6,7と、天井板4の左右各側部側から下方に延びて空間5を左、右各外側方から覆う左、右側板8,9と、各板4,6−9により上方と水平方向とで閉じられた空間5内に食材14の全体を位置させたまま、この食材14を前方移動させるよう搬送する搬送機15と、空間5に過熱水蒸気2を供給する蒸気供給装置28とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、冷凍処理されたシュウマイのような食材を過熱水蒸気により加熱して、解凍、昇温などによりこの食材を調理するようにした食材加熱装置に関するものである。
上記食材加熱装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、前後方向に延びる箱体と、この箱体の前、後板に形成された前、後開口を貫通して前後方向に延び食材を前方に向かって搬送する搬送機と、上記前後開口をそれぞれ開閉可能に閉じる前、後カーテンと、上記箱体内に過熱水蒸気を供給する蒸気供給装置とを備えている。
上記食材加熱装置により、目的の食材を調理しようとするときには、まず、上記蒸気供給装置により上記箱体内に過熱水蒸気を供給して充満させる。次に、上記搬送機を駆動させ、箱体の外部で搬送機の後部に食材を載置して、前方に向かって搬送させる。すると、上記のように搬送される食材は上記後カーテンを押し開いて、後開口を通し上記箱体内に導入される。この後、上記食材は上記箱体内を前方に向かって搬送される。
上記箱体内において、食材が過熱水蒸気により加熱されて、解凍や昇温がなされ、上記食材について所望の調理がなされる。次に、食材が上記箱体内の前端に達すると、食材は前カーテンを押し開いて、前開口を通し上記箱体の外部に導出され、次工程に送られる。
特開2003−310438号公報
ところで、上記過熱水蒸気は空気よりも軽いため、上記箱体内に供給された過熱水蒸気はこの箱体内の上部側に向かうよう上昇し、ここに滞留しようとする。
一方、上記食材加熱装置の運転中では、搬送される食材によってカーテンが押し開かれることにより、上記前、後開口は、食材が通過する毎に、間欠的に開かれる。このため、上記前、後開口やこれら前、後開口を通ると共に箱体内を搬送される食材と同じ高さに位置する上記箱体内の過熱水蒸気は、上記前、後開口を通して外部に排出されがちである。よって、上記箱体内の食材周りの過熱水蒸気が無駄に消費される分、食材を調理する際の熱効率が低下するという問題点がある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、過熱水蒸気により食材を調理する場合における熱効率を向上させることである。
請求項1の発明は、天井板4と、この天井板4の前、後部側からそれぞれ下方に延びてこの天井板4の下方の空間5を前、後方から覆う前、後板6,7と、上記天井板4の左右各側部側から下方に延びて上記空間5を左、右各外側方から覆う左、右側板8,9と、上記各板4,6−9により上方と水平方向とで閉じられた上記空間5内に食材14の全体を位置させたまま、この食材14を前方移動させるよう搬送する搬送機15と、上記空間5に過熱水蒸気2を供給する蒸気供給装置28とを備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記搬送機15が、上記空間5よりも下側で、かつ、この空間5の前、後部側に対応するよう配置される前、後第1プーリ16,17と、上記空間5内に配置される第2プーリ18,19と、これら第1、第2プーリ16−19に巻き掛けられる無端体20とを備え、上記無端体20の上部側を構成し、上記後第1プーリ17側から前第1プーリ16側に向かう上記無端体20の前方移動部24により上記食材14を搬送させるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記空間5内に設けられ、この空間5内の過熱水蒸気2を直接に加熱する発熱体36を設けたものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明に加えて、上記無端体20の下部側を構成し、上記前第1プーリ16側から後第1プーリ17側に向かう上記無端体20の後方移動部25と、上記前方移動部24との間に上記発熱体36を配設したものである。
請求項5の発明は、請求項1から4のうちいずれか1つの発明に加えて、上記空間5内の過熱水蒸気2中に含有される有機物を加熱により分解する熱分解処理装置42を備えたものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、天井板と、この天井板の前、後部側からそれぞれ下方に延びてこの天井板の下方の空間を前、後方から覆う前、後板と、上記天井板の左右各側部側から下方に延びて上記空間を左、右各外側方から覆う左、右側板と、上記各板により上方と水平方向とで閉じられた上記空間内に食材の全体を位置させたまま、この食材を前方移動させるよう搬送する搬送機と、上記空間に過熱水蒸気を供給する蒸気供給装置とを備えている。
このため、上方と水平方向とで閉じられた空間には、上昇しようとする過熱水蒸気を充満させた状態に維持させることができ、この過熱水蒸気が上記空間から無駄に排出されるということは防止される。そして、上記食材は、その全体を空間内に位置させたままで搬送されることから、上記食材は上記空間内に充満させられた過熱水蒸気によって効果的に加熱され、調理される。
よって、上記空間内の過熱水蒸気により食材を調理する場合における熱効率が向上する。
請求項2の発明は、上記搬送機が、上記空間よりも下側で、かつ、この空間の前、後部側に対応するよう配置される前、後第1プーリと、上記空間内に配置される第2プーリと、これら第1、第2プーリに巻き掛けられる無端体とを備え、上記無端体の上部側を構成し、上記後第1プーリ側から前第1プーリ側に向かう上記無端体の前方移動部により上記食材を搬送させるようにしている。
このため、上記前、後第1プーリの近傍における前方移動部の部分は、いずれも上記過熱水蒸気が充満した空間の下側に位置している。よって、上記前方移動部により食材を搬送させて、この食材を上記空間内に向わせようとするとき、上記前方移動部への食材の載置や、前方移動部からの食材の取り出しは、上記空間の外部でできる。
この結果、上記前方移動部への食材の載置や、前方移動部からの食材の取り出しのために、上記空間内の過熱水蒸気が上記空間内から無用に排出されるということは防止される。このため、上記熱効率が、より向上する。
請求項3の発明は、上記空間内に設けられ、この空間内の過熱水蒸気を直接に加熱する発熱体を設けている。
このため、上記空間内の過熱水蒸気の温度を所望高さに維持することは、無駄な熱損失の発生を抑制して、上記発熱体により効果的に達成される。よって、その分、上記熱効率が更に向上する。
請求項4の発明は、上記無端体の下部側を構成し、上記前第1プーリ側から後第1プーリ側に向かう上記無端体の後方移動部と、上記前方移動部との間に上記発熱体を配設している。
このため、上記前方移動部により搬送される食材に対し、上記後方移動部に邪魔されることなく、発熱体を、より接近させて配置できる。よって、その分、上記食材は上記発熱体により、効果的に加熱され、この点でも、上記熱効率が更に向上する。
また、上記前方移動部と後方移動部との間の余剰空間が、上記発熱体の配置に有効利用されたのであり、その分、上記食材加熱装置をコンパクトに構成できる。
請求項5の発明は、上記空間内の過熱水蒸気中に含有される有機物を加熱により分解する熱分解処理装置を備えている。
このため、上記食材加熱装置の周りの環境が良好に保たれて、食材加熱装置に対する作業性が向上する。
本発明の食材加熱装置に関し、過熱水蒸気により食材を調理する場合における熱効率を向上させる、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、食材加熱装置は、天井板と、この天井板の前、後部側からそれぞれ下方に延びてこの天井板の下方の空間を前、後方から覆う前、後板と、上記天井板の左右各側部側から下方に延びて上記空間を左、右各外側方から覆う左、右側板と、上記各板により上方と水平方向とで閉じられた上記空間内に食材の全体を位置させたまま、この食材を前方移動させるよう搬送する搬送機と、上記空間に過熱水蒸気を供給する蒸気供給装置とを備えている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は食材加熱装置で、説明の便宜上、図中矢印Frの方向を前方とし、また、下記する左右とは、上記前方に向かっての方向とする。
上記食材加熱装置1は、内部に過熱水蒸気2を滞留可能とする板金製の箱体3を備えている。この箱体3は、その上端部を構成する天井板4と、この天井板4の前、後縁部側からそれぞれ下方に延びてその天井板4の下方の空間5を前、後方から覆う前、後板6,7と、上記天井板4の左、右各側部側から下方に延びて上記空間5を左、右各外側方から覆う左、右側板8,9とを備えている。上記各板4,6−9は、図示しないが、その内部に防熱材がサンドイッチ状に設けられている。
上記前板6は前下方に延び、上記後板7は後下方に延び、これにより、上記箱体3は側面視(図1)で、偏平な台形状をなしている。また、上記左、右側板8,9はそれぞれ鉛直方向に延びている。上記各板4,6−9により、上記空間5は上方と水平方向とで閉じられている。上記空間5の下端の開口10はほぼ水平方向に平坦に延びている。
上記食材加熱装置1は、上記空間5内に食材14の全体を位置させたまま、この食材14を前方移動させるよう搬送する搬送機15を備えている。上記食材14は、例えば、冷凍のシュウマイである。
上記搬送機15は、上記空間5よりも下側で、かつ、この空間5の前、後部側に対応するよう配置される前、後第1プーリ16,17と、上記空間5内の前、後部側に配置される前、後第2プーリ18,19と、これら第1、第2プーリ16−19に巻き掛けられる無端体20と、上記前第1プーリ16から前第2プーリ18に至る上記無端体20の部分の左、右各側部を下方に押圧する前テンションプーリ21と、上記後第1プーリ17から後第2プーリ19に至る上記無端体20の部分の左、右各側部を下方に押圧する後テンションプーリ22と、上記各プーリ16−19,21,22をそれぞれその軸心回りに回転可能に支持する不図示のフレームとを備えている。より具体的には、上記前第1プーリ16は上記前板6からその前方に離れて位置し、上記後第1プーリ17は上記後板7からその後方に離れて位置している。
上記前第1プーリ16と後第1プーリ17のうち、いずれか一方のプーリが電動式の駆動プーリとされている。また、上記無端体20は耐熱かつ可撓性を有する金網製など、通気性のある多孔材で主構成されている。
上記無端体20の上部側を構成し、上記後第1プーリ17側から前第1プーリ16側に向かう上記無端体20の部分が前方移動部24とされ、上記食材14は上記前方移動部24上に載置されて搬送される。一方、上記無端体20の下部側を構成し、上記前第1プーリ16側から後第1プーリ17側に向かう上記無端体20の部分が後方移動部25とされている。
上記無端体20は、その側面視(図1)で、全体として台形状をなしている。上記後第2プーリ19から前第2プーリ18に至る前方移動部24の部分は、ほぼ水平に延び、全体的に上記空間5内に配置されている。一方、上記前方移動部24における前第1プーリ16と後第1プーリ17のそれぞれ近傍部分と、上記後方移動部25とは、それぞれほぼ水平に延び、上記空間5よりも下側に配置されている。
上記食材加熱装置1は、上記空間5に上記過熱水蒸気2を供給する蒸気供給装置28を備えている。この蒸気供給装置28は、水槽29と、この水槽29に貯留された水30を吸入、吐出する水ポンプ31と、この水ポンプ31から吐出された水30を通過させて、この通過の間に上記水30を加熱し、上記過熱水蒸気2を生成する加熱器32と、上記過熱水蒸気2を上記空間5内に噴射するよう供給する供給ノズル33と、上記空間5内の過熱水蒸気2を攪拌させるファン34とを備えている。
上記加熱器32は、25−30Vの低電圧を電源とする平板形状のヒータである。上記加熱器32により生成される過熱水蒸気2は200−250℃である。また、上記供給ノズル33は、上記箱体3の前板6に取り付けられている。上記供給ノズル33により噴射される過熱水蒸気2は、上記空間5の前部側から後部側に向かうようほぼ水平に噴射させられる。また、上記噴射される過熱水蒸気2は、上記搬送機15の前方移動部24の上方近傍域の空間をその前部側から後部側に向かうよう噴射させられて、上記前方移動部24上の各食材14を全体的に加熱する。
上記空間5に設けられ、この空間5内の過熱水蒸気2を直接に加熱する発熱体36が設けられている。この発熱体36は、上記空間5の下部、かつ、上記前方移動部24と後方移動部25との間の余剰空間37に配置され、上記空間5内の過熱水蒸気2を直接に加熱している。上記発熱体36は、詳図しないが、駆動源を電力とする複数のヒートパイプで構成されている。また、上記発熱体36は、上記前方移動部24上の食材14も加熱する。
上記発熱体36をその下方から覆って、この発熱体36による輻射熱を上方に向かわせる反射板38が設けられ、この反射板38は、上記搬送機15の後方移動部25の下方近傍に配置されている。また、上記天井板4と前方移動部24との間と、この前方移動部24と発熱体36との間には、それぞれ遠赤外線効果を発揮する板状で通気性のあるセラミックス39が配置されている。上記発熱体36、反射板38、セラミックス39はいずれも上記箱体3に支持されている。
上記食材加熱装置1は、上記空間5内の過熱水蒸気2に含有される有機物を加熱により分解する熱分解処理装置42を備えている。上記有機物は、上記過熱水蒸気2により加熱された食材14から放出されるものである。上記熱分解処理装置42は、上記空間5の最上部における過熱水蒸気2を箱体3の外部に吸引して、上記水槽29の水30中を通過させる吸引ポンプ43と、上記水槽29の水30を通過した後のガス44を加熱し、このガス44中の有機物を熱分解して脱臭、かつ、無害化する熱分解器45とを備えている。この熱分解器45は、駆動源を電力とし、酸化、還元触媒が併用されている。
上記食材加熱装置1により、目的の食材14を調理しようとするときには、まず、上記蒸気供給装置28により上記箱体3の空間5内に過熱水蒸気2を供給して充満させる。次に、上記搬送機15を駆動させ、箱体3の外部で搬送機15の前方移動部24の後部に食材14を次々と載置して、前方に向かって搬送させる。
すると、上記食材14は、上記前方移動部24により搬送されて、上記空間5の下側から上昇して、その後部に入り込む。次に、食材14の全体が上記空間5内に位置させられたまま、前方に搬送される。上記食材14は上記空間5に充満させられている過熱水蒸気2と、上記発熱体36とによって各部がほぼ均一に加熱される。これにより、上記食材14は、解凍や昇温がなされ、上記食材14について所望の調理がなされる。その後、上記食材14は、上記前方移動部24により搬送されて、上記空間5の前部から下降して、その下側に導出された後、次工程に送られる。
上記食材14の調理中において、上記熱分解処理装置42の吸引ポンプ43により吸引された過熱水蒸気2は上記水槽29の水30を通過させられる。すると、上記過熱水蒸気2中の水溶性ガスは、上記水30に溶け込む。一方、上記過熱水蒸気2中の不溶性ガスである有機物は、上記ガス44として、上記熱分解器45により加熱され、熱分解される。上記のように、水30に溶け込んだ水溶性ガスは水となり、浄化されて上記過熱水蒸気2の生成に再利用される。
上記構成によれば、天井板4と、この天井板4の前、後部側からそれぞれ下方に延びてこの天井板4の下方の空間5を前、後方から覆う前、後板6,7と、上記天井板4の左右各側部側から下方に延びて上記空間5を左、右各外側方から覆う左、右側板8,9と、上記各板4,6−9により上方と水平方向とで閉じられた上記空間5内に食材14の全体を位置させたまま、この食材14を前方移動させるよう搬送する搬送機15と、上記空間5に過熱水蒸気2を供給する蒸気供給装置28とを備えている。
このため、上方と水平方向とで閉じられた空間5には、上昇しようとする過熱水蒸気2を充満させた状態に維持させることができ、この過熱水蒸気2が上記空間5から無駄に排出されるということは防止される。そして、上記食材14は、その全体を空間5内に位置させたままで搬送されることから、上記食材14は上記空間5内に充満させられた過熱水蒸気2によって効果的に加熱され、調理される。
よって、上記空間5内の過熱水蒸気2により食材14を調理する場合における熱効率が向上する。
また、前記したように、搬送機15が、上記空間5よりも下側で、かつ、この空間5の前、後部側に対応するよう配置される前、後第1プーリ16,17と、上記空間5内の前、後部側に配置される前、後第2プーリ18,19と、これら第1、第2プーリ16−19に巻き掛けられる無端体20とを備え、上記無端体20の上部側を構成し、上記後第1プーリ17側から前第1プーリ16側に向かう上記無端体20の前方移動部24により上記食材14を搬送させるようにしている。
このため、上記前、後第1プーリ16,17の近傍における前方移動部24の部分は、いずれも上記過熱水蒸気2が充満した空間5の下側に位置している。よって、上記前方移動部24により食材14を搬送させて、この食材14を上記空間5内に向わせようとするとき、上記前方移動部24への食材14の載置や、前方移動部24からの食材14の取り出しは、上記空間5の外部でできる。
この結果、上記前方移動部24への食材14の載置や、前方移動部24からの食材14の取り出しのために、上記空間5内の過熱水蒸気2が上記空間5内から無用に排出されるということは防止される。このため、上記熱効率が、より向上する。
また、前記のように、搬送機15の前第1プーリ16は前板6からその前方に離れて位置し、後第1プーリ17は後板7からその後方に離れて位置している。
このため、上記前第1プーリ16と後第1プーリ17とに巻き掛けられた無端体20の後部への食材14の載置作業や、上記無端体20の前部からの食材14の取り出し作業において、上記前第1プーリ16や後第1プーリ17が邪魔になることが防止される。よって、上記各作業が容易にできる。
また、前記したように、空間5内に設けられ、この空間5内の過熱水蒸気2を直接に加熱する発熱体36を設けている。
このため、上記空間5内の過熱水蒸気2の温度を所望高さに維持することは、無駄な熱損失の発生を抑制して、上記発熱体36により効果的に達成される。よって、その分、上記熱効率が更に向上する。
また、前記したように、無端体20の下部側を構成し、上記前第1プーリ16側から後第1プーリ17側に向かう上記無端体20の後方移動部25と、上記前方移動部24との間に上記発熱体36を配設している。
このため、上記前方移動部24により搬送される食材14に対し、上記後方移動部25に邪魔されることなく、発熱体36を、より接近させて配置できる。よって、その分、上記食材14は上記発熱体36により、効果的に加熱され、この点でも、上記熱効率が更に向上する。
また、上記前方移動部24と後方移動部25との間の余剰空間37が、上記発熱体36の配置に有効利用されたのであり、その分、上記食材加熱装置1をコンパクトに構成できる。
また、前記したように、空間5内の過熱水蒸気2中に含有される有機物を加熱により分解する熱分解処理装置42を備えている。
このため、上記食材加熱装置1の周りの環境が良好に保たれて、食材加熱装置1に対する作業性が向上する。
なお、以上は図示の例によるが、上記箱体3は、下方に向かって開口する直方体形状であってもよい。また、上記搬送機15の前、後第2プーリ18,19はいずれか一方だけであってもよく、また、前テンションプーリ21、後テンションプーリ22や、セラミックス39はなくてもよい。また、上記供給ノズル33による過熱水蒸気2の噴射位置は上記空間5の前、後、各側部、上、下部の全てであってもよく、一部であってもよい。また、その噴射方向も自由に選定できる。また、上記反射板38は上記余剰空間37に配置してもよい。
食材加熱装置の全体側面図である。 図1の2−2線矢視断面図である。
符号の説明
1 食材加熱装置
2 過熱水蒸気
3 箱体
4 天井板
5 空間
6 前板
7 後板
8 左側板
9 右側板
10 開口
14 食材
15 搬送機
16 前第1プーリ
17 後第1プーリ
18 前第2プーリ
19 後第2プーリ
20 無端体
24 前方移動部
25 後方移動部
28 蒸気供給装置
33 供給ノズル
36 発熱体
37 余剰空間
42 熱分解処理装置

Claims (5)

  1. 天井板と、この天井板の前、後部側からそれぞれ下方に延びてこの天井板の下方の空間を前、後方から覆う前、後板と、上記天井板の左右各側部側から下方に延びて上記空間を左、右各外側方から覆う左、右側板と、上記各板により上方と水平方向とで閉じられた上記空間内に食材の全体を位置させたまま、この食材を前方移動させるよう搬送する搬送機と、上記空間に過熱水蒸気を供給する蒸気供給装置とを備えたことを特徴とする食材加熱装置。
  2. 上記搬送機が、上記空間よりも下側で、かつ、この空間の前、後部側に対応するよう配置される前、後第1プーリと、上記空間内に配置される第2プーリと、これら第1、第2プーリに巻き掛けられる無端体とを備え、上記無端体の上部側を構成し、上記後第1プーリ側から前第1プーリ側に向かう上記無端体の前方移動部により上記食材を搬送させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の食材加熱装置。
  3. 上記空間内に設けられ、この空間内の過熱水蒸気を直接に加熱する発熱体を設けたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の食材加熱装置。
  4. 上記無端体の下部側を構成し、上記前第1プーリ側から後第1プーリ側に向かう上記無端体の後方移動部と、上記前方移動部との間に上記発熱体を配設したことを特徴とする請求項3に記載の食材加熱装置。
  5. 上記空間内の過熱水蒸気中に含有される有機物を加熱により分解する熱分解処理装置を備えたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の食材加熱装置。
JP2004276227A 2004-09-22 2004-09-22 食材加熱装置 Pending JP2006087641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004276227A JP2006087641A (ja) 2004-09-22 2004-09-22 食材加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004276227A JP2006087641A (ja) 2004-09-22 2004-09-22 食材加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006087641A true JP2006087641A (ja) 2006-04-06

Family

ID=36229151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004276227A Pending JP2006087641A (ja) 2004-09-22 2004-09-22 食材加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006087641A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011120487A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Taiyo Seisakusho Co Ltd 連続式加熱処理方法及び連続式加熱処理装置
JP5189219B1 (ja) * 2012-07-06 2013-04-24 友田セーリング株式会社 過熱蒸気を用いた過熱蒸気装置および加熱処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011120487A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Taiyo Seisakusho Co Ltd 連続式加熱処理方法及び連続式加熱処理装置
JP5189219B1 (ja) * 2012-07-06 2013-04-24 友田セーリング株式会社 過熱蒸気を用いた過熱蒸気装置および加熱処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004269242A (ja) コンベヤーオーブン
JP2010139217A (ja) 加熱方法および加熱装置
US10323315B2 (en) Carburizing device
JP2012010711A (ja) パン屋、ペストリーショップ、ケーキ屋の製品、または類似する製品の加熱調理オーブン
JP2010187813A (ja) 連続炊飯装置
JP2006204808A (ja) 食品加熱方法及び装置
JP2006087641A (ja) 食材加熱装置
KR20040075793A (ko) 배출가스 처리유닛이 설치된 연속 소성로
KR20110085901A (ko) 식재의 가열 장치 및 방법
JP2010284115A (ja) 食品焼成方法及び食品焼成装置
KR100317344B1 (ko) 유기물처리장치
JP4825743B2 (ja) 加熱調理器
JP4223998B2 (ja) 連続炊飯装置
JP2002336819A (ja) 生ごみ乾燥装置
JP2012172916A (ja) 火葬用台車、火葬炉及び火葬設備
JP2006166797A (ja) 食品の処理方法と装置
JP2007292362A (ja) 排出ガス処理ユニット
TW202015600A (zh) 食材之加熱調理裝置
JP2008005955A (ja) 加熱調理器および電磁誘導調理器
JP2008107011A (ja) 焼成炉
JP2006314696A (ja) 食品の高温加熱装置
KR200212898Y1 (ko) 구이기
CN218432886U (zh) 一种缓存存储设备
CN217884909U (zh) 一种月饼烘烤设备
KR101506726B1 (ko) 가스분사노즐을 구비한 열처리로