JP2006083638A - 落雪屋根の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根に積もった雪の雪落としを容易にすることができる落雪屋根の構造を提供する。
【解決手段】屋根面に、屋根傾斜方向に延びる複数本の凸条部4…が所定の間隔おきに並列状態に備えられ、各凸条部4…は、内部5が空洞で、外気8が通過するようになされて、空洞部5を通過する外気8の冷気が凸条部4を通じて、積もった雪に伝えられるようになされていると共に、凸条部4…間は非断熱で、積もった雪に小屋裏の熱9が伝えられるようになされている。小屋裏の熱9に代えてヒーターを用いるようにしてもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、落雪屋根の構造に関する。
北海道などの寒冷な積雪地域では、屋根に積もった雪の雪落としに大変な苦労をし、春の雪融けを待たなければならないことも多い。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、屋根に積もった雪の雪落としを容易にすることができる落雪屋根の構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、屋根面に、屋根傾斜方向に延びる複数本の凸条部が所定の間隔おきに並列状態に備えられ、
各凸条部は、内部が空洞で、外気が通過するようになされて、空洞部を通過する外気の冷気が凸条部を通じて、積もった雪に伝えられるようになされていると共に、
凸条部間は非断熱で、積もった雪に小屋裏の熱が伝えられるようになされていることを特徴とする落雪屋根の構造によって解決される(第1発明)。
この構造では、屋根に雪が積もると、各凸条部の部分では、空洞部を通過する外気の冷気が雪に伝えられて、雪は融けず、あるいは、融けにくく、雪が接触を保つ。その一方で、凸条部間では、小屋裏の熱が雪に伝えられて、雪は下面側から融けていき、そのため、屋根に、凸条部間にわたす雪のブリッジが形成され、積もった雪と屋根との接触面積が小さくなって、積もった雪は、屋根の傾斜で自ら滑り落ちていくか、あるいは、自ら滑り落ちない場合であっても容易に滑り落とすことができるようになる。もちろん、各凸条部は、屋根の傾斜方向に延ばされているので、雪の滑り落ちを妨げることもないし、また、落雪のための屋根の傾斜も緩くすることができる。
また、上記の課題は、屋根面に、屋根傾斜方向に延びる複数本の凸条部が所定の間隔おきに並列状態に備えられ、
各凸条部は、内部が空洞で、外気が通過するようになされて、空洞部を通過する外気の冷気が凸条部を通じて、積もった雪に伝えられるようになされていると共に、
凸条部間は、熱源が備えられて、積もった雪の下面部に熱源の熱が伝えられるようになされていることを特徴とする落雪屋根の構造によって解決される(第2発明)。
この構造では、屋根に雪が積もると、各凸条部の部分では、空洞部を通過する外気の冷気が雪に伝えられて、雪は融けず、あるいは、融けにくく、雪が接触を保つ。その一方で、凸条部間では、熱源の熱が雪に伝えられて、雪は下面側から融けていき、そのため、屋根に、凸条部間にわたす雪のブリッジが形成され、積もった雪と屋根との接触面積が小さくなって、積もった雪は、屋根の傾斜で自ら滑り落ちていくか、あるいは、自ら滑り落ちない場合であっても容易に滑り落とすことができるようになる。
即ち、第2発明は、第1発明のように小屋裏の熱を熱源とする場合を含むほか、電気や温水、ヒートパイプ等によるヒーターを設置し、該ヒーターの熱が、凸条部間において、積もった雪の下面部に伝えられるようになされている構造などをも含むものである。
また、上記の課題は、屋根面に、屋根傾斜方向に延びる複数本の凸条部が所定の間隔おきに並列状態に備えられると共に、凸条部間に積もった雪の下面部に熱を伝えるヒーターが備えられていることを特徴とする落雪屋根の構造(第3発明)によって解決される。
この構造では、凸条部間では、ヒーターの熱が雪に伝えられて、雪は下面側から融けていき、そのため、屋根に、凸条部間にわたす雪のブリッジが形成され、積もった雪と屋根との接触面積が小さくなって、積もった雪は、屋根の傾斜で自ら滑り落ちていくか、あるいは、自ら滑り落ちない場合であっても容易に滑り落とすことができるようになる。
即ち、凸条部内に外気を通さなくても、雪のブリッジを形成することができるような場合は、凸条部内に外気を通すか否か、凸条部を空洞にするか否かは問わない。
本発明は、以上のとおりのものであるから、屋根に積もった雪の雪落としを容易にすることができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す実施形態の落雪屋根において、1は野地板、2は防水層、3は屋根葺材である。
屋根葺き材3は、金属板からなっていて、屋根面には、屋根傾斜方向に延びる複数本の凸条部4…が所定の間隔おきに並列状態に形成されている。
そして、各凸条部4は、内部が葺き材3の金属板部で囲まれた空洞に形成され、該空洞部5を外気が通過するようになされており、空洞部5を通過する外気の冷気が凸条部4を囲む金属の周壁を通じて、積もった雪に伝えられるようになされている。なお、空洞部5での外気の通過は、軒側から棟側への上昇気流を利用して自然通気で行われるようになされていてもよいし、それだけでは不足の場合は、外気をファンで通過させるようにしてもよい。
また、野地板1は合板などからなっていて、その下は小屋裏6に面した非断熱屋根構造になっていて、小屋裏6の熱9が、凸条部4…間の溝部の底面を構成する屋根葺き材3の金属板部分を通じて、積もった雪に伝えられるようになされている。
上記の屋根構造では、図2及び図3に示すように、屋根に雪7が積もると、各凸条部4…の部分では、空洞部5…を通過する外気8の冷気が雪7に伝えられて、雪は融けず、あるいは、融けにくく、雪7が接触状態を保つ。その一方で、凸条部4…間では、小屋裏6の熱9が雪7に伝えられて、雪7は下面側から融けていき、そのため、図3に示すように、屋根に、凸条部4…間にわたす雪7のブリッジが形成され、積もった雪7と屋根面との接触面積が小さくなる。それにより、雪7は、屋根の傾斜で自ら滑り落ちていく。あるいは、傾斜で自ら滑り落ちない場合であっても、雪落とし作業によって容易に滑り落とすことができる。各凸条部4…は、屋根の傾斜方向に延ばされているので、雪7の滑り落ちを妨げることはないし、こうした落雪機構の採用により、傾斜の緩い屋根でも容易に落雪させることができるようになる。
図4に示す第2実施形態の構造は、凸条部4…間の屋根部分に熱源としてヒーター10が設置され、ヒーター10の熱が、凸条部4…間で、雪7の下面側に伝えられるようになされている。屋根は、小屋裏6の熱が屋根上に伝えられる非断熱の屋根であってもよいし、小屋裏の熱が屋根上に伝えられない断熱屋根であってもよい。この場合も、ヒーター10の熱で、凸条部4…間にわたす雪のブリッジを形成することができ、積もった雪と屋根面との接触面積を小さくして落雪しやすくすることができる。なお、本実施形態において、凸条部4に外気を通過させなくても、凸条部4…間にわたす雪7のブリッジを形成することができる場合は、凸条部4…内の空洞部5…は外気が通過できないようになっていてもよいし、凸条部4…を空洞無しの構造にしてもよい。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、凸条部4…を屋根葺き材3で形成した場合を示しているが、屋根葺き材とは別に、複数本の金属製パイプ材を屋根上において屋根傾斜方向に延びるように所定の間隔おきに並列状態に設置し、該金属製パイプを凸条部として、内部を外気が通過するように構成してもよい。また、第1発明では、凸条部間は、非断熱で、積もった雪に小屋裏の熱を伝えることができるような構造になっていればよく、その具体的構造に制限はない。更に、第2発明において熱源がヒーターである場合のヒーター、また、第3発明におけるヒーターについては、その種類や設置位置等に制限はなく、凸条部間で、積もった雪の下面部に熱を伝えることができるように備えられたものであればよい。
第1実施形態の落雪屋根構造を示すもので、図(イ)は断面正面図、図(ロ)は断面斜視図である。 図(イ)は屋根に雪が積もった状態の断面正面図、図(ロ)は同斜視図である。 図(イ)は雪のブリッジが形成された状態の断面正面図、図(ロ)は同斜視図である。 第2実施形態の落雪屋根構造を示すもので、図(イ)は断面正面図、図(ロ)は断面斜視図である。
符号の説明
4…凸条部
5…空洞部
6…小屋裏
7…雪
8…外気
9…小屋裏の熱(熱源)
10…ヒーター(熱源)

Claims (3)

  1. 屋根面に、屋根傾斜方向に延びる複数本の凸条部が所定の間隔おきに並列状態に備えられ、
    各凸条部は、内部が空洞で、外気が通過するようになされて、空洞部を通過する外気の冷気が凸条部を通じて、積もった雪に伝えられるようになされていると共に、
    凸条部間は非断熱で、積もった雪に小屋裏の熱が伝えられるようになされていることを特徴とする落雪屋根の構造。
  2. 屋根面に、屋根傾斜方向に延びる複数本の凸条部が所定の間隔おきに並列状態に備えられ、
    各凸条部は、内部が空洞で、外気が通過するようになされて、空洞部を通過する外気の冷気が凸条部を通じて、積もった雪に伝えられるようになされていると共に、
    凸条部間は、熱源が備えられて、積もった雪の下面部に熱源の熱が伝えられるようになされていることを特徴とする落雪屋根の構造。
  3. 屋根面に、屋根傾斜方向に延びる複数本の凸条部が所定の間隔おきに並列状態に備えられると共に、凸条部間に積もった雪の下面部に熱を伝えるヒーターが備えられていることを特徴とする落雪屋根の構造。
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