JP2006081845A - 超音波カプセル - Google Patents
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Abstract
【課題】バルーンを具備する超音波カプセルであっても簡単な構成によってバルーンの大きさを自動的に適宜調節することのできる超音波カプセルを提供する。
【解決手段】超音波を送受波するための超音波振動子14と、超音波振動子を収納する弾性変形可能なバルーン11を備え、体腔内に導入されるカプセル本体10と、バルーンの内部に充填され、超音波を伝達可能な超音波伝達媒体19と、カプセル本体に設けられ、バルーンを変形可能となるようにバルーン内部の超音波伝達媒体の量を調節するバッファ手段13とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】超音波を送受波するための超音波振動子14と、超音波振動子を収納する弾性変形可能なバルーン11を備え、体腔内に導入されるカプセル本体10と、バルーンの内部に充填され、超音波を伝達可能な超音波伝達媒体19と、カプセル本体に設けられ、バルーンを変形可能となるようにバルーン内部の超音波伝達媒体の量を調節するバッファ手段13とを具備する。
【選択図】図1
Description
この発明は、超音波カプセル、詳しくはカプセル内に配設された超音波振動子を回転させて超音波断層画像を取得する超音波カプセルに関するものである。
従来より、体外又は体内から生体組織へ観測用超音波信号を送信し、この生体組織からの反射信号であるエコー信号を受信して診断用の超音波断層画像を構築して診断を行う超音波診断装置が利用されている。
また、近年では、医療用に構成したカプセルを体腔内に送り込んで、体腔内の病変部の画像情報等を収集したり、病変部に対して薬液を投与する等の処置をおこなうことのできるカプセル内視鏡が提案されている。
そして、超音波観察の分野においても、超音波プローブ等が到達困難な小腸等の部位にカプセルを送り込んで診断あるいは生体組織の採取や薬液の投与等をおこなうことができるようにした超音波カプセルの実用化が期待されている。
一般的な従来の超音波診断装置において、その一部を構成する超音波プローブでは、送気または送水により膨張するバルーンを具備して構成されているのが普通である。このような超音波プローブを用いて診断をおこなう際には、例えば所定の表示装置に表示される超音波断層画像を見ながらバルーンへの送水または吸引操作をおこなうことによって、当該バルーンの大きさを適宜調節することができる機構を有して構成されている。
超音波カプセルにおいてもバルーンを備えると共に、このバルーンの大きさを調節するための機構を同様に適用することが望まれている。
ところが、超音波カプセルにあっては、体腔内への挿入のしやすさを考慮して、できる限りの小型化設計が望まれている。したがって、カプセルの内部にバルーンの大きさを調節するための機構、例えば送水及び吸引用のタンクやポンプなどの構成部材を配設するとカプセル自体が大型化してしまうという問題点がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、バルーンを具備する超音波カプセルであっても、簡単な構成によってバルーンの大きさを自動的に適宜調節することのできる超音波カプセルを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による超音波カプセルは、超音波を送受波するための超音波振動子と、前記超音波振動子を収納する弾性変形可能なバルーンを備え、体腔内に導入されるカプセル本体と、前記バルーンの内部に充填され、超音波を伝達可能な超音波伝達媒体と、前記カプセル本体に設けられ、前記バルーンを変形可能となるように前記バルーン内部の前記超音波伝達媒体の量を調節するバッファ手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、バルーンを具備する超音波カプセルであっても、簡単な構成によってバルーンの大きさを自動的に適宜調節することのできる超音波カプセルを提供することができる。
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の超音波カプセルの内部構成を示し、同超音波カプセルの側面から見た際の縦断面図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図3〜図6は、本実施形態の超音波カプセルの作用を説明する図である。このうち、図3は、本実施形態の超音波カプセルを体腔内に挿入して使用中の状態を概念的に示す断面図である。図4は、本実施形態のの超音波カプセルからバッファ部材を排除した場合の超音波カプセルを使用中の状態を概念的に示す断面図である。図5は、本実施形態の超音波カプセルを体腔内に挿入して使用中の状態であって、図3の状態よりも広い管腔内において使用中の状態を概念的に示す断面図である。図6は、本実施形態の超音波カプセルを体腔内に挿入して使用中の状態であって、図3の状態よりも狭い管腔を通過するときの状態を概念的に示す断面図である。
図1は、本発明の第1の実施形態の超音波カプセルの内部構成を示し、同超音波カプセルの側面から見た際の縦断面図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図3〜図6は、本実施形態の超音波カプセルの作用を説明する図である。このうち、図3は、本実施形態の超音波カプセルを体腔内に挿入して使用中の状態を概念的に示す断面図である。図4は、本実施形態のの超音波カプセルからバッファ部材を排除した場合の超音波カプセルを使用中の状態を概念的に示す断面図である。図5は、本実施形態の超音波カプセルを体腔内に挿入して使用中の状態であって、図3の状態よりも広い管腔内において使用中の状態を概念的に示す断面図である。図6は、本実施形態の超音波カプセルを体腔内に挿入して使用中の状態であって、図3の状態よりも狭い管腔を通過するときの状態を概念的に示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の超音波カプセル1は、外装の主要部を構成するカプセル本体10と、このカプセル本体10の一端部に連設される振動子カバー20と、前記カプセル本体10の他端部に連設されバッファ部として機能する第2のバルーンとして形成されるバッファ手段であるバッファ部材13とによって構成されるカプセル外装と、前記振動子カバー20を覆うように前記カプセル外装の外側に固設され第1のバルーンとして配設されるバルーン11と、前記カプセル外装の内部に配設される各機構部材などによって構成されている。
カプセル本体10は、例えば樹脂部材などによって円筒形状に形成されるカプセル外装部材である。
振動子カバー20は、超音波透過性の樹脂部材によって半球形状に形成されるカプセル外装部材である。この振動子カバー20は、前記カプセル本体10の一端部においてこれと一体に連設されている。この場合において、振動子カバー20とカプセル本体10の一端部との間は、例えば接着剤などにより水密的に接着固定されている。また、この振動子カバー20には、その外表面上の所定の部位に複数の孔部20aが穿設されている。この複数の孔部20aは、本超音波カプセル1の進行方向(軸方向)に対して振動子カバー20の主に側面がわに設けられている。
なお、振動子カバー20を形成する部材としては、上述したように超音波透過性に優れた樹脂製弾性体、例えば高密度ポリエチレンやポリメチルペンテルなどが用いられる。
バルーン11は、エポキシ樹脂,塩化ビニール,ゴム,ポリイミド,ポリエチレン,ポリスチロール,ポリブロックアミド,ポリメチルペンテルなどの弾性部材によって伸縮自在に形成され、前記カプセル本体10の一端縁部(図1の符号Aで示す部位)において前記振動子カバー20を覆うように固設される。この場合において、バルーン11は、カプセル本体10の一端縁部(図1の符号Aの部位)に対して、例えば接着剤などを用いて接着固定されている。
このバルーン11は、振動子カバー20の側部近傍を主に覆う位置に配設される第1の弾性部11aと、振動子カバー20の前端頂点部位近傍を主に覆う位置に配設される第2の弾性部11bとを連設した形態で構成されている。これらの第1の弾性部11a及び第2の弾性部11bは、それぞれの硬さが異なるように形成されている。本実施形態の場合においては、第1の弾性部11aの弾性硬さKaと第2の弾性部11bの弾性硬さKbとの関係は、後者(11b)が前者(11a)よりも硬質な部材となるように、つまり、
Ka<Kb
の関係となっている。
Ka<Kb
の関係となっている。
バッファ部材13は、上述のバルーン11と略同様に、弾性部材などによって伸縮自在に形成されるバッファ部として機能する。このバッファ部材13は、前記カプセル本体10の他端縁部(図1の符号Bで示す部位)において、これと一体に連設されている。この場合において、バッファ部材13は、カプセル本体10の他端縁部(図1の符号Bの部位)に対して、例えば接着剤などを用いて接着固定されている。
このバッファ部材13は、前記バルーン11の第1の弾性部11a及び第2の弾性部11bとは異なる硬さとなるように形成されている。本実施形態の場合においては、バッファ部材13の弾性硬さKcと前記第1の弾性部11aの弾性硬さKaと前記第2の弾性部11bの弾性硬さKbとの関係は、バッファ部材13は、第1の弾性部11aよりも硬質な部材となるように、かつ第2の弾性部11bよりも軟質の部材となるように、つまり、
Ka<Kc<Kb
の関係となっている。
Ka<Kc<Kb
の関係となっている。
なお、弾性硬さKは、材質を変えることで硬度を変えるようにしてもよく、材質が同じでも硬度のみを変えてもよく、厚さを変えることで硬度を変えてもよい。また、それらを組み合わせることによって硬度を変えてもよい。
前記カプセル本体10と振動子カバー20とバッファ部材13とによって形成される内部空間には、ハウジング18が固設されており、このハウジング18に対して、例えば電気基板などからなる制御部22(図2参照)やバッテリ23(図2参照)やモータ17などの各種構成部材が所定の部位に配置されている。
モータ17の回転軸上には、エンコーダ16及びスリップリング15が軸支されている。このエンコーダ16及びスリップリング15もまたハウジング18に配置されている。また、モータ17の回転軸の先端には、超音波振動子14が固設されている。この超音波振動子14は、前記振動子カバー20の内部に配置されている。
そして、振動子カバー20の内部には、超音波伝達媒体19が充填されている。図2に示すようにカプセル本体10の内部空間の一部は、振動子カバー20とバッファ部材13との間で連通している。この部位を連通部10aという。したがって、この連通部10aを介して、超音波伝達媒体19は振動子カバー20とバッファ部材13との間で移動自在となっている。
なお、超音波伝達媒体19は、図1のようにバルーン11,バッファ部材13での内圧が釣り合った状態で、バルーン11,バッファ部材13内に充填されている。
このように構成される本実施形態の超音波カプセル1の作用を以下に説明する。
まず、図1に示すような状態にある超音波カプセル1を被検者が嚥下する。被検者によって嚥下された超音波カプセル1は、被検者の体腔内の臓器による蠕動運動によって体腔内の管腔内を移動することになる。
この移動において、図1の初期状態にある超音波カプセル1が、例えば図3に示すように内法R1の管腔内を通過するときには、次のようになる。ここで、内法R1は、初期状態の超音波カプセル1のバルーン11の幅寸法W(図1参照)よりも狭い寸法であるものとして考える。
この場合には、図3に示すようにバルーン11は、本来の幅寸法Wから管腔の内法R1まで圧縮される。このとき、第2の弾性部11bは第1の弾性部11aよりも硬いので、第1の弾性部11aのみが管腔の内径方向に縮み、第2の弾性部11bはその位置が維持される。こうして第1の弾性部11aが圧縮されると、バルーン11,バッファ部材13での内圧が一定となるように、同第1の弾性部11a内の超音波伝達媒体19の一部は、振動子カバー20の孔部20aを介して同振動子カバー20の内部に移動する。さらに、振動子カバー20の内部に入り込んだ超音波伝達媒体19は、カプセル本体10の連通部10aを介して同カプセル本体10の後部側へと移動する。そして、超音波伝達媒体19はバッファ部材13に流れ込み、バッファ部材13を膨張させる。この場合にも、第2の弾性部11bはバッファ部材13よりも硬いので、バッファ部材13のみが膨張することになる。なお、バッファ部材13にも硬度が異なる第1バッファ部材,第2バッファ部材を設け、伸長するように膨張するように、もしくは太径化するのみに膨張するようにしてもよい。
ここで、例えばバッファ部材13を具備していない超音波カプセル1xの作用を図4を参照しながら考えてみる。
図4に示す超音波カプセル1xは、図1〜図3に示す本実施形態の超音波カプセル1からバッファ部材13(及びカプセル本体10の連通部10a)を取り除き、カプセル本体10と同じ材質の部材でカプセル後端部を構成した場合の形態を概念的に示している。その他の構成は、上述の本実施形態の超音波カプセル1と略同様である。
この場合において、超音波カプセル1xが、上述の図3で説明した作用と同様に、内法R1の管腔内を通過するときには、図4に示すようにバルーン11の本来の幅寸法Wから管腔の内法R1まで圧縮される。第2の弾性部11bは、上述の本実施形態と同様に第1の弾性部11aよりも硬いので、第1の弾性部11aのみが管腔の内径方向に縮む。
しかし、本例のカプセル本体10xには、連通部10a及びバッファ部材13を設けていないので、第1の弾性部11aが圧縮されると、同第1の弾性部11a内の超音波伝達媒体19はバルーン11の内部のみで移動することになる。これにより、第1の弾性部11aが伸長することになるので、バルーン11は超音波カプセル1xの前方向に向けて膨張する。この状態にあるときのバルーン11と管腔の内壁面100とが接触する範囲を図4の符号L2で示している。
一方、本実施形態の超音波カプセル1の場合には、バルーン11は超音波カプセル1の前方向に膨張することなく、バッファ部材13のがわ、つまり後方向に向けて膨張することになる。したがって、この状態にあるときのバルーン11と管腔の内壁面100とが接触する範囲は図3の符号L1で示す範囲となる。なお、バッファ部材13は後方向に向けて膨張しても、バッファ部材13の外表面は管腔の内壁面100に接触しないようになっている。
この場合において、超音波カプセル1は、バルーン11と管腔の内壁面100との接触範囲(面積)が少ないほど、管腔内を円滑に移動し得るようになっている。本実施形態の超音波カプセル1と、バッファ部材を除いた構成の上述の例の超音波カプセル1xとでは、同じ内法R1の管腔内を通過する時、バルーン11と管腔の内壁面100との接触範囲は、
L1<L2
の関係になる。このように、バッファ部材13を備えて構成する本実施形態の超音波カプセル1は、バッファ部材13を具備しない場合に比べて、バルーン11と管腔の内壁面100との接触範囲が少ない分だけ円滑に管腔内を移動することになる。
L1<L2
の関係になる。このように、バッファ部材13を備えて構成する本実施形態の超音波カプセル1は、バッファ部材13を具備しない場合に比べて、バルーン11と管腔の内壁面100との接触範囲が少ない分だけ円滑に管腔内を移動することになる。
なお、バルーン11と管腔の内壁面100との接触範囲が大きい場合には、例えば超音波カプセル1の移動に支障が生じたり、管腔内の移動に時間がかかると超音波カプセル1の内蔵電池(バッテリー)の容量不足が生じるなどの可能性も考えられる。したがって、超音波カプセル1の管腔内の移動は常に円滑にかつ安定した作用が求められる。
次に、上述の図3に示す管腔よりも内法が広い管腔内を本実施形態の超音波カプセル1が通過する際の作用を図5を用いて説明する。
図5に示す管腔の内法R2は、上述の図3の管腔の内法R1よりも広い寸法であるものとする。そして、図5の管腔の内法R2は、初期状態の超音波カプセル1のバルーン11の幅寸法W(図1参照)よりも狭い寸法であるものとして考える。すなわち、
内法R1<内法R2<幅寸法W
の関係にあるものとする。
内法R1<内法R2<幅寸法W
の関係にあるものとする。
この場合には、図5に示すようにバルーン11は、同様に本来の幅寸法Wから管腔の内法R2まで圧縮される。これにより第1の弾性部11aのみが管腔の内径方向に縮み、同第1の弾性部11a内の超音波伝達媒体19の一部が振動子カバー20の内部に移動し、同超音波伝達媒体19はさらにカプセル本体10の連通部10aを介して同カプセル本体10の後部側へと移動する。そして、超音波伝達媒体19はバッファ部材13を伸長させる。これら一連の作用は、上述の内法R1の管腔内を通過する場合と全く同様であるが、このときのバッファ部材13の膨張は図3の場合に比べて小さい。
そして、バルーン11と管腔の内壁面100との接触範囲(面積)は、図3の場合と略同様となっている。
一方、上述の図3に示す管腔よりも内法が狭い管腔内を本実施形態の超音波カプセル1が通過する際の作用を図6を用いて説明する。
図6に示す管腔において最も狭い部位の内法R3は、上述の図3の管腔の内法R1よりも狭い寸法であるものとする。そして、図6の管腔の内法R3は、初期状態の超音波カプセル1のバルーン11の幅寸法W(図1参照)よりも狭い寸法であるものとして考える。すなわち、
内法R3<内法R1<内法R2<幅寸法W
の関係にあるものとする。
内法R3<内法R1<内法R2<幅寸法W
の関係にあるものとする。
この場合には、図6に示すようにバルーン11は、同様に本来の幅寸法Wから管腔の内法R3まで圧縮される。これにより第1の弾性部11aのみが管腔の内径方向に縮み、同第1の弾性部11a内の超音波伝達媒体19の一部が振動子カバー20の内部に移動し、同超音波伝達媒体19はさらにカプセル本体10の連通部10aを介して同カプセル本体10の後部側へと移動する。そして、超音波伝達媒体19はバッファ部材13を伸長させる。これら一連の作用は、上述の内法R1,R2の各管腔内を通過する場合と全く同様であるが、このときのバッファ部材13の膨張は図3の場合に比べて大きい。
そして、バルーン11と管腔の内壁面100との接触範囲(面積)は、図3の場合と略同様となっている。
このように、本実施形態の超音波カプセル1が管腔を通過するときには、その管腔の内法寸法に応じてバルーン11の圧縮の度合いが変化するようになっており、このバルーン11の圧縮の度合いは、バッファ部材13の膨張の度合いによって調節しているわけである。これにより、通過する管腔の内法寸法の大小に関らず、バルーン11と管腔の内壁面100との接触範囲(面積)が常に略同様の範囲となるように調整されている。
以上説明したように上記第1の実施形態によれば、バルーン11を弾性硬さの異なる第1の弾性部11aと第2の弾性部11bとによって形成すると共に、バルーン11が圧縮されたときに同バルーン11の内部から押し出される超音波伝達媒体19を収容するバッファ部材13を具備して構成したので、超音波カプセル1が管腔内を通過する際に、同管腔の内壁面100によってバルーン11が圧縮されたときに生じるバルーン11と管腔の内壁面100との接触範囲(面積)は、管腔の内法寸法に関らず常に略一定の範囲(面積)となるように調整される。このことから、超音波カプセル1は管腔内を常に円滑に移動し、管腔内において狭い部位などで停滞してしまうことを抑止することができる。
カプセル本体10の一部材としてバッファ部材13を設けることのみで、超音波カプセル1自体の外形寸法を大型化することなく、バルーン11の膨張の度合いを調整することができる。
なお、超音波診断のための超音波を、検査したい管腔壁に送波及び受波できるだけの当接力かつ順次管腔内を滑らかに移動できるだけの圧力でバルーン11が膨らめばよく、予めそれに適した内圧となるように超音波伝達媒体19を充填しておくものとする。
また、バルーン11が膨張したときの大きさは、超音波カプセル1を挿入する臓器の管腔に応じたものを各用意することで、超音波カプセル1の蠕動運動による移動を最適なものとすることができ、よって確実な超音波診断を常におこなうことができるようになる。
上述の第1の実施形態においては、超音波カプセル1の進行方向に対してバッファ部材13をカプセル本体10の後方側に配置した例を挙げているが、これに限ることはない。例えば、バッファ部材13は、超音波カプセル1の進行方向に対してカプセル本体10の前方側など他の部位に配置してもよい。
なお、超音波振動子14の走査方向(径方向)に主に変形するバルーン11であり、その走査方向に接する管腔壁の径に適応するように、バルーン11を膨張縮小するバッファ部材13を備えているものである。
また、径があまり変わらない管腔に超音波カプセル1を使用し、走査方向にバルーン11を拡縮する必要がない場合には、第1の弾性部11aが第2の弾性部11bよりも硬質でもよい。その場合、バルーン11は軸方向に長細い形状となり、その先端が臓器の壁面でぶつかっても、バッファ部材13が膨張することで衝撃吸収することができる。
次に説明する本発明の第2の実施形態は、バッファ部材13を、超音波カプセル1の進行方向に対してカプセル本体10の前方側に配置した例である。
図7〜図9は、本発明の第2の実施形態の超音波カプセルの内部構成を示し、図7は同超音波カプセルを側面から見た際の縦断面図である。図8は、図7のVII−VII線に沿う断面図である。図9は、本実施形態の超音波カプセルを体腔内に挿入して使用中の状態を概念的に示す断面図である。
図7及び図8に示すように、本実施形態の超音波カプセル1Aの基本的な構成は、上述の第1の実施形態と略同様である。したがって、上述の第1の実施形態と同様の構成部材については同じ符号を附して、その説明は省略し、異なる部材についてのみ以下に説明する。
本実施形態の超音波カプセル1Aにおけるカプセル本体10Aは、例えば樹脂部材などによって全体が略円筒形状に形成され、一端に開口を有し、他端の断面は半球形状に形成されるカプセル外装部材である。
このカプセル本体10Aの一端の開口縁部には、超音波透過性の樹脂部材によって形成されるカプセル外装部材である振動子カバー20Aが接着剤などによって水密的に接着固定されることで、カプセル本体10Aと一体に連設されている。
この振動子カバー20Aの外表面上の所定の部位には、複数の孔部20Aa,20Abが穿設されている。この複数の孔部20Aa,20Abのうち、孔部20Aaは、上述の第1の実施形態における振動子カバー(20;図1参照)と同様に本超音波カプセル1Aの進行方向(軸方向)に対して振動子カバー20Aの側面がわに複数設けられている。また、孔部20Abは、振動子カバー20Aの前面がわに設けられている。
バルーン11Aは、振動子カバー20Aの側部近傍を主に覆う位置に配設される第1の弾性部11Aaと、振動子カバー20Aの前端側近傍を主に覆う位置に配設される第2の弾性部11Abとを連設した形態で構成されている。
そして、第1の弾性部11Aaの一端部が前記カプセル本体10Aの一端縁部(図7の符号Aで示す部位)に対して、例えば接着剤などを用いて接着固定されている。また、第1の弾性部11Aaと第2の弾性部11Abとの連設部位が振動子カバー20Aの前端周縁部近傍(図7の符号Cで示す部位)に対して例えば接着剤などを用いて接着固定されている。これにより、バルーン11Aは前記振動子カバー20を覆うように固設されている。
そして、第1の弾性部11Aaの弾性硬さKaと第2の弾性部11Abの弾性硬さKbとの関係は、後者(11Ab)が前者(11Aa)よりも硬質な部材となるように、つまり、
Ka<Kb
の関係となっているのは、上述の第1の実施形態と同様である。この場合において、第2の弾性部11Abの弾性硬さKbが、第1の弾性部11Aaの弾性硬さKaよりも硬質であることから、バルーン11Aに対して負荷のかかっていない状態では、図7の形状が維持されるようになっている。
Ka<Kb
の関係となっているのは、上述の第1の実施形態と同様である。この場合において、第2の弾性部11Abの弾性硬さKbが、第1の弾性部11Aaの弾性硬さKaよりも硬質であることから、バルーン11Aに対して負荷のかかっていない状態では、図7の形状が維持されるようになっている。
バルーン11A及び振動子カバー20Aの内部には、超音波伝達媒体19が充填されている。この場合において、カプセル本体10Aの内部空間に設けられるハウジング18Aによって、カプセル本体10Aと振動子カバー20Aとの間の内部空間が仕切られている。
これにより、バルーン11Aの第1の弾性部11Aaが伸縮すると、超音波伝達媒体19は、振動子カバー20Aの孔部20Aa,20Abを介して第1の弾性部11Aaと第2の弾性部11Abとの間で移動するようになっている。
このような構成により、本実施形態においては、第2の弾性部11bが上述の第1実施形態におけるバッファ部材(13)としての役目をするようになっている。
その他の構成は、上述の第1の実施形態と同様である。
このように構成される本実施形態の超音波カプセル1Aの作用を以下に説明する。
図7に示すような状態にある超音波カプセル1Aを被検者が嚥下すると、同超音波カプセル1Aは、被検者の体腔内の臓器による蠕動運動によって体腔内の管腔内を図9に示すような状態で移動することになる。
すなわち、図7の初期状態にある超音波カプセル1Aが、例えば図9に示す管腔内を通過するときに、バルーン11Aは管腔の内壁面100によって圧縮される。これにより、第1の弾性部11Aa内の超音波伝達媒体19は、振動子カバー20Aの孔部20Aaを通って振動子カバー20Aの内部に移動する。さらに、振動子カバー20A内の超音波伝達媒体19は、第1の弾性部11Aaからの内圧を受けて振動子カバー20Aの孔部20Abを通って第2の弾性部11Ab内へと移動する。すると、第2の弾性部11Abが前方向に向けて膨張し、図9に示すような状態になる。
本実施形態では、第1の弾性部11Aaは、振動子カバー20に対して図7の符号A,Cにおいて接着固定されていることから、第1の弾性部11Aaが圧縮された状態とされたとき、その圧縮の度合いに関らずバルーン11Aと管腔の内壁面100とが接触する範囲は略一定となる。なお、第2の弾性部11Abが前方向に向けて膨張しても、その外表面は管腔の内壁面100に接触しないようになっている。
以上説明したように上記第2の実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。これと同時に、上述の第1の実施形態におけるバッファ部材を特に設けず、第2の弾性部11Abをバッファ部材として利用するように構成したので、構成をより簡素化することができる。
次に、本発明の第3の実施形態の超音波カプセルについて、以下に説明する。
図10は、本発明の第3の実施形態の超音波カプセルの内部構成を示し、同超音波カプセルを側面から見た際の縦断面図である。
本実施形態の超音波カプセル1Bの構成は、基本的には上述の第1の実施形態と略同様であり、第1の実施形態の超音波カプセル(1;図1)における振動子カバー(20)を排除して構成した点が異なるのみである。したがって、図10のII−II線に沿う断面は、上述の第1の実施形態の超音波カプセル1(図2)と全く同様である。
このように構成した本実施形態の超音波カプセル1Bにおいても、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができると共に、構成をより簡素化することができる。
また、図11は、本発明の第4の実施形態の超音波カプセルの内部構成を示し、同超音波カプセルを側面から見た際の縦断面図である。
本実施形態の超音波カプセル1Cの構成も、基本的には上述の第1の実施形態と略同様であり、第1の実施形態の超音波カプセル(1;図1)におけるバルーン11の構成部材のうち第2の弾性部11bの一部を振動子カバー20の前端頂点部位(図11の符号Dで示す部位)に接着固定した点が異なるのみである。したがって、図11のII−II線に沿う断面も上述の第1の実施形態の超音波カプセル1(図2)と全く同様である。
このように構成した本実施形態の超音波カプセル1Cにおいても、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。これと同時に、第2の弾性部11bの一部を振動子カバー20の所定の部位に接着固定したので、第1の弾性部11aが圧縮されたとき、第2の弾性部11bの膨張を確実に抑えることができる。したがって、第1の弾性部11a内の超音波伝達媒体19は、振動子カバー20及びカプセル本体10の連通部10aを介してカプセル本体10の後部側へと確実に移動して、バッファ部材13を膨張させることになる。これにより、管腔の内壁面100と第1の弾性部11aとの接触範囲(面積)を、より安定して略一定の範囲に調整することができる。
なお、連通部10aに電磁弁を設け、バッファ部材13に超音波伝達媒体19が充填された状態で形状を保持するようにしてもよい。その場合、バルーン11が膨らまないため、検査が不必要でやや広めな管腔を短時間で通過させることができる。
また、連通部10aにポンプを設け積極的にバルーン11,バッファ部材13間で超音波伝達媒体19を行き来させてもよい。その場合、バルーン11を膨らませることによって管腔壁に一時的に押圧固定でき、またバルーン11を縮めることによってバッファ部材13を膨らませて管腔を通過する速度を調整できる。
また、超音波は前述したようなモータによって回転する機械走査式のものであっても、振動子を順次駆動させて超音波を出射させるようにした電子走査式のものであってもよい。
[付記]
上記発明の実施形態により、以下のような構成の発明を得ることができる。
上記発明の実施形態により、以下のような構成の発明を得ることができる。
(1)カプセル本体の内部に超音波を送受波する超音波振動子を有し、前記カプセル本体の外面側にバルーンが固設されてなる超音波カプセルであって、
前記カプセル本体は、前記バルーンの大きさを調節するバッファ部を備えている超音波カプセル。
前記カプセル本体は、前記バルーンの大きさを調節するバッファ部を備えている超音波カプセル。
(2)付記(1)に記載の超音波カプセルにおいて、
前記バッファ部は、前記バルーンよりも硬質の弾性部材によって形成され、前記カプセル本体の外面に対して接着固定されている超音波カプセル。
前記バッファ部は、前記バルーンよりも硬質の弾性部材によって形成され、前記カプセル本体の外面に対して接着固定されている超音波カプセル。
(3)付記(1)に記載の超音波カプセルにおいて、
前記バルーンは、当該超音波カプセルが使用されるときに、管腔の内壁面に接触する接触面を含む第1バルーン部と、それ以外の部位を構成する第2バルーン部とによって構成され、
前記第2バルーン部は、前記第1バルーン部よりも硬質の弾性部材により形成されており、
かつ前記第2バルーン部は、前記バッファ部の機能を有している超音波カプセル。
前記バルーンは、当該超音波カプセルが使用されるときに、管腔の内壁面に接触する接触面を含む第1バルーン部と、それ以外の部位を構成する第2バルーン部とによって構成され、
前記第2バルーン部は、前記第1バルーン部よりも硬質の弾性部材により形成されており、
かつ前記第2バルーン部は、前記バッファ部の機能を有している超音波カプセル。
1,1A,1B,1C,1x……超音波カプセル
10,10A,10x……カプセル本体
10a……連通部
11,11A……バルーン
11a,11Aa……第1の弾性部
11b,11Ab……第2の弾性部
13……バッファ部材
14……超音波振動子
15……スリップリング
16……エンコーダ
17……モータ
18,18A……ハウジング
19……超音波伝達媒体
20,20A……振動子カバー
20a,20Aa,20Ab……孔部
100……管腔の内壁面
代理人弁理士伊藤進
10,10A,10x……カプセル本体
10a……連通部
11,11A……バルーン
11a,11Aa……第1の弾性部
11b,11Ab……第2の弾性部
13……バッファ部材
14……超音波振動子
15……スリップリング
16……エンコーダ
17……モータ
18,18A……ハウジング
19……超音波伝達媒体
20,20A……振動子カバー
20a,20Aa,20Ab……孔部
100……管腔の内壁面
代理人弁理士伊藤進
Claims (3)
- 超音波を送受波するための超音波振動子と、
前記超音波振動子を収納する弾性変形可能なバルーンを備え、体腔内に導入されるカプセル本体と、
前記バルーンの内部に充填され、超音波を伝達可能な超音波伝達媒体と、
前記カプセル本体に設けられ、前記バルーンを変形可能となるように前記バルーン内部の前記超音波伝達媒体の量を調節するバッファ手段と、
を具備することを特徴とする超音波カプセル。 - 超音波を送受波するための超音波振動子と、
前記超音波振動子を収納する弾性変形可能な第1のバルーンを備え、体腔内に導入されるカプセル本体と、
前記第1のバルーンの内部に充填され、超音波を伝達可能な超音波伝達媒体と、
前記カプセル本体に設けられ、弾性変形可能なバッファ手段としての第2のバルーンと、
前記カプセル本体に設けられ、前記超音波伝達媒体を前記第2のバルーンに移動可能となるように、前記第1のバルーンと前記第2のバルーンとを連通する連通路と、
を具備することを特徴とする超音波カプセル。 - 前記バルーンとして、
体腔に接触可能な接触面を備え、弾性変形可能な第1の弾性部と、
前記第1の弾性部よりも硬質に形成され、バッファ手段として弾性変形可能な第2の弾性部と、
を具備することを特徴とする請求項1に記載の超音波カプセル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004272306A JP2006081845A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 超音波カプセル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004272306A JP2006081845A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 超音波カプセル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006081845A true JP2006081845A (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=36160797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004272306A Withdrawn JP2006081845A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 超音波カプセル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006081845A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012088983A1 (zh) * | 2010-12-30 | 2012-07-05 | 广州宝胆医疗器械科技有限公司 | 彩色多普勒超声胶囊小肠镜系统 |
CN111729215A (zh) * | 2019-03-25 | 2020-10-02 | 重庆融海超声医学工程研究中心有限公司 | 一种胶囊超声系统 |
-
2004
- 2004-09-17 JP JP2004272306A patent/JP2006081845A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012088983A1 (zh) * | 2010-12-30 | 2012-07-05 | 广州宝胆医疗器械科技有限公司 | 彩色多普勒超声胶囊小肠镜系统 |
CN111729215A (zh) * | 2019-03-25 | 2020-10-02 | 重庆融海超声医学工程研究中心有限公司 | 一种胶囊超声系统 |
CN111729215B (zh) * | 2019-03-25 | 2023-08-18 | 重庆融海超声医学工程研究中心有限公司 | 一种胶囊超声系统 |
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Legal Events
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