JP2006081333A - ステップモータの駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステップモータの回転検出のタイミングを簡単に調節可能なステップモータの駆動回路の実現。
【解決手段】 ロータ、ステータ及びコイル59を有するステップモータにおいて、駆動パルス供給回路5は、駆動パルスを一定周期でコイル59に供給する。カウンタ回路11は、信号CLKに基づいて予め定められた複数の周波数の信号F2〜F64を出力する。パルス幅設定回路12と一致回路13は、信号F2〜F64の何れかを選択又は複数を組合せて、駆動パルス供給後のロータの回転状態を検出する検出期間を設定する。判定通過回路15は、設定された検出期間内の、コイル59に流れる電流を検出してロータが回転したか否かを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明はステップモータの回転状態を検出できるステップモータの駆動回路に関する。
従来より、ロータ、ステータ及びコイルを有し、コイルに入力される駆動パルスに応じてロータを所定の角度ずつステップ駆動する2極のステップモータを用いて、時針、分針及び秒針を駆動させる時計装置が知られている。特に腕時計などの小型時計に内蔵されるステップモータは、通常は低電力で駆動される。そして何らかの原因でステップモータが正常に回転しなかった時には通常時よりも大電力で速やかに駆動される。ステップモータの回転/非回転の状態を検出する方法としては、例えば、特許文献1に開示されているように、ステップモータの回転時に発生される逆起電力を検出して回転/非回転を判別する方法が一般的に知られている。
図5はステップモータの回転検出の従来の方法を説明するための回路図であり、図6は図5で示した回路図のタイミングチャート図である。図5において、駆動回路500は、P形MOSFET(以下、単に「PMOS」と言う。)51、53と、N形MOSFET(以下、単に「NMOS」と言う。)52、54、55、56と、抵抗57と、コンパレータ58と、ステップモータのコイル59とを有する駆動パルス供給回路5と、検出回路6とによって構成される。
ステップモータのコイル59に1回の駆動パルスを印加した後、逆起電力が2回発生すると、ステップモータのロータは正常に回転されたと判別される。即ち、図6において、ステップモータのコイル59に生じる電圧信号の波形Vmについて、丸62に示す2回目の逆起電力による電圧変化の有無によって、ステップモータのロータの回転/非回転が判別される。つまり、丸61に示す1回目の逆起電力による電圧変化は無視し、丸62に示す2回目の逆起電力による電圧変化のみを検出する。
より詳細に説明すると、図6において、期間T1は、コイル59に駆動パルスが印加されている期間である。即ち、PMOS51及びNMOS54がON状態であるため、電源Vccから矢印5aの経路で電流が流れる。
期間T2は、コイル59に駆動パルスが印加されていない期間であって、ステップモータの回転検出を行う期間である。ステップモータは、駆動パルスの印加停止と同時に、そのロータが回転停止するものではなく、慣性によってロータが過回転し、その回転に逆らうように磁束が発生する。この現象が回転方向を変えながら振動的に生じ、コイル59に逆起電力(丸61、丸62の部分)が発生する。この逆起電力を検知するため、以下のように回路動作する。
すなわち、期間T2において、NMOS52はON/OFF動作(チョッピング動作)が繰り返され、NMOS52がOFF状態で且つNMOS55がON状態のときに矢印5bの経路で電流が流れる。コンパレータ58は、一方の端子からNMOS55を介して出力された信号X1を入力し、他方の端子から所定レベルの信号X2を入力する。そしてコンパレータ58は2つの信号を比較し、信号X2より高いレベルの信号X1を逆起検知信号Sとして出力する。
検出回路6は、逆起検知信号Sを入力し、検出許可信号がHレベルにある期間(回転検出期間)に入力された逆起検知信号Sを回転検出信号D1として出力する。つまり、1回目の逆起電力による逆起検知信号Sが発生するタイミングは検出許可信号をLレベル(マスク期間)とし、逆起検知信号Sが入力されても回転検出信号D1は出力されないようにする。そして2回目の逆起電力による逆起検知信号Sが発生するタイミングは検出許可信号をHレベル(回転検出期間)とし、この期間に入力された逆起検知信号Sを回転検出信号D1として出力する。回転検出信号D1が出力された場合は、ステップモータのロータは正常に回転されたことを示し、出力されなかった場合は、回転しなかったことを示す。検出許可信号のマスク期間及び回転検出期間は予め設定されており、固定された信号である。
特公昭57−18440号公報
しかしながら、非回転時に発生される逆起電力の大きさや発生タイミングは、ステップモータや指針の特性によって変化する。異なるステップモータや指針を使用すると、逆起電力の発生タイミングも変化するため、上記で説明した方法の場合、検出回路6の検出許可信号のマスク期間及び検出期間の期間設定を変更する必要があった。このため、駆動回路の特性を調べ、検出許可信号のタイミングを調整するための作業に手間がかかり、開発時間が増大していた。
本発明の課題は、ステップモータ等の特性が異なる場合であっても、ステップモータの回転状態の検出を汎用的に行い得るステップモータの駆動回路を実現することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明のステップモータの駆動回路は、ロータ、ステータ及びコイルを有し、前記コイルによる磁界により前記ロータを回転するステップモータの駆動回路において、駆動パルスを一定周期で前記コイルに供給する駆動手段(例えば、図5の駆動パルス供給回路5)と、基準クロックから予め定められた複数の基準時間を作成する基準時間作成手段(例えば、図1のカウンタ回路11)と、この基準時間作成手段により作成される基準時間の何れかを選択又は複数を組合せて、前記駆動パルス供給後の前記ロータの回転状態を検出する検出期間を設定する期間設定手段(例えば、図1のパルス幅設定回路12、一致回路13、回数判定回路142)と、この期間設定手段で設定された検出期間内の前記コイルに流れる電流を検出して前記ロータが回転したか否かを検出する回転検出手段(例えば、図1の判定通過回路15、図5のコンパレータ58)と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のステップモータの駆動回路であって、前記期間設定手段は、前記基準時間作成手段により作成される基準時間の何れかを選択又は複数を組合せることで単位時間を設定する単位時間設定手段(例えば、図1のパルス幅設定回路12)と、この単位時間設定手段により設定された単位時間が経過する毎に該経過に応じた信号を出力する時間経過信号出力手段(例えば、図1の一致回路13)と、経過回数を設定する回数設定手段(例えば、図3のマトリクス回路39)と、前記時間経過信号出力手段からの信号に基づき、前記設定された経過回数分の単位時間の経過を判断することで前記検出期間内で有るか否かを判断する判断手段(例えば、図1の回数判定回路142)と、を有することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明であって、前記単位時間設定手段は、前記基準時間作成手段により作成される複数の基準時間それぞれの選択ラインと設定ラインとの交差部に選択的に機能素子(例えば、図2に示すゲート素子21a〜21f)が配されたマトリックス回路(例えば、図2に示すマトリクス回路121)を有し、該機能素子が設けられた選択ラインの基準時間により単位時間が設定されてなることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項2又は3に記載のステップモータの駆動回路における回数設定手段を、前記検出期間の始期に当たる第1の経過回数(例えば、図3のゲート素子39a)及び前記検出期間の終期に当たる第2の経過回数(例えば、図3のゲート素子39b)を設定する手段とし、判断手段を、前記設定された第1の経過回数分の単位時間の経過から第2の経過回数分の単位時間の経過までの間を、前記検出期間内であると判断する手段(例えば、図3の回数設定回路142)として構成してもよい。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明であって、前記基準時間作成手段により作成される基準時間の何れかを選択又は複数を組合せることで前記駆動手段によって前記駆動パルスが供給される駆動期間を設定する駆動期間設定手段(例えば、図1のパルス幅設定回路12、一致回路13、設定回路14)を更に備え、前記期間設定手段は、前記駆動期間設定手段により設定された駆動期間外を非駆動時として、当該非駆動時中に前記検出期間を設定する手段であることを特徴とする。
また、請求項6の記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載のステップモータの駆動回路であって、前記ロータによって時刻を指示するための指針が運針されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、期間設定手段により設定された検出期間内におけるコイルに流れる電流でモータの回転状態を判断することができる。このため、異なる特性のモータ等を用いる場合であっても、期間設定手段における検出期間の設定を適切に行うだけで済む、汎用性の高いステップモータの駆動回路を実現できる。また、期間設定手段における設定は、基準時間作成手段により作成される基準時間の何れかの選択又は複数の組合せであるため、簡単に行い得る。
請求項2に記載の発明によれば、検出期間内で有るか否かは、時間経過信号出力手段からの信号に基づき、設定された経過回数分の単位時間の経過で判断される。また、単位時間は単位時間設定手段により設定され、経過回数は回数設定手段により設定される。従って、単位時間設定手段による設定及び回数設定手段による設定を適切に行うことで、異なる特性のモータ等にも対応が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、単位時間設定手段はマトリクス回路を有して構成される。このため、選択ラインと設定ラインとの交差部に、選択的に機能素子を設けるだけで簡単に単位時間を設定し得る。
請求項4に記載の発明によれば、検出期間の始期及び終期それぞれを経過回数で設定できる。
請求項5に記載の発明によれば、時間経過信号出力手段による単位時間の経過に伴う信号出力は、駆動期間設定手段により設定される駆動期間後から行われる。従って、駆動期間を設計変更する場合であっても、適切に駆動期間設定手段の設定を行えば済むため、汎用性のあるステップモータの駆動回路を実現し得る。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明と同様の作用効果を奏する指針式電子時計のステップモータの駆動回路を実現し得る。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図1は、駆動回路100の要部構成を説明するためのブロック図である。図1に示す駆動パルス供給回路5の構成は、背景技術において図5を用いて説明した駆動パルス供給回路5と同一であるため、説明を省略する。また、背景技術において説明した検出回路6は、予め設定された回転検出期間内に入力された逆起信号Sを回転検出信号D1として出力した。本発明を適用した検出回路1は、回転検出期間を簡単な作業で調整可能なようにしたものである。
検出回路1は、カウンタ回路11と、パルス幅設定回路12と、一致回路13と、設定回路14と、判定通過回路15とを備えて構成される。カウンタ回路11は、外部から基準クロック信号CLKを入力し、該信号を分周する。そして信号CLKを2分周した信号を信号F2、4分周した信号を信号F4、8分周した信号を信号F8、16分周した信号を信号F16、32分周した信号を信号F32、64分周した信号を信号F64として出力する。
以下、例として、信号CLKの周波数を32[kHz]として説明する。つまり、信号F2の周波数は16[kHz]、信号F4は8[kHz]、信号F8は4[kHz]、信号F16は2[kHz]、信号F32は1[kHz]、信号F64は512[Hz]となる。
パルス幅設定回路12は、マトリクス回路121を備えて構成され、一致回路13から出力される信号EQLのパルス幅を設定する。パルス幅設定回路12は、設定回路14から信号IST3又はIST4が入力された場合には、図4における信号EQLの期間t41(ステップモータの駆動パルス幅に相当する期間)を設定するための信号を出力し、信号IST1が入力された場合には、信号EQLのチョッピング動作におけるHレベルの期間t42を設定するための信号を出力し、信号IST2が入力された場合には、信号EQLのLレベルの期間t43を設定するための信号を出力する。
図2は、マトリクス回路121の構成を説明するための図である。マトリクス回路121は、4本の入力線IST1〜IST4と、該4本の入力線に直交する方向に6本の出力線DEC2〜DEC64とを有する。入力線IST1〜IST4と、出力線DEC2〜DEC64の交差部には、製造過程において選択的にゲート素子21a〜21f(以下、包括的に「ゲート素子21」と言う。)が配設される。図2における丸21a〜21fはゲート素子を示す。ゲート素子21は、入力線IST1〜IST4より信号が入力されるとON状態となり、Hレベルの電圧を出力信号DEC2〜DEC64に出力する。例えば、信号IST1が選択されると、ゲート素子21fがON状態となり、信号DEC8がHレベルとなる。また信号IST4が選択されると、ゲート素子21a及び21bがON状態となり、信号DEC16及びDEC32がHレベルとなる。
図1に戻り、一致回路13は、パルス幅設定回路12から入力される信号DEC2〜DEC64に基づいて、カウンタ回路11から入力される信号F2〜F64を選択し、該選択された信号F2〜F64それぞれの1/2周期の時間を足し合わせた信号を信号EQL(図6における信号O1Nに相当する)として出力する。出力される信号EQLのH/Lレベルは、信号IST1〜IST4によって決定される。信号IST1が入力されると、信号EQLはHレベルとなり、IST2〜IST4が入力されると、信号EQLはLレベルとなる。
例えば、マトリクス回路121に信号IST3が入力されると、信号DEC64がHレベルとなって出力される。すると、一致回路13は信号F64の信号の1/2周期の期間をLレベルとした信号EQLを出力する。つまり、信号F64は512[Hz]であるから1/2f=1[msec]となり、1[msec]の期間Lレベルとなった信号EQLが一致回路13から出力される。
また、マトリクス回路121に信号IST4が入力されると、信号DEC16とDEC32がHレベルとなって出力される。すると、一致回路13は信号F16と信号F32のそれぞれの信号の1/2周期の期間を足し合わせた期間をLレベルとした信号EQLを出力する。つまり、信号F16は2[kHz]であるから1/2f=0.25[msec]、信号F32は1[kHz]であるから1/2f=0.5[msec]となり、0.25+0.5=0.75[msec]の期間Lレベルとなった信号EQLが一致回路13から出力される。
更に、マトリクス回路121に信号IST1が入力されると、信号DEC8がHレベルとなって出力される。すると、一致回路13は信号F8の信号の1/2周期の期間をHレベルとした信号EQLを出力する。つまり、信号F8は4[kHz]であるから、1/2f=0.125[msec]となり、0.125[msec]の期間Hレベルとなった信号EQLが出力される。そしてマトリクス回路121に信号IST2が入力されると、信号DEC2及びDEC4がHレベルとなって出力される。すると、一致回路13は信号F2及びF4のそれぞれの信号の1/2周期の期間を足し合わせた期間をLレベルした信号EQLを出力する。つまり、信号F2は16[kHz]であるから1/2f=31.25[μsec]、信号F4は8[kHz]であるから1/2f=62.5[μsec]となり、31.25+62.5=93.75[μsec]の期間Lレベルとなった信号EQLが出力される。
従って、図4に示すように、信号EQLは、信号IST3又はIST4が選択されることによって、期間t41(ステップモータの駆動パルス幅)の時間が設定され(上記例では、1[msec]又は0.75[msec])、信号IST1が選択されることによって、期間t42のパルス幅が設定され(上記例では、0.125[msec])、信号IST2が選択されることによって、期間t43が設定されて(上記例では、93.75[μsec])出力される。特に、信号IST3又はIST4の何れかを選択することによって、信号EQLの期間t41を調整することができる。また期間t42及び43においても、ゲート素子21を何れの交差部に配置するかによって調整可能である。従って、駆動パルス供給回路5において、異なる特性のステップモータを用いる場合でも、ゲート素子21を何れの交差部に配置するかといった簡単な作業で信号EQLのチョッピング動作のパルス幅を変化させることができる。尚、駆動パルス供給回路5のNMOS52に入力される信号O1Nは、信号EQLに基づいて生成される。
図1に戻り、設定回路14は指示回路141と、回数判定回路142とを備えて構成され、図6に示す検出許可信号に相当する信号MSKを出力する。図3は回数判定回路142の構成を説明するための回路図であり、図4は回数判定回路14の主な信号の波形を示すタイミングチャート図である。一致回路13から入力された信号EQLは、インバータ31、32を介してフリップフロップ(以下、単に「FF」と言う。)33に入力される。FF33は、信号EQLがHレベル→LレベルになるとHレベルの信号を信号EQLCKとして出力し、Lレベル→Hレベルとなると、Lレベルの信号を信号EQLCKとして出力する。
FF33から出力された信号EQLCKは、シフトレジスタ回路340に入力される。シフトレジスタ回路340は、フリップフロップ34−1、34−2、・・・34−n(nは1以上の整数。以下、包括的に「FF34」と言う。)によって構成され、信号EQLCKはFF34の各CLK端子に入力される。そして、各FF34において、信号EQLCKがHレベル→Lレベルになるタイミングで、端子Iから入力された信号が端子Xから出力される。
シフトレジスタ回路340の各FF34のX端子から出力された信号はマトリクス回路39に入力される。マトリクス回路340は、図2で説明したマトリクス回路121と同様の構成であり、シフトレジスタ回路340から入力されるn本の入力線と、該n本の入力線に直交する方向に2本の出力線OUTa及びOUTbとを有する。n本の入力線と、出力線OUTa及びOUTbの交差部には、製造過程において選択的にゲート素子39a及び39b(以下、包括的に「ゲート素子39」と言う。)が配設される。図3における丸39a及び39bはゲート素子を示す。ゲート素子39は、入力線CNT1〜CNTnより信号が入力されるとON状態となり、Lレベルの電圧(Lowアクティブ)を出力線OUTa、OUTbに出力する。例えば、入力線CNT5にHレベルの信号が出力されると、ゲート素子39aがON状態となり、出力線OUTaにLレベルの信号が出力される。また入力線CNT16にHレベルの信号が出力されると、ゲート素子39bがON状態となり、出力線OUTbにLレベルの信号が出力される。
マトリクス回路39から出力された信号OUTa及びOUTbはNAND回路35に入力される。そしてNAND回路35から信号OUTcが出力され、インバータ36及び37を介してFF38に入力される。FF38は信号OUTcがHレベル→Lレベルになる毎に、信号MSKのレベルを切り替えて出力する。
図4を用いて、回数設定回路142の動作を詳しく説明する。一致回路13より、まずステップモータの駆動パルス幅(t41)の期間Lレベルとなる信号EQLが出力される。そして、t41時間経過後、時間t42の期間がHレベル、時間t43の期間がLレベルとなる信号EQLが一致回路13から繰り返し出力される。FF33は信号EQLと、その反転信号を入力し、信号EQLがHレベル→Lレベルに切り替わるタイミングでHレベルの信号を、Lレベル→HレベルのタイミングでLレベルの信号を信号EQLCKとして出力する。シフトレジスタ回路340の各FF34は信号EQLCKに同期して、Hレベルのパルス信号を順次シフトして出力する。
入力線CNT5がHレベルの間、出力線OUTaはLレベルとなり、NAND回路35の出力信号OUTcはHレベルとなる。そして入力線CNT5がLレベルとなると、出力線OUTaはHレベルとなり、出力信号OUTcはLレベルとなる。出力信号OUTcがHレベル→Lレベルに切り替わるタイミングで信号MSKがLレベル→Hレベルとなる。
続いて、入力線CNT16がHレベルの間、出力線OUTbはLレベルとなり、NAND回路35の出力信号OUTcはHレベルとなる。そして入力線CNT16がLレベルとなると、出力線OUTbはHレベルとなり、出力信号OUTcはLレベルとなる。そして出力信号OUTcがHレベル→Lレベルに切り替わるタイミングで信号MSKがHレベル→Lレベルとなる。
信号MSKがHレベルにある期間、即ち期間T3がステップモータの回転検出期間である。回転検出期間T3は、ゲート素子39の配置によって調整可能である。つまり、1回のステップモータの駆動に対して、回転検出の開始時間を早めたい場合は、早い段階でパルス信号が出力される入力線(上記の例によると、出力線CNT1〜CNT4)と出力線OUTaとの交差部にゲート素子39aを配設すればよい。また、回転検出の終了時間を遅くしたい場合は、遅い段階でパルス信号が出力される入力線(上記例によると、出力線CNT17〜CNTn)と出力線OUTbとの交差部にゲート素子39bを配設すればよい。このように、設計変更等によって異なる特性のステップモータを駆動する場合であっても、簡単な作業で回転検出期間T3の開始タイミングと終了タイミングを変化させることができる。
図1に戻り、指示回路141は、パルス幅設定回路12に信号IST1〜IST4を出力する。例えば、指示回路141は信号EQLにおいて、ステップモータの駆動期間(t41)の終了に従って、信号IST1と信号IST2を繰り返し交互に出力する。これにより、信号EQLは、チョッピング動作を繰り返す信号となる。更に信号EQLのチョッピング動作が所定回数終了すると、指示回路141は信号IST3又はIST4を出力する。これにより、信号EQLは、ステップモータの駆動期間(t41)の間Lレベルの信号となる。
そして、回数判定回路142から出力された信号MSKは判定通過回路15に入力される。判定通過回路15は、駆動パルス供給回路5から入力される逆起検知信号Sのうち、信号MSKがHレベルにある間に発生した(入力された)逆起検知信号Sのみを回転検出信号D2として通過出力させる。
以上説明したように、検出回路1においては、マトリクス回路121のゲート素子21の配置を変えることによって、信号EQLの駆動パルス幅と、チョッピング動作のパルス幅を調整することができる。更に、マトリクス回路39のゲート素子39の配置を変えることによって、信号MSKの回転検出期間T3の開始タイミングと終了タイミングを調整することができる。従って、駆動パルス供給回路5によって駆動されるステップモータが異なる特性のステップモータに設計変更されたとしても、簡単な作業によって信号EQLのチョッピング動作のタイミングや、回転検出期間T3を変化させることができ、汎用性の高い検出回路1を実現できる。
尚、上記の実施の形態では、信号EQLのオンオフのタイミングをマトリクス回路121にて、信号MSKの回転検出期間T3の開始及び終了タイミングをマトリクス回路39にて設定することとしたが、マトリクス回路121やマトリクス回路39の代わりに、レジスタや不揮発性メモリ等を用いてもよい。その場合には、予めレジスタや不揮発性メモリ等に各信号のタイミング条件を記憶させておき、その条件に従って書くタイミングを設定することで実現できる。
駆動回路の要部構成を説明するためのブロック図。 マトリクス回路の構成を説明するための図。 回数判定回路の構成を説明するための回路図。 回数判定回路の主な信号の波形を示すタイミングチャート図。 ステップモータの回転検出の従来の方法を説明するための回路図。 図5で示した回路図のタイミングチャート図。
符号の説明
100 駆動回路
1 検出回路
11 カウンタ回路
12 パルス幅設定回路
121 マトリクス回路
13 一致回路
14 設定回路
141 指示回路
142 回数判定回路
340 シフトレジスタ回路
39 マトリクス回路
15 判定通過回路
5 駆動パルス供給回路

Claims (6)

  1. ロータ、ステータ及びコイルを有し、前記コイルによる磁界により前記ロータを回転するステップモータの駆動回路において、
    駆動パルスを一定周期で前記コイルに供給する駆動手段と、
    基準クロックから予め定められた複数の基準時間を作成する基準時間作成手段と、
    この基準時間作成手段により作成される基準時間の何れかを選択又は複数を組合せて、前記駆動パルス供給後の前記ロータの回転状態を検出する検出期間を設定する期間設定手段と、
    この期間設定手段で設定された検出期間内の前記コイルに流れる電流を検出して前記ロータが回転したか否かを検出する回転検出手段と、
    を備えたことを特徴とするステップモータの駆動回路。
  2. 前記期間設定手段は、
    前記基準時間作成手段により作成される基準時間の何れかを選択又は複数を組合せることで単位時間を設定する単位時間設定手段と、
    この単位時間設定手段により設定された単位時間が経過する毎に該経過に応じた信号を出力する時間経過信号出力手段と、
    経過回数を設定する回数設定手段と、
    前記時間経過信号出力手段からの信号に基づき、前記設定された経過回数分の単位時間の経過を判断することで前記検出期間内で有るか否かを判断する判断手段と、
    を有する請求項1に記載のステップモータの駆動回路。
  3. 前記単位時間設定手段は、前記基準時間作成手段により作成される複数の基準時間それぞれの選択ラインと設定ラインとの交差部に選択的に機能素子が配されたマトリックス回路を有し、該機能素子が設けられた選択ラインの基準時間により単位時間が設定されてなることを特徴とする請求項2に記載のステップモータの駆動回路。
  4. 前記回数設定手段は、前記検出期間の始期に当たる第1の経過回数及び前記検出期間の終期に当たる第2の経過回数を設定する手段であり、
    前記判断手段は、前記設定された第1の経過回数分の単位時間の経過から第2の経過回数分の単位時間の経過までの間を、前記検出期間内であると判断する手段である、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のステップモータの駆動回路。
  5. 前記基準時間作成手段により作成される基準時間の何れかを選択又は複数を組合せることで前記駆動手段によって前記駆動パルスが供給される駆動期間を設定する駆動期間設定手段を更に備え、
    前記時間経過信号出力手段は、前記駆動期間設定手段により設定された駆動期間後から前記単位時間が経過する毎に、該経過に応じた信号を出力する手段である、
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載のステップモータの駆動回路。
  6. 前記ステップモータのロータの回転によって時刻を指示するための指針が運針されることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のステップモータの駆動回路。
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