JP2006081248A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン及びモータを備えたハイブリッド車両において、不要なタイミングでモータ駆動電圧に高周波電圧が重畳されて騒音が発生することを抑制したハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】ハイブリッド車両が運転状態にあるときにアイドルストップによりエンジンが停止されたときは、エンジンの再始動に備えて、モータの回転が停止するまで検査用電圧の重畳とロータ角度の検出を継続し、モータの回転が停止したt11でPDUのGATEをONからOFFに切換えてモータへの通電を停止する。また、イグニッションスイッチがOFFされて、エンジンが停止したときには、モータの回転数Nが検査用電圧の重畳が開始される低回転閾値Nlよりも高く設定された通電OFF回転数Ndまで低下したt12で、PDUのGATEをONOFFに切換えてモータへの通電を停止する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、エンジンと直結されたDCブラシレスモータのロータ角度を、該モータの駆動電圧に高周波電圧を重畳して検出するハイブリット車両の制御装置に関する。
DCブラシレスモータを駆動して所望のトルクを得るためには、磁極を有するロータの電気角(以下、ロータ角度という)に対応した適切な位相で電機子に電圧を印加する必要がある。そして、ロータ角度を検出する位置検出センサを省いてDCブラシレスモータと駆動装置のコストダウンを図るべく、位置検出センサを用いずにロータ角度を検出する種々の方法が提案されている。
ここで、モータが高回転している高回転域においてはモータの逆起電圧からロータ角度を検出できるが、モータの回転数が低下した低回転域においてはモータの逆起電圧が低下してロータの角度検出が困難になる。
そこで、本願発明者らは、先の出願(例えば特許文献1参照)において、位置検出センサを用いずにロータ角度を検出するロータ角度検出装置を提案している。かかるロータ角度検出装置においては、突極型のDCブラシレスモータの3相の電機子に印加する駆動電圧にロータ角度検出用の高周波電圧を重畳したときに、該3相の電子機のうちの第1相に流れる電流の検出値及び第2相に流れる電流の検出値と、該検査用電圧に応じた高周波成分とを用いて、該モータのロータ角度の2倍角の正弦値に応じた正弦参照値と該2倍角の余弦値に応じた余弦参照値とを算出する。そして、該正弦参照値と該余弦参照値からロータ角度を検出する。
かかるロータ角度検出装置を用いて、モータの回転数が所定の低回転閾値以下となったときには、モータ駆動電圧に高周波電圧を重畳してロータ角度を検出することによって、低回転域においても初期追従性良くロータ角度を検出することができる。
特開2004−120888公報
上述したようにモータの駆動電圧に高周波電圧を重畳することにより、低回転域においてもロータの角度を検出することができる。しかし、高周波の検査用電圧の重畳に伴ってモータから騒音が発生する。
そして、本願発明者らは、エンジン及びモータの駆動軸を直結して、エンジン及びモータにより駆動力を協調して出力すると共に、モータによりエンジンのクランキングを行うハイブリッド車両において、モータの回転数が所定の低回転閾値よりも高いときは駆動電圧に高周波電圧を重畳することなくロータ角度を検出し、モータ回転数が低回転閾値以下となったときには駆動電圧に高周波電圧を重畳してロータ角度を検出するようにしたときに、実際にはロータ角度を検出する必要がないタイミングで駆動電圧に高周波電圧が重畳されて、運転者にとって耳障りな騒音が生じることを知見した。
そこで、本発明は、エンジン及びモータを備えたハイブリッド車両において、不要なタイミングでモータ駆動電圧に高周波電圧が重畳されて騒音が発生することを抑制したハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、駆動軸が直結されたエンジン及びDCブラシレスモータを有して、該モータにより該エンジンのクランキングを行うハイブリッド車両に搭載され、前記モータの回転数を把握する回転数把握手段と、前記モータの回転数が所定の低回転閾値以下であるときに、該モータの駆動電圧に高周波電圧を重畳して該モータのロータ角度を検出するロータ角度検出手段と、該ロータ角度検出手段により検出されたロータ角度に基づいて該モータの通電制御を行うモータ制御手段と、前記ハイブリッド車両を運転者による運転操作が可能な運転状態と該運転操作が不能な停止状態とに切換える状態切換え手段とを備えたハイブリッド車両の制御装置の改良に関する。
そして、前記ハイブリッド車両が運転状態にあるときに前記エンジンが停止したときは、前記ロータ角度検出手段は、前記モータが停止するまで前記高周波電圧の重畳とロータ角度の検出を行い、前記状態切換え手段により前記ハイブリッド車両が運転状態から停止状態に切換って前記エンジンが停止したときには、前記モータ制御手段は、前記モータの回転数が前記低回転閾値よりも高く設定された通電OFF回転数まで低下した時に、前記モータに対する通電を停止することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記ハイブリッド車両が運転状態にあるときに前記エンジンが停止したときは、前記モータの回転数が停止するまで、前記ロータ角度検出手段による高周波電圧の重畳とロータ角度の検出が継続される。そのため、前記エンジンを再始動するときに、前記モータ制御手段は、前記モータの回転停止時におけるロータの検出角度に基づいて前記モータの駆動電圧を生成することができ、前記モータにより前記エンジンをクランキングすることができる。
一方、前記状態切換え手段により前記ハイブリッド車両が運転状態から停止状態に切換えられたときには、次にモータが作動するのは、前記ハイブリッド車両が停止状態から運転状態に切換えられた後となる。そして、この場合には、前記ハイブリッド車両が運転状態に切換えられたときに、改めて前記モータのロータ角度を検出する必要がある。
したがって、前記状態切換え手段により前記ハイブリッド車両が運転状態から停止状態に切換えられたときには、前記モータの回転が停止するまで前記ロータ角度検出手段による高周波電圧の重畳を継続する必要はない。そこで、前記ロータ角度検出手段による高周波電圧の重畳が開始される前の前記モータの回転数が前記低回転閾値となったときに、前記モータ制御手段が前記モータに対する通電を停止することより、不要なタイミングで高周波電圧が重畳されて騒音が発生することを防止することができる。
また、本発明の第2の態様は、前記ハイブリッド車両が運転状態にあるときに前記エンジンが停止したときは、前記ロータ角度検出手段は、前記モータが停止するまで前記高周波電圧の重畳とロータ角度の検出を行い、前記状態切換え手段により前記ハイブリッド車両が運転状態から停止状態に切換って前記エンジンが停止したときには、前記モータ制御手段は、前記エンジンが停止した時点から前記モータの回転数が前記低回転閾値よりも高く設定された通電OFF回転数まで低下する時間の想定値である回転数低下時間が経過した時に、前記モータに対する通電を停止することを特徴とする。
かかる発明によれば、前記状態切換え手段により前記ハイブリッド車両が運転状態から停止状態になったときは、前記モータの回転数が前記ロータ角度検出手段による前記高周波電圧の重畳が開始される前記低回転閾値よりも高く設定された通電OFF回転数まで低下する時間の想定値である前記回転数低下時間が経過した時点で、前記モータ制御手段は前記モータに対する通電を停止する。そのため、前記第1の態様と同様に、前記ハイブリッド車両が運転状態から停止状態に切換えられたときに、前記高周波の重畳に伴って発生する騒音を抑制することができる。
また、前記状態切換え手段により前記運転状態から前記停止状態に切換った時の前記モータの回転数が高いほど、前記回転数低下時間を長く設定する回転数低下時間設定手段を備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記ハイブリッド車両が運転状態から停止状態に切換った時点における前記モータの回転数に応じて、前記回転数低下時間を適切に設定することができる。
なお、前記第1の態様及び前記第2の態様における前記回転数把握手段は、前記ロータ角度検出手段により検出されるロータ角度の単位時間当たりの変化(角速度)からモータの回転数を把握する構成としてもよく、回転数センサにより直接的にモータの回転数を検出する構成としてもよい。
本発明の実施の形態の一例について図1〜図6を参照して説明する。図1はDCブラシレスモータの構成図、図2はハイブリッド車両の制御装置の構成図、図3はモータに対する制御処理のフローチャート、図4はモータに対する通電停止のタイミングを決定する処理のフローチャート、図5はモータに対する通電を停止する際のタイミングチャート、図6はタイマを用いてモータに対する通電停止のタイミングを決定する処理のフローチャートである。
図2に示したハイブリッド車両の制御装置10(以下、単に制御装置10という)は、図1に示したDCブラシレスモータ1(以下、単にモータ1という)とエンジン2を備えたハイブリッド車両に搭載される。そして、該ハイブリッド車両においては、モータ1とエンジン2の駆動軸が直結され、モータ1とエンジン2は協働して駆動軸を回転作動させると共に、エンジン2の始動時にはモータ1によりエンジン2がクランキングされる。
また、ハイブリッド車両には、ハイブリッド車両を運転者による運転操作が可能な運転状態と運転者による操作が不能な停止状態とに切換えるイグニッションスイッチ13(本発明の状態切換え手段に相当する)とが備えられている。
制御装置10は、図1に示したモータ1の電機子3,4,5に流れる電流をフィードバック制御するものであり、モータ1をロータ2の界磁極の磁束方向であるq軸上にあるq軸電機子と該q軸と直交するd軸上にあるd軸電機子とを有するdq座標系による等価回路に変換して扱う。
そして、制御装置10は、ハイブリッド車両の運転状況に応じて印加されるd軸指令電流Id_cとq軸指令電流Iq_cとに応じて、d軸電機子に流れる電流(以下、d軸電流という)とq軸電機子に流れる電流(以下、q軸電流という)をフィードバック制御する。
制御装置10は、d軸電機子への印加電圧Vd(以下、d軸電圧という)とq軸電機子への印加電圧Vq(以下、q軸電圧という)とを、モータ1のU,V,Wの3相の電機子に印加する駆動電圧Vu_c,Vv_c,Vw_cに変換するdq/3相変換部20、d軸電圧Vdに検査用電圧Hd^を重畳すると共にq軸電圧Vqに検査用電圧Hq^を重畳する検査用電圧重畳部51、及び駆動電圧Vu_c,Vv_c,Vw_cに応じた電圧Vu,Vv,Vwをモータ1のU,V,Wの各相の電機子にそれぞれ印加するよう複数のスイッチング素子をブリッジ接続したインバータ回路からなるパワードライブユニット22を備える。
さらに、制御装置10は、モータ1のU相の電機子に流れる電流を検出するU相電流センサ23、モータ1のW相の電機子に流れる電流を検出するW相電流センサ24、U相電流センサ23の検出電流値Iu_sとW相電流センサ24の検出電流値Iw_sとに応じてd軸電流の検出値であるd軸実電流Id_sとq軸電流の検出値であるq軸実電流Iq_sとを算出する3相/dq変換部26、モータ1のロータ角度θを検出する角度検出部25、及びd軸とq軸間で干渉し合う速度起電力の影響を打ち消す処理を行なう非干渉演算部27を備える。
そして、制御装置10は、d軸指令電流Id_cとd軸実電流Id_sを第1減算器28で減算し、その減算結果に第1のPI演算部29でPI(比例積分)処理を施し、第1加算器30で非干渉成分を加算して、d軸指令電流Id_cとd軸実電流Id_sの偏差に応じたd軸電圧Vdを生成する。
また、制御装置10は、同様にして、q軸指令電流Iq_cとq軸実電流Iq_sを第2減算器31で減算し、その減算結果に第2のPI演算部32でPI処理を施し、第2加算器33で非干渉成分を加算して、q軸指令電流Iq_cとq軸実電流Iq_sとの偏差に応じたq軸電圧Vqを生成する。
そして、制御装置10は、d軸電圧Vdとq軸電圧Vqとをdq/3相変換部20に入力する。これにより、パワードライブユニット22を介して、d軸指令電流Id_cとd軸実電流Id_sとの偏差、及びq軸指令電流Iq_cとq軸実電流Iq_sとの偏差を小さくする3相電圧Vu,Vv,Vwがモータ1の電機子に印加されて、モータ1の電機子に流れる電流がフィードバック制御される。
なお、制御装置10において、このようにモータ1の電機子に流れる電流をフィードバックする構成が、本発明のモータ制御手段に相当する。
ここで、dq/3相変換部20によりd軸電圧Vdとq軸電圧Vqを3相の電圧指令Vu_c,Vv_c,Vw_cに変換する際には、モータ1のロータ角度θが必要となる。また、3相/dq変換部26によりU相電流センサ23の検出電流値Iu_sとW相電流センサ24の検出電流値Iw_sをd軸実電流Id_sとq軸実電流Iq_sに変換する際にも、モータ1のロータ角度θが必要となる。
そして、ロータ角度検出部50は、レゾルバ等の位置検出センサを用いずに、第3加算器52及び第4加算器53において、検査用電圧重畳部51によりd軸電圧Vdに検査用電圧H^dを重畳し、また、q軸電圧Vqに検査用電圧Hq^を重畳することによって、ロータ角度θの検出処理を行う。
次に、図3に示したフローチャートに従って、制御装置10によるモータ1の制御手順について説明する。制御装置10は、先ず、STEP1で、以前の制御サイクルで角度検出部25により検出されたロータ角度θの単位時間当たりの変化(角速度)を算出して、モータ1の回転数Nを把握する。なお、このようにしてモータ1の回転数Nを把握する構成が、本発明の回転数把握手段に相当する。
そして、続くSTEP2で、制御装置10はモータ1の回転数Nが低回転閾値Nl(例えば300rpm)よりも低いか否かを判断し、モータ1の回転数Nが低回転閾値Nl以上であったときはSTEP10に分岐する。STEP10とSTEP11は、モータ1の回転数Nが低回転閾値Nl以上である高回転域におけるロータ角度θの検出処理であり、角度検出部50は、STEP10でモータ1の相電流と相電圧を検出し、STEP11で相電流と相電圧に基づく角度推定演算を行ってロータ角度θを検出する。
一方、STEP2でモータ1の回転数Nが低回転閾値Nlよりも低かったときにはSTEP3に進む。STEP3〜STEP5は、モータ1の回転数Nが低回転閾値Nlよりも低い低回転域におけるロータ角度θの検出処理であり、STEP3で、検査用電圧重畳部51により検査用電圧Hd^及びHq^が重畳される。
このように検査用電圧Hd^とHq^を重畳することにより、駆動電圧Vu_c,Vv_c,Vw_cには高周波電圧が重畳される。そして、続くSTEP4でU相電流センサ23及びW相電流センサ24により電機子電流Iw_sとIu_sが検出され、STEP5で、角度検出手段50は、3相/dq変換部26によるIw_sとIu_sの変換値Id_s及びIq_sと、検査用電圧Hd^及びHq^を用いた角度推定演算を行って、ロータ角度θを検出する。
このようにして検出されたロータ角度θに基づいて、次のSTEP6で、3相/dq変換部26により、相電流の検出値Iw_s及びIu_sに応じたd軸実電流Id_s及びq軸実電流Iq_sが算出される。そして、続くSTEP7で、上述したように、d軸指令電流Id_cとd軸実電流Id_sとの偏差、及びq軸指令電流Iq_cとq軸実電流Iq_sとの偏差を小さくするように、電流フィードバック演算が実行される。また、STEP8で、電流フィードバック演算の結果に応じたPDU22におけるPWM制御のGATE ON時間のタイマ値の演算処理が実行されて、モータ1の電機子電流がフィードバック制御される。
以上説明したように、モータ1が低回転域にあるときは検査用電圧重畳部21により、検査用電圧Hd^,Hq^が重畳されるが、検査用電圧Hd^,Hq^の重畳に伴って駆動電圧Vu_c,Vv_c,Vw_cに重畳される高周波により、モータ1から騒音が発生する。そこで、制御装置10は、図4に示したフローチャートに従って、検査用電圧H^d,Hq^を重畳する時期を限定し、これにより不要なタイミングでモータ1から騒音が発生することを防止している。
図4のSTEP20で、制御装置10は、PDU22からモータ1への通電を停止するGATE OFF要求があるのを待つ。そして、GATE OFF要求があったときにSTEP21に進み、イグニッションスイッチ13がON状態にあるか否かを判断する。そして、イグニッションスイッチ13がON状態であるときはSTEP22に進み、STEP1と同様にして把握されるモータ1の回転数NがNz(例えば100rpm)以下であるか否かを判断する。
ここで、Nzは、制御装置10の応答遅れ等を考慮したときに、モータ1の回転が停止したと判断し得る値に設定される。そして、STEP20でGATE OFF要求があったときに、STEP21でイグニッションスイッチ13がON状態にあったときには、ハイブリッド車両が運転状態で一時的にエンジン11を停止したアイドル停止状態にある。
そして、この場合は、次にエンジン11の再始動に備えてモータ1が停止したときのロータ角度θを検出して保持しておく必要がある。そこで、制御装置10は、STEP22でモータ1の回転数NがNz以下となったときに、STEP23に進んでPDU22のGATEをOFFする。これにより、モータ1の回転が停止するまで、ロータ角度検出部50による検査電圧の重畳とロータ角度θの検出処理が継続される。
一方、STEP20でGATE OFF要求があったときに、STEP21でイグニッションスイッチ13がOFF状態にあったときには、ハイブリッド車両が運転状態から停止状態に切換って、制御装置10も停止状態に移行する。この場合、次にハイブリッド車両が運転状態に切換ってモータ1を作動させるときには、角度検出部50により改めてロータ角度θの検出処理が実行される。
そのため、STEP30に分岐してモータ1の回転数Nが低回転閾値Nl(=300rpm)よりも高い回転数に設定された通電OFF回転数Nh(例えば500rpm)以下となったときにSTEP23に進んで、制御装置10はPDU22のGATEをOFFして、PDAか22らモータ1への通電を停止する。これにより、モータ1の回転数Nが低回転閾値Nlよりも低くなって、検査電圧重畳部51による検査用電圧Hd^,Hq^の重畳が開始される前に、PDU22からモータ1への通電が停止する。
そのため、イグニッションスイッチ13をOFFしたにもかかわらず、モータ1から検査用電圧の重畳に伴う騒音が発生して、運転者に違和感や不安感を与えることを防止することができる。
なお、イグニッションスイッチ13がOFFされたときに、直ちにPDU22のGATEをOFFしてモータ1への通電を停止せずに、モータ1の回転数が通電OFF回転数Nhまで低下した時点でPDU22のGATEをOFFするのは、モータ1の回転数が高い状態でPDUのGATEをOFFすると、高圧の誘起電圧が生じてPDU22を構成する平滑コンデンサやインバータ等の回路素子が破壊される虞があるためである。モータ1の回転数Nが、高圧の誘起電圧が生じないレベルに設定された通電OFF回転数Nhまで低下して時点で、PDU22のGATEをOFFすることによって、このような回路素子の破壊を防止することができる。
次に、図5は、図4に示した処理を実行した場合のモータ1の回転数と、PDU22のGATEがOFFされるタイミングを示したタイミングチャートであり、上段が縦軸をモータ1の回転数Nに設定して横軸を時間tに設定したグラフである。また、下段は縦軸をPDU22のGATEのON/OFF状態に設定し、横軸を時間tに設定したグラフである。
図中、aはハイブリッド車両が運転状態から停止状態に切換ったときのモータ1の回転数の推移を示し、bはハイブリッド車両が運転状態でエンジン11を一時的に停止した場合のモータ1の回転数の推移を示している。そして、bにおいては、モータ1の回転数Nが0となったt11で、PDU22のGATEがOFFされている。一方、aにおいては、モータ1の回転数Nが低回転閾値Nlよりも高い通電OFF回転数Ndとなったt12で、PDU22のGATEがONからOFFに切換っている。
なお、本実施の形態では、図4に示したように、STEP21でイグニッションスイッチ13がOFFされたときに、STEP30でモータ1の回転数NがNh以下となったときに、STEP23に進んでPDU22のGATEをOFFしたが、図6に示したように、タイマを用いてPDU22のGATEをOFFするタイミングを決定するようにしてもよい。
すなわち、図6を参照して、STEP40でGATE OFFの要求があるまで、STEP50に分岐してタイマをリセットし、STEP40でGATE OFF要求があったときにSTEP41に進んで、イグニッションスイッチ13がON状態にあるか否かを判断する。そして、STEP41でイグニッションスイッチ13がON状態にあったときは、STEP42に進み、図4のフローチャートと同様に、モータ1の回転数NがNz以下となったときにPDU22のGATEをOFFする。
一方、STEP41でイグニッションスイッチ13がOFF状態であったときには、STEP60に分岐し、タイマが既に作動中でなければSTEP61でタイマをスタートさせる。そして、STEP62でタイマがタイムアップしたときに、STEP43に進んで、PDU22のGATEをOFFする。
ここで、タイマの設定時間は、STEP41でイグニッションスイッチ13がON状態からOFF状態に切換ってエンジン11が停止した時点から、モータ1の回転数Nが通電OFF回転数となるまでに要する時間を想定して設定され、モータ1のイナーシャやフリクション等を考慮して設定される。また、STEP41でイグニッションスイッチ13がON状態からOFF状態に切換ってエンジン11が停止した時点におけるモータ1の回転数が高いほど、タイマの設定時間を長くするようにしてもよい。
なお、本実施の形態において、制御装置10は、角度検出部50により検出されるロータ角度θの単位時間当たりの変化を算出して、モータ1の回転数Nを把握したが、図2に示したように回転数センサ12を設けて、回転数センサ12の検出信号から直接的にモータ1の回転数Nを把握するようにしてもよい。この場合には、回転数センサ12が本発明の回転数把握手段に相当する。
DCブラシレスモータの構成図。 ハイブリッド車両の制御装置の構成図。 モータに対する制御処理のフローチャート。 モータに対する通電停止のタイミングを決定する処理のフローチャート。 モータに対する通電を停止する際のタイミングチャート。 タイマを用いてモータに対する通電停止のタイミングを決定する処理のフローチャート。
符号の説明
1…DCブラシレスモータ、2…ロータ、3…U相の電機子、4…V相の電機子、5…W相の電機子、10…(ハイブリッド車両の)制御装置、11…エンジン、12…回転数センサ、13…イグニッションスイッチ、20…dq/3相変換部、21…検査用電圧重畳部、22…パワードライブユニット、23…U相電流センサ、24…W相電流センサ、25…角度検出部、26…3相/dq変換部、27…非干渉演算部

Claims (3)

  1. 駆動軸が直結されたエンジン及びDCブラシレスモータを有して、該モータにより該エンジンのクランキングを行うハイブリッド車両に搭載され、
    前記モータの回転数を把握する回転数把握手段と、前記モータの回転数が所定の低回転閾値以下であるときに、該モータの駆動電圧に高周波電圧を重畳して該モータのロータ角度を検出するロータ角度検出手段と、該ロータ角度検出手段により検出されたロータ角度に基づいて該モータの通電制御を行うモータ制御手段と、前記ハイブリッド車両を運転者による運転操作が可能な運転状態と該運転操作が不能な停止状態とに切換える状態切換え手段とを備えたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記ハイブリッド車両が運転状態にあるときに前記エンジンが停止したときは、前記ロータ角度検出手段は、前記モータが停止するまで前記高周波電圧の重畳とロータ角度の検出を行い、前記状態切換え手段により前記ハイブリッド車両が運転状態から停止状態に切換って前記エンジンが停止したときには、前記モータ制御手段は、前記モータの回転数が前記低回転閾値よりも高く設定された通電OFF回転数まで低下した時に、前記モータに対する通電を停止することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 駆動軸が直結されたエンジン及びDCブラシレスモータを有して、該モータにより該エンジンのクランキングを行うハイブリッド車両に搭載され、
    前記モータの回転数を把握する回転数把握手段と、前記モータの回転数が所定の低回転閾値以下であるときに、該モータの駆動電圧に高周波電圧を重畳して該モータのロータ角度を検出するロータ角度検出手段と、該ロータ角度検出手段により検出されたロータ角度に基づいて該モータの通電制御を行うモータ制御手段と、前記ハイブリッド車両を運転者による運転操作が可能な運転状態と該運転操作が不能な停止状態とに切換える状態切換え手段とを備えたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記ハイブリッド車両が運転状態にあるときに前記エンジンが停止したときは、前記ロータ角度検出手段は、前記モータが停止するまで前記高周波電圧の重畳とロータ角度の検出を行い、前記状態切換え手段により前記ハイブリッド車両が運転状態から停止状態に切換って前記エンジンが停止したときには、前記モータ制御手段は、前記エンジンが停止した時点から前記モータの回転数が前記低回転閾値よりも高く設定された通電OFF回転数まで低下する時間の想定値である回転数低下時間が経過した時に、前記モータに対する通電を停止することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記状態切換え手段により前記運転状態から前記停止状態に切換った時の前記モータの回転数が高いほど、前記回転数低下時間を長く設定する回転数低下時間設定手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のハイブリッド車両の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010163872A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Denso Corp 内燃機関の始動停止制御装置及び回転機の制御装置
US8140207B2 (en) 2006-10-11 2012-03-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle and control method thereof

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