JP2006080888A - データ伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】全二重の複数系列の伝送路が無線設備を介してリング状に接続された無線伝送システムにおいて、無線伝送路の障害発生時に、伝送帯域を効率よく利用する。
【解決手段】無線RPR装置40は、3系列の伝送路12中のある系列の障害の発生を検出したとき、障害発生系列数が全系列数の半数以下である場合には、伝送路12の障害発生系列を除いた系列により狭帯域化して伝送を継続させ(図12B)、障害発生系列数が全系列数の半数を超える数となった場合には、系列に障害が発生している伝送路12の全ての系列を使用しないで、逆方向の伝送路12にデータを折り返すラッピング処理により伝送を行う(図12C、図12D)。
【選択図】図21

Description

この発明は、全二重の伝送路が複数の設備を介してリング状に接続されたデータ伝送システムに関し、特に、無線RPR(Resilient Packet Ring)装置に適用して好適なデータ伝送システムに関する。
従来から、国土交通省、警察庁及び内閣府等の官公庁、都道府県及び市町村等の自治体、電力会社及びガス会社等の公共事業者では、防災業務、電力系統保護等の目的でデータ伝送システムを自営回線で構築している。
この自営回線として、従来、伝送路媒体を光ファイバとするネットワークが構築されている(非特許文献1)。
この光ファイバネットワークでは、端局装置間が自営設備である光ファイバにより接続され、各端局装置にLAN(Local Area Network)接続機器やMPEG2インタフェース等を有するカメラ等の端末装置が接続され、送信側の端末装置から出力されるパケットが一方の端局装置でフレームに分割されるとともにE/O(電気/光学)変換されて光ファイバの一端に供給され、光ファイバの他端まで伝送されたフレームが他方の端局装置によりO/E変換された後、パケットに合成され、受信側の端末装置に伝送されるように構成されている。
国土交通省(旧建設省)「ディジタル端局装置(SDH)仕様書」建電通仕(国電通仕)第42号、平成10年6月3日制定、平成11年9月24日改訂
ところで、このようなデータ伝送システムにおいては、障害に強いネットワークとすることが要望されており、IEEE DraftP802.17/D3.2 PART17に規定されたRPRに準拠した伝送装置が開発されている(日本無線技報 NO.45 p19−p21 平成16年3月12日 日本無線株式会社発行)。
RPRでは、データ伝送システムは全二重の伝送路が複数のRPR伝送装置を介してリング状に接続され、伝送路上に障害箇所が発生した場合、障害箇所が発生した伝送路に接続されるRPR伝送装置がトラフィックを両側へループバックするいわゆるラッピング処理や、障害箇所が発生した場合、ラッピング処理を行い、その後、各RPR伝送装置が新しいトポロジーを学習し最短ルートへリルートするいわゆるステアリング処理を行うようになっている。
しかしながら、従来技術に係るラッピング処理は、伝送路に障害箇所が発生した場合に、一律にラッピング処理を行うようになっており、伝送路の帯域を有効に利用することができないという問題がある。
この発明は、このような技術及び課題を考慮してなされたものであり、全二重の複数系列からなる伝送路が複数の設備を介してリング状に接続されたデータ伝送システムにおいて、伝送路の障害発生時に、帯域を効率よく利用してデータ伝送を行うことを可能とするデータ伝送システムを提供することを目的とする。
また、この発明は、伝送路の障害発生時に、各利用者になるべく公平に帯域を割り当てるようにすることを可能とするデータ伝送システムを提供することを目的とする。
この項では、理解の容易化のために添付図面中の符号を付けて説明する。したがって、この項に記載した内容がその符号を付けたものに限定して解釈されるものではない。
この発明のデータ伝送システムは、全二重の複数系列からなる伝送路(12)が複数の設備(21〜25)を介してリング状に接続されたデータ伝送システム(10)において、前記各設備(21〜25)には、両側の前記伝送路に対してそれぞれデータを送受信する右回り用及び左回り用伝送装置(32)(34)が設けられ、前記各設備において、一端が端末(38)側に接続され、他端が両側の前記伝送装置(32)(34)に接続される伝送帯域自動切替・迂回制御装置(40)を有し、前記伝送帯域自動切替・迂回制御装置は、前記両側の伝送路を構成する各系列の障害発生を検出する障害検出部(60)と、前記障害検出部により、ある系列の障害の発生を検出したとき、障害発生系列数が全系列数の半数以下である場合には、前記伝送路の障害発生系列を除いた系列により狭帯域化して伝送を継続させる帯域自動切替制御部(42)(52)と、障害発生系列数が全系列数の半数を超える数となった場合には、系列に障害が発生している伝送路の全ての系列を使用しないで、逆方向の伝送路にデータを折り返すラッピング処理を行う迂回制御部(42)(52)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、伝送帯域自動切替・迂回制御装置の帯域自動切替制御部は、障害検出部により、伝送路中のある系列の障害の発生を検出したとき、障害発生系列数が全系列数の半数以下である場合には、前記伝送路の障害発生系列を除いた系列により狭帯域化して伝送を継続させ、迂回制御部は、障害発生系列数が全系列数の半数を超える数となった場合には、系列に障害が発生している伝送路の全ての系列を使用しないで、逆方向の伝送路にデータを折り返すラッピング処理により伝送を行うようにしているので、伝送帯域を効率よく利用することができる。
なお、このデータ伝送システムは、伝送装置を無線装置とし、伝送帯域自動切替・迂回制御装置を無線RPR装置とすることにより、無線RPR伝送システムに適用することができる。
この発明によれば、全二重の複数系列からなる伝送路が複数の設備を介してリング状に接続されたデータ伝送システムにおいて、伝送路の障害発生時に、帯域を効率よく利用してデータ伝送を行うことができる。また、この発明によれば、伝送路の障害発生時に、各利用者になるべく公平に帯域を割り当てることができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るデータ伝送システム10の一部の構成を示している。
図2は、データ伝送システム10の全体構成を示している。
図3は、データ伝送システム10を構成する無線RPR装置40の詳細構成を示している。
このデータ伝送システム10は、1系列(1CH)の帯域が6[Mbps]、正確には、6.312[Mbps]で全二重の8系列(8CH)(一方向6×8=48[Mbps]、両方向で96[Mbps])からなるマイクロ波多重の無線伝送路(単に、伝送路ともいう。)12を介して、A〜E地点無線設備(A〜E局ともいう。)21〜25が、リング状に接続されている。伝送路12は、それぞれ8系列(8CH、8本)の伝送路から構成されていると考えることができる。なお、図面中、帯域の単位[Mbps]は、繁雑となるのを回避するため、単に[M]と表記している。
A〜E地点無線設備21〜25には、それぞれ、両側の伝送路12に対してデータを送受信する、右回り用の伝送装置としての無線装置32と左回り用の伝送装置としての無線装置34とが設けられている。
A〜E地点無線設備21〜25には、さらに、それぞれレイヤ3スイッチ(L3SW)36を介し100BASE−TX等のインタフェースを通じて複数の端末38が接続されている。端末38は、固有のIPアドレスとMAC(Media Access Control)アドレスを有するパーソナルコンピュータ、IP電話、サーバ、MPEG2エンコーダ内蔵のカメラ、MPE2デコーダ内蔵のモニタ等である。
また、A〜E地点無線設備21〜25は、それぞれ、伝送帯域自動切替・迂回制御装置としての無線RPR装置40(図1、図3参照)を備えている。
各無線RPR装置40は、帯域自動切替・迂回制御部52を有するRPR処理部50を備え、このRPR処理部50の帯域自動切替・迂回制御部52は、一方の帯域自動切替・迂回制御部42を通じて無線装置32に接続されるとともに、他方の帯域自動切替・迂回制御部44を介して無線装置34に接続され、かつ、L3SW36を通じて、前記のパーソナルコンピュータ及びIP電話等の端末38に接続され通じて複数の端末38に接続されている。
端末38は、図1に示すように、L3SW36、無線RPR装置40、無線装置32、34、及び伝送路12を通じて他の端末38に対して全二重での通信ができるように構成されている。
なお、上記したデータ伝送システム10は、無線RPR装置40に適用した例を示しているが、この発明は、伝送路12を光ファイバ伝送路とする光ファイバRPR装置、あるいは伝送路12をメタリックケーブルとするメタリックケーブルRPR装置等の有線伝送路に適用することもできる。
無線RPR装置40は、後に詳しく説明するように、帯域自動切替・迂回制御部42、44、52により、無線装置32、34側の伝送路12中、ある系列の障害の発生を検出したとき、障害発生系列数が全系列数、すなわち8系列(8CHで48[Mbps])数の半数(4系列)以下である場合には、障害発生系列を除いた系列の伝送路12により狭帯域化して伝送を継続させ、障害発生系列数が全系列数の半数を超える数(5系列以上の数)となった場合には、ループバックし、ラッピング処理により伝送を行うように構成されている。
なお、RPR処理部50と無線区間64(無線装置32、伝送路12及び無線装置34を含む。図3参照)との間に設けられる帯域自動切替・迂回制御部42と帯域自動切替・迂回制御部44とは同一の構成である。
図3において、例えば、端末38(自局の端末とする。)からL3SW36を介して供給されたデータ、及び帯域自動切替・迂回制御部44から供給された他局からのデータは帯域自動切替・迂回制御部52を通じ、メモリリードライト制御回路55により制御されるポートセレクタ54を通じて第1〜第8系列CH1〜CH8の送信バッファ56に振り分けられて(マッピングされて)格納された後、各系列CH1〜CH8の送信処理部58を通じ各系列CH1〜CH8のデータとして無線装置32に供給され、伝送路12を介してさらに他局の無線RPR装置40に送信される。
また、自局の無線装置32により受信した各系列CH1〜CH8のデータは、受信処理部60を介して各系列CH1〜CH8の受信バッファ62に格納される。受信バッファ62に格納された各系列CH1〜CH8のデータはメモリリードライト制御回路55により読み出され、再構成され(デマッピングされ)、帯域自動切替・迂回制御部52を経由し、L3SW36側あるいは帯域自動切替・迂回制御部44側へ転送される。
ここで、帯域自動切替・迂回制御部42を構成する各受信処理部60は、系列CH1〜CH8の受信データに基づき障害警報信号RALM1〜RALM8(それぞれ、非障害時:正常時「0」、障害発生時「1」の値を採る。)及びリンク検出信号SEND1〜8(それぞれ、リンク接時:正常時「0」、リンク断時「1」の値を採る。)を生成し、障害警報信号RALM1〜RALM8を対応する系列CHの送信処理部58に供給するとともに、メモリリードライト制御回路55に供給する。また、各受信処理部60は、リンク検出信号SEND1〜SEND8をメモリリードライト制御回路55に供給する。
ここで、リンク検出信号SEND1〜SEND8は、対応する第1〜第8系列CH1〜CH8のリンク状態が正常であるかどうかを示す信号である。換言すれば、伝送路12を介して対向する無線装置32と無線装置34の各系列CH1〜CH8が正常な交信状態となっているかどうかの接続状態を検出した信号である。
メモリリードライト制御回路55は、障害警報信号RALM1〜RALM8及びリンク検出信号SEND1〜8の全ての内容を帯域自動切替・迂回制御データWpとして帯域自動切替・迂回制御部52に供給する。
図4は、データを伝送するとともに、障害警報信号RALM1〜RALM8及びリンク検出信号SEND1〜SEND8を生成するために利用される伝送路12上の各系列CH1〜CH8で伝送される多重化データである伝送フレーム(無線伝送フレーム)200の構成例を示している。
この伝送フレーム200は、4個のフレームF1〜F4からなるマルチフレームMFの構成とされ、このマルチフレームMF単位で繰り返し送受信される。各フレームF1〜F4は、それぞれがデータD0〜D7からなる8ビットの98個のタイムスロットTSと、データD0〜D4の5ビットのフレーム情報EFとからなる合計「789」ビットのデータにより構成される。タイムスロットTS1〜TS96がペイロードであり、TS97、TS98及びフレーム情報EFとがヘッダである。
ここでは、1フレームの時間を125[μs]としているので、伝送帯域は、1系列(1CH)毎に、789[bit]/125[μs]=6.312[Mbps]になる。1マルチフレームMFの時間は、1フレームの4倍の時間0.5(=0.125×4)[ms]である。
図示していないフレームタイミング発生器により、1フレーム毎のフレームタイミングFTMと、マルチフレームMF毎のフレームタイミングMFTMが発生され、フレームタイミングFTMとして送信処理部58及びメモリリードライト制御回路55等必要な箇所に供給される。受信処理部60は、受信データよりフレームタイミングFTMとマルチフレームタイミングMFTMを再生する。
図4において、タイムスロットTS中、タイムスロットTS1〜TS96には、端末38からのIP(Internet Protocol)データ等が挿入され、タイムスロットTS97、TS98には帯域自動切替・迂回制御部52により伝送帯域制御情報が挿入される。さらに、各1フレームの末尾部分のフレーム情報EFには、対局警報信号(S)、CRCチェック情報、フレーム同期情報等のデータD0〜D4が挿入される。
図5に例として示すタイムスロットTS97、TS98のデータD0〜D7の各ビットは、それぞれ第1〜第8系列CH1〜CH8の割り当て(タイムスロットTS97)及び実際の使用状態(タイムスロットTS98)に対応している。
具体的に、この実施形態において、タイムスロットTS97は、TS97=[D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0]=[11111111]と、全ての系列CH1〜CH8が伝送に割り当てられているものとする(「1:割当」、「0:非割当」)。
その一方、タイムスロットTS98には、伝送帯域割当の現在の使用状態が挿入される。すなわち、対向局障害情報であるリンク信号SEND1〜SEND8の状態(値)に連動して変化するように構成されている。なお、初期値は、タイムスロットTS97の値と同一の値とされるのでタイムスロットTS98の初期値は、TS98=[11111111]と設定される。
上述したように、リンク信号SEND1〜SEND8は、障害が発生して、ある系列CHのリンク状態が「断」と判断されたとき、そのある系列CHのリンク信号SEND1〜SEND8の値が「1」とされ、障害が復旧してリンク状態が「接」と判断されたとき、その系列のリンク信号SEND1〜SEND8の値が「0」とされる。
図6は、マルチフレームMFを構成する各フレームF1〜F4のフレーム情報EFの構成を示している。
フレーム情報EF中、フレームF1、F3のデータD0に挿入される「D」はデータリンクビット、フレームF3のデータD1に挿入される「S」は対局警報信号としての対局警報ビット{S=1(警報時)、S=0(正常時)}、フレームF4に挿入される「C」はCRCチェックビット、フレームF1、F2に挿入される「1」と「0」は同期ビットで[110010100]、フレームF3に挿入される「“1”」は空きビットで1に固定している。
ここで、まず、上記実施形態に係るデータ伝送システム10の基本動作(通常動作)について説明する。
例えば、A地点無線設備21にL3SW36を介して接続されている端末38から、B地点無線設備22にL3SW36を介して接続されている他の端末38へデータを伝送することを例として説明する。
このとき、図3に示すように、A地点無線設備21の端末38からのデータが、L3SW36、帯域自動切替・迂回制御部52及びポートセレクタ54を通じて各系列CH1〜CH8の送信バッファ56に振り分けられて格納される。
各系列CH1〜CH8の送信処理部58は、送信バッファ56から読み出したデータをペイロードであるタイムスロットTS1〜TS96に割り当てるとともに、タイムスロットTS97、TS98に所定の伝送帯域制御情報を挿入したマルチフレームMFのデータ(送信信号フレーム)を出力する。
このマルチフレームMFの系列CH1〜CH8のデータ(送信信号フレーム)は、自局の無線装置32に送られ、無線装置32により変調されて電波とされ、系列CH1〜CH8からなる伝送路12を介して対向局であるB地点無線設備22の無線装置34により受信される。
無線装置34で受信されたデータが、復調されて各系列CH1〜CH8のデータとして受信処理部60に供給される。
各受信処理部60は、フレーム同期回路と制御情報分離回路を含んで構成され、フレーム同期回路は、受信したデータから図4に示したフレームタイミングFTMとマルチフレームタイミングMFTMとクロックを検出する。この場合、フレーム同期回路は、クロック再生回路としても機能し再生クロックを発生するとともに、フレームタイミングFTM中、所定のタイミングをマルチフレームタイミングMFTMとして抽出する。
制御情報分離回路は、再生されたクロック及びフレームタイミングFTMとマルチフレームタイミングMFTMとに基づき、供給されたマルチフレームMFのデータを対応する各受信バッファ62に供給する。受信バッファ62は、メモリリードライト制御回路55からのライトタイミングに応じてデータを順次格納する。
そして、各受信バッファ62に格納されたデータはメモリリードライト制御回路55からのリードタイミングに応じて読み出されて再構成され(デマッピングされ)、帯域自動切替・迂回制御部52、L3SW36を通じて端末38に供給される。
B地点無線設備22の端末38からA地点無線設備21の端末38への通常のデータ伝送動作も同様である。
次に、A地点無線設備21(便宜上、自局とする。)とB地点無線設備22(便宜上、対向局とする。)との間の通信で、伝送路12の系列CH1〜CH8中、ある系列CHの障害の発生を検出したときに、系列数を減らして非対称伝送帯域制御とする処理について説明する。
図7に示すフローチャートは、各受信処理部60及び各送信処理部58が、それぞれ独立に行う受信データの状態転送処理に供される。
ステップS1において、各受信処理部60は、各系列CH1〜CH8の受信されたマルチフレームMFのデータ(受信信号フレーム)のクロックを検出し、受信障害状態が発生していないかどうかを判定する。
受信障害は、各受信処理部60で判定され、第1にフレームタイミングFTMを検出できない受信障害(SYNC障害という。)、第2にクロックを検出できない受信障害(INPUT障害という。)、第3にクロックは検出できたがデータが全て「1」(オールHIGH)である状態が一定時間以上継続したときの受信障害、例えば帯域自動切替・迂回制御部42と無線装置32との間を接続するケーブルが外されている状態等{AIS(Automatic Indicate Signal)障害という。}の3つに分類され、これらの受信障害が検出されたとき、対応する障害警報信号RALM1〜RALM8が、正常受信状態の値「0」から、受信障害発生状態を指示する値「1」に変更される。実際上、障害警報信号RALM1〜RALM8は、上記の第1〜第3の受信障害状態と正常状態を含めて、4つの状態を指示する2ビットの信号にしている。
ステップS1において、受信障害状態が発生していないと判定した場合には、障害警報信号RALM1〜RALM8を値「0」として、自局の対応する各送信処理部58に送る。
このとき、ステップS2において、対応する各送信処理部58は、次に送信予定のマルチフレームMFのデータ(送信信号フレーム)のなかのフレーム情報EF中、対局警報ビットSをS=0(障害未発生)と設定して対向局に送信する。
一方、ステップS1において受信障害状態が発生していると判定した場合には、ステップS3において、対応する各送信処理部58は、次に送信予定のマルチフレームMFのデータ(送信信号フレーム)のなかのフレーム情報EF中、対局警報ビットSをS=1(障害発生)と設定して対向局に送信する。
図8〜図11を参照して、系列3に受信障害が発生した場合の具体例を説明する。図8に示すように、通常動作中には、例えばA地点無線設備21の帯域自動切替・迂回制御部42から無線区間64(無線装置32、伝送路12及び無線装置34)を通じてB地点無線設備22の帯域自動切替・迂回制御部44に8系列CH1〜CH8でデータ伝送が行われ、同時に、B地点無線設備22の帯域自動切替・迂回制御部44から無線区間64を通じてB地点無線設備22の帯域自動切替・迂回制御部42に8系列CH1〜CH8でデータ伝送が行われる。
ここで、初期的な帯域割当は、図8中の系列CH1〜CH8の中に記載したタイムスロットTS97の値で示すようにTS97=[11111111]となっている。同時に、現在、正常に運用されているので、正常運用中の帯域割当は、タイムスロットTS98の値で示すようにTS98=[11111111]になっている。
この場合、マルチフレームMFのデータの第3フレームF3のフレーム情報EF中、対局警報ビットSの値は、全ての系列CH1〜CH8で、障害のないことを示す値S=0になっている。
図9は、伝送路12中、系列CH3に障害が発生したときの動作説明図である。
この場合、B地点無線設備22の帯域自動切替・迂回制御部44を構成する受信処理部60が障害を検出すると、障害警報信号RALM3をRALM3=1に設定して、自己の系列CH3の送信処理部58に送る。
このとき、B地点無線設備22の送信処理部58は、系列CH3のマルチフレームMFのデータの第3フレームF3のフレーム情報EF中、対局警報ビットSの値を、障害が発生したことを示す値S=1に設定して、A地点無線設備21の受信処理部60に対して系列CH3で送信する。
A地点無線設備21の受信処理部60は、受信信号フレームの中で対局警報ビットSの値が、S=1であるものを検出したとき、系列CH3に障害が発生していることを示す判定結果のリンク信号SEND3=1を、自己のメモリリードライト制御回路55に送る。
このリンク信号SEND3=1は、帯域自動切替・迂回制御信号Wpとして帯域自動切替・迂回制御部52に転送され、帯域自動切替・迂回制御部52は、A地点無線設備21からB地点無線設備22に送信する伝送路12の全系列CH1〜CH8のタイムスロットTS98の帯域割当情報をTS98=[11111111]を、系列CH3に障害が発生したことを示すTS98=[11111011]に変更し、帯域を7/8に変更した系列CH1、CH2、CH4〜CH8で通信を行うことを自己の送信処理部58を通じてB地点無線設備22の受信処理部60に通知する。なお、タイムスロットTS97は、TS97=[11111111]と変更されないままである。
以上の制御により、系列CH3での障害が継続している間、A地点無線設備21からB地点無線設備22への伝送路12は、図10Bに示すように、7系列CH1、CH2、CH4〜CH8でのデータ伝送に帯域が自動的に切り替えられ(6[Mbps]×8→6[Mbps]×7)、その一方、B地点無線設備22からA地点無線設備21への伝送は、8系列CH1〜CH8の帯域でのデータ伝送が継続される。もちろん、障害が復旧した場合に、A地点無線設備21からB地点無線設備22への伝送路12は、図10Aに示すように自動的に8系列CH1〜CH8での最大帯域に復旧する。
なお、図11に示すように、系列CH3に障害が発生した場合、系列CH3を使用しないで、上下とも、7系列CH1、CH2、CH4〜CH8で伝送を行うように制御することもできる。
次に、帯域自動切替制御・迂回制御(ラッピング制御)の処理について、伝送路12の系列数が奇数の場合、及び偶数の場合、それぞれ、まず、簡単な3系列(3CH)及び4系列(4CH)を例として説明する。
図12Aは、6[M]×3系列(CH1〜CH3)の場合の正常な場合を示している。すなわち、無線RPR装置40間で無線装置32、34及び伝送路12を通じて全二重の6[M]×3の帯域でのデータ伝送が行われている。
図12Bに示すように、全系列数3CHの中、障害発生系列数が半分以下の、例えば系列CH1の上りもしくは下り方向、又は上下方向ともに障害が発生した場合、換言すれば、6[M]×1系列の障害を検出した場合、帯域を6[M]×2に狭めて伝送を継続する。
図12C及び図12Dに示すように、全系列数3CHの中、障害発生系列数が半数以上の、例えば系列CH1、CH2に障害が発生した場合、あるいは系列CH1〜CH3の全てに障害が発生した場合、障害が発生した無線RPR装置40間の伝送路12は使用しないで、ラッピング処理を行う。
図13Aは、6[M]×4系列の場合の正常な場合を示している。すなわち、無線RPR装置40間で無線装置32、34及び伝送路12を通じて全二重の6[M]×4の帯域でのデータ伝送が行われている。
図13B、図13Cに示すように、全系列数4CHの中、障害発生系列数が半分以下の、例えば系列CH1、あるいは系列CH1とCH2に障害が発生した場合、それぞれ、帯域を6[M]×3あるいは6[M]×2に狭めて伝送を継続する。
図13D及び図13Eに示すように、全系列数4CHの中、障害発生系列数が半数以上の3系列、及び系列CH1〜CH4の全てに障害が発生した場合、障害が発生した無線RPR装置40間の伝送路12は使用しないで、ラッピング処理を行う。
図14は、このような帯域自動切替制御・迂回制御(ラッピング制御)の処理フローチャートである。なお、制御主体は、帯域自動切替・迂回制御部52である。なお、以下の説明において、障害の検出あるいは障害の復旧は、障害警報信号RALM1〜RALM8あるいはリンク検出信号SEND1〜8のいずれかの変化(値「0」から「1」又は値「0」から「1」)により判断される。
ステップS11において、帯域自動切替・迂回制御信号Wpにより伝送路12に障害が発生したかどうかが確認される。
障害が発生したことを確認した場合、ステップS12において、正常な伝送路12の系列数より障害の発生している異常な伝送路12の系列数の方が多いかどうかが判断される。
正常な伝送路12の系列数が多い場合、ステップS13において、該当の伝送路12の系列数を1だけ減じ、ステップS14において、障害の発生していない系列数で帯域を狭めて動作させる。
その一方、ステップS12の判断において、正常な伝送路12の系列数より障害の発生している異常な伝送路12の系列数の方が多かった場合、ステップS15においてラッピング処理を行う。
ステップS14及びステップS15の処理の後、ステップS11に戻り、伝送路12の系列に新たな障害が発生したかどうかを確認する。
新たな障害が発生していなかった場合、ステップS16において、伝送路12の障害が復旧したかどうかを確認する。
障害が復旧していなかった場合には、ステップS17において、現在の状態での動作を継続する。
ステップS16において、障害の復旧が確認されたとき、ステップS18において、正常な伝送路12の系列数より障害の発生している異常な伝送路12の系列数の方が多いかどうかが判断される。
正常な伝送路12の系列数が多い場合、ステップS14において、障害の発生していない系列数で帯域を狭めて動作させる。
ステップS18の判断において、正常な伝送路12の系列数より障害の発生している異常な伝送路12の系列数の方が多かった場合、ステップS17において現在の状態での動作が継続されるが、この場合には、ラッピング処理が継続される。
次に、伝送路12中の障害発生系列数が半数以下である場合には、伝送路12中、障害発生系列を除いた系列により狭帯域化して伝送を継続させることがよい理由、及び正常な伝送路12の系列数が全系列数の1/2より少なくなった場合に、帯域を狭帯域化するより、換言すれば系列数(ここでは、系列数Nとする。)を減らして伝送を継続するより、ラッピング処理をした方がよいという理由について説明する。
図15は、伝送路12の系列数NがN=8であって、ユニキャストであり、1個飛びにアクセスする場合であって、かつ障害がない場合の正常状態を示している。
例えば、C地点無線設備23について説明すると、C地点無線設備23には、それぞれ、1個おいたA地点無線設備21及びE地点無線設備25から各帯域24Mで、C地点無線設備23のL3SW36にデータが供給されていることが分かる。また、同時に、C地点無線設備23から、それぞれ、1個おいたA地点無線設備21及びE地点無線設備25に対して各帯域24MでL3SW36にデータが供給されていることが分かる。
なお、図15中、例えば「D:24M」等は、D地点無線設備24から帯域24Mでデータが転送されていることを意味する。
図16は、B地点無線設備22とC地点無線設備23との間で、障害系列数が半分の4個(4/8)になった場合、すなわち、障害発生系列4CHを除いた残りの系列4CHに狭帯域化して伝送を継続している状態を示している。
図17は、B地点無線設備22とC地点無線設備23との間に、5系列以上の障害が発生した場合にラッピング処理を行ったときの状態を示している。
例えば、図16では、C地点無線設備23とL3SW36との間の帯域は36Mであるのに対して、図17例では24Mであり、障害発生系列数が半数以下である場合には、ラッピング処理を行わない方が帯域を効率的かつ有効に使用できていることが分かる。
図18は、B地点無線設備22とC地点無線設備23との間で、障害系列数が5個(5/8)になった場合、すなわち、障害発生系列5CHを除いた残りの系列3CHで狭帯域化して伝送を継続している状態を示している。
この場合、例えば、A〜D地点無線設備21〜24から各L3SW36に向かう方向の帯域が9Mと24Mとなり、利用可能な帯域の格差が大きくなり、帯域利用の公平性に欠けるということになる。これに対して、図16例では、A〜D地点無線設備21〜24から各L3SW36に向かう方向の帯域が12Mと24Mであり、帯域の格差が小さく、帯域利用の公平性が保たれるという利点がある。
図19は、伝送路12の系列数が8であって、ユニキャストであり、1個飛びではなく隣りにアクセスする場合であって、かつ障害がない場合の状態を示している。
例えば、C地点無線設備23について説明すると、C地点無線設備23には、それぞれ、B地点無線設備22及びD地点無線設備24から各帯域48Mで、C地点無線設備23のL3SW36にデータが供給されていることが分かる。また、C地点無線設備23からB地点無線設備22のL3SW36及びD地点無線設備24のL3SW36へ帯域48Mでデータが供給されていることが分かる。
図20は、B地点無線設備22とC地点無線設備23との間で、系列数が半数(4/8)になった場合、すなわち、障害発生系列4CHを除いた残りの系列4CHで狭帯域化して伝送を継続している状態を示している。
図21は、B地点無線設備22とC地点無線設備23との間に、5系列以上の障害が発生したときにラッピング処理を行った場合の状態を示している。
例えば、図20例では、C地点無線設備23とL3SW36との間の帯域は72M(48M+24M)であるのに対して、図21例では24M×2であり、障害発生系列数が半数以下である場合には、ラッピング処理を行わない方が帯域を効率的かつ有効に使用できていることが分かる。
図22は、B地点無線設備22とC地点無線設備23との間で、系列数が1/8になった場合、すなわち、仮に障害発生系列7CHを除いた残りの系列1CHで狭帯域化して伝送を継続している状態を示している。
この場合、例えば、B、C地点無線設備22、23から各L3SW36に向かう方向の帯域が48Mと6Mとなり、利用可能な帯域の格差が大きくなり、帯域利用の公平性に欠けるということになる。これに対して、ラッピング処理した図21例では、B、C地点無線設備22、23から各L3SW36に向かう方向の帯域が各24Mであり、帯域の格差が小さく、帯域利用の公平性が保たれるという利点がある。
図23は、伝送路12の系列数が8であって、ブロードキャスト又はマルチキャスト(A〜E地点無線設備21〜25の各1つから他の4つを宛先として送受信するとの意味)であり、かつ障害がない場合の状態を示している。
例えば、C地点無線設備23について説明すると、C地点無線設備23には、それぞれ、右回り及び左回りでA、B、D、E地点無線設備21、22、24、25から各帯域9.6Mで、C地点無線設備23のL3SW36にデータが供給可能とされていることが分かる。
図24は、B地点無線設備22とC地点無線設備23との間で、系列数が4/8になった場合、すなわち、障害発生系列4CHを除いた残りの系列4CHで狭帯域化して伝送を継続している状態を示している。
図25は、B地点無線設備22とC地点無線設備23との間に、5個以上の系列に障害が発生したときにラッピング処理を行った場合の状態を示している。
図24と図25の場合には、ラッピング処理を行う場合と行わない場合で同等であるということが分かる。
図26は、B地点無線設備22とC地点無線設備23との間で、系列数が3/8になった場合、すなわち、障害発生系列5CHを除いた残りの系列3CHで狭帯域化して伝送を継続している仮の状態を示している。
この場合には、図25に示したように、ラッピング処理を行った方が、帯域の格差が小さく、帯域利用の公平性が保たれるという利点がある。
以上説明したように、上述した実施形態に係るデータ伝送システム10は、全二重の8系列CH1〜CH8からなる伝送路12が複数のA〜E地点無線設備21〜25を介してリング状に接続されている。伝送帯域自動切替・迂回制御装置としての無線RPR装置40は、両側の伝送路12を構成する各8系列CH1〜CH8の障害発生を検出する障害検出部としての受信処理部60を備えている。
そして、受信処理部60により、ある系列の障害の発生を検出したとき、帯域自動切替・迂回制御部42、52は、障害発生系列数が全系列数の半数以下(4CH以下)である場合には、伝送路12の障害発生系列を除いた系列により狭帯域化して伝送を継続させ、障害発生系列数が全系列数の半数を超える数(5CH以上)となった場合には、系列に障害が発生している伝送路12の全ての系列CH1〜CH8を使用しないで、逆方向の伝送路にデータを折り返すラッピング処理を行うようにしている。
このため、障害発生系列数が全系列数の半数以下の場合には、残りの伝送帯域を効率よく利用することができ、障害発生系列数が全系列数の半数を超える数となった場合には、端末38、換言すれば各利用者がなるべく公平になるように帯域が割り当てられる。
なお、FTP(File Transfer Protocol)等の単なるファイルの転送ではなく、リアルタイム性が要求される音声(VoIP:Voice over Internet Protocol)や動画(MPEG2:Moving Picture Expert Group phase 2等)の帯域を確保するQoS(Quality of Service)技術を、RPR処理部50を構成する帯域自動切替・迂回制御部52及び帯域自動切替・迂回制御部42、44に実装しておくことが可能であり、QoS技術を実装した場合には、例えば、全系列の8系列CH1〜CH8中、3系列分(CH1〜CH8の任意の3CH分)を予約系列あるいは最低保証系列として確保しておくことが可能である。
この場合には、帯域自動切替・迂回制御部42、44、52は、8系列CH1〜CH8中、予約系列及び最低保証系列の3CH分を除いた共通使用系列数5CH(8−3)分を障害検出対象系列数(全系列数)として帯域自動切替・迂回制御を行う。すなわち、共通使用系列数5CHのうち、半分以下の2系列(2CH)以下の障害まではラッピング処理を行わず、半分以上の3系列(3CH)に障害が発生した場合には、共通使用系列数5CH分についてラッピング処理を行うように制御することができる。
また、この実施形態において、1系列の帯域は6[Mbps]であるが、1フレーム中にタイムスロットTS1〜TS96のペイロード部分があり、このタイムスロットTS1〜TS96を分割して割り当てることにより、1系列の帯域6[Mbps]を、帯域分割して使用することができる。すなわち、全系列CH1〜CH8の合計帯域48(6[Mbps]×8)[Mbps]を分割して使用することができる。したがって、上述したリアルタイム性が要求される音声(VoIP)や動画(MPEG2等)の帯域を、QoS技術により、全8系列CH1〜CH8の帯域48(6[Mbps]×8)[Mbps]中、例えば15[Mbps]分を予約帯域あるいは最低保証帯域として確保しておくことが可能である。
この場合、残りの帯域は、33[Mbps]=48−15[Mbps]なので、2系列(6[Mbps]×2=12[Mbps])以下の障害までは残りの帯域33[Mbps]の半分の16.5[Mbps]より小さいのでラッピング処理は行わず、3系列(6[Mbps]×3=18[Mbps])以上の障害を検出した場合、半分の帯域16.5[Mbps]より大きくなるので、33[Mbps]分のラッピング処理を行うように制御することができる。
この発明の一実施形態に係るデータ伝送システムの一部構成図である。 図1例のデータ伝送システムの全体構成図である。 図1例中、無線RPR装置の詳細構成図である。 送受信されるマルチフレームフォーマットの構成を示す説明図である。 伝送帯域割当を指示するタイムスロットの説明図である。 対局警報ビットを含むフレーム情報の説明図である。 対局警報ビットの設定手順の説明に供されるフローチャートである。 障害が発生する前における通常送信時の説明図である。 障害発生時における帯域自動切替制御処理の説明図である。 図10Aは、通常送信時の帯域割当の説明図である。 図10Bは、障害発生時の帯域割当の説明図である。 障害発生時に上り下りとも1系列伝送帯域を減じた状態の説明図である。 図12Aは、帯域が6[M]×3系列である場合の正常状態を示す説明図である。 図12Bは、帯域が6[M]×1系列の障害を検出した場合における帯域を狭めて伝送する状態を示す説明図である。 図12C及び図12Dは、障害発生系列数が半数以上の場合のラッピング処理を示す説明図である。 図13Aは、帯域が6[M]×4系列である場合の正常状態を示す説明図である。 図13B及び図13Cは、それぞれ障害を検出した場合における帯域を狭めて伝送する状態を示す説明図である。 図13D及び図13Eは、全系列数の中、障害発生系列数が半数以上及び全てに障害が発生した場合のラッピング処理を示す説明図である。 帯域自動切替制御・迂回制御(ラッピング制御)の処理フローチャートである。 系列数8の伝送路で、1個飛びにアクセスするユニキャストであって、かつ障害がない場合の経路・帯域分布図である。 図15例において、B地点無線設備とC地点無線設備間で4/8障害が発生した場合の狭帯域処理を示す経路・帯域分布図である。 図15例において、B地点無線設備とC地点無線設備間で障害が発生した場合のラッピング処理を示す経路・帯域分布図である。 B地点無線設備とC地点無線設備との間で、系列数3/8になった場合の狭帯域処理を示す経路・帯域分布図である。 系列数8の伝送路で、隣りにアクセスするユニキャストであって、かつ障害がない場合の経路・帯域分布図である。 図19例において、B地点無線設備とC地点無線設備間で4/8障害が発生した場合の狭帯域処理を示す経路・帯域分布図である。 図19例において、B地点無線設備とC地点無線設備間で障害が発生した場合のラッピング処理を示す経路・帯域分布図である。 B地点無線設備とC地点無線設備との間で、系列数1/8になった場合の狭帯域処理を示す経路・帯域分布図である。 系列数8の伝送路で、ブロードキャストであって、かつ障害がない場合の経路・帯域分布図である。 図23例において、B地点無線設備とC地点無線設備間で4/8障害が発生した場合の狭帯域処理を示す経路・帯域分布図である。 図23例において、B地点無線設備とC地点無線設備間で障害が発生した場合のラッピング処理を示す経路・帯域分布図である。 B地点無線設備とC地点無線設備との間で、系列数3/8になった場合の狭帯域処理を示す経路・帯域分布図である。
符号の説明
10…データ伝送システム 12…無線伝送路
21〜25…A地点〜E地点無線設備 32、34…無線装置
36…L3SW 38…端末
42、44、52…帯域自動切替・迂回制御部
54…ポートセレクタ 55…メモリリードライト制御回路
56…送信バッファ 58…送信処理部
60…受信処理部 62…受信バッファ
200…伝送フレーム

Claims (2)

  1. 全二重の複数系列からなる伝送路が複数の設備を介してリング状に接続されたデータ伝送システムにおいて、
    前記各設備には、両側の前記伝送路に対してそれぞれデータを送受信する右回り用及び左回り用伝送装置が設けられ、
    前記各設備において、一端が端末側に接続され、他端が両側の前記伝送装置に接続される伝送帯域自動切替・迂回制御装置を有し、
    前記伝送帯域自動切替・迂回制御装置は、
    前記両側の伝送路を構成する各系列の障害発生を検出する障害検出部と、
    前記障害検出部により、ある系列の障害の発生を検出したとき、障害発生系列数が全系列数の半数以下である場合には、前記伝送路の障害発生系列を除いた系列により狭帯域化して伝送を継続させる帯域自動切替制御部と、
    障害発生系列数が全系列数の半数を超える数となった場合には、系列に障害が発生している伝送路の全ての系列を使用しないで、逆方向の伝送路にデータを折り返すラッピング処理を行う迂回制御部と、
    を備えることを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 請求項1記載のデータ伝送システムにおいて、
    前記伝送装置が、無線装置であり、
    前記伝送帯域自動切替・迂回制御装置は、無線RPR装置である
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
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