JP2006080671A - マルチバンド無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線部とCPUとの間の制御のためのインターフェイス線を増加させることなく、マルチバンド無線機における周波数バンド切換制御を効率的に行う。
【解決手段】マルチバンド無線機の無線部内に周波数バンド識別回路30を設ける。周波数バンド識別回路30は、CPUから受信ローカルシンセサイザ28と送信ローカルシンセサイザ29に供給される周波数バンド指定情報(各分周数N、R)に基づいてCPUにより指定された周波数バンドを識別し、識別した周波数バンドの結果に応じて、指定された周波数バンドに対応する信号経路となるようにアンテナスイッチ2及び切り換えスイッチ12の切り換え制御を行い、かつ、該切り換えられた経路内のLNAアンプ、ドライバアンプ及びパワーアンプにのみ電源を供給するように制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マルチバンド無線機に関し、特にW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)やGSM(Global System for Mobile Communications)方式など、複数の周波数バンドを使用して通信を行う携帯電話機の無線部における、周波数バンドの切換方法に関する。
携帯電話等の移動通信システムとして、W−CDMA、GSM、EDGE(GSMの拡張方式)、CDMA2000などの各種方式がある。それぞれの方式は各々複数の周波数バンドで運用されているが、従来の携帯無線端末(携帯電話機)は、一般的にはこれらの複数の周波数バンドのうち、いずれか1つのバンドのみに対応するように構成されている。
図6は、1周波数バンドにのみ対応させた場合の携帯端末における無線部の構成例を示すブロック図である。なお、図6では、送信側、受信側ともに、ダイレクトコンバージョン方式を採用した場合についての例を示している。
図6において、アンテナ1で受信した電波は、アンテナ共用器(Duplexer)3で送信帯域の成分を除去して、低雑音増幅器(LNA)6で増幅される。増幅した信号は、受信フィルタ9で帯域外成分を抑圧し、直交復調器13でベースバンド信号に復調される。ベースバンド信号は、ローカル信号との同相成分であるRXI、および直交成分であるRXQの2つの信号からなり、これらが、後段のベースバンド信号処理回路(不図示)で処理されて、受信情報が得られる構成となっている。
直交復調に必要なローカル信号は、受信ローカルシンセサイザ(RX Local Synthesizer)28から得られる。本明細書記載の例では、直交復調器13はローカル信号周波数を2分周して動作する方式を想定しているので、受信ローカル発振周波数は、ダイレクトコンバージョン方式の場合、受信信号のキャリア周波数の2倍が用いられる。
図示されていないが、この携帯端末には、携帯端末全体の動作を制御する制御回路(以下、CPUという)が備えられており、受信ローカルシンセサイザ28の発振周波数は、このCPUから、DATA、CLOCK、STROBEの3線シリアルインターフェイスを介してシンセサイザ内の分周器に入力される分周数データと、基準発振器27の発振周波数とによって決まる。
同様に送信側においては、図示されていない前段の送信信号処理回路から出力された、直交変調の同相成分と直交成分にそれぞれ相当するベースバンド信号TXIとTXQが、直交変調器26に入力される。直交変調器26の出力は、ドライバ増幅器(Driver or DR)23で、ある程度増幅した後、送信フィルタ20で帯域外のスプリアス成分を除去する。送信フィルタ20の出力を、電力増幅器(Power Amp or PA)17で電力増幅し、アイソレータ14を介し、さらに、アンテナ共用器(Duplexer)3で受信帯域ノイズおよび帯域外スプリアスを抑圧した後、アンテナ1から送信電波として放射する。
直交変調に必要なローカル信号は、送信ローカルシンセサイザ(TX Local Synthesizer)29から得られる。本明細書記載の例では、直交変調器26は、ローカル信号周波数を2分周して動作する方式を想定しているので、送信ローカル発振周波数は、ダイレクトコンバージョン方式の場合、送信信号のキャリア周波数の2倍が用いられる。
送信ローカルシンセサイザ29の発振周波数は、前記CPUから、DATA、CLOCK、STROBEの3線シリアルインターフェイスを介してシンセサイザ内の分周器に入力される分周数データおよび、基準発振器27の発振周波数で決まる。図6では送信側シンセサイザ29と受信側シンセサイザ28で同じ3線シリアルインターフェイスを使用して分周数データが供給されるが、送信側TXと受信側RXのデータの切り分けは、データに含まれるアドレスビットを識別することによって行われる。
図7に、受信ローカルシンセサイザ(RX Local Synthesizer)28、あるいは送信ローカルシンセサイザ(RX Local Synthesizer)28の一例を示す。シンセサイザにはいろいろな方式があるが、ここでは簡単のため整数分周タイプで説明を行う。
シンセサイザは基本的には、基準発振器(TCXO)27の発振する基準周波数信号をR分周器(R-Divider)35で分周した信号と、電圧制御発振器(VCO)31の発振する出力信号をN分周器(N-Divider)36で分周した信号の位相差を位相比較器(Phase-Detector)34で比較した結果を用いてチャージポンプ33を駆動し、ループフィルタ32を介した電圧を用いてVCO31の発振周波数を負帰還制御することにより安定な周波数を発生するPLL(Phase-Lock-Loop)回路によって構成される。
基準発振器27の発信周波数をFr、出力周波数(VCO31の発振周波数)をFo、N分周器36の分周数をN、R分周器35の分周数をRとすると、出力周波数Foは次のように決まる。
Fo=Fr×N/R
従って、FrとN、Rの値が決まれば、発振周波数Foは一意的に決まる。NおよびRの値は、前記CPUからDATA,STROBE,CLOCKの3線シリアルインターフェイスを通じてシフトレジスタ46、アドレスデコーダ45に依って、STROBE信号の立ち上がりでNレジスタ39、Rレジスタ40に取り込まれる。
図8に、そのタイミングチャートを示す。分周データN,Rからなるシリアルデータの後尾にアドレス情報(Address)があり、このアドレスがそのシンセサイザのアドレスに該当する場合のみ、STROBE信号がNレジスタ39、Rレジスタ40に供給される仕組みになっている。これによって、送信側シンセサイザ29にセットされるべき分周データN,Rと受信側シンセサイザ28にセットされるべき分周データN,Rとを区別してそれぞれのシンセサイザにデータ設定出来る。
以上が、周波数バンドが1つだけの場合に対応した無線機の構成例であるが、一方、上記移動通信システムの多様化への対応、あるいは国内だけではなく、様々な周波数バンドが使われている海外の諸地域でもローミングが出来る事が望まれている。そのため例えば特許文献1〜3では、このような状況に対応すべく、1台の移動通信端末で複数の方式あるいは複数の周波数バンドで使用できるマルチバンド携帯無線端末装置についての提案がなされている。
また、第3世代携帯電話として採用されているW−CDMA方式は、UMTSバンド(送信:1920MHz〜1980MHz、受信:2110MHz〜2170MHz)を使用する事を前提としていたが、その後の議論で、
1)W−CDMAの急速な普及(特に日本国内)
2)写真電送、動画伝送と言ったデータ量の多い通信の著しい増加
3)パケット定額料金制の導入(ユーザーが限界を気にせず大量のデータを送受できる)
という状況が出現したため、UMTS帯の1周波数バンドだけでは周波数が不足する事が予測されており、そのため、従来TDMA方式で使用されていたPCS帯、DCS帯等の複数の周波数バンドをW−CDMA方式用の帯域としても使用する提案がなされるに至っている。これらの周波数バンドを下記に示す。
バンドI(UMTS帯) 送信:1920MHz〜1980MHz
受信:2110MHz〜2170MHz
バンドII(PCS帯) 送信:1850MHz〜1910MHz
受信:1930MHz〜1990MHz
バンドIII(DCS帯) 送信:1710MHz〜1785MHz
受信:1805MHz〜1880MHz
上記の他にも、近年、W−CDMA用として更なる周波数バンドの追加がなされているが、ここでは詳細説明は省略する。これらの状況から見て、マルチバンド携帯無線機の要求は今後一層高まることが予測される。
図9は、図6に示す携帯端末無線部を用いて、複数の周波数バンド(図では3バンド)に対応するように構成された無線部を有するマルチバンド無線機の例を示すブロック図である。なお、各周波数バンドにおける送受信動作は、図6に示す携帯端末無線部の動作と同様であるので、各周波数バンドにおける送受信動作の詳細な説明は省略する。
マルチバンド無線機を構成する場合、受信ローカルシンセサイザ28と送信ローカルシンセサイザ29、および直交復調器13と直交変調器26は、複数(図9では3個)の周波数バンドに対して共通に用いることが出来、前記CPUは、DATA、CLOCK、STROBEの3線シリアルインターフェイスを介して受信ローカルシンセサイザ28と送信ローカルシンセサイザ29に入力する分周器の分周数データを、これら複数の周波数バンドにおける全キャリア周波数をカバーする範囲で設定してその発振周波数を制御する。また、受信ローカルシンセサイザ28と送信ローカルシンセサイザ29は、これら複数の周波数バンドの全キャリア周波数範囲をカバーするローカル発振周波数信号を出力し得るように構成される。
一方、現在の技術では、アンテナ共用器(Duplexer)は周波数バンド毎に用意する必要がある。従って、図9に示すように、3バンドの場合、3つのアンテナ共用器(Duplexer)3,4,5が必要となる。これら3つのアンテナ共用器3,4,5とアンテナ1とは、アンテナスイッチ2を介して切り換えて接続される。そのため、前記のCPUから制御線を用いてアンテナスイッチ2に制御信号(Switch-Control)を供給することにより、アンテナスイッチ2の切換制御を行う必要がある。
また、受信経路においても、3つの周波数バンド全てで完璧に動作する単一のLNAや受信フィルタは存在しないので、図9に示すように、周波数バンド毎にLNA6,7,8、受信フィルタ9,10,11で構成される3通りの受信回路のパスが必要となる。そのため、使用する周波数バンドに応じてパスを切り換える切換スイッチ12が必要であり、このスイッチ12の制御も、前記CPUからの制御線を用いて制御信号(Switch-Control)を供給することにより行われる。
さらに、各受信経路に接続されている低雑音増幅器(Low-Noise-Amplifier;LNA)6,7,8を同時に動作させることはないので、消費電力削減のために、使用していない周波数バンドに対応するLNAの電源をオフしなければならない。そのため、LNA6,7,8の電源制御を行う制御(ON/OFF-Control)が必要となり、この制御も前記CPUから制御線を介して持ってくる必要がある。
同様に、送信側においても、3つの周波数バンド全てに対応出来るドライバアンプ、送信フィルタ、パワーアンプ、アイソレータは存在しないので、図9に示すように、各周波数バンドに対応した送信経路、即ち、
1)ドライバ23→送信フィルタ20→パワーアンプ17→アイソレータ14
2)ドライバ24→送信フィルタ21→パワーアンプ18→アイソレータ15
3)ドライバ25→送信フィルタ22→パワーアンプ19→アイソレータ16
の3つの経路が必要である。これらの経路中のドライバアンプ23,24,25およびパワーアンプ17,18,19についても、使用していない周波数バンドに対応する経路のドライバアンプおよびパワーアンプの電源をオフにするための制御(ON/OFF-Control)が必要であり、この制御も前記CPUから制御線を介して持ってくる必要がある。
以上を総合すると、マルチバンド無線機を実現するためには、周波数バンドを切り換えるための各種多数の制御線が必要となり、これらの制御信号は、無線部と不図示のCPUとのインターフェイスに追加されることになる。その結果、プリント板上の配線領域が増大し、かつ、各切換スイッチの切り換え制御あるいは能動素子であるアンプに供給する動作電源をON/OFF制御するために多くの制御ポートをCPUに設ける必要がある。
特開平11−251951号公報 特開2001−186042号公報 特開2002−064397号公報
このように従来のマルチバンド無線機では、実際に使用する周波数バンドはCPUにより決定されるが、その際、アンテナスイッチ2の切換、LNA6〜8の電源オンオフ制御、受信パス切換スイッチ12の制御、およびパワーアンプ17〜19とドライバアンプ23〜25の電源オンオフ制御を、CPUからの制御線により直接制御しているため、無線部と制御部(CPU)とのインターフェフィス線の数が増大し、また、各切換スイッチあるいはアンプの動作を制御するための制御ポートによりCPUの制御ポートが多数消費されてしまうという問題があり、装置の小型化、あるいは低コスト化の障害となっていた。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、無線部とCPUとの間の制御のためのインターフェイス線を増加させることなく、マルチバンド無線機における周波数バンド切換制御を効率的に行うことが可能な手段を提供することにある。
本発明は、無線部内に複数の信号処理経路を有し、該複数の信号処理経路を切り換えて動作させることにより、複数の周波数バンドに対応する通信機能を備えたマルチバンド無線機において、該マルチバンド無線機の動作を制御する制御部(CPU)から出力される周波数バンド情報を入力することにより周波数バンドを識別する手段と、該識別結果に基づいて前記複数の信号処理経路の内から1つを選択する切り換え制御信号を出力するとともに、選択した前記信号処理経路に接続されている能動素子に対する電源供給を行う制御信号を出力する手段とを有する周波数バンド識別回路を、前記無線部内に配置したことを特徴とする。
前記マルチバンド無線機は、前記CPUから供給される分周数データに基づいて、その送信もしくは受信のためのローカル周波数信号を発生するシンセサイザを備えており、前記周波数バンド識別回路の周波数バンド識別手段は、前記CPUから前記シンセサイザに供給された前記分周数データを入力して使用周波数バンドを識別し、識別した周波数バンドの結果に応じて、無線部における前記信号処理経路の切換や、前記能動素子への供給電源の制御を行う。
従って、前記送信側シンセサイザおよび受信側シンセサイザと、前記周波数バンド識別回路は、同一チップ上に集積化されていればより好ましい。
また、前記送信もしくは受信のためのローカル周波数信号を発生するシンセサイザは、例えば、基準周波数信号を発振する基準発振器と、前記ローカル周波数信号を出力する電圧制御発振器(VCO)と、前記基準周波数信号をR分周するR分周器と、前記VCOから出力されるローカル周波数信号をN分周するN分周器と、前記R分周器で分周された信号と前記N分周器で分周された信号の位相を比較して位相差信号を出力する位相比較器と、該位相差信号に相当する電圧を発生して前記VCOの発振周波数を負帰還制御するチャージポンプ及びループフィルタと、前記CPUから供給される分周数データから自シンセサイザ宛てのR分周数データおよびN分周数データを取り込み、前記R分周器および前記N分周器に供給するとともに該R分周数データおよびN分周数データを前記前記周波数バンド識別回路へ出力するRレジスタおよびNレジスタとを備えた構成とすることができる。
また、本発明の周波数バンド識別回路は、送信側および、受信側シンセサイザの分周数データから識別された周波数バンドが異なっている場合には、受信側シンセサイザの分周数データから識別された周波数バンドを優先して識別結果とし、該識別結果により無線部の信号経路および供給電源の切換制御を行うように構成してもよい。
また、本発明の周波数バンド識別回路は、送信側および、受信側シンセサイザの分周数データから識別された周波数バンドが異なっている場合に、受信側シンセサイザの分周数データから識別された周波数バンド優先して識別結果とするとともに、送信側経路の電源をオフとし、送信をストップするように制御させることもできる。
また、本発明のマルチバンド無線機は、送信もしくは受信のためのローカル周波数信号を発生するシンセサイザとして、発信周波数範囲の異なる複数のVCOを備えた構成を採用することが出来、その際、周波数バンド識別回路は、識別した周波数バンドの結果に応じて、送信もしくは受信のローカル信号を発生するシンセサイザ内部の発信周波数範囲の異なる複数のVCOを切り換え制御する構成とすることができる。
本発明では、無線部に設けられた周波数バンド識別回路が、CPUから供給される周波数バンド識別情報により、無線部における、アンテナスイッチの切換、LNAの電源オンオフ制御、受信パス切換スイッチの制御、およびパワーアンプとドライバアンプの電源オンオフ制御を行うので、無線部とCPUとのインターフェイス線を増加させることなく、周波数バンドの切換制御を効率的に行うことが可能であり、また、CPUの制御ポートを余計に使う必要がなく、よって、小型化、低コスト化を図ることが出来る。
図1は、本発明の実施形態を示すマルチバンド無線機のブロック図である。本発明は、W−CDMA、GSM、EDGE(GSMの拡張方式)、CDMA2000方式など、あらゆる方式に適用可能であるが、本実施形態ではW−CDMAに適用した場合を例として説明する。なお、各周波数バンドにおける送受信動作は、図6あるいは図9に示す携帯端末無線部の動作と同様であるので、各周波数バンドにおける送受信動作の詳細な説明は省略する。
本実施形態のマルチバンド無線機においても、前記図9の場合と同様に、アンテナ共用器(Duplexer)は、周波数バンド(バンドI,II,III)毎に用意され、3つのアンテナ共用器(Duplexer)3,4,5によって構成される。これら3つのアンテナ共用器(Duplexer)3,4,5とアンテナ1とは、アンテナスイッチ2を介して切り換えて接続されるが、本実施形態では、アンテナスイッチ2の切り換え制御信号は、後述する周波数バンド識別回路30から供給される。
また、受信経路も、周波数バンド(バンドI,II,III)毎にLNA6,7,8、受信フィルタ9,10,11で構成される3通りの受信回路のパスと、使用する周波数バンドに応じてパスを切り換える切換スイッチ12により構成され、さらに、消費電力削減のために、使用していない周波数バンドに対応するLNAの電源はオフされるが、これらのスイッチ切り換え制御信号およびLNAの電源ON/OFF制御信号も後述する周波数バンド識別回路30から供給される。
同様に、送信側においても、各周波数バンド(バンドI,II,III)に対応した送信経路、即ち、
1)ドライバ23→送信フィルタ20→パワーアンプ17→アイソレータ14
2)ドライバ24→送信フィルタ21→パワーアンプ18→アイソレータ15
3)ドライバ25→送信フィルタ22→パワーアンプ19→アイソレータ16
の3つの経路が設けられ、消費電力削減のために、使用していない周波数バンドに対応する送信経路に接続されているドライバアンプ、パワーアンプの電源はオフされるが、この電源ON/OFF制御信号も後述する周波数バンド識別回路30から供給される。
即ち本実施形態では、無線部内に周波数バンド識別回路(Band Identification Circuit)30を設けたことを特徴としており、この周波数バンド識別回路30には、不図示のCPUから無線部の受信ローカルシンセサイザ(RX Local Synthesizer)28と送信ローカルシンセサイザ(TX Local Synthesizer)29に供給されているそれぞれの分周数データN、Rが入力される。
従って、この周波数バンド識別回路30は、受信ローカルシンセサイザ28と送信ローカルシンセサイザ29の近傍に配置することが好ましい。特に、送信側シンセサイザおよび受信側シンセサイザとともに、同一チップ上に一体に集積化すればより好適である。周波数バンド識別回路30は、これらのシンセサイザを介して入力された分周数N、Rに基づいて前記CPUにより指定された周波数バンドを識別し、識別した周波数バンドの結果に応じて、無線機内部の上記信号経路の切り換え、および各アンプの電源制御を行う。
本実施形態によれば、無線部内に設けられた周波数バンド識別回路30から、各信号経路の切り換えおよび各アンプの電源供給を制御しているので、図9に示すような、CPUから各信号経路を切り換えるための制御ラインあるいは各アンプの電源供給を制御するための制御ラインが不要となり、従って、無線部とCPU間のインターフェイスが簡素化され、CPUの制御ポートも節約可能となる。
図2は、本実施形態で用いられる受信ローカルシンセサイザ(RX Local Synthesizer)28または送信ローカルシンセサイザ(TX Local Synthesizer)29の実施例を示すブロック図である。本実施例は、図7に示す整数分周タイプをその基本的構成としているが、シンセサイザはいろいろな方式があり、CPUから供給される制御信号によりそのローカル周波数を可変にすることが可能なシンセサイザであれば本発明の対象となり得るものであって、図2に示す構成により本発明を限定するものではない。
図2に示すシンセサイザも基本的な動作は、図7に示すシンセサイザと同様に、基準発振器27の発振する基準信号をR分周器35で分周した信号と、VCO31の発振する出力信号をN分周器36で分周した信号の位相差を位相比較器34で比較した結果を用いてチャージポンプ33を駆動し、ループフィルタを介した電圧を用いてVCO31の発振周波数を負帰還制御することにより、VCO31から安定な周波数を発生する。
基準発振器27の発信周波数をFr、出力周波数(VCO31の発振周波数)をFo、N分周器36の分周数をN、R分周器35の分周数をRとすると、出力周波数Foは、
Fo=Fr×N/R
となる。基準発振器27の発信周波数Frはこのマルチバンド無線機に予め設定されている既知の値であるので、NとRの値が決まれば、VCO31の発振周波数Foは一意的に決まる。そこで、本実施形態では、図1〜図2に示すように、Rの値とNの値をシンセサイザ経由で周波数バンド識別回路30へ入力し、周波数バンド識別回路30で、NとRの値を用いてシンセサイザが発生するローカル発振周波数を判定することにより、使用される周波数バンドを識別する。
NおよびRの値は、CPUからDATA,STROBE,CLOCKの3線シリアルインターフェイスを通じてシフトレジスタ46、アドレスデコーダ45に依って、STROBE信号の立ち上がりでNレジスタ39、Rレジスタ40に取り込まれるが、図8に示されているように、シリアルデータの後尾にはアドレス情報(Address)があり、このアドレスがそのシンセサイザのアドレスに該当する場合のみ、STROBE信号がNレジスタ39、Rレジスタ40に供給される。これによって、送信側シンセサイザ29にセットされるべきデータと受信側シンセサイザ28にセットされるべきデータとを区別してデータを設定出来る。
図3は、基準発振器27の発振周波数が26MHzであり、周波数の最小設定間隔(Raster)が100kHzの場合に、各W−CDMAの周波数バンド(バンドI〜III)に対応するRの値とNの値の範囲を示している。シンセサイザ28,29の出力する周波数は、直交復調器13,直交変調器26で2分周器を使用するために、実際の送受信周波数の2倍になっている。
次に、バンド識別回路30の動作を説明する。バンド識別回路30は、シンセサイザ28、29から送られて来る分周数R,Nの値を分析することによって、使用される周波数バンドを識別する。
上記の場合、例えばバンドIを使用するときには、Rの値が130であれば、Nの値は、送信側では、19200〜19800であり、受信側では21100〜21700となる。即ち、送信側と受信側のNの値がそれぞれこの範囲に入っておれば、使用する周波数バンドはバンドIであると識別出来る。同様なことがバンドII、IIIでも可能である。以上のような、RとNの値を入力して、バンドを識別する機能は、簡単なロジック回路で実現出来る。
図4は、周波数バンド識別回路30においてバンドIを識別するロジック回路の一例を示すブロック図である。本実施形態の場合、Rの値は全ての周波数バンドで130に固定されているため、Nの値を判定すれば一義的に周波数バンドを識別することが出来る。
図4において、比較器301の+入力端に19800の値を、また比較器302の−入力端に19200の値をそれぞれ設定入力し、比較器301の−入力端と比較器302の+入力端にNの値を入力する。そして、比較器301の出力と比較器302の出力をANDゲート305に入力し、ANDゲート305の出力により使用送信周波数はバンドIか否かを判定する。即ち、Nの値が19200〜19800であれば、ANDゲート305の出力はHレベルとなり、使用送信周波数はバンドIであると判定され、Nの値が19200以下あるいは19800以上であれば、ANDゲート305の出力はLレベルとなり、使用送信周波数はバンドIではないと判定される。
同様に、比較器303の+入力端に21700の値を、また比較器304の−入力端に21100の値をそれぞれ設定入力し、比較器303の−入力端と比較器304の+入力端にNの値を入力する。そして、比較器303の出力と比較器304の出力をANDゲート306に入力し、ANDゲート306の出力により使用受信周波数はバンドIか否かを判定する。即ち、Nの値が21100〜21700であれば、ANDゲート306の出力はHレベルとなり、使用送信周波数はバンドIであると判定され、Nの値が21100以下あるいは21700以上であれば、ANDゲート306の出力はLレベルとなり、使用受信周波数はバンドIではないと判定される。
バンドII、バンドIIIに対しても同様のロジック回路を設けることにより判定可能となる。あるいは、図4に示すロジック回路において、比較器301〜302の各設定入力を、バンドI〜バンドIIIのN値の範囲に順次切り換えて設定することにより、1つのロジック回路でバンドI〜バンドIIIのいずれの送信周波数帯域および受信周波数帯域が使用されているかを判定する等、適宜の手段により使用される周波数バンドを判定することができる。
周波数バンド識別回路30は、この判定結果によりANDゲート305、306がHレベルとなったバンドに対応する信号経路となるようにアンテナスイッチ2及び切り換えスイッチ12を切り換え、かつ、該切り換えられた経路内のLNAアンプ、ドライバアンプ及びパワーアンプにのみ電源を供給するように制御する。
従って、制御線は、無線部内に設けられた周波数バンド識別回路30とアンテナスイッチ2及び切り換えスイッチ12の間、および各LNAアンプ、ドライバアンプ及びパワーアンプの間にのみ設けるだけで済むので、プリント板上に占める配線領域を減らすことが出来、また、各切換スイッチあるいはアンプの動作を制御するための制御ポートをCPUに設ける必要がないので、CPUの制御負担及び制御ポートの数も減らすことが出来る。
また、将来的には、送信側のシンセサイザのR,Nと受信側のシンセサイザのR,Nで識別したバンドが異なるようなオペレーションが出てくる可能性もあるが、その場合には、送信側と受信側で異なるバンドの信号経路を用いて対応出来る。そのようなオペレーションがない場合には、送信側と受信側の判定結果の何れかが誤っていることになり、その場合、例えば、受信側の結果に従って制御を行い、送信側の電源を落とすことによって送信を抑制することにより、無駄な電力消費を抑えるように制御する。
図5は、本実施形態で用いられる受信ローカルシンセサイザ(RX Local Synthesizer)28または送信ローカルシンセサイザ(TX Local Synthesizer)29の他の実施例を示すブロック図であり、シンセサイザ内部に複数のVCOを設け、各バンドに対応して、シンセサイザ内部のVCOを切り換え制御する構成としている。
複数の周波数バンドを、1つのVCOのみではカバー出来ない場合も考えられるが、そのような場合は本実施例で示すように、VCO31を、発振周波数範囲の異なる複数のVCOで構成して、スイッチ47で切り換える方法により対応することができる。本実施例では、バンド識別回路30からの制御線によって、識別されたバンドに対応するVCOをスイッチ47で選択し切り換えるように構成される。
なお、上記実施形態では、W−CDMA方式のマルチバンド携帯無線機に適用した場合を例として説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、TDMA方式あるいは、CDMA方式とTDMA方式の両方式を備えたマルチバンド携帯無線機等にも適用可能である。
また本実施形態では、シンセサイザとしてダイレクトコンバージョン方式を採用した場合を例として説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、バンド切り換えが可能な任意のシンセサイザを用いたマルチバンド携帯無線機に適用可能である。また、送信側シンセサイザと受信側シンセサイザが一体である場合にも同様に適用可能である。
本発明の実施形態を示すマルチバンド無線機のブロック図である。 本実施形態で用いられるローカルシンセサイザの一例を示すブロック図である。 各W−CDMAの周波数バンド(バンドI〜III)に対応するRの値とNの範囲の一例を示す図である。 本実施形態における周波数バンド識別回路を構成するロジック回路の一例を示すブロック図である。 本実施形態で用いられるローカルシンセサイザの他の実施例を示すブロック図である。 1周波数バンドに対応させた携帯端末無線部の従来例を示すブロック図である。 ローカルシンセサイザの従来例を示すブロック図である。 CPUから送出される分周数DATA,CLOCKおよびSTROBEの各信号パターンを示す図である。 図6に示す携帯端末無線部を用いて、マルチバンドに対応させた携帯端末無線部を構成した場合の例を示すブロック図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 アンテナスイッチ
3,4,5 アンテナ共用器(Duplexer)
6,7,8 低雑音増幅器(LNA)
9,10,11 受信フィルタ
12 切換スイッチ
13 直交復調器
14,15,16 アイソレータ
17,18,19 パワーアンプ
20,21,22 送信フィルタ
23,24,25 ドライバアンプ
26 直交変調器
27 基準発振器
28 受信ローカルシンセサイザ(RX Local Synthesizer)
29 送信ローカルシンセサイザ(TX Local Synthesizer)
30 周波数バンド識別回路
31 電圧制御発振器(VCO)
32 ループフィルタ
33 チャージポンプ
34 位相比較器
35 R分周器
36 N分周器
37、38,41〜43 バス
39 Nレジスタ
40 Rレジスタ
44 データ取り込み制御線
45 アドレスデコーダ
46 シフトレジスタ
301〜304 比較器
305,306 ANDゲート

Claims (10)

  1. 無線部内に複数の信号処理経路を有し、該複数の信号処理経路を切り換えて動作させることにより、複数の周波数バンドに対応する通信機能を備えたマルチバンド無線機において、
    該マルチバンド無線機の動作を制御する制御部(CPU)から出力される周波数バンド情報を入力することにより周波数バンドを識別する手段と、該識別結果に基づいて前記複数の信号処理経路の内から1つを選択する切り換え制御信号を出力する手段を有する周波数バンド識別回路を、前記無線部内に配置したことを特徴とするマルチバンド無線機。
  2. 前記周波数バンド識別回路は、前記識別結果に基づいて前記信号経路に接続されている能動素子に対する電源供給を行なう制御信号を出力する手段を有することを特徴とする請求項1に記載のマルチバンド無線機。
  3. 前記マルチバンド無線機は、前記CPUから供給される分周数データに基づいて、その送信および受信のためのローカル周波数信号を発生するシンセサイザを備えており、前記周波数バンド識別回路の周波数バンド識別手段は、前記CPUから前記シンセサイザに供給される前記分周数データを入力して使用周波数バンドを識別することを特徴とする請求項1または2に記載のマルチバンド無線機。
  4. 前記周波数バンド識別回路は、前記送信側シンセサイザおよび受信側シンセサイザとともに、同一チップ上に集積化されていることを特徴とする請求項3に記載のマルチバンド無線機。
  5. 前記周波数バンド識別回路は、前記送信側と受信側のシンセサイザに供給される分周数データから識別された周波数バンドが一致していないとき、受信側シンセサイザの分周数データから識別された周波数バンドを識別結果とする機能を有していることを特徴とする請求項3または4に記載のマルチバンド無線機。
  6. 前記周波数バンド識別回路は、前記送信側と受信側のシンセサイザに供給される分周数データから識別された周波数バンドが一致していないとき、送信側経路の電源をオフとして、送信をストップするように制御する機能を有していることを特徴とする請求項5に記載のマルチバンド無線機。
  7. 前記送信もしくは受信のためのローカル周波数信号を発生するシンセサイザは、基準周波数信号を発振する基準発振器と、前記ローカル周波数信号を出力する電圧制御発振器(VCO)と、前記基準周波数信号をR分周するR分周器と、前記VCOから出力されるローカル周波数信号をN分周するN分周器と、前記R分周器で分周された信号と前記N分周器で分周された信号の位相を比較して位相差信号を出力する位相比較器と、該位相差信号に相当する電圧を発生して前記VCOの発振周波数を負帰還制御するチャージポンプ及びループフィルタと、前記CPUから供給される分周数データから自シンセサイザ宛てのR分周数データおよびN分周数データを取り込み、前記R分周器および前記N分周器に供給するとともに該R分周数データおよびN分周数データを前記前記周波数バンド識別回路へ出力するRレジスタおよびNレジスタとを備えていることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載のマルチバンド無線機。
  8. 前記送信もしくは受信のためのローカル周波数信号を発生するシンセサイザは、発信周波数範囲の異なる複数の電圧制御発振器(VCO)と、該複数のVCOの内から1つを選択して動作させる選択スイッチを備えており、前記周波数バンド識別回路は、前記シンセサイザに供給される前記分周数データから識別した周波数バンドの結果に基づいて、前記複数のVCOの中から所定のVCOを選択する制御信号を前記選択スイッチに供給する機能を有していることを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載のマルチバンド無線機。
  9. 前記信号処理経路は、アンテナで受信した無線周波数信号を、前記周波数バンド毎に設けられた複数のアンテナ共用器に切り換えて出力するアンテナスイッチと、各アンテナ共用器から出力される受信信号を増幅する前記周波数バンド毎に設けられた複数の低雑音増幅器と、該増幅された信号の当該周波数帯域外成分を抑圧する前記周波数バンド毎に設けられた複数の受信フィルタと、前記複数の受信フィルタの出力を切り換えて共通のベースバンド復調器へ送出する切り換えスイッチとを有する受信信号処理経路と、ベースバンド信号により変調された無線周波数信号を増幅する前記周波数バンド毎に設けられた複数のドライバ増幅器と、該増幅された無線周波数信号の帯域外のスプリアス成分を除去する前記周波数バンド毎に設けられた複数の送信フィルタと、各送信フィルタから出力された無線周波数信号を電力増幅する前記周波数バンド毎に設けられた複数の電力増幅器と、各電力増幅器から出力された無線周波数信号を前記各アンテナ共用器および前記アンテナスイッチを介して前記アンテナへ送出する前記周波数バンド毎に設けられた複数のアイソレータとを有する送信信号処理経路と、からなっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のマルチバンド無線機。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のマルチバンド無線機を備えていることを特徴とする携帯電話機。
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