JP2006079565A - 情報端末装置および情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】暗い環境下でも携帯画の情報端末装置により容易にRFIDタグの読み取り作業を行えるようにすること。
【解決手段】情報端末装置1は、筐体の前側面に照明装置としての白色光源2aと励起光源2bとを備え、前側面の内側にRFID処理用のループアンテナであるアンテナ4aを備える。白色光源2aおよび励起光源2bの照明光軸の方向は、アンテナ4aの読み取り感度が高い方向であるアンテナ法泉H4aとほぼ同じ方向に設定される。RFIDタグ11は表面に蛍光体11cを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、情報記録媒体に記録された情報を非接触に取得する非接触読取手段を有した情報端末装置および情報処理システムに関する。
従来から、無線通信による情報処理システムの1つとして、RFID(Radio Frequency Identification)システムがあり、入退室管理、物品管理等に利用されている。このRFIDシステムでは、識別情報等を記録するRFIDタグを管理対象に取り付け、情報端末装置がRFIDタグに対して所定周波数の電波を用いて読取処理、書込処理を行うことによって管理対象を管理する。
近年、RFIDシステムの利便性を高めるため、RFIDタグから情報を読み取る情報端末装置の小型化が求められ、携帯型の情報端末装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−101353号公報
ところで、RFIDタグの読取処理では、情報端末装置の所定の通信エリア内においてRFIDタグを捕捉する必要があるため、暗い環境下で携帯型の情報端末装置を用いて読取作業を行う場合、この情報端末装置の他に探照灯としての照明装置を携行しなければならないという不都合があった。たとえば、夜間に消灯した病室で点滴薬剤の容器等に取り付けられたRFIDタグ内の情報を読み取る場合、看護師はこの情報端末装置の他に懐中電灯等を携行する必要があった。また、その際、患者の睡眠を妨げないように目的のRFIDタグを探索し、RFIDタグの照明と読取作業とを同時に行うため、作業負荷が大きく、作業時間がかかるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、暗い環境下であっても情報の読取あるいは書込作業を容易に行うことができる情報端末装置および情報処理システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1にかかる情報端末装置は、情報記録媒体に記録された情報を非接触に取得する非接触読取手段を有した情報端末装置において、前記非接触読取手段の読取感度が高い方向とほぼ同じ方向を照明する照明手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2にかかる情報端末装置は、上記請求項1記載の発明において、前記照明手段は、白色光源であることを特徴とする。
また、本発明の請求項3にかかる情報端末装置は、上記請求項1記載の発明において、前記照明手段は、所定の蛍光体を励起する励起光源であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4にかかる情報端末装置は、上記請求項2記載の発明において、前記照明手段は、所定の蛍光体を励起する励起光源を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5にかかる情報端末装置は、上記請求項4記載の発明において、前記励起光源は、前記白色光源より広角に照明することを特徴とする。
また、本発明の請求項6にかかる情報端末装置は、上記請求項1〜5のいずれか一項記載の発明において、前記照明手段は、発光ダイオードであることを特徴とする。
また、本発明の請求項7にかかる情報処理システムは、表面に蛍光体を備えた情報記録媒体と、前記情報記録媒体に記録された情報を非接触に取得する請求項3〜6のいずれか一つに記載の情報端末装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、暗い環境下でRFIDタグなどの情報の読取作業などを行う場合に、情報端末装置のみで照明および読取作業を可能とし、作業負荷を軽減し、作業時間を短縮する情報端末装置および情報処理システムを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる情報端末装置および情報処理システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1にかかる情報端末装置について説明する。この実施の形態1にかかる情報端末装置は、照明手段として白色光を発光する白色光源と、蛍光体を励起させる励起光を発光する励起光源とを備え、一方もしくは両方の光源による照明を利用して目的のRFIDタグを探索し、RFIDタグの読取作業を行えるようにしている。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる情報端末装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、この実施の形態1にかかる情報端末装置1は、RFIDタグ11を照明するための照明部2と、各種指示情報が入力される入力部3と、RFIDタグ11の情報を読み書きする処理を行うRFID処理部4と、各種情報を表示する表示部5と、外部装置との間で情報通信を行う外部通信部6と、音声の入出力処理を行う音声入出力部7と、ストレージデバイス8と、各種情報を記憶する記憶部9と、各構成部位を制御する制御部10とを備える。照明部2は、白色光源2aと、励起光源2bとを備える。入力部3は、白色光源スイッチ3aと、励起光源スイッチ3bと、RFID処理スイッチ3cと、入力キー3dとを備える。RFID処理部4は、アンテナ4aを備える。照明部2、入力部3、RFID処理部4、表示部5、外部通信部6、音声入出力部7、ストレージデバイス8および記憶部9は、制御部10に電気的に接続され、その接続の形態は有線に限らず無線も含む。制御部10は、照明部2、入力部3、RFID処理部4、表示部5、外部通信部6、音声入出力部7、ストレージデバイス8および記憶部9を制御する。なお、RFIDタグとは、応答を要求する所定周波数の要求電波に応じて、蓄積した識別情報等の各種情報に対応する応答電波を送信する情報記録媒体である。RFIDタグが蓄積する各種情報は、所定周波数の電波を介して読み出しが可能であるとともに書き込み、書き換えが可能である。
照明部2の白色光源2aおよび励起光源2bは、入力部3に入力された指示情報を参照した制御部10によって点灯制御される。白色光源2aは、たとえば白色光を放射する白色発光ダイオード(LED)であり、励起光源2bは、たとえば紫外線を放射する紫外光LEDである。なお、白色光源2aは、所定の波長域の可視光を発光する可視光LEDや小型の白熱電球等でもよく、励起光源2bは、可視の励起光を発光する可視光LED等でもよい。また、各光源は、所定の波長域のLEDとフィルタとの組合せで実現してもよい。
入力部3は、情報端末装置1が行う各種処理および動作の指示情報の入力を外部から受け付けるとともに、受け付けた指示情報の内容を制御部10に出力する。入力部3は、白色光源2aおよび励起光源2bの点灯を指示する指示情報を受け付ける白色光源スイッチ3aおよび励起光源スイッチ3bを備えるとともに、RFID書込処理またはRFID読取処理の開始を指示する指示情報を受け付けるRFID処理スイッチ3cおよびその他各種の指示情報を受け付ける入力キー3dを備える。
RFID処理部4は、所定周波数の電波を送信してRFIDタグに電力供給を行うとともに、所定周波数の電波を介してRFIDタグの情報を読み書きする処理を行う。RFID読取処理を行う場合、RFID処理部4は、RFIDタグに応答を要求する指示に対応した電気信号を必要に応じて増幅、変調し、この電気信号に対応する要求電波をアンテナ4aから送信する。その後、RFID処理部4は、アンテナ4aを介してRFIDタグからの応答電波を受信し、応答電波に対応する電気信号を必要に応じて復調し、RFIDタグに記録された情報を取得する。さらに、RFID処理部4は、取得した情報を制御部10に出力し、RFID読取処理を完了する。一方、RFID書込処理を行う場合、RFID処理部4は、RFIDタグに書込みを要求する指示に対応した電気信号を必要に応じて増幅、変調し、この電気信号に対応する電波をアンテナ4aから送信し、RFIDタグに対して情報の書き込みを行う。なお、アンテナ4aは、RFID処理部4の制御のもと、通信可能な範囲である通信エリア内に存在するRFIDタグとの間で所定周波数の電波を送受信する。
表示部5は、たとえば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、LED等の表示装置を備え、制御部10の制御のもと、各種情報を表示する。表示部5が表示する情報には、RFID読取処理によって読み取られた情報や、RFID書込処理によってRFIDタグに書き込む情報のほか、情報端末装置1が行う各種処理の開始や完了の報知等がある。また、表示部5は、情報端末装置1の各種処理および動作において発生したエラーを報知するエラー表示を出力してもよい。
外部通信部6は、RS232C、USB、またはIEEE1394等の外部通信用インターフェース、あるいはIrDA規格に準拠した赤外線通信インターフェース等を用いて実現され、制御部10の制御のもと、外部のホストコンピュータ(図示せず)等に対して情報通信を行う。
音声入出力部7は、マイクロフォンおよびスピーカーを用いて実現される。音声入出力部7は、制御部10の制御のもと、外部からの音声情報を入力するとともに、入力した音声情報を制御部10に出力する。また、音声入出力部7は、制御部10から入力された音声情報を外部に出力する。なお、音声入出力部7は、各構成部位による処理の開始や完了を報知する所定の報知音を出力し、また、情報端末装置1の各種処理および動作において発生したエラーを報知する所定のエラー音を出力してもよい。
ストレージデバイス8は、制御部10の制御のもと、外部から挿入されたスマートメディア(R)、メモリスティック(R)、マルチメディアカード(R)、またはSDメモリカード(R)等の記憶媒体を駆動させ、記憶媒体に記憶された情報を読み取る。さらに、ストレージデバイス8は、制御部10から入力された情報を記憶媒体に記録するように機能してもよい。なお、記憶媒体は、ストレージデバイス8に対して着脱可能である。
記憶部9は、所定のOSを起動するプログラムや処理プログラム等の各種情報が予め記憶されたROMと、各処理の演算パラメータや各構成部位に入出力される各種情報等を記憶するRAMとを用いて実現される。
制御部10は、記憶部9が記憶した処理プログラムを実行するCPUを備え、照明部2、入力部3、RFID処理部4、表示部5、外部通信部6、音声入出力部7、ストレージデバイス8および記憶部9の各種処理および動作を制御する。たとえば、制御部10は、各構成部位に入出力される情報について所定の入出力制御を行い、その情報に対して所定の情報処理を行う。また、制御部10は、RFIDタグから取得した情報を、外部通信部6を介して外部のホストコンピュータに送出する。その後、制御部10は、ホストコンピュータにより処理された情報を受信してもよい。
つぎに、本発明の実施の形態1にかかる情報処理システムについて説明する。図2は、本発明の実施の形態1にかかる情報処理システムであるRFIDシステムの概略構成を示す斜視図である。図2に示すように、この実施の形態1におけるRFIDシステムは、情報端末装置1と管理対象(図示せず)に取り付けられたRFIDタグ11とから構成される。
図2に示す情報端末装置1は、筐体の前側面に照明装置としての白色光源2aと励起光源2bとを備え、前側面の内側にRFID処理用のループアンテナであるアンテナ4aを備える。白色光源2aおよび励起光源2bは、それぞれ情報端末装置1の筐体の右側面に設けられた白色光源スイッチ3aおよび励起光源スイッチ3bによって点灯が指示される。すなわち、白色光源スイッチ3aもしくは励起光源スイッチ3bが押し下げられた場合に、制御部10は、点灯の指示を受け付け、押し下げられたスイッチに対応する光源を点灯させる。一方、筐体の右側面に設けられたRFID処理スイッチ3cが押し下げられた場合、制御部10は開始の指示を受け付け、RFID処理部4に開始を指示する。また、筐体の正面に設けられた複数の入力キー3dは、たとえば、RFID読取処理あるいはRFID書込処理の選択情報、RFID書込処理でRFIDタグに書き込む情報、情報端末装置1を操作するオペレータのID等を外部から受け付ける。同じく筐体の正面に設けられた表示装置5aは、RFID読取処理でRFIDタグから取得した情報や、RFID書込処理でRFIDタグに送出する情報等を表示し、オペレータに報知する。また、筐体の右側面に設けられた外部通信インターフェース6aは、外部のホストコンピュータ(図示せず)等と情報通信を行い、RFIDタグから取得した情報等を送信し、あるいはRFIDタグに書き込む情報等を受信する。
一方、RFIDタグ11は、図2に示すように、内部にICチップ11aとアンテナ11bとを備える。ICチップ11aは、管理対象の識別情報等を蓄積したROM、情報端末装置1から受信する情報等を記憶するRAM、情報端末装置1からの要求電波に応じてRFIDタグを制御し応答電波の送出を指示するCPU等を備える。さらに、RFIDタグ11は、図3に示すように、蛍光塗料や蛍光シール等である蛍光体11cを表面に備える。蛍光体11cは、所定の波長域の励起光、たとえば紫外線が照射されることにより励起し、蛍光あるいはりん光として可視光を発光する物質である。
図2に示すRFIDシステムにおいて、情報端末装置1は、アンテナ4aを介して、アンテナ4aの通信エリア内に存在するRFIDタグ11との間で所定周波数の電波を送受信し、RFIDタグ11に記録された情報を読み取り、あるいはRFIDタグ11に情報を書き込む。さらに、情報端末装置1は、必要に応じて外部のホストコンピュータ(図示せず)と通信し、情報を処理する。具体的には、たとえば図4に示すように、病室で看護師H1が患者H2に点滴を実施する場合、看護師H1は、点滴薬剤Dの容器に取り付けられたRFIDタグ11と、患者H2にリストバンド等で取り付けられたRFIDタグ(図示せず)とを情報端末装置1で読み取り、投薬する薬剤Dと患者H2との間に取り違え等が起きていないかを確認する。その後、点滴開始の時刻や、落滴スピード等の点滴条件等を記録して点滴を開始し、点滴終了時点には、終了時刻、薬剤の使用量、患者の容体等を記録する。これら種々の情報の記録は、情報端末装置1から随時ホストコンピュータに送出するが、一時的に情報端末装置1やRFIDタグ11、あるいは外部記憶媒体に蓄積し、その後ホストコンピュータに送出してもよい。なお、情報端末装置1は、看護師H1があらかじめ自分のIDやパスワードを入力し、個人認証を受けた後に操作可能な状態とすることが好ましい。
つぎに、照明部2の動作について説明する。図5は、図2に示したRFIDシステムの平面図であり、白色光源スイッチ3aを押し下げて白色光源2aを点灯した状態を示している。夜間に消灯した部屋などの暗い環境下で、情報端末装置1を用いてRFIDタグ11の読み取り作業を行う場合、オペレータは、目的のRFIDタグ11を探索するため、図5に示すように白色光源2aを点灯し、RFIDタグ11を照明して位置を確認することができる。さらに、図5に示すように、白色光源2aが、所定の立体角をなす円錐状の白色照明エリアR2aを有し、その中心線である白色照明光軸H2aの方向が、アンテナ4aの読み取り感度の高い方向であるアンテナ法線H4aとほぼ同じであるため、オペレータは、RFIDタグ11を白色照明エリアR2a内に捕捉したままアンテナ4aの通信エリアR4a内に捕捉し、容易にRFIDタグ11の読み取り作業を行うことができる。換言すれば、オペレータは、白色光でRFIDタグ11を照明したままアンテナ4aが通信可能な距離まで情報端末装置1を近づけ、その時点でRFID処理スイッチ3cを押し下げRFID読取処理を開始することにより、スムーズにRFIDタグの読み取り作業を行うことができる。
一方、図6は、励起光源スイッチ3bを押し下げて励起光源2bを点灯した状態を示すRFIDシステムの平面図である。暗い環境下で情報端末装置1を用いてRFIDタグ11の読み取り作業を行う場合、オペレータは、図6に示すように励起光源2bを点灯しRFIDタグ11を照明すると、RFIDタグ11の表面に設けられた蛍光体11cの発光により、容易にRFIDタグ11を発見し、その位置を確認することができる。さらに、図6に示すように、励起光源2bが白色照明エリアR2aと同等の立体角をなす円錐状の励起照明エリアR2bを有し、その中心線である励起照明光軸H2bの方向がアンテナ法線H4aとほぼ同じであるため、白色光で照明する場合と同様に、オペレータは、RFIDタグ11を励起照明エリアR2b内に捕捉しながら通信エリアR4a内に捕捉し、容易にRFIDタグ11の読み取り作業を行うことができる。なお、この場合、蛍光体11cは、励起終了後の残光時間が比較的短い蛍光を発光する蛍光体であることが好ましい。
ところで、励起光は、一般には紫外線であり不可視光であるため、励起光による照明下では、上述したRFIDタグ11の探索および読み取り作業以外の作業では、かえって作業性を低下させる恐れがあり、また、オペレータの移動に危険をともなう恐れがある。このため、白色光による照明と励起光による照明とを併用して作業を行うことが好ましい。たとえば、暗い環境下で情報端末装置1によりRFIDタグ11の読み取り作業を行う場合、オペレータは、白色光源2aによる照明でRFIDタグ11の付近まで移動し、励起光源2bによる照明に切り換え、蛍光体11cの発光を利用してRFIDタグ11を発見し、RFIDタグ11の読み取り作業を行い、ふたたび白色光源2aによる照明に切り換え移動するようにすればよい。このように白色光および励起光による照明を利用することで、オペレータは、作業性を損なうことなく、また、移動において危険をともなうことなく、容易にRFIDタグ11の読み取り作業を行うことができる。さらに、たとえば図4に示したと同様に、夜間に消灯した病室で患者を見回る場合に、看護師は、照明をサーチしても患者の睡眠等を妨げることなくRFIDタグ11を探索することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、励起光源2bが白色光源2aと同等の立体角で所定エリアを照明するようにしていたが、この実施の形態2では、励起光源が白色光源よりも広角に照明するようにしている。
図7は、本発明の実施の形態2にかかる情報端末装置および情報処理システムを示す平面図である。図7に示す情報端末装置21は、実施の形態1に示した情報端末装置1の励起光源2bに代えて励起光源2cを備えている。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
励起光源2cは、図7に示すように、白色照明エリアR2aが張る立体角よりも広角な立体角を有する円錐状の励起照明エリアR2cを照明し、その中心線である励起照明光軸H2cの方向は、アンテナ4aの読み取り感度の高い方向であるアンテナ法線H4aとほぼ同じである。
実施の形態1における励起光源2bによる照明では、RFIDタグ11が励起照明エリアR2bから外れた位置にある場合、照明をサーチしてRFIDタグを探索し発見する必要があった。この実施の形態2における励起光源2cによる照明では、図7に示すように、白色照明エリアR2aが張る立体角よりも広角かつ広範な励起照明エリアR2cを照明し、RFIDタグ11が励起照明光軸H2cから大きく離れた位置にあっても蛍光体11cを照明することが可能であり、励起光源2cによる照明をサーチすることなく容易にRFIDタグ11を発見することができる。オペレータは、励起光による照明でRFIDタグ11を発見後、白色光源2aによる照明に切り換えRFIDタグ11の読み取り作業を行えばよい。なお、この場合、蛍光体11cは、励起終了後の残光時間が比較的長いりん光を発光する蛍光体であることが好ましい。
以上説明した実施の形態1,2にかかる本発明の情報端末装置1,21およびこの情報端末装置を備えた情報処理システムは、白色光による照明および/またはRFIDタグに設けた蛍光体の励起光による照明を用い、さらに照明光の光軸をアンテナの読み取り感度が高い方向とほぼ一致させることにより、暗い環境下でRFIDタグの読み取り作業を行う場合であっても、容易にRFIDタグを探索し発見して読み取り作業を行うことができ、結果として、オペレータの作業負荷を軽減し、作業時間を短縮することができる。
なお、ここまで本発明の好ましい実施の形態を説明してきたが、本発明はこの実施の形態により限定されるものではない。たとえば、実施の形態1および2における情報端末装置1および21では、白色光源2aと、励起光源2bもしくは2cとの波長域の異なる光源を一体に備えていたが、白色光源あるいは励起光源のどちらか一方の光源だけを備えるようにしてもよい。ただし、励起光源だけを備える場合、実用的には、この情報端末装置とは別に白色光もしくは所定の波長域の可視光による照明装置を併用することが好ましい。なお、白色光源だけを備える場合、および上述した実施の形態で白色光源2aのみを点灯してRFIDタグの読み取り作業を行う場合には、RFIDタグには必ずしも蛍光体を設ける必要はない。
また、白色光源と励起光源とを備える場合であっても、たとえば、発光素子として紫外線を発光するLEDと、紫外線により蛍光を発光する蛍光フィルタとを備え、蛍光フィルタの着脱により照明する光の波長域を切り換える構成としてもよい。この場合、蛍光フィルタを取り付けて白色光もしくは可視光を照明し、蛍光フィルタを取り外して紫外光を照明することになる。
また、白色光源と励起光源とを点灯する際に、上述の実施の形態では、ボタン式のスイッチによりオペレータから指示を受け付けるようにしていたが、たとえば、スライド式のスイッチによりオペレータからの指示を受け付け、両光源を同時に点灯させることなく、必然的に両光源の点灯が切り換わるようにして作業効率を向上させるとともに、省電力化をはかってもよい。また、ボタン式のスイッチであっても、一方の光源が点灯中に他方の光源が消灯されるように連動させてもよい。あるいは、入力キー3dで点灯のモード、すなわち、白色光源を点灯させるか励起光源を点灯させるかを選択するようにしてもよい。なお、バックアップとして、両光源を同時に点灯する設定を設けてもよい。
なお、上述した実施の形態では、RFIDタグの読み取り作業について本発明の効果を説明したが、RFIDタグへの書き込み作業においても本発明は同様の効果を奏する。すなわち、RFIDタグへの書き込み作業において、白色光による照明、もしくは励起光による照明を用い、容易にRFIDタグを探索し発見して書き込み作業を行うことができる。
また、上述した実施の形態では、情報記録媒体と、その非接触な読取装置として、RFIDタグとRFID読取装置とに言及したが、これに限定されず、たとえば、2次元コードと、その非接触な読取装置とにおいて本発明を適用してもよい。また、RFIDタグと2次元コードとの両方に対応する装置において本発明を適用してもよい。
本発明の実施の形態1にかかる情報端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる情報処理システムの概略構成を示す斜視図である。 図2に示すRFIDタグの表面を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる情報処理システムを医療現場に適用した場合の状況を説明する図である。 図2に示すRFIDシステムにおいて情報端末装置が白色光源を点灯した場合を示す平面図である。 図2に示すRFIDシステムにおいて情報端末装置が励起光源を点灯した場合を示す平面図である。 本発明の実施の形態2にかかる情報処理システムの概略構成を示す平面図である。
符号の説明
1,21 情報端末装置
2 照明部
2a 白色光源
2b,2c 励起光源
3 入力部
3a 白色光源スイッチ
3b 励起光源スイッチ
3c RFID処理スイッチ
3d 入力キー
4 RFID処理部
4a アンテナ
5 表示部
6 外部通信部
7 音声入出力部
8 ストレージデバイス
9 記憶部
10 制御部
11 RFIDタグ
11a ICチップ
11b アンテナ
11c 蛍光体

Claims (7)

  1. 情報記録媒体に記録された情報を非接触に取得する非接触読取手段を有した情報端末装置において、
    前記非接触読取手段の読取感度が高い方向とほぼ同じ方向を照明する照明手段を備えたことを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記照明手段は、白色光源であることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 前記照明手段は、所定の蛍光体を励起する励起光源であることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  4. 前記照明手段は、所定の蛍光体を励起する励起光源を備えたことを特徴とする請求項2に記載の情報端末装置。
  5. 前記励起光源は、前記白色光源より広角に照明することを特徴とする請求項4に記載の情報端末装置。
  6. 前記照明手段は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報端末装置。
  7. 表面に蛍光体を備えた情報記録媒体と、
    前記情報記録媒体に記録された情報を非接触に取得する請求項3〜6のいずれか一つに記載の情報端末装置と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007119481A1 (ja) 2006-03-22 2007-10-25 Dainippon Sumitomo Pharma Co., Ltd. 血中腸型脂肪酸結合蛋白測定による急性腸炎診断
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