JP2006079267A - 料金精算装置、料金精算システム、印刷料金精算装置、および印刷料金精算システム - Google Patents
料金精算装置、料金精算システム、印刷料金精算装置、および印刷料金精算システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体を用いて料金精算を行なう料金精算装置において、ユーザに対する課金に応じた精算料金の回収漏れを防止する技術を提供すること。
【解決手段】 情報読み取り部を備え、所定のユーザに対して課金をし、少なくとも電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体が情報読み取り部にかざされることにより、課金に応じた料金の精算を行なう。具体的には、ユーザに対して所定のサービスが提供される場合において、ユーザがサービスの提供を受ける前に、提供されるサービスにより発生すると予測される予測料金を算出する。そして、算出した予測料金以上の料金をユーザに対して課金する。さらに、非接触型記憶媒体が情報読み取り部にかざされることにより、その課金に応じた料金の精算を行なう。
【選択図】 図2
【解決手段】 情報読み取り部を備え、所定のユーザに対して課金をし、少なくとも電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体が情報読み取り部にかざされることにより、課金に応じた料金の精算を行なう。具体的には、ユーザに対して所定のサービスが提供される場合において、ユーザがサービスの提供を受ける前に、提供されるサービスにより発生すると予測される予測料金を算出する。そして、算出した予測料金以上の料金をユーザに対して課金する。さらに、非接触型記憶媒体が情報読み取り部にかざされることにより、その課金に応じた料金の精算を行なう。
【選択図】 図2
Description
本発明は、所定の課金に対して、非接触型記憶媒体を用いて課金に応じた料金の精算する技術に関する。
近年、ユーザに対して課金を行ない、ユーザが、フェリカ(FeliCa:ソニー株式会社の登録商標)などの電子マネー情報を記憶した非接触型カードを用いて課金情報に応じた料金の精算を行なうための料金精算装置が普及しつつある。この料金精算装置は、電子マネー情報を読み取り可能なカードリーダに接続され、課金情報に応じた料金の精算を行なう場合に、ユーザにより上記非接触型カードが、カードリーダにかざされると、カードリーダを制御し、精算料金分を非接触型カードの電子マネー情報が表わす電子マネーから減算させることで、精算を行なう。
ところで、コピー機やプリンタ等の印刷装置と接続され、その印刷物の課金情報に応じた料金の精算を行なう印刷料金精算装置は、例えば、印刷面数などの印刷後に確定する印刷結果情報に基づいて課金を行ない、それに応じて料金の精算を行っている。そのため、この印刷料金精算装置において、上述のように、電子マネー情報を記憶した非接触型カードを用いて料金精算を行なうためには、印刷物を印刷した後に課金を行ない、それに応じて、ユーザに上記非接触型カードをカードリーダにかざしてもらい、料金の精算を行なっていた。
なお、下記特許文献1には、電子マネー情報を記憶したプリペードカードを用いた料金精算システムであって、精算料金分をプリペードカードの電子マネー情報から減算することで料金の精算が行なわれる技術が示されている。
ところで、コピー機やプリンタ等の印刷装置と接続され、その印刷物の課金情報に応じた料金の精算を行なう印刷料金精算装置は、例えば、印刷面数などの印刷後に確定する印刷結果情報に基づいて課金を行ない、それに応じて料金の精算を行っている。そのため、この印刷料金精算装置において、上述のように、電子マネー情報を記憶した非接触型カードを用いて料金精算を行なうためには、印刷物を印刷した後に課金を行ない、それに応じて、ユーザに上記非接触型カードをカードリーダにかざしてもらい、料金の精算を行なっていた。
なお、下記特許文献1には、電子マネー情報を記憶したプリペードカードを用いた料金精算システムであって、精算料金分をプリペードカードの電子マネー情報から減算することで料金の精算が行なわれる技術が示されている。
しかしながら、上述のような印刷料金精算装置において、ユーザが印刷物を印刷した後、それに基づき課金を行なった場合に、印刷が既に完了しているのもかかわらず、そのユーザが上記非接触型カードをカードリーダにかざさず、すなわち、課金に応じた料金の精算を行なわずに立ち去り、精算料金の回収漏れが生じる場合があった。
なお、上述の問題は、印刷料金精算装置において、電子マネー情報を記憶した非接触型カードを用いた場合に限られず、電子マネー情報を記憶した他の非接触型記憶媒体を用いた場合においても同様の問題である。この場合、非接触型記憶媒体としては、例えば、上述の非接触型カードと同様の機能を内蔵した携帯電話やPDAなどがある。さらに、上述の問題は、印刷に基づく課金を行ない、それに応じて料金精算を行なう印刷料金精算装置に限られず、ユーザに対して所定の課金を行ない、それに応じて料金精算を行う他の料金精算装置においても同様の問題である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体を用いて料金精算を行なう料金精算装置において、ユーザに対する課金に応じた精算料金の回収漏れを防止する技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の料金精算装置は、情報読み取り部を備え、所定のユーザに対して課金をし、少なくとも電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記課金に応じた料金の精算を行なう料金精算装置であって、
前記ユーザに対して所定のサービスが提供される場合において、
前記ユーザが前記サービスの提供を受ける前に、
提供される前記サービスにより発生すると予測される予測料金を算出し、算出した前記予測料金以上の料金を精算料金として前記ユーザに対して前記課金をし、前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、その課金に応じた前記精算料金の精算を行なうシステム制御部を備えたことを要旨とする。
前記ユーザに対して所定のサービスが提供される場合において、
前記ユーザが前記サービスの提供を受ける前に、
提供される前記サービスにより発生すると予測される予測料金を算出し、算出した前記予測料金以上の料金を精算料金として前記ユーザに対して前記課金をし、前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、その課金に応じた前記精算料金の精算を行なうシステム制御部を備えたことを要旨とする。
上記料金精算装置の構成によれば、ユーザがサービスの提供を受ける前には、既に精算が終了しているので、ユーザに対する課金に応じた精算料金の回収漏れを防止することができる。
上記料金精算装置において、
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
過払い料金情報保存部を備え、
前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザに実際に前記サービスが提供された場合において、そのサービスが提供されたことにより発生するサービス料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記サービス料金を減算して差額を算出し、算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記過払い料金情報保存部に保存するようにしてもよい。
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
過払い料金情報保存部を備え、
前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザに実際に前記サービスが提供された場合において、そのサービスが提供されたことにより発生するサービス料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記サービス料金を減算して差額を算出し、算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記過払い料金情報保存部に保存するようにしてもよい。
このようにすれば、過払い料金が生じても、それを表わす過払い料金情報が過払い料金情報保存部に保存されるので、例えば、ユーザが、次に課金に応じた精算を行う場合に、保存してある過払い料金情報が表わす過払い料金分を使用することが可能となる。
上記料金精算装置において、
前記システム制御部は、
前記料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、前記過払い料金情報保存部において、前記識別情報に対応する前記過払い料金情報が保存されている場合には、その過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させるようにしてもよい。
前記システム制御部は、
前記料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、前記過払い料金情報保存部において、前記識別情報に対応する前記過払い料金情報が保存されている場合には、その過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させるようにしてもよい。
このようにすれば、精算時において、過去の過払い料金を用いて精算することができる。
上記料金精算装置において、
前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得するようにしてもよい。
前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得するようにしてもよい。
このようにすれば、例えば、上記システム制御部は、上述のように、過払い料金情報を、取得した識別情報と対応づけて保存することができる。
上記料金精算装置において、
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であってもよい。
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であってもよい。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の料金精算システムは、上記料金精算装置と、管理サーバとがネットワークを介して接続される料金精算システムであって、
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
前記料金精算装置は、
前記管理サーバへ所定の情報を送信する送受信実行部を備え、
前記料金精算装置の前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザに実際に前記サービスが提供された場合において、そのサービスが提供されたことにより発生するサービス料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記サービス料金を減算して差額を算出し、
前記送受信実行部は、
算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を取得し、保存することを要旨とする。
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
前記料金精算装置は、
前記管理サーバへ所定の情報を送信する送受信実行部を備え、
前記料金精算装置の前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザに実際に前記サービスが提供された場合において、そのサービスが提供されたことにより発生するサービス料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記サービス料金を減算して差額を算出し、
前記送受信実行部は、
算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を取得し、保存することを要旨とする。
上記料金精算システムの構成によれば、精算によって過払い料金が生じても、それを表わす過払い料金情報が管理サーバに保存されるので、例えば、ユーザは、次に課金に応じた精算を行う場合に、管理サーバから過払い料金情報を取得し、それが表す過払い料金分を使用することが可能となる。
上記料金精算システムにおいて、
前記料金精算装置の前記送受信実行部は、
前記管理サーバに、少なくとも前記識別情報に対応する前記過払い情報の送信要求を行ない、
前記管理サーバは、
前記送信要求に基づいて、少なくとも前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を前記料金精算装置に送信し、
前記料金精算装置の前記送受信実行部は、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を少なくとも受信し、
前記システム制御部は、
前記精算料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、受信した過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させるようにしてもよい。
前記料金精算装置の前記送受信実行部は、
前記管理サーバに、少なくとも前記識別情報に対応する前記過払い情報の送信要求を行ない、
前記管理サーバは、
前記送信要求に基づいて、少なくとも前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を前記料金精算装置に送信し、
前記料金精算装置の前記送受信実行部は、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を少なくとも受信し、
前記システム制御部は、
前記精算料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、受信した過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させるようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザは、精算時において、管理サーバから取得した過去の過払い料金を用いて精算することができる。
上記料金精算システムにおいて、
前記料金精算装置の前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得するようにしてもよい。
前記料金精算装置の前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得するようにしてもよい。
このようにすれば、例えば、上記送受信実行部は、上述のように、過払い料金情報を取得した識別情報と対応づけて管理サーバに送信することができる。
上記料金精算システムにおいて、
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であってもよい。
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であってもよい。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の印刷料金精算装置は、印刷部と情報読み取り部とを備え、前記印刷部で印刷された印刷物に基づいて所定のユーザに対して課金をし、少なくとも電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記課金に応じた料金の精算を行なう印刷料金精算装置であって、
前記ユーザが前記印刷部に印刷させる場合において、
前記ユーザが前記印刷部に印刷させる前に、
印刷により発生すると予測される予測印刷料金を算出し、算出した前記予測印刷料金以上の料金を精算料金として前記ユーザに対して前記課金をし、前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、その課金に応じた前記精算料金の精算を行なうシステム制御部を備えたことを要旨とする。
前記ユーザが前記印刷部に印刷させる場合において、
前記ユーザが前記印刷部に印刷させる前に、
印刷により発生すると予測される予測印刷料金を算出し、算出した前記予測印刷料金以上の料金を精算料金として前記ユーザに対して前記課金をし、前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、その課金に応じた前記精算料金の精算を行なうシステム制御部を備えたことを要旨とする。
上記印刷料金精算装置の構成によれば、サービスの提供を受ける前は、既に精算が終了しているので、印刷に基づくユーザに対する課金に応じた精算料金の回収漏れを防止することができる。
上記印刷料金精算装置において、
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
過払い料金情報保存部を備え、
前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザが実際に前記印刷部に印刷を実行させた場合において、それに基づき発生する印刷料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記印刷料金を減算して差額を算出し、
算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記過払い料金情報保存部に保存するようにしてもよい。
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
過払い料金情報保存部を備え、
前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザが実際に前記印刷部に印刷を実行させた場合において、それに基づき発生する印刷料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記印刷料金を減算して差額を算出し、
算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記過払い料金情報保存部に保存するようにしてもよい。
このようにすれば、過払い料金が生じても、それを表わす過払い料金情報が過払い料金情報保存部に保存されるので、例えば、ユーザが、次に印刷を行なった場合において、その課金に応じた精算を行う際に、保存してある過払い料金情報が表わす過払い料金分を使用することが可能となる。
上記印刷料金精算装置において、
前記システム制御部は、
前記精算料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、前記過払い料金情報保存部において、前記識別情報に対応する前記過払い料金情報が保存されている場合には、その過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させるようにしてもよい。
前記システム制御部は、
前記精算料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、前記過払い料金情報保存部において、前記識別情報に対応する前記過払い料金情報が保存されている場合には、その過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させるようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザは、印刷料金の精算時において、過去の過払い料金を用いて精算することができる。
上記印刷料金精算装置において、
前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得するようにしてもよい。
前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得するようにしてもよい。
このようにすれば、例えば、上記システム制御部は、上述のように、過払い料金情報を取得した識別情報と対応づけて保存することができる。
上記印刷料金精算装置において、
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であってもよい。
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であってもよい。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の印刷料金精算システムは、上記印刷料金精算装置と、管理サーバとがネットワークを介して接続される印刷料金精算システムであって、
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
前記印刷料金精算装置は、
前記管理サーバへ所定の情報を送信する送受信実行部を備え、
前記印刷料金精算装置の前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザが実際に前記印刷部に印刷させた場合において、それに基づき発生する印刷料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記印刷料金を減算して差額を算出し、
前記送受信実行部は、
算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を取得し、保存することを要旨とする。
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
前記印刷料金精算装置は、
前記管理サーバへ所定の情報を送信する送受信実行部を備え、
前記印刷料金精算装置の前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザが実際に前記印刷部に印刷させた場合において、それに基づき発生する印刷料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記印刷料金を減算して差額を算出し、
前記送受信実行部は、
算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を取得し、保存することを要旨とする。
上記印刷料金精算システムの構成によれば、過払い料金が生じても、それを表わす過払い料金情報が管理サーバに保存されるので、例えば、ユーザが、次に印刷を行なった場合において、その課金に応じた精算を行う際に、管理サーバから過払い料金情報を取得し、それが表す過払い料金分を精算時に使用することが可能となる。
上記印刷料金精算システムにおいて、
前記印刷料金精算装置の前記送受信実行部は、
前記管理サーバに、少なくとも前記識別情報に対応する前記過払い料金情報の送信要求を行ない、
前記管理サーバは、
前記送信要求に基づいて、少なくとも前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を前記印刷料金精算装置に送信し、
前記印刷料金精算装置の前記送受信実行部は、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を少なくとも受信し、
前記システム制御部は、
前記精算料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、受信した過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させるようにしてもよい。
前記印刷料金精算装置の前記送受信実行部は、
前記管理サーバに、少なくとも前記識別情報に対応する前記過払い料金情報の送信要求を行ない、
前記管理サーバは、
前記送信要求に基づいて、少なくとも前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を前記印刷料金精算装置に送信し、
前記印刷料金精算装置の前記送受信実行部は、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を少なくとも受信し、
前記システム制御部は、
前記精算料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、受信した過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させるようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザは、印刷料金の精算時において、管理サーバから取得した過去の過払い料金を用いて精算することができる。
上記印刷料金精算システムにおいて、
少なくとも前記管理サーバと前記ネットワークを介して接続され、第2の情報読み取り部を備え、前記ユーザに対する第2の課金を検知し、前記非接触型記憶媒体が前記第2の情報読み取り部にかざされることにより、前記第2の課金に応じた第2の精算料金の精算を行なう料金精算装置を備え、
前記料金精算装置は、
前記第2の課金に応じた前記第2の精算料金の前記精算を行なう場合には、
前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記第2の情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得し、
前記管理サーバに、少なくとも前記識別情報に対応する前記過払い料金情報の送信要求を行ない、
前記管理サーバは、
前記送信要求に基づいて、少なくとも前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を前記料金精算装置に送信し、
前記料金精算装置は、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を少なくとも受信し、
前記第2の精算料金の前記精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記第2の情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記第2の精算料金分を、受信した過払い料金情報が表わす過払い料金から減算させるようにしてもよい。
少なくとも前記管理サーバと前記ネットワークを介して接続され、第2の情報読み取り部を備え、前記ユーザに対する第2の課金を検知し、前記非接触型記憶媒体が前記第2の情報読み取り部にかざされることにより、前記第2の課金に応じた第2の精算料金の精算を行なう料金精算装置を備え、
前記料金精算装置は、
前記第2の課金に応じた前記第2の精算料金の前記精算を行なう場合には、
前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記第2の情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得し、
前記管理サーバに、少なくとも前記識別情報に対応する前記過払い料金情報の送信要求を行ない、
前記管理サーバは、
前記送信要求に基づいて、少なくとも前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を前記料金精算装置に送信し、
前記料金精算装置は、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を少なくとも受信し、
前記第2の精算料金の前記精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記第2の情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記第2の精算料金分を、受信した過払い料金情報が表わす過払い料金から減算させるようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザは、上記印刷料金精算装置の精算時に発生した過払い料金を、上記料金精算装置の精算時に使用することができる。
上記印刷料金精算システムにおいて、
前記印刷料金精算装置の前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得するようにしてもよい。
前記印刷料金精算装置の前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得するようにしてもよい。
このようにすれば、例えば、上記送受信実行部は、上述のように、過払い料金情報を取得した識別情報と対応づけて管理サーバに送信することができる。
上記印刷料金精算システムにおいて、
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であってもよい。
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であってもよい。
なお、本発明は、上記した装置発明の態様に限ることなく、料金精算方法や印刷料金精算方法発明としての態様で実現することも可能である。さらには、それら方法や装置を構築するためのコンピュータプログラムとしての態様や、そのようなコンピュータプログラムを記録した記録媒体としての態様や、上記コンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など、種々の態様で実現することも可能である。
また、本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、上記装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき次の順序で説明する。
A.第1の実施例:
A1.システム概要:
A2.各部の機能:
A3.第1の印刷および料金精算処理:
A4.実施例の効果:
B.第2の実施例:
B1.システム概要:
B2.各部の機能:
B3.第2の印刷および料金精算処理:
B4.実施例の効果:
C.変形例:
A.第1の実施例:
A1.システム概要:
A2.各部の機能:
A3.第1の印刷および料金精算処理:
A4.実施例の効果:
B.第2の実施例:
B1.システム概要:
B2.各部の機能:
B3.第2の印刷および料金精算処理:
B4.実施例の効果:
C.変形例:
A.第1の実施例:
A1.システム概要:
図1は、本発明の一実施例としてのキャンパスプリントシステムCPS1の概要構成を示す説明図である。以下に、第1の実施例として、或る大学Mに構築されるキャンパスプリントシステムCPS1について説明する。このキャンパスプリントシステムCPS1は、大学Mの学生(以下、単に学生と呼ぶ。)が、大学M内で印刷およびその精算を行なうための印刷および精算システムである。このキャンパスプリントシステムCPS1は、大学M内に設置される複数の学生用のパーソナルコンピュータ(PC)(以下、クライアントCLと呼ぶ。)と、大学M内に設置される複数のプリントシステムPSと、複数のチャージャCGとを備える。これらの装置のうち、クライアントCLとプリントシステムPSのプリンタサーバPSVとがローカルエリアネットワークLAN1を介して接続されている。なお、図1には、複数のクライアントCLのうち、クライアントCL1とクライアントCL2のみが、複数のプリントシステムPSのうち、学生ラウンジにあるプリントシステムPS1と図書館にあるプリントシステムPS2のみが、複数あるチャージャCGのうち、チャージャCG1のみが、それぞれ示されている。この他、プリントシステムPSおよびチャージャCGは、学生が集まる他の施設(例えば、図書館。)等に設置されているが、本実施例では、省略している。
A1.システム概要:
図1は、本発明の一実施例としてのキャンパスプリントシステムCPS1の概要構成を示す説明図である。以下に、第1の実施例として、或る大学Mに構築されるキャンパスプリントシステムCPS1について説明する。このキャンパスプリントシステムCPS1は、大学Mの学生(以下、単に学生と呼ぶ。)が、大学M内で印刷およびその精算を行なうための印刷および精算システムである。このキャンパスプリントシステムCPS1は、大学M内に設置される複数の学生用のパーソナルコンピュータ(PC)(以下、クライアントCLと呼ぶ。)と、大学M内に設置される複数のプリントシステムPSと、複数のチャージャCGとを備える。これらの装置のうち、クライアントCLとプリントシステムPSのプリンタサーバPSVとがローカルエリアネットワークLAN1を介して接続されている。なお、図1には、複数のクライアントCLのうち、クライアントCL1とクライアントCL2のみが、複数のプリントシステムPSのうち、学生ラウンジにあるプリントシステムPS1と図書館にあるプリントシステムPS2のみが、複数あるチャージャCGのうち、チャージャCG1のみが、それぞれ示されている。この他、プリントシステムPSおよびチャージャCGは、学生が集まる他の施設(例えば、図書館。)等に設置されているが、本実施例では、省略している。
上述のネットワークに接続されている各プリンタサーバPSVと各クライアントCL間の通信は、TCP/IPをベースとしており、各装置には、それぞれ、IPアドレスが予め固定で割り振られている。そして、発信元の装置から発信された通信データには、発信元の装置のIPアドレス(発信元IPアドレス)と、送信先の装置のIPアドレス(送信先IPアドレス)とが含まれており、この通信データは、送信先IPアドレスに従って、そのIPアドレスを有する装置に送信される。このようにして、各装置間の通信は行なわれる。
A2.各部の機能:
本発明の特徴部分である各プリントシステムPSは、それぞれ同様の構成となっており、プリンタサーバPSVと、カードリーダCRと、タッチパネルTPと、プリンタPRTとをそれぞれ備えている。また、カードリーダCR、タッチパネルTP、およびプリンタPRTは、それぞれプリンタサーバPSVと接続されている。
本発明の特徴部分である各プリントシステムPSは、それぞれ同様の構成となっており、プリンタサーバPSVと、カードリーダCRと、タッチパネルTPと、プリンタPRTとをそれぞれ備えている。また、カードリーダCR、タッチパネルTP、およびプリンタPRTは、それぞれプリンタサーバPSVと接続されている。
図2は、本実施例におけるプリントシステムPS1および管理サーバMSVの構成を示す説明図である。上述したように、各プリントシステムPSの構成は同様となっているので、代表してプリントシステムPS1の各機能について説明する。
プリンタサーバPSV1は、図2に示すように、CPU100と、メモリ400と、ネットワークI/F200と、デバイスI/F300とを備えている。
デバイスI/F300は、タッチパネルTP1、カードリーダCR1、およびプリンタPRT1とのデバイスインタフェースであり、これらの機器と種々のデータのやりとりを行なう。
ネットワークI/F200は、ネットワーク通信を行うための通信インタフェースであり、ローカルエリアネットワークLAN1を介して各クライアントCL若しくは管理サーバMSVとの通信を行う。
CPU100は、所定のメモリ(図示せず)から、所定のアプリケーションプログラムを読み出し実行することにより、図2に示すように、システム制御部110として機能する。
システム制御部110は、タッチパネルTP1、カードリーダCR1およびプリンタPRT1を制御し、後述の第1の印刷および料金精算処理を行なう。この処理におけるシステム制御部110の各制御の詳細は、後述する。また、システム制御部110は、送受信実行部120を備え、その制御を行なう。
送受信実行部120は、各クライアントCLからの印刷ジョブを受信する。
送受信実行部120は、各クライアントCLからの印刷ジョブを受信する。
メモリ400は、印刷料金算出用テーブル保存部405と、印刷料金情報保存部410と、カード情報保存部420と、過払い料金情報テーブル430と、印刷ジョブ保存部440と、使用可能電子マネー情報保存部450と、精算料金情報保存部460とを備えている。
印刷料金算出用テーブル保存部405には、印刷料金算出用テーブルが予め保存してある。この印刷料金算出用テーブルは、印刷面数、用紙サイズ、およびカラーかモノクロかを表わす情報(以下、カラー/モノクロ情報と呼ぶ。)等に対応する印刷料金を表わすテーブルである。
印刷料金情報保存部410は、印刷結果に基づく印刷料金を表わす印刷料金情報を保存する。カード情報保存部420は、非接触型電子マネーカードECから取得された、学籍番号情報、氏名情報、および電子マネー情報を保存する。過払い料金情報テーブル430は、後述の過払い料金情報テーブルを保存する。印刷ジョブ保存部440は、クライアントCLから送信されてくる印刷ジョブを保存する。使用可能電子マネー情報保存部450は、後述する使用可能電子マネー情報を保存する。精算料金情報保存部460は、後述の精算料金情報を保存する。
プリンタPRT1は、プリンタサーバPSV1から送信されてくる印刷ジョブを印刷する。また、プリンタPRT1は、印刷が正常に終了すると、その印刷における総印刷面数や、用紙サイズ、カラー/モノクロ情報などの印刷の結果得られる印刷結果情報をプリンタサーバPSV1に送信する。
タッチパネルTP1は、印刷を行なう学生の学籍番号情報、氏名情報と共に印刷ジョブリストを表示したり、学生に印刷料金の精算要求を表わす表示を行なったりする。また、タッチパネルTP1は、学生によって画面にタッチされることにより、印刷ジョブを選択し、印刷実行指示を受け付ける。これらの機能の詳細は、後述する。
図3は、本実施例における非接触型電子マネーカードECおよびカードリーダCR1の機能を示す説明図である。
本実施例における非接触型電子マネーカードECは、大学Mから配布されたものであり、電子回路(図示せず)と、メモリ(図示せず)とを備えている。このメモリには、所有する学生の学籍番号情報、氏名情報、および電子マネー情報が記憶されており、学籍番号情報および氏名情報は、予め記憶されている。このメモリにおける電子マネー情報は、所定のチャージャCGで、入金した金額に対応する価値の電子マネー分が加算されて記憶されたり、後述する第1の印刷および料金精算処理でカードリーダCR1にかざされると、所定の電子マネー分が減算されて記憶される。
カードリーダCR1は、図3に示すように、非接触型電子マネーカードECの情報を読み取るカード情報読み取り部50を備えている。この情報読み取り部50は、非接触型電子マネーカードECがかざされると、その非接触型電子マネーカードECに記憶された学籍番号情報、氏名情報、および電子マネー情報を読み取ることができる。この読み取り動作についての詳細は、後述する。
チャージャCGは、お金を入金することが可能となっており、入金されたお金に対応する価値の電子マネーを非接触型電子マネーカードECに補充する。例えば、チャージャCGは学生により、チャージャCGに1000円の入金があると、非接触型電子マネーカードECに1000円分の電子マネーを補充する。
なお、プリンタサーバPSVは、この他、コンピュータが備える種々の一般的な構成を備えるが、説明の便宜上省略されている。
A3.第1の印刷および料金精算処理:
本実施例のキャンパスプリントシステムCPS1では、学生が、所定のクライアントCLにログインし、そのクライアントCLに予め登録されているプリンタサーバPSVの中から所望するプリンタサーバPSVを選択し、印刷ジョブを送信する。その後、学生は、送信先のプリンタサーバPSVの設置されている場所まで行き、非接触型電子マネーカードECをプリンタサーバPSVに接続されるカードリーダCRにかざすことで自己の認証を行なう。そして、学生は、プリンタサーバPSVに接続されるタッチパネルTPにおいて自分が送信した印刷ジョブのうち所望の印刷ジョブを選択し、それらの印刷実行を要求する。そうすると、プリンタサーバPSVにより、選択した印刷ジョブに基づき、課金がなされるので、学生は、その課金に応じて料金精算を行なう。その後、プリンタPRTにおいて、選択した印刷ジョブの印刷が行なわれ、学生は、選択した印刷ジョブに対応する印刷物を得ることができるようになっている。このように学生が印刷および料金精算を行なう場合において、各装置の動作、機能について以下に説明する。
本実施例のキャンパスプリントシステムCPS1では、学生が、所定のクライアントCLにログインし、そのクライアントCLに予め登録されているプリンタサーバPSVの中から所望するプリンタサーバPSVを選択し、印刷ジョブを送信する。その後、学生は、送信先のプリンタサーバPSVの設置されている場所まで行き、非接触型電子マネーカードECをプリンタサーバPSVに接続されるカードリーダCRにかざすことで自己の認証を行なう。そして、学生は、プリンタサーバPSVに接続されるタッチパネルTPにおいて自分が送信した印刷ジョブのうち所望の印刷ジョブを選択し、それらの印刷実行を要求する。そうすると、プリンタサーバPSVにより、選択した印刷ジョブに基づき、課金がなされるので、学生は、その課金に応じて料金精算を行なう。その後、プリンタPRTにおいて、選択した印刷ジョブの印刷が行なわれ、学生は、選択した印刷ジョブに対応する印刷物を得ることができるようになっている。このように学生が印刷および料金精算を行なう場合において、各装置の動作、機能について以下に説明する。
各クライアントCLには、予めローカルエリアネットワークLAN1に接続される複数のプリンタサーバPSVが登録されている。各クライアントCLは、学生により、ログイン名としての学籍番号と、予め定められたパスワードが入力されると、その学生に対してログインを許可し、入力された学籍番号を学籍番号情報として保存する。そして、各クライアントCLは、ログイン許可後、予め備えられる管理テーブル(図示せず)から上記学籍番号に基づく学生の氏名情報を取得し、氏名情報として保存する。各クライアントCLは、学生により印刷ジョブの送信先としてプリンタサーバPSVが指定され、印刷ジョブの送信指示がなされると、その印刷ジョブのヘッダに、ログインした学生に対応する学籍番号情報および氏名情報を添付して、指定されたプリンタサーバPSVに送信する。
一方、プリンタサーバPSVは、各学生から送信されてくる印刷ジョブを受信し、印刷ジョブ保存部440に保存する。そして、プリンタサーバPSVは、以下に示す第1の印刷および料金精算処理を行なう。以下では、各プリンタサーバPSVのうち、代表してプリンタサーバPSV1が行なう第1の印刷および料金精算処理について説明する。
図4および図5は、本実施例におけるプリンタサーバPSV1が行なう第1の印刷および料金精算処理を示すフローチャートである。
まず、図4に示すように、プリンタサーバPSV1のシステム制御部110は、所定の学生により非接触型電子マネーカードECがカードリーダCR1にかざされたかどうかを判断する(ステップS10)。システム制御部110は、学生により非接触型電子マネーカードECがカードリーダCR1にかざされていない場合には(ステップS10:NO)、待機する。
まず、図4に示すように、プリンタサーバPSV1のシステム制御部110は、所定の学生により非接触型電子マネーカードECがカードリーダCR1にかざされたかどうかを判断する(ステップS10)。システム制御部110は、学生により非接触型電子マネーカードECがカードリーダCR1にかざされていない場合には(ステップS10:NO)、待機する。
システム制御部110は、所定の学生(この学生を以下では、学生Xと呼ぶ。)により非接触型電子マネーカードECがカードリーダCR1にかざされた場合には(ステップS10:YES)、その非接触型電子マネーカードECに記憶された学生Xの電子マネー情報、学籍番号情報および氏名情報を、カードリーダCR1を介して取得し、カード情報保存部420に保存する(ステップS20)。具体的には、非接触型電子マネーカードECがカードリーダCR1のカード情報読み取り部50(図3)にかざされると、カード情報読み取り部50は特定の周波数の電波を発信する。一方、上述した非接触型電子マネーカードECの電子回路は、この電波を受信し、これを駆動力として、メモリに記憶された学籍番号情報、氏名情報、および電子マネー情報をカードリーダCR1へ送信する。他方、カード情報読み取り部50は、非接触型電子マネーカードECから送信された学籍番号情報、氏名情報、および電子マネー情報を受信し、さらに、これをプリンタサーバPSV1へ送信する。このようにして、システム制御部110は、非接触型電子マネーカードECの各情報を、カードリーダCR1を介して取得し、保存することができる。なお、このような非接触型電子マネーカードECとしては、例えば、FeliCa(ソニー株式会社の登録商標)などがある。
図6は、本実施例における過払い料金情報テーブルを示す説明図である。この過払い料金情報テーブルは、過去に、学生が印刷料金について精算料金を多く払いすぎた過払い料金を表すテーブルであり、過払い料金が、誰の過払い料金であるかわかるように学籍番号情報と対応づけられて記憶されている。
システム制御部110は、カード情報保存部420に保存した学生Xの電子マネー情報と、過去に過払い料金がある場合には、過払い料金情報テーブル430に保存される過払い料金情報テーブルから学生Xに対応する過払い料金情報とを取得し、それらを合計し、それを使用可能な電子マネー情報(以下、使用可能電子マネー情報と呼ぶ。)として使用可能電子マネー情報保存部450に保存する(ステップS30)。なお、システム制御部110は、過払い料金情報テーブル430に保存される過払い料金情報テーブルから学生Xに対応する過払い料金情報を取得する場合には、まず、学生Xの学籍番号情報をカード情報保存部420から取得し、次に、過払い料金情報テーブルにおいて、取得した学籍番号情報に対応する学籍番号があるかどうかを検索し、それがある場合には、その学籍番号に対応する過払い料金を取得する。システム制御部110は、検索の結果、学籍番号がない場合には、過去に過払い料金がないと判断し、カード情報保存部420に保存した電子マネー情報のみを使用可能電子マネー情報とする。
続いて、システム制御部110は、印刷ジョブ保存部440に保存されている各印刷ジョブに添付されている学籍番号情報の中から、カード情報保存部420に保存した学生Xの学籍番号情報と一致する学籍番号情報を検索し、一致した学籍番号情報の添付されている印刷ジョブをリストアップする(ステップS40)。なお、システム制御部110は、印刷ジョブ保存部440に保存されている各印刷ジョブに添付されている氏名情報の中から、カード情報保存部420に保存した学生Xの氏名情報と一致する氏名情報を検索し、一致した氏名情報の添付されている印刷ジョブをリストアップするようにしてもよい。
システム制御部110は、リストアップした各印刷ジョブの印刷予測料金を算出し、印刷ジョブリストrstを作成する(ステップS50)。この印刷ジョブリストrstは、各印刷ジョブに対応する、印刷予測料金欄と、印刷ジョブの選択可否を表わす選択可否欄とを備える。具体的には、システム制御部110は、リストアップした各印刷ジョブにおいて、その印刷ジョブを印刷した場合に予測される総印刷面数や、学生により印刷ジョブ送信時に決められた用紙サイズおよびカラー/モノクロ情報などから印刷にかかる料金をそれぞれ予測し、それらを印刷予測料金として印刷ジョブリストrstの印刷予測料金欄にそれぞれ記載する。
システム制御部110は、作成した印刷ジョブリストrstと、カード情報保存部420に保存した学生Xの学籍番号情報、氏名情報、および電子マネー情報とに基づいて、印刷ジョブリスト選択画面Qを作成し、以下の図7に示すように、タッチパネルTP1に表示させる(ステップS60)。
図7は、本実施例におけるタッチパネルTP1に表示される印刷ジョブリスト選択画面Qを説明するための図である。この図7に示す印刷ジョブリスト選択画面Qは、上方に学籍番号情報、氏名情報および電子マネー情報を示し、略中央に印刷ジョブリストrstを示している。また、印刷ジョブリスト選択画面Qは、下方に印刷実行要求ボタンBT1を備え、印刷ジョブリストrstと印刷実行要求ボタンBT1との間に印刷予測料金合計欄を備えている。さらに、印刷ジョブリスト選択画面Qは、印刷ジョブリストrstの各印刷ジョブの表示部分を、ボタン(以下、印刷ジョブボタンBT2と呼ぶ。)に形成している。印刷ジョブリストrstにおける選択可否欄は、「○」が表示されれば、対応する印刷ジョブが印刷予定の印刷ジョブとして選択されていることを示し、「−」が表示されれば、印刷予定の印刷ジョブとして選択されてないことを示す。この選択可否欄において、選択可否欄に「○」が表示されている状態で、学生Xにより印刷ジョブボタンBT2が押されると、「○」に代えて「−」が表示され、選択可否欄に「−」が表示されている状態で、学生Xにより印刷ジョブボタンBT2が押されると、「−」に代えて「○」が表示されるようになっている。また、印刷ジョブリストrstは、白抜きで表示される部分(以下、白抜き部分と呼ぶ。)と、グレイアウトで表示される部分(以下、グレイアウト部分と呼ぶ。)とに分けられる。白抜き部分の印刷ジョブは、学生Xがそれを選択できるようになっていることを示し、グレイアウト部分の印刷ジョブは、学生Xがそれを選択できないようになっていることを示す。デフォルトでは、白抜き部分の印刷ジョブは、すべて選択された状態(すなわち、選択可否欄がすべて「○」)となっている。白抜き部分の印刷ジョブの印刷予測料金の合計は、表示されている電子マネー情報が表わす電子マネー(以下、表示電子マネーと呼ぶ。)を超えないように設定されており、印刷予測料金合計欄には、白抜き部分の印刷ジョブ(すなわち、学生Xに選択されている印刷ジョブ)の印刷予測料金の合計(以下、印刷予測料金合計と呼ぶ。)が記載される。
ところで、学生Xにより白抜き部分の所定の印刷ジョブの選択が解除された場合には、その選択が解除された印刷ジョブの印刷予測金額相当分、印刷予測金額の合計が減少する。この場合に、減少した印刷予測金額合計と、グレイアウト部分における或る印刷ジョブの印刷予測金額との合計が、表示電子マネーを超えない場合には、そのグレイアウト部分の印刷ジョブのグレイアウト表示を解除し、学生Xがその印刷ジョブを選択可能となるようにする。例えば、図6に示すように、白抜き部分において、印刷ジョブA〜Dが印刷予定の印刷ジョブとして選択されている場合に、学生Xにより印刷ジョブAおよび印刷ジョブDの選択が解除されると、他の選択されている印刷ジョブの印刷予測金額合計が、印刷ジョブB,Cの印刷予測金額の合計である460円となる。この場合に、この印刷予測金額合計(460円)と、グレイアウト部分における印刷ジョブEの印刷予測金額1100円との合計は、1560円であり、これは、表示電子マネー(1600円)を超えないので、印刷ジョブEのグレイアウトを解除し、学生Xがその印刷ジョブを選択できるようにする。
続いて、システム制御部110は、学生Xにより上述のごとく印刷ジョブが選択され、印刷実行要求ボタンBT1が押されたかどうかを判断する(ステップS70)。印刷実行要求ボタンBT1が押されていない場合には、待機する(ステップS70:NO)。
図8は、本実施例におけるタッチパネルTP1に表示される料金精算要求画面Rを説明するための図である。
続いて、システム制御部110は、学生Xにより上述のごとく印刷ジョブが選択され、印刷実行要求ボタンBT1が押されると(ステップS70:YES)、各印刷ジョブの印刷予測料金に基づき、学生Xに対して料金精算要求を行なう(ステップS80)。具体的には、システム制御部110は、印刷実行要求ボタンBT1が押された際に、印刷予測料金合計欄に示される印刷予測料金の合計(すなわち、学生Xにより選択された印刷ジョブの印刷予測料金合計)を精算すべき印刷料金(以下では、精算料金と呼ぶ。)として、学生Xに料金精算要求する料金精算要求画面Rを作成する。そして、システム制御部110は、図8に示すように、作成した料金精算要求画面RをタッチパネルTP1に表示させる。この料金精算要求画面Rには、略中央に、精算料金が示されている。また、この料金精算要求画面Rには、その上方に、印刷ジョブリスト選択画面Qと同様に、学籍番号情報、氏名情報、および電子マネー情報が示されている。さらに、料金精算要求画面Rには、非接触型電子マネーカードECをかざして料金精算を行なうことができるタイムリミットまでの残り時間も示されている。
続いて、システム制御部110は、学生Xにより上述のごとく印刷ジョブが選択され、印刷実行要求ボタンBT1が押されると(ステップS70:YES)、各印刷ジョブの印刷予測料金に基づき、学生Xに対して料金精算要求を行なう(ステップS80)。具体的には、システム制御部110は、印刷実行要求ボタンBT1が押された際に、印刷予測料金合計欄に示される印刷予測料金の合計(すなわち、学生Xにより選択された印刷ジョブの印刷予測料金合計)を精算すべき印刷料金(以下では、精算料金と呼ぶ。)として、学生Xに料金精算要求する料金精算要求画面Rを作成する。そして、システム制御部110は、図8に示すように、作成した料金精算要求画面RをタッチパネルTP1に表示させる。この料金精算要求画面Rには、略中央に、精算料金が示されている。また、この料金精算要求画面Rには、その上方に、印刷ジョブリスト選択画面Qと同様に、学籍番号情報、氏名情報、および電子マネー情報が示されている。さらに、料金精算要求画面Rには、非接触型電子マネーカードECをかざして料金精算を行なうことができるタイムリミットまでの残り時間も示されている。
システム制御部110は、タッチパネルTP1に料金精算要求画面Rを表示後、図5に示すように、10分以内に学生Xの非接触型電子マネーカードECがカードリーダCR1にかざされたかどうか、を判断する(ステップS90)。なお、非接触型電子マネーカードECがかざされた場合に、その非接触型電子マネーカードECが学生Xの非接触型電子マネーカードECであるかどうかの判断は、かざされた非接触型電子マネーカードECから学籍番号情報を取得し、取得した学籍番号情報が表わす学籍番号と、カード情報保存部420に保存された学籍番号情報が表わす学籍番号とを比較し、それらが一致した場合に、かざされた非接触型電子マネーカードECが学生Xの非接触型電子マネーカードECであると判断する。また、この処理では、10分以内に限られず、管理者が定める任意の時間以内に、学生Xの非接触型電子マネーカードECがカードリーダCR1にかざされたかどうかを判断するようにしてもよい。
システム制御部110は、タッチパネルTP1に料金精算要求画面Rを表示後、10分以内に学生Xの非接触型電子マネーカードECがカードリーダCR1にかざされた場合には(ステップS90:YES)、過払い料金情報テーブル430に保存された過払い料金情報テーブルにおける過払い料金から、又は、カードリーダCR1を介して非接触型電子マネーカードECの電子マネー情報が表わす電子マネーから、精算料金分の料金又は電子マネーを減算させることにより、精算を完了させ、精算料金を精算料金情報として精算料金情報保存部460に保存する(ステップS100)。
具体的には、システム制御部110は、過払い料金情報テーブルにおいて、上述のステップ90の処理で取得した学生Xの学籍番号情報が表す学籍番号が記載されているかどうかを検索し、記載されている場合には、まず、その学籍番号に対応する過払い料金情報を取得し、精算料金分の料金をその過払い料金から減算する。この場合、システム制御部110は、精算料金より過払い料金の方が多い場合には、過払い料金からすべての精算料金を減算させ、精算を完了させる。一方、システム制御部110は、過払い料金より精算料金の方が多い場合には、すべての過払い料金を減算させ、次に、残りの精算料金分をかざされた非接触型電子マネーカードECの電子マネー情報が表わす電子マネーから減算させて、精算を完了させる。なお、システム制御部110は、上述のように、学生Xの学籍番号に対応する過払い料金情報を取得した場合には、過払い料金情報テーブルから、その過払い料金情報を削除する。システム制御部110は、精算後において、減算した過払い料金がまだ残っている場合には、残った過払い料金を学生Xの学籍番号情報と対応づけて、過払い料金情報テーブルに再度記載する。一方、システム制御部110は、過払い料金情報テーブルにおいて、上述のステップ90の処理で取得した学生Xの学籍番号情報が表す学籍番号が記載されているかどうかを検索し、記載されていない場合には、精算料金分をかざされた非接触型電子マネーカードECの電子マネー情報が表わす電子マネーのみから減算させて、精算を完了させる。
精算完了後、システム制御部110は、上述のステップS70の処理で印刷実行要求ボタンBT1が押された際に、学生Xにより選択された(すなわち、印刷ジョブリストrstの選択可否欄(図7)に「○」が表示されていた)印刷ジョブをプリンタPRT1に送信し、印刷を実行させる(ステップS110)。一方、プリンタPRT1は、印刷ジョブを受信すると、それを印刷する。そして、プリンタPRT1は、正常に印刷が完了した場合には、印刷結果情報をプリンタサーバPSV1に送信する。プリンタPRT1は、故障などで正常に印刷が完了しなかった場合には、プリンタサーバPSV1に印刷エラー情報を送信する。なお、プリンタPRT1は、印刷中に、学生により、プリンタPRT1が備えるキャンセルボタン(図示せず)が押された場合には、印刷を終了する。この場合、プリンタPRT1は、正常に印刷が完了したと判断し、キャンセルボタンが押されるまでの印刷結果情報をプリンタサーバPSV1に送信する。
システム制御部110は、印刷が正常に完了したかどうかを判断する(ステップS120)。システム制御部110は、プリンタPRT1から印刷結果情報を受信すると、印刷が正常に完了したと判断し(ステップS120:YES)、印刷料金算出用テーブル保存部405に保存してある印刷料金算出用テーブルと、受信した印刷結果情報とを対比させ、印刷料金を算出し(ステップ130)、それを印刷料金情報として印刷料金情報保存部410に保存する(ステップ150)。また、システム制御部110は、プリンタPRT1から印刷エラー情報を受信すると、正常に印刷が行なわれなかったと判断し(ステップS120:NO)、すなわち、印刷料金なしと判断し(ステップS140)、印刷料金を0円とする印刷料金情報を印刷料金情報保存部410に保存する(ステップ150)。
続いて、システム制御部110は、保存した精算料金情報が表す精算料金と、保存した印刷料金情報が表す印刷料金との差額を、新たな過払い料金として算出し、それを学生Xの学籍番号情報に対応づけて過払い料金情報テーブルに記載する(ステップ160)。なお、システム制御部110は、過払い料金情報テーブルにおいて、上述のステップS100の処理で、精算後に、残った過払い料金を学生Xの学籍番号情報と対応づけて、再度記載させている場合には、既に記載されている過払い料金情報の表す過払い料金に、新たな過払い料金を加え、その合計を新しい過払い料金として記載する。
システム制御部110は、ステップS160の処理が終了すると、第1の印刷および料金精算処理を終了する。
また、システム制御部110は、10分以内に学生Xの非接触型電子マネーカードECがかざされなかったと判断した場合には(ステップS90:NO)、精算料金に対する支払いがなかった(すなわち、未清算)と判断し(ステップS170)、この第1の印刷および料金精算処理を終了する。
A4.実施例の効果:
上記第1の印刷および料金精算処理において、プリンタサーバPSVは、学生が選択した印刷ジョブの印刷予測料金を算出し、その印刷ジョブを印刷実行する前に、算出した印刷予測料金に基づき学生に対して課金を行なっている。そして、プリンタサーバPSVは、学生によりその課金に応じた精算が終了後、印刷を実行するようにしている。このようにすれば、学生が選択した印刷ジョブに基づき印刷が行なわれた時には、既に精算が終了しているので、学生に対する課金に応じた精算料金の回収漏れを防止することができる。
上記第1の印刷および料金精算処理において、プリンタサーバPSVは、学生が選択した印刷ジョブの印刷予測料金を算出し、その印刷ジョブを印刷実行する前に、算出した印刷予測料金に基づき学生に対して課金を行なっている。そして、プリンタサーバPSVは、学生によりその課金に応じた精算が終了後、印刷を実行するようにしている。このようにすれば、学生が選択した印刷ジョブに基づき印刷が行なわれた時には、既に精算が終了しているので、学生に対する課金に応じた精算料金の回収漏れを防止することができる。
上記第1の印刷および料金精算処理において、プリンタサーバPSVは、精算料金と印刷料金との差額を過払い料金として、その過払い料金情報を過払い料金情報テーブルに記載するようにしている。このようにすれば、精算を行なう学生は、実際に生じた印刷料金よりも多く精算料金を支払った場合であっても、その多く支払った料金分を、過払い料金として、そのプリンタサーバPSVで次回の精算時に使用することができるので、不利益になることはない。
上記キャンパスプリントシステムCPS1では、タッチパネルTP1に表示される印刷ジョブリスト選択画面Qの印刷ジョブリストrst(図6)において、学生Xが選択可能である白抜き部分の印刷ジョブの印刷予測料金の合計は、表示電子マネーを超えないように設定されている。このようにすれば、学生Xが印刷を実行した際に生じる印刷料金が、使用可能電子マネー超えることを抑制することができる。
B.第2の実施例:
B1.システム概要:
次に、本発明における第2の実施例を説明する。
図9は、本発明の一実施例としてのキャンパスプリントシステムCPS2の概要構成を示す説明図である。本実施例のキャンパスプリントシステムCPS2は、図9に示すように、基本的に第1の実施例におけるキャンパスプリントシステムCPS1と同様の構成となっているが、第1の実施例におけるキャンパスプリントシステムCPS1と比べて、管理サーバMSVを備える点で、第1の実施例と異なる。本実施例のキャンパスプリントシステムCPS2における各プリンタサーバPSV'は、精算により過払い料金が生じると、その過払い料金を表わす過払い料金情報を管理サーバMSVに送信する。一方、管理サーバMSVは、各プリンタサーバPSV'から送信されてくる過払い料金情報を受信し、過払い料金情報テーブル(図6)に記載する。従って、過払い料金情報を取得する場合において、第1の実施例のプリンタサーバPSVは、それぞれのプリンタサーバPSV自身に保存された過払い料金情報テーブルから過払い料金情報を取得していたが、本実施例のプリンタサーバPSV'は、管理サーバMSVに問い合わせ、管理サーバMSVから過払い料金情報を取得している。以下では、このように第1の実施例と相違する点を中心に、本実施例を説明する。
B1.システム概要:
次に、本発明における第2の実施例を説明する。
図9は、本発明の一実施例としてのキャンパスプリントシステムCPS2の概要構成を示す説明図である。本実施例のキャンパスプリントシステムCPS2は、図9に示すように、基本的に第1の実施例におけるキャンパスプリントシステムCPS1と同様の構成となっているが、第1の実施例におけるキャンパスプリントシステムCPS1と比べて、管理サーバMSVを備える点で、第1の実施例と異なる。本実施例のキャンパスプリントシステムCPS2における各プリンタサーバPSV'は、精算により過払い料金が生じると、その過払い料金を表わす過払い料金情報を管理サーバMSVに送信する。一方、管理サーバMSVは、各プリンタサーバPSV'から送信されてくる過払い料金情報を受信し、過払い料金情報テーブル(図6)に記載する。従って、過払い料金情報を取得する場合において、第1の実施例のプリンタサーバPSVは、それぞれのプリンタサーバPSV自身に保存された過払い料金情報テーブルから過払い料金情報を取得していたが、本実施例のプリンタサーバPSV'は、管理サーバMSVに問い合わせ、管理サーバMSVから過払い料金情報を取得している。以下では、このように第1の実施例と相違する点を中心に、本実施例を説明する。
B2.各部の機能:
本実施例のキャンパスプリントシステムCPS2は、複数のプリントシステムPS'を備えており、それらプリントシステムPS'のうち代表してプリントシステムPS'1について説明する。
本実施例のキャンパスプリントシステムCPS2は、複数のプリントシステムPS'を備えており、それらプリントシステムPS'のうち代表してプリントシステムPS'1について説明する。
図10は、本実施例におけるプリントシステムPS'1および管理サーバMSVの構成を示す説明図である。
図10に示すように、本実施例におけるプリントシステムPS'1は、基本的には第1の実施例におけるプリントシステムPS1と同様の構成となっているが、プリンタサーバPSV1と比べて送受信実行部の機能が若干異なるプリンタサーバPSV'1を備えている。
図10に示すように、本実施例におけるプリントシステムPS'1は、基本的には第1の実施例におけるプリントシステムPS1と同様の構成となっているが、プリンタサーバPSV1と比べて送受信実行部の機能が若干異なるプリンタサーバPSV'1を備えている。
すなわち、本実施例におけるプリンタサーバPSV'1の送受信実行部125は、各クライアントCLからの印刷ジョブを受信するだけでなく、管理サーバMSVから過払い料金情報を取得し、それをメモリ400が備える過払い料金情報保存部435に保存したり、過払い料金情報保存部435に保存される過払い料金情報を、管理サーバMSVへ送信する。
管理サーバMSVは、図9に示すように、ローカルエリアネットワークLAN1に接続されている。これにより、管理サーバMSVは、本実施例の各プリントシステムPS'のプリンタサーバPSV'と通信可能となっている。
図10に示すように、管理サーバMSVは、CPU800と、メモリ900と、ネットワークI/F700とを備えている。
ネットワークI/F700は、ネットワーク通信を行うための通信インタフェースであり、ローカルエリアネットワークLAN1を介して各クライアントCL若しくは各プリンタサーバPSVとの通信を行う。
CPU800は、所定のメモリ(図示せず)から、所定のアプリケーションプログラムを読み出し実行することにより、図10に示すように、管理制御部810として機能する。
管理制御部810は、各プリンタサーバPSV'より送信されてくる過払い料金情報を受信し、それをメモリ900が備える過払い料金情報テーブル保存部910の過払い料金情報テーブルに記載する。この過払い料金情報テーブルは、図6に示す過払い料金情報テーブルと同様の機能を備えたテーブルであり、本実施例の各プリンタサーバにおいて、過去に印刷料金に対して精算料金を多く払いすぎた過払い料金を表すテーブルであり、過払い料金が、誰の過払い料金であるかわかるように学籍番号情報と対応づけられて記憶されている。また、管理制御部810は、プリンタサーバPSV'からの過払い料金情報の送信要求があると、過払い料金情報テーブルに基づいて、要求があったプリンタサーバPSV'へ過払い料金情報を送信する。
B3.第2の印刷および料金精算処理:
次に、プリンタサーバPSV'1が行なう第2の印刷および料金精算処理を説明する。
図11および図12は、本実施例におけるプリンタサーバPSV'1が行なう第2の印刷および料金精算処理を示すフローチャートである。この第2の印刷および精算料金処理は、第1の実施例の第1の印刷および料金精算処理(図4、図5:ステップS10〜ステップS170)において、ステップS20とステップS30の処理の間に、ステップS310〜ステップS330の処理を追加し、また、ステップS30およびステップS100の処理の代わりにそれぞれステップS340およびステップS350の処理を追加し、さらに、ステップS160の処理の代わりにステップS360およびステップS370の処理を追加している。この第2の印刷および料金精算処理において、第1の実施例における第1の印刷および料金精算処理と同様の処理についての説明は省略する。
次に、プリンタサーバPSV'1が行なう第2の印刷および料金精算処理を説明する。
図11および図12は、本実施例におけるプリンタサーバPSV'1が行なう第2の印刷および料金精算処理を示すフローチャートである。この第2の印刷および精算料金処理は、第1の実施例の第1の印刷および料金精算処理(図4、図5:ステップS10〜ステップS170)において、ステップS20とステップS30の処理の間に、ステップS310〜ステップS330の処理を追加し、また、ステップS30およびステップS100の処理の代わりにそれぞれステップS340およびステップS350の処理を追加し、さらに、ステップS160の処理の代わりにステップS360およびステップS370の処理を追加している。この第2の印刷および料金精算処理において、第1の実施例における第1の印刷および料金精算処理と同様の処理についての説明は省略する。
図11に示すように、システム制御部110が、非接触型電子マネーカードECに記憶された学生Xの電子マネー情報、学籍番号情報および氏名情報をカード情報保存部420に保存すると(ステップS20)、送受信実行部125は、管理サーバMSVへ保存した学籍番号情報に対応する過払い料金情報の問い合わせを行なう(ステップS310)。一方、管理サーバMSVは、プリンタサーバPSV'1から問い合わせがあると、過払い料金情報テーブル保存部910に保存された過払い料金情報テーブルにおいて、問い合わせのあった学籍番号情報を検索し、その学籍番号情報が記載されている場合には、その学籍番号情報対応する過払い料金情報を取得し、それをプリンタサーバPSV'1へ送信する。一方、管理サーバMSVは、問い合わせのあった学籍番号情報を検索し、その学籍番号情報が記載されていない場合には、その学籍番号情報に対応する過払い料金がないと判断し、過払い料金を0円とする過払い料金情報をプリンタサーバPSV'1へ送信する。
続いて、送受信実行部125は、管理サーバMSVから送信されてくる過払い料金情報を受信したかどうかを判断する(ステップS320)。受信していない場合は(ステップS320:NO)、待機する。
送受信実行部125は、管理サーバMSVから送信されてくる過払い料金情報を受信した場合には(ステップS320:YES)、受信した過払い料金情報を過払い料金情報保存部435に保存する(ステップS330)。
次に、システム制御部110は、カード情報保存部420に保存した学生Xの電子マネー情報と、過払い料金情報保存部435に保存される過払い料金情報を取得し、それらを合計し、それを使用可能電子マネー情報として使用可能電子マネー情報保存部450に保存する(ステップS340)。
また、システム制御部110は、タッチパネルTP1に料金精算要求画面Rを表示後、10分以内に学生Xの非接触型電子マネーカードECがカードリーダCR1にかざされた場合には(ステップS90:YES)、過払い料金情報保存部435に保存された過払い料金情報が表わす過払い料金から、又は、カードリーダCR1を介して非接触型電子マネーカードECの電子マネー情報が表わす電子マネーから、精算料金分の料金又は電子マネーを減算させることにより、精算を完了させ、精算料金を精算料金情報として精算料金情報保存部460に保存する(ステップS350)。
具体的には、システム制御部110は、まず、過払い料金情報保存部435から過払い料金情報を取得し、精算料金分の料金をその過払い料金から減算する。この場合、システム制御部110は、精算料金より過払い料金の方が多い場合には、過払い料金からすべての精算料金を減算させ、精算を完了させる。一方、システム制御部110は、過払い料金より精算料金の方が多い場合には、すべての過払い料金を減算させ、次に、残りの精算料金分をかざされた非接触型電子マネーカードECの電子マネー情報が表わす電子マネーから減算させて、精算を完了させる。なお、システム制御部110は、上述のように、過払い料金情報を取得した場合には、その過払い料金情報を過払い料金情報保存部435から削除する。システム制御部110は、精算後において、減算した過払い料金がまだ残っている場合には、残った過払い料金を学生Xの学籍番号情報と対応づけて、過払い料金情報保存部435に保存する。
また、システム制御部110は、印刷料金情報保存後(ステップS150)、保存した精算料金情報が表す精算料金と、保存した印刷料金情報が表す印刷料金との差額を、新たな過払い料金として算出し、それを学生Xの学籍番号情報に対応づけて過払い料金情報保存部435に保存する(ステップ360)。なお、システム制御部110は、上述のステップS350の処理で、精算後に残った過払い料金を、学生Xの学籍番号情報と対応づけて過払い料金情報保存部435に保存させている場合には、既に保存されている過払い料金情報の表す過払い料金に、新たな過払い料金を加え、その合計を新しい過払い料金として過払い料金情報保存部435に上書き保存する(ステップS360)。
次に、送受信実行部125は、過払い料金情報保存部435から学生Xの学籍番号情報と対応づけて保存される過払い料金情報を取得し、管理サーバMSVへ送信する(ステップS370)。一方、管理サーバMSVは、送信されてくる過払い料金情報を受信し、過払い料金情報テーブル保存部910に保存される過払い料金情報テーブルに、学生Xの学籍番号情報と対応づけて記載する。
なお、送受信実行部125は、管理サーバMSVへ過払い料金情報を送信後には、過払い料金情報保存部435に記憶された過払い料金情報を削除する。
以上のように、プリンタサーバPSV'1は、精算時に過払い料金が発生すると、それを過払い料金情報として、管理サーバMSVに送信している。同様に、他のプリンタサーバPSV'も、精算時に過払い料金が発生すると、それを学籍番号情報と対応づけて過払い料金情報として、管理サーバMSVに送信する。一方、管理サーバMSVは、これらの過払い料金情報を随時受信し、受信した過払い料金情報を過払い料金情報テーブルに反映し、過払い料金情報テーブルを更新している。
B4.実施例の効果:
上記第2の印刷および料金精算処理において、プリンタサーバPSV'1は、過払い料金が生じた場合には、それを学籍番号と対応づけて過払い料金情報保存部435に保存し、それを管理サーバMSVに送信している。一方、管理サーバMSVは、各プリンタサーバPSV'から送信されてくる過払い料金情報を、随時過払い料金情報テーブルに反映し、過払い料金情報テーブルを更新している。従って、この過払い料金情報テーブルは、常に各学生に対応する最新の過払い料金情報を表すことになる。このようにすれば、各プリンタサーバPSV'は、精算料金の精算時において、管理サーバMSVから過払い料金情報を取得する場合には、管理サーバMSVから最新の過払い料金情報を取得することができる。その結果、学生が所定のプリンタサーバPSV'で、精算料金の精算をした場合に、そのプリンタサーバPSV'は、管理サーバMSVから最新の過払い料金情報を取得し、それを料金の精算に使用することができる。言い換えれば、学生は、精算料金の精算時において、最新の過払い料金情報が表す過払い料金を、キャンパスプリントシステムCPS2に設置されたいずれのプリンタサーバPSV'においても使用することができる。
上記第2の印刷および料金精算処理において、プリンタサーバPSV'1は、過払い料金が生じた場合には、それを学籍番号と対応づけて過払い料金情報保存部435に保存し、それを管理サーバMSVに送信している。一方、管理サーバMSVは、各プリンタサーバPSV'から送信されてくる過払い料金情報を、随時過払い料金情報テーブルに反映し、過払い料金情報テーブルを更新している。従って、この過払い料金情報テーブルは、常に各学生に対応する最新の過払い料金情報を表すことになる。このようにすれば、各プリンタサーバPSV'は、精算料金の精算時において、管理サーバMSVから過払い料金情報を取得する場合には、管理サーバMSVから最新の過払い料金情報を取得することができる。その結果、学生が所定のプリンタサーバPSV'で、精算料金の精算をした場合に、そのプリンタサーバPSV'は、管理サーバMSVから最新の過払い料金情報を取得し、それを料金の精算に使用することができる。言い換えれば、学生は、精算料金の精算時において、最新の過払い料金情報が表す過払い料金を、キャンパスプリントシステムCPS2に設置されたいずれのプリンタサーバPSV'においても使用することができる。
C.変形例:
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
C1.変形例1:
上記第2の実施例のキャンパスプリントシステムCPS2において、プリントシステムPS'1とは別の料金精算装置であって、非接触型電子マネーカードECを用いて料金精算を行なう料金精算装置(図示せず、以下、料金精算装置Yと呼ぶ。)がローカルエリアネットワークLAN1に接続されていてもよい。この料金精算装置Yとしては、例えば、清涼飲料水や所定の発行物等を販売する自動販売機などが考えられる。この場合、料金精算装置Yは、少なくとも、非接触型電子マネーカードECの電子マネー情報や学籍番号情報などを読み取るカードリーダ(図示せず、以下、カードリーダZと呼ぶ。)と、所定の課金を検知する検知部(図示せず)と、ローカルエリアネットワークLAN1を介して管理サーバMSVから過払い料金情報テーブルを取得するテーブル取得部(図示せず)とを備えている。そして、料金精算装置Yは、検知部が課金を検知すると、上述の実施例のごとく、カードリーダZを介して課金に応じた精算を行なう。料金精算装置Yは、この際、テーブル取得部に過払い料金情報テーブルを取得させ、また、非接触型電子マネーカードECからカードリーダZを介して学籍番号情報を取得する。料金精算装置Yは、取得した過払い料金情報テーブルにおいて、取得した学籍番号情報に対応する過払い料金があるかどうかを検証する。そして、料金精算装置Yは、過払い料金がある場合には、過払い料金を精算料金に使用する。このようにすれば、プリントシステムPS'1で印刷および精算を行なった学生は、実際に生じた印刷料金よりも多く精算料金を支払った場合であっても、その多く支払った料金分を、過払い料金として、料金精算装置Yにおける精算時に使用することができる。
上記第2の実施例のキャンパスプリントシステムCPS2において、プリントシステムPS'1とは別の料金精算装置であって、非接触型電子マネーカードECを用いて料金精算を行なう料金精算装置(図示せず、以下、料金精算装置Yと呼ぶ。)がローカルエリアネットワークLAN1に接続されていてもよい。この料金精算装置Yとしては、例えば、清涼飲料水や所定の発行物等を販売する自動販売機などが考えられる。この場合、料金精算装置Yは、少なくとも、非接触型電子マネーカードECの電子マネー情報や学籍番号情報などを読み取るカードリーダ(図示せず、以下、カードリーダZと呼ぶ。)と、所定の課金を検知する検知部(図示せず)と、ローカルエリアネットワークLAN1を介して管理サーバMSVから過払い料金情報テーブルを取得するテーブル取得部(図示せず)とを備えている。そして、料金精算装置Yは、検知部が課金を検知すると、上述の実施例のごとく、カードリーダZを介して課金に応じた精算を行なう。料金精算装置Yは、この際、テーブル取得部に過払い料金情報テーブルを取得させ、また、非接触型電子マネーカードECからカードリーダZを介して学籍番号情報を取得する。料金精算装置Yは、取得した過払い料金情報テーブルにおいて、取得した学籍番号情報に対応する過払い料金があるかどうかを検証する。そして、料金精算装置Yは、過払い料金がある場合には、過払い料金を精算料金に使用する。このようにすれば、プリントシステムPS'1で印刷および精算を行なった学生は、実際に生じた印刷料金よりも多く精算料金を支払った場合であっても、その多く支払った料金分を、過払い料金として、料金精算装置Yにおける精算時に使用することができる。
C2.変形例2:
上記実施例では、上述の印刷および精算システムを、大学M内におけるキャンパスプリントシステムとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、上記印刷および精算システムを、企業などの組織などで用いてもよい。このようにしても、本実施例と同様の効果を奏することができる。
上記実施例では、上述の印刷および精算システムを、大学M内におけるキャンパスプリントシステムとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、上記印刷および精算システムを、企業などの組織などで用いてもよい。このようにしても、本実施例と同様の効果を奏することができる。
C3.変形例3:
上記実施例のキャンパスプリントシステムCPS1において、印刷ジョブに基づく印刷行為に対して料金を精算するシステムとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、発行機(図示せず)が証明書等の所定の発行物を発行する行為に対して料金を精算するようなシステムに用いてもよい。また、コピー機が所定の複写物を印刷する行為に対して料金を精算するようなシステムに用いてもよい。このようにしても、本実施例と同様の効果を奏することができる。
上記実施例のキャンパスプリントシステムCPS1において、印刷ジョブに基づく印刷行為に対して料金を精算するシステムとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、発行機(図示せず)が証明書等の所定の発行物を発行する行為に対して料金を精算するようなシステムに用いてもよい。また、コピー機が所定の複写物を印刷する行為に対して料金を精算するようなシステムに用いてもよい。このようにしても、本実施例と同様の効果を奏することができる。
C4.変形例4:
上記実施例では、システム制御部110は、印刷物に対する料金の精算を学生Xに要求するため、タッチパネルTP1に料金精算要求画面Rを表示させるようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、プリンタサーバPSVは、所定の音声を発生する音声発生部(図示せず)を備え、システム制御部110は、その音声発生部を制御して、音声で印刷物に対する料金の精算を学生Xに要求するようにしてもよい。この場合、音声発生部は、例えば、「学籍番号が1234321、氏名が山田太郎さん、印刷料金は、1560円になります。この料金を精算のため、非接触型電子マネーカードECをカードリーダCRにかざしてください。」等の音声を繰り返し発声して、学生Xに料金精算を要求する。このようにしても、本実施例と同様の効果をそうすることができる。
上記実施例では、システム制御部110は、印刷物に対する料金の精算を学生Xに要求するため、タッチパネルTP1に料金精算要求画面Rを表示させるようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、プリンタサーバPSVは、所定の音声を発生する音声発生部(図示せず)を備え、システム制御部110は、その音声発生部を制御して、音声で印刷物に対する料金の精算を学生Xに要求するようにしてもよい。この場合、音声発生部は、例えば、「学籍番号が1234321、氏名が山田太郎さん、印刷料金は、1560円になります。この料金を精算のため、非接触型電子マネーカードECをカードリーダCRにかざしてください。」等の音声を繰り返し発声して、学生Xに料金精算を要求する。このようにしても、本実施例と同様の効果をそうすることができる。
C5.変形例5:
上記実施例において、第1又は第2の印刷および料金精算処理で、システム制御部110は、精算時において、学生を特定するための学籍番号情報を用いて、過払い料金をその学籍番号情報に対応する学生に還元するようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、学生を特定するための情報として氏名情報や所定のユーザIDを用いて、過払い料金をその氏名情報や所定のユーザIDに対応する学生に還元するようにしてもよい。例えば、ユーザIDを用いる場合には、予め非接触型電子マネーカードECにユーザIDを記憶させておく。また、過払い料金情報をユーザIDに対応づけて過払い料金情報テーブルに記載しておく。そして、システム制御部110は、精算時において、非接触型電子マネーカードECからユーザIDを取得し、上記過払い料金情報テーブルから取得したユーザIDに対応する過払い料金情報を取得し、それを過払い料金として、取得したユーザIDに対応する学生に還元するようにする。
上記実施例において、第1又は第2の印刷および料金精算処理で、システム制御部110は、精算時において、学生を特定するための学籍番号情報を用いて、過払い料金をその学籍番号情報に対応する学生に還元するようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、学生を特定するための情報として氏名情報や所定のユーザIDを用いて、過払い料金をその氏名情報や所定のユーザIDに対応する学生に還元するようにしてもよい。例えば、ユーザIDを用いる場合には、予め非接触型電子マネーカードECにユーザIDを記憶させておく。また、過払い料金情報をユーザIDに対応づけて過払い料金情報テーブルに記載しておく。そして、システム制御部110は、精算時において、非接触型電子マネーカードECからユーザIDを取得し、上記過払い料金情報テーブルから取得したユーザIDに対応する過払い料金情報を取得し、それを過払い料金として、取得したユーザIDに対応する学生に還元するようにする。
C6.変形例6:
上記実施例および上記変形例5において、第1又は第2の印刷および料金精算処理で、システム制御部110は、精算時において、学生を特定するための情報(学籍番号情報、氏名情報、ユーザID等)を用いて、過払い料金をその学籍番号情報に対応する学生に還元するようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、システム制御部110は、非接触型電子マネーカードECを特定するための情報(以下、カード特定情報と呼ぶ。)を用いて、過払い料金をそのカード特定情報に対応する非接触型電子マネーカードECを用いる人に還元するようにしてもよい。すなわち、予め非接触型電子マネーカードECにカード特定情報を記憶させておき、過払い料金情報をカード特定情報に対応づけて過払い料金情報テーブルに記載しておく。そして、システム制御部110は、精算時において、非接触型電子マネーカードECからカード特定情報を取得し、上記過払い料金情報テーブルから取得したカード特定情報に対応する過払い料金情報を取得し、それを過払い料金として、上記カード特定情報に対応する非接触型電子マネーカードECを用いた人に還元するようにする。なお、カード特定情報としては、数字やアルファベットなどで区別可能なカードIDなどがある。
上記実施例および上記変形例5において、第1又は第2の印刷および料金精算処理で、システム制御部110は、精算時において、学生を特定するための情報(学籍番号情報、氏名情報、ユーザID等)を用いて、過払い料金をその学籍番号情報に対応する学生に還元するようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、システム制御部110は、非接触型電子マネーカードECを特定するための情報(以下、カード特定情報と呼ぶ。)を用いて、過払い料金をそのカード特定情報に対応する非接触型電子マネーカードECを用いる人に還元するようにしてもよい。すなわち、予め非接触型電子マネーカードECにカード特定情報を記憶させておき、過払い料金情報をカード特定情報に対応づけて過払い料金情報テーブルに記載しておく。そして、システム制御部110は、精算時において、非接触型電子マネーカードECからカード特定情報を取得し、上記過払い料金情報テーブルから取得したカード特定情報に対応する過払い料金情報を取得し、それを過払い料金として、上記カード特定情報に対応する非接触型電子マネーカードECを用いた人に還元するようにする。なお、カード特定情報としては、数字やアルファベットなどで区別可能なカードIDなどがある。
C7.変形例7:
上記実施例では、非接触型電子マネーカードECを用いて説明したが、本発明はこれに限られるものではない。非接触型電子マネーカードECは、電子マネー情報および学生を特定するための情報(学籍番号情報等)を記憶することができる非接触型記憶媒体であればよく、例えば、上記実施例において、非接触型電子マネーカードECの代わりに、FeliCa(ソニー株式会社の登録商標)機能を搭載した携帯電話、PDAなどを用いてもよい。このようにしても、本実施例と同様の効果をそうすることができる。
上記実施例では、非接触型電子マネーカードECを用いて説明したが、本発明はこれに限られるものではない。非接触型電子マネーカードECは、電子マネー情報および学生を特定するための情報(学籍番号情報等)を記憶することができる非接触型記憶媒体であればよく、例えば、上記実施例において、非接触型電子マネーカードECの代わりに、FeliCa(ソニー株式会社の登録商標)機能を搭載した携帯電話、PDAなどを用いてもよい。このようにしても、本実施例と同様の効果をそうすることができる。
C8.変形例8:
上記実施例において、プリンタサーバPSVおよび管理サーバSVの各部は、ソフトウェア的に構成されているものを、ハードウェア的に構成するようにしてもよいし、ハードウェア的に構成されているものを、ソフトウェア的に構成するようにしてもよい。
上記実施例において、プリンタサーバPSVおよび管理サーバSVの各部は、ソフトウェア的に構成されているものを、ハードウェア的に構成するようにしてもよいし、ハードウェア的に構成されているものを、ソフトウェア的に構成するようにしてもよい。
PRT...プリンタ
50...カード情報読み取り部
100...CPU
110...システム制御部
120...送受信実行部
125...送受信実行部
200...ネットワークI/F
300...デバイスI/F
400...メモリ
405...印刷料金算出用テーブル保存部
410...印刷料金情報保存部
420...カード情報保存部
430...過払い料金情報テーブル保存部
440...印刷ジョブ保存部
450...使用可能電子マネー情報保存部
460...精算料金情報保存部
700...ネットワークI/F
800...CPU
810...管理制御部
900...メモリ
910...過払い料金情報テーブル保存部
1100円...印刷予測金額
CPS1,2...キャンパスプリントシステム
LAN1...ローカルエリアネットワーク
PSV...プリンタサーバ
EC...非接触型電子マネーカード
CG...チャージャ
CL...クライアント
TP...タッチパネル
CR...カードリーダ
PS...プリントシステム
MSV...管理サーバ
50...カード情報読み取り部
100...CPU
110...システム制御部
120...送受信実行部
125...送受信実行部
200...ネットワークI/F
300...デバイスI/F
400...メモリ
405...印刷料金算出用テーブル保存部
410...印刷料金情報保存部
420...カード情報保存部
430...過払い料金情報テーブル保存部
440...印刷ジョブ保存部
450...使用可能電子マネー情報保存部
460...精算料金情報保存部
700...ネットワークI/F
800...CPU
810...管理制御部
900...メモリ
910...過払い料金情報テーブル保存部
1100円...印刷予測金額
CPS1,2...キャンパスプリントシステム
LAN1...ローカルエリアネットワーク
PSV...プリンタサーバ
EC...非接触型電子マネーカード
CG...チャージャ
CL...クライアント
TP...タッチパネル
CR...カードリーダ
PS...プリントシステム
MSV...管理サーバ
Claims (24)
- 情報読み取り部を備え、所定のユーザに対して課金をし、少なくとも電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記課金に応じた料金の精算を行なう料金精算装置であって、
前記ユーザに対して所定のサービスが提供される場合において、
前記ユーザが前記サービスの提供を受ける前に、
提供される前記サービスにより発生すると予測される予測料金を算出し、算出した前記予測料金以上の料金を精算料金として前記ユーザに対して前記課金をし、前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、その課金に応じた前記精算料金の精算を行なうシステム制御部を備えたことを特徴とする料金精算装置。 - 請求項1に記載の料金精算装置において、
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
過払い料金情報保存部を備え、
前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザに実際に前記サービスが提供された場合において、そのサービスが提供されたことにより発生するサービス料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記サービス料金を減算した差額を算出し、算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記過払い料金情報保存部に保存することを特徴とする料金精算装置。 - 請求項2に記載の料金精算装置において、
前記システム制御部は、
前記料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、前記過払い料金情報保存部において、前記識別情報に対応する前記過払い料金情報が保存されている場合には、その過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させることを特徴とする料金精算装置。 - 請求項2または請求項3に記載の料金精算装置において、
前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得することを特徴とする料金精算装置。 - 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の料金精算装置において、
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であることを特徴とする料金精算装置。 - 請求項1に記載の料金精算装置と、管理サーバとがネットワークを介して接続される料金精算システムであって、
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
前記料金精算装置は、
前記管理サーバへ所定の情報を送信する送受信実行部を備え、
前記料金精算装置の前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザに実際に前記サービスが提供された場合において、そのサービスが提供されたことにより発生するサービス料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記サービス料金を減算した差額を算出し、
前記送受信実行部は、
算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を取得し、保存することを特徴とする料金精算システム。 - 請求項6に記載の料金精算システムにおいて、
前記料金精算装置の前記送受信実行部は、
前記管理サーバに、少なくとも前記識別情報に対応する前記過払い情報の送信要求を行ない、
前記管理サーバは、
前記送信要求に基づいて、少なくとも前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を前記料金精算装置に送信し、
前記料金精算装置の前記送受信実行部は、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を少なくとも受信し、
前記システム制御部は、
前記精算料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、受信した過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させることを特徴とする料金精算システム。 - 請求項6または請求項7に記載の料金精算システムにおいて、
前記料金精算装置の前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得することを特徴とする料金精算システム。 - 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の料金精算システムにおいて、
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であることを特徴とする料金精算システム。 - 印刷部と情報読み取り部とを備え、前記印刷部で印刷された印刷物に基づいて所定のユーザに対して課金をし、少なくとも電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記課金に応じた料金の精算を行なう印刷料金精算装置であって、
前記ユーザが前記印刷部に印刷させる場合において、
前記ユーザが前記印刷部に印刷させる前に、
印刷により発生すると予測される予測印刷料金を算出し、算出した前記予測印刷料金以上の料金を精算料金として前記ユーザに対して前記課金をし、前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、その課金に応じた前記精算料金の精算を行なうシステム制御部を備えたことを特徴とする印刷料金精算装置。 - 請求項10に記載の印刷料金精算装置において、
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
過払い料金情報保存部を備え、
前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザが実際に前記印刷部に印刷を実行させた場合において、それに基づき発生する印刷料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記印刷料金を減算して差額を算出し、
算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記過払い料金情報保存部に保存することを特徴とする印刷料金精算装置。 - 請求項11に記載の印刷料金精算装置において、
前記システム制御部は、
前記精算料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、前記過払い料金情報保存部において、前記識別情報に対応する前記過払い料金情報が保存されている場合には、その過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させることを特徴とする印刷料金精算装置。 - 請求項11または請求項12に記載の印刷料金精算装置において、
前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得することを特徴とする印刷料金精算装置。 - 請求項11ないし請求項13のいずれかに記載の印刷料金精算装置において、
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であることを特徴とする印刷料金精算装置。 - 請求項10に記載の印刷料金精算装置と、管理サーバとがネットワークを介して接続される印刷料金精算システムであって、
前記非接触型記憶媒体は、所定の識別情報が記憶されており、
前記印刷料金精算装置は、
前記管理サーバへ所定の情報を送信する送受信実行部を備え、
前記印刷料金精算装置の前記システム制御部は、
前記精算後、前記ユーザが実際に前記印刷部に印刷させた場合において、それに基づき発生する印刷料金を算出し、精算した前記精算料金から、算出した前記印刷料金を減算して差額を算出し、
前記送受信実行部は、
算出した差額を過払い料金とし、その過払い料金を表す過払い料金情報を、前記識別情報と対応づけて前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を取得し、保存することを特徴とする印刷料金精算システム。 - 請求項15に記載の印刷料金精算システムにおいて、
前記印刷料金精算装置の前記送受信実行部は、
前記管理サーバに、少なくとも前記識別情報に対応する前記過払い料金情報の送信要求を行ない、
前記管理サーバは、
前記送信要求に基づいて、少なくとも前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を前記印刷料金精算装置に送信し、
前記印刷料金精算装置の前記送受信実行部は、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を少なくとも受信し、
前記システム制御部は、
前記料金の精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記精算料金分を、受信した過払い料金情報が表わす過払い料金と、前記非接触型記憶媒体の前記電子マネー情報が表わす電子マネーとの少なくとも一方から減算させることを特徴とする印刷料金精算システム。 - 請求項15に記載の印刷料金精算システムにおいて、
少なくとも前記管理サーバと前記ネットワークを介して接続され、第2の情報読み取り部を備え、前記ユーザに対する第2の課金を検知し、前記非接触型記憶媒体が前記第2の情報読み取り部にかざされることにより、前記第2の課金に応じた第2の精算料金の精算を行なう料金精算装置を備え、
前記料金精算装置は、
前記第2の課金に応じた前記第2の精算料金の前記精算を行なう場合には、
前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記第2の情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得し、
前記管理サーバに、少なくとも前記識別情報に対応する前記過払い料金情報の送信要求を行ない、
前記管理サーバは、
前記送信要求に基づいて、少なくとも前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を前記料金精算装置に送信し、
前記料金精算装置は、
送信されてくる前記識別情報と対応づけられた前記過払い料金情報を少なくとも受信し、
前記第2の精算料金の前記精算を行なう場合には、
前記ユーザにより前記第2の情報読み取り部に前記非接触型記憶媒体がかざされると、前記課金に応じた前記第2の精算料金分を、受信した過払い料金情報が表わす過払い料金から減算させることを特徴とする印刷料金精算システム。 - 請求項15ないし請求項17のいずれかに記載の印刷料金精算システムにおいて、
前記印刷料金精算装置の前記システム制御部は、
前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記精算料金の精算を行なう前に、別途、前記ユーザによって前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされた場合に、かざされた前記非接触型記憶媒体から前記識別情報を取得することを特徴とする印刷料金精算システム。 - 請求項15ないし請求項18のいずれかに記載の印刷料金精算システムにおいて、
前記識別情報は、前記ユーザを識別するための情報、若しくは、前記非接触型記憶媒体を識別するための情報であることを特徴とする印刷料金精算システム。 - 所定のユーザに対して課金をし、少なくとも電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体が情報読み取り装置にかざされることにより、前記課金に応じた料金の精算を行なう料金精算方法であって、
前記ユーザに対して所定のサービスが提供される場合において、
(a)前記ユーザが前記サービスの提供を受ける前に、提供される前記サービスにより発生すると予測される予測料金を算出する工程と、
(b)前記ユーザが前記サービスの提供を受ける前に、算出した前記予測料金以上の料金を精算料金として前記ユーザに対して前記課金をする工程と、
(c)前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記課金に応じた前記精算料金の前記精算を行なう工程と、
備えたことを特徴とする料金精算方法。 - 印刷装置で印刷された印刷物に基づいて所定のユーザに対して課金をし、少なくとも電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記課金に応じた料金の精算を行なう印刷料金精算方法であって、
前記ユーザが前記印刷装置に印刷させる場合において、
(a)前記ユーザが前記印刷部に印刷させる前に、印刷により発生すると予測される予測印刷料金を算出する工程と、
(b)算出した前記予測印刷料金以上の料金を精算料金として前記ユーザに対して前記課金をする工程と、
(c)前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記課金に応じた前記精算料金の前記精算を行なう工程と、
を備えたことを特徴とする印刷料金精算方法。 - 所定のユーザに対して課金をさせ、少なくとも電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体が情報読み取り装置にかざされることにより、前記課金に応じた料金の精算を行なわせるコンピュータプログラムであって、
前記ユーザに対して所定のサービスが提供される場合において、
(a)前記ユーザが前記サービスの提供を受ける前に、提供される前記サービスにより発生すると予測される予測料金を算出する機能と、
(b)前記ユーザが前記サービスの提供を受ける前に、算出した前記予測料金以上の料金を精算料金として前記ユーザに対して前記課金をする機能と、
(c)前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記課金に応じた前記精算料金の前記精算を行なう機能と、
をコンピュータによって実現させるためのコンピュータプログラム。 - 印刷装置で印刷された印刷物に基づいて所定のユーザに対して課金をさせ、少なくとも電子マネー情報を記憶した非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記課金に応じた料金の精算を行なわせるコンピュータプログラムであって、
前記ユーザが前記印刷装置に印刷させる場合において、
(a)前記ユーザが前記印刷部に印刷させる前に、印刷により発生すると予測される予測印刷料金を算出する機能と、
(b)算出した前記予測印刷料金以上の料金を精算料金として前記ユーザに対して前記課金をする機能と、
(c)前記非接触型記憶媒体が前記情報読み取り部にかざされることにより、前記課金に応じた前記精算料金の前記精算を行なう機能と、
をコンピュータによって実現させるためのコンピュータプログラム。 - 請求項22または請求項23に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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