JP2006078820A - 撮像レンズおよびこれを備えた撮像モジュール - Google Patents

撮像レンズおよびこれを備えた撮像モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 少ない枚数で簡易なレンズ構成でありながら高性能を達成し、コンパクト化された撮像レンズを提供する。
【解決手段】 撮像レンズ10について、物体側から順に、光軸Xに沿って、両凸形状の第1レンズ11、両凹形状の第2レンズ12、および、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3レンズ13を配置する。第3レンズ13を、像側の面が光軸から周辺に向かうにしたがって負の屈折力から正の屈折力になる変曲点を有するように構成し、この正の屈折力を有する領域では光軸Xから離れるにしたがって屈折力が強くなるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体撮像素子等、例えばCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)型イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサの光学系に適した撮像レンズおよびこれを備えた撮像モジュールに関する。
従来から、1枚または2枚のレンズで構成された撮像レンズをCIF(Common Intermediate Format)やVGA(Video Graphics Array)クラスのイメージセンサに用いた、小型で安価な撮像モジュールが、携帯端末などのモバイル機器に搭載されている。
また、近年、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサの製造技術の発展により、1画素当たりのサイズを小さくすることができるようになり、画素数が100万を超えるようなイメージセンサを使った撮像モジュールも、上記モバイル機器に搭載されるようになっている。このような高画素タイプの撮像モジュールに搭載される撮像レンズは画素サイズの縮小に伴い高性能であることが必要であるため3枚以上のレンズで構成されている。このような撮像レンズとしては、例えば特許文献1などに記載された撮像レンズが知られている。
特開2004−163851号公報
しかしながら、特許文献1などで提案されている撮像レンズは、モバイル機器に搭載される必要上、高い光学性能が望まれると同時にさらなる小型化の要求が強いにもかかわらず、この要求に応えることができない場合があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、より小型化されながらも、諸収差が良好に補正され光学性能が向上した3枚構成の撮像レンズおよびこれを備えた撮像モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る撮像レンズは、物体側から順に、両凸形状の第1レンズと、両凹形状の第2レンズと、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3レンズとが配置されたことを特徴とする。
また、前記第3レンズは正の屈折力を有し、
前記第1レンズの屈折力をφ1、前記第3レンズの屈折力をφ3としたときに、
下記条件式(1)を満足するようにしてもよい。
0<φ3/φ1<0.3・・・・・(1)
また、前記第1レンズ、前記第2レンズおよび前記第3レンズのそれぞれが、少なくともいずれか一方の面に非球面を有するようにしてもよい。
また、前記第3レンズの像側の面が、光軸から離れた位置で屈折力が強まるような非球面形状であり、
前記第3レンズの像側の面の有効径をD3、前記第3レンズの像側の非球面において、負の屈折力から正の屈折力に変化する変曲点から光軸までの距離をHとしたときに、
下記条件式(2)を満足するようにしてもよい。
0.35<2H/D3<0.85・・・・・(2)
また、前記第1レンズの屈折力をφ1、前記第2レンズの屈折力をφ2としたときに、下記条件式(3)を満足するようにしてもよい。
0.9<|φ2|/φ1<1.1・・・・・(3)
また、前記第1レンズから像側焦点までの光軸上の距離をΣt、前記第1レンズ、前記第2レンズおよび前記第3レンズ全体の焦点距離をfとしたときに、
下記条件式(4)を満足するようにしてもよい。
Σt/f<1.45・・・・・(4)
また、前記第1レンズ、前記第2レンズおよび前記第3レンズのうち少なくとも一つのレンズを樹脂材料により構成するようにしてもよい。
本発明に係る撮像モジュールは、前記撮影レンズを備えたことを特徴とする。また、前記撮像レンズの前記第1レンズの物体側に絞りが配置されるようにしてもよい。また、前記撮像レンズの前記第1レンズの物体側に揺動可能なセクタが配置されるようにしてもよい。
本発明によれば、少ない枚数で簡易なレンズ構成でありながら高性能を達成し、コンパクト化された撮像レンズおよびこれを備えた撮像モジュールを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像レンズ10およびこの撮像レンズ10を備えた撮像モジュール1について、以下図面を参照して説明する。なお、本発明の実施の形態に係る撮像モジュール1の構成例を示した図1〜図9において、ri(i=1〜9)は、物体側より順に第i番目のレンズ等の近軸曲率半径を表し、dk(k=1〜9)は、物体側より順に第k番目の光軸X上のレンズ等の肉厚またはレンズ等の間の空気間隔を表している。
撮像モジュール1は、図1〜図9に示すように、撮像レンズ10と、シャッタ14と、絞り15と、平行平板ガラス16と、撮像素子17とをケース(図示せず)内に備えている。
被写体の光学画像を集光する撮像レンズ10は、物体側から順に、光軸Xに沿って、正の屈折力を有する両凸形状の第1レンズ11と、負の屈折力を有する両凹形状の第2レンズ12と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3レンズ13とが配置された構成をとっている。第3レンズ13は、像側の面が光軸から周辺に向かうにしたがって負の屈折力から正の屈折力になる変曲点を有している。そして、正の屈折力を有する領域では光軸から離れるにしたがって屈折力が強くなるようになっている。
シャッタ14は、開口141を有するシャッタ基板142と不図示のアクチュエータにより開口141を開閉するように揺動可能なセクタ143とを有している。シャッタ14は、第1レンズ11の物体側(絞り15の物体側)に配置されている。このように第1レンズ11の物体側にシャッタ14を配置する構成とすれば、撮像レンズ10系全体とシャッタ14の機構とを別々に構成することができるので、撮像モジュール1の組み立てが容易になるとともに、撮像モジュール1をより小型に構成することができる。
絞り15は、撮像素子17の撮像面に達する被写体光量を調整するものである。絞り15は、図1〜図9に示すように、第1レンズ11よりも物体側に設けることが望ましい。このように第1レンズ11の物体側に絞り15を配置することにより、射出瞳位置を結像面(撮像面)から離すことができるために、撮像素子17の周辺部への光線の入射角度が垂直に近い角度になるので、シェーディング現象の発生を抑えることができて、いわゆるテレセントリック特性の良い撮像レンズ10となる。
平行平板ガラス16は、フィルターやカバーガラスに相当するものである。平行平板ガラス16は、第3レンズ13の撮像面側に配置されている。撮像素子17は、撮像レンズ10により結像された被写体像を撮像して電気信号に変換するものである。撮像素子17は、撮像レンズ10により結像された被写体像を撮像して電気信号に変換するものである。撮像素子17は、例えばCCD型イメージセンサ、CMOS型イメージセンサ等により構成される。撮像素子17は、図示しない基板に電気的に接続されるとともに保持される。
撮像レンズ10では、両凸形状の第1レンズ11に正の屈折力を持たせ、両凹形状の第2レンズ12に負の屈折力を持たせており、いわゆるテレフォトタイプになっている。よって、撮像レンズ10では、全体の長さを小さくすることができる。また、正の屈折力を持つ第1レンズ11で発生する軸上色収差及び倍率色収差を、負の屈折力を持つ第2レンズ12にて補正することができる。さらに、第3レンズ13にて、主に像面湾曲及び歪曲収差の補正をすると共に、撮像素子17の周辺部に入射する光線が垂直に近い角度になるように補正することにより、テレセントリック特性を良好に保つことができる。
また、撮像レンズ10は、第3レンズ13が正の屈折力を有し、第1レンズ11の屈折力をφ1、第3レンズ13の屈折力をφ3としたときに、下記(1)の条件式を満足する構成にしてもよい。
0<φ3/φ1<0.3・・・・・(1)
条件式(1)は、第1レンズ11の屈折力φ1に対する第3レンズ13の屈折力バランスを規定するものである。条件式(1)において、上限値を超えると第3レンズ13の屈折力φ3が強くなりすぎるために、バックフォーカス距離が短くなりすぎてしまう。また、下限値を下回ると、第3レンズ13の屈折力φ3が弱くなりすぎるために、全長が長くなってしまう。
また、撮像レンズ10では、第1レンズ11、第2レンズ12および第3レンズ13のすべてのレンズについて、少なくともいずれか一方の面(物体側か撮像面側か少なくともいずれか一方の面)が非球面により構成されることが望ましい。レンズ系に非球面を用いると、球面収差等の収差を3枚という少ないレンズ枚数で良好に補正することができる。なお、図1〜図9に示した第1〜第3レンズ11,12,13は、両方の面が非球面により構成されている。
また、撮像レンズ10において、第3レンズ13の像側の面が、光軸X付近では負の屈折力で、負の屈折力から正の屈折力に変化する変曲点を有し、正の屈折力を有する領域では光軸から離れるにしたがって屈折力が強まるような非球面形状であり、かつ、第3レンズ13の像側の面の有効径をD3、第3レンズ13の像側の非球面において、負の屈折力から正の屈折力に変化する変曲点から光軸までの距離Hとしたときに、下記条件式(2)を満足する構成にしてもよい。
0.35<2H/D3<0.85・・・・・(2)
条件式(2)は、第3レンズ13の非球面形状の屈折力が強まり始める位置を規定するものであり、像面湾曲、歪曲収差及びテレセントリック特性を良好に補正するための条件式である。
条件式(2)において、上限値を上回ると屈折力が強まる位置が光軸Xから遠すぎてしまい、また、逆に下限値を下回ると屈折力が強まる位置が光軸Xから近すぎてしまうため、像面湾曲、歪曲収差及びテレセントリック特性を良好に補正することが難しくなる。
条件式(2)を満たすように、第3レンズ13の像側の面の周辺部を屈折力が強まるような形状にすると、像面湾曲及び歪曲収差が補正できると共に、撮像素子17周辺部への光線の入射角が垂直に近い角度になるので、シェーディング現象の発生を抑えることができて、テレセントリック特性の良い撮像レンズ10となる。
また、撮像レンズ10において、第1レンズ11の屈折力をφ1、第2レンズ12の屈折力をφ2としたときに、下記条件式(3)を満足する構成にしてもよい。
0.9<|φ2|/φ1<1.1・・・・・(3)
条件式(3)は、第1レンズ11の屈折力φ1に対する第2レンズ12の屈折力φ2の絶対値の比を規定するものである。条件式(3)の上限値を上回ると第2レンズ12の屈折力φ2が強くなりすぎて小型化が困難になる。一方、条件式(3)の下限値を下回ると第2レンズ12の屈折力φ2が弱くなりすぎて、色収差等の補正が困難になる。
また、撮像レンズ10において、第1レンズ11から像側焦点までの光軸X上の距離をΣt、撮像レンズ10全体の焦点距離をfとしたときに、下記条件式(4)を満足する構成にしてもよい。
Σt/f<1.45・・・・・(4)
条件式(4)は、撮像レンズ10系全体の焦点距離fに対する撮像レンズ10系全長の距離Σtの比であり、いわゆる望遠比を規定するものである。式(4)の上限値を超えないようにすることで、撮像レンズ10系の全長が短くなり撮像レンズ10が小型化され、モバイル機器に搭載するのに好適なカメラモジュールサイズを実現することができる。
また、第1レンズ11、第2レンズ12および第3レンズ13のうち少なくとも一つのレンズを樹脂材料により構成するようにしてもよい。レンズの材料を樹脂にすることにより非球面形状を容易に形成することができるとともに、非球面ガラスレンズと比較して低価格な撮像レンズ10が実現できる。
このように本実施の形態の撮像レンズ及びこれを備えた撮像モジュールでは、第1レンズ11、第2レンズ12及び第3レンズ13、シャッタ14、絞り15、撮像素子17等を様々な適切な条件で構成するようにしたので、3枚という少ない枚数で簡易なレンズ構成でありながら、高性能を達成し、かつ、小型化することができる。
また、本実施の形態では、絞り15から撮像素子17までの距離(高さ)を短く抑えることができるので、小型化、軽量化及び、高画質の撮像が可能な携帯端末等のモバイル機器を実現することが可能である。
以下に、本発明を実施した撮像レンズ10およびこれを備えた撮像モジュール1の構成について、コンストラクションデータ、収差図を挙げて更に具体的に説明する。なお、撮像レンズ10および撮像モジュール1の構成は本実施例に限定されるものではない。ここで、各実施例に用いられる記号は、下記の通りである。なお、No.は、レンズ等の面番号を表しており、Sは絞り15を表している。
f:撮像レンズ10全系の焦点距離
ω:半画角
F:Fナンバー
r:曲率半径(mm)
d:レンズ等の肉厚またはレンズ等の間の空気間隔(mm)
nd:各レンズ等のd線に対する屈折率
νd:各レンズ等のd線に対するアッベ数
各実施例において、非球面の形状は、光軸方向にZ軸、光軸と垂直方向にx軸をとり、光の進行方向を正として、以下の非球面式(5)で表される。
Z=(x/r)/[1+{1−(k+1)(x/r)1/2]+ax+bx+cx+dx10+ex12・・・・・(5)
k:円錐定数
a,b,c,d,e:非球面係数
上記実施の形態で図1〜図9に示した撮像レンズ10および撮像モジュール1の構成例が、実施例1〜9に係る撮像レンズ10および撮像モジュール1の構成例にそれぞれ対応している。
(実施例1)
表1は、実施例1のコンストラクションデータを示している。
Figure 2006078820
図10は、表1に示した実施例1に係る撮像レンズ10の収差性能(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示す。なお、球面収差図では、d線、F線、C線に対する収差を表し、非点収差図では、タンジェンシャル像面およびサジタル像面に対する収差を表す。
図10より、実施例1に係る撮像レンズ10が良好な光学性能を有していることがわかる。
また、後述するように、本実施例は上記条件式(1)〜(4)を満足する。
(実施例2)
表2は、実施例2のコンストラクションデータを示している。
Figure 2006078820
図11は、表2に示した実施例2に係る撮像レンズ10の収差性能(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示す。なお、球面収差図では、d線、F線、C線に対する収差を表し、非点収差図では、タンジェンシャル像面およびサジタル像面に対する収差を表す。
図11より、実施例2に係る撮像レンズ10が良好な光学性能を有していることがわかる。
また、後述するように、本実施例は上記条件式(1)〜(4)を満足する。
(実施例3)
表3は、実施例3のコンストラクションデータを示している。
Figure 2006078820
図12は、表3に示した実施例3に係る撮像レンズ10の収差性能(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示す。なお、球面収差図では、d線、F線、C線に対する収差を表し、非点収差図では、タンジェンシャル像面およびサジタル像面に対する収差を表す。
図12より、実施例3に係る撮像レンズ10が良好な光学性能を有していることがわかる。
また、後述するように、本実施例は上記条件式(1)〜(4)を満足する。
(実施例4)
表4は、実施例4のコンストラクションデータを示している。
Figure 2006078820
図13は、表4に示した実施例4に係る撮像レンズ10の収差性能(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示す。なお、球面収差図では、d線、F線、C線に対する収差を表し、非点収差図では、タンジェンシャル像面およびサジタル像面に対する収差を表す。
図13より、実施例4に係る撮像レンズ10が良好な光学性能を有していることがわかる。
また、後述するように、本実施例は上記条件式(1)〜(4)を満足する。
(実施例5)
表5は、実施例5のコンストラクションデータを示している。
Figure 2006078820
図14は、表5に示した実施例5に係る撮像レンズ10の収差性能(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示す。なお、球面収差図では、d線、F線、C線に対する収差を表し、非点収差図では、タンジェンシャル像面およびサジタル像面に対する収差を表す。
図14より、実施例5に係る撮像レンズ10が良好な光学性能を有していることがわかる。
また、後述するように、本実施例は上記条件式(1)〜(4)を満足する。
(実施例6)
表6は、実施例6のコンストラクションデータを示している。
Figure 2006078820
図15は、表6に示した実施例6に係る撮像レンズ10の収差性能(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示す。なお、球面収差図では、d線、F線、C線に対する収差を表し、非点収差図では、タンジェンシャル像面およびサジタル像面に対する収差を表す。
図15より、実施例6に係る撮像レンズ10が良好な光学性能を有していることがわかる。
また、後述するように、本実施例は上記条件式(1)〜(4)を満足する。
(実施例7)
表7は、実施例7のコンストラクションデータを示している。
Figure 2006078820
図16は、表7に示した実施例2に係る撮像レンズ10の収差性能(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示す。なお、球面収差図では、d線、F線、C線に対する収差を表し、非点収差図では、タンジェンシャル像面およびサジタル像面に対する収差を表す。
図16より、実施例7に係る撮像レンズ10が良好な光学性能を有していることがわかる。
また、後述するように、本実施例は上記条件式(1)〜(4)を満足する。
(実施例8)
表8は、実施例8のコンストラクションデータを示している。
Figure 2006078820
図17は、表8に示した実施例8に係る撮像レンズ10の収差性能(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示す。なお、球面収差図では、d線、F線、C線に対する収差を表し、非点収差図では、タンジェンシャル像面およびサジタル像面に対する収差を表す。
図17より、実施例8に係る撮像レンズ10が良好な光学性能を有していることがわかる。
また、後述するように、本実施例は上記条件式(1)〜(4)を満足する。
(実施例9)
表9は、実施例9のコンストラクションデータを示している。
Figure 2006078820
図18は、表9に示した実施例9に係る撮像レンズ10の収差性能(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示す。なお、球面収差図では、d線、F線、C線に対する収差を表し、非点収差図では、タンジェンシャル像面およびサジタル像面に対する収差を表す。
図18より、実施例9に係る撮像レンズ10が良好な光学性能を有していることがわかる。
また、後述するように、本実施例は上記条件式(1)〜(4)を満足する。
表10は、上記各実施例1〜9の撮像レンズ10における上記条件式(1)〜(4)に対応する値を示したものである。
Figure 2006078820
各実施例1〜9は、上記条件式(1)〜(4)について、すべて満足している。
以上、実施の形態および各実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および各実施例に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態および各実施例では、絞り15を第1レンズ11の物体側に配置する例について説明したが、絞り15は必ずしも第1レンズ11の物体側に配置する必要はない。
また、上記実施の形態および各実施例では、平行平板ガラス16を設ける例について説明したが、平行平板ガラス16を必ずしも設ける必要はない。また、上記実施の形態および各実施例では、シャッタ14と絞り15とを別に設ける例について説明したが、シャッタ14の開口141を絞り15の開口と同径にし、開口141を絞りとしてもよい。この場合、絞り15が設けられていた位置にシャッタ基板142を設ける。また、シャッタ14は、絞り15よりも小径の小絞り開口を有するようにしたり、NDフィルタを有した絞り羽根を持たせるようにしてもよい。
また、上記各実施例で挙げたデータは例示にすぎず、本発明の要件を満たすものであれば他の値をとりうる。
本発明の実施の形態に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図であり、実施例1に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図である。 本発明の実施の形態に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図であり、実施例2に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図である。 本発明の実施の形態に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図であり、実施例3に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図である。 本発明の実施の形態に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図であり、実施例4に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図である。 本発明の実施の形態に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図であり、実施例5に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図である。 本発明の実施の形態に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図であり、実施例6に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図である。 本発明の実施の形態に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図であり、実施例7に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図である。 本発明の実施の形態に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図であり、実施例8に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図である。 本発明の実施の形態に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図であり、実施例9に係る撮像レンズ及びこの撮像レンズを備えた撮像モジュールの構成図である。 実施例1に係る撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。 実施例2に係る撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。 実施例3に係る撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。 実施例4に係る撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。 実施例5に係る撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。 実施例6に係る撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。 実施例7に係る撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。 実施例8に係る撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。 実施例9に係る撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。
符号の説明
10 撮像レンズ
11 第1レンズ
12 第2レンズ
13 第3レンズ
14 シャッタ
143 セクタ
15 絞り
16 平行平板ガラス
17 撮像素子

Claims (10)

  1. 物体側から順に、両凸形状の第1レンズと、両凹形状の第2レンズと、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3レンズとが配置されたことを特徴とする撮像レンズ。
  2. 前記第3レンズは正の屈折力を有し、
    前記第1レンズの屈折力をφ1、前記第3レンズの屈折力をφ3としたときに、下記条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    0<φ3/φ1<0.3・・・・・(1)
  3. 前記第1レンズ、前記第2レンズおよび前記第3レンズのそれぞれが、少なくともいずれか一方の面に非球面を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像レンズ。
  4. 前記第3レンズの像側の面が、光軸から離れた位置で屈折力が強まるような非球面形状であり、
    前記第3レンズの像側の面の有効径をD3、前記第3レンズの像側の非球面において、負の屈折力から正の屈折力に変化する変曲点から光軸までの距離をHとしたときに、
    下記条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    0.35<2H/D3<0.85・・・・・(2)
  5. 前記第1レンズの屈折力をφ1、前記第2レンズの屈折力をφ2としたときに、下記条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    0.9<|φ2|/φ1<1.1・・・・・(3)
  6. 前記第1レンズから像側焦点までの光軸上の距離をΣt、前記第1レンズ、前記第2レンズおよび前記第3レンズ全体の焦点距離をfとしたときに、
    下記条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    Σt/f<1.45・・・・・(4)
  7. 前記第1レンズ、前記第2レンズおよび前記第3レンズのうち少なくとも一つのレンズを樹脂材料により構成することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載された撮像レンズを備えたことを特徴とする撮像モジュール。
  9. 前記第1レンズの物体側に絞りが配置されたことを特徴とする請求項8に記載の撮像モジュール。
  10. 前記第1レンズの物体側に揺動可能なセクタが配置されたことを特徴とする請求項8または9に記載の撮像モジュール。
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