JP2006078454A - 光送受信装置および光送受信方法 - Google Patents

光送受信装置および光送受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高い指向性能と、光送受信装置全体として小型化・軽量を図る。
【解決手段】光送受信装置20は、アジマス方向回動軸受30と共に赤外レーザ光b1を送出する基台22と、この基台22のアジマス方向回動軸受30に回動自在に支持される光送受信装置本体21とを具備し、光送受信装置本体21側からターゲット向けて照射する赤外レーザ光b1の反射赤外レーザ光b2を受けてターゲットの測距を行う機器群45と、機器群45をエレベーション方向に回動自在に支持するエレベーション方向回動軸受41と、エレベーション方向回動軸受41を支持する支持枠体24と、アジマス方向回動軸受30とエレベーション方向回動軸受41には、それぞれ設けられる透孔部30a,41aと、各透孔部30a,41a間を導光接続可能に設けられる空間導光路qとを備え、基台22側から送出される赤外レーザ光b1を、空間導光路qを介して上記機器群45側へ導光する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、航空機等の飛翔体に搭載し、例えば飛行中のターゲット(目標物)からの赤外光等の光を検知してターゲットを捕捉・追尾することができるようにした光送受信技術に係るもので、特に捕捉・追尾の精度向上を図り、小型・軽量化が可能な光送受信装置および光送受信方法に関する。
従来、この種の光送受信装置は、飛行中のターゲット(目標物)からの赤外光を受けることにより、ターゲットの位置が特定されると共に、この特定されたターゲットに対して、レーザ光を照射してターゲットを捕捉・追尾することができる光送受信装置が実用化されている。このような光送受信装置として、特開2000−65497号公報([特許文献1]参照)に開示されたものがある。
特許文献1には、図3に示すようにターゲット側から赤外光fを受けることにより、レーザ光eを送信する構成の光送受信装置1が示される。この光送受信装置1は、ターゲット(ミサイル)側から赤外光fを受ける反射ミラー2と、この反射ミラー2により反射された赤外光fをダイクロイックミラー3を介して受けることにより、ターゲットを撮像する赤外光撮像器4と、この赤外光撮像器4により撮像した映像データからターゲットの位置を検出するターゲット位置検出器5と、このターゲット位置検出器5により検出した位置データに基づき、反射ミラー2をターゲット側に指向させる駆動部6と、ダイクロイックミラー3および反射ミラー2を介してターゲット側に対して照射するレーザ光eを送信するレーザ光送出器7と、を備えている。従って、従来の光送受信装置1によれば、飛行中のターゲットからの赤外光fを受けることにより、目標物の位置が特定されると共に、この特定されたターゲットに対して、レーザ光eを照射してターゲットを捕捉・追尾することができる。
しかしながら、[特許文献1]による光送受信装置1によれば、ターゲット側から受ける赤外光fおよびターゲット側へ送信するレーザ光eの反射波を一つの反射ミラー2を介して行う構成であるので、反射ミラー2によるターゲットへの指向性能が劣化した際には、ターゲット位置検出器5やレーザ光送出器7側から送出されるレーザ光eの観測精度や照準精度に狂いが生じる。また、ターゲット側から受ける赤外光fおよびレーザ光送出器7側から送信されるレーザ光eのそれぞれが反射ミラー2を介して行う構成であるので、反射ミラー2による赤外光fおよびレーザ光eの導光路の構成が複雑且つ大型化する等の欠点があった。
また、この種の他の光送受信装置として、特開2000−206243号公報([特許文献2]参照)に開示されたものがある。この特許文献2に示される光送受信装置10は、図4に示すように、レーザ受光機構11と、このレーザ受光機構11にて受光した反射赤外レーザ光xに基き、ターゲットまでの距離の測定(以下、測距という。)を行う測距用検知器12とから構成されている。
レーザ受光機構11は、飛翔体から反射赤外レーザ光xを受けると同時に導光させる反射鏡を備えた可動体13と、この可動体13をエレベーション方向yに回動可能に支持するエレベーション方向回動軸受14と、このエレベーション方向回動軸受14をアジマス方向zに回動可能に支持するアジマス方向回動軸受15とを備えている。エレベーション方向回動軸受14は、可動体13をエレベーション方向yに回動自在に支持するU字型軸受部14aと、このU字型軸受部14aをアジマス方向回動軸受15側へアジマス方向zに回動自在に支持する棒型軸14bとから構成されている。U字型軸受部14aには、可動体13側の反射鏡にて反射されたレーザ光xを、その空洞部を介して縦軸14bの空洞部側へ導光することができる構成である。縦軸14b側には、レーザ受光機構11に連係して設けられる測距用検知器12側へ導出する光導出孔14b1が形成されている。
従来の光送受信装置10によれば、レーザ光受光機構11にて飛翔体側からレーザ光xを受けることにより、測距用検知器12にてレーザ光xによる映像データを検知することができる。従って、測距用検知器12により検知されたレーザ光xの映像データを解析することにより、ターゲットを捕捉・追尾することができる。この[特許文献2]による光送受信装置10によれば、人工衛星や航空機等の飛行中のターゲットから反射赤外レーザ光xを受けて、ターゲットまでの測距およびターゲットの追尾をするためのレーザ受光機構11を備え、エレベーション方向回動軸受14とアジマス方向回動軸受15のそれぞれの軸受内を導光する構成である点で、光送受信装置10の小型化に寄与する構成になっている。
しかしながら、この光送受信装置10においても、ターゲット側から受けるレーザ光xがレーザ受光機構11の1つの可動体13を介して行う構成であるので、測距用検知器12やその他の観測装置への観測精度の影響が大きい。すなわち、レーザ受光機構11の、例えば経時変化による構造的性能劣化でターゲットへの指向性能が劣化した際には、全ての観測装置に対する観測精度に狂いが生じるという欠点があった。
特開2000−65497号公報 特開2000−206243号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、光送受信装置として、ターゲット側に対して照射するレーザ光の方位、更には強度(出力)の調整、また、光送受信装置全体の小型化・軽量を図ることができる光送受信装置および光送受信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、アジマス方向回動軸受を備えると共に赤外レーザ光を送出する基台と、この基台のアジマス方向回動軸受に回動自在に支持される光送受信装置本体とを具備し、上記光送受信装置本体には、当該光送受信装置本体側からターゲット向けて照射する赤外レーザ光の反射赤外レーザ光を受けてターゲットの測距を行う機器群と、上記機器群には、この機器群をエレベーション方向に回動自在に支持するエレベーション方向回動軸受と、上記エレベーション方向回動軸受を支持する支持枠体と、上記アジマス方向回動軸受とエレベーション方向回動軸受には、それぞれ設けられる透孔部と、上記各透孔部間を導光接続可能に設けられる空間導光路と、を備え、上記基台側から送出される上記赤外レーザ光を、上記空間導光路を介して上記機器群側へ導光することを特徴とする光送受信装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ターゲット側から受ける赤外光を、光送受信装置本体側の機器群側が受けるステップと、この赤外光を受けることにより、ターゲットの方位を検知して上記機器群側からターゲット側へ赤外レーザ光を照射するステップと、上記赤外レーザ光による反射赤外レーザ光を、上記機器群側が受け、ターゲットまでの測距をするステップと、この測距により、適正な赤外レーザ光を基台側にて生成するステップと、この生成された赤外レーザ光を光送受信装置本体側に設けられる空間導光路を介して、上記機器群側へ導光するステップと、を具備することを特徴とする光送受信方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ターゲット側が照射する赤外レーザ光を、機器群側が受信するステップと、この受信した赤外レーザ光を元に、上記機器群側にてターゲットの方位を検知するステップと、上記ターゲットの方位へ照射する赤外レーザ光を基台側にて生成するステップと、この生成された赤外レーザ光を光送受信装置本体側に設けられる空間導光路を介して、上記機器群側へ導光するステップと、を具備することを特徴とする光送受信方法を提供する。
本発明によれば、光送受信装置本体側に設けられる空間導光路を介して、赤外レーザ光、更には信号系の赤外光を導光させるようにしたので、光送受信装置全体として小型化・軽量を図ることができる光送受信装置および光送受信方法を提供することができる。
本発明に係る光送受信装置の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の光送受信装置20の概要を模式的に示す図である。
光送受信装置20は、航空機等の飛翔体に搭載し、飛行中のターゲット(目標物)からの赤外光aを受信し、この赤外光aを検知してターゲット(図示せず)の方位へ赤外レーザ光b1を発する一方、この赤外レーザ光b1の反射赤外レ1ーザ光b2を受けることにより測距が可能となり、ターゲットに対する赤外レーザ光の出力レベルを微調整して捕捉・追尾する機能を備えている。この光送受信装置20は、光送受信装置本体21と、この光送受信装置本体21を回動支持する基台22とより構成される。
光送受信装置本体21は、基台22には、光送受信装置本体21をアジマス方向に回動自在に支持するために、中央部にアジマス方向回動軸受30が設けられる。光送受信装置本体21は、ターゲット側から赤外光aを受信して、ターゲットの方位を検知すると共に、この方位に赤外レーザ光b1を妨害波としてターゲット側へ照射する機能を備えている。
光送受信装置本体21には、ターゲット側へ照準し、生成される妨害波をターゲット側へ向け照射するための機器群45を備えている。この機器群45は、赤外(レーザ)光の送・受信機能を有する赤外光撮像器46と、ターゲットに照準し赤外レーザ光b1を照射する微動鏡47と、赤外レーザ光b1の反射波である反射赤外レーザ光b2を受信する反射光受信器48とより構成される。また、機器群45には、基台22側へ測距データ信号c1を送信する一方、基台22側から制御データ信号c2を受信して機器群45を作動させると共に、この作動状況を示すモニタデータ信号c3を基台22側へ送信する装置側赤外光送受信ユニット42が備えられる。
また、光送受信装置本体21には、機器群45側にて取得したターゲットまでの測距データを含む測距データ信号c1を生成し、基台22側の基台側赤外光送受信ユニット32側へ送信する機能と、測距データ信号c1を受信する基台側赤外光送受信ユニット32側から送信される制御データ信号c2を受信して、この制御データに基いて機器群45側を制御すると同時に、この制御データに基く機器群45の作動状況のモニタデータ信号c3を生成して基台22側送信する機能を備えている。
また、機器群45は、その外枠を構成する装置枠体25により一体的に構成されると共に、この装置枠体25には、その外側にエレベーション方向回動軸受41を介して設けられる支持枠体24により、エレベーション方向に回動可能に設けられる。
また、支持枠体24の外側には、所要の空間を介して装置カバー40が設けられる。この装置カバー40と支持枠体24との空間を利用して、各データ信号c1〜c3および赤外レーザ光b1を導光する空間導光路qが形成される。
この空間導光路qは、具体的には図1に示すように、光送受信装置本体21側において、機器群45の外側と装置カバー40の内側の空間部(例えば、デッドスペース)を利用して設けられる。また、空間導光路qは、エレベーション方向回動軸受41の透孔部41aと、基台22側のアジマス方向回動軸受30の透孔部30aとを導光可能に接続するもので、基台22側に設けられるダイクロイックミラー34と、機器群45側に設けられるダイクロイックミラー44との間において、例えば3箇所の屈折部に対応して反射ミラー43a〜43cが配置される。
ダイクロイックミラー44は、ダイクロイックミラー34と同様機能を有するもので、空間導光路qの基台22側から入射する赤外レーザ光b1を透過させて微動鏡47側へ送出させる一方、制御データ信号c2の伝送媒体である赤外光cを反射させて装置側赤外光送受信ユニット42側へ送出する作用をなすものである。
次に、機器群45の各機器の機能について詳細に説明する。
機器群45は、全体としてターゲット側へ指向するように、装置枠体25により一体的に組み立てられる。この機器群45は、赤外光撮像器46と、微動鏡47と、反射光受信器48および装置側赤外光送受信ユニット42とから構成される。
赤外光撮像器46は、ターゲット側が発する赤外光aを受信することにより、ターゲットの方位を検知すると同時に、この検知した方位データを基台22側へ送信するものである。
微動鏡47は、基台22側から送出された赤外レーザ光b1を受けると共に、ターゲット側に向け反射する鏡面(図示せず)を備えたものである。この微動鏡47は、ターゲット、例えばミサイルから発するプルーム(排気ガス等の高温物体)による、例えば波長が3〜5μm(中間赤外線波長帯)帯の赤外光aを最初に捉えて、ターゲットの方位を検知し、方位が検知されるとこの方位へ赤外レーザ光b1を照射する。
反射光受信器48は、ターゲット側から反射する反射赤外レーザ光b2を受光して、ターゲットまでを測距する測距機能を有している。そして、この測距データは、測距と同時に基台22の基台側赤外光送受信ユニット32側へ送信される。
また、エレベーション方向回動軸受41は、空間導光路qを透過するデータ信号c1〜c3伝送媒体である赤外光cおよび反射赤外レーザ光b2を透過可能な透孔部41aを備えている。
装置側赤外光送受信ユニット42は、基台側赤外光送受信ユニット32側からの赤外光cを受信することにより、この赤外光cに含まれる制御データ信号c2の制御データに基いて、機器群45のそれぞれをターゲット側へ適正に指向させるようになる。
一方、基台22側は、筐体22aの中央部に設けられるアジマス方向回動軸受30と、光送受信装置本体21側からターゲット側へ照射する赤外レーザ光b1を生成する図示しないレーザ光発生装置から受光するレーザ光導入口33を備えている。また、基台22の筐体22a内にあって、レーザ光導入口33側へ入射する赤外レーザ光b1の光軸上にダイクロイックミラー34およびアジマス方向回動軸受30に設けられる透孔部30aを配置している。従って、光送受信装置本体21が回動中にあっても、赤外レーザ光b1が基台22のアジマス方向回動軸受30の透孔部30aを透過して光送受信装置本体21側へ導光可能になるものである。
また、基台側赤外光送受信ユニット32は、ターゲットの方位データを光送受信装置本体21側の機器群45側から方位に示される方位へ機器群45側からターゲットへ照射するように、赤外レーザ光b1を生成するものである。また、赤外レーザ光b1を照射した場合に、この赤外レーザ光b1の反射波である反射赤外レーザ光b2を機器群45側にて受信することにより、ターゲットまでの測距データが得られるようになっている。機器群45は、測距データを含む測距データ信号c1を生成し、伝送媒体である赤外光cにより基台22の基台側赤外光送受信ユニット32側へ送信するようになっている。
次に、測距データ信号c1を受信した基台22側の基台側赤外光送受信ユニット32は、方位データや測距データに基いて、赤外レーザ光b1の照射に最適な方位および出力の制御データを含む制御データ信号c2を生成するものである。
更にまた、装置側赤外光送受信ユニット42は、機器群45側の適性な作動状況をモニタできるモニタデータ信号c3が生成され、基台側赤外光送受信ユニット32へ送信されるようになっている。
基台側赤外光送受信ユニット32は、具体的には、微動鏡47のターゲットに対する適正方位や測距データおよび受信強度データを受光データ信号c1として機器群45側より取得して、図示しない演算手段により最適化演算がなされ、ターゲットの方位やターゲットへ照射すべき赤外レーザ光b1の適正出力(強度)が即時に演算処理されるようになっている。そして、基台側赤外光送受信ユニット32は、演算処理されたターゲットに対する適正な方位および赤外レーザ光b1の出力(強度)データを含む受光データ信号c2を伝送媒体である赤外光cにより装置側赤外光送受信ユニット42側へ送信するようにしている。
更にまた、基台側赤外光送受信ユニット32は、機器群45側における作動状況をモニタデータ信号c3として装置側赤外光送受信ユニット42側から受信するようになっている。基台側赤外光送受信ユニット32は、この受信したモニタデータ信号c3により図示しない表示装置によりモニタできるように設けられる。すなわち、基台側赤外光送受信ユニット32は、モニタデータ信号c3を受信することにより、例えば光送受信装置20に隣接してモニタ画面(図示せず)を設置して、このモニタ画面に機器群45の作動状況を表示可能にすることができる。
基台22は、各データ信号c1〜c3の光軸と、赤外レーザ光b1の光軸とが直交する部位にダイクロイックミラー34を備えている。このダイクロイックミラー34は、赤外レーザ光b1の光軸に沿って入射する特定周波数帯の赤外レーザ光b1をそのまま透過させる一方で、赤外レーザ光b1の光軸と直交する方向の光軸を有し、入射するそれぞれのデータ信号c1〜c3を反射させる特性を有するものである。
次に、光送受信装置20の作用について図1および図2を参照して説明する。
光送受信装置20を搭載した飛翔体が、例えばミサイル等のターゲットから発する赤外光aを受けると、赤外光撮像器46が赤外光aを捉えて撮像する。赤外光撮像器46には、画面上でのターゲットの方位分析が行なわれ、実位置に対応した座標位置が特定される。
また、この座標位置が特定されたことにより、基台22側からターゲットに照射する赤外レーザ光b1が機器群45側へ送信され、微動鏡47側からターゲットの方位へ照射される。この照射された赤外レーザ光b1は、ターゲット側からの反射波である反射赤外レーザ光b2を機器群45の反射光受信器48が受光する。反射光受信器48は、受光した反射赤外レーザ光b2を検知して、ターゲットまでの測距を行い、また同時にこの測距データが、測距データ信号c1により空間導光路qを介して基台22の基台側赤外光送受信ユニット32側へ送信される。
基台側赤外光送受信ユニット32は、測距データ信号c1を受信することにより、照射された赤外レーザ光b1の適正方位と出力レベルを演算処理し、適正化された制御データを含む制御データ信号c2を生成し、伝送媒体である赤外光cにより空間導光路qを介して装置側赤外光送受信ユニット42側へ送信する。
制御データ信号c2を受信した装置側赤外光送受信ユニット42は、機器群45の内、例えば赤外光撮像器46の感度補正や微動鏡47側から照射する赤外レーザ光b1の出力補正をするために、図示しない補正信号が出力され、補正されるようになっている。赤外光撮像器46による感度補正の場合は、ターゲットの方位精度をより向上させる。赤外レーザ光b1の出力補正の場合には、ターゲットまでの距離に応じた適正出力の赤外レーザ光b1が得られるように、レーザ光発生器(図示せず)側を制御する。
次に、装置側赤外光送受信ユニット42は、赤外光撮像器46および微動鏡47の作動状況を示すモニタデータを含むモニタデータ信号c3を生成し、このモニタデータ信号c3を伝送媒体である赤外光cにより空間導光路qを介して基台22の基台側赤外光送受信ユニット32側へ送出される。この赤外光cは、空間導光路qを介して導光される際に、反射ミラー43a〜43cにて反射されながら基台側赤外光送受信ユニット32側に導光される。モニタデータ信号c3の伝送媒体である赤外光cを受信した基台側赤外光送受信ユニット32は、図示しない、例えば飛翔体操縦席に設置される表示装置側にモニタ表示される。レーザ光発生器側から出力する赤外レーザ光b1は、レーザ光導入口33,ダイクロイックミラー34およびアジマス方向回動軸受30の透孔部30aを介して機器群45側へ入射される。
従って、機器群45の、例えば赤外光撮像器46はターゲットに対すて適正な方位へ指向すると共に、微動鏡47側からは適正出力の赤外レーザ光b1がターゲットに向け照射される。また、同時にこの時の赤外光撮像器46および微動鏡47の作動状況が、基台22の基台側赤外光送受信ユニット32を介して、別に設けられるモニタ画面によりモニタすることができる。
光送受信装置20によれば、ターゲット側から発する赤外光aを受信することにより、ターゲットの方位情報を得て、機器群45の向きをターゲット側へ照準を合わせるステップと、この機器群45の微動鏡47からターゲット側へ赤外レーザ光b1を照射して、その反射波である反射赤外レーザ光b2を機器群45側の反射光受信器48が受け、ターゲットまでの測距データを含む測距データ信号c1を生成するステップと、測距データに基き、測距データ信号c1を適正な方位と出力によりターゲットへ照射するステップと、基台22の基台側赤外光送受信ユニット32にて、機器群45側への制御データを含む制御データ信号c2に基き、赤外光撮像器46および微動鏡47の作動状況データを含むモニタデータ信号c3を生成し、基台22の基台側赤外光送受信ユニット32へ送信するステップを踏むことにより、より一層ターゲットの捕捉・追尾を確実なものとすることができる。また、同時に空間導光路qの採用により、光送受信装置20全体を小型化・軽量化させることができる。
また、光送受信装置20によれば、基台22側の基台側赤外光送受信ユニット32側にて生成される赤外光cを光送受信装置本体21側の空間導光路qを介して機器群45側へ送信可能にしたから、光送受信装置20全体をより一層小型・軽量化することができる。更に、光送受信装置20の構成によれば、基台側赤外光送受信ユニット32側にて生成し、各データ信号c1〜c3を伝送媒体である赤外光cを用い、この赤外光cを基台22側にて生成する赤外レーザ光b1と共に、機器群45側へ導光する空間導光路qを採用したことにより、制御系信号の通信路を不要とすることができ、より一層小型化・軽量を図ることができる。
なお、光送受信装置20において、基台22側にて生成される赤外レーザ光b1と、基台側赤外光送受信ユニット32側にて生成される赤外光cとを共通の空間導光路qを介して導光するようにしたが、他のデッドスペースを有する場合には、このデッドスペースを利用して別々の空間導光路を設けて送信するようにしてもよい。
また、光送受信装置20の構成によれば、各データ信号c1〜c3は、伝送媒体である赤外光cを用いて、導光空間路qを導光させるようにしたが、この赤外光cは必ずしも必要ではなく、各データ信号c1〜c3自体が伝送可能であればよい。更にまた、ターゲットを捉える際に用いられる赤外光撮像器46については、必ずしも必要ではなく、例えばターゲット捕捉用のレーダ装置を備えてもよく、あるいは飛翔体の操縦者による目視により直接ターゲットを捉えるようにしても差し支えない。
更にまた、光送受信装置20によれば、基台22側にて生成される照射赤外レーザ光b1と、基台側赤外光送受信ユニット32側にて生成される赤外光cの両光を扱う場合において、この両光を空間導光路qを介して機器群45側へ導光するよう構成したが、反射光受信器48がターゲット側から発する赤外レーザ光を受けることができる性能のものを飛翔体に搭載されている場合には、この飛翔体が直接ターゲット側から受光して早期に捕捉・追尾されていることを前以て認知することができる。
従って、反射光受信器48を搭載した飛翔体である場合には、ターゲット側の方位の認知することができる一方で、ターゲット側から捕捉・追尾されているとの情報を得ることができるので、飛翔体側として、これらの情報を基に、ターゲットへの捕捉・追尾を続行するか、あるいはターゲット側からの捕捉・追尾から逃れるかの即時の判断を行うことも可能となる。
本発明に係る光送受信装置の実施形態を模式的に示す概要図。 本発明の光送受信装置における導光路の概要を示す斜視図。 従来の光送受信装置における導光路を模式的に示す図。 従来の光送受信装置の軸受部における送受光の導光路を模式的に示す図。
符号の説明
20 光送受信装置
21 光送受信装置本体
22 基台
22a 筐体
24 支持枠体
25 装置枠体
30a,41a 透孔部
30 アジマス方向回動軸受
32 基台側赤外光送受信ユニット
33 レーザ光導入口
34,44 ダイクロイックミラー
40 装置カバー
41 エレベーション方向回動軸受
42 装置側赤外光送受信ユニット
43a〜43c 反射ミラー
45 機器群
46 赤外光撮像器
47 微動鏡
48 反射光送受信器
a 赤外光
b1 赤外レーザ光
b2 反射赤外レーザ光
c1 測距データ信号
c2 制御データ信号
c3 モニタデータ信号
q 空間導光路

Claims (13)

  1. アジマス方向回動軸受を備えると共に赤外レーザ光を送出する基台と、
    この基台のアジマス方向回動軸受に回動自在に支持される光送受信装置本体とを具備し、
    上記光送受信装置本体には、当該光送受信装置本体側からターゲット向けて照射する赤外レーザ光の反射赤外レーザ光を受けてターゲットの測距を行う機器群と、
    上記機器群には、この機器群をエレベーション方向に回動自在に支持するエレベーション方向回動軸受と、
    上記エレベーション方向回動軸受を支持する支持枠体と、
    上記アジマス方向回動軸受とエレベーション方向回動軸受には、それぞれ設けられる透孔部と、
    上記各透孔部間を導光接続可能に設けられる空間導光路と、を備え、
    上記基台側から送出される上記赤外レーザ光を、上記空間導光路を介して上記機器群側へ導光することを特徴とする光送受信装置。
  2. 上記機器群側には、ターゲット側から受ける赤外光により、ターゲットの方位を検知する赤外光撮像器と、
    上記ターゲットの方位へ照準を合わせて赤外レーザ光を発する微動鏡と、
    この微動鏡から発した赤外レーザ光による反射赤外レーザ光を受けて上記ターゲットまでの測距を行う反射光受信器と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の光送受信装置。
  3. 上記空間導光路が途中で屈折している場合に、この屈折部に導光可能なように反射ミラーを備えたことを特徴とする請求項1記載の光送受信装置。
  4. 上記基台には、上記光送受信装置本体の機器群側へ制御データを含む制御データ信号を送信する基台側赤外光送受信ユニットを備え、この基台側赤外光送受信ユニット側から上記機器群側へ上記制御データ信号を空間導光路を介して送出することを特徴とする請求項1記載の光送受信装置。
  5. 上記機器群側には装置側赤外光送受信ユニットが設けられると共に、基台側には基台側赤外光送受信ユニットが設けられ、上記装置側赤外光送受信ユニット側から基台側赤外光送受信ユニットへ測距データ信号を空間導光路を介して送信することを特徴とする請求項1記載の光送受信装置。
  6. 上記機器群側には装置側赤外光送受信ユニットが設けられると共に、基台側には基台側赤外光送受信ユニットが設けられ、上記装置側赤外光送受信ユニット側から基台側赤外光送受信ユニットへモニタデータ信号を空間導光路を介して送信することを特徴とする請求項1記載の光送受信装置。
  7. 上記基台側において、光送受信装置本体側へ送出される赤外レーザ光の方位と、基台側赤外光送受信ユニット側から送出される赤外光の方位とが、異なっている場合に、上記両光の方位を一致させるように、その両光の交差する部位にダイクロイックミラーを備えたことを特徴とする請求項4記載の光送受信装置。
  8. ターゲット側から受ける赤外光を、光送受信装置本体側の機器群側が受けるステップと、
    この赤外光を受けることにより、ターゲットの方位を検知して上記機器群側からターゲット側へ赤外レーザ光を照射するステップと、
    上記赤外レーザ光による反射赤外レーザ光を、上記機器群側が受け、ターゲットまでの測距をするステップと、
    この測距により、適正な赤外レーザ光を基台側にて生成するステップと、
    この生成された赤外レーザ光を光送受信装置本体側に設けられる空間導光路を介して、上記機器群側へ導光するステップと、
    を具備することを特徴とする光送受信方法。
  9. 上記基台側に設けられる基台側赤外光送受信ユニットにて機器群側の制御を行う制御データを含む制御データ信号を生成するステップと、
    この生成した制御データ信号を、光送受信装置本体側に設けられる空間導光路を介して機器群側が受けるステップとを含むことを特徴とする請求項8記載の光送受信方法。
  10. ターゲット側が照射する赤外レーザ光を、機器群側が受信するステップと、
    この受信した赤外レーザ光を元に、上記機器群側にてターゲットの方位を検知するステップと、
    上記ターゲットの方位へ照射する赤外レーザ光を基台側にて生成するステップと、
    この生成された赤外レーザ光を光送受信装置本体側に設けられる空間導光路を介して、上記機器群側へ導光するステップと、
    を具備することを特徴とする光送受信方法。
  11. 上記基台側に設けられる基台側赤外光送受信ユニットにて、機器群側の制御を行う制御データを含む制御データ信号を生成するステップと、
    この生成した制御データ信号を、光送受信装置本体側の空間導光路を介して、光送受信装置本体側の機器群側が受けるステップと、
    を含むことを特徴とする請求項8または10記載の光送受信方法。
  12. 上記空間導光路が途中で屈折している場合に、この屈折部に導光可能な反射ミラーを設けることにより、基台側から送出される赤外レーザ光を上記空間導光路を介して機器群側に導光させるようにすることを特徴とする請求項8または10記載の光送受信方法。
  13. 上記ターゲット側が発する赤外レーザ光を、機器群側の反射光受信器が受けて上記ターゲットの方位を検知することを特徴とする請求項8または10記載の光送受信方法。
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