JP2006078184A - 電流積算方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 低コストでありながら、正側の電流積算値および負側の電流積算値を含めて信頼性の高い電流積算値が得られるようにする。
【解決手段】 正側(例えば二次電池の放電電流)と負側(例えば二次電池の充電電流)とに変化する直流電流Iを積算するにあたって、直流電流Iを電流−電圧変換器10にて電圧に変換したのち、半波整流分離回路11にて正側の半波信号と負側の半波信号とに分離し、その各々を平滑回路12a,12bを通して直流に変換してA/D変換器14に入力し、そのデジタルデータを演算処理手段15により処理して少なくとも正側積算値および負側積算値を得る。
【選択図】 図1
【解決手段】 正側(例えば二次電池の放電電流)と負側(例えば二次電池の充電電流)とに変化する直流電流Iを積算するにあたって、直流電流Iを電流−電圧変換器10にて電圧に変換したのち、半波整流分離回路11にて正側の半波信号と負側の半波信号とに分離し、その各々を平滑回路12a,12bを通して直流に変換してA/D変換器14に入力し、そのデジタルデータを演算処理手段15により処理して少なくとも正側積算値および負側積算値を得る。
【選択図】 図1
Description
本発明は電流積算方法およびその装置に関し、さらに詳しく言えば、正側(例えば二次電池の放電電流)と負側(例えば二次電池の充電電流)とに変化する直流電流を積算するのに好適な電流積算方法とその装置に関するものである。
例えば、電気自動車に搭載される二次電池では放電と充電とが繰り返して行われる。このような用途においては、消費電流と回生電流などの関係を解析・評価するうえで正側の電流積算値と負側の電流積算値とを別々に測定する必要がある。そのための電流積算装置には大別して、図3に示す平滑回路方式と、図4に示すデジタルサンプリング方式とがある。
図3の平滑回路方式では、被測定電流を電流−電圧変換器1にて電圧信号に変換したのち、その電圧信号を高周波成分を除去する平滑回路2に通して直流に変換し、A/D変換器3aでデジタルデータに変換して演算処理手段であるCPU4aに入力する。CPU4aは入力されたデジタルデータを所定時間にわたって加算して積算値を算出する。その際に電流値の正,負を判別し、正側の電流積算値,負側の電流積算値および全体の積算値の3つの積算値を算出し、その各々を表示器5に表示させる。
図4に示すデジタルサンプリング方式では、被測定電流を電流−電圧変換器1にて電圧に変換し、その電圧信号をそのまま高速のA/D変換器3bでデジタルデータに変換して演算処理手段であるCPU4bに入力する。CPU4bは入力されたデジタルデータを所定時間にわたって加算して積算値を算出する。その際に電流値の正,負を判別し、正側の電流積算値,負側の電流積算値および全体の積算値の3つの積算値を算出し、その各々を表示器5に表示させる。
図3の平滑回路方式によれば、平滑回路2にて電圧信号を直流化しているため、A/D変換のサンプリング周波数が遅くてもさほど問題とならない。したがって、A/D変換器3aおよびCPU4aに高速性が求められないため部品コストが安価で済み、また、回路も比較的簡単に組むことができる。
しかしながら、図3の平滑回路方式によると、被測定電流が例えば図5(a)に示すような矩形波状でその負側の信号の時間が短い場合には、平滑回路2の応答時間との関係で負側の信号が検出されず、負の入力があっても平滑回路2を通すことにより、図5(b)に示すように、すべてが正の信号となり、その結果、負側の電流積算値が0もしくは低めの値となり、これに対して正側の電流積算値も低めの値となることがある。
これに対して、図4のデジタルサンプリング方式によれば、電圧信号が高速でサンプリングされるためデータの抜け落ちがほとんどなく信頼性の高い積算値が得られるが、A/D変換器3bには高速で高分解能が要求され、また、CPU4bについても高速処理が可能であることが要求されるため、全体として高コストになるという問題がある。
したがって、本発明の課題は、低コストでありながら、正側の電流積算値および負側の電流積算値を含めて信頼性の高い電流積算値が得られるようにすることにある。
上記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、直流電流を積算する電流積算方法において、上記直流電流を電圧に変換したのち、正側の半波信号と負側の半波信号とに分離し、その各々を平滑回路を通して直流に変換してA/D変換器に入力し、そのデジタルデータを演算処理手段により処理して少なくとも正側積算値および負側積算値を得ることを特徴としている。
また、上記した課題を解決するため、請求項2に記載の発明は、直流電流を積算する電流積算装置において、上記直流電流を電圧に変換する電流−電圧変換器と、上記電流−電圧変換器により変換された電圧を正側の半波信号と負側の半波信号とに分離する半波整流分離回路と、上記半波整流分離回路により分離された正側の半波信号と負側の半波信号とをそれぞれ直流信号に変換する第1および第2の平滑回路と、上記各平滑回路にて変換された直流信号をデジタルデータに変換するA/D変換器と、上記A/D変換器にて変換されたデジタルデータに基づいて少なくとも正側積算値および負側積算値を算出して所定の表示手段に表示させる演算処理手段とを備えていることを特徴している。
請求項3に記載の発明は、上記請求項2において、上記第1平滑回路と上記第2の平滑回路とが、上記演算処理手段により制御される切換スイッチを介して上記A/D変換器に交代的に接続されることを特徴としている。
本発明によれば、被測定直流電流を電圧に変換した後の電圧信号を正側の半波信号と負側の半波信号とに分離してから、その各々の半波信号を平滑回路に通すようにしているため、例えば負側の半波信号の時間幅が短いような場合でも漏れなく検出することができる。また、平滑回路により直流に変換された信号をA/D変換するようにしているため、A/D変換器および演算処理手段には上記デジタルサンプリング方式のような高速性,高分解能性が要求されない。したがって、低コストとすることができる。
次に、図1および図2により本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明による電流積算装置の回路構成を示す模式図で、図2(a)〜(c)はその動作説明用の波形図である。
特に、本発明が対象とする被積算電流は、図2(a)に示すように、正側と負側とに変化する直流電流Iである。このように変化する直流電流Iが発生される電源としては、放電と充電とが繰り返して行われる電気自動車用の二次電池もしくは電気二重層コンデンサなどを挙げることができる。
この電流積算装置は信号入力部として電流−電圧変換器10を有し、まず、上記直流電流Iは電流−電圧変換器10にて電圧信号に変換される。電流−電圧変換器10は先の従来例で説明した電流−電圧変換器1と同じ構成のものであってよい。ここでは、電流が電圧に変換されるだけであるから、変換された電圧信号の波形は図2(a)の電流波形と同じである。
電流−電圧変換器10により変換された電圧信号は、電流−電圧変換器10の後段に接続されている半波整流分離回路11により、図2(b)に示すように、正側の半波信号IUと負側の半波信号ILとに分離される。
この電流積算装置は、正側の半波信号IUを直流に変換する第1の平滑回路12aと、負側の半波信号ILを直流に変換する第2の平滑回路12bの2つの平滑回路を備えている。
図2(c)の上段側に第1の平滑回路12aにより変換された正側の半波信号IUの直流信号IUdを示し、図2(c)の下段側に第2の平滑回路12bにより変換された負側の半波信号ILの直流信号ILdを示す。なお、図2(b),(c)における波形は電圧信号であるが、被積算信号(電流)との関係から単位はアンペア〔A〕としている。
各直流信号IUd,ILdは、切換スイッチ13を介して交代的にA/D変換器14に入力されデジタルデータに変換されて演算処理手段であるCPU15に与えられる。切換スイッチ13はCPU15によって制御され、例えばA/D変換器14のサンプリングが10回/秒であるとすると、正負交互に各5回/秒で切り換えられる。なお、コスト高となるが、直流信号IUd,ILdをそれぞれ別のA/D変換器にてデジタルデータに変換するようにしてもよい。
CPU15は、入力されたデジタルデータを正,負別々に加算して正側の電流積算値および負側の電流積算値を得、また、正側の電流積算値と負側の電流積算値とから全体の積算値を算出して、その各々を表示器16に表示する。なお、全体の積算値は正側の電流積算値と負側の電流積算値の単純加算値である。
本発明においては、上記したように入力直流電流Iを正側の半波信号IUと負側の半波信号ILとに分離してから、平滑回路12a,12bに通して正・負それぞれの信号を個別的に処理しているため、正・負の各信号を漏れなく検出することができる。したがって、正側の電流積算値,負側の電流積算値およびトータル積算値をより正確に求めることができる。
また、平滑回路により直流に変換された信号をA/D変換するようにしているため、A/D変換器および演算処理手段には上記デジタルサンプリング方式のような高速性,高分解能性が要求されない。したがって、低コストとすることができる。
10 電流−電圧変換器
11 半波整流分離回路
12a,12b 平滑回路
13 切換スイッチ
14 A/D変換器
15 CPU
16 表示器
11 半波整流分離回路
12a,12b 平滑回路
13 切換スイッチ
14 A/D変換器
15 CPU
16 表示器
Claims (3)
- 直流電流を積算する電流積算方法において、
上記直流電流を電圧に変換したのち、正側の半波信号と負側の半波信号とに分離し、その各々を平滑回路を通して直流に変換してA/D変換器に入力し、そのデジタルデータを演算処理手段により処理して少なくとも正側積算値および負側積算値を得ることを特徴とする電流積算方法。 - 直流電流を積算する電流積算装置において、
上記直流電流を電圧に変換する電流−電圧変換器と、上記電流−電圧変換器により変換された電圧を正側の半波信号と負側の半波信号とに分離する半波整流分離回路と、上記半波整流分離回路により分離された正側の半波信号と負側の半波信号とをそれぞれ直流信号に変換する第1および第2の平滑回路と、上記各平滑回路にて変換された直流信号をデジタルデータに変換するA/D変換器と、上記A/D変換器にて変換されたデジタルデータに基づいて少なくとも正側積算値および負側積算値を算出して所定の表示手段に表示させる演算処理手段とを備えていることを特徴とする電流積算装置。 - 上記第1平滑回路と上記第2の平滑回路とが、上記演算処理手段により制御される切換スイッチを介して上記A/D変換器に交代的に接続されることを特徴とする請求項2に記載の電流積算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004259167A JP2006078184A (ja) | 2004-09-07 | 2004-09-07 | 電流積算方法およびその装置 |
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JP2004259167A JP2006078184A (ja) | 2004-09-07 | 2004-09-07 | 電流積算方法およびその装置 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06194428A (ja) * | 1992-12-22 | 1994-07-15 | Matsushita Electric Works Ltd | 電池寿命検出装置 |
JP2004112895A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Kyocera Corp | 充電回路、充電方法および該充電回路を備えた携帯端末 |
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2004
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