JP2006078067A - 浴室暖房装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 半身浴の場合でも上半身、特に肩に近い部分を暖めることのできる浴室暖房装
置を提供する。
【解決手段】 本発明の浴室暖房装置は、面状輻射熱体１を浴槽２の一側に存在する浴室
壁３を構成する壁面パネル３Ａに設けた。
【選択図】 図１

Description

本発明は、浴室暖房装置の改良に関する。

従来から、浴室暖房装置には、浴室の床に面状輻射熱体としての発熱パネルを設けた構
成のものが知られている（例えば、特許文献１参照。）。

また、浴槽蓋にヘッドレストを設け、浴槽蓋を介して打たせ湯等を入浴者の肩に浴びせ
る構成のものも知られている（例えば、特許文献２参照。）。
特開平１１−６３５４１号公報 実用新案登録公報第２５９５９３７号公報

しかしながら、半身浴の場合には、上半身が長時間冷たい空気に曝されることもあり、
特に上半身が濡れていると、下半身は暖かいものの上半身に肌寒さを感じることもあり、
快適な入浴を行う観点からは、上半身も暖まるようにすることが望ましい。

本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、半身浴の場
合でも上半身、特に肩に近い部分を暖めることのできる浴室暖房装置を提供することにあ
る。

請求項１に記載の浴室暖房装置は、面状輻射熱体を浴槽の一側に存在する浴室壁を構成
する壁面パネルに設けたことを特徴とする。

請求項２に記載の浴室暖房装置は、前記面状輻射熱体が電熱線を有していることを特徴
とする。

請求項３に記載の浴室暖房装置は、前記面状輻射熱体が放熱板から構成され、給湯器か
らの温水をシャワー器具に供給する温水パイプからの熱を受熱するか給湯器からの温水を
循環する循環パイプからの熱を受熱することを特徴とする。

請求項４に記載の浴室暖房装置は、前記面状輻射熱体の一部が窓枠を構成していること
を特徴とする。

請求項１ないし請求項３に記載の浴室暖房装置によれば、上半身を暖めることができ、
半身浴の場合に快適性が向上する。

請求項４に記載の浴室暖房装置によれば、窓からの冷たいすきま風が入ってくるのを防
止できる。

以下に、本発明に係わる浴室暖房装置の発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する
。

図１、図２において、１は浴室、２は半身浴槽、３は浴室壁、４は給湯器、５は鏡、６
はシャワー器具である。

その半身浴槽２の長手方向一側の壁面パネル３Ａにはその裏側に面状輻射熱体７が設け
られている。この面状輻射熱体７は放熱板８を有する。給湯器４とシャワー器具６とは温
水パイプ９により接続され、温水パイプ９は放熱板８の背面で複数回蛇行されてこの放熱
板８の背面を経由してシャワー器具６のシャワーヘッド６ａが先端に取り付けられたホー
ス６ｂに接続されている。なお、符号１０は半身浴槽２に温水を給湯する給湯管である。

放熱板８は温水パイプ９を通る温水から熱を受け取って、その熱を壁面パネル３Ａを介
して浴室１内に輻射熱として放熱する。

この実施例によれば、図２に示すように、放熱板８からの輻射熱が入浴者１１の上半身
付近に導かれるので、肩付近の上半身が半身浴の場合であっても暖められ、冬場の半身浴
でも快適性が向上する。

図３は本発明に係わる浴室暖房装置の変形例を示し、放熱板８の背面に給湯器４の温水
を循環する循環パイプ１２を設けた例を示すものである。図示を略すスイッチを操作する
と、循環パイプ１２内を温水が循環され、放熱板８はその循環する温水からの熱を受け取
ってその熱を壁面パネル３Ａを介して浴室内に輻射熱として放熱する。

この変形例によれば、給湯器４からの暖かい温水が絶えず循環するので、上半身の暖房
効果の向上を図ることができる。

図４は本発明に係わる面状輻射熱体の変形例を示し、放熱板８の一部を延長して窓枠１
３を形成する構成としたもので、このように放熱板８の一部を用いて窓枠１３を形成する
ことにすると、窓１４の隙間１５から冷たいすきま風が浴室１内に流れこむのを防止でき
る。

以上、この実施例、変形例では、放熱板８が給湯器４からの温水の熱を受熱して輻射熱
として浴室１内に輻射熱として放熱させる構成としたが、放熱板８に電熱線を設け、図示
を略すスイッチ操作により電熱線を発熱させて、給湯器４からの温水の熱ではなく、電熱
線の熱を受熱して浴室１内に輻射熱として放熱する構成とすることもできる。

本発明に係わる浴室暖房装置の概略構成を示す概要図である。 本発明に係わる浴室暖房装置の概略構成を示す断面図である。 本発明に係わる浴室暖房装置の変形例を示す概要図である。 本発明の面状輻射熱体の変形例を示す概要図である。

符号の説明

１…面状輻射熱体
２…浴槽
３…浴室壁
３Ａ…壁面パネル

Claims (4)

1. 面状輻射熱体を浴槽の一側に存在する浴室壁を構成する壁面パネルに設けたことを特徴
   とする浴室暖房装置。
2. 前記面状輻射熱体が電熱線を有していることを特徴とする請求項１に記載の浴室暖房装
   置。
3. 前記面状輻射熱体が放熱板から構成され、給湯器からの温水をシャワー器具に供給する
   温水パイプからの熱を受熱するか給湯器からの温水を循環する循環パイプからの熱を受熱
   することを特徴とする請求項１に記載の浴室暖房装置。
4. 前記面状輻射熱体の一部が窓枠を構成していることを特徴とする請求項１に記載の浴室
   暖房装置。
   

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