JP2006077918A - 転がり軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】 密封装置が固定される内輪または外輪に密封装置の芯金が与える緊迫力を抑制して内輪または外輪の変形を防止することができると共に、内輪または外輪からの密封装置の脱落を防止することができる転がり軸受を提供する。
【解決手段】 内輪と1、外輪と2、内輪1と外輪2との間で周方向に転動自在に配設された複数の玉3と、外輪2の軸方向端部に設けられた嵌合溝6に嵌合固定された密封装置15aと、を備えた転がり軸受10であって、密封装置15aが、円環状の芯金7および該芯金7に固着された弾性シール材8を有し、嵌合溝6に嵌合する芯金7の嵌合部16に切欠き17が形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内輪と外輪とのいずれかの軸方向端部に密封装置を固定された転がり軸受に関し、特に、高速回転する工作機械又はモータ用高速スピンドル装置の回転支持部に用いられ、グリースにより潤滑される転がり軸受に関する。
近年、グリース潤滑による転がり軸受の回転速度の高速化が進み、工作機械やモータ用高速スピンドル装置の回転支持部に用いられる転がり軸受においてはdmN(dm:転動体ピッチ円直径(mm),N:回転速度(min-1))の値が100万という条件も珍しくなくなっているが、オイルエアやオイルミスト潤滑と比較すると、高速回転における寿命が問題となっている。
これはグリース寿命が転がり疲れ寿命より短いためであるが、グリース寿命を短くする要因として、高速回転時に転がり軸受の軸受空間に充填したグリースが軸受外部へ飛散することが挙げられる。
グリースの軸受外部への飛散を解決するために外輪の軸方向端部に密封装置を取り付け、グリースの軸受外部への飛散を防止するようにしたアンギュラ玉軸受が提案されている(例えば特許文献1参照)。
図13は密封装置を備えたアンギュラ玉軸受の一例を示したものであり、このアンギュラ玉軸受は、内輪1の軌道溝1aと外輪2の軌道溝2aとの間に転動体としての複数の玉3が保持器4を介して周方向に転動自在に配設されており、玉3は内輪1の軌道溝1a及び外輪2の軌道溝2aと径方向に対して接触角を有している。
外輪2の軸方向両端部の内周面には、密封装置5a,5bが嵌合される嵌合溝6がそれぞれ形成されている。なお、密封装置5a,5bは共に基本的構造が略同一であるので、図の左端側に配置された密封装置5aについて説明すると、この密封装置5aは、円環状の芯金7と、該芯金7に加硫成形等により一体に固着されたゴム等の弾性シール材8とを備えており、外周縁部が外輪2の嵌合溝6に嵌め込まれて嵌合されると共に、内周縁部が内輪1の外径面に対して非接触とされている。
ところで、密封装置5aの外周縁部を外輪2の嵌合溝6に嵌め込む際には、弾性シール材8の弾性変形による力と芯金7の剛性による力とが嵌め込み時の圧力(以下、緊迫力という)として嵌合溝6ひいては外輪2に作用するが、この場合、芯金7の剛性が大きいと、前記緊迫力により外輪2を変形させてしまう虞れがあるため、弾性シール材8の肉厚を厚くして前記緊迫力による外輪2の変形を防止するようにした密封装置が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2003−97565号公報 特開平7−279978号公報
しかしながら、上記特許文献2においては、弾性シール材8の肉厚を厚くすることにより弾性シール材8の弾性変形量を通常より大きくして密封装置5aの外周縁部を外輪2の嵌合溝6に嵌め込むようにしているため、前記緊迫力の大部分が弾性シール材8の弾性変形によるものとなっている。従って、弾性シール材8の経年劣化や、熱劣化等により嵌合状態が不安定となり、密封装置5aが外輪2の嵌合溝6からから不用意に脱落する虞れがある。
本発明は上述した課題を解消するためになされたものであり、その目的は、密封装置が固定される内輪または外輪に密封装置の芯金が与える緊迫力を抑制して内輪または外輪の変形を防止することができると共に、内輪または外輪からの密封装置の脱落を防止することができる転がり軸受を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る転がり軸受は下記の(1)〜(4)を特徴とする。
(1) 内輪、外輪、前記内輪と前記外輪との間で周方向に転動自在に配設された複数の転動体、前記内輪と前記外輪とのいずれかの軸方向端部に設けられた嵌合溝に嵌合固定された密封装置、を備えた転がり軸受であって、
前記密封装置が、円環状の芯金および該芯金に固着された弾性シール材を有し、前記嵌合溝に嵌合する前記芯金の嵌合部に切欠きが形成されていること。
(2) 上記(1)に記載の転がり軸受において、
前記転動体が玉であり、該玉が前記内輪の軌道溝及び前記外輪の軌道溝と径方向に対して接触角を有すること。
(3) 上記(1)に記載の転がり軸受において、
前記転動体が円筒ころであること。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載の転がり軸受において、
工作機械又はモータ用スピンドル装置の回転支持部に用いられること。
本発明によれば、内輪と外輪とのいずれかの軸方向端部に設けられた嵌合溝に嵌合固定される密封装置において、嵌合溝に嵌合する芯金の嵌合部に切欠きを形成しているので、芯金の嵌合部に弾性を発現させることができ、芯金が内輪または外輪に与える緊迫力を抑えて内輪または外輪の変形を防止することができる。
また、外輪の変形を防止できることから、弾性シール材の肉厚を従来のように厚くする必要がなくなり、緊迫力の大部分を弾性シール材の弾性によるのではなく、弾性シール材の弾性による力に加えて芯金の嵌合部の弾性による力と芯金の剛性による力も活用することができるので、内輪または外輪の嵌合溝に密封装置を確実に嵌合させることができ、嵌合溝からの密封装置が脱落することを防止することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る第1実施形態であるアンギュラ玉軸受を説明するための断面図、図2は図1に示される密封装置の要部拡大断面図、図3及び図4は図2に示される密封装置の変形例を示す要部拡大断面図、図5は本発明に係る第2実施形態であるアンギュラ玉軸受を説明するための断面図、図6は図5に示される密封装置の要部拡大断面図、図7及び図8は図6に示される密封装置の変形例を示す要部拡大断面図、図9は本発明に係る第3実施形態であるアンギュラ玉軸受を説明するための断面図、図10は図9に示される密封装置の芯金を同図矢印A方向から見た平面図、図11は図9に示される密封装置の芯金を同図矢印B方向から見た平面図、図12は図9に示される密封装置の変形例を示す平面図である。なお、各実施形態共に、転がり軸受として、工作機械の回転支持部に用いられるアンギュラ玉軸受を例に採る。また、既に図13で説明した従来のアンギュラ玉軸受と重複又は相当する部分については、各図に同一符号を付してその説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明に係る第1実施形態であるアンギュラ玉軸受10は、図1に示すように、外輪2の軸方向両端部の内周面に、密封装置15a,15bが嵌合される嵌合溝6がそれぞれ形成されている。なお、密封装置15a,15bは共に基本的構造が略同一であるので、図の左端側に配置された密封装置15aについて説明する。
図2に示されるように、密封装置15aは、円環状の芯金7と、該芯金7に加硫成形等により一体に固着されたゴム等の弾性シール材8とを備えている。この密封装置15aの芯金7において、外輪2の嵌合溝6に嵌め込まれる嵌合部16は、芯金7の外周縁部を軸方向(アキシャル方向)の内方(玉3側)に折り曲げた円筒部分であり、この嵌合部16の軸方向内方を向く先端面には、全周にわたって設けられ且つ軸方向に深さを有する円環溝状の切欠き17aが形成されている。
芯金7に固着された弾性シール材8は少なくとも芯金7の嵌合部16を被覆しており、密封装置15aは、芯金7の嵌合部16を弾性シール材8により被覆して構成された密封装置15aの外周縁部を外輪2の嵌合溝6に嵌め込まれて外輪2に固定されている。なお、密封装置15aの内周縁部は、内輪1の外周面に非接触とされているが、接触して摺動するものであってもよい。
上述したように、本実施形態においては、外輪2の嵌合溝6に嵌め込まれる密封装置15aの外周縁部を構成する芯金7の嵌合部16に、切欠き17aを形成しているので、芯金7の嵌合部16に弾性を発現させて芯金7の剛性を抑制することができ、該芯金7が外輪2に与える緊迫力を抑制することができる。これにより、外輪2の変形を防止することができる。
また、外輪2の変形を防止できることから、弾性シール材8の肉厚を従来のように厚くする必要がなくなり、緊迫力の大部分を弾性シール材8の弾性によるのではなく、弾性シール材8の弾性による力に芯金7の弾性による力と芯金7の剛性による力も加わることとなるため、密封装置15aを外輪2の嵌合溝6に安定した状態で確実に嵌合させることができ、これにより、密封装置15aの外輪2の嵌合溝6からの脱落を防止することができる。
なお、切欠きは、図2に示されるものに限定されるものではなく、芯金7の嵌合部16に弾性を発現せしめるものであればよい。例えば、図3に示されるように、嵌合部16の外周面において全周にわたって設けられ且つ半径方向に深さを有する少なくとも1本(図3においては軸方向に適宜の間隔をおいた2本)の円環溝状の切欠き17bとしてもよく、また、図4に示すように、嵌合部16の軸方向内方を向く先端部を凸曲面状として、嵌合部16の外周面、凸曲面部(先端部)及び内周面において全周にわたって設けられ且つ各面の法線方向に深さを有する複数本の円環溝状の切欠き17cとしてもよい。
(第2実施形態)
次に、図5〜図8を参照して、本発明に係る第2実施形態であるアンギュラ玉軸受を説明する。
本発明に係る第2実施形態であるアンギュラ玉軸受20は、図5に示すように、外輪2の軸方向両端部の内周面に、密封装置25a,25bが嵌合される嵌合溝6がそれぞれ形成されている。なお、密封装置25a,25bは共に基本的構造が略同一であるので、図の左端側に配置された密封装置25aについて説明する。
図6に示すように、密封装置25aは、芯金27と、該芯金27に加硫成形等により一体に固着されたゴム等の弾性シール材28とを備えている。密封装置25aの芯金27は円環板状とされており、上記第1実施形態のように外周縁部を軸方向内方に折り曲げた円筒部は形成されていない。そして、外輪2の嵌合溝6に嵌め込まれる芯金27の外周縁部(即ち、嵌合部)の外周面には、全周にわたって設けられ且つ半径方向に深さを有する円環溝状の切欠き37aが形成されている。
芯金27に固着された弾性シール材28は少なくとも芯金27の外周縁部を被覆しており、密封装置25aは、芯金27の外周縁部を弾性シール材28により被覆して構成された密封装置25aの外周縁部を外輪2の嵌合溝6に嵌め込まれて外輪2に固定されている。
上述したように、本実施形態においては、外輪2の嵌合溝6に嵌め込まれる密封装置25aの外周縁部を構成する芯金27の外周縁部(即ち、嵌合部)に、切欠き37aを形成しているので、芯金27の外周縁部に弾性を発現させて芯金27の剛性を抑制することができ、該芯金27が外輪2に与える緊迫力を抑制することができる。これにより、外輪2の変形を防止することができる。
また、外輪2の変形を防止できることから、弾性シール材28の肉厚を従来のように厚くする必要がなくなり、緊迫力の大部分を弾性シール材28の弾性によるのではなく、弾性シール材28の弾性による力に芯金27の弾性による力と芯金27の剛性による力も加わることとなるため、密封装置25aを外輪2の嵌合溝6に安定した状態で確実に嵌合させることができ、これにより、密封装置25aの外輪2の嵌合溝6からの脱落を防止することができる。
なお、切欠きは、図6に示されるものに限定されるものではなく、芯金27の外周縁部に弾性を発現せしめるものであればよい。例えば、図7に示されるように、芯金27の外周縁部の内側面において全周にわたって設けられ且つ軸方向に深さを有する少なくとも1本(図3においては半径方向に適宜の間隔をおいた2本)の円環溝状の切欠き37bとしてもよく、また、図8に示すように、芯金27の外周縁部の先端部を凸曲面状として、該外周縁部の外側面、凸曲面部(先端部)及び内側面において全周にわたって設けられ且つ各面の法線方向に深さを有する複数本の円環溝状の切欠き37cとしてもよい。
(第3実施形態)
次に、図9〜図12を参照して、本発明に係る第3実施形態であるアンギュラ玉軸受を説明する。
本発明に係る第3実施形態であるアンギュラ玉軸受40は、図9に示すように、外輪2の軸方向両端部の内周面に、密封装置45a,45bが嵌合される嵌合溝6がそれぞれ形成されている。なお、密封装置45a,45bは共に基本的構造が略同一であるので、図の左端側に配置された密封装置45aについて説明する。
密封装置45aは、円環状の芯金47と、該芯金47に加硫成形等により一体に固着されたゴム等の弾性シール材48とを備えている。図10及び図11に示すように、この密封装置45aの芯金47において、外輪2の嵌合溝6に嵌め込まれる嵌合部56は、芯金47の外周縁部を軸方向内方に折り曲げた円筒部分であり、この嵌合部56には、互いに適宜の間隔をおいて周方向に等間隔に設けられ且つ外周面から内周面まで貫通して該嵌合部56の軸方向内方を向く先端面から該嵌合部56の基端部に達する複数の切欠き57が形成されている。
芯金47に固着された弾性シール材48は少なくとも芯金47の嵌合部56を被覆しており、密封装置45aは、芯金47の嵌合部56を弾性シール材48により被覆して構成された密封装置45aの外周縁部を外輪2の嵌合溝6に嵌め込まれて外輪2に固定されている。
上述したように、本実施形態においては、外輪2の嵌合溝6に嵌め込まれる密封装置45aの外周縁部を構成する芯金47の嵌合部56に、複数の切欠き57を形成しているので、芯金47の嵌合部56に弾性を発現させて芯金47の剛性を抑制することができ、該芯金47が外輪2に与える緊迫力を抑制することができる。これにより、外輪2の変形を防止することができる。
また、外輪2の変形を防止できることから、弾性シール材48の肉厚を従来のように厚くする必要がなくなり、緊迫力の大部分を弾性シール材48の弾性によるのではなく、弾性シール材48の弾性による力に芯金47の弾性による力と芯金47の剛性による力も加わることとなるため、密封装置45aを外輪2の嵌合溝6に安定した状態で確実に嵌合させることができ、これにより、密封装置45aの外輪2の嵌合溝6からの脱落を防止することができる。
なお、切欠きは、図10及び図11に示されるものに限定されるものではなく、図12に示されるように、切欠き57を延設し、芯金47の外側面から内側面まで貫通して嵌合部56の基端部から芯金47の半径方向内方に伸びる切欠き58を形成してもよい。また、図10〜図12に示す切欠き57,58と図2〜図4に示す切欠き17a,17b,17cとを組み合わせるようにしてもよい。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、上記各実施形態では、転がり軸受としてアンギュラ玉軸受を例示したが、これに替えて、円筒ころ軸受やその他の転がり軸受に装着される密封装置に本発明を適用してもよい。
更に、上記各実施形態では、工作機械の回転支持部に用いられる転がり軸受を例示したが、高速モータ用スピンドル装置やその他の機械、装置等の回転支持部に用いられる転がり軸受に本発明を適用してもよい。
その他、前述した各実施形態において例示した内輪、外輪、転動体、嵌合溝、芯金、弾性シール材、切欠き等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係る第1実施形態であるアンギュラ玉軸受を説明するための断面図である。 図1に示される密封装置の要部拡大断面図である。 図2に示される密封装置の変形例を示す要部拡大断面図である。 図2に示される密封装置の他の変形例を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る第2実施形態であるアンギュラ玉軸受を説明するための断面図である。 図5に示される密封装置の要部拡大断面図である。 図6に示される密封装置の変形例を示す要部拡大断面図である。 図6に示される密封装置の他の変形例を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る第3実施形態であるアンギュラ玉軸受を説明するための断面図である。 図9に示される密封装置の芯金を同図矢印A方向から見た平面図である。 図9に示される密封装置の芯金を同図矢印B方向から見た平面図である。 図9に示される密封装置の変形例を示す平面図である。 従来のアンギュラ玉軸受の一例を説明するための要部断面図である。
符号の説明
1 内輪
1a 内輪軌道溝
2 外輪
2a 外輪軌道溝
3 玉(転動体)
6 嵌合溝
7 芯金
8 弾性シール材
10 アンギュラ玉軸受(転がり軸受)
15a 密封装置
17a 切欠き

Claims (4)

  1. 内輪、外輪、前記内輪と前記外輪との間で周方向に転動自在に配設された複数の転動体、前記内輪と前記外輪とのいずれかの軸方向端部に設けられた嵌合溝に嵌合固定された密封装置、を備えた転がり軸受であって、
    前記密封装置が、円環状の芯金および該芯金に固着された弾性シール材を有し、前記嵌合溝に嵌合する前記芯金の嵌合部に切欠きが形成されていることを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記転動体が玉であり、該玉が前記内輪の軌道溝及び前記外輪の軌道溝と径方向に対して接触角を有することを特徴とする請求項1に記載した転がり軸受
  3. 前記転動体が円筒ころであることを特徴とする請求項1に記載した転がり軸受。
  4. 工作機械又はモータ用スピンドル装置の回転支持部に用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の転がり軸受。
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