JP2006077865A - 流体回路モジュール並びに自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 体格の小さな流体回路モジュールを提供する。
【解決手段】 自動変速機において可動要素に供給される流体を制御する流体回路モジュール20であって、第一流路51を形成する第一ボディ24と、第二流路37を形成する第二ボディ22と、第一ボディ24と第二ボディ22との間に介装され、第一流路51と第二流路37との間の差圧に応じて歪み変形する変形部88を有するセパレートプレート26と、変形部88に装着され、当該変形部88の歪み量を検出する歪みゲージ32と、歪み量センサ32の検出結果に基づいて可動要素への供給流体を制御する制御装置34とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体回路モジュール並びにそれを備えた自動変速機に関する。
従来、可動要素に供給される流体の圧力に応じて可動要素が駆動されることにより変速比が変化する自動変速機が知られている。例えば、可動要素としての摩擦要素が供給流体の圧力に応じて係合又は解放されることにより変速比が段階的に変化する有段変速機が、それである。
自動変速機では、可動要素に供給される流体を制御するために、例えば特許文献1等に開示される如き流体回路モジュールが用いられている。流体回路モジュールは、通常、可動要素への供給流体の圧力調整をする調圧弁手段や可動要素への供給流体等について圧力検出をする圧力センサが、流路を形成するボディに組み込まれた形で製品化されている。このような流体回路モジュールでは、圧力センサの検出結果に基づいて調圧弁手段の作動を制御し、それにより可動要素への供給流体を制御する。
米国特許第6308725号明細書
しかし、自動変速機に適用される流体回路モジュールでは、取り扱う流体の圧力が高圧になるため、必然的に圧力センサも大型化する。そのため、例えば特許文献1に開示されるように圧力センサがボディの外部に張り出してしまい、流体回路モジュールの体格、ひいては自動変速機の体格が大きくなる。しかも、複数流路間の差圧や各流路の流通流量を検出しようとすると、そうした大型の圧力センサを複数設けなくてはならず、流体回路モジュールや自動変速機の体格が一層大きくなってしまう。
本発明の目的は、体格の小さな流体回路モジュール並びに自動変速機を提供することにある。
請求項1に記載の発明たる流体回路モジュールによると、第一ボディと第二ボディとの間に介装されるセパレートプレートの変形部は、第一ボディに形成された第一流路と第二ボディに形成された第二流路との間の差圧に応じて歪み変形する。そのため、変形部の歪み量を検出する歪み量センサの検出結果もまた、第一流路と第二流路との間の差圧に応じて変化する。したがって、そのような歪み量センサの検出結果に基づくことによって制御手段は、可動要素への供給流体を制御することが可能になる。しかも、変形部に歪み量センサを最低一つ装着するだけで供給流体制御に必要な検出結果が得られるので、流体回路モジュールの体格を小さくできる。
変形部は、第一流路側及び第二流路側のうち低圧側へ膨出するように歪み変形するが、当該膨出側の方が逆側よりも歪み量を検出し易い。そこで、請求項2に記載の発明による歪み量センサは、変形部の第一流路側及び第二流路側のうち当該変形部が膨出する側に配置されるので、歪み量の検出が容易となり、検出精度が向上する。したがって、そのような歪み量センサの検出結果に基づくことで、制御手段は供給流体制御を高精度に実施可能となる。
請求項3に記載の発明によると、小型化が容易な歪みゲージを歪み量センサとして用いるので、流体回路モジュールの小型化が促進される。
請求項4に記載の発明によると、制御手段では、互いに非連通とされた第一流路と第二流路との間の差圧を最低一つの歪み量センサの検出結果から算出して、当該算出結果に応じた供給流体制御を実施することが可能になる。
請求項5に記載の発明によると、制御手段は、調圧弁手段の元圧となるライン圧の流体が流通する第一流路と、調圧弁手段によって圧力調整された供給流体が流通する第二流路との差圧を算出するため、当該算出結果は供給流体とライン圧との差圧を表す。そして制御手段では、調圧弁手段が従う制御指令をそのような算出結果に応じて変更するので、ライン圧と供給流体の圧力との差圧を十分に反映した供給流体制御を実現できる。
請求項6に記載の発明によると、第一流路と第二流路とは、変形部に形成されたオリフィス流路によって連通する。このようにオリフィス流路によって連通する第一流路と第二流路とについて、それらの間の差圧は、一方から他方へ流出する流体の流出流量に応じて変化する。このことから、第一流路と第二流路との間の差圧に応じて変化する歪み量センサの検出結果は、第一流路から第二流路への流出流量に応じて変化するものであるとも言える。したがって、制御手段では、第一流路から第二流路への流出流量を最低一つの歪み量センサの検出結果から算出して、当該算出結果に応じた供給流体制御を実施することが可能になる。
請求項7に記載の発明によると、制御手段は、調圧弁手段によって圧力調整された供給流体が流通する第一流路から第二流路への流出流量を算出するため、当該算出結果は可動要素への流体の供給流量を表すものとなり得る。そして制御手段では、調圧弁手段が従う制御指令をそのような算出結果に応じて変更するので、可動要素への供給流量を十分に反映した供給流体制御を実現できる。
請求項8に記載の発明によると、調圧弁手段は、第一ボディ及び第二ボディの少なくとも一方に保持されるので、それらボディ及び調圧弁手段を一体化してなる流体回路モジュールを製造して自動変速機への組付を簡便にすることができる。
請求項9に記載の発明によると、セパレートプレートにおいて変形部の外周側に変形部よりも厚肉に形成される厚肉部は、変形部と共に第一流路と第二流路とを仕切っている。そのため、厚肉部は流路間の差圧によって歪み変形し難くなる一方、厚肉部よりも薄肉の変形部は流路間の差圧によって変形し易くなる。したがって、変形部の歪み量を検出する歪み量センサの検出結果は流路間の差圧に対する分解能の優れたものとなるため、当該検出結果に基づくことで制御手段は供給流体の制御を高精度に実施できる。
請求項10に記載の発明によると、ベース部材とシール部材とを組み合わせてなるセパレートプレートにおいて、シール部材の窓部によるベース部材の露出部分よりも、ベース部材の当該露出部分の外周側とシール部材の窓部の外周側との積層部分は厚肉となる。したがって、窓部を有するシール部材とベース部材とを積層するだけで、ベース部材の上記露出部分によって変形部を、また各部材の上記積層部分によって厚肉部を容易に形成できる。しかも、上述したように厚肉部は歪み変形し難いものとなるので、第一ボディ及び第二ボディの少なくとも一方とベース部材との間のシール性を窓部の外周側において高度に保つことができる。
請求項11に記載の発明によると、検出結果を表す信号を歪み量センサから制御手段へ伝送する信号線はベース部材とシール部材との間に介装される。そのため、第一及び第二ボディ間の変形部に装着された歪み量センサから第一及び第二ボディの外部の制御手段まで信号線を取り出すような場合には、第一流路内や第二流路内ではなく、ベース部材とシール部材との間を通して信号線を取り出すことができる。したがって、それら流路内の流体特性が信号線の存在によって変動することが防止され、また信号線を第一及び第二ボディの外部へ取り出すためのシールがベース部材及びシール部材と信号線との接触によって容易に確保され得る。
請求項12に記載の発明たる自動変速機は、請求項1〜11のいずれか一項に記載の流体回路モジュールと可動要素とを備えるので、小型化を実現できる。
請求項13に記載の発明たる流体回路モジュールによると、それのモジュールボディと自動変速機のケースとの間に介装されるセパレートプレートの変形部は、モジュールボディに形成のモジュール流路とケースに形成のケース流路との間の差圧に応じて歪み変形する。そのため、変形部の歪み量を検出する歪み量センサの検出結果もまた、モジュール流路とケース流路との間の差圧に応じて変化する。したがって、そのような歪み量センサの検出結果に基づくことによって、可動要素への供給流体を制御することが可能になる。しかも、歪み量センサを最低一つ用意するだけで供給流体制御に必要な検出結果が得られるので、流体回路モジュールの体格を小さくできる。
変形部は、モジュール流路側及びケース流路側のうち低圧側へ膨出するように歪み変形するが、当該膨出側の方が逆側よりも歪み量を検出し易い。そこで、請求項14に記載の発明による歪み量センサは、変形部のモジュール流路側及びケース流路側のうち当該変形部が膨出する側に配置されるので、歪み量の検出が容易となり、検出精度が向上する。したがって、そのような歪み量センサの検出結果に基づくことで、制御手段は供給流体制御を高精度に実施可能となる。
請求項15に記載の発明によると、小型化が容易な歪みゲージを歪み量センサとして用いるので、流体回路モジュールの小型化が促進される。
請求項16に記載の発明によると、制御手段では、互いに非連通とされたモジュール流路とケース流路との間の差圧を最低一つの歪み量センサの検出結果から算出して、当該算出結果に応じた供給流体制御を実施することが可能になる。
請求項17に記載の発明によると、制御手段は、調圧弁手段によって圧力調整された供給流体が通されるケース流路と、調圧弁手段の元圧となるライン圧の流体が流通するモジュール流路との差圧を算出するため、当該算出結果は供給流体とライン圧との差圧を表す。そして制御手段では、調圧弁手段が従う制御指令をそのような算出結果に応じて変更するので、供給流体とライン圧との差圧を十分に反映した供給流体制御を実現できる。
請求項18に記載の発明によると、モジュール流路とケース流路とは、変形部に形成されたオリフィス流路によって連通する。このようにオリフィス流路によって連通するモジュール流路とケース流路とについて、それらの間の差圧は、一方から他方へ流出する流体の流出流量に応じて変化する。このことから、モジュール流路とケース流路との間の差圧に応じて変化する歪み量センサの検出結果は、モジュール流路からケース流路への流出流量に応じて変化するものであるとも言える。したがって、制御手段では、モジュール流路からケース流路への流出流量を最低一つの歪み量センサの検出結果から算出して、当該算出結果に応じた供給流体制御を実施することが可能になる。
請求項19に記載の発明によると、制御手段は、調圧弁手段によって圧力調整された供給流体が流通するモジュール流路からケース流路への流出流量を算出するため、当該算出結果は可動要素への流体の供給流量を表すものとなり得る。そして制御手段では、調圧弁手段が従う制御指令をそのような算出結果に応じて変更するので、可動要素への供給流量を十分に反映した供給流体制御を実現できる。
請求項20に載の発明によると、調圧弁手段はモジュールボディに保持されるので、モジュールボディ及び調圧弁手段を一体化してなる流体回路モジュールを製造して自動変速機への組付を簡便にすることができる。
請求項21記載の発明によると、セパレートプレートにおいて変形部の外周側に変形部よりも厚肉に形成される厚肉部は、変形部と共にモジュール流路とケース流路とを仕切っている。そのため、厚肉部は流路間の差圧によって歪み変形し難くなる一方、厚肉部よりも薄肉の変形部は流路間の差圧によって変形し易くなる。したがって、変形部の歪み量を検出する歪み量センサの検出結果は流路間の差圧に対する分解能の優れたものとなるため、当該検出結果に基づくことで制御手段は供給流体の制御を高精度に実施できる。
請求項22に記載の発明によると、ベース部材とシール部材とを組み合わせてなるセパレートプレートにおいて、シール部材の窓部によるベース部材の露出部分よりも、ベース部材の当該露出部分の外周側とシール部材の窓部の外周側との積層部分が厚肉となる。したがって、窓部を有するシール部材とベース部材とを積層するだけで、ベース部材の上記露出部分によって変形部を、また各部材の上記積層部分によって厚肉部を容易に形成できる。しかも、上述したように厚肉部は歪み変形し難いものとなるので、モジュールボディ及びケースの少なくとも一方とベース部材との間のシール性を窓部の外周側において高度に保つことができる。
請求項23に記載の発明によると、検出結果を表す信号を歪み量センサから制御手段へ伝送する信号線はベース部材とシール部材との間に介装される。そのため、モジュールボディ及びケース間の変形部に装着された歪み量センサからモジュールボディ及びケースの外部の制御手段まで信号線を取り出すような場合には、モジュール流路内やケース流路内ではなく、ベース部材とシール部材との間を通して信号線を取り出すことができる。したがって、それら流路内の流体特性が信号線の存在によって変動することが防止され、また信号線をモジュールボディ及びケースの外部に取り出すためのシールがベース部材及びシール部材と信号線との接触によって容易に確保され得る。
請求項24に記載の発明たる自動変速機は、請求項13〜23のいずれか一項に記載の流体回路モジュールと可動要素とケースとを備えるので、小型化を実現できる。
尚、請求項12又は24に記載の自動変速機は、請求項25に記載の発明のように、供給流体によって可動要素が駆動されることにより変速比が段階的に変化する有段変速機であってもよい。あるいは請求項12又は24に記載の自動変速機は、請求項26に記載の発明のように、供給流体によって可動要素が駆動されることにより変速比が無段階に変化する無段変速機であってもよい。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
図2は、本発明の第一実施形態による自動変速機10を示している。自動変速機10は、可動要素12を有する変速機構14と、変速機構14を収容する共に流路16を形成するケース18と、流路16を通じて可動要素12に供給される作動油を制御する流体回路モジュール20とを備えている。可動要素12は、流体回路モジュール20から供給される作動油(以下、供給油という)によって駆動される。この可動要素12の駆動により変速機構14は、自動変速機10の搭載車両の変速比を段階的又は無段階に変化させる。ここで変速比を段階変化させる変速機構14には、可動要素12としての摩擦要素が供給油の圧力に従って係合又は解放するもの等がある。また一方、変速比を無段階変化させる変速機構14には、可動要素12としてのプーリにおけるベルトの巻付径が供給油の圧力に従って変化するものや、入出力ディスクに挟まれたパワーローラを支持するトラニオンを可動要素12として有し供給油の圧力に従ってパワーローラの傾斜角度が変化するもの等がある。
以下では、流体回路モジュール20のうち一可動要素12への供給油を制御する部分について図示をしつつ説明するが、流体回路モジュール20には、当該説明部分と同様な構成部分(図示しない)が可動要素12の数に応じて適数設けられている。
流体回路モジュール20は、ケース18の下部に取り付けられている。図1及び図3〜図5に示すように流体回路モジュール20は、上ボディ22、下ボディ24、セパレートプレート26、電磁弁28、圧力制御弁29、ライン圧制御弁30、歪みゲージ32、制御装置34等から構成されている。
上ボディ22は、アルミニウム等で矩形板状に形成されている。上ボディ22には、一端面36に開口し作動油が流通する流路37が形成されている。
下ボディ24はアルミニウム等で矩形平板状に形成されており、上ボディ22の端面36,38の面積よりも小さい面積の端面39,40を有している。下ボディ24には、一側面41に開口する保持孔42,43,44が形成されている。保持孔42内には、電磁弁28が保持されて位置決めされている。保持孔43内には、スプール45が軸方向へ往復摺動可能に保持されており、それら保持孔43とスプール45とから圧力制御弁29が構成されている。保持孔44内には、スプール46が軸方向へ往復摺動可能に保持されており、それら保持孔44とスプール46とからライン圧制御弁30が構成されている。
下ボディ24にはさらに、一端面39に開口し作動油が流通する複数の流路50〜54が形成されている。流路50は、電磁弁28の出力部56と圧力制御弁29の第一入力部57との間を接続し、流路51は、圧力制御弁29の第二入力部58とライン圧制御弁30の出力部59との間を接続し、流路52は、圧力制御弁29の出力部60に接続されている。また、流路53は、ライン圧制御弁30の入力部61に接続され、流路54は、セパレートプレート26の流路74を介して流路16に接続される。
下ボディ24にはまた、端面39,40を厚さ方向へ貫通する流路62が形成されている。流路62は、図2に示すように車両のオイルパン63内に収容されたストレーナ64に接続されている。尚、ストレーナ64は、オイルパン63内から流路62側へ導かれる作動油中の異物を除去するために設けられている。
図1及び図3〜図5に示すようにセパレートプレート26は、上及び下ボディ22,24よりも薄肉の矩形平板状に形成されており、下ボディ24の端面39,40の面積に略等しい面積の端面64,65を有している。セパレートプレート26は、端面64,65がそれぞれ上及び下ボディ22,24の各端面36,39に重ね合わされた状態で、それら各端面36,39間に介装されている。これにより、上ボディ22の流路37の開口部がセパレートプレート26の一端面64によって覆われ、また下ボディ24の各流路50〜54の開口部がセパレートプレート26の他端面65によって覆われている。セパレートプレート26の端面64において上ボディ22と接していない部分66は取付部66として、ケース18の端面67に重ね合わせ状態で取り付けられている。したがって、セパレートプレート26は、下ボディ24の端面39の取付部66とケース18の端面67との間にも介装されている。
セパレートプレート26には、端面64,65間を厚さ方向へ貫通する流路70〜75が形成されている。流路70は、上ボディ22の流路37と下ボディ24の流路52との間を接続し、流路71は、上ボディ22の流路37と下ボディ24の流路54との間を接続している。また、流路72,73は、下ボディ24の流路62,53にそれぞれ接続されていると共に、車両の内燃機関によって駆動されるオイルポンプ76の入力側と出力側とにそれぞれケース16の流路77,78を介して接続されている。さらにまた、流路74は、下ボディ24の流路54とケース18の流路16との間を接続している。
本実施形態のセパレートプレート26は、図6に示すように、上シール部材80、配線部材81、ベース部材82、下シール部材83をこの順で積層して組み合わせたものからなっている。上シール部材80は紙又は発砲ゴム等でシート状に形成されており、上ボディ22の端面36に面接触することでベース部材82及び配線部材81と上ボディ22との間をシールしている。配線部材81は、ポリイミド等でフィルム状に形成された本体84に銅箔等の信号線85を内包させたものである。したがって、信号線85は、上シール部材80とベース部材82との間に介装された形となっている。下シール部材83は紙又は発砲ゴム等でシート状に形成されており、下ボディ24の端面39に面接触することでベース部材82と下ボディ24との間をシールしている。ベース部材82は、他部材80,81,83よりも厚肉のシート状に鉄等で形成され、ある程度の剛性を持っている。
上シール部材80及び配線部材81には、それらを共に貫通する略円形の窓部86が形成されている。下シール部材83には、それを貫通する円形の窓部87が形成されている。窓部86,87はセパレートプレート26の厚さ方向において互いに重なっており、上及び下ボディ22,24の厚さ方向において略十字状に重なる流路37,51間に位置している。ベース部材82において窓部86,87により露出される部分88は両面側の流路37,51を仕切っており、それら流路37,51間の差圧に応じて歪み変形する変形部88を形成している。また、上シール部材80及び配線部材81の窓部86の外周側と、下シール部材83の窓部87の外周側と、変形部88の外周側との積層部分のうち両面側の流路37,51を仕切っている部分89は、変形部88よりも厚肉の厚肉部89を形成している。
図1及び図3に示すように、窓部86よりも小さな矩形片に形成された歪みゲージ32は変形部88の流路37側に装着され、窓部86内に収容されている。歪みゲージ32は、配線部材81の信号線85に電気的に接続されている。歪みゲージ32は、流路37,51間の差圧に応じた変形部88の歪み量を検出し、その検出結果を表す信号を信号線85を通じて出力する。
制御装置34はマイクロコンピュータ等の電気回路を主体に構成されており、図1に模式的に示すように上及び下ボディ22,24の外部に配置されている。制御装置34は、配線部材81の信号線85と電磁弁28とに電気的に接続されている。制御装置34は、信号線85を通じて伝送される歪みゲージ32の出力信号を受信し、当該出力信号が表す歪みゲージ32の検出結果即ち変形部88の歪み量に基づいて電磁弁28の作動を制御する。
次に、流体回路モジュール20の作動について説明する。
車両のイグニションスイッチがオンされて内燃機関が始動すると、オイルパン63内の作動油はストレーナ64及び流路62,72を通じてオイルポンプ76に吸引され、内燃機関の回転数に応じた圧力でオイルポンプ76から流路73へ吐出される。流路73へ吐出された作動油は、流路53を通じてライン圧制御弁30に供給され、ライン圧制御弁30により所定のライン圧に圧力調整される。このライン圧に調整された作動油は流路51を通じて圧力制御弁29に供給される。
また、イグニションスイッチがオンされると、制御装置34は、車両の走行状態に応じた駆動状態に可動要素12を移行させる又は保持するための制御指令を、電磁弁28に対して与える。このとき制御装置34は、歪みゲージ32の出力信号が表す変形部88の歪み量から流路37,51間の差圧を算出し、当該算出結果に応じて電磁弁28への制御指令を変更する。したがって、制御装置34の制御指令は、歪み量検出時点における流路37,51間の差圧に応じたものとなる。
制御装置34から制御指令を受けた電磁弁28は、圧力制御弁29に供給する作動油の圧力を当該制御指令に従う指令圧に調整する。尚、電磁弁28はその元圧として、例えば流路51のライン圧をモジュレータ弁(図示しない)によって調整して得られるモジュレート圧等を利用する。
電磁弁28から指令圧の作動油を供給され、且つライン圧制御弁30からライン圧の作動油を供給された圧力制御弁29は、流路52,70,37,71,54,74,16を通じて可動要素12に供給する供給油を制御する。このとき圧力制御弁29は、ライン圧を元圧として供給油の圧力を指令圧に従う供給圧に調整する。ここで指令圧は、上述したように制御装置34の制御指令に従うものであるので、供給圧もまた、制御装置34の制御指令に従うものとなる。
以上、第一実施形態では、下ボディ24が「第一ボディ」に相当し、流路51が「第一流路」に相当し、上ボディ22が「第二ボディ」に相当し、流路37が「第二流路」に相当し、上及び下シール部材80,83がそれぞれ「シール部材」に相当する。また、第一実施形態では、歪みゲージ32が「歪み量センサ」に相当し、制御装置34が「制御手段」に相当し、電磁弁28と圧力制御弁29とが共同して「調圧弁手段」を構成している。
このように第一実施形態では、供給圧の流路37とライン圧の流路51との間の差圧に応じた制御指令に従って供給油の圧力が調整されるので、当該差圧を十分に反映した供給油制御を実現できる。また、そのような一可動要素12に対する供給油制御は、小型化の容易な歪みゲージ32を一つ設けるだけで可能となっているので、流体回路モジュール20の体格ひいては自動変速機10の体格が小さくなる。
またさらに第一実施形態では、セパレートプレート26の流路37,51を仕切っている箇所に、薄肉の変形部88と、当該変形部88に外接する厚肉部89とが形成されている。これにより、変形部88は流路37,51間の差圧によって歪み易くなっている一方、厚肉部89は流路37,51間の差圧によって歪み難くなっている。そのため、変形部88の歪み量を検出する歪みゲージ32の検出結果は、流路37,51間の差圧に対する分解能の点で優れたものとなる。さらに第一実施形態では、圧力制御弁29によってライン圧を元圧に調整される供給圧はライン圧以下の圧力となるため、変形部88は供給圧の流路37側へ膨出するように歪み変形する。そのため、変形部88の流路37側に配置されている歪みゲージ32は当該変形部88の歪み量を検出し易くなるので、検出精度の向上が見込まれる。以上より、制御装置34では、流路37,51間の差圧を歪みゲージ32の検出結果から高精度に算出できるので、当該算出結果に基づく電磁弁28の作動制御、ひいては供給油の制御が精確なものなる。
さらにまた第一実施形態では、上シール部材80及び配線部材81の窓部86と下シール部材83の窓部87とによって両面側を露出されたベース部材82の露出部分88が、セパレートプレート26の変形部88を形成している。また、上シール部材80及び配線部材81の窓部86の外周側と、下シール部材83の窓部87の外周側と、変形部88の外周側との積層部分89が、セパレートプレート26の厚肉部89を形成している。したがって、上シール部材80、配線部材81、ベース部材82、下シール部材83を順次積層するだけで、変形部88と厚肉部89とを同時に且つ容易に形成できる。しかも、上述したように厚肉部89は歪み難いので、上シール部材80と上ボディ22との間のシール性並びに下シール部材83と下ボディ24との間のシール性を窓部86、87の外周側において高度に保つことができる。
加えて第一実施形態では、上及び下ボディ22,24間の変形部88に装着された歪みゲージ32の出力信号は、それらボディ22,24の各流路内ではなく、上シール部材80とベース部材82との間に介装された信号線85を通じてボディ22,24外の制御装置34まで伝送される。そのため、上及び下ボディ22,24の各流路内における流体特性が信号線85の存在によって変動することが防止され、また信号線85を外部に取り出すためのシールが上シール部材80及びベース部材82と信号線85との接触によって容易に確保され得る。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例であり、図7〜図9は、当該第二実施形態による自動変速機100を示している。尚、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
自動変速機100の流体回路モジュール110において、セパレートプレート130には第一実施形態の流路70が形成されず、その代わりに、第一実施形態とは異なる構成の窓部131,132、変形部133及び厚肉部134が形成されている。
具体的には、上シール部材80及び配線部材81を貫通する略円形の窓部131は、上ボディ22の流路37において流路71との接続端部とは反対側端部に接続されている。下シール部材83を貫通する円形の窓部132は、下ボディ24の流路52において圧力制御弁29との接続端部とは反対側端部に接続されている。窓部131,132は、セパレートプレート130の厚さ方向において互いに重なっている。
ベース部材82において窓部131,132により露出された変形部133は、その両面側の流路52,37を仕切っている。そして変形部133には、流路52,37間を連通するオリフィス流路136が形成されている。オリフィス流路136は変形部133をその厚さ方向へ円筒孔状に貫通しており、流路52,37の流路面積よりも小さな流路面積を有している。オリフィス流路136を通じて作動油が流路52から流路37へ流出するときには、それら流路52,37間に差圧が生じ、当該差圧に応じて変形部133が歪み変形する。ここで流路52,37間の差圧は、流路52から流路37への流出流量に比例して変化するものであるため、変形部133は流路52から流路37への流出流量に応じて歪み変形すると考えることもできる。尚、かかる変形部133の歪み量は、変形部133の流路37側に装着されて窓部131内に収容された歪みゲージ32によって検出される。
厚肉部134は、上シール部材80及び配線部材81の窓部131の外周側と、下シール部材83の窓部132の外周側と、変形部133の外周側との積層部分のうち両面側の流路52,37を仕切っている部分によって形成されている。
流体回路モジュール110において制御装置140は、制御指令の変更方法を除いて第一実施形態の制御装置34と同様に構成されている。ここで制御装置140による制御指令の変更は、流路52から流路37への流出流量を歪みゲージ32の出力信号が表す変形部133の歪み量から算出した後、当該算出結果に応じた指令となるように実施される。尚、このような制御装置140による制御指令の変更は、例えば、イグニションスイッチのオン直後に流路52,37が空となっている状態から流路52,136,37,71,54,74,16に順次作動油を充填していく場合等に実施される。流体回路モジュール110では、流路52から流路37への流出流量が可動要素12への作動油の供給流量と略一致する構成となっているため、上記作動油の充填を行う場合には、流路52から流路37への流出流量がその充填状態を間接的に表すものとなる。
以上、第二実施形態では、下ボディ24が「第一ボディ」に相当し、流路52が「第一流路」に相当し、上ボディ22が「第二ボディ」に相当し、流路37が「第二流路」に相当し、制御装置140が「制御手段」に相当している。
このような第二実施形態では、流路52から流路37への流出流量に応じた制御指令に従って供給油の圧力が調整されるようになるため、当該流出流量を十分に反映した供給油制御を実現できる。また特に、流路52,37の空状態から上記作動油の充填を実施する場合には、流路52から流路37への流出流量がその充填状態を間接的に表すものとなるので、そうした充填状態を反映した供給油制御が可能となる。そして、このような一可動要素12に対する供給油制御は、第二実施形態においても歪みゲージ32を一つ設けるだけで可能となっているので、流体回路モジュール110及び自動変速機100が小型化される。
またさらに第二実施形態では、セパレートプレート130の流路52,37を仕切っている箇所に、歪み易い薄肉の変形部133と、当該変形部133に外接する歪み難い厚肉部134とが形成されている。そのため、歪みゲージ32の検出結果は、流路52,37間の差圧に対する分解能の点で優れたものとなり、さらには当該差圧に比例した、流路52から流路37への流出流量に対する分解能の点で優れたものともなる。さらに第二実施形態では、オリフィス流路136よりも下流側となる流路37がオリフィス流路136よりも上流側となる流路52に比べて低圧となるため、変形部133は流路37側へ膨出するように歪み変形する。そのため、変形部133の流路37側に配置されている歪みゲージ32は当該変形部133の歪み量を検出し易くなるので、検出精度の向上が見込まれる。以上より、制御装置140では、流路52から流路37への流出流量を歪みゲージ32の検出結果から高精度に算出できるので、当該算出結果に基づく電磁弁28の作動制御及び供給油の制御が精確なものなる。
さらにまた第二実施形態では、第一実施形態の変形部88及び厚肉部89の場合と同様の原理によって変形部133及び厚肉部134がセパレートプレート130の各部材81〜83の積層と同時に且つ容易に形成され得る。しかも、歪み難い厚肉部134の採用によって、下シール部材83と下ボディ24との間のシール性並びに上シール部材80と上ボディ22との間のシール性が窓部131,132の外周側において高度に保たれる。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態は第二実施形態の変形例であり、図10〜図12は、当該第三実施形態による自動変速機200を示している。尚、第二実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
自動変速機200の流体回路モジュール210では、セパレートプレート230に流路74が形成されていない。その代わりに流体回路モジュール210では、端面221,222間を板厚方向へ貫通する流路220がセパレートプレート230に形成され、また窓部131,132の接続対象が第二実施形態とは異なっている。
具体的に流路220は、上ボディ22の流路37と下ボディ24の流路52との間を接続している。
窓部131は、ケース18の流路16において可動要素12とは反対側端部に接続され、また窓部132は、下ボディ24の流路54において流路71との接続端部とは反対側端部に接続されている。これにより、窓部131,132によって露出される変形部133は、その外周側の厚肉部134と共に流路54,16間を仕切っており、当該変形部133のオリフィス流路136は流路54,16同士を連通している。したがって、オリフィス流路136を通じて作動油が流路54から流路16へ流出するときには、それら流路54,16間に差圧が生じ、当該差圧に応じて変形部133が歪み変形する。ここで流路54,16間の差圧は、流路54から流路16への流出流量に比例して変化するものであるため、変形部133は流路54から流路16への流出流量に応じて歪み変形すると考えることもできる。尚、かかる変形部133の歪み量は、変形部133の流路16側に装着されて窓部131内に収容された歪みゲージ32によって検出される。
流体回路モジュール210において制御装置240は、制御指令の変更に際して算出する物理量が流路54から流路16への流出流量であることを除いて第二実施形態の制御装置140と同様に構成されている。尚、制御装置240による制御指令の変更は、例えば、イグニションスイッチのオン直後に流路54,16が空となっている状態から流路52,220,37,71,54,136,16に順次作動油を充填していく場合等に実施される。
以上、第三実施形態では、下ボディ24が「モジュールボディ」に相当し、下ボディ24の流路54が「モジュール流路」に相当し、ケース18の流路16が「ケース流路」に相当し、制御装置240が「制御手段」に相当している。
このような第三実施形態では、流路54から流路16への流出流量に応じた制御指令に従って供給油の圧力が調整されるようになるため、当該流出流量を十分に反映した供給油制御を実現できる。また、流路54,16の空状態から上記作動油の充填を実施する場合には、第二実施形態の場合と同様な原理によって、その充填状態を反映した供給油制御が可能となる。そして、このような一可動要素12に対する供給油制御は、第三実施形態においても歪みゲージ32を一つ設けるだけで可能となっているので、流体回路モジュール210及び自動変速機200が小型になる。
またさらに第三実施形態において歪みゲージ32の検出結果は、第二実施形態の場合と同様な原理によって、流路54から流路16への流出流量に対する分解能の優れたものともなる。さらに第三実施形態では、オリフィス流路136よりも下流側となる流路16がオリフィス流路136よりも上流側となる流路54に比べて低圧となるため、変形部133は流路16側へ膨出するように歪み変形する。そのため、変形部133の流路16側に配置されている歪みゲージ32は当該変形部133の歪み量を検出し易くなるので、検出精度の向上が見込まれる。以上より、制御装置240では、流路54から流路16への流出流量を歪みゲージ32の検出結果から高精度に算出できるので、当該算出結果に基づく電磁弁28の作動制御及び供給油の制御が精確なものなる。
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態は第一実施形態の変形例であり、図13〜図15は、当該第四実施形態による自動変速機300を示している。尚、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
自動変速機300の流体回路モジュール310では、窓部86,87の配設位置が第一実施形態とは異なっている。
具体的には、セパレートプレート26の厚さ方向で重なる窓部86,87が、下ボディ24の厚さ方向において略L字状に重なるケース18の流路16と下ボディ24の流路51との間に位置している。これにより、窓部86,87によって露出される変形部88は、その外周側の厚肉部89と共に流路16,51を仕切っている。したがって、変形部88の流路16側に装着されて窓部86内に収容されている歪みゲージ32は、流路16,51間の差圧に応じた変形部88の歪み量を検出するものとなる。
流体回路モジュール310において制御装置340は、制御指令の変更に際して算出する物理量が流路16,51間の差圧であることを除いて第二実施形態の制御装置34と同様に構成されている。
以上、第四実施形態では、下ボディ24が「モジュールボディ」に相当し、下ボディ24の流路51が「モジュール流路」に相当し、ケース18の流路16が「ケース流路」に相当し、制御装置340が「制御手段」に相当している。
このような第四実施形態では、供給圧の流路16とライン圧の流路51との間の差圧に応じた制御指令に従って供給油の圧力が調整されるようになるため、当該差圧を十分に反映した供給油制御を実現できる。また、そのような一可動要素12に対する供給油制御は、第二実施形態においても歪みゲージ32を一つ設けるだけで可能となっているので、流体回路モジュール310の体格ひいては自動変速機300の体格が小さくなっている。
またさらに第四実施形態において歪みゲージ32の検出結果は、第一実施形態の場合と同様な原理によって、流路16,51間の差圧に対する分解能の優れたものともなる。さらに第四実施形態では、ライン圧の流路51よりも低圧となる供給圧の流路16側へ膨出するように変形部88が歪み変形するので、変形部88の流路16側に配置されている歪みゲージ32は当該変形部88の歪み量を検出し易くなり、その検出精度が向上する。以上より、制御装置340では、流路16,51間の差圧を歪みゲージ32の検出結果から高精度に算出できるので、当該算出結果に基づく電磁弁28の作動制御及び供給油の制御が精確なものなる。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。
例えば第一〜第四実施形態において、歪みゲージ32を変形部88,133の流路51,52,54,16側に配置するようにしてもよく、この場合、配線部材81はベース部材82と下シール部材83との間に介装される。あるいは第一〜第四実施形態において、歪みゲージ32を変形部88,133の両面側に配置するようにしてもよく、この場合、配線部材81はベース部材82と上シール部材80との間並びにベース部材82と下シール部材83との間に介装される。そして、いずれの場合でも、変形部88,133に装着する歪みゲージ32の個数については、適宜設定することができる。
また、第一〜第四実施形態においては、変形部88,133の歪み量を検出可能な歪みゲージ32以外の公知のセンサを、「歪み量センサ」として変形部88,133に装着するようにしてもよい。
さらに第一〜第四実施形態において、セパレートプレート26,130,230を一部材により構成して、当該部材に窓部86,87,131,132、変形部88,133、厚肉部89,134を形成するようにしてもよい。また、第一〜第四実施形態において、セパレートプレート130に窓部86,87,131,132を形成せず、流路37,51、流路52,37、流路54,16又は流路16,51を仕切る部分によって他の部位と同一厚さの変形部88,133を形成するようにしてもよい。
またさらに第一〜第四実施形態において、可動要素12への供給油の圧力を電磁弁28によって直接調整するようにして、当該電磁弁28単独で「調圧弁手段」を構成してもよい。
さらにまた第一〜第四実施形態において、他の実施形態の特徴的構成を組み合わせるようにしてもよい。
加えて第二実施形態において、セパレートプレート130の流路71が形成されている箇所に、窓部132、変形部133及び厚肉部134とは別の窓部、変形部及び厚肉部を形成し、当該別の変形部に歪みゲージ32とは別の歪みゲージを装着するようにしてもよい。また、第二及び第三実施形態において、変形部133にオリフィス流路136を複数形成するようにしてもよい。
第一実施形態による自動変速機を示す図であって、図3のI−I断面図である。 第一実施形態による自動変速機を示す部分断面正面図(A)及び部分断面側面図(B)である、 第一実施形態による自動変速機の流体モジュールを示す図であって、図4のIII−III断面図である。 第一実施形態による自動変速機を示す図であって、図3のIV−IV断面図である。 第一実施形態による自動変速機を示す図であって、図3のV−V断面図である。 第一実施形態による自動変速機の流体モジュールの要部を拡大して示す断面図である。 第二実施形態による自動変速機を示す図であって、図8のVII−VII断面図である。 第二実施形態による自動変速機の流体モジュールを示す図であって、図7のVIII−VIII断面図である。 第二実施形態による自動変速機の流体モジュールの要部を拡大して示す断面図である。 第三実施形態による自動変速機を示す図であって、図11のX−X断面図である。 第三実施形態による自動変速機の流体モジュールを示す図であって、図10のXI−XI断面図である。 第三実施形態による自動変速機の流体モジュールの要部を拡大して示す断面図である。 第四実施形態による自動変速機を示す図であって、図14のXIII−XIII断面図である。 第四実施形態による自動変速機の流体モジュールを示す図であって、図13のXIV−XIV断面図である。 第四実施形態による自動変速機の流体モジュールの要部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
10,100,200,300 自動変速機、12 可動要素、16 流路(ケース流路)、18 ケース、20,110,210,310 流体回路モジュール、22 上ボディ(第二ボディ)、24 下ボディ(第一ボディ、モジュールボディ)、26,130,230 セパレートプレート、28 電磁弁(調圧弁手段)、29 圧力制御弁(調圧弁手段)、30 ライン圧制御弁、32 歪みゲージ(歪み量センサ)、34,140,240,340 制御装置(制御手段)、37 流路(第二流路)、51 流路(第一流路、モジュール流路)、52 流路(第一流路)、54 流路(モジュール流路)、80 上シール部材(シール部材)、81 配線部材、82 ベース部材、83 下シール部材(シール部材)、84 本体、85 信号線、86,87,131,132 窓部、88,133 変形部、89,134 厚肉部、136 オリフィス流路

Claims (26)

  1. 自動変速機において可動要素に供給される流体を制御する流体回路モジュールであって、
    第一流路を形成する第一ボディと、
    第二流路を形成する第二ボディと、
    前記第一ボディと前記第二ボディとの間に介装され、前記第一流路と前記第二流路との間の差圧に応じて歪み変形する変形部を有するセパレートプレートと、
    前記変形部に装着され、前記変形部の歪み量を検出する歪み量センサと、
    前記歪み量センサの検出結果に基づいて前記可動要素への供給流体を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする流体回路モジュール。
  2. 前記歪み量センサは、前記変形部の前記第一流路側及び前記第二流路側のうち前記変形部が膨出する側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の流体回路モジュール。
  3. 前記歪み量センサとして歪みゲージを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の流体回路モジュール。
  4. 前記第一流路と前記第二流路とは非連通とされ、
    前記制御手段は、前記歪み量センサの検出結果から前記差圧を算出し、当該算出結果に応じた制御を前記供給流体に対して実施することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体回路モジュール。
  5. 前記供給流体の圧力を前記制御手段の制御指令に従って調整する調圧弁手段をさらに備え、
    前記第一流路には、前記調圧弁手段の元圧となるライン圧の流体が流通し、
    前記第二流路には、前記調圧弁手段によって圧力調整された前記供給流体が流通し、
    前記制御手段は、前記算出結果に応じて前記制御指令を変更することを特徴とする請求項4に記載の流体回路モジュール。
  6. 前記変形部には、前記第一流路と前記第二流路とを連通するオリフィス流路が形成され、
    前記制御手段は、前記第一流路から前記第二流路への流出流量を前記歪み量センサの検出結果から算出し、当該算出結果に応じた制御を前記供給流体に対して実施することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体回路モジュール。
  7. 前記供給流体の圧力を前記制御手段の制御指令に従って調整する調圧弁手段をさらに備え、
    前記第一流路には、前記調圧弁手段によって圧力調整された前記供給流体が流通し、
    前記制御手段は、前記算出結果に応じて前記制御指令を変更することを特徴とする請求項6に記載の流体回路モジュール。
  8. 前記調圧弁手段は、前記第一ボディ及び前記第二ボディの少なくとも一方に保持されることを特徴とする請求項5又は7に記載の流体回路モジュール。
  9. 前記セパレートプレートは、前記変形部の外周側に前記変形部よりも厚肉に形成された厚肉部を有し、前記変形部及び前記厚肉部は共に前記第一流路と前記第二流路とを仕切っていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の流体回路モジュール。
  10. 前記セパレートプレートは、ベース部材と、前記ベース部材に積層されて前記第一ボディ及び前記第二ボディの少なくとも一方と前記ベース部材との間をシールするシール部材とを組み合わせてなり、
    前記シール部材は、前記ベース部材を露出する窓部を有し、
    前記変形部は、前記ベース部材の前記窓部による露出部分によって形成され、
    前記厚肉部は、前記ベース部材の前記露出部分の外周側と前記シール部材の前記窓部の外周側との積層部分によって形成されることを特徴とする請求項9に記載の流体回路モジュール。
  11. 前記検出結果を表す信号を前記歪み量センサから前記制御手段へ伝送する信号線をさらに備え、
    前記信号線は、前記ベース部材と前記シール部材との間に介装されることを特徴とする請求項10に記載の流体回路モジュール。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の流体回路モジュールと、
    前記可動要素と、
    を備えることを特徴とする自動変速機。
  13. 可動要素を収容するケースにケース流路が形成されてなる自動変速機において前記ケース流路を通じて前記可動要素に供給される流体を制御する流体回路モジュールであって、
    モジュール流路を形成するモジュールボディと、
    前記モジュールボディと前記ケースとの間に介装され、前記モジュール流路と前記ケース流路との間の差圧に応じて歪み変形する変形部を有するセパレートプレートと、
    前記変形部に装着され、前記変形部の歪み量を検出する歪み量センサと、
    前記歪み量センサの検出結果に基づいて前記可動要素への供給流体を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする流体回路モジュール。
  14. 前記歪み量センサは、前記変形部の前記モジュール流路側及び前記ケース流路側のうち前記変形部が膨出する側に配置されることを特徴とする請求項13に記載の流体回路モジュール。
  15. 前記歪み量センサとして歪みゲージを備えることを特徴とする請求項13又は14に記載の流体回路モジュール。
  16. 前記モジュール流路は前記ケース流路に対して非連通とされ、
    前記制御手段は、前記歪み量センサの検出結果から前記差圧を算出し、当該算出結果に応じた制御を前記供給流体に対して実施することを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の流体回路モジュール。
  17. 前記供給流体の圧力を前記制御手段の制御指令に従って調整する調圧弁手段をさらに備え、
    前記モジュール流路には、前記調圧弁手段の元圧となるライン圧の流体が流通し、
    前記制御手段は、前記算出結果に応じて前記制御指令を変更することを特徴とする請求項16に記載の流体回路モジュール。
  18. 前記変形部には、前記モジュール流路を前記ケース流路に連通させるオリフィス流路が形成され、
    前記制御手段は、前記モジュール流路から前記ケース流路への流出流量を前記センサの検出結果から算出し、当該算出結果に応じた制御を前記供給流体に対して実施することを特徴とする請求項項13〜15のいずれか一項に記載の流体回路モジュール。
  19. 前記供給流体の圧力を前記制御手段の制御指令に従って調整する調圧弁手段をさらに備え、
    前記モジュール流路には、前記調圧弁手段によって圧力調整された前記供給流体が流通し、
    前記制御手段は、前記算出結果に応じて前記制御指令を変更することを特徴とする請求項18に記載の流体回路モジュール。
  20. 前記調圧弁手段は前記モジュールボディに保持されることを特徴とする請求項17又は19に記載の流体回路ジュール。
  21. 前記セパレートプレートは、前記変形部の外周側に前記変形部よりも厚肉に形成された厚肉部を有し、前記変形部及び前記厚肉部は共に前記モジュール流路と前記ケース流路とを仕切っていることを特徴とする請求項13〜20のいずれか一項に記載の流体回路モジュール。
  22. 前記セパレートプレートは、ベース部材と、前記ベース部材に積層されて前記モジュールボディ及び前記ケースの少なくとも一方と前記ベース部材との間をシールするシール部材とを組み合わせてなり、
    前記シール部材は、前記ベース部材を露出する窓部を有し、
    前記変形部は、前記ベース部材の前記窓部による露出部分によって形成され、
    前記厚肉部は、前記ベース部材の前記露出部分の外周側と前記シール部材の前記窓部の外周側との積層部分によって形成されることを特徴とする請求項21に記載の流体回路モジュール。
  23. 前記検出結果を表す信号を前記歪み量センサから前記制御手段へ伝送する信号線をさらに備え、
    前記信号線は、前記ベース部材と前記シール部材との間に介装されることを特徴とする請求項22に記載の流体回路モジュール。
  24. 請求項13〜23のいずれか一項に記載の流体回路モジュールと、
    前記可動要素と、
    前記ケースと、
    を備えることを特徴とする自動変速機。
  25. 前記供給流体によって前記可動要素が駆動されることにより変速比が段階的に変化する有段変速機であることを特徴とする請求項12又は24に記載の自動変速機。
  26. 前記供給流体によって前記可動要素が駆動されることにより変速比が無段階に変化する無段変速機であることを特徴とする請求項12又は24に記載の自動変速機。
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