JP2006076594A - 蓋材およびそれを用いた包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蓋材10を、外面から内面にむけて、フレキソ印刷層11、基材層12、樹脂フィルム層13、熱接着層14を順次積層して形成したのである。また食品等の容器の蓋に、蓋材10を用いた包装体を形成したのである。
【選択図】図1
Description
実施例1として、外面から内面に向けて順に、紫外線硬化型インキのフレキソ印刷、プライマーコート(1g/m2 )、40μm軟質アルミニウム箔(μmは、厚みを示す。以下、同じ。)、ドライラミネート接着剤(3g/m2 )、12μm2軸延伸PETフィルム、ヒートシールコート(4g/m2 )からなる蓋材を作製した。蓋材作製の方法は、アルミニウム箔の片面に塩酢ビマレイン酸共重合体(塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体)及びアクリル酸樹脂を主成分とするプライマーコート剤を、グラビア方式で塗布後、反対面にポリエステル系ドライラミネート接着剤を用いて2軸延伸PETフィルムを積層し、そのPETフィルム面上にアクリル変性ポリウレタン系樹脂及びアクリル酸エステル系樹脂を主成分とするヒートシールコート剤をグラビア方式で塗布し、プライマーコート面に紫外線硬化型インキ(アクリル系モノマーを主成分とするSun Chemical社製ROYOFLEX−AL−F)のフレキソ印刷を施し、その後、紫外線を照射することにより印刷層を硬化させたものを適宜形状に打ち抜くことによった。
実施例2として、外面から内面に向けて順に、紫外線硬化型インキのフレキソ印刷、40μm軟質アルミニウム箔、ドライラミネート接着剤(3g/m2 )、12μm2軸延伸PETフィルム、ヒートシールコート(4g/m2 )からなる蓋材を作製した。蓋材作製の方法は、アルミニウム箔の一方面にポリエステル系ドライラミネート接着剤を用いて2軸延伸PETフィルムを積層し、そのPETフィルム面上に、アクリル変性ポリウレタン系樹脂及びアクリル酸エステルを主成分とするヒートシールコート剤を、グラビア方式で塗布し、他方面に直接紫外線硬化型インキ(アクリル系モノマーを主成分とするSun Chemical社製ROYOFLEX−AL−F)のフレキソ印刷を施し、その後、紫外線を照射することにより印刷層を硬化させたものを適宜形状に打ち抜くことによった。
実施例3として、外面から内面に向けて順に、オーバープリントコート(1.5g/m2 )、紫外線硬化型インキのフレキソ印刷、プライマーコート(1g/m2 )、40μm軟質アルミニウム箔、ドライラミネート接着剤(3g/m2 )、12μm2軸延伸PETフィルム、ヒートシールコート(4g/m2 )からなる蓋材を作製した。蓋材作製の方法は、アルミニウム箔の片面に塩酢ビマレイン酸共重合体及びアクリル酸樹脂を主成分とするプライマーコート剤を、グラビア方式で塗布後、反対面にポリエステル系ドライラミネート接着剤を用いて2軸延伸PETフィルムを積層し、そのPETフィルム面上に、アクリル変性ポリウレタン系樹脂及びアクリル酸エステル系樹脂を主成分とするヒートシールコート剤をグラビア方式で塗布し、プライマーコート面に紫外線硬化型インキ(アクリル系モノマーを主成分とするSun Chemical社製ROYOFLEX−AL−F)のフレキソ印刷を施し、その後、紫外線を照射することにより印刷層を硬化させ、さらに印刷層上に透明ニスを用いてオーバープリントコートを施したものを適宜形状に打ち抜くことによった。
実施例4として、外面から内面に向けて順に、紫外線硬化型インキのフレキソ印刷、60g/m2 コート紙、ドライラミネート接着剤(3g/m2 )、12μm2軸延伸PETフィルム、ヒートシールコート(4g/m2 )からなる蓋材を作成した。蓋材作製の方法は、実施例2のアルミニウム箔をコート紙に置き換えた以外は、上記実施例2と同様の工程によった。
実施例5として、外面から内面に向けて順に、紫外線硬化型インキのフレキソ印刷、プライマーコート(1g/m2 )、40μm軟質アルミニウム箔、ドライラミネート接着剤(3g/m2 )、12μm2軸延伸PETフィルム、ヒートシールコート(4g/m2 )からなる蓋材を作製した。蓋材作製の方法は、アルミニウム箔の片面に溶液型熱硬化タイプのニトロセルロースとアクリルのブレンド樹脂を主成分とするプライマーコート剤を、グラビア方式で塗布後、反対面にポリエステル系ドライラミネート接着剤を用いて2軸延伸PETフィルムを積層し、そのPETフィルム面上にアクリル変性ポリウレタン系樹脂及びアクリル酸エステル系樹脂を主成分とするヒートシールコート剤を、グラビア方式で塗布し、プライマーコート面に紫外線硬化型インキ(アクリル系モノマーを主成分とするSun Chemical社製ROYOFLEX−AL−F)のフレキソ印刷を施し、その後、紫外線を照射することにより印刷層を硬化させたものを適宜形状に打ち抜くことによった。
比較例1として、外面から内面に向けて順に、オーバープリントコート、グラビア印刷、40μm軟質アルミニウム箔、ヒートシールコート(4g/m2 )からなる蓋材を作製した。蓋材作製の方法は、アルミニウム箔の片面にニトロセルロースを主成分とするグラビア印刷(塗布量2.0g/m2 )を施し、150℃のオーブン中で印刷層を加熱硬化させた後、その上に溶液型熱硬化タイプのニトロセルロースとアクリルのブレンド樹脂を主成分とするオーバープリントコート(塗布量1.5g/m2 )をグラビア方式でさらに施し、反対面にアクリル変性ポリウレタン系樹脂及びアクリル酸エステル系樹脂を主成分とするヒートシールコート剤をグラビア方式で施したものを適宜形状に打ち抜くことによった。
比較例2として、外面から内面に向けて順に、オーバープリントコート、グラビア印刷、プライマーコート、40μm軟質アルミニウム箔、ヒートシールコート(4g/m2 )からなる蓋材を作製した。蓋材作製の方法は、アルミニウム箔の片面に塩酢ビマレイン酸共重合体及びアクリル酸樹脂を主成分とするプライマーコート剤(塗布量1g/m2 )を塗布し、その上にニトロセルロースを主成分とするグラビア印刷(塗布量2.0g/m2 )を施し、150℃のオーブン中で印刷層を加熱硬化させた後、その上に溶液型熱硬化タイプのニトロセルロースとアクリルのブレンド樹脂を主成分とするオーバープリントコート(塗布量1.5g/m2 )をグラビア方式でさらに施し、反対面にアクリル変性ポリウレタン系樹脂及びアクリル酸エステル系樹脂を主成分とするヒートシールコート剤をグラビア方式で施したものを適宜形状に打ち抜くことによった。
比較例3として、外面から内面に向けて順に、12μm2軸延伸PETフィルム、ドライラミネート接着剤、グラビア印刷、40μm軟質アルミニウム箔、ヒートシールコート(4g/m2 )からなる蓋材を作製した。蓋材作製の方法は、軟質アルミニウム箔の一方面にニトロセルロースを主成分とするグラビア印刷(塗布量2.0g/m2 )を施し、その上に2軸延伸PETフィルムを溶剤タイプのドライラミネート接着剤(塗布量3g/m2 )を用いラミネートし、反対面にアクリル変性ポリウレタン系樹脂及びアクリル酸エステル系樹脂を主成分とするヒートシールコート剤をグラビア方式で施したものを適宜形状に打ち抜くことによった。
10a 線シール
11 フレキソ印刷層
12 基材層
13 樹脂フィルム層
14 熱接着層
20 包装体
21 容器
21a フランジ
22 内容物
Claims (11)
- 外面から内面に向けて、フレキソ印刷層、基材層、樹脂フィルム層、熱接着層を順次積層してなる蓋材。
- 前記フレキソ印刷層に、紫外線硬化型インキを用いた請求項1に記載の蓋材。
- 前記紫外線硬化型インキを、無溶剤で、耐熱性を有するものとした請求項2に記載の蓋材。
- 前記基材層が、紙を含む請求項1から3のいずれかに記載の蓋材。
- 前記基材層が、アルミニウム箔を含む請求項1から4のいずれかに記載の蓋材。
- 前記アルミニウム箔の少なくとも一面に、プライマーコート処理が施されている請求項
5に記載の蓋材。 - 前記アルミニウム箔の厚みを、5〜100μmとした請求項5または6に記載の蓋材。
- 前記樹脂フィルム層が、厚み3〜25μmのポリエステル系フィルムからなる請求項1から7のいずれかに記載の蓋材。
- 前記フレキソ印刷層の外面に、オーバーコート処理がなされている請求項1から8のいずれかに記載の蓋材。
- 請求項1から9のいずれかに記載の蓋材を、フランジを有する容器の当該フランジに熱接着した包装体。
- 請求項1から9のいずれかに記載の蓋材を、フランジを有する容器の当該フランジに線シールした包装体。
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JP2012180118A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Showa Denko Packaging Co Ltd | 内容物付着防止蓋材 |
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