JP2006076063A - 射出成形機の金型保護方法 - Google Patents
射出成形機の金型保護方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006076063A JP2006076063A JP2004260918A JP2004260918A JP2006076063A JP 2006076063 A JP2006076063 A JP 2006076063A JP 2004260918 A JP2004260918 A JP 2004260918A JP 2004260918 A JP2004260918 A JP 2004260918A JP 2006076063 A JP2006076063 A JP 2006076063A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molding machine
- injection molding
- temperature
- protection pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明による射出成形機の金型保護方法は、成形時に金型(1,2)の温度を計測し、この金型温度に対応して予め金型保護圧力テーブル(11)に記憶されている金型保護圧力値(AR1〜AR4)と作業者により予め設定された金型保護圧力設定値(BR)を比較し、金型保護圧力値(AR1〜AR4)が大の場合、前記金型保護圧力設定値(BR)を補正する方法である。
【選択図】図1
Description
この型締装置が型閉動作中に可動金型と固定金型との間に異物を挟んだ場合、このまま型閉を強行すると金型を損傷し、正常な製品を成形できなくなる。したがって、このような異常時において金型を損傷させないための金型保護方法が型締装置には適用されている。
まず、可動金型が型閉動作を行い、金型保護開始位置aに到達すると、金型保護の処理動作が開始される。まず、型締装置を駆動するサポータの駆動トルクが金型保護トルクTR0に制限されて型閉動作を継続する(第1ステップS1)。次に、金型が金型タッチ位置bに到達したか否かを判定する(第2ステップS2)。到達している場合、型閉すなわち金型タッチ完了となり金型保護の処理動作は終了され、型締動作へと移行する。到達していない場合は、次に、駆動トルクが金型保護トルクTR0に上昇したか否かを判定する(第3ステップS3)。上昇していない場合は第2ステップS2へ戻る。上昇している場合は、次に、タイマーの計時を開始する(図3の位置Cで第4ステップS4)、次に、タイマーの計時が金型保護時間T1を経過したか否かを判定する(図3の位置c〜dで第5ステップS5)。経過していない場合は第2ステップS2へ戻る。経過している場合は、次に、警報を発する(図3の位置dで第6ステップS6)。
すなわち、成形中の金型温度や圧力条件を変更させる、もしくは金型を交換するなど、成形条件が変わる場合に、同時に金型保護設定値も変更する必要があった。特に、成形を開始し、金型温度が上昇することにより金型自体が熱により膨張し、固定金型のガイドピン摺動部の嵌め合いが微小に狂い、結果わずかに型閉のための負荷トルクが上昇するという現象が生じる。通常、金型保護設定は成形開始前に行うため、金型によっては成形開始後に金型温度の上昇により再度、金型保護圧力の設定をし直さなければ、正常であるにもかかわらず金型保護機能が働き、型閉動作を停止させてしまうといった問題があった。
すなわち、成形開始後、金型温度に対応した適切な金型保護圧力を検知し、作業者が設定を行った金型保護圧力設定値との比較を行い、その時点で不適切であれば自動で金型保護圧力設定値を変更する機能が設けられているため、自動運転が開始された後に、正常であるにもかかわらず金型保護機能が作用し、型閉動作が停止することによって、作業者が再度金型保護設定を修正するような必要がなくなると共に段取りから自動運転までの一連の動作がスムーズに行えることから生産性の向上が得られる。また、金型保護圧力の初期設定値を金型保護圧力テーブルに設けてある為、作業者の誤入力を防げるといった効果もある。
図1は本発明による射出成形機の金型保護方法を適用した射出成形機の型締装置10を示しており、図2は、射出成形機の作業者により予めコントローラ5内に設定された金型保護圧力設定値BRを自動補正するために図1のコントローラ5内に設けられた金型保護圧力テーブル11であり、予め型閉に必要な図1の型開閉サーボモータ6のモータトルクを金型の温度幅に基づく温度域別に最も適切な値の金型保護圧力値AR1〜AR4をデータベースとして整理し、さらに、前記各金型保護圧力設定値BRを補正するための前記型開閉サーボモータ6のトルク値として設定された保護圧力補正値TR1〜TR4が前記温度域別に設定されている。
そのため、自動成形が開始された後に、正常であるにもかかわらず金型保護機能が作用し、型閉動作が停止することによって、作業者が再度金型保護設定を修正するようなことは必要がなくなるため、段取りから自動運転までの一連の動作がスムーズに行えると共に、作業が中断しないことから生産性の向上につなげることもできる。
2 可動金型
5 コントローラ
6 型開閉サーボモータ
10 型締装置
11 金型保護圧力テーブル
AR1〜AR4 金型保護圧力値
TR1〜TR4 保護圧力補正値
BR 金型保護圧力設定値
Claims (5)
- 射出成形機の固定金型(1)に対して可動金型(2)を移動させる型締装置(10)を用い、成形時に前記金型(1,2)の温度を計測し、前記金型(1,2)の金型温度に対応し予め金型保護圧力テーブル(11)に記憶されている金型保護圧力値(AR1〜AR4)と予め設定された金型保護圧力設定値(BR)とを比較し、前記金型保護圧力値(AR1〜AR4)が前記金型保護圧力設定値(BR)よりも大の場合、前記金型保護圧力設定値(BR)を補正することを特徴とする射出成形機の金型保護方法。
- 前記補正に用いる保護圧力補正値(TR1〜TR4)は、前記金型温度の温度幅に基づく温度域別に型開閉サーボモータ(6)のトルク値として設定されていることを特徴とする請求項1記載の射出成形機の金型保護方法。
- 前記保護圧力補正値(TR1〜TR4)は、前記型開閉サーボモータ(6)の少なくとも容量、ピークトルク及び機種の何れか又は全てに基づいて設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形機の金型保護方法。
- 前記金型温度の温度域は、変更可能であることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の射出成形機の金型保護方法。
- 前記型締装置(10)は、トグル式であることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の射出成形機の金型保護方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004260918A JP4278592B2 (ja) | 2004-09-08 | 2004-09-08 | 射出成形機の金型保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004260918A JP4278592B2 (ja) | 2004-09-08 | 2004-09-08 | 射出成形機の金型保護方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006076063A true JP2006076063A (ja) | 2006-03-23 |
JP4278592B2 JP4278592B2 (ja) | 2009-06-17 |
Family
ID=36155927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004260918A Expired - Fee Related JP4278592B2 (ja) | 2004-09-08 | 2004-09-08 | 射出成形機の金型保護方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4278592B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015134438A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 株式会社ソディック | 射出成形機の金型保護設定値自動算出方法、及び射出成形機 |
JP2019077041A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | 株式会社タハラ | 中空成形方法および中空成形装置 |
-
2004
- 2004-09-08 JP JP2004260918A patent/JP4278592B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015134438A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 株式会社ソディック | 射出成形機の金型保護設定値自動算出方法、及び射出成形機 |
JP2019077041A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | 株式会社タハラ | 中空成形方法および中空成形装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4278592B2 (ja) | 2009-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4668261B2 (ja) | 成形条件設定方法及び射出成形機の制御方法 | |
EP1645395B1 (en) | Controller of injection molding machine | |
JP3080617B1 (ja) | 射出成形機の金型保護装置 | |
US7132069B2 (en) | Mold clamping force correction method for mold clamping apparatus | |
US20050218544A1 (en) | Mold closure position detection method for mold clamping apparatus | |
US20060197248A1 (en) | Mold clamping force correction method for mold clamping apparatus | |
CN109808140B (zh) | 注射成型机的控制方法以及注射成型机 | |
JP2005280047A (ja) | トグル式射出成形機の型締力調整装置 | |
JP4278592B2 (ja) | 射出成形機の金型保護方法 | |
JP3562582B2 (ja) | 射出成形機の制御方法及び制御装置 | |
JP2010042689A (ja) | 型締装置の型締力補正方法 | |
JP3276727B2 (ja) | トグル式射出成形機の型厚補正方法及び装置 | |
JP5692856B2 (ja) | 薄板の射出プレス成形方法および薄板の射出プレス成形装置 | |
JP2005231082A (ja) | 電動射出成形機の負荷検出装置 | |
JP6211571B2 (ja) | トグル式射出成形機における金型取付段取方法およびトグル式射出成形機 | |
JP2019195976A (ja) | 射出成形機および射出成形機の型厚設定方法 | |
JPH07121529B2 (ja) | 金型保護装置 | |
JPS59146825A (ja) | トグル式射出成形機の型締力温度補償装置 | |
JPH0626812B2 (ja) | 金型の全閉位置決定方法 | |
JP6188250B2 (ja) | 射出成形機および射出成形機の制御方法 | |
JP2006015527A (ja) | 射出成形機 | |
JPS63126659A (ja) | 型締装置の金型接触位置設定方法及び装置 | |
JPS63130323A (ja) | 型締機構における制御位置設定方法 | |
JPH04103311A (ja) | 型締力調整方式 | |
JPH09267370A (ja) | 電動式射出成形機の金型保護方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060927 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20081009 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081202 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20090116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090210 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090310 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |