JP2006075181A - 側注管 - Google Patents

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Abstract

【課題】注射針を装着しない注射器の先管等を突き刺し易くするとともに、側注後先管等を抜き取った後に拡大されている穴が即座に閉塞されるようにした側注管を提供する。
【解決手段】血液又は薬液の導液チューブ2、2間の流路に連通する管体3の端部に、弾性栓4をその上面の一部を露出させるための開口5′を有するキャップ5にて圧迫した状態で固定し、該弾性栓4の露出部4′に上下面を貫通する縦穴6を設け、該縦穴6を前記キャップによる圧迫で閉塞してなり、前記弾性栓4の縦穴6をキャップ5による圧迫前に平面一文字状に形成し、かつ該弾性栓の外周に前記縦穴の平面形状の長さ方向と、これに直交する方向の膨出部4a、4a′、4b、4b′を設け、弾性栓のキャップへの圧入を容易にするとともに、圧入後の縦穴6の開口性と閉塞性とを共に良好にできるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、輸血または輸液セットの導液チューブ或いは人工腎臓などの体外血液回路の導液チューブを通して施療に必要な薬液や栄養剤等を混入できるようにした側注管に関するものである。
従来一般的に用いられていた側注管は、図7に示すように、血液又は薬液の導液チューブ51、51間の流路に連通する管体52の端部に、注射針Sが突き刺し可能な柔らかさのある弾性栓(ゴム栓)53を上面の一部が露出する開口54′を有するキャップ54にて圧迫した状態で固定していた。したがって、前記導液チューブ51、51間の流路中に薬液や栄養剤等の側注は、薬液等を吸引した注射器Cの注射針Sを弾性栓53に刺して行っていた。この場合、前記弾性栓53は側注後注射針Sを抜き取るとその針跡がキャップによる圧迫と素材自身の弾性とにより即座に閉塞されて液漏れなどの障害を生じさせないようになっていた。この側注のために使用された注射針は一回使用毎に廃棄されるが、その廃棄に当たって針には保護キャップが施される。そのときなどに針先を手指に突き刺してしまう事故を起こす可能性があり、該注射針の針先にたまたま感染性保菌者の血液が付着していた場合には感染という事態になるおそれがあった。
そこで、近年、注射針を用いないニードレス側注管が提案されている(特開2000−217929号)。このニードレス側注管は、図8に示すように、注射針を装着しない注射器Cの先管C′を用いて弾性栓61に突き刺せるようにするため、該弾性栓61の上下面を貫通する縦穴62を設けてなるものである。この縦穴62は導液チューブ63、63間の流路を流れる血液又は薬液が該縦穴62から漏出しないようにするため、側管64及びキャップ65による弾性栓61の圧迫で強く閉塞させている。このニードレス側注管はこの縦穴62に注射器Cの先管C′を突き刺すことにより前記導液チューブ63、63間の流路中に薬液や栄養剤等の側注が行えるようにしているものである。
特開2000−217929号
しかしながら、上記ニードレス側注管では、側注に際し、注射器の先管を突き刺してできた後の縦穴62の閉塞性を高めるために、弾性栓61は側管64及びキャップ65にて極めて強く圧迫する必要があり、したがって、縦穴62の上端側に注射器Cの先管C′をガイドするための円筒部66が設けられていたが、その高い閉塞性に抗して縦穴62を開口させるには大きな力が必要となる故、薬液や栄養剤等の側注作業を極めて困難にしていた。
本発明は、上記問題を解消するためのもので、その目的とするところは、側注に際し、注射針を装着しない注射器の先管等を突き刺し易くするとともに、側注後先管等を抜き取った後に拡大されている穴が即座に閉塞されるようにした新規な側注管を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係る側注管は、血液又は薬液の導液チューブの流路に連通する管体の連通端を閉塞するための弾性栓を該管体及びまたは開口を有するキャップにて圧迫した状態で固定し、該弾性栓のキャップ開口からの露出部に上下面を貫通する縦穴を設け、該縦穴を前記圧迫で閉塞しさせてなる側注管において、前記弾性栓の縦穴を圧迫前に平面一文字状に形成し、かつ該弾性栓の外周に前記縦穴の平面形状の長さ方向と、これに直交する方向の膨出部を設けたことを特徴とし、弾性栓の管体及びまたは開口を有するキャップへの圧入を容易にするとともに、圧入後の縦穴の開口性と閉塞性とを共に良好にできるように構成した。
また、請求項2に記載の発明に係る側注管は、前記縦穴の形状が、両端部で接し中央部で離反する流線形であることを特徴とし、縦穴がより少ない力で開口しながら閉塞性に優れるように構成した。
さらに、請求項3に記載の発明に係る側注管は、前記縦穴の平面形状の長さ方向の膨出部間の寸法に対して、直交方向の膨出部間の寸法を若干長目にしたことを特徴とし、縦穴の開口性を保ちつつ閉塞性をより高め得るように構成した。
請求項1記載の発明によれば、弾性栓の上下面を貫通する縦穴が平面一文字状に形成され、かつ該弾性栓の外周に前記縦穴の平面形状の長さ方向と、これに直交する方向の膨出部を設けているので、縦穴は閉塞し易い。しかも、縦穴の長さ方向とこれに直交する方向に対応して弾性栓の外周が十文字状に膨出形成しているため、弾性栓の周囲からの圧迫は縦穴の閉塞のために集中する。したがって、本来、縦穴の閉塞性を求めれば、開口性が犠牲になるところ、本発明では開口性と閉塞性とが共に良好で、側注の作業性が極めて良好になるという優れた効果を奏するものである。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記弾性栓の上下面を貫通する平面一文字状の縦穴の形状が、両端部で接し、中央部で離反している流線形であるため、縦穴に、注射針を装着しない注射器の先管等を突き刺すときの開口性は良い上に、側注後先管等を抜き取った後の穴の閉塞も良好であるという優れた効果を奏するものである。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、前記長さ方向の膨出部間の寸法を、直交方向の膨出部間の寸法より若干長目にし、縦穴の開口性を保ちつつ閉塞性をより高めることができるという優れた効果を奏するものである。
次に、本発明の実施をするための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は本願側注管の正面断面図、図2は弾性栓の拡大平面断面図、図3は非圧迫状態の弾性栓の拡大平面図、図4は非圧迫状態の弾性栓の他の例を示す拡大平面図、図5は弾性栓の縦穴に注射器の先管を突き刺す前の状態を示す正面断面図(a)及び平面図(b)、図6は弾性栓の縦穴に注射器の先管を突き刺した状態を示す正面断面図(a)及び平面図(b)である。
図1において、1は本願側注管を示している。該本願側注管1は、血液または薬液の導液チューブ2、2の流路に連通する管体3の連通端3′を閉塞するための弾性栓4を該管体3の端部(連通端3′)に、開口5′を有するキャップ5にて圧迫した状態で固定している。この弾性栓4のキャップ5の開口5′からの露出部4′には上下面を貫通する縦穴6が、図2の如く、平面一文字状に閉じられた状態で設けられている。なお、図5、図6は、前記弾性栓4を管体3内に圧迫して装填し、該管体3の底面3″の連通端3′を閉塞するようにし、管体3を被冠したキャップ5の開口5′からの露出部4′を露出した場合を示している。
前記弾性栓4の材質としては、シリコーンゴムまたはIRゴムなどの弾力性に富みかつ柔らかさのある素材を使用して満足できる。弾性栓4の厚さ(縦方向の寸法)は、縦穴6の深さ、すなわち、液漏れ防止性を考慮して決定される。
前記弾性栓4の上下面を貫通する平面一文字状の縦穴6は、前記キャップ5内への圧入に先立って型枠を用いて成形されたものである。すなわち、縦穴6は、図3の如く、両端部6a、6bで接し、中央部6cで注射器の先管又は該先管に固定したプラスチック細管(先細カニューレ)の外径に相当する分だけ離反させ、全体的に流線形になっている。この流線形の縦穴6は前記キャップ5による弾性栓4の圧迫により閉塞されている。この縦穴6の閉塞性を高めるため、弾性栓4の外周には、前記縦穴6の平面形状の長さ方向aに膨出する膨出部4a、4a′と、これに直交する方向bに膨出する膨出部4b、4b′を平面十文字状に形成している。
前記弾性栓4を平面十文字状にしたため、弾性栓4を前記キャップ5への圧入時に贅肉部(図3の一点鎖線による斜線部参照)4″が邪魔にならず、圧入が容易になる。また、圧入後弾性栓4への小さな圧迫力で高い縦穴6の閉塞性が得られるようになっている。
前記縦穴6の閉塞性は、縦穴6の平面形状の長さ方向aの膨出部4a−4a′間の寸法Aに対して、これに直交する方向bの膨出部4b−4b′間の寸法Bを、若干長目(図4の一点鎖線円R参照)にすることでより高められる。この長さの差の具体的寸法は特に問わないが、キャップ5内への圧入前の平面流線形の縦穴6の中央部6cの間隔と同等から2倍以下に設定されるとよい。すなわち、注射器の先管又は該先管に固定したプラスチック細管による開口性が犠牲(困難)になることがないようにしている。
次に、本発明の作用を図5、図6を中心に述べる。血液または薬液の導液チューブ2、2の流路に連通する管体3の連通端3′を閉塞するために管体3に圧入した弾性栓4のキャップ5の開口5′からの露出部4′に設けた上下面を貫通した縦穴6は、図5(a)の如く一文字状に閉じられている。この状態における弾性栓4の平面形状は図5(b)の如く平面十字型を呈している。
しかして、今、側注に際し、注射器Cの先管C′を、前記キャップ5の開口5′から露出する弾性栓4の露出部4′において一文字状に閉塞している縦穴6の長さ方向のほぼ中央部(元々離反していた部分)に当て、図6(a)の如く突き刺せば、該弾性栓4は図6(b)の如く変形(弾性栓4の平面十字型の消滅状況から判る)するため、前記先管C′は楽に刺し込まれることとなる。この場合、刺し込まれた先管C′の周囲には縦穴6の対向面がそれぞれマツワリ付くように変形して隙間を埋めることから、側注時の液漏れは確実に防止される。
しかして、側注終了後、注射器Cの先管C′を引き抜いたときに出来る跡は、管体3からの圧迫による作用と、弾性栓4自体の復元性とにより即座に閉塞されることとなり、側注後の液漏れも確実に防止できるものである。
本発明は、両端に導液チューブの接続部を有する直管とその中間部に立てた立管とからなるT管(本実施例として示している)に応用したものであるが、輸血または輸液セットの導液チューブ或いは体外血液回路の導液チューブに側注するためのY字管や単管(I字管)にも応用できるもので、その利用可能性は極めて大きいものである。
本願側注管の正面断面図である。 弾性栓の拡大平面断面図である。 非圧迫状態の弾性栓の拡大平面図である。 非圧迫状態の弾性栓の他の例を示す拡大平面図である。 弾性栓に注射器の先管を突き刺す前の正面断面図(a)及び平面図(b)である。 弾性栓に注射器の先管を突き刺した状態の正面断面図(a)及び平面図(b)である。 従来の旧型側注管とその側注時を示す説明図である。 従来の新型側注管とその側注時を示す説明図である。
符号の説明
1 本願側注管
2 導液チューブ
3 管体
4 弾性栓露出部
4′ 露出部
4″ 贅肉部
4a、4a′、4b、4b′ 膨出部
5 キャップ
5′ 開口
6 縦穴
6a、6b 両端部
6c 中央部

Claims (3)

  1. 血液又は薬液の導液チューブの流路に連通する管体の連通端を閉塞するための弾性栓を該管体及びまたは開口を有するキャップにて圧迫した状態で固定し、該弾性栓のキャップ開口からの露出部に上下面を貫通する縦穴を設け、該縦穴を前記圧迫で閉塞させてなる側注管において、前記弾性栓の縦穴を圧迫前に平面一文字状に形成し、かつ該弾性栓の外周に前記縦穴の平面形状の長さ方向と、これに直交する方向の膨出部を設けたことを特徴とする側注管。
  2. 前記縦穴の形状が、両端部で接し中央部で離反する流線形であることを特徴とする請求項1に記載の側注管。
  3. 前記縦穴の平面形状の長さ方向の膨出部間の寸法に対して、直交方向の膨出部間の寸法を若干長目にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の側注管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007301264A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 液体混注具

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