JP2006074449A - 画像管理装置及びカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な画像データの保存及び消去を行いつつ、良好な撮影状態をユーザーに提供できる画像管理装置を実現する。
【解決手段】画像データを記憶するメモリ40と、画像データを外部装置400に伝送可能な通信手段32と、画像データ毎に、外部装置400に伝送された受信側画像データと、メモリ40に記憶されている送信側画像データとを比較するエラーチェックを行い、エラーチェックに応じて画像データにフラグを付与する制御手段10とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置に関し、詳しくは撮像装置で撮影された画像データの画像管理装置に関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置に設けられた通信手段を用いて、コンピュータやプリンタといった機器に対して情報の送受信を行い、撮像装置で撮影された画像データを該機器において記録、印刷、画像処理等を行う技術が提案されている。
特許文献1では、デジタルカメラに設けられた無線通信手段により、デジタルカメラで撮影された画像データを一旦デジタルカメラ側のメモリに記憶後、このメモリに記憶された画像データを、コンピュータ等に送信して記憶している。
そして、コンピュータ等への画像データの送信は、撮影動作外に行われ、該コンピュータ等への画像データの伝送が成功した場合に、撮像装置のメモリ内に記録されている当該画像データを削除して、メモリ不足により撮影ができない状況を回避している。
特開2003−264729号公報(段落0042〜0053、図1等)
しかし、上記特許文献1では、無線通信によりデジタルカメラから伝送された画像データに対するエラーチェックを行う手段が確立されていないため、コンピュータ等に伝送された画像データが有効でない(画像データが壊れて参照できない等)にも関わらず、デジタルカメラ内に記憶されている画像データを消去してしまう問題があった。
さらに、撮影された画像データをデジタルカメラのメモリに記憶した後に、該画像データを順次送信し、送信が成功した場合に撮影データを該メモリから消去するため、直前に撮影された画像データの確認を行いたいときに、デジタルカメラ内のメモリから該画像データが消去されて残っていないことがあり、画像データを送信先のコンピュータ等から再転送するなどして確認を行わなければならず、ユーザーの負担が大きくなる問題を有している。
また、この特許文献1では画像のデータ通信時は撮影動作を禁止しているため、上記のように再転送等の通信を行う場合に撮影ができなくなるという問題がある。
本発明の例示的な目的の1つは、適切な画像データの保存及び消去を行いつつ、良好な撮影状況をユーザーに提供できる画像管理装置を実現することにある。
本発明の1つの観点としての画像管理装置は、画像データを記憶するメモリと、画像データを外部装置に送信可能な通信手段と、外部装置に送信された送信画像データの受信結果を受信し、受信結果に基づいて送信画像データとメモリに記憶されているメモリ画像データとの同一性を判別し、メモリ画像データに判別結果に応じた識別情報を付与する制御手段とを有する。
本発明によれば、外部装置の送信された送信画像データと該送信画像データに対応するメモリ内のメモリ画像データとの同一性を判別しているので、外部装置への送信の信頼性が確保される。
また、該判別結果に基づいて画像データに識別情報を付与し、該識別情報に基づいて、メモリ内の画像管理(容量管理)を行うため、ユーザーに良好な撮影状況を提供できる画像管理装置を実現できる。
以下に本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1の画像管理装置の形態について図1から図3を用いて説明する。図1は本発明の実施例1に係る画像管理装置の1例である撮像装置100と外部装置400との通信を行う際の概要図、図2は撮像装置100の構成ブロック図、図3は画像管理装置における構成ブロック図である。なお、この撮像装置100はデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等として動作可能な装置により構成することができるが、本実施例では撮像装置100がデジタルカメラである場合を説明する。
図1において、撮像装置100には無線通信機能を有する通信部32と、アンテナ部33が設けられている。このアンテナ部33は撮像装置100に内蔵又は装着されている。400は外部装置であるコンピュータで、撮像装置100と通信を行うための通信部410が設けられている。本実施例では外部装置としてコンピュータ400を用いているが、撮像装置100との通信機能を備え、かつ情報を記憶できる記憶手段を有する、例えばPDA等の携帯端末、プリンタ等の周辺機器、若しくは他の撮像装置を外部装置として適用できる。
次に本実施例の撮像装置100の構成について説明する。図2において、21は撮影レンズ部、22は撮影レンズ部21により形成された被写体像を光電変換するCCDセンサ、CMOSセンサ等の撮像素子である。23は撮像素子22からの出力信号をA/D変換するA/D変換器、24は該A/D変換器23からのデジタル信号に各種処理を 施して画像データを生成する画像生成部である。
31は画像管理部で、画像生成部24から出力され、メモリ40に記憶された画像データに対して後述する各種処理を行うことで該画像データを管理している。32はコンピュータ400との通信を行う通信部であり、メモリ40に記憶された画像データをコンピュータ400に伝送する際に、この通信部32を介して行う。本実施例では無線通信で外部装置との通信を行っており、インフラストラクチャモード、アドホックモード、IEEE規格(IEEE802.11aなど)に準じて構築された無線LAN環境等での通信を行う。
40は撮像装置100に内蔵若しくは装着されるメモリで、画像生成部24から出力された画像データを記憶・出力可能な記録媒体(半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク等)である。また、このメモリ40には、画像データの保存枚数や撮影動作における動作設定等のユーザーによる操作設定情報が記憶される。
50は画像生成部24から出力された画像データを表示する液晶ディスプレイ等からなる表示部、60はユーザーが撮影条件や撮影動作を設定するための操作部、70は画像生成部24から出力された画像データの圧縮及び伸張を行う画像圧縮伸張部で、メモリ40に記憶されている画像データをコンピュータ400へ伝送する際にも該画像データに圧縮処理を行う。
図2の撮像装置100は、撮像素子22を用いて画像を生成する画像生成装置200と、取得された画像データを画像管理部31により管理する画像管理装置300とが一体となったものである。10は画像生成装置200、画像処理装置300を含む撮像装置100の全体の制御を司るカメラ制御部(カメラCPU)であり、EEPROM11が設けられている。したがって、後述する本実施例の画像管理処理手順が該EEPROM11に記憶され、カメラCPU10が順次読み出しを行って、画像管理装置300の各処理の制御を行う。
図3は、画像管理部31のさらに詳細な構成を示している。31aはエラー検出部で、メモリ40に記憶されている画像データをコンピュータ400に伝送した後に、コンピュータ400に伝送された受信側画像データと、メモリ40に記憶されている送信側画像データとを比較して、画像データの同一性(有効性)をチェックする。
このチェックは、CRC(Cyclic Redundancy Check;巡回冗長検査)により行う。このCRCは、誤り検出方式の1つで、受信側データから生成された受信側CRCコードと送信側データから生成された送信側CRCコードとを比較して、CRCコードが一致する場合は正常なデータが受信側に伝送されたと判断し、逆に該CRCコードが異なる場合は、受信側データの一部が破損していると判断する。
31bはフラグ制御部であり、メモリ40内の画像データに対して後述するフラグ(識別情報)を付与する。このフラグは、エラー検出部31aの検出結果やユーザーによる画像データのプロテクト操作に基づいて付加される情報である。31cはメモリ40の記憶容量を検出するメモリ容量検出部、31dは通信部32の制御を行う通信制御部である。
次に、本実施例の撮像装置100の動作について図8、図9、図10にフローチャートおよび図4、図5、図6、図7に示すメモリ40の状態図を用いて説明する。図4は、撮像装置100のメモリ40内の記憶状態を示す図であり、記憶領域2002にn枚分の画像データが記憶され、記録可能(空き)領域2001が設けられている。
記憶領域2002に記憶されているn枚の画像は、領域2003にタイムスタンプ(記憶された時刻又は番号)が記録できるように構成されており、‘0’が時間的に最も古く記憶された画像データであることを示している。それ以降はインクリメントされ、最大値を示すものが最新の撮影画像データである。
記憶領域2004にはヘッダ情報が記憶され、ヘッダ情報の記憶領域2006は、識別情報として消去可能フラグ(○)、又はプロテクトフラグ(P)が記憶される。消去可能フラグ(○)は撮像装置100の制御によって消去可能な画像データを示し、プロテクトフラグ(P)は、当該画像を誤消去あるいは自動的に消去したくない場合にユーザーが選択(操作)することにより、記憶領域2004のヘッダ情報の上段2006に記憶され、後述する処理動作において該画像データが消去されないようにする保護する。
一方、ヘッダ情報の記憶領域2007は、エラーフラグ(E)を記憶する領域で、当該画像データがコンピュータ400に伝送された際に、エラー検出部31aにより画像データの有効性(同一性)を検出し、エラーが検出された場合はフラグ制御部31bによりヘッダ情報の記憶領域2007に“E”フラグが書き込まれ、当該画像データの伝送が正常に終了していないことを示す。なお、消去可能フラグ(○)と同様に、Eをエラーフラグ、Pをプロテクトフラグに設定したが、該フラグは処理に応じて任意に設定可能である。
記憶領域2005は、画像データの本画像(Pn)に対するサムネール画像(第2の画像データ)を示し、撮影された本画像(第1の画像データ)に対応するサムネール画像(Sn)が画像生成部24により自動生成される。サムネール画像の縮小率(ファイルサイズ)は任意である。
この図4に示すメモリ40の状態で、カメラCPU10は、まず、図8に示すように、画像データの記録可能領域(最低限確保すべきメモリ40の空き容量)D、メモリ40に保存される本画像(第1の画像データ)の保存可能枚数X、サムネール画像のみを単独で、メモリ40に保存されるサムネール画像の保存可能枚数Y、コンピュータ400へのデータ伝送(転送)エラー発生時のリトライ回数を設定等がユーザーの設定により又は初期動作によって自動的に設定される。
本実施例では初めにこの本画像及びサムネール画像の保存可能枚数X、Yがユーザーにより設定されていない場合の処理動作について、以下に説明する。
まず、ステップ1001において、本画像の保存可能枚数Xおよびサムネール画像の保存可能枚数Yが、ユーザーにより設定されているか否かを判別する。上述のように保存枚数X、Yが設定されていないため、デフォルト値をX=X(任意)、Y=0(ゼロ)、D=Dに設定する。
次に、ステップ1003において、メモリ40の空き容量をメモリ容量検出部31cにより検出し、検出された空き領域が所定容量値(D)未満である場合(S1003)、又は記憶領域2002に保存されている本画像の保存枚数(S)が、所定枚数(X)を超えている場合は(S1004)、後述する画像データの消去処理を行うため、ステップ1012に進む。
一方、メモリ40の空き容量が、所定容量値(D)以上である場合、コンピュータ400に画像データを転送する処理を行う。このコンピュータ400への転送処理は、消去可能フラグがヘッダ情報に記憶されている画像データ以外の画像データ、すなわち、消去可能フラグがヘッダ情報に記憶されていない未転送の画像データと、ヘッダ情報にエラーフラグが記憶されている画像データとに対して行われる(S1005)。なお、プロテクトフラグPがヘッダ情報に記憶されている画像データは、転送処理及び後述する消去処理の対象外となるが、転送処理においてはプロテクトフラグPを含む画像データに対して処理を行ってもよい。その場合は画像データを表示部50に表示する際に、転送済み、エラー検出あり等の情報を表示するようにすることが望ましい。
ステップ1005において、未転送の画像データがメモリ40に存在する場合、未転送の画像データの中からタイムスタンプが一番古い(小さい)画像データを検索し、該画像データに対してコンピュータ400へ転送処理を行う(S1006)。この転送処理中は、ステップ1003においてメモリ40の記憶領域をチェックし、後述の処理によるメモリ40の空き容量を所定容量値(D)確保しているため、撮像装置100が撮影動作中であっても転送処理が行われる。すなわち、画像データの転送処理中に撮影を行うことができない状況が発生しない。
そして、転送処理終了後は、コンピュータ400に記憶(転送)された受信側画像データと該受信側画像データに対応する送信側画像データに対して、エラー検出部31aによるエラーチェックを行う(S1007)。エラーチェックの結果、エラーが検出されない場合は、任意に設定した撮像装置100とは物理的に独立したコンピュータ400の記憶装置に本画像およびサムネール画像が正常に転送(コピー)されたと判断して、フラグ制御部31bによりメモリ40に記憶されている当該側画像データのヘッダ情報の記憶領域2006に消去可能フラグ(○)が記憶される(S1008)。なお、エラーフラグEがヘッダ情報に記憶されている画像データに対して転送が正常に完了した場合は、このステップ1008においてエラーフラグ(E)を消去し、新たに消去可能フラグ(○)を記憶する処理が行われる。
エラーチェックの結果、エラーが検出された場合は、ステップ1009に進み、コンピュータ400に対して該画像データの再転送を行うか(S1010)、又はヘッダ情報の記憶領域2007にエラーマーク(E)を記憶するかの(S1011)、どちらか一方の処理に進む。この場合、ステップ1009では再転送の繰り返し回数を任意に設定しておき、例えば、転送回数が所定回数Nを超えた場合であって、ステップ1007でのエラーチェックでエラーが検出された場合にステップ1011に進んで、エラーフラグ(E)をヘッダ情報に記憶する。
また、ステップ1011において、画像データの転送処理が失敗した場合にエラーフラグEを当該画像データのヘッダ情報に記憶するが、このときコンピュータ400には送信側画像データと一致しない受信側画像データが記憶されたままの状態になる可能性がある。したがって、このステップ1011のエラーフラグ(E)の記憶処理と同時に、カメラCPU10がコンピュータ400に対して、転送処理に失敗した画像データを消去するように信号を出力し、コンピュータ400に有効性が確保されない画像データの記憶を防止するように構成する。なお、受信側画像データがエラー状態であっても、次回の転送処理でエラー状態の受信側画像データに対して上書き処理を行うことも可能であるが、コンピュータ400の記憶手段の記憶容量や同一性が確保されていない画像データの使用(処理)による不具合等を防止する上で、上記処理を行うことが望ましい。
次に、メモリ40に記憶された画像データの消去処理について説明する。図5は図4のメモリ40の記憶状態から画像データが1枚多い、n+1枚の画像データが記憶された状態、すなわちメモリ40の空き容量<所定容量値(D)の状態を示している。
図5(a)に示すように、n+1枚の画像が記憶領域3002に記憶されており、現在の空き領域3001は確保すべき記録可能領域に対して、画像データ1枚分の記憶領域3011が不足した状態である。また、本画像およびサムネール画像の保存枚数は、デフォルト値(X=X,Y=0)となっている。
撮像装置100のメモリ40の記憶領域が、図5(a)の状態にある場合、サムネール画像のみを保存する保存可能枚数Yの設定値は‘0’(Y=0)なので、ステップ1003からステップ1012に進んだ処理は、ステップ1013に進む。ステップ1013で記憶領域2002に本画像が保存されているか(S>0)をチェックし、保存されていなければステップ1005に進む。本画像が保存されている場合はステップ1014に進み、タイムスタンプが一番古い画像データを検索し、該画像データのヘッダ情報のフラグチェックを行う(S1015)。
ヘッダ情報にエラーマーク(E)が記憶されている場合は、ステップ1019に進み、ヘッダ情報にエラーマーク(E)が記憶されていない場合は、次に消去可能フラグ(○)が記憶されているかをチェックし(S1016)、消去可能フラグ(○)が記憶されている場合は、ステップ1017に進んで該画像データを消去し、本画像の保存枚数Sを1デクリメントする(S1018)。
そして、ステップ1019において、本画像の保存枚数Sが保存可能枚数Xよりも多い場合は、ステップ1013に進んで次に古い画像データを検索し、本画像の保存枚数S=<保存可能枚数Xとなるまで同様の画像データ消去処理を繰り返し行う。
この場合、図5(a)のタイムスタンプ‘0’(P0,S0)の画像データが上記条件に該当し、本画像P0およびサムネール画像S0が消去され、メモリ40の記憶領域の状態は、図5(b)で示す状態に移行する。このとき、メモリ40の空き容量が所定容量値(D)確保された状態となる。
なお、ステップ1016において消去可能フラグ(○)がヘッダ情報に記憶されている画像データが存在しない場合は、ステップS1005に進み、コンピュータ400への画像データ転送処理を実行する。
このように本実施例では、撮像装置100内のメモリ40の記憶媒体の残量(空き容量)を常時一定量確保することができるため、メモリ40の記憶データのクリア、又はメモリ40の交換等が不要となり、撮影動作の連続性が向上する。
また、画像データをコンピュータ400へ転送が正常に完了したことを確認してから、撮像装置100内の正常に転送された画像データに対して消去処理が行われるため、撮影された画像データを消失してしまう危険性が回避できる。
さらに、直前に撮影された画像データは転送処理の成否にかかわらず、撮像装置100内のメモリ40に残っている。すなわち、転送処理及び消去処理はタイムスタンプの古い順に行われ、本画像は保存可能枚数Xを超えない限りは画像データが消去処理により削除されることがないので、直前に撮影された画像データの確認をリアルタイムで行うことができ、ユーザーに良好な撮影状態を提供することが可能となる。
言い換えれば、最後に撮影された画像(最新の画像)データがコンピュータ400側への送信完了と同時にメモリ40から消去されてしまうことを防止し、最新の撮影画像データ又は最新撮影画像データを含むX枚の画像データが撮像装置100上で常にチェックできる。
続いて、メモリ40に保存すべき本画像の保存可能枚数Xとサムネール画像のみを単独でメモリ40に保存すべき保存可能枚数Yとが、ユーザーの操作により任意に設定された場合、すなわち上記図9のステップ1012において、サムネール画像の保存可能枚数が1枚以上と判断されて後の処理動作について説明を行う。
図6は、X=5,Y=5と設定された場合におけるメモリ40の記憶領域を示したものである。すなわち、本画像5枚、サムネール画像10(X+Y)枚が撮像装置100のメモリ40の記憶領域に保存されている。初期状態として図6(a)に示すように、本画像、サムネール画像が共に12枚が記憶され、全ての該画像データのヘッダ情報には消去可能フラグ(○)が記憶されている。
まず、上記図8、図9の各処理が行われ、図9のステップ1012において、ここではサムネール画像の保存可能枚数Y=5と設定されているため、図10に示すステップ1021に進む。
ステップ1021では、画像データの中で最古の画像データを検索する。検索された一番古い画像データは、ヘッダ情報にエラーフラグ(E)が記憶されているか否かが判別され(S1022)、エラーフラグ(E)が記憶されている場合は、ステップ1033を経て、ステップ1034に進み、次の画像データの存在を判別し、存在する場合は次に古い画像を検索してステップ1022に進む。エラーフラグ(E)がヘッダ情報に記憶されていない場合は、さらに消去可能フラグ(○)が記憶されていないかを判別し(S1023)、エラーフラグEが記憶されておらず、かつ消去可能フラグを有する画像データであればステップS1024に進む。
そして、メモリ40の記憶領域に記憶されている本画像の保存枚数Sと、本画像の保存可能枚数X及びサムネール画像のみの保存可能枚数Yとを比較する(S1024)。比較の結果、S>(X+Y)である場合は、検出された最古の画像データを(本画像とサムネール画像とをともに)消去して(S1027)、本画像の保存枚数Sを1デクリメントする(1032)。
ステップ1024において、X<S≦(X+Y)である場合は、本画像のみを消去し(1025)、サムネール画像のみが保存されている保存枚数Tを1インクリメントする(1024)。そして、インクリメントされたサムネール画像のみの保存枚数Tと、設定されているサムネール画像のみ単独の保存可能枚数Yとを比較し(1028)、T≦Yの場合は、消去した本画像データに対応して、本画像の保存枚数Sを1デクリメントする(1032)。
また、ステップ1028でT>Yの場合は、タイムスタンプが一番古いサムネール画像を選択して消去し(S1029)、サムネール画像の保存枚数Tを1デクリメントする(1030)更に、T≦Yの場合と同様に消去した本画像に対応して、本画像の保存枚数Sを1デクリメントする(1032)。
一方、ステップ1024でS≦Xと判別された場合、現在のサムネール画像の保存枚数Tと、サムネール画像の保存可能枚数Yとを比較して(1028)、T>Yの場合は、ステップ1029にてタイムスタンプの古い順にサムネール画像のみを消去し、サムネール画像の保存枚数Tをデクリメントする(S1030)。T≦Yの場合は、ステップ1033に進む。
ステップ1033及び1034は、図10に示す消去処理の最終判別処理であり、直前に処理された画像データが最終処理対象画像データであるか否かを判別する。ここで、消去処理の最終画像データとは、
(1)ステップ1032でのデクリメント処理により撮像装置100のメモリ40の記憶領域に記憶されている本画像の保存枚数Sがゼロ(S=0)となる場合、
(2)ヘッダ情報に消去可能フラグが記憶されている画像データが全て消去処理され、メモリ40内の全ての画像データのヘッダ情報にエラーフラグ(E)又はプロテクトフラグ(P)が記憶されている場合、
(3)ヘッダ情報に消去可能フラグ、エラーフラグ(E)、プロテクトフラグ(P)のいずれも記憶されていない画像データ(未転送処理画像)である場合、
(4)S≦X、T≦Yの条件をともに満たしている場合である。
ステップ1033、1034により、直前に消去処理した画像データが、最終画像と判定された場合は、図10に示す画像の消去処理は上記図8の画像データ転送処理(ステップ1005)に遷移する。なお、最終画像データでない場合は、次の画像データに対して、ステップ1022からの処理が繰り返される。
したがって、本実施例では、現在の撮像装置100のメモリ40における記憶領域の状態が図6(a)になっている場合、タイムスタンプ=‘0’から順に‘1’までは、本画像とサムネール画像が共に消去される。この時点で、メモリ40の記憶領域に保存されているサムネール画像の枚数は、設定値Y=10と等しくなるので、タイムスタンプ=‘2’〜‘6’までは、本画像のみが消去され、図6(b)に示すように本画像5枚(P7〜P11)とサムネール10枚(S2〜S11)となり、保存可能枚数XおよびYの設定条件を満たすので、図10の消去処理を終了する。
続いて、図7に示すメモリ40の記憶領域の状態での処理動作について説明する。図7は図6においてエラーフラグ(E)やプロテクトフラグ(P)がヘッダ情報に記憶された画像データを含む場合のメモリ40の記憶領域の状況を示している。図7(a)において、本画像及びサムネール画像がそれぞれ11枚記憶されており、タイムスタンプが「4」の画像データのヘッダ情報には、エラーフラグ(E)、タイムスタンプが「7」の画像データのヘッダ情報には、プロテクトフラグ(P)が記憶されている。また、タイムスタンプが「11」(最新)の画像データのヘッダ情報には、フラグは記憶されていない(タイムスタンプ=0〜3,5,6,8〜10の画像データには、ヘッダ情報に消去可能マーク(○)が記憶されている)。
ここで、タイムスタンプ=11の画像は、一度も転送処理されていない画像であり、図9で示す消去処理の消去対象とはならない画像データである。したがって、図8のステップ1005からの転送処理を施される。
次にタイムスタンプ=4で示される画像のヘッダ情報には、エラーフラグ(E)が記憶されており、図8のステップ1006〜ステップ1011で示す一連の転送処理ルーチンにおいて、所定の再転送を行った結果、転送失敗に終わった画像である。
このタイムスタンプ=4の画像もヘッダ情報にエラーフラグ(E)が記憶されているため、図9で示す消去処理においては、ステップ1014およびステップ1019で示す判定部にて、転送が正常終了していない画像として消去処理ルーチンを経ずに、タイムスタンプ=11の画像と同様、図8のステップ1005の処理に戻される。
最後にタイムスタンプ=7の画像は、図8のステップ1006〜ステップ1011で示す一連の転送処理ルーチンにおいて、転送が正常終了したが、ユーザーの選択によりプロテクトフラグ(P)が付与されていた為、図8のステップ1007のエラーチェック後、ステップ1008のヘッダ情報処理にて、ヘッダ情報に転送が正常終了したことを示す消去可能フラグ(○)の代わりに、プロテクトフラグ(P)が付与される。ここで、プロテクト対象画像データの選択と画像データのプロテクト指定の方法は任意とする。
続いて、ヘッダ情報が異なる画像データが混在している場合の本発明による処理を図7を用いて説明する。
現在の記憶領域に図7(a)に示すように、本画像、サムネール画像がそれぞれ12枚ずつ記憶・保持されている状態を想定する。図7に示す場合においても図6の場合と同様にタイムスタンプが古い(小さい)順に処理が行われるが、図7においても、図6にて説明した場合と同様に、メモリ40の記憶領域に残すべき本画像の枚数X=5、サムネール画像のみ単独で、メモリ40の記憶領域に残すべき枚数Y=5と設定されている。
タイムスタンプが0,1の画像データは、ヘッダ情報に消去可能フラグ(○)が付与されているので、本画像、サムネール画像共にタイムスタンプの順序で消去される。図7(a)に示す状態においては、S>(X+Y)を満足するので、タイムスタンプが古い順にタイムスタンプが0の本画像とサムネール画像、次にタイムスタンプが1の本画像とサムネール画像が順次消去される。
タイムスタンプが1の本画像およびサムネール画像を消去した時点で、本画像とサムネールの枚数は、共に10枚(S=10、T=0)となり、X<S≦(X+Y)の条件を満たすので、これ以降の本画像とサムネール画像に対する処理は、本画像のみの消去処理となる。(但し、サムネール画像のみ存在する画像についてはT>Yの条件の下で消去対象となる。)
タイムスタンプが2,3の画像データについては、X<S≦(X+Y)の条件を満たしているので、本画像のみの消去となり(S1025)、サムネール画像が単独で保存されている保存枚数Tがインクリメントされる(S1026)。タイムスタンプが4の画像データは、エラーフラグ(E)が付与されているので処理を行わず、タイムスタンプが5,6の画像データは、タイムスタンプが2,3の画像データと同様に消去可能マーク(○)が付与されているので、本画像のみ消去し、タイムスタンプが7の画像データはプロテクトフラグ(P)が付与されているので処理を行わない。さらに、タイムスタンプが8の画像データも上記タイムスタンプが2,3,5,6と同様に本画像のみ消去する。
そして、タイムスタンプが8の本画像を消去した時点で撮像装置100のメモリ40の記憶領域上に残っている本画像の保存枚数Sが、設定された値X(=5)と等しくなるので、ここで消去処理が終了となる。
但し、初期状態において、本画像を伴わない(本画像が消去された)サムネール画像が、サムネール画像のみ単独でメモリ40の記憶領域に残すべき保存可能枚数Yを越える場合、更にステップ1034にて、T≦Yとなるまで、ステップ1022→1023→1024→1028→1029→1030→1031→1033→1034→ステップ1022という処理ループで、サムネール画像の消去処理が繰り返される。
このように本実施例では、撮像装置100のメモリ40側に保存すべき本画像およびサムネール画像の保存枚数を独立に設定することにより、撮影履歴(メモリへの記憶)が新しい順に一定枚数の本画像およびサムネール画像を保存しておくことができるため、設定した範囲内において、画像確認の即時性が確保できる。
以上、上記実施例において、エラーチェック処理をエラー検出部31aにより行っているが、例えば、外部装置であるコンピュータ400側で画像データの受信時に送信側画像データのCRCコードを受信してエラーチェックを行い、その結果に基づいてフラグ制御部31bにより画像データのヘッダ情報に識別情報を記憶するように構成することも可能である。
また、上記のように撮像装置100と一体的に画像管理装置300を組み込む場合、カメラCUP10内にエラー検出部31a、フラグ制御部31b、メモリ容量検出部31cの各処理部を設ける構成でもよく、EEPROM11内に上記処理手順をプログラムとしてインストールして当該画像管理を行うように構成することも可能である。
撮像装置100に対して画像管理装置300を別に構成し、該撮像装置100に着脱可能に装着することも可能であり、撮影状況に応じて適用可能である。
本発明の実施例1の画像管理装置を適用した撮像装置の全体概要図である。 本発明の実施例1の撮像装置の構成ブロック図である。 本発明の実施例1の画像管理装置におけるブロック図である 本発明の実施例1のメモリ容量の状態を示す図である。 本発明の実施例1のメモリ容量の状態を示す図である。 本発明の実施例1のメモリ容量の状態を示す図である。 本発明の実施例1のメモリ容量の状態を示す図である。 本発明の実施例1の動作フローチャートである。 本発明の実施例1の動作フローチャートである。 本発明の実施例1の動作フローチャートである。
符号の説明
10 カメラ制御部(制御手段)
31a エラー検出部
32 通信部
40 メモリ
400 コンピュータ(外部装置)

Claims (14)

  1. 画像データを記憶するメモリと、
    前記画像データを外部装置に送信可能な通信手段と、
    前記外部装置に送信された送信画像データの受信結果を受信し、前記受信結果に基づいて前記送信画像データと前記メモリに記憶されているメモリ画像データとの同一性を判別し、前記メモリ画像データに前記判別結果に応じた識別情報を付与する制御手段とを有することを特徴とする画像管理装置。
  2. 前記制御手段は、前記識別情報があるときは、前記メモリ画像データを前記メモリから消去することを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  3. 前記制御手段は、前記メモリの記憶残量を検出し、前記記憶残量が所定量よりも小さい場合に、前記メモリ画像データを消去することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像管理装置。
  4. 前記制御手段は、前記メモリへの記憶が古い順に前記メモリ画像データを消去することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像管理装置。
  5. 前記メモリ画像データは、第1の画像データと該第1の画像データよりサイズが小さい第2の画像データとを有し、
    前記制御手段は、前記識別情報があるときは、前記第1及び第2の画像データの一方を前記メモリから消去することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の画像管理装置。
  6. 前記制御手段は、前記メモリに記憶された前記第1の画像データの枚数が所定枚数よりも多い場合に、前記第1の画像データを前記メモリから消去することを特徴とする請求項5に記載の画像管理装置。
  7. 前記制御手段は、前記メモリに記憶された前記第2の画像データの枚数が所定枚数よりも多い場合に、前記第2の画像データを前記メモリから消去することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像管理装置。
  8. 前記制御手段は、前記外部装置へ前記メモリ画像データを送信することを禁止する識別情報を付与することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の画像管理装置。
  9. 前記制御手段は、前記メモリから前記メモリ画像データを消去することを禁止する識別情報を付与することを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の画像管理装置。
  10. 前記制御手段は、前記メモリに記憶された最新の前記画像データは消去しないことを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の画像管理装置。
  11. 前記制御手段は、前記送信画像データと前記メモリ画像データとが同一でないと判別したときは、前記外部装置に前記送信画像データを消去するための信号を出力することを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の画像管理装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1つに記載の画像管理装置を有することを特徴とするカメラ。
  13. 画像データをメモリに記憶する第1のステップと、
    前記画像データを外部装置に送信する第2のステップと、
    前記外部装置に送信された送信画像データの受信結果を受信し、前記受信結果に基づいて前記送信画像データと前記メモリに記憶されているメモリ画像データとの同一性を判別する第3のステップと、
    前記メモリ画像データに前記判別結果に応じた識別情報を付与する第4のステップとを有することを特徴とする画像管理プログラム。
  14. 前記識別情報があるときは、前記メモリ画像データを前記メモリから消去するステップを有することを特徴とする請求項13に記載の画像管理プログラム。
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