JP2006074428A - 音声受信用チューナとこれを用いた音声受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログ放送、デジタル放送の両方の信号を受信する場合において、小型化サイズの音声受信用チューナが実現できなかった。
【解決手段】混合器25と第1のAM用フィルタ27の間には、前記混合器25に接続されるとともに前記第1のAM用フィルタ27の帯域幅を含む広い帯域幅を有する第2のAM用フィルタ34と、この第2のAM用フィルタ34の出力に接続された第1のAM用増幅器35を挿入し、前記第2のAM用フィルタ34と前記第1のAM用増幅器35との接続点から第2のAM用増幅器36を介してAM用デジタル出力端子37に接続した構成としたものである。
これにより、所期の目的を達成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、同一チャンネル内にデジタル放送波に挟まれてアナログ放送波が同時に送信される高周波信号を受信する音声受信用チューナとこれを用いた音声受信装置に関するものである。
従来のAM音声受信用チューナは、図7に示す構成をしていた。すなわち、図7において、AM音声受信用チューナは、AM用アンテナ1で受信されたAM音声放送信号が入力されるAM用入力端子2と、このAM用入力端子2に接続された入力フィルタ3と、この入力フィルタ3の出力が接続された高周波増幅器4と、この高周波増幅器4の出力が一方の入力に接続されると共に他方の入力にはAM用発振器6の出力が接続された混合器5と、AM用発振器6の発振周波数をPLL制御するとともに入力フィルタ3の中心周波数を制御するAM用PLL回路12と、このAM用PLL回路12を制御するためのAM用データ入力端子13と、混合器5の出力が接続されたAM用フィルタ7と、このAM用フィルタ7の出力が接続されたAM用検波器8と、このAM用検波器8の出力が接続されたマルチプレックス10と、このマルチプレックス10の出力が接続されたAM用アナログ出力端子11とから構成されていた。
以上のように構成されたAM音声受信用チューナにおいて、以下にその動作を説明する。
AM用データ入力端子13から入力されたAM用PLL制御データが、AM用PLL回路12に入力される。AM用PLL制御データにより、前記入力フィルタ3およびAM用発振器6が制御される。従って、入力フィルタ3によって妨害信号が抑圧されるとともにAM用発振器6は所定の周波数を出力することが出来るので、混合器5からは、中間周波数に変換された信号が出力される。
さらにこの信号はAM用検波器8で検波される。この検波された信号は、マルチプレックス10において復調されたのち、AM用アナログ出力端子11からオーディオ信号として出力される。14は、AM音声受信用チューナが収納されている金属製のケースである。
以上は、AM音声受信用チューナを例として説明したが、FM帯を用いるFM音声受信用チューナについても同様である。何れにしても一つのチューナを用いてAM帯の音声或いはFM帯の音声を受信していた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平1−300717号公報
しかしながら、近年ラジオ放送においては、アナログ放送からデジタル放送への動きが活発になっている。例えば、米国においては、“XMラジオ”および“シリウスラジオ”の衛星デジタル放送が開始され、更にIBOC(イン・バンド・オン・チャンネル)方式の地上デジタル放送が2003年に開始された。このIBOC方式の放送は、既存のアナログ放送にデジタル放送の信号を乗せて同時に放送するハイブリッド方式であり、既存のインフラおよび放送のサービスエリアなどの変更を必要としない放送である。
このようなIBOC方式の放送を受信するためには、アナログ放送の受信用チューナとデジタル放送の受信用チューナの2台の受信用チューナが必要であり、AM音声受信装置が大型サイズとなってしまうという問題があった。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、アナログ放送とデジタル放送の双方を受信することができる小型化サイズとした音声受信用チューナを提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の音声受信用チューナは、混合器と第1のAM用フィルタの間には、前記混合器に接続されるとともに前記第1のAM用フィルタの帯域幅を含む広い帯域幅を有する第2のAM用フィルタと、この第2のAM用フィルタの出力に接続された第1のAM用増幅器を挿入し、前記第2のAM用フィルタと前記第1のAM用増幅器との接続点から第2のAM用増幅器を介してAM用デジタル出力端子に接続した構成としたものである。これにより、所期の目的を達成することができる。
以上のように本発明によれば、混合器と第1のAM用フィルタの間には、前記混合器に接続されるとともに前記第1のAM用フィルタの帯域幅を含む広い帯域幅を有する第2のAM用フィルタと、この第2のAM用フィルタの出力に接続された第1のAM用増幅器を挿入し、前記第2のAM用フィルタと前記第1のAM用増幅器との接続点から第2のAM用増幅器を介してAM用デジタル出力端子に接続した構成としたものである。
この構成によって、アナログ放送とデジタル放送の受信において、入力端子から混合器までの回路を共用化することができるので、アナログ放送とデジタル放送を受信可能な小型化された音声受信用チューナが実現できる。
また、入力端子から混合器までの回路を共用化しているので、音声受信用チューナの低価格化を図ることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるAM音声受信用チューナのブロック図である。図2は、IBOC方式のAM放送信号図である。このAM放送信号には、例えば522KHzから1710KHzのAM帯が用いられている。
図1において、21はAM音声放送信号が入力されるAM用アンテナである。このAM用アンテナ21で受信されたアナログ放送とデジタル放送の音声放送信号はAM用入力端子22に入力される。このAM用入力端子22には入力フィルタ23が接続されており、この入力フィルタ23の出力は高周波増幅器24に接続されている。また、この高周波増幅器24の出力は混合器25の一方の入力に接続されると共に他方の入力にはAM用発振器26の出力が接続されている。
33は、AM用データ入力端子であり、このAM用データ入力端子33にはAM用PLL回路32が接続されている。そして、このAM用PLL回路32の出力は、AM用発振器26と、入力フィルタ23に接続されており、AM用発振器26の発振周波数と入力フィルタ23の中心周波数を制御している。
また、混合器25の出力は、第2のAM用フィルタ34の入力に接続されており、この第2のAM用フィルタ34の出力は第1のAM用増幅器35を介して第1のAM用フィルタ27に接続されている。この第1のAM用フィルタ27の出力はAM用検波器28の入力に接続されており、このAM用検波器28の出力はマルチプレックス30を介してAM用アナログ出力端子31に接続されている。また、第2のAM用フィルタ34と第1のAM用増幅器35の接続点からは第2のAM用増幅器36を介してAM用デジタル出力端子37に接続されている。
また、AM用PLL回路32の出力は、第1のAM用増幅器35と第2のAM用増幅器36の電源制御に接続されており、AM用PLL回路32の出力で第1のAM用増幅器35と第2のAM用増幅器36の電源を選択的にオン・オフ制御している。
ここで重要なことは、第2のAM用増幅器36は、AM用デジタル出力端子37に近接して配置することである。即ち、第2のAM用フィルタ34と第2のAM用増幅器36間の距離より、第2のAM用増幅器36とAM用デジタル出力端子37間の距離を短くすることが重要である。このことにより、第2のAM用増幅器36とAM用デジタル出力端子37間の配線を短くすることができるので、パターンインダクタンスを小さくすることができ、AM用デジタル出力端子37から見たインピーダンスを小さくすることができる。また、このことにより、第2のAM用増幅器36の出力からAM用デジタル出力端子37間の配線長を短くすることができるので、第2のAM用増幅器36で増幅された大信号が他の回路へ輻射することを軽減することができる。
また、同様の理由で、第2のAM用フィルタ34と第1のAM用増幅器35間の距離より、第1のAM用増幅器35と第1のAM用フィルタ27間の距離を短くしておくことが重要である。38は、AM音声受信用チューナが収納されている金属製のケースである。
図2において、43はAM帯のアナログ放送信号であり、略中央に位置している。44aから44fはAM帯のデジタル放送信号であり、QAM,QPSK,BPSK変調が用いられている。また、45はアナログ放送信号の帯域、46はデジタル放送信号の帯域である。
47はアナログ放送信号43とデジタル放送信号44aから44fとのレベル差を表している。この、AM帯のアナログ放送信号43とAM帯のデジタル放送信号44aから44fは合成され同時に放送される。前記デジタル放送信号44a〜44fの帯域46は、前記アナログ放送信号43の帯域45より約倍程度広く、また、レベル差47は、30dB程度に設定されている。なお、縦軸41はレベルであり、横軸42は周波数である。
以上のように構成されたAM音声受信用チューナについて、図1および図2を用いてその動作を説明する。AM用データ入力端子33から入力されたPLL制御データにより、アナログ放送受信あるいはデジタル放送受信の動作が制御される。即ち、アナログ放送受信時にはAM用PLL回路32により、第1のAM用増幅器35がオンされ、第2のAM用増幅器36はオフされる。
従って、AM用アンテナ21より入力されたアナログ放送信号とデジタル放送信号は、AM用入力端子22、入力フィルタ23、高周波増幅器24を順に通り、混合器25へ入力される。この時、AM用PLL回路32に接続された入力フィルタ23およびAM用発振器26へは、AM用PLL回路32より所要の電圧が印加され、希望の周波数および希望の発振周波数に設定される。
そして、この混合器25で変換された中間周波数の信号は、第2のAM用フィルタ34、第1のAM用増幅器35、第1のAM用フィルタ27の順に通る。この時、第1のAM用フィルタ27は、アナログ放送信号の帯域45に対応してデジタル放送信号の帯域46より約半分の狭帯域に設定されている。従って、デジタル放送信号の通過が抑制される。このことにより、入力フィルタ23の選択度および、アナログ放送信号43とデジタル放送信号44aから44fのレベル差47の存在により、デジタル放送信号44aから44fが抑圧される。
このようにして、第1のAM用フィルタ27を通過した中間周波数の信号は、AM用検波器28により検波されてマルチプレックス30に入力される。そして、マルチプレックス30によりステレオ復調されて、AM用アナログ出力端子31から出力される。
また、デジタル放送受信時には、AM用PLL回路32により、第1のAM用増幅器35がオフされ、第2のAM用増幅器36はオンされる。従って、AM用アンテナ21より入力されたアナログ放送信号とデジタル放送信号は、AM用入力端子22、入力フィルタ23、高周波増幅器24を順に通る。そして、第2のAM用フィルタ34を通過したデジタル信号は、第2のAM用増幅器36を介してAM用デジタル出力端子37より出力される。
なお、AM用PLL回路32に接続された第1のAM用増幅器35および第2のAM用増幅器36には、アナログ放送受信時もしくはデジタル放送受信時の制御に合せて制御される。即ち、アナログ放送受信時には、第2のAM用増幅器36へ印加される電圧がオフとなり第2のAM用増幅器36が動作しないように設定されている。また、デジタル放送受信時には、第1のAM用増幅器35へ印加される電圧がオフとなり第1のAM用増幅器35が動作しないように設定されている。これによって、アナログ放送信号とデジタル放送信号との干渉を抑制することができる。
また、第2のAM用フィルタ34とAM用デジタル出力端子37との間に、第2のAM用増幅器36を設けることにより、AM用デジタル出力端子37に接続される他の回路の影響による変動を抑制することができる。
以上説明したように、アナログ放送とデジタル放送の受信において、AM用入力端子22から混合器25までの回路を共用化することができるので、アナログ放送とデジタル放送を受信可能な小型化された音声受信用チューナが実現できる。
また、AM用入力端子22から混合器25までの回路を共用化しているので、音声受信用チューナの低価格化を図ることができる。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2におけるFM帯の放送を受信するFM音声受信用チューナのブロック図である。実施の形態2においても、AM帯とFM帯が異なるのみで基本的には実施の形態1と同様の構成および同様の動作である。図4は、本実施の形態におけるIBOC方式のFM放送信号図である。このFM放送信号には、例えば87.5MHzから108MHzのFM帯が用いられている。
図3において、51はFM音声放送信号が入力されるFM用アンテナである。このFM用アンテナ51で受信されたアナログ放送とデジタル放送の音声放送信号はFM用入力端子52に入力される。このFM用入力端子52には入力フィルタ53が接続されており、この入力フィルタ53の出力は高周波増幅器54に接続されている。また、この高周波増幅器54の出力は段間フィルタ55を介して混合器56の一方の入力に接続されると共に他方の入力にはFM用発振器57の出力が接続されている。
64は、FM用データ入力端子であり、このFM用データ入力端子64にはFM用PLL回路63が接続されている。そして、このFM用PLL回路63の出力は、FM用発振器57と、段間フィルタ55と、入力フィルタ53に接続されており、FM用発振器57の発振周波数と段間フィルタ55及び入力フィルタ53の中心周波数を制御している。
また、混合器56の出力は、第2のFM用フィルタ65の入力に接続されており、この第2のFM用フィルタ65の出力は第1のFM用増幅器66を介して第1のFM用フィルタ58に接続されている。この第1のFM用フィルタ58の出力はFM用検波器59の入力に接続されており、このFM用検波器59の出力はマルチプレックス61を介してFM用オーディオ出力端子62に接続されている。また、第2のFM用フィルタ65と第1のFM用増幅器66の接続点からは第2のFM用増幅器67を介してFM用デジタル出力端子68に接続されている。
また、FM用PLL回路63の出力は、第1のFM用増幅器66と第2のFM用増幅器67の夫々の電源制御に接続されており、FM用PLL回路63の出力で第1のFM用増幅器66と第2のFM用増幅器67の電源を選択的にオン・オフ制御している。
ここで重要なことは、実施の形態1と同様であって、第2のFM用増幅器67は、FM用デジタル出力端子68に近接して配置することである。即ち、第2のFM用フィルタ65と第2のFM用増幅器67間の距離より、第2のFM用増幅器67とFM用デジタル出力端子68間の距離を短くすることが重要である。このことにより、第2のFM用増幅器67とFM用デジタル出力端子68間の配線を短くすることができるので、パターンインダクタンスを小さくすることができ、FM用デジタル出力端子68から見たインピーダンスを小さくすることができる。また、このことにより、第2のFM用増幅器67の出力からFM用デジタル出力端子68間の配線長を短くすることができるので、第2のFM用増幅器67で増幅された大信号が他の回路へ輻射することを軽減することができる。
また、同様の理由で、第2のFM用フィルタ65と第1のFM用増幅器66間の距離より、第1のFM用増幅器66と第1のFM用フィルタ58間の距離を短くしておくことが重要である。69は、FM音声受信用チューナが収納されている金属製のケースである。
図4において、73はFMのアナログ放送信号であり、略中央に位置している。74aから74dはFM帯のデジタル放送信号であり、QPSK変調が用いられている。また、75はアナログ放送信号の帯域、76はデジタル放送信号の帯域である。77はアナログ放送信号73とデジタル放送信号74aから74dとのレベル差を表している。
FMのアナログ放送信号73とFMのデジタル放送信号74aから74dは合成され同時に放送されて、前記デジタル放送信号の帯域76は、前記アナログ放送信号の帯域75より約倍程度広く、また、レベル差77は、23dB程度に設定されている。なお、縦軸71はレベルであり、横軸72は周波数である。
以上のように構成されたFM音声受信用チューナについて、図3および図4を用いてその動作を説明する。FM用データ入力端子64より入力されたPLL制御データにより、アナログ放送受信あるいはデジタル放送受信の動作が制御される。即ち、アナログ放送受信時にはFM用PLL回路63により、第1のFM用増幅器66がオンされ、第2のFM用増幅器67はオフされる。従って、FM用アンテナ51より入力されたアナログ放送信号とデジタル放送信号が混合したFM放送信号は、FM用入力端子52、入力フィルタ53、高周波増幅器54、段間フィルタ55を順に通り、混合器56へ入力される。この時、FM用PLL回路63に接続された入力フィルタ53、段間フィルタ55およびFM用発振器57へは、FM用PLL回路63より所要の電圧が印加され、希望の周波数および希望の発振周波数に設定される。
そして、この混合器56で変換された中間周波数の信号は、第2のFM用フィルタ65、第1のFM用増幅器66、第1のFM用フィルタ58の順に通る。この時、第1のFM用フィルタ58は、アナログ放送信号の帯域75に対応してデジタル放送信号の帯域76より約半分の狭帯域に設定されている。従って、デジタル放送信号の通過が抑制される。このことにより、入力フィルタ53と段間フィルタ55の選択度および、アナログ放送信号73とデジタル放送信号74aから74dのレベル差77により、デジタル放送信号74aから74dが抑圧される。
このようにして、第1のFM用フィルタ58を通過した中間周波数の信号は、FM用検波器59により検波されてマルチプレックス61に入力される。そして、マルチプレックス61によりステレオ復調されて、FM用オーディオ出力端子62から出力される。
また、デジタル放送受信時には、FM用入力端子52、入力フィルタ53、高周波増幅器54、段間フィルタ55を順に通る。そして、第2のFM用フィルタ65を通過したデジタル信号は、第2のFM用増幅器67を介してFM用デジタル出力端子68から出力される。なお、FM用PLL回路63に接続された第1のFM用増幅器66および第2のFM用増幅器67には、アナログ放送受信時もしくはデジタル放送受信時の制御に合せて制御される。
即ち、アナログ放送受信時には、第2のFM用増幅器67へ印加される電圧がオフとなり第2のFM用増幅器67が動作しないように設定されている。また、デジタル放送受信時には、第1のFM用増幅器66へ印加される電圧がオフとなり第1のFM用増幅器66が動作しないように設定されている。よって、アナログ放送信号とデジタル放送信号との干渉を抑制することができる。また、第2のFM用フィルタ65とFM用デジタル出力端子68との間に、第2のFM用増幅器67を設けることにより、FM用デジタル出力端子68に接続される他の回路の影響による変動を抑制することができる。
以上説明したように、アナログ放送とデジタル放送の受信において、FM用入力端子52から混合器56までの回路を共用化することができるので、アナログ放送とデジタル放送を受信可能な小型化された音声受信用チューナが実現できる。
また、FM用入力端子52から混合器56までの回路を共用化しているので、音声受信用チューナの低価格化を図ることができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について、図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態3におけるAM音声受信用チューナを用いた音声受信装置のブロック図である。実施の形態3では、実施の形態1で説明したAM音声受信用チューナに対して、AM用デジタル出力端子にデジタル放送信号を処理する回路を追加した点が異なる。また、図5において破線内の回路については、実施の形態1と同様であるので同一番号を付してその説明を簡略化している。
なお、実施の形態2で述べたFM音声受信用チューナを用いれば、FM音声受信用チューナを用いた音声受信装置が実現できる。本実施の形態では、FM音声受信用チューナを用いた音声受信装置についてもAM音声受信用チューナを用いた音声受信装置で代表して説明することにする。
図5において、37は実施の形態1で説明したAM用デジタル出力端子である。AM音声受信用チューナを用いた音声受信装置は、AM用デジタル出力端子37の出力が接続されたADコンバータ200と、このADコンバータ200の出力が接続されたデジタル信号処理回路201と、このデジタル信号処理回路201の出力が接続されたDAコンバータ202と、このDAコンバータ202の出力が接続されるマルチプレックス203と、このマルチプレックス203の出力が接続されるデジタルオーディオ出力端子204とから構成されている。
以上のように構成されたAM音声受信用チューナを用いた音声受信装置について、図5を用いてその動作を説明する。AM用データ入力端子33より入力されたPLL制御データにより、アナログ放送受信あるいはデジタル放送受信の動作が制御される。
これによって、AM用アンテナ21より入力されたアナログ放送信号とデジタル放送信号が混合されたAM放送信号は、アナログ放送受信時にはAM用アナログ出力端子31よりステレオ復調された信号が出力される。
また、デジタル放送受信時にはAM用デジタル出力端子37よりデジタル中間周波数信号が出力される。この中間周波数信号が、ADコンバータ200によって離散値であるデジタル量に変換され、デジタル信号処理回路201によって信号の変換および必要な情報の抽出が高速に処理され、DAコンバータ202に入力される。そして、DAコンバータ202によって人が聞こえるアナログ信号に復号化され、マルチプレックス203へ入力される。このマルチプレックス203によってステレオ復調され、デジタルオーディオ出力端子204から出力される。
この構成において、アナログ信号経路とデジタル信号経路を金属製のケース38で高周波的に分離されているので、干渉を抑制する効果を有する。なお、このデジタル信号経路は同一のケース38内に実装してその間をシールド板で高周波的に分離しても良い。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4について、図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態4におけるAM音声受信用チューナを用いた音声受信装置のブロック図である。
図6において、実施の形態3と異なるところはマルチプレックス30と203を共用化して切替えスイッチ218で適宜切替えて用いることである。但し、機能の若干異なるものについては異なる番号を付している。即ち、マルチプレックス30はマルチプレックス120とし、AM用アナログ出力端子31はオーディオ出力端子121とし、AM用データ入力端子33はデータ入力端子123とし、AM用PLL回路32はPLL回路122としている。
また、データ入力端子123からはPLL回路122に接続され、このPLL回路122からは切替えスイッチ218とAM用発振器26と第1のAM用増幅器35と第2のAM用増幅器36と入力フィルタ23に接続されてその各々を制御している。その他については実施の形態3と同様であるので、同一番号を付して説明を簡略化する。
即ち、AM用検波器28とマルチプレックス120との間に切替えスイッチ218を挿入したものである。そして、AM用検波器28の出力を切替えスイッチ218の一方の入力端子119に接続し、DAコンバータ202の出力は端子215を介してケース38内に導入して切替えスイッチ218の他方の入力端子216に接続している。また、切替えスイッチ218の共通端子217がマルチプレックス120の入力に接続している。そして、このマルチプレックス120の出力はオーディオ出力端子121に接続されている。
以上のように構成されたAM音声受信用チューナを用いた音声受信装置について、図6を用いてその動作を説明する。データ入力端子123より入力されたPLL制御データにより、アナログ放送受信あるいはデジタル放送受信の動作が制御される。これによって、AM用アンテナ21より入力されたアナログ放送信号とデジタル放送信号が混合されたAM放送信号は、アナログ放送受信時にはPLL回路122から制御データが切替えスイッチ218に入力され、切替えスイッチ218の一方の入力端子119と共通端子217が接続される。
このことにより、検波されたアナログ信号は、マルチプレックス120に入力される。さらに、マルチプレックス120によってステレオ復調された信号がオーディオ出力端子121より出力される。
また、デジタル放送受信時には同様にPLL回路122から制御データが切替えスイッチ218に入力され、切替えスイッチ218の他方の入力端子216と共通端子217が接続される。
このことにより、復号化された信号は、マルチプレックス120に入力される。さらに、マルチプレックス120によってステレオ復調された信号がオーディオ出力端子121より出力される。
また、この構成において、アナログ信号経路とデジタル信号経路をシールド板もしくは金属ケースを設けることで、干渉を抑制する効果がある。
なお、本実施の形態においては、AM帯を用いるAM音声受信用チューナを用いた音声受信装置を代表例として説明したが、FM帯を用いるFM音声受信用チューナを用いた音声受信装置についても同様である。さらに、AM音声受信用チューナとFM音声受信用チューナとを一体構成した音声受信チューナを用いた音声受信装置についても同様である。
本発明にかかる音声受信用チューナは、アナログ放送とデジタル放送の双方を受信することができる小型化サイズの音声受信用チューナであり、ホームオーディオやカーオーディオ等に対して利用することができる。
本発明の実施の形態1におけるAM音声受信用チューナのブロック図 同、AM音声受信用チューナのAM放送信号図 同、実施の形態2におけるFM音声受信用チューナのブロック図 同、FM音声受信用チューナのFM放送信号図 本発明の実施の形態3における音声受信装置のブロック図 本発明の実施の形態4における音声受信装置のブロック図 従来のAM音声受信用チューナのブロック図
符号の説明
22 AM用入力端子
23 入力フィルタ
24 高周波増幅器
25 混合器
26 AM用発振器
27 第1のAM用フィルタ
28 AM用検波器
30 マルチプレックス
31 AM用アナログ出力端子
34 第2のAM用フィルタ
35 第1のAM用増幅器
36 第2のAM用増幅器
37 AM用デジタル出力端子

Claims (14)

  1. デジタル放送波とこのデジタル放送波に挟まれたアナログ放送波が入力されるAM用入力端子と、このAM用入力端子に接続された入力フィルタと、この入力フィルタの出力が接続された高周波増幅器と、この高周波増幅器の出力が一方の入力に供給されるとともに他方の入力にはAM用発振器の出力が接続された混合器と、この混合器の出力が供給される第1のAM用フィルタと、この第1のAM用フィルタの出力が接続されたAM用検波器と、このAM用検波器の出力が接続されたマルチプレックスと、このマルチプレックスの出力が接続されたAM用アナログ出力端子とを備え、前記混合器と前記第1のAM用フィルタの間には、前記混合器に接続されるとともに前記第1のAM用フィルタの帯域幅を含む広い帯域幅を有する第2のAM用フィルタと、この第2のAM用フィルタの出力に接続された第1のAM用増幅器を挿入し、前記第2のAM用フィルタと前記第1のAM用増幅器との接続点から第2のAM用増幅器を介してAM用デジタル出力端子に接続した音声受信用チューナ。
  2. 第1のAM用フィルタの帯域幅は選択されたアナログ放送波のみが通過する帯域幅とし、第2のAM用フィルタの帯域幅は選択されたデジタル放送波が通過する帯域幅とした請求項1に記載の音声受信用チューナ。
  3. 第2のAM用増幅器は、AM用デジタル出力端子に近接して配置された請求項1に記載の音声受信用チューナ。
  4. AM用発振器にAM用PLL回路を接続するとともに、このAM用PLL回路により、第1、第2のAM用増幅器への印加電圧を選択的に印加する請求項1に記載の音声受信用チューナ。
  5. 請求項1に記載の音声受信用チューナにおいて、AM用デジタル出力端子には、ADコンバータと、デジタル信号処理回路と、DAコンバータと、マルチプレックスと、デジタルオーディオ出力端子とがこの順に接続された音声受信装置。
  6. デジタル放送波とこのデジタル放送波に挟まれたアナログ放送波が入力されるAM用入力端子と、このAM用入力端子に接続された入力フィルタと、この入力フィルタの出力が接続された高周波増幅器と、この高周波増幅器の出力が一方の入力に供給されるとともに他方の入力にはAM用発振器の出力が接続された混合器と、この混合器の出力が供給される第1のAM用フィルタと、この第1のAM用フィルタの出力が接続されたAM用検波器と、このAM用検波器の出力が一方の入力端子に接続された切替えスイッチと、この切替えスイッチの共通端子が接続されたマルチプレックスと、このマルチプレックスの出力が接続されたオーディオ出力端子とを備え、前記混合器と前記第1のAM用フィルタの間には、前記混合器に接続されるとともに前記第1のAM用フィルタの帯域幅を含む広い帯域幅を有する第2のAM用フィルタと、この第2のAM用フィルタの出力に接続された第1のAM用増幅器を挿入し、前記第2のAM用フィルタと前記第1のAM用増幅器との接続点から第2のAM用増幅器を介して接続されたAM用デジタル出力端子と、このAM用デジタル出力端子に接続されたADコンバータと、このADコンバータの出力に接続されたデジタル信号処理回路と、このデジタル信号処理回路の出力と前記切替えスイッチの他方の入力端子との間に接続されたDAコンバータとを有した音声受信装置。
  7. ADコンバータと、デジタル信号処理回路と、DAコンバータが、シールド板で、AM用入力端子からオーディオ出力端子までの回路と高周波的に分離された請求項6に記載の音声受信装置。
  8. デジタル放送波とこのデジタル放送波に挟まれたアナログ放送波が入力されるFM用入力端子と、このFM用入力端子に接続された入力フィルタと、この入力フィルタの出力が接続された高周波増幅器と、この高周波増幅器の出力が一方の入力に供給されるとともに他方の入力にはFM用発振器の出力が接続された混合器と、この混合器の出力が供給される第1のFM用フィルタと、この第1のFM用フィルタの出力が接続されたFM用検波器と、このFM用検波器の出力が接続されたマルチプレックスと、このマルチプレックスの出力が接続されたFM用アナログ出力端子とを備え、前記混合器と前記第1のFM用フィルタの間には、前記混合器に接続されるとともに前記第1のFM用フィルタの帯域幅を含む広い帯域幅を有する第2のFM用フィルタと、この第2のFM用フィルタの出力に接続された第1のFM用増幅器を挿入し、前記第2のFM用フィルタと前記第1のFM用増幅器との接続点から第2のFM用増幅器を介してFM用デジタル出力端子に接続した音声受信用チューナ。
  9. 第1のFM用フィルタの帯域幅は選択されたアナログ放送波のみが通過する帯域幅とし、第2のFM用フィルタの帯域幅は選択されたデジタル放送波が通過する帯域幅とした請求項8に記載の音声受信用チューナ。
  10. 第2のFM用増幅器は、FM用デジタル出力端子に近接して配置された請求項8に記載の音声受信用チューナ。
  11. FM用発振器にFM用PLL回路を接続するとともに、このFM用PLL回路により、第1、第2のFM用増幅器への印加電圧を選択的に印加する請求項8に記載の音声受信用チューナ。
  12. 請求項8に記載の音声受信用チューナにおいて、FM用デジタル出力端子には、ADコンバータと、デジタル信号処理回路と、DAコンバータと、マルチプレックスと、デジタルオーディオ出力端子とがこの順に接続された音声受信装置。
  13. デジタル放送波とこのデジタル放送波に挟まれたアナログ放送波が入力されるFM用入力端子と、このFM用入力端子に接続された入力フィルタと、この入力フィルタの出力が接続された高周波増幅器と、この高周波増幅器の出力が一方の入力に供給されるとともに他方の入力にはFM用発振器の出力が接続された混合器と、この混合器の出力が供給される第1のFM用フィルタと、この第1のFM用フィルタの出力が接続されたFM用検波器と、このFM用検波器の出力が一方の入力端子に接続された切替えスイッチと、この切替えスイッチの共通端子が接続されたマルチプレックスと、このマルチプレックスの出力が接続されたオーディオ出力端子とを備え、前記混合器と前記第1のFM用フィルタの間には、前記混合器に接続されるとともに前記第1のFM用フィルタの帯域幅を含む広い帯域幅を有する第2のFM用フィルタと、この第2のFM用フィルタの出力に接続された第1のFM用増幅器を挿入し、前記第2のFM用フィルタと前記第1のFM用増幅器との接続点から第2のFM用増幅器を介して接続されたFM用デジタル出力端子と、このFM用デジタル出力端子に接続されたADコンバータと、このADコンバータの出力に接続されたデジタル信号処理回路と、このデジタル信号処理回路の出力と前記切替えスイッチの他方の入力端子との間に接続されたDAコンバータとを有した音声受信装置。
  14. ADコンバータと、デジタル信号処理回路と、DAコンバータが、シールド板で、FM用入力端子からオーディオ出力端子までの回路と高周波的に分離された請求項13に記載の音声受信装置。
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JP2008113300A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Victor Co Of Japan Ltd ラジオ受信機

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JP2008113300A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Victor Co Of Japan Ltd ラジオ受信機

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