JP2006074339A - 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、及びこれらのプログラム - Google Patents

符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、及びこれらのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 入力画像を符号化し、かつ、この入力画像に含まれる秘匿情報に対するアクセスを制限する符号化装置を提供する。
【解決手段】 画像処理装置2は、入力画像710を符号化する場合に、この入力画像710上に設定された複数の参照画素A〜Dと、キー画像720上に設定された参照画素Eとを参照して予測データを生成し、生成された予測データを用いた予測符号化処理を行う。このキー画像720は、ノイズ領域720aを含み、入力画像710は、このノイズ領域720aを参照することによりスクランブルをかけられる。したがって、キー画像720の有無により、入力画像710に対するアクセスを制限することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、秘匿情報に対するアクセスを制限する符号化装置及び復号化装置に関する。
秘匿情報に対するアクセスの制限は、例えば、秘匿情報の符号データを復号化する復号化処理そのものを認証結果に応じて許可又は禁止することにより実現されている。
なお、特許文献1は、動画像を構成するフレーム間の相関関係に着目して、フレーム間の差分画像データを算出し、算出された差分画像データと、入力された画像データ(フレーム画像)とを選択的に圧縮符号化する画像データ圧縮装置を開示する。
特開平11−313326号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、入力画像を符号化し、かつ、この入力画像に含まれる秘匿情報に対するアクセスを制限する符号化装置、又は、この符号化装置により符号化された符号データを復号化する復号化装置を提供することを目的とする。
[符号化装置]
上記目的を達成するために、本発明にかかる符号化装置は、符号化の対象である対象画像を符号化する符号化装置であって、この対象画像とは異なるキー画像に対する参照情報を生成する参照情報生成手段と、この対象画像の少なくとも一部の符号データとして、前記参照情報生成手段により生成された参照情報の符号データを生成する符号生成手段とを有する。
好適には、前記キー画像は、不均一な画像データで構成される不均一パターンを含み、前記参照情報生成手段は、対象画像と、不均一パターンが含まれたキー画像とを比較して、比較結果に応じてこのキー画像に対する参照情報を生成する。
好適には、対象画像の画像データとキー画像の画像データとの差分を算出する差分算出手段をさらに有し、前記参照情報生成手段は、前記差分算出手段により算出された差分を、キー画像に対する参照情報の一部とする。
好適には、前記参照情報生成手段は、さらに、対象画像に含まれる注目領域を符号化する場合に、この対象画像の他の領域に対する参照情報を生成し、前記符号生成手段は、前記対象画像に含まれる注目領域の符号データとして、対象画像の他の領域に対する参照情報の符号データ、又は、キー画像に対する参照情報の符号データを生成する。
好適には、パスワードに基づいてキー画像を生成するキー画像生成手段をさらに有し、前記参照情報生成手段は、前記キー画像生成手段により生成されたキー画像と、対象画像とを比較して、比較結果に応じてこのキー画像に対する参照情報を生成する。
好適には、パスワードに基づいてキー画像を生成するキー画像生成手段と、前記キー画像生成手段により複数のパスワードに基づいて生成された複数のキー画像と、秘匿化すべき部分画像のレイアウト情報とに基づいて、合成キー画像を作成するキー画像合成手段とをさらに有し、前記参照情報生成手段は、前記キー画像合成手段により作成された合成キー画像と、対象画像とを比較して、比較結果に応じてこの合成キー画像に対する参照情報を生成する。
好適には、前記キー画像生成手段は、1つの完全パスワードから階層的に生成される複数のパスワードに基づいて、キー画像を生成し、前記キー画像合成手段は、1つの完全パスワードから生成されたパスワードに基づいて生成された複数のキー画像に基づいて、1つの合成キー画像を作成し、前記参照情報生成手段は、1つの完全パスワードに基づいて作成された合成キー画像と、対象画像とを比較して、この合成キー画像に対する参照情報を生成する。
好適には、前記キー画像は、秘匿化すべき画像要素と同じ階調値で塗りつぶされた塗潰し領域を含み、前記参照情報生成手段は、秘匿化すべき画像要素が含まれた対象画像と、塗潰し領域が含まれたキー画像とを比較して、階調値が一致する領域について、このキー画像に対する参照情報を生成する。
[復号化装置]
また、本発明にかかる復号化装置は、入力された符号データを復号画像の画像データに復号化する復号化装置であって、入力された符号データに基づいて、キー画像に含まれる画像データを抽出する参照データ抽出手段と、前記参照データ抽出手段により抽出された画像データを用いて、復号画像の少なくとも一部の画像データを生成する画像データ生成手段とを有する。
好適には、パスワードに基づいてキー画像を生成するキー画像生成手段をさらに有し、前記参照データ抽出手段は、入力された符号データに基づいて、前記キー画像生成手段により生成されたキー画像から、画像データを抽出する。
好適には、入力された入力パスワードに基づいて、複数のパスワードを生成するパスワード生成手段をさらに有し、前記キー画像生成手段は、前記パスワード生成手段により生成された複数のパスワードに基づいて、複数のキー画像を生成し、前記参照データ抽出手段は、前記キー画像生成手段により生成された複数のキー画像から、画像データを抽出する。
[符号化方法]
また、本発明にかかる符号化方法は、符号化の対象である対象画像を符号化する符号化方法であって、この対象画像とは異なるキー画像に対する参照情報を生成し、この対象画像の少なくとも一部の符号データとして、生成された参照情報の符号データを生成する。
[復号化方法]
また、本発明にかかる復号化方法は、入力された符号データを復号画像の画像データに復号化する復号化方法であって、入力された符号データに基づいて、キー画像に含まれる画像データを抽出し、抽出された画像データを用いて、復号画像の少なくとも一部の画像データを生成する。
[プログラム]
また、本発明にかかるプログラムは、符号化の対象である対象画像を符号化する符号化装置において、この対象画像とは異なるキー画像に対する参照情報を生成するステップと、この対象画像の少なくとも一部の符号データとして、生成された参照情報の符号データを生成するステップとを前記符号化装置に実行させる。
また、本発明にかかるプログラムは、入力された符号データを復号画像の画像データに復号化する復号化装置において、入力された符号データに基づいて、キー画像に含まれる画像データを抽出するステップと、抽出された画像データを用いて、復号画像の少なくとも一部の画像データを生成するステップとを前記復号化装置に実行させる。
本発明の符号化装置によれば、キー画像との相関を利用して入力画像を符号化し、かつ、この入力画像に対するアクセスをキー画像の有無によって制限することができる。
[背景と概略]
まず、本発明の理解を助けるために、その背景及び概略を説明する。
入力画像のデータ量を圧縮し、かつ、この入力画像の閲覧(表示又は印刷)を制限する方法としては、例えば、秘匿情報の符号データを復号化する復号化処理を、パスワード認証などの認証結果に応じて許可又は禁止する方法がある。しかしながら、例えば、1つの入力画像に対して、閲覧可能な範囲が異なる複数のアクセスレベルを設定したい場合などには、閲覧可能範囲が異なる複数の入力画像を作成し、作成された複数の入力画像をそれぞれ符号化する必要がある。
なお、入力画像の圧縮方式としては、予測符号化方式やJPEGなどがある。LZ符号化方式などの予測符号化方式では、既定の参照位置の画素値を参照して予測データを生成し、生成された予測データと注目画素の画像データとが一致する場合に、一致した予測データの参照位置など(以下、参照情報)が注目画素の符号データとして符号化される。
図1は、本実施形態の概略を説明する図であり、図1(A)は、本実施形態の符号化処理において参照される参照位置を例示し、図1(B)は、本実施形態の符号化処理により生成される符号データを模式的に例示する。
本実施形態における画像処理装置は、符号化対象となる入力画像(対象画像)を符号化する場合に、少なくとも他のキー画像(例えば、他のフレーム画像)を参照して予測データを生成し、生成された予測データを用いた予測符号化処理を行う。すなわち、本画像処理装置は、他の参照画像に対する参照情報を、対象画像の少なくとも一部の符号データとして符号化する。より具体的には、図1(A)に例示するように、本画像処理装置は、注目画素Xの画像データを符号化する場合に、入力画像上に設定された複数の参照画素A〜Dと共に、キー画像上に設定された参照画素Eを参照し、注目画素Xの画像データといずれかの参照画素の画像データとが一致する場合に、一致した参照画素の識別情報(参照情報)を符号化し、注目画素Xの画像データと参照画素の画像データとがいずれも一致しない場合に、参照画素Eの画像データと注目画素Xの画像データとの差分値を符号化する。
これにより生成される符号データは、図1(B)に例示するように、各参照画素に対応する符号、及び、注目画素と参照画素Eとの差分値(以下、予測誤差という)で構成される。例えば、図中の「符号A」は、注目画素Xの画像データと参照画素Aの画像データとが一致した場合(参照位置Aの予測が的中した場合)に生成される符号であり、復号時においては、参照画素Aの画像データの適用を指示するデータとなる。
同様に、符号Eは、注目画素Xの画像データが参照画素Eの画像データと一致した場合に生成される符号であり、復号時においては、キー画像上の参照画素Eを参照し、参照画素Eの画像データを適用することを指示する。したがって、符号Eに対応する画素は、キー画像上の参照画素Eを参照しなければ正常に再現できない。
また、図中の「予測誤差」は、注目画素Xの画像データと参照画素の画素値とがいずれも一致しない場合に生成される符号であり、復号時においては、参照画素Eの画像データと注目画素Xの画像データとの差分値として用いられる。したがって、予測誤差の符号に対応する画素は、キー画像上の参照画素Eを参照しなければ正常に再現できない。
したがって、図1(B)に例示する符号データは、キー画像を参照せずに復号化されると、「符号E」及び「予測誤差」に対応する画素が再現されず、スクランブルされた復号画像が生成され、一方、キー画像が参照可能な状態で復号化されると、「符号E」及び「予測誤差」に対応する画素も再現されて、入力画像が再現される。換言すると、キー画像の有無により、入力画像に対するアクセスが制限される。
このように、本実施形態における画像処理装置は、キー画像を参照して、入力画像を予測符号化することにより、入力画像に対するアクセスを制限することができる。
図2は、部分画像に対するアクセス制限(以下、部分アクセス制限)を説明する図であり、図2(A)は、部分アクセス制限に用いるキー画像720を例示し、図2(B)は、部分アクセス制限がなされた復号画像730を例示する。
図2(A)に例示するように、画像処理装置は、入力画像710に対して部分アクセス制限を行う場合に、アクセス制限を行う領域に応じたキー画像720を用いて、入力画像710を符号化する。このキー画像720は、アクセスが制限される領域に対応するノイズ領域720aと、アクセスが制限されない領域に対応するベタ領域720bとから構成される。ノイズ領域720aは、不均一な画像データで構成され、例えば、パスワードに基づいて生成された乱数系列で構成される。これにより、ノイズ領域720aに対応する画像領域において、図1(A)に例示した参照画素Eの画素値は注目画素Xの画素値とランダムに一致するため、高いスクランブル効果が期待できる。また、ノイズ領域720aに対応する画像領域において、予測誤差は、ランダムな値をとる参照画素Eと注目画素Xとの差分値となるため、この注目画素Xの推定をより困難にすることができる。
また、ベタ領域720bは、均一な画像データで構成され、例えば、白の画像データのみで構成される。これにより、ベタ領域720bに対応する画像領域において、図1(A)に例示した参照画素Eの画素値は、注目画素Xが白である場合に一致し、白画像を参照して復号化することにより、注目画素Xの画素値は再現される。また、ベタ領域720bに対応する画像領域において、予測誤差は、一定の値(本例では0)をとる参照画素Eと注目画素Xとの差分値となり、白画像を参照して復号化することにより、注目画素Xの画素値は再現される。
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置は、キー画像を参照する予測符号化方式で入力画像を符号化することにより、入力画像に対するアクセス制限及びデータ圧縮を実現する。
以下、ノイズ領域720aが含まれたキー画像720を用いて、入力画像710に対して部分アクセス制限を行う形態を具体例として説明する。
[ハードウェア構成]
次に、画像処理装置2のハードウェア構成を説明する。
図3は、本発明にかかる符号化方法及び復号化方法が適応される画像処理装置2のハードウェア構成を、制御装置20を中心に例示する図である。
図3に例示するように、画像処理装置2は、CPU212及びメモリ214などを含む制御装置21、通信装置22、HDD・CD装置などの記録装置24、並びに、LCD表示装置あるいはCRT表示装置およびキーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)25から構成される。
画像処理装置2は、例えば、本発明にかかる符号化プログラム5(後述)及び復号化プログラム6(後述)がプリンタドライバの一部としてインストールされた汎用コンピュータであり、通信装置22又は記録装置24などを介して画像データを取得し、取得された画像データを符号化又は復号化してプリンタ装置3に送信する。
[符号化プログラム]
図4は、制御装置21(図3)により実行され、本発明にかかる符号化方法を実現する符号化プログラム5の機能構成を例示する図である。
図4に例示するように、符号化プログラム5は、画像内予測部510、キー画像予測部520、予測誤差算出部530、ラン計数部540、選択部550、符号生成部560及びキー画像生成部570を有する。なお、画像内予測部510、キー画像予測部520、予測誤差算出部530、ラン計数部540及び選択部550の組合せが本発明にかかる参照情報生成手段の一例である。
符号化プログラム5において、画像データは、通信装置22又は記録装置24などを介して入力される。入力された画像データは、符号化プログラム5の前段でラスタライズされている。
画像内予測部510は、符号化対象となる入力画像710(図2(A))において、注目画素とは異なる画素(参照画素)の画素値を参照して、この画素値を予測値とし、この予測値と注目画素の画素値との比較結果をラン計数部540に対して出力する。本例の画像内予測部510は、複数の参照画素A〜D(図1)の画素値と、注目画素X(図1)の画素値とを比較して、画素値が一致した場合(すなわち、予測が的中した場合)に、自己を識別する予測部ID(後述)をラン計数部540に対して出力し、これ以外の場合に、一致しなかった旨をラン計数部540に対して出力する。なお、画像内予測部510は、1つ以上の参照画素を参照すればよく、例えば、参照位置Aのみを参照して、画素値の比較結果を出力してもよい。
キー画像予測部520は、符号化対象となる入力画像710とは異なる他の画像(キー画像720)の画素値を参照して、このキー画像720の画素値を予測値とし、この予測値と注目画素(入力画像に含まれる画素)の画素値との比較結果をラン計数部540に対して出力する。本例のキー画像予測部520は、キー画像720に含まれる参照画素E(図1)の画素値と、注目画素X(図1)の画素値とを比較して、画素値が一致した場合(すなわち、予測が的中した場合)に、自己を識別する予測部ID(後述)をラン計数部540に対して出力し、これ以外の場合に、一致しなかった旨をラン計数部540に対して出力する。キー画像720における参照画素Eの相対位置は、入力画像710における注目画素Xの相対位置と対応し、例えば、入力画像710の解像度とキー画像720の解像度とが一致する場合には、同じ相対位置となる。すなわち、参照画素Eは、入力画像710とキー画像720とを重ね合わせた場合に、注目画素Xと重なり合う画素である。
予測誤差算出部530は、予め定められた予測方法で注目画素の画素値を予測し、その予測値を注目画素の実際の画素値から減算し、予測誤差値としてラン計数部540及び選択部550に対して出力する。予測誤差算出部530の予測方法は、符号データを復号化する復号化プログラム6(後述)の予測方法と対応していればよい。なお、スクランブル効果を高めるためには、予測誤差算出部530は、キー画像720上の画素を参照して、この画素の画素値と注目画素の画素値との差分値を予測誤差値とすることが望ましい。そこで、本例の予測誤差算出部530は、キー画像予測部520と同じ参照位置(参照画素E)の画素値を予測値とし、この予測値と実際の画素値(注目画素Xの画素値)との差分値を予測誤差値として算出する。
ラン計数部540は、同一の予測部IDが連続する数をカウントし、予測部ID及びその連続数を選択部550に対して出力する。この予測部ID及びその連続数は、入力画像710及びキー画像720に対する参照情報の一例である。例えば、ラン計数部540は、予測誤差値が入力される場合に、内部カウンタでカウントされている予測部ID及びその連続数を出力し、その後に、入力された予測誤差値をそのまま選択部550に対して出力する。
選択部550は、ラン計数部540から入力された予測部ID、連続数及び予測誤差値に基づいて、最も長く連続した予測部IDを選択し、この予測部ID及びその連続数並びに予測誤差値を予測データとして符号生成部560に対して出力する。
符号生成部560は、選択部550から入力された予測部ID、連続数及び予測誤差値を符号化し、通信装置22又は記録装置24などに出力する。また、符号生成部560は、部分アクセス制限が行われている場合には、アクセス制限を行うべき画像領域を指定するレイアウト情報を、符号データに添付して出力する。
キー画像生成部570は、入力されたパスワードに基づいてキー画像720を生成し、生成されたキー画像720をキー画像予測部520及び予測誤差算出部530に対して出力する。また、キー画像生成部570は、アクセス制限を行うべき画像領域がレイアウト情報により指定されている場合には、パスワード及びこのレイアウト情報に基づいてキー画像720(図2(A))を生成する。例えば、キー画像生成部570は、入力されたパスワードを引数として乱数を発生させ、発生させた乱数をそれぞれ画素値とするノイズ領域720a(図2(A))を生成し、生成されたノイズ領域720aをレイアウト情報に応じて配置することにより、キー画像720を生成する。
発生させる乱数は、必ずしも完全な乱数である必要はなく、例えば、擬似乱数関数で発生させた乱数でもよい。この場合に、擬似乱数関数で発生させた乱数は、完全な乱数よりもデータ量を圧縮できるため、キー画像720のデータ量を抑えることができる。
図5は、符号化プログラム5によりなされる符号化処理を説明する図であり、図5(A)は、画像内予測部510及びキー画像予測部520により参照される画素の位置を例示し、図5(B)は、それぞれの参照画素に対応付けられた符号を例示し、図5(C)は、符号生成部560により生成される符号データを例示する。
図5(A)に例示するように、画像内予測部510及びキー画像予測部520の参照位置は、注目画素Xとの相対位置として設定されている。具体的には、画像内予測部510の参照画素Aは、注目画素Xの主走査方向上流に設定され、参照画素B〜Dは、注目画素Xの上方(副走査方向上流)の主走査ライン上に設定されている。また、キー画像予測部520の参照画素Eは、入力画像710とは異なる他の画像(キー画像720)上に設定されている。
また、図5(B)に例示するように、それぞれの参照画素A〜Eには優先順位が設定されており、複数の参照画素で予測が的中した場合には、ラン計数部540(図4)は、設定された優先順位に応じて、予測部IDの連続数を増加させる。スクランブル効果を高める観点から、キー画像予測部520により参照される参照画素Eの優先順位は、画像内予測部510により参照される参照画素A〜Dよりも高いことが望ましい。
また、符号生成部560は、図5(B)に例示するように、予測部(参照位置)と符号とを互いに対応付けており、注目画素Xと画素値が一致した参照位置に対応する符号を出力する。なお、それぞれの参照位置に対応付けられている符号は、例えば、各参照位置の的中率に応じて設定されたエントロピー符号であり、優先順位に対応する符号長となる。
また、符号生成部560は、同一の参照位置で連続して画素値が一致する場合には、ラン計数部540によりカウントされたその連続数を符号化する。これにより、符号量が少なくなる。このように、符号化プログラム5は、図5(C)に例示するように、いずれかの参照位置で画素値が一致した場合には、その参照位置に対応する符号と、この参照位置で画素値が一致する連続数とを符号化し、いずれの参照位置でも画素値が一致しなかった場合には、既定の参照位置(参照画素E)の画素値と注目画素Xの画素値との差分(予測誤差値)を符号化する。
図6は、入力画像710の解像度がキー画像720の解像度よりも高い場合におけるキー画像720の参照方法を説明する図である。
図6(A)に例示するように、入力画像710における秘匿化すべき領域(秘匿化対象領域712)の解像度(画素数)がキー画像720よりも高い場合がある。本例のキー画像720は、主走査方向の画素数がWであり、副走査方向の画素数がHであり、主走査方向及び副走査方向で秘匿化対象領域712よりも画素数が小さい。
このような場合に、キー画像予測部520は、図6(B)に例示するように、秘匿化対象領域712内で、キー画像720を繰り返し適用する。具体的には、キー画像予測部520は、秘匿化対象領域712における注目画素の座標(x,y)をそれぞれ(W,H)で割った剰余を、キー画像720における参照位置とする。なお、復号化プログラム6(後述)も、同様に、キー画像720の解像度が復号画像よりも小さい場合には、キー画像720を繰り返し参照して復号化処理を行う。
図7は、符号化プログラム5による符号化処理(S10)の動作を説明するフローチャートである。
図7に示すように、ステップ100(S100)において、符号化プログラム5は、利用者から、符号化対象となる入力画像710、秘匿化対象領域712を指定するレイアウト情報、及び、パスワードの入力を受け付ける。
ステップ110(S110)において、キー画像生成部570は、入力されたパスワードを引数として乱数系列を発生させ、発生させた乱数系列をそれぞれ画素値とするノイズ領域720a(図2(A))を生成し、生成されたノイズ領域720aをレイアウト情報に応じて配置し、キー画像720とする。このように生成されたキー画像720は、キー画像予測部520及び予測誤差算出部530に入力される。
ステップ120(S120)において、画像内予測部510及びキー画像予測部520は、入力画像710上で、ラスタスキャン順に注目画素Xを設定して、設定された注目画素Xに対する予測処理(注目画素の画素値と参照画素の画素値との比較処理)を行う。具体的には、画像内予測部510は、図5(A)に例示した複数の参照画素A〜Dの画素値と、注目画素Xの画素値とを比較して、画素値が一致した場合に、自己を識別する予測部IDをラン計数部540に対して出力し、これ以外の場合に、一致しなかった旨をラン計数部540に対して出力する。また、キー画像予測部520は、キー画像720に含まれる参照画素E(図5)の画素値と、注目画素Xの画素値とを比較して、画素値が一致した場合に、自己を識別する予測部ID(後述)をラン計数部540に対して出力し、これ以外の場合に、一致しなかった旨をラン計数部540に対して出力する。
ステップ130(S130)において、ラン計数部540は、画像内予測部510又はキー画像予測部520から入力される予測部IDの連続数をカウントし、予測部ID及びその連続数を参照情報として選択部550に対して出力する。
また、予測誤差算出部530は、参照画素Eの画素値を予測値とし、この予測値と注目画素Xの画素値との差分値を予測誤差値として算出し、算出された予測誤差値を参照情報として選択部550に対して出力する。
選択部550は、ラン計数部540から入力された予測部ID及び連続数、あるいは、予測誤差算出部530から入力された予測誤差値に基づいて、最も長く連続した予測部IDを選択し、この予測部ID及びその連続数並びに予測誤差値を予測データとして符号生成部560に対して出力する。
ステップ140(S140)において、符号生成部560は、選択部550から入力された予測部ID、連続数、又は予測誤差値を符号化する。
ステップ150(S150)において、符号化プログラム5は、入力画像710の全画素を符号化したか否かを判定し、全画素が符号化された場合に、S160の処理に移行し、これ以外の場合に、S120の処理に戻って、次の注目画素Xを符号化する。
ステップ160(S160)において、符号生成部560は、生成された符号データにレイアウト情報を添付して通信装置22又は記録装置24などに出力する。
このように、符号化プログラム5は、キー画像720を参照して、入力画像710を符号化する。
[復号化プログラム]
図8は、制御装置21(図3)により実行され、本発明にかかる復号化方法を実現する復号化プログラム6の機能構成を例示する図である。
図8に例示するように、復号化プログラム6は、符号復号部610、キー画像生成部620、画像内抽出部630、誤差処理部640、キー画像抽出部650及び復号画像生成部660を有する。
復号化プログラム6において、符号復号部610は、図5(B)に例示したものと同様に、符号と予測部ID(参照位置)とを互いに対応付けるテーブルを有し、入力された符号データに基づいて、参照位置を特定する。また、符号復号部610は、入力された符号データに基づいて、予測部IDの連続数、及び、予測誤差などの数値も復号化する。
このように復号化された参照位置、連続数及び予測誤差(すなわち、参照情報)は、画像内抽出部630、誤差処理部640及びキー画像抽出部650に入力される。
キー画像生成部620は、符号化側のキー画像生成部570と同様の手法により、入力されたパスワードに基づいてキー画像720を生成し、生成されたキー画像720を誤差処理部640及びキー画像抽出部650に対して出力する。また、キー画像生成部620は、符号データにレイアウト情報が添付されている場合には、パスワード及びこのレイアウト情報に基づいてキー画像720を生成する。例えば、キー画像生成部620は、入力されたパスワードを引数として乱数を発生させ、発生させた乱数をそれぞれ画素値とするノイズ領域720a(図2(A))を生成し、生成されたノイズ領域720aをレイアウト情報に応じて配置することにより、キー画像720を生成する。
なお、本例のキー画像生成部620は、パスワードが入力されない場合には、全画素の画素値が0であるキー画像720(均一な階調データからなるキー画像)を生成し、誤差処理部640及びキー画像抽出部650に出力する。
画像内抽出部630は、符号復号部610から入力された予測部IDが入力画像内の参照位置のいずれかに対応する場合(すなわち、参照画素A〜Dに対応する場合)に、対応する参照位置の画素を参照して、その画素の画素値を復号データとして復号画像生成部660に出力する。また、画像内抽出部620は、この予測部IDと共に連続数が入力された場合には、予測部IDに対応する画素値に対応付けて、この連続数を復号画像生成部660に出力する。
誤差処理部640は、符号復号部610から予測誤差が入力された場合に、入力された予測誤差に対応する画素値を復号データとして復号画像生成部670に出力する。本例の誤差処理部640は、入力された予測誤差と、キー画像720上の画素(参照画素E)の画素値とを合算して復号データとする。
キー画像抽出部650は、符号復号部610から入力された予測部IDがキー画像720上の参照位置(参照画素E)に対応する場合に、キー画像720の画素を参照して、その画素の画素値を抽出し、抽出された画素値と、入力された連続数とを復号画像生成部660に出力する。
復号画像生成部660は、画像内抽出部630から入力された復号データ、誤差処理部640から入力された復号データ、及び、キー画像抽出部650から入力された復号データに基づいて、復号画像を生成する。より具体的には、復号画像生成部660は、画像内抽出部630から復号データ(画素値及び連続数)が入力された場合に、入力された画素値の画素を連続数だけ連続して配置する。また、復号画像生成部660は、誤差処理部640から復号データ(参照画素Eの画素値と予測誤差値との合算値)が入力された場合に、この合算値の画素を配置する。また、復号画像生成部660は、キー画像抽出部650から復号データ(画素値及び連続数)が入力された場合に、入力された画素値の画素を連続数だけ連続して配置する。このように配置された画素群が復号画像となる。
図9は、復号化プログラム6による復号化処理(S20)の動作を説明するフローチャートである。
図9に示すように、ステップ200(S200)において、復号化プログラム6は、利用者から、復号化対象となる符号データと、この符号データに添付されたレイアウト情報とを取得する。
ステップ210(S210)において、キー画像生成部620は、利用者に対して、パスワードの入力を要求する。復号化プログラム6は、パスワードが入力された場合に、S220の処理に移行し、パスワードが入力されなかった場合に、S230の処理に移行する。
ステップ220(S220)において、キー画像生成部620は、入力されたパスワードを引数として乱数系列を発生させ、発生させた乱数系列をそれぞれ画素値とするノイズ領域720a(図2(A))を生成し、生成されたノイズ領域720aをレイアウト情報に応じて配置し、キー画像720とする。このように生成されたキー画像720は、誤差処理部640及びキー画像抽出部650に入力される。
ステップ230(S230)において、キー画像生成部620は、全画素の画素値が0であるキー画像720を生成し、生成されたキー画像720を誤差処理部640及びキー画像抽出部650に対して出力する。
ステップ240(S240)において、符号復号部610は、入力された符号データに含まれる符号を順に参照情報に復号化し、復号化された参照情報(予測部ID、連続数、又は予測誤差値)を画像内抽出部630、誤差処理部640及びキー画像抽出部650に対して出力する。
ステップ250(S250)において、画像内抽出部630、誤差処理部640又はキー画像抽出部650は、符号復号部610から入力された参照情報(予測部ID、連続数、又は予測誤差値)に応じて画素値を算出し、算出された画素値を復号画像生成部660に出力する。
具体的には、画像内抽出部630は、符号復号部610から入力された予測部IDが参照画素A〜Dのいずれかに対応する場合に、対応する参照位置の画素を参照して、その画素の画素値を抽出し、抽出された画素値と、入力された連続数とを復号データとして復号画像生成部660に出力する。また、誤差処理部640は、符号復号部610から予測誤差値が入力された場合に、入力された予測誤差値と、参照画素Eの画素値とを合算して復号データとし、復号画像生成部660に出力する。また、キー画像抽出部650は、符号復号部610から入力された予測部IDが参照画素Eに対応する場合に、参照画素Eを参照して、この画素の画素値を抽出し、抽出された画素値と、入力された連続数とを復号画像生成部660に出力する。
ステップ260(S260)において、復号化プログラム6は、全ての符号データについてS240及びS250の処理が終了したか否かを判定し、全ての符号データについて終了した場合に、S270の処理に移行し、これ以外の場合に、S240の処理に戻って、次の符号を処理する。
ステップ270(S270)において、復号画像生成部660は、画像内抽出部630から復号データ(画素値及び連続数)が入力された場合に、入力された画素値の画素を連続数だけ連続して配置し、誤差処理部640から復号データ(参照画素Eの画素値と予測誤差値との合算値)が入力された場合に、この合算値の画素を配置し、キー画像抽出部650から復号データ(画素値及び連続数)が入力された場合に、入力された画素値の画素を連続数だけ連続して配置する。このように配置された画素群が復号画像となる。
このように、復号化プログラム6は、入力されたパスワードに基づいてキー画像720を生成し、生成されたキー画像を符号データに応じて参照することにより復号画像を再生する。したがって、不適切なパスワードが入力された場合、又は、パスワードが入力されなかった場合に、符号化時に用いられたキー画像とは異なるキー画像がキー画像生成部620により生成されることとなり、入力画像710の秘匿化対象領域712は、スクランブルをかけられた状態で復号化される。
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置2は、符号化対象となる入力画像710を、他のキー画像720を参照して符号化することにより、入力画像710へのアクセスをキー画像720の有無により制限することができる。
[変形例1]
次に、上記第1の実施形態の変形例を説明する。
図10は、アクセスレベルに応じたアクセス制限の実現方法を説明する図である。ここで、アクセスレベルとは、アクセス可能な範囲が異なる階層的なアクセス権限である。
図10(A)に例示するように、本例で適用されるキー画像は、複数のノイズ領域740が設けられた合成キー画像740である。合成キー画像740に設けられたノイズ領域740は、それぞれ互いに異なるパスワードに基づいて生成された乱数系列で構成される。例えば、第1のノイズ領域740aは、アクセスレベルが最も低いパスワード1で発生させた乱数系列で構成されている。また、第2のノイズ領域740bは、パスワード1よりもアクセスレベルが高いパスワード2で発生させた乱数系列で構成されて、第3のノイズ領域740cは、パスワード2よりもアクセスレベルが高いパスワード3で発生させた乱数系列で構成されている。
これらのパスワードは、図10(B)に例示するように、アクセスレベルに対応する階層関係にある。すなわち、下位のパスワード(すなわち、アクセスレベルがより低いパスワード)は、上位のパスワード(すなわち、アクセスレベルがより高いパスワード)から生成可能な関係となっている。より具体的には、パスワード1は、パスワード2のハッシュ値であり、パスワード2に基づいて一意に算出できる。しかしながら、パスワード1に基づいてパスワード2を一意に算出することは実際上できない。同様に、パスワード3は、パスワード2のハッシュ値となっている。
したがって、パスワード3を有する利用者は、このパスワード3に基づいて、パスワード2及びパスワード1を生成できるため、全ノイズ領域(第1のノイズ740a〜第3のノイズ領域740c)が含まれた合成キー画像740を生成できる。
一方、パスワード1を有する利用者は、パスワード2及びパスワード3を生成できないため、第1のノイズ領域740aのみが含まれた合成キー画像740しか生成できない。
このように、本変形例の画像処理装置2は、全ノイズ領域740a〜740cが含まれる合成キー画像740を用いて入力画像710を符号化することにより、各利用者に配布されたパスワードの階層に応じた範囲で、入力画像710に対するアクセスを許容する。すなわち、本画像処理装置2は、入力画像710に対してアクセスレベルに応じたアクセス制限を行うことができる。
図11(A)は、本変形例における符号化側のキー画像生成部570の機能構成を例示し、図11(B)は、本変形例における復号化側のキー画像生成部620の機能構成を例示する図である。
図11(A)に例示するように、符号化プログラム5のキー画像生成部570は、パスワード生成部572、キー画像発生部574及びキー画像合成部576を有する。
符号化側のキー画像生成部570において、パスワード生成部572は、入力されたパスワードに基づいて、下位のパスワードを生成し、入力されたパスワード(最上位パスワード)と、生成された下位パスワードとをキー画像発生部574に対して出力する。本例のパスワード生成部572は、ハッシュ関数を用いて、入力されたパスワードを初期値として再帰的にハッシュ値(下位パスワード)を算出する。
キー画像生成部570により生成された下位パスワードは、UI装置25(図3)などに表示して利用者に提示される。
キー画像発生部574は、パスワード生成部572から入力されたパスワード(最上位パスワード及び下位パスワード)それぞれに基づいて、ノイズ領域740(キー画像)を生成し、生成されたノイズ領域をキー画像合成部576に出力する。
キー画像合成部576は、キー画像発生部574から入力された複数のノイズ領域740(パスワードの階層が対応付けられている)をレイアウト情報に従って配置し、合成キー画像740(図10(A))を生成する。
生成された合成キー画像740は、キー画像予測部520(図4)及び予測誤差算出部530(図4)に入力され符号化処理に用いられる。
図11(B)に例示するように、復号化プログラム6のキー画像生成部620は、パスワード生成部622、キー画像発生部624及びキー画像合成部626を有する。
復号化側のキー画像生成部620において、パスワード生成部622は、符号化側のパスワード生成部572と同様の手法により、入力されたパスワードに基づいて、下位のパスワードを生成し、入力されたパスワード(入力パスワード)と、生成された下位パスワードとをキー画像発生部624に対して出力する。
キー画像発生部624は、パスワード生成部622から入力されたパスワード(入力パスワード及びその下位パスワード)それぞれに基づいて、ノイズ領域740a等を生成し、生成されたノイズ領域をキー画像合成部626に出力する。
キー画像合成部626は、キー画像発生部624から入力された複数のノイズ領域740a等をレイアウト情報に従って配置し、合成キー画像740を生成する。生成された合成キー画像740は、入力パスワードの階層(アクセスレベル)に対応するノイズ領域740a等を含み、誤差処理部640(図8)及びキー画像抽出部650(図8)に入力されて復号化処理に用いられる。
このように、本変形例の画像処理装置2は、階層的な関係にあるパスワード群を用いて合成キー画像740を作成し、作成された合成キー画像740を用いて入力画像710を符号化することにより、入力画像710に対するアクセスを階層的に制限できる。
[変形例2]
また、画像処理装置2は、パスワードに基づいて発生させた乱数系列を格子状に配置して第2の合成キー画像742を生成することにより、復号画像の解像度を制限できる。
図12は、第2の合成キー画像742による解像度の制限を説明する図である。
例えば、符号化プログラム5におけるキー画像生成部570は、図12(A)に例示するように、各パスワードで発生させた乱数系列を格子点上に配置して、合成キー画像742を生成する。なお、図中の「P1」は、パスワード1で発生させた乱数が適用される画素であり、「P2」は、パスワード2で発生させた乱数が適用される画素であり、「P3」は、パスワード3で発生させた乱数が適用される画素である。
このように生成された合成キー画像742を参照して符号化された符号データは、例えば、パスワード1及びパスワード2を用いて復号化されると、図12(B)に例示するように、パスワード1に対応する「P1」の画素群と、パスワード2に対応する「P2」の画素群とが正常に復号化され、パスワード3に対応する「P3」の画素群は正常に復号化されない。したがって、復号化プログラム6は、正常に復号化されない画素群(本例では「P3」)を除去することにより、解像度が低下した復号画像を得ることができる。
[変形例3]
上記実施形態では、不均一な階調データ(例えば、乱数系列)からなるキー画像720が用いられているが、これに限定されるものではなく、例えば、入力画像710の秘匿化したいオブジェクトと同一の階調データで構成されたキー画像750が用いられてもよい。
図13は、秘匿化したいオブジェクト(文字画像)と同一の階調データからなるキー画像750を説明する図である。
例えば、本変形例の符号化プログラム5は、図13(A)に例示するように、入力画像710に含まれる文字画像(例えば、画素値255で表現されている)に対するアクセス制限を行う場合には、この文字画像と同じ階調データ(画素値255)からなる特定色領域750aを含むキー画像750を作成する。
符号化プログラム5は、このキー画像750を参照して入力画像710を符号化すると、文字画像「風景画No12」の部分を、キー画像750に対する参照情報(参照画素E)の符号で置換することになる。
したがって、復号化プログラム6が、キー画像750なしでこの符号データを復号化すると、文字画像「風景画No12」の部分を正常に復号化できなくなる。そして、復号化プログラム6は、符号を正常に復号化できない場合に、参照画素A〜Dのいずれかを適用することにより(すなわち、画像内抽出部630により画素値を抽出することにより)、図13(B)に例示するように、文字画像が秘匿化された復号画像730を生成できる。
[その他の変形例]
図14は、動画像に対するアクセス制限を説明する図である。
動画像は、複数のフレーム画像で構成されている。これらのフレーム画像は、連続的に表示されて一連の動画像として出力されるものであるため、互いに高い相関を有する。そこで、符号化プログラム5は、動画像を構成する1つのフレーム画像を注目フレームとして符号化する場合に、他のフレーム画像を参照して予測符号化を行うことにより、注目フレームを高い圧縮率で符号化できる。
具体的には、画像内予測部510(図4)は、図14(A)に例示するように、注目フレーム内に設定された参照画素A〜Dに加えて、他のフレーム画像上に設定された参照画素Fを参照し、参照画素Fの画素値と注目画素Xの画素値とが一致する場合に、この参照画素Fの予測部IDをラン計数部540(図4)に出力する。
そこで、本変形例の誤差処理部640は、図14(B)に例示するように、被参照フレーム(すなわち、参照画素Fが設定されるフレーム画像)を符号化する場合にのみ、キー画像720を参照した予測符号化処理を行う。これにより、復号化プログラム6は、キー画像720がなしで被参照フレーム700の符号データを符号化すると、スクランブルがかけられた状態の被参照フレーム700を生成することになり、この被参照フレーム700を参照して復号化される現フレーム700’もスクランブルがかけられた状態とすることができる。
なお、符号化プログラム5は、動画像を符号化する場合に、全てのフレーム画像について、キー画像720を参照した予測符号化処理を適用してもよい。
図15は、レイヤ構造(MRC形式)の画像データに対するアクセス制限を説明する図である。
図15に例示するように、画像データ800は、画像を構成する画像要素が割り当てられる複数の画像レイヤと、出力させる画像要素を画像領域毎に選択する選択レイヤとで構成される場合もある。本例の画像データ800は、画像レイヤとして前景レイヤ810及びイメージレイヤ820を有し、これらのレイヤから出力すべき画像要素を選択する選択レイヤ830をさらに有する。
本例の前景レイヤ810は、簡単なCG画像又は文字画像などの低階調画像が割り当てられている。なお、前景レイヤ810は、CG画像又は文字画像に含まれる複数の色情報及び中間調情報を有する。
本例のイメージレイヤ820は、前景レイヤ810よりも階調数が多い連続階調画像などが割り当てられる。
選択レイヤ830は、画像領域毎に(例えば画素毎に)前景レイヤ810及びイメージレイヤ820のいずれの画像要素を出力させるかを示す2値データで構成され、この2値データによりパターン像を構成している。本図における選択レイヤ830の黒色の部分は、前景レイヤ810の画像要素を選択するパターン像であり、白色の部分は、イメージレイヤ820の画像要素を選択するパターン像である。
表示画像850は、前景レイヤ810及びイメージレイヤ820に含まれる画像要素から、選択レイヤ830に含まれる2値パターンに応じて選択された画像要素を表示又は印刷等されたものである。
このようにレイヤ構造(MRC形式)で構成された画像データ800に対してアクセス制限を行う場合には、符号化プログラム5は、少なくとも、秘匿化すべき画像要素が割り当てられたレイヤ画像の符号化処理において、キー画像720を参照する予測符号化を適用する。例えば、前景レイヤ810に割り当てられた文字画像に対するアクセスを制限したい場合には、符号化プログラム5は、前景レイヤ810の符号化処理において、キー画像720を参照した予測符号化処理を適用する。
また、前景レイヤ810が、文字画像の形状情報を保持せず、文字画像の色情報のみを有するように構成されている場合(すなわち、前景レイヤ810は、単に文字画像の色で塗潰され、選択レイヤ830が、文字画像の形状情報を2値パターンとして保持している場合)には、符号化プログラム5は、選択レイヤ830の符号化処理において、ランダムな2値パターンからなるキー画像720を参照する予測符号化処理を適用する。これにより、キー画像720の有無によって、文字画像の形状情報に対するアクセスが制限され、文字画像の再現が制限されることになる。
符号化処理の概略を説明する図であり、(A)は、本実施形態の符号化処理において参照される参照位置を例示し、(B)は、本実施形態の符号化処理により生成される符号データを模式的に例示する。 部分画像に対するアクセス制限を説明する図であり、(A)は、部分アクセス制限に用いるキー画像720を例示し、(B)は、部分アクセス制限がなされた復号画像730を例示する。 本発明にかかる符号化方法及び復号化方法が適応される画像処理装置2のハードウェア構成を、制御装置20を中心に例示する図である。 制御装置21(図3)により実行され、本発明にかかる符号化方法を実現する符号化プログラム5の機能構成を例示する図である。 符号化プログラム5によりなされる符号化処理を説明する図であり、(A)は、画像内予測部510及びキー画像予測部520により参照される画素の位置を例示し、(B)は、それぞれの参照画素に対応付けられた符号を例示し、(C)は、符号生成部560により生成される符号データを例示する。 入力画像710の解像度がキー画像720の解像度よりも高い場合におけるキー画像720の参照方法を説明する図である。 符号化プログラム5による符号化処理(S10)の動作を説明するフローチャートである。 制御装置21(図3)により実行され、本発明にかかる復号化方法を実現する復号化プログラム6の機能構成を例示する図である。 復号化プログラム6による復号化処理(S20)の動作を説明するフローチャートである。 アクセスレベルに応じたアクセス制限の実現方法を説明する図である。 (A)は、符号化側のキー画像生成部570の機能構成を例示し、(B)は、復号化側のキー画像生成部620の機能構成を例示する図である。 第2の合成キー画像742による解像度の制限を説明する図である。 秘匿化したいオブジェクト(文字画像)と同一の階調データからなるキー画像750を説明する図である。 動画像に対するアクセス制限を説明する図である。 レイヤ構造(MRC形式)の画像データに対するアクセス制限を説明する図である。
符号の説明
2・・・画像処理装置
5・・・符号化プログラム
510・・・画像内予測部
520・・・キー画像予測部
530・・・予測誤差算出部
540・・・ラン計数部
550・・・選択部
560・・・符号生成部
570・・・キー画像生成部
572・・・パスワード生成部
574・・・キー画像発生部
576・・・キー画像合成部
6・・・復号化プログラム
610・・・符号復号部
620・・・キー画像生成部
622・・・パスワード生成部
624・・・キー画像発生部
626・・・キー画像合成部
630・・・画像内抽出部
640・・・誤差処理部
650・・・キー画像抽出部
660・・・復号画像生成部
720・・・キー画像
740,742・・・合成キー画像

Claims (15)

  1. 符号化の対象である対象画像を符号化する符号化装置であって、
    この対象画像とは異なるキー画像に対する参照情報を生成する参照情報生成手段と、
    この対象画像の少なくとも一部の符号データとして、前記参照情報生成手段により生成された参照情報の符号データを生成する符号生成手段と
    を有する符号化装置。
  2. キー画像は、不均一な画像データで構成される不均一パターンを含み、
    前記参照情報生成手段は、対象画像と、不均一パターンが含まれたキー画像とを比較して、比較結果に応じてこのキー画像に対する参照情報を生成する
    請求項1に記載の符号化装置。
  3. 対象画像の画像データとキー画像の画像データとの差分を算出する差分算出手段
    をさらに有し、
    前記参照情報生成手段は、前記差分算出手段により算出された差分を、キー画像に対する参照情報の一部とする
    請求項1又は2に記載の符号化装置。
  4. 前記参照情報生成手段は、さらに、対象画像に含まれる注目領域を符号化する場合に、この対象画像の他の領域に対する参照情報を生成し、
    前記符号生成手段は、前記対象画像に含まれる注目領域の符号データとして、対象画像の他の領域に対する参照情報の符号データ、又は、キー画像に対する参照情報の符号データを生成する
    請求項3に記載の符号化装置。
  5. パスワードに基づいてキー画像を生成するキー画像生成手段
    をさらに有し、
    前記参照情報生成手段は、前記キー画像生成手段により生成されたキー画像と、対象画像とを比較して、比較結果に応じてこのキー画像に対する参照情報を生成する
    請求項1に記載の符号化装置。
  6. パスワードに基づいてキー画像を生成するキー画像生成手段と、
    前記キー画像生成手段により複数のパスワードに基づいて生成された複数のキー画像と、秘匿化すべき部分画像のレイアウト情報とに基づいて、合成キー画像を作成するキー画像合成手段と
    をさらに有し、
    前記参照情報生成手段は、前記キー画像合成手段により作成された合成キー画像と、対象画像とを比較して、比較結果に応じてこの合成キー画像に対する参照情報を生成する
    請求項1に記載の符号化装置。
  7. 前記キー画像生成手段は、1つの完全パスワードから階層的に生成される複数のパスワードに基づいて、キー画像を生成し、
    前記キー画像合成手段は、1つの完全パスワードから生成されたパスワードに基づいて生成された複数のキー画像に基づいて、1つの合成キー画像を作成し、
    前記参照情報生成手段は、1つの完全パスワードに基づいて作成された合成キー画像と、対象画像とを比較して、この合成キー画像に対する参照情報を生成する
    請求項6に記載の符号化装置。
  8. キー画像は、秘匿化すべき画像要素と同じ階調値で塗りつぶされた塗潰し領域を含み、
    前記参照情報生成手段は、秘匿化すべき画像要素が含まれた対象画像と、塗潰し領域が含まれたキー画像とを比較して、階調値が一致する領域について、このキー画像に対する参照情報を生成する
    請求項1に記載の符号化装置。
  9. 入力された符号データを復号画像の画像データに復号化する復号化装置であって、
    入力された符号データに基づいて、キー画像に含まれる画像データを抽出する参照データ抽出手段と、
    前記参照データ抽出手段により抽出された画像データを用いて、復号画像の少なくとも一部の画像データを生成する画像データ生成手段と
    を有する復号化装置。
  10. パスワードに基づいてキー画像を生成するキー画像生成手段
    をさらに有し、
    前記参照データ抽出手段は、入力された符号データに基づいて、前記キー画像生成手段により生成されたキー画像から、画像データを抽出する
    請求項9に記載の復号化装置。
  11. 入力された入力パスワードに基づいて、複数のパスワードを生成するパスワード生成手段
    をさらに有し、
    前記キー画像生成手段は、前記パスワード生成手段により生成された複数のパスワードに基づいて、複数のキー画像を生成し、
    前記参照データ抽出手段は、前記キー画像生成手段により生成された複数のキー画像から、画像データを抽出する
    請求項10に記載の復号化装置。
  12. 符号化の対象である対象画像を符号化する符号化方法であって、
    この対象画像とは異なるキー画像に対する参照情報を生成し、
    この対象画像の少なくとも一部の符号データとして、生成された参照情報の符号データを生成する
    符号化方法。
  13. 入力された符号データを復号画像の画像データに復号化する復号化方法であって、
    入力された符号データに基づいて、キー画像に含まれる画像データを抽出し、
    抽出された画像データを用いて、復号画像の少なくとも一部の画像データを生成する
    復号化方法。
  14. 符号化の対象である対象画像を符号化する符号化装置において、
    この対象画像とは異なるキー画像に対する参照情報を生成するステップと、
    この対象画像の少なくとも一部の符号データとして、生成された参照情報の符号データを生成するステップと
    を前記符号化装置に実行させるプログラム。
  15. 入力された符号データを復号画像の画像データに復号化する復号化装置において、
    入力された符号データに基づいて、キー画像に含まれる画像データを抽出するステップと、
    抽出された画像データを用いて、復号画像の少なくとも一部の画像データを生成するステップと
    を前記復号化装置に実行させるプログラム。
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