JP2006073695A - 補助冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却に要するエネルギーを抑えかつ効率良く冷却するための主冷却装置や補助冷却装置の設置位置の決定が困難な従来の発熱体収納箱冷却装置において、設置位置による影響を小さくすることができ、また、冷却に要するエネルギーを低減することのできる発熱体収納箱冷却装置を提供することを目的とする。
【解決手段】発熱体収納箱1には箱内温度センサー2a、2bと各箱内温度センサーにより計測された箱内温度T2a、T2bが最も高い箇所を判定する判定手段3aと吹出し口4に備えた稼動可能な風向板5と前記風向板の動きを制御する風向板制御手段6を備えた補助冷却装置7により測定された発熱体収納箱内温度の高い位置を判定し、そこに吹出し口からの風が向くように風向板を制御することにより設置位置による影響を小さくすることができ、また効率良く冷却することができる冷却装置を得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋外に設置される箱体構造物で、冷却装置を設置するスペースが限られており、内部に発熱体を有し、その発熱量が多く冬季においても冷却を要し、また、温度、湿度、粉塵などが電子部品の性能、寿命に影響を与えるような精密な制御基板を有する箱に関し、特にその冷却装置に関する。
従来、この種の発熱体収納箱冷却装置は、エアコン等の主冷却装置と熱交換器による補助冷却装置を併用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その発熱体収納箱冷却装置について図12を参照しながら説明する。
図に示すように、発熱体収納箱101は熱負荷を発生する制御基板102a、102bと主冷却装置103と補助冷却装置104と内気温センサー105と外気温センサー106からなり、外気温が低く内外温度差が大きい時には、主冷却装置103を停止し、補助冷却装置104で熱交換をおこなう。また、外気温が高く内外温度差が小さい時には、補助冷却装置104を停止し、主冷却装置103を運転する。
特開2001−156478号公報
このような従来の発熱体収納箱冷却装置では、冷却に要するエネルギーを抑えかつ効率良く冷却するための主冷却装置や補助冷却装置の設置位置の決定が困難という課題があり、冷却装置の設置位置による影響を小さくすることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、設置位置による影響を小さくすることができ、また、冷却に要するエネルギーを低減することのできる発熱体収納箱冷却装置を提供することを目的としている。
本発明の補助冷却装置は上記目的を達成するために、発熱体収納箱内の温度を計測する箱内温度センサーと、箱内温度センサーにより計測された箱内温度が最も高い箇所を判定する判定手段と稼動可能な風向板と前記風向板の動きを制御する風向板制御手段を備え、箱内温度センサーにより計測された箱内温度のうち最も高い箇所を判定し、その箇所の方向へ補助冷却装置からの吹出し風が向かうように風向板の向きを制御するようにするものである。
この手段により補助冷却装置の設置位置に関係なく発熱体収納箱内の温度の高い箇所を冷却することができ、部屋全体の温度を下げるよりも少ないエネルギーで効率よく冷却できる補助冷却装置が得られる。
また、本発明の補助冷却装置は上記目的を達成するために、少なくとも二つ以上の箱内の温度センサーにより計測された箱内温度のうち、最も高い箇所へ吹出し口からの風が向かうように風向板の向きを制御するようにしたものである。
これにより発熱体内収納箱内の温度の最も高い箇所を直接冷却することができ、部屋全体の温度を下げるよりも少ないエネルギーで効率よく冷却できる補助冷却装置が得られる。
また、本発明の補助冷却装置は上記目的を達成するために、主冷却装置が停止中、もしくは弱運転中に発熱体収納箱内温度の高い箇所へ補助冷却装置からの吹出し風が向かうように風向板の向きを制御するようにしたものである。
これにより主冷却装置の冷却効果が十分でないときも、発熱体収納箱内を効率よく冷却することができる補助冷却装置が得られる。
また、本発明の補助冷却装置は上記目的を達成するために、最も箱内温度が高い箇所を判定する際、一つ前の判定で最も高い箱内温度を計測した箱内温度センサーの箱内温度にTd℃を加えたものと、他の箱内温度を比較し、最も箱内温度を計測した箱内温度センサ
ーの位置を最も箱内温度の高い箇所と判定するようにしたもの。
これにより箱内温度センサーにより計測された箱内温度が均衡している場合、風向板の向きの変更を抑え、風向板がバタつき箱内温度センサーの間で温度が高くない箇所も冷却することを防ぐことができ、発熱体の収納箱内を効率良く冷却することができる補助冷却装置が得られる。
また、本発明の補助冷却装置は上記目的を達成するために、最も箱内温度の高い箇所の判定結果を記憶する判定記憶手段を備え、最も箱内温度が高い箇所を判定する際、連続で最も高い箱内温度を計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度が高い箇所と判定するようにしたもの。
これにより箱内温度センサーにより計測された箱内温度が均衡している場合、風向板の向きの変更を抑え、風向板がバタつき箱内温度センサーの間で温度が高くない箇所も冷却することを防ぐことができ、発熱体の収納箱内を効率良く冷却することができる補助冷却装置が得られる。
また、本発明の補助冷却装置は上記目的を達成するために、箱内温度が最も高い箇所が二つ以上ある場合、風向板の向きを変化させないようにしたものである。
これにより風向板の向きが不安定になるのを抑えることのできる補助冷却装置が得られる。
また、本発明の補助冷却装置は上記目的を達成するために、箱内温度を平均化する平均化手段を備え、箱内温度が最も高い箇所が二つ以上ある場合、前記箱内温度が最も高い箇所の直近過去の箱内温度を平均化手段により平均値を求め、前記平均値を比較し、最も箱内温度を計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度の高い箇所と判定するようにしたものである。
これにより発熱体収納箱内の平均的に温度が高い箇所を冷却することができる補助冷却装置が得られる。
また、本発明の補助冷却装置は上記目的を達成するために、補助冷却装置以外からの強制指示により風向板を稼動する強制稼動手段を備えるようにしたものである。
これにより外部から風向板の向きを変えることができる補助冷却装置が得られる。
また、本発明の補助冷却装置は上記目的を達成するために、補助冷却装置の停止時に吹出し口を塞ぐことが可能な風向板を備えるようにしたものである。
これにより新たにシャッターを設けることなく補助冷却装置が停止中に不要な熱交換をしないようにでき、無駄な冷却エネルギーの消費を減らすことができる補助冷却装置が得られる。
本発明によれば、発熱体収納箱内の温度を計測する箱内温度センサーと、箱内温度センサーにより計測された箱内温度が最も高い箇所を判定する判定手段と稼動可能な風向板と前記風向板の動きを制御する風向板制御手段を備え、箱内温度センサーにより計測された箱内温度のうち最も高い箇所を判定し、その箇所の方向へ補助冷却装置からの吹出し風が向かうように風向板の向きを制御するようにすることにより、補助冷却装置の設置位置に関係なく発熱体収納箱内の温度の高い箇所を冷却することができ、部屋全体の温度を下げるよりも少ない冷却エネルギーで効率よく冷却できるという効果のある補助冷却装置を提供できる。
また、少なくとも二つ以上の箱内の温度センサーにより計測された箱内温度のうち、最も高い箇所へ吹出し口からの風が向かうように風向板の向きを制御することにより、発熱体内収納箱内の温度の最も高い箇所を直接冷却することができ、部屋全体の温度を下げるよりも少ない冷却エネルギーで効率よく冷却できるという効果のある補助冷却装置を提供できる。
また、主冷却装置が停止中、もしくは弱運転中に発熱体収納箱内温度の高い箇所へ補助冷却装置からの吹出し風が向かうように風向板の向きを制御することにより、主冷却装置の冷却エネルギー抑制中も補助冷却装置の設置位置に関係なく発熱体収納箱内の温度の高い箇所を冷却することができ、部屋全体の温度を下げるよりも少ない冷却エネルギーで効率よく冷却できるという効果のある補助冷却装置を提供できる。
また、最も箱内温度が高い箇所を判定する際、一つ前の判定で最も高い箱内温度を計測した箱内温度センサーの箱内温度にTd℃を加えたものと、他の箱内温度を比較し、最も
箱内温度を計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度の高い箇所と判定するようにすることにより、箱内温度センサーにより計測された箱内温度が均衡している場合、風向板の向きの変更を抑え、風向板がバタつき箱内温度センサーの間で温度が高くない箇所も冷却することを防ぐことができ、発熱体の収納箱内を効率良く冷却することができるという効果のある補助冷却装置を提供できる。
また、最も箱内温度の高い箇所の判定結果を記憶する判定記憶手段を備え、最も箱内温度が高い箇所を判定する際、連続で最も高い箱内温度を計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度が高い箇所と判定するようにすることにより、箱内温度センサーにより計測された箱内温度が均衡している場合、風向板の向きの変更を抑え、風向板がバタつき箱内温度センサーの間で温度が高くない箇所も冷却することを防ぐことができ、発熱体の収納箱内を効率良く冷却することができるという効果のある補助冷却装置を提供できる。
また、本発明の補助冷却装置は上記目的を達成するために、箱内温度が最も高い箇所が二つ以上ある場合、風向板の向きを変化させないようにすることにより、風向板の向きが不安定になるのを抑えることのできるという効果のある補助冷却装置を提供できる。
また、箱内温度を平均化する平均化手段を備え、箱内温度が最も高い箇所が二つ以上ある場合、前記箱内温度が最も高い箇所の直近過去の箱内温度を平均化手段により平均値を求め、前記平均値を比較し、最も箱内温度を計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度の高い箇所と判定するようにすることにより、発熱体収納箱内の平均的に温度が高い箇所を冷却することができるという効果のある補助冷却装置を提供できる。
また、補助冷却装置以外からの強制指示により風向板を稼動する強制稼動手段を備えるようにすることにより、外部から風向板の向きを変えることができるという効果のある補助冷却装置を提供できる。
また、補助冷却装置以外からの強制指示により風向板を稼動する強制稼動手段を備えるようにすることにより、外部から風向板の向きを変えることができるという効果のある補助冷却装置を提供できる。
また、補助冷却装置の停止時に吹出し口を塞ぐことが可能な風向板を備えることにより、新たにシャッターを設けることなく補助冷却装置が停止中に不要な熱交換をしないようにでき、無駄な冷却エネルギーの消費を減らすことができるという効果のある補助冷却装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、発熱体収納箱内の温度を計測する箱内温度センサーと、箱内温度センサーにより計測された箱内温度が最も高い箇所を判定する判定手段と稼動可能な風向板と前記風向板の動きを制御する風向板制御手段を備える熱交換型の補助冷却装置と、発熱体収納箱を冷却する主冷却装置を備えた発熱体収納箱冷却システムであって、箱内温度センサーにより計測された箱内温度のうち最も高い箇所を判定し補助冷却装置からの吹出し風が向かうように風向板の向きを制御するようにしたものであり、補助冷却装置の設置位置に関係なく発熱体収納箱内の温度の高い箇所を冷却することができ、部屋全体の温度を下げるよりも少ないエネルギーで効率よく冷却できるという作用を有する。
また、少なくとも二つ以上の箱内の温度センサーにより計測された箱内温度のうち、最も高い箇所へ吹出し口からの風が向かうように風向板の向きを制御するようにしたものであり、発熱体内収納箱内の温度の最も高い箇所を直接冷却することができるという作用を有する。
また、主冷却装置が停止中、もしくは弱運転中に発熱体収納箱内温度の高い箇所へ補助冷却装置からの吹出し風が向かうように風向板の向きを制御するようにしたものであり、主冷却装置の冷却効果が十分でないときも、発熱体収納箱内を効率よく冷却することができるという作用を有する。
また、最も箱内温度が高い箇所を判定する際、一つ前の判定で最も高い箱内温度を計測した箱内温度センサーの箱内温度にTd℃を加えたものと、他の箱内温度を比較し、最も
箱内温度を計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度の高い箇所と判定するようにしたものであり、箱内温度センサーにより計測された箱内温度が均衡している場合、風向板の向きの変更を抑え、風向板がバタつき箱内温度センサーの間で温度が高くない箇所も冷却することを防ぐことができ、発熱体の収納箱内を効率良く冷却することができるという作用を有する。
また、最も箱内温度の高い箇所の判定結果を記憶する判定記憶手段を備え、最も箱内温度が高い箇所を判定する際、連続で最も高い箱内温度を計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度が高い箇所と判定するようにしたものであり、箱内温度センサーにより計測された箱内温度が均衡している場合、風向板の向きの変更を抑え、風向板がバタつき箱内温度センサーの間で温度が高くない箇所も冷却することを防ぐことができ、発熱体の収納箱内を効率良く冷却することができるという作用を有する。
また、箱内温度が最も高い箇所が二つ以上ある場合、風向板の向きを変化させないようにしたもであり、風向板の向きが不安定になるのを抑えることのできるという作用を有する。
また、箱内温度を平均化する平均化手段を備え、箱内温度が最も高い箇所が二つ以上ある場合、前記箱内温度が最も高い箇所の直近過去の箱内温度を平均化手段により平均値を求め、前記平均値を比較し、最も箱内温度を計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度の高い箇所と判定するようにしたものであり、発熱体収納箱内の平均的に温度が高い箇所を冷却することができるという作用を有する。
また、補助冷却装置以外からの強制指示により風向板を稼動する強制稼動手段を備えるようにしたものであり、外部から風向板の向きを変えることができるという作用を有する。
また、補助冷却装置の停止時に吹出し口を塞ぐことが可能な風向板を備えるようにしたものであり、新たにシャッターを設けることなく補助冷却装置が停止中に不要な熱交換をしないようにできるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、発熱体収納箱1には箱内温度センサー2a、2bとしてのサーミスターと各箱内温度センサーにより計測された箱内温度T2a、T2bが最も高い箇所を判定する判定手段3aと吹出し口4に備えた稼動可能な風向板5と前記風向板の動きを制御する風向板制御手段6を備えた補助冷却装置7例えば外気と内気を熱交換する空気対空気型熱交換器と、発熱体収納箱1を冷却する主冷却装置8としてのエアコンと発熱体9としての無線通信機を配している。風向制御手段6は風向板を動かすモータとモータ運転を制御するマイコンからなる。
次に箱内温度センサー2a、2bによる計測から風向板5の制御までの流れを図2を参照しながら説明する。図に示すように箱内温度センサー2a、2bより測定された箱内温度T2a、T2bは判定手段3aに送られ、そこで最も高い箱内温度を測定した箱内温度センサーのある位置を決定し、風向板制御手段6に伝え、補助冷却装置7の吹出し口4からの吹出し風が前記決定した位置へ向かうように風向板5を稼動させる。また、T2a=T2bであるときは、風向板を動かさない。
上記構成において、箱内温度センサー2a、2bにより計測された箱内温度T2a、T2bの高い方に補助冷却装置からの風を送ることにより、補助冷却装置7の設置位置に関係なく発熱体収納箱内の温度の高い箇所を冷却することができ、部屋全体の温度を下げるよりも少ないエネルギーで効率よく冷却することができる。
なお、実施の形態1では箱内温度センサー2a,2bにサーミスターを用いたが、白金測温抵抗体、IC化温度センサー、水晶温度計等の接触温度計に限らず、放射温度計等の非接触温度計を用いてもよく、その作用効果に差異を生じない。
また、箱内温度センサーの数は3つ以上であっても良い。
(実施の形態2)
図3に示すように、補助冷却装置1bは実施の形態1の発熱体収納箱1に配される補助冷却装置7に、最も箱内温度の高い箇所の判定結果を記憶する判定記憶手段10と判定手段3aの変わりに判定手段3bを備える。
次に箱内温度センサー2a、2bによる計測から風向板5の制御までの流れを図4を参照しながら説明する。図に示すように箱内温度センサー2a、2bより測定された箱内温度T2a、T2bは判定手段3bに送られ、前回箱内温度が最も高かった箱内温度センサー例えば2aにTd℃例えば0.5℃を加え、(T2a+0.5)と他の箱内温度センサ
ーここでは2bで計測された箱内温度T2bとを比較し、(T2a+0.5)≧T2bであれば最も箱内温度が高い箇所は箱内温度センサー2aの位置と判定し、(T2a+0.5)<T2bであれば最も箱内温度が高い箇所は箱内温度センサー2bの位置と判定し、判定記憶手段10に記憶し、かつ風向板制御手段6に伝え、補助冷却装置7の吹出し口4からの吹出し風が前記決定した位置へ向かうように風向板5を稼動させる。
上記構成において、箱内温度センサー2a、2bにより計測された箱内温度T2a、T2bが均衡している場合、風向板がバタつき箱内温度センサー2aと2bの間で温度が高くない箇所も冷却することを防ぐことができ、なお、実施の形態2では補助冷却装置1b一台としたが、補助冷却装置は図5に示すように、2台以上であってもよい。
また、Td℃は0.5℃に限らず、0.5℃未満でも0.5℃より大きくてもよい。
(実施の形態3)
図6に示すように、補助冷却装置1cは実施の形態2の判定手段3bの代わりに判定手段3cを備えている。
次に箱内温度センサー2a、2bによる計測から風向板5の制御までの流れを図7を参照しながら説明する。図に示すように箱内温度センサー2a、2bより1分間隔で測定された箱内温度T2a、T2bのうち最も高いものを判定し、それを判定記憶手段10へ送り、さらに判定記憶手段10より直近5回の最高温度を計測した箇所を読み出し、それらがすべて同じ例えば温度センサー2bである場合は、最も箱内温度が高い箇所を温度センサー2bの位置であると判定し、風向板制御手段6に伝え、補助冷却装置7の吹出し口4からの吹出し風が前記決定した位置へ向かうように風向板5を稼動させ、前記読出し値が異なる場合は風向板5の向きを変化させない。またT2a=T2bの場合は風向板5の向きを変化させない。
上記構成において、箱内温度センサー2a、2bにより計測された箱内温度T2a、T2bが均衡している場合、風向板がバタつき箱内温度センサー2aと2bの間で温度が高くない箇所も冷却することを防ぐことができ、発熱体の収納箱内を効率良く冷却することができる。
なお、実施の形態3では1分間隔で箱内温度を測定したが、箱内温度の高い箇所を早く見つけ、効率的に冷却できるように、箱内温度測定は5分間隔以内であればどんな間隔であってもよい。
さらに、連続して箱内温度を測定してもよい。
さらに、判定記憶手段10から読み出す値は直近5回としたが直近2分でもよく、温度センサーの誤差やノイズによる影響を低減でき直近10分以内であればどんな間隔でもよい。
(実施の形態4)
図8に示すように、補助冷却装置1dは実施の形態2の補助冷却装置1bにおいて判定手段3bの代わりに判定手段3dを備え、さらに箱内温度センサー2a、2b、2cを備えている。
判定手段3cは前回最も高い箱内温度を計測したセンサーを記憶する記憶手段10bを備えている。
次に箱内温度センサー2a、2b、2cによる計測から風向板5の制御までの流れを図9を参照しながら説明する。図に示すように箱内温度センサー2a、2b、2cより計測された箱内温度T2a、T2b、T2cは判定手段3dに入力され、T2aが最も高い場合は、最も箱内温度が高い箇所を温度センサー2aとして判定し、T2b、T2cが最も高い場合も同様に最も箱内温度が高い箇所をそれぞれ温度センサー2b、2cとして判定する。また、例えばT2a=T2bのように少なくとも2つ以上が最も高い箱内温度である場合は、前回の最も高い箱内温度を計測した温度センサーの位置を最も箱内温度が高い箇所として判定し、風向板制御手段6に伝え、補助冷却装置7の吹出し口4からの吹出し風が前記決定した位置へ向かうように風向板5を稼動させる。
上記構成において、箱内温度センサー2a、2b、2cにより計測された箱内温度T2a、T2b、T2cの温度が均衡している場合、風向板がバタつき箱内温度センサー2aと2bの間で温度が高くない箇所も冷却することを防ぐことができ、発熱体の収納箱内を効率良く冷却することができる。
(実施の形態5)
図10に示すように、補助冷却装置1eは実施の形態3の補助冷却装置1dにおいて判定手段3cの代わりに判定手段3eを備え、また測定された箱内温度を記憶する温度記憶手段11と平均化手段12を備えている。
次に箱内温度センサー2a、2b、2cによる計測から風向板5の制御までの流れを図11を参照しながら説明する。図に示すように箱内温度センサー2a、2b、2cより測定された箱内温度T2a、T2b、T2cを温度記憶手段11に記憶し、箱内温度の直近2分の箱内温度を温度記憶手段11から平均化手段12へ出力することにより平均値を求め、箱内温度の最も高い平均値を計測した箱内温度センサーの位置を、箱内温度が最も高い箇所と判定し、風向板制御手段6に伝え、補助冷却装置7の吹出し口4からの吹出し風が前記決定した位置へ向かうように風向板5を稼動させる。
上記構成において、箱内温度センサー2a、2b、2cにより計測された箱内温度T2a、T2b、T2cの温度が均衡している場合、風向板がバタつき箱内温度センサー2aと2bの間で温度が高くない箇所も冷却することを防ぐことができ、発熱体の収納箱内を効率良く冷却することができる。
また、実施の形態5では箱内温度を平均化する際、直近2分の箱内温度を平均化するとしたが、温度センサーの誤差やノイズによる影響を低減でき直近10分以内であればどんな間隔でもよい。
なお、30秒間隔で箱内温度を測定したが、箱内温度の高い箇所を早く見つけ、効率的に冷却できるように、箱内温度測定は5分間隔以内であればどんな間隔であってもよい。
密閉された空間である発熱体収納箱内に取付けた温度センサーにより、箱内の温度の高い箇所を容易に判定することができ、補助冷却装置の吹出し口に稼動可能な風向板を取付けることにより、冷却効率の大きい発熱体収納箱の冷却の用途にも適用できる。
本発明の実施例1の発熱体収納箱内の配置を示す発熱体収納箱配置図 同温度センサーによる温度測定から風向板の向き変更までのフローチャート 本発明の実施例2の発熱体収納箱内の配置を示す発熱体収納箱配置図 同温度センサーによる温度測定から風向板の向き変更までのフローチャート 同補充冷却装置が2台の場合の発熱体収納箱内の配置を示す発熱体収納箱配置図 本発明の実施例3の発熱体収納箱内の配置を示す発熱体収納箱配置図 同温度センサーによる温度測定から風向板の向き変更までのフローチャート 本発明の実施例4の発熱体収納箱内の配置を示す発熱体収納箱配置図 同温度センサーによる温度測定から風向板の向き変更までのフローチャート 本発明の実施例5の発熱体収納箱内の配置を示す発熱体収納箱配置図 同温度センサーによる温度測定から風向板の向き変更までのフローチャート 従来の発熱体収納箱内の配置を示す発熱体収納箱配置図
符号の説明
1 発熱体収納箱
2a 箱内温度センサー
2b 箱内温度センサー
2c 箱内温度センサー
2d 箱内温度センサー
3a 判定手段
3b 判定手段
3c 判定手段
3d 判定手段
3e 判定手段
4 吹出し口
5 風向板
6 風向板制御手段
7 補助冷却装置
8 主冷却装置
9 発熱体
10 判定記憶手段
11 温度記憶手段
101 発熱体収納箱
102a 制御基板
102b 制御基板
103 主冷却装置
104 補助冷却装置
105 内気温センサー
106 外気温センサー

Claims (11)

  1. 発熱体収納箱内の温度を計測する箱内温度センサーと、箱内温度センサーにより計測された箱内温度が最も高い箇所を判定する判定手段と稼動可能な風向板と前記風向板の動きを制御する風向板制御手段を備える熱交換型の補助冷却装置と、発熱体収納箱を冷却する主冷却装置を備えた発熱体収納箱冷却システムであって、箱内温度センサーにより計測された箱内温度のうち最も高い箇所を判定し補助冷却装置からの吹出し風が向かうように風向板の向きを制御することを特徴とする補助冷却装置。
  2. 少なくとも二つ以上の箱内の温度センサーにより計測された箱内温度のうち、最も高い箇所へ吹出し口からの風が向かうように風向板の向きを制御する請求項1記載の補助冷却装置。
  3. 主冷却装置が停止中、もしくは弱運転中に箱内温度の高い箇所へ補助冷却装置からの吹出し風が向かうように風向板の向きを制御する請求項1または2記載の補助冷却装置。
  4. 箱内温度センサーにより計測した箱内温度を一定間隔で記憶する記憶装置を備えた請求項1から3いずれかに記載の補助冷却装置。
  5. 最も箱内温度が高い箇所を判定する際、一つ前の判定で最も高い箱内温度を計測した箱内温度センサーの温度にTd℃を加えたものと、他の箱内温度を比較し、最も箱内温度を
    計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度の高い箇所と判定することを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の補助冷却装置。
  6. 最も箱内温度の高い箇所の判定結果を記憶する判定記憶手段を備え、最も箱内温度が高い箇所を判定する際、連続で最も高い箱内温度を計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度が高い箇所と判定することを特徴とする請求項4記載の補助冷却装置。
  7. 箱内温度が最も高い箇所が二つ以上ある場合、風向板の向きを変化させないことを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の補助冷却装置。
  8. 箱内温度が最も高い箇所が二つ以上ある場合、一つ前の箱内温度が高い箇所へ吹出し口からの風が向かうように風向板の向きを制御する請求項1から6いずれかに記載の補助冷却装置。
  9. 箱内温度を平均化する平均化手段を備え、箱内温度が最も高い箇所が二つ以上ある場合、前記箱内温度が最も高い箇所の直近過去の箱内温度を平均化手段により平均値を求め、前記平均値を比較し、最も箱内温度を計測した箱内温度センサーの位置を最も箱内温度の高い箇所と判定することを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の補助冷却装置。
  10. 補助冷却装置以外からの強制指示により風向板を稼動する強制稼動手段を備えたことを特徴とする請求項1から9いずれかに記載の補助冷却装置。
  11. 補助冷却装置の停止時に吹出し口を塞ぐことが可能な風向板を備えたことを特徴とする請求項1から10いずれかに記載の補助冷却装置。
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