JP2007178043A - 熱流制御システムおよびペルチェモジュール動作特性推定方法 - Google Patents

熱流制御システムおよびペルチェモジュール動作特性推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エネルギー利用効率を高め、廃熱を低減してヒートアイランド現象を予防する。
【解決手段】熱伝導ブロック1の表面から複数方向に複数のヒートポンプ2A〜2C、複数のヒートパイプ3A〜3Cを熱的に接合させ、ヒートポンプ2A〜2Cを独立に制御し、熱伝導ブロック1を介して温度制御対象6Aから温度制御対象6B、蓄熱部5から温度制御対象6A,6B、温度制御対象6A,6Bから蓄熱部5へと熱を流す方向を変える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプやヒートパイプなどを用いた熱流制御システムおよびペルチェモジュール動作特性推定方法に関する。
従来、発熱体を冷却する方法としては、冷媒を発熱体に接触させて循環させたり、ファンを回して空冷したり、コンプレッサー方式で冷却する方法が一般的である。これらの方法は、熱流制御が難しい、熱回収効率が悪い、また、騒音が発生する等のデメリットがある。また、局部の冷却や急速冷却を必要とするときに使えないケースがある。
コンプレッサーに関しては、最近では、脱フロンガスなどエコロジー志向の高まりを受け、これを使わない電子式冷却の方式が普及し始めている。この電子式冷却には、ペルチェ効果を利用した固体冷却素子であるペルチェモジュール(素子)が用いられている。ペルチェ効果とは、性質の異なる2つの金属や半導体を接続した電気回路をつくりこれに電流を流すと、2つの接点間で、一方が吸熱、他方が発熱という温度差が生じる現象である。
従って、このペルチェモジュールは、第1に、ソリッドステート・タイプなので小型化が可能である。第2に、直流電流を流すだけで可動部分がないため取り扱いが簡単な上、騒音、振動がない。第3に、±0.1℃の精度で高精度の温度コントロールが可能。第4に、信頼性が高く密封部品としてノーメンテナンスで使用できる、などの特徴を有する。また、電源極性の切り替えで加熱、冷却の両作用が可能であるため、熱流を制御する素子としてCPUの冷却やワンボックス切り替えタイプの温冷蔵庫などに使用されたりしている(例えば、特許文献1参照)。
ペルチェモジュールの温度コントロール領域を拡大する方式としては、カスケードタイプのペルチェモジュールがある。これは、熱電変換素子をピラミッド状に複数層積み重ねることにより、上段(小面積)側で吸熱した熱量を下段(大面積)側へ放熱するもので、吸熱面積によって吸熱量をコントロールし、隣接する積層素子間の吸発熱収支をバランスさせている(例えば、非特許文献1参照)。
特許第3343286号公報 坂田 亮、外35名、「熱電変換工学 −基礎と応用−」、リアライズ社、平成13年3月30日、p.29−33、141−143
都市部では、ビルや家庭の冷房による廃熱のため、夏場にヒートアイランド現象が発生するという問題が生じている。そこで、これらの低温排熱を有効に蓄熱、輸送することで省エネを実現したり、ヒートアイランド現象を回避したりする技術が求められている。また、COなどの温室効果ガスやオゾン層を破壊するガスを放出する機器の使用は認められなくなってきている。
また、各種電子機器については、CPUやパワエレ素子の発熱に伴う性能低下問題も大きく、これらの状況から、局部急冷や熱輸送のニーズが大きくなることが予想される。
本発明はこのような実情を考慮してなされたもので、エネルギー利用効率が高く、ヒートアイランド現象を予防する熱流制御システムおよびペルチェモジュール動作特性推定方法を提供することを目的とする。
本発明の熱流制御システムは、熱を蓄える蓄熱手段と、この蓄熱手段および複数の温度制御対象内にそれぞれ設けられた複数の熱交換器と、それぞれの前記熱交換器に熱的に接合され、電力の供給を受けて熱を輸送する複数のヒートポンプと、それぞれの前記ヒートポンプの間に熱的に接合されて配置され、熱を輸送する複数のヒートパイプとを備える複数の熱輸送手段と、複数の前記熱輸送手段に熱的に接合され、それぞれの前記熱輸送手段および前記蓄熱手段間で熱を伝導する熱伝導手段と、それぞれの前記ヒートポンプへの電力供給量を制御して熱輸送量を前記ヒートポンプごとに制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のペルチェモジュール動作特性推定方法は、ペルチェモジュールのモジュール間温度と吸熱量の特性曲線の回帰近似とこの回帰近似線の係数の回帰近似から、モジュール電流とモジュール間温度差を変数としたモジュール吸熱量もしくはモジュール消費電力の計算式を導出することを特徴とする。
本発明によれば、ヒートポンプの熱輸送量をヒートポンプごとに独立に制御するので、ヒートポンプを使った熱流制御システムでコントロール可能な温度範囲を拡大し、エネルギー利用効率を高めることができる。また、廃熱を低減してヒートアイランド現象を予防することができる。
本発明の骨子は、効率よく熱を輸送し、外部に熱を排出せず、温暖化ガスを排出も使用もしない低コストシステムで、高効率な温熱冷熱供給および蓄熱を実現する熱流制御システムを提供することである。
以下、前述した考え方に基づく本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態にしたがった熱流制御システムの装置概要図である。図1に示すように、本実施形態にしたがった熱流制御装置は、熱伝導ブロック1と、ヒートポンプ2A〜2Cと、ヒートパイプ3A〜3Cと、熱交換器4A〜4Cと、蓄熱部5と、温度制御対象6A,6Bと、温度計7A〜7Oとを備える。熱伝導ブロック1の異なる面にヒートポンプ2A〜2Cが熱的に接合され、ヒートパイプ3A〜3Cがヒートポンプ2A〜2Cにそれぞれ熱的に接合される。ヒートパイプ3Aは温度制御対象6Aに設けられた熱交換器4Aに熱的に接合され、ヒートパイプ3Bは温度制御対象6Bに設けられた熱交換器4Bに熱的に接合される。ヒートパイプ3は蓄熱部5に設けられた熱交換器4Cに熱的に接合される。
この際、ヒートポンプ2A〜2C、ヒートパイプ3A〜3C、熱交換器4A〜4C、蓄熱部5、温度制御対象6A,6B、温度計7A〜7Oは、それぞれ互いに放熱シリコングリースやシリコンゲルやカーボンなどからなる高熱伝導性の材料、および、アルミや銅やニッケルなどの熱伝導性の良い材料からなる熱伝導ブロック1を介して接続される。
熱の輸送流路となるヒートポンプ2A〜2C、ヒートパイプ3A〜3C、熱伝導ブロック1は断熱材8で被覆され、外部と断熱される。これにより外部への熱ロスを極力小さくする。
熱伝導ブロック1とヒートポンプ2A〜2C、ヒートポンプ2A〜2Cとヒートパイプ3A〜3C、ヒートパイプ3A,3Bと温度制御対象6A,6B、温度制御対象6A,6B内の熱交換器4A,4Bとヒートパイプ3A,3Bなどの接続は、高熱伝導性材料を介しての圧着、ねじ止めなど、吸発熱対象の形状に適した方法、熱伝導を高く維持できる方法をケースバイケースで採用する。断熱材8は、グラスウール、ロックウール、木質繊維断熱材、古紙再生系断熱材、硬質ウレタンボード、真空スチール管などで構成される。
各温度制御対象6A,6Bに伸びたヒートパイプ3A,3Bとそれらに接続したヒートポンプ2A〜2Cは無駄なく温度制御対象6A,6Bへ冷熱を供給(吸熱)して温度制御対象6A,6Bを冷却したり、無駄なく温熱を供給(発熱)して温度制御対象6A,6Bを暖めたりするために、熱の流れの方向を揃える。そして、互いの熱収支に矛盾が生じないように熱流量を調節する。例えば、図1の温度制御対象6Bを冷房したい場合には、温度制御対象6Bから中央の熱伝導ブロック1へ温熱を輸送するようにヒートポンプ2Bを動作させる。
熱伝導ブロック1に輸送された熱は、蓄熱部5に輸送され、蓄熱部5は、温度制御対象からの吸発熱分を蓄熱する。温度制御対象6A,6Bを冷房すれば蓄熱部5には温熱が蓄熱され、温度制御対象6A,6Bを暖房すれば蓄熱部5に冷熱が蓄熱される仕組みである。
このようにすることで、熱伝導ブロック1の表面から複数方向に複数のヒートポンプ2A〜2Cと複数のヒートパイプ3A〜3Cを熱的に接合させておいて、熱伝導ブロック1を介して温度制御対象6Aから温度制御対象6B、蓄熱部5から温度制御対象6A,6B、温度制御対象6A,6Bから蓄熱部5へと熱を流す方向を自由に変えることができるようになるとともに、温熱も冷熱も排出せず熱を効率よく使用することができるようになる。
ヒートポンプ2A〜2Cとしては、ペルチェモジュールを使用することができる。ペルチェモジュールを使用することにより、ヒートポンプ部の小型化が可能になる。また、直流電流を流すだけで可動部分がないため、その取り扱いにおいて、騒音や振動をなくすことができる。さらに、±0.1℃の精度で高精度の温度コントロールや高信頼性の密封部品としてのノーメンテナンス使用が可能となる。電源極性の切り替えで加熱、冷却の両作用が可能であるため、熱流弁として制御しやすい。
ヒートパイプ3A〜3Cは、蛇行細管型ヒートパイプもしくは自励振動式ヒートパイプを使用することで、熱流制御システムの性能を向上させることができる。具体的には、適用姿勢による大幅な熱輸送能力の変化がないため、適用機器の設計自由度が大きい。
また、重力の影響を受けにくいため、9Gの加速環境や無重力環境でも作動する。さらに、潜熱と顕熱の混合輸送により、従来のヒートパイプを凌駕した熱輸送能力を有し、細管の蛇行数を増減することで受放熱量を加減できるため、小容量から大容量に至る広範囲な適用領域が得られる。
また、ウイック等内部構造のない細管をコンテナとして使用するため、自由に屈曲することができ、また、それにより性能が大幅に低下することがない。その他、水以外の冷媒を適用可能なため、氷点下の温度でも作動する、平板な金属を蛇行細管のコンテナとして使用できるため面実装が可能である、アルミ、銅、ステンレス鋼、チタンなど、多様なコンテナを選ぶことができる、というメリットもある。
熱交換器4Aは、どのようなものを使用しても構わないが、温度制御対象6Aが室である場合には、放熱フィン4Aaとファン4Abとで構成されるものが構造的に単純であり、コスト的にも安く製作することができる。熱交換器4B,4Cも同様の構成である。
蓄熱部5は、宇宙用途や特別な高温、極低温などを対象とする以外は、高価な蓄熱材ではなく水を入れた水槽5aを使用することで十分な蓄熱が可能である。ただし、温度制御対象の規模によって、水や氷の量はコントロールする必要がある。また、水槽5aは断熱材5bで覆い、外部への熱ロスがないように十分注意しなければならない。また、蓄熱部5は、水槽5aの水の交換を行うための入水弁5cおよび出水弁5dを備える。
温度制御対象6A,6Bは、断熱壁6Aa,6Baで覆われた保温性の良い室である。
図2は、本発明の実施形態にしたがった熱流制御システムのシステム構成図である。図2に示すように、本実施形態にしたがった熱流制御システムは、図1に示す熱流制御装置と、温度コントローラ21と、制御部24と、直流安定化電源25A〜25Cとを備える。
温度コントローラ21は、データロガー22と、PC23とを備え、PC23は、AD/DA変換部23aと、デジタルIO部23bとを備える。制御部24は、極性切換リレー回路24aと、速度調節回路24bと、駆動用電源24cと、中継端子台24dと、スイッチ26A〜26Cと、速度調整用ボリューム27A〜27Cと、ノイズフィルタ28と、ヒューズ29と、緊急遮断用スイッチ30とを備える。
図2に示すように、ヒートポンプ2A〜2Cは、ヒートパイプ3A〜3Cとの接合部分に温度ヒューズ9A〜9Cを備え、ヒートポンプ2A〜2Cの温度がヒートパイプ3A〜3Cの使用温度限界を超えないようにヒートポンプ性能にリミッターを備える。
温度ヒューズ9A〜9Cは、熱輸送媒体やヒートパイプ3A〜3Cの種類に合わせて、指定の温度の物を選択し、各ヒートポンプ2A〜2Cに取り付けることで、安全装置の役割を果たす。例えば、ヒートパイプ3A〜3Cの作動液がブタンで高温動作限界が140℃の場合、100℃の温度ヒューズ9A〜9Cをヒートパイプ3A〜3Cとヒートポンプ2A〜2Cの接合部に密着させておけば、ヒートポンプ2A〜2Cの表面温度が120℃程度になったときに温度ヒューズ9A〜9Cが切れてヒートポンプ2A〜2Cの電源が遮断され、強制的に高温部の温度がそれ以上に上がらない仕組みにする。
また、ヒートポンプがペルチェモジュールの場合、温度コントローラ21は、図5、図6に示すようなペルチェモジュールの吸発熱特性を予め計算式の形で記憶し、ペルチェモジュール両面の温度を定期的に観測してペルチェモジュールへの入力電力とモジュール両面の温度差から吸発熱量を算出する。そして、温度制御対象の現状温度と熱容量から所望の吸発熱量をPID(比例積分微分)制御する機能が設けられる。
具体的に説明すると、それぞれのヒートポンプ2A〜2Cの電極は、電源線を介して、直流安定化電源25A〜25Cと接続される。直流安定化電源25A〜25Cは、ACコンセントからの交流電圧を整流して直流電圧に変換する。そして直流安定化電源25A〜25Cは、信号線を介して温度コントローラ21と接続され、温度コントローラ21の外部入力で出力を制御される。
熱流制御装置の各部に設けられた、熱電対などからなる温度計7A〜7Oは、温度コントロールのために信号線を介してコントローラ21と接続される。直流安定化電源25A〜25Cは、ヒートポンプ2A〜2Cに電力を供給する。直流安定化電源25A〜25Cとヒートポンプ2A〜2Cの間には極性切換リレー回路24aが挿入されており、温度制御対象を暖房するか冷房するか、温度制御対象に対して吸熱作用を与えるか発熱作用を与えるかによって、極性を切替えられるようになっている。
温度コントローラ21は、温度計7A〜7Oの出力をモニタリングしながら直流安定化電源25A〜25Cの出力を最適に調整してヒートポンプ2A〜2Cに電力を供給する。これにより、ヒートポンプごとに、個別の最適な電力を入力することができる。温度コントローラ21は、温度計7A〜7Oが測定した温度状態を監視し、監視する温度状態に基づいて、PID制御などにより熱バランスを計算して、直流安定化電源25A〜25Cからヒートポンプ2A〜2Cへの電力供給量をコントロールする。
データロガー21は、温度計7A〜7Oの計測値を収集し、LAN通信等により計測値をPC23に送る。PC23は、データロガー21からの計測値に基づいて、PID制御によりヒートポンプ2A〜2Cに供給する電力を制御する。PC23には、所定の制御アルゴリズムソフトウエアが組み込まれている。AD/DA変換部23aは、制御量として電流値を直流安定化電源25A〜25Cに供給し、直流安定化電源25A〜25Cの電圧値をモニタリングする。デジタルIO部23bは、極性切換リレー回路24a、直流安定化電源25A〜25Cを制御するための制御信号を出力する。
駆動用電源24cは、ファン4Ab,4Bb、蓄熱部5に備えられた攪拌器5eを駆動させるための電源で、ノイズフィルタ28と、ヒューズ29と、緊急遮断用スイッチ30とが備えられている。スイッチ26A〜26Cは、ファン4Ab,4Bb、攪拌器5eのON/OFFを切り換えるためのものである。速度調整用ボリューム27A〜27Cは、ファン4Ab,4Bb、攪拌器5eの回転速度を調整できるようになっている。
本実施形態の熱流制御システムは、温度制御対象6A,6Bと蓄熱部5との間に熱流弁としてのヒートポンプ2A〜2C(ペルチェモジュール)を設け、ヒートポンプ2A〜2Cを制御することで、熱量を温度制御対象6A,6Bと蓄熱部5との間で双方向に輸送する。温度制御対象6A,6Bの温度を効率よく、任意の温度に保つ試験を行うことを目的とする。なお、制御方式は温度制御対象6A,6Bの温度に対する各ヒートポンプ(ペルチェモジュール)への入力電流を操作量としたPID制御である。以下、本実施形態の熱流制御システムの動作を説明する。
まず、温度制御対象6Aの温度Tを温度計7Aで計測する。そして、ファン4Abは温度制御対象6A内の空気を対流させて室内の温度を均一にする。温度計7Bは熱交換器4Aの温度を計測する。温度計7Cはヒートパイプ3Aと熱交換器4Aの接合部のヒートパイプ3Aの温度を計測する。温度計7D,7Eはヒートポンプ2Aの両面の温度をそれぞれ計測する。温度計7F,7Gはヒートポンプ2Cの両面の温度をそれぞれ計測する。温度計7K,7Lはヒートポンプ2Bの両面の温度をそれぞれ計測する。そして、温度コントローラ21は各温度計の出力をモニタリングする。熱伝導ブロック1を熱流弁としてのヒートポンプ2A〜2Cで囲むことにより、一種の熱スイッチ(熱流方向切り替え機)が構成されている。
例えば、温度制御対象6Aを冷やして温度制御対象6Bを温めたい場合には、温度コントローラ21は、ヒートポンプ2Aとヒートポンプ2Bにそれぞれ入力電力(消費電力)P,Pを与えて、それぞれ左から右の方向に熱を輸送するように電流を流し、スイッチングする。ヒートポンプ(ペルチェモジュール)の吸熱量は、モジュール間温度と入力電流の関数であるので、熱的に直列に結合されているペルチェモジュール間ではそれぞれの吸熱量と消費電力と放熱量の関係に矛盾が無いように熱設計をする必要がある。
ここで、具体的なヒートポンプ(ペルチェモジュール)への入力コントロール方法について説明する。
本実施形態の熱流制御システムでは、制御対象である温度T(T)に対して、I(I)を主操作量としたPID制御を行う。ただし、下記の条件式により求めた値Iを副操作量として、温度制御対象側、蓄熱部側両方のヒートポンプ(ペルチェモジュール)を同時に制御する。
以下、副操作量Iの算出方法について説明する。それぞれの熱輸送方向に応じて、以下の条件式が成り立つIを求める。
熱輸送方向がT→Tの場合、
≧Q+P(数式1)
熱輸送方向がT→Tの場合、
≧Q+P (数式2)
熱輸送方向がT→Tの場合、
≧Q+P (数式3)
熱輸送方向がT←Tの場合、
≦Q+P(数式4)
熱輸送方向がT←Tの場合、
≦Q+P (数式5)
熱輸送方向がT←Tの場合、
≦Q+P (数式6)
ただし、QおよびPは次式より求める。
=−0.8ΔTn+(C・I +C・I +C・I +C・I) (数式7)
=2.7924I −0.9665I (数式8)
ここで、n=1,c,2、ΔT=(温度計7Dの計測値)−(温度計7Eの計測値)、 ΔT=(温度計7Gの計測値)−(温度計7Fの計測値)、ΔT=(温度計7Kの計測値)−(温度計7Lの計測値)、C=−0.0968,C=1.3329,C=−6.9964,C=24.704(初期値)である。
また、次式より、実際の入力電力P,P,Pをチェックする。
=I×V (数式9)
また、上記において、T,Tは温度制御対象6A,6Bの温度、Tは蓄熱部5の温度、I,Iはヒートポンプ2A,2Bへの入力電流[A](主操作量)、Iはヒートポンプ2Cへの入力電流[A](副操作量)、Q,Qはヒートポンプ2A,2Bの吸熱量[W](算出値)、Qはヒートポンプ2Cの吸熱量[W](算出値)、P,Pはヒートポンプ2A,2Bへの入力電力[W](算出値)、Pはヒートポンプ2Cへの入力電力[W](算出値)である。
上記のQおよびPを求める(数式7),(数式8)の係数は、ヒートポンプとして使用するペルチェモジュールの特性によって異なり、図3に示すような特性からの回帰近似により、決定することが可能である。図3はペルチェモジュールの特性を示す図である。図3に示すペルチェモジュールのモジュール間温度と吸熱量の特性曲線の回帰近似とこの回帰近似線の係数の回帰近似から、モジュール電流とモジュール間温度差を変数とした(数式7),(数式8)を導出する。
以上のように本実施形態にしたがった熱流制御システムは、熱伝導ブロック1の表面から複数方向に複数のヒートポンプ2A〜2C、複数のヒートパイプ3A〜3Cを熱的に接合させ、ヒートポンプ2A〜2Cを独立に制御するので、熱伝導ブロック1を介して温度制御対象6Aから温度制御対象6B、蓄熱部5から温度制御対象6A,6B、温度制御対象6A,6Bから蓄熱部5へと熱を流す方向を自由に変えることができ、温熱も冷熱も排出せず熱を効率よく使用することができるようになる。具体的には、例えば夏の日に冷房を利かせて居間で読書をした後、冷房の利いていない寝室に移動する場合など、寝室を新たに冷房すると居間の冷気が無駄になるので、本発明の熱流制御システムを用いて居間の冷熱を寝室に移動することで、省エネ冷房を実現することができる。また、吸熱した熱は通常のエアコンであれば室外機で排熱されてしまうが、本発明の熱流制御システムでは、蓄熱部5に蓄熱されるため、温水などを作る熱に利用でき省エネとヒートアイランド予防の両方の効果がある。
例えば、入力電力(消費電力)10Wで20Wの冷房を行うエアコンがある場合には、冷房能力の成績係数COPは、20W/10W=2.0とカウントされる。本発明の熱流制御システムでは、ペルチェモジュールを使ったヒートポンプにより温熱と冷熱の両方の熱を同時に利用するため、つまり吸熱した熱を捨てずに給湯に使ったりするため、10Wの消費電力で20Wの冷房と30W(消費電力による発熱+吸熱量の放熱分)の給湯(暖房)を行うことになる。この場合、成績係数COPは、(20W+30W)/10W=5.0となり、高いエネルギー利用効率を実現できる。
さらに、温度コントローラ21による制御により、複数のヒートポンプの中の一台だけを動かして、高温側から冷温側への熱の逆流入を防いだり、設定可能な温度の精度を高めることができる。この熱流制御では、温度コントローラ21が温度計7A〜7Oによる温度のモニタリング結果に基づいてPID演算を行うことにより、ヒートポンプの電力を調整して安定な温度制御と温度誤差の最小化を実現する。
また、熱の輸送流路となるヒートポンプ2A〜2C、ヒートパイプ3A〜3C、熱伝導ブロック1や蓄熱部5、温度制御対象6A,6Bの断熱に最適な材質や構造(真空断熱層や高性能断熱材)を備えて外部との断熱性を良くするので、熱ロスを抑えて、ヒートポンプへの入力電力量を節減することができる。
ここで、本実施形態の変形例を図4に示す。図4は、本発明の実施形態の変形例にしたがった熱流制御システムの装置概要図である。図4に示す熱流制御装置は、図1に示す熱流制御装置の構造に対して、ヒートパイプの接合延長やヒートポンプ数の追加を行って、規模を拡張して熱流制御する場合の例である。
図4に示すように、本実施形態の変形例にしたがった熱流制御装置は、熱伝導ブロック41と、ヒートポンプ42A〜42Gと、ヒートパイプ43A〜43Jと、熱交換器44A〜44Cと、蓄熱部45と、温度制御対象46A,46Bと、温度計47A〜47Z,48A〜48Fとを備える。
熱伝導ブロック1の異なる面にヒートポンプ42C,42D,42Gが熱的に接合される。温度制御対象46Aに設けられた熱交換器44Aに熱的に接合されたヒートポンプ42Aとヒートポンプ42Cとの間にはヒートポンプ42Bが配置されており、ヒートポンプ42Aとヒートポンプ42Bとの間にはヒートパイプ43A,43Bが配置され、ヒートポンプ42Bとヒートポンプ42Cとの間にはヒートパイプ43C,43Dが配置される。
温度制御対象46Bに設けられた熱交換器44Bに熱的に接合されたヒートポンプ42Fとヒートポンプ42Dとの間にはヒートポンプ42Eが配置されており、ヒートポンプ42Dとヒートポンプ42Eとの間にはヒートパイプ43E,43Fが配置され、ヒートポンプ42Eとヒートポンプ42Fとの間にはヒートパイプ43G,43Hが配置される。ヒートパイプ43I,43Jは、ヒートポンプ42Gと、蓄熱部45に設けられた熱交換器44Cとの間に配置される。
ヒートポンプ42A〜42Gとしては、ペルチェモジュールを使用することができ、ヒートパイプ43A〜43Jは、蛇行細管型ヒートパイプもしくは自励振動式ヒートパイプを使用することができる。
熱の輸送流路となるヒートポンプ42A〜42G、ヒートパイプ43A〜43J、熱伝導ブロック41は断熱材58で被覆され、外部と断熱される。
温度制御対象46A,46Bは、断熱壁46Aa,46Baで覆われた保温性の良い室である。熱交換器44Aは、放熱フィン44Aaとファン44Abとで構成される。熱交換器44B,44Cも同様の構成である。
蓄熱部45は、水槽45aと、水槽45aを覆う断熱材45bと、水槽45aの水の交換を行うための入水弁45cおよび出水弁45dを備える。
図4に示す熱流制御装置を用いて熱流制御システムを構成する場合、図2に示す熱流制御システムと同様に、温度コントローラ21と、制御部24と、直流安定化電源25A〜25Cとを備えた構成とする。ただし、増加したヒートパイプのための電源として、直流安定化電源25Dを追加する。
本実施形態の変形例においても、温度コントローラ21は、温度計47A〜47Z,48A〜48Fの出力をモニタリングしながら直流安定化電源25A〜25Dの出力を最適に調整してヒートポンプ42A〜42Gに電力を供給する。これにより、ヒートポンプごとに、個別の最適な電力を入力することができる。温度コントローラ21は、温度計温度計47A〜47Z,48A〜48Fが測定した温度状態を監視し、監視する温度状態に基づいて、PID制御などにより熱バランスを計算して、直流安定化電源25A〜25Dからヒートポンプ42A〜42Gへの電力供給量をコントロールする。
本実施形態の変形例にしたがった熱流制御システムは、ヒートポンプを複数積層させた多層構造により、吸発熱体の吸熱側と発熱側で制御可能な温度範囲を拡大させる利点を有した上で、吸発熱体の省電力化や温度コントロールの容易さ、吸発熱量の増大などを可能にする。
例えば、図5、図6に示す特性を持つペルチェモジュールで、1枚のペルチェモジュールでΔT=70℃の温室と冷室(例えば、冷側−5℃、温側65℃)を実現しようとすると、消費電力に6A×16V=96Wが必要で、そのときの吸熱能力は高々3W程度であるが、図4に示すように複数枚のモジュールを多層化した形で使用すると、モジュールの枚数が増える分だけイニシャルコストも上がるが、モジュール一枚あたりのΔT分担が小さくてすむため、ペルチェ効果の効率の高い入出力領域でモジュールを動作させることができるようになり、トータルの消費電力を抑えることができるようになる。
例えば、一番右側のモジュール(ヒートポンプ42F)がモジュール両面の温度差ΔT=10℃を分担するとして1A×2.5V=2.5Wの消費電力で10Wの吸熱能を持つ。2枚目のモジュール(ヒートパイプ間に挟まれたヒートポンプ42E)がΔT=25℃を分担するとして2A×5.5V=11Wの消費電力で13Wの吸熱能を持つ。3枚目のモジュール(熱伝導ブロック41に接するヒートポンプ42D)がΔT=35℃を分担するとして5A×12.5V=62.5Wの消費電力で27Wの吸熱能を持つ。
したがって、3枚のモジュールを使うことにより、76Wの入力でΔT=70℃と吸熱能力10Wが達成されており、2者の比較をすると、後者のほうが20W消費電力を低減し、かつ、吸熱能力を3Wから10Wへと引き上げている点において、性能が優れていると言える。
また、異なる特性のモジュールを用いることで、ΔTの温度分配や動作温度、入力電力などを調節して、より低コストで低消費電力な熱流制御システムを実現できる可能性もある。温度コントローラ21に多入力フィードバック制御プログラムを搭載することで、精度の良い温度コントロールを実現することもできる。
なお、温度制御対象、ヒートポンプ、ヒートパイプ等の数量は上記実施形態に限定されず、温度制御対象の追加、ヒートパイプの接合延長、ヒートポンプ数の追加などにより規模を拡張することができる。また、ヒートポンプの大きさ、容量、ヒートパイプの長さ、形状、熱交換器の面積やファンの大きさ等は自由に組み合わせることができ、設計の自由度が大きくなる。
本発明の実施形態にしたがった熱流制御システムの装置概要図である。 本発明の実施形態にしたがった熱流制御システムのシステム構成図である。 ペルチェモジュールの吸熱温度特性の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例にしたがった熱流制御システムの装置概要図である。 ペルチェモジュールの吸熱温度特性の一例を示す図である。 図5に示した特性をもつペルチェモジュールと同じペルチェモジュールの駆動電圧に対する吸熱面と発熱面の温度差の特性の一例を示す図である。
符号の説明
1,41 熱伝導ブロック
2A〜2C,42A〜42G ヒートポンプ
3A〜3C,43A〜43J ヒートパイプ
4A〜4C,44A〜44C 熱交換器
5,45 蓄熱部
6A,6B,46A,46B 温度制御対象
7A〜7O,47A〜47Z,48A〜48F 温度計
21 温度コントローラ
24 制御部
25A〜25D 直流安定化電源

Claims (12)

  1. 熱を蓄える蓄熱手段と、
    この蓄熱手段および複数の温度制御対象内にそれぞれ設けられた複数の熱交換器と、
    それぞれの前記熱交換器に熱的に接合され、電力の供給を受けて熱を輸送する複数のヒートポンプと、それぞれの前記ヒートポンプの間に熱的に接合されて配置され、熱を輸送する複数のヒートパイプとを備える複数の熱輸送手段と、
    複数の前記熱輸送手段に熱的に接合され、それぞれの前記熱輸送手段および前記蓄熱手段間で熱を伝導する熱伝導手段と、
    それぞれの前記ヒートポンプへの電力供給量を制御して熱輸送量を前記ヒートポンプごとに制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする熱流制御システム。
  2. 熱を蓄える蓄熱手段と、
    この蓄熱手段および複数の温度制御対象内にそれぞれ設けられた複数の熱交換器と、
    それぞれの前記熱交換器に熱伝導性材料を介して熱的に接合され、電力の供給を受けて熱を輸送する複数のヒートポンプと、それぞれの前記ヒートポンプの間に熱伝導性材料を介して熱的に接合されて配置され、熱を輸送する複数のヒートパイプとを備える複数の熱輸送手段と、
    複数の前記熱輸送部に熱伝導性材料を介して熱的に接合され、それぞれの前記熱輸送手段および前記蓄熱手段間で熱を伝導する熱伝導手段と、
    それぞれの前記ヒートポンプへの電力供給量を制御して熱輸送量を前記ヒートポンプごとに制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする熱流制御システム。
  3. 熱を蓄える蓄熱手段と、
    この蓄熱手段および複数の温度制御対象内にそれぞれ設けられた複数の熱交換器と、
    それぞれの前記熱交換器に接合され、熱を輸送する複数のヒートパイプと、
    それぞれの前記ヒートパイプに接合され、電力の供給を受けて熱を輸送する複数のヒートポンプと、
    それぞれの前記ヒートポンプに接合され、各ヒートポンプ間で熱を伝導する熱伝導手段と、
    それぞれの前記ヒートポンプへの電力供給量を制御して熱輸送量を前記ヒートポンプごとに制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする熱流制御システム。
  4. 前記ヒートポンプは、ペルチェモジュールであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の熱流制御システム。
  5. 前記制御手段は、
    前記ペルチェモジュールの吸発熱特性を記憶する手段と、
    それぞれの前記ペルチェモジュールの両面の温度を定期的に観測して前記ペルチェモジュールへの入力電力と前記ペルチェモジュールの両面の温度差から吸発熱量を算出し、前記温度制御対象の現状温度と熱容量から吸発熱量をPID制御する手段と
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の熱流制御システム。
  6. 前記ヒートパイプは、蛇行細管型ヒートパイプもしくは自励振動式ヒートパイプであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の熱流制御システム。
  7. 前記熱交換器は、
    前記温度制御対象内に熱を放出する放熱フィンと、
    前記温度制御対象内の空気を対流させるファンと
    を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の熱流制御システム。
  8. 前記蓄熱手段は、断熱材で覆われた水槽であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の熱流制御システム。
  9. 前記温度制御対象は、断熱壁構造を有する室であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の熱流制御システム。
  10. 前記ヒートポンプ、前記ヒートパイプ、前記熱伝導手段のすべてを被覆する断熱手段を備えることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の熱流制御システム。
  11. 前記ヒートポンプと前記ヒートパイプとの接合部分に設けられ、前記ヒートポンプの表面温度がヒートパイプの使用限界温度に達したとき、前記ヒートポンプへの電力供給を遮断する複数の温度ヒューズを備えることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の熱流制御システム。
  12. ペルチェモジュールのモジュール間温度と吸熱量の特性曲線の回帰近似とこの回帰近似線の係数の回帰近似から、モジュール電流とモジュール間温度差を変数としたモジュール吸熱量もしくはモジュール消費電力の計算式を導出することを特徴とするペルチェモジュール動作特性推定方法。



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