JP2006073428A - 端子金具 - Google Patents

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知成 伊藤
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Abstract


【課題】 接触信頼性を損なうことなく微摺動磨耗を防止する。
【解決手段】 弾性接触片16には、タブMaに接触して電気的接続を確保するための接点24と、接点24とは別の位置においてタブMaに接触する摩擦面25とが設けられ、摩擦面25は接点24よりも面粗度が大きい。摩擦面25ではタブMaとの間の摩擦抵抗が大きいので、この摩擦抵抗によって弾性接触片16とタブMaとの間の微摺動が防止され、微摺動に起因する接点24の磨耗も防止される。接点24とは別に微摺動磨耗を防止する手段として摩擦面25を確保したので、接点24における接触圧を過剰に高める必要がなく、接触圧の増大に起因して接点24がタブMaによって傷付けられることが防止される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、端子金具に関するものである。
特許文献1には、相手側端子のタブに接続される端子金具が開示されている。この端子金具は、タブが挿入される箱部と、箱部内においてタブに対して弾性的に接触する弾性接触片とを有しており、タブと弾性接触片との接点において電気的接続を確保するようになっている。
特開平4−115475号公報
この種の端子金具では、弾性接触片におけるタブとの接点における接触信頼性、即ち接触抵抗の安定化を図るためには、接点の表面の平滑度を高める必要がある。ところが、接点の表面を平滑化すると、摩擦抵抗が低減するため、接点間で微摺動が生じ易くなり、その結果、微摺動に起因して接点の表面の磨耗が進み易くなる、という問題がある。
この微摺動磨耗の対策としては、弾性接触片とタブとの間の接触圧を高めることが考えられる。しかし、接触圧を高めた場合、タブが箱部に挿入される過程で摩擦によって接点の表面に傷が付き、接点の表面の平滑度が低下して接触信頼性が損なわれてしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、接触信頼性を損なうことなく微摺動磨耗を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手側端子のタブに対して弾性的に接触する弾性接触片を有し、前記弾性接触片における前記タブとの接点において前記相手側端子との間の電気的接続を確保するようになっているコネクタにおいて、前記弾性接触片には、互いに異なる位置において前記タブと接触する複数の接触面が設けられ、前記複数の接触面のうちの少なくとも1つの接触面が前記接点とされ、前記接点とは異なる他の前記接触面が、前記接点よりも面粗度の大きい摩擦面とされているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、記弾性接触片を、接続過程における前記タブの変位方向と交差する方向に分割することで、複数の分割片が形成され、前記複数の分割片のうちの少なくとも1つの分割片が前記接点とされ、前記接点とは異なる他の前記分割片が前記摩擦面がとされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
摩擦面においてはタブとの間の摩擦抵抗が大きいので、この摩擦抵抗によって弾性接触片とタブとの間の微摺動が防止され、微摺動に起因する接点の磨耗も防止される。接点とは別に微摺動磨耗を防止する手段として摩擦面を確保したので、接点における接触圧を過剰に高める必要がなくなり、これにより、接触圧の増大に起因して接点がタブによって傷付けられることが防止される。
<請求項2の発明>
タブは、摩擦面と接触する過程でその摩擦面によって傷を付けられるため、その傷付いたタブが接点に接触した場合、接点がタブによって傷付けられてしまうことが懸念される。しかし本発明では、接点と摩擦面は、接続過程におけるタブの変位方向と交差する方向に分かれた位置に配置したので、タブにおいて摩擦面で傷を付けられ領域が接点に接触することがなく、接点がタブによって傷を付けられることが防止される。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態1の端子金具Fは、雄形の相手側端子MのタブMaと接続されるものであって、所定形状の打ち抜いた金属板材を曲げ加工することで雌形に成形されている。端子金具Fは、全体として前後方向に細長く、略前半部分が角筒状をなす箱部10となっている。箱部10は、前後方向に細長い底壁11と、底壁11の左右両側縁から略直角に立ち上がる一対の側壁12と、両側壁12の立ち上がり端縁(上端縁)から略直角に内側へ延出するとともに上下に重ね合わされた一対の上面壁13,14とからなる。一対の上面壁13,14のうち下側(箱部10の内側)の位置する上面壁14には、下方へ膨出するとともに前後方向(箱部10に対するタブMaの進入方向)に細長い形態の受け部15が、叩き出しにより左右一対形成されている。
箱部10内には、側壁12の前端縁から細長く延出した部分を後方へ折り返された形態の弾性接触片16が収容されている。弾性接触片16は、その前端(基端)から後端(延出端)に至るまで幅寸法が一定であり、前端部は、箱部10の底壁11に連なる略半円弧状をなす折返部17となっている。折返部17から後方へ片持ち状に延出する部分は、箱部10に対するタブMaの進入方向に対して斜めをなす細長い平板状の延出部18となっている。延出部18の後端には、略半円弧状をなす過度撓み規制部19が連なっており、延出部18と過度撓み規制部19との連なる部分が、弾性接触片16において最も高い頂上部20、即ち底壁11から最も遠い部分となっている。弾性接触片16と受け部15との間の上下方向(タブMaの厚さ方向)の間隔は、頂上部20において最も小さく、弾性接触片16が弾性撓みしていない自由状態における間隔は、タブMaの厚さ寸法よも小さい。
弾性接触片16は、前後方向のスリット21により、幅方向(箱部10に対するタブMaの進入方向と略直交する方向)に3分割されている。分割領域は、折返部17と延出部18との連なり部分から、過度撓み規制部19の終端に至る範囲となっており、この分割された部分は、後方へ向かって片持ち状に延出する形態の弾性撓み可能な分割片22,23となっている。この3つの分割片22,23は、側方から見ると、全て同じ形状をなしている。この3つの分割片22,23のうち中央の分割片22における頂上部20の上面は、タブMaの下面に対して弾性的に接触することで相手側端子Mとの間の電気的接続を確保するための接点24となっている。また、左右両側の分割片23における頂上部20の上面は、タブMaとの間の摩擦抵抗を増大させるための摩擦面25となってる。
接点24の表面は比較的平滑化されており、この接点24の表面粗さRa(算術平均粗さ)は、0.01〜0.03μmである。一方、摩擦面25の表面は、接点24よりも平滑度を低下させており、その摩擦面25の表面粗さRaは、0.03〜0.09μmである。摩擦面25の平滑度を低下させる手段としては、メッキ処理の工程において、接点24の表面をマスキングした状態で、摩擦面25の表面のみに鉄製の粒子状物を吹き付けるという方法がある。また、これ以外にも、エッチング液に通す方法をとることができる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
前方から箱部10内にタブMaが進入すると、まず、タブMaの先端が弾性接触片16の延出部18の上面と受け部15の下面に当接し、その後、タブMaで押された弾性接触片16(各分割片22,23)が、折返部17を弾性変形させつつその折返部17を略支点として下方(底壁11側)へ変位する。このとき、タブMaが延出部18に対して斜め下向きに突き当たっても、折返部17の弾性変形が弾性限度の範囲内であるうちに、過度撓み規制部19が底壁11に当接することによって、それ以上の折返部17の弾性変形が規制され、弾性接触片16の塑性変形(過度の撓み)が防止される。
タブMaが正規位置まで進入すると、タブMaの先端が接点24及び摩擦面25を通過し、タブMaの上面が受け部15の下面に対して前後方向の線接触(又は面接触)状態で当接するとともに、タブMaの下面が、接点24と摩擦面25に当接する。この状態では、弾性接触片16(折返部17)の弾性復元力により、接点24がタブMaを押し上げて受け部15との間で挟み付け、タブMaと接点24とが所定の接触圧で接触する。
一方、左右一対の摩擦面25もタブMaの下面に対して弾性的に当接するのであるが、摩擦面25は左右2箇所に設けられているので、摩擦面25からタブMa側への弾性押圧力は、接点24からタブMa側への弾性押圧力の2倍となる。しかも、摩擦面25の表面粗さは接点24よりも大きく設定されている。したがって、タブMaが摩擦面25に対して前後方向に相対変位したしようとしたときには、摩擦面25とタブMaとの間の大きな摩擦抵抗により、タブMaの相対変位が確実に規制される。
上述のように本実施形態においては、弾性接触片16に、互いに異なる位置においてタブMaと接触する3つの接触面を設け、3つの接触面のうちの1つの接触面をタブMaとの接点24とし、この接点24とは異なる別の2つの接触面を、接点24よりも面粗度の大きい摩擦面25とした。この摩擦面25においてはタブMaとの間の摩擦抵抗が大きいので、この摩擦抵抗によって弾性接触片16とタブMaとの間の微摺動が防止され、微摺動に起因する接点24の磨耗も防止される。本実施形態では、接点24とは別に微摺動磨耗を防止する手段として摩擦面25を確保したので、接点24における接触圧を過剰に高める必要がなくなり、これにより、接触圧の増大に起因して接点24がタブMaによって傷付けられることが防止される。
また、タブMaは、摩擦面25と接触する過程でその摩擦面25によって傷を付けられるため、その傷付いたタブMaが接点24に接触した場合、接点24がタブMaによって傷付けられてしまうことが懸念される。しかし本実施形態では、弾性接触片16を、接続過程におけるタブMaの変位方向と交差する幅方向に分割することで、3つの分割片22,23を形成し、3つの分割片22,23のうち1つの分割片22を接点24とし、接点24とは異なる他の2つの分割片23を摩擦面25としている。このように、接点24と摩擦面25を、接続過程におけるタブMaの変位方向と交差する方向に分かれた位置に配置したので、タブMaにおいて摩擦面25で傷を付けられ領域が接点24に接触することがなく、接点24がタブMaによって傷を付けられることが防止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、弾性接触片を幅方向に分割することで接点と摩擦面を幅方向(左右方向)に離間した形態としたが、本発明によれば、弾性接触片を側方から見て波形に成形することで、接点と摩擦面を前後方向に離間した位置に配置してもよい。
(2)上記実施形態では、3分割した弾性接触片のうち中央を接点とし、左右両側を摩擦面としたが、本発明によれば、中央を摩擦面とし、左右両側を接点としてもよい。
(3)上記実施形態では幅方向に分割した分割片を全て同じ形状としたが、本発明によれば、幅方向に分割した分割片を互いに異なる形状としてもよい。
(4)上記実施形態では接点を1つとしたが、本発明によれば、接点の数は2つ以上であってもよい。
(5)上記実施形態では摩擦面を2つとしたが、本発明によれば、摩擦面の数は1つでもよく、3つ以上であってもよい。
実施形態1においてタブを接続した状態をあらわす正面図 タブが接続する前の状態をあらわす側面図 タブが接続する前の状態をあらわす縦断面図 タブが接続した状態をあらわす横断面図
符号の説明
F…端子金具
M…相手側端子
Ma…タブ
16…弾性接触片
22,23…分割片
24…接点(接触面)
25…摩擦面(接触面)

Claims (2)

  1. 相手側端子のタブに対して弾性的に接触する弾性接触片を有し、前記弾性接触片における前記タブとの接点において前記相手側端子との間の電気的接続を確保するようになっているコネクタにおいて、
    前記弾性接触片には、互いに異なる位置において前記タブと接触する複数の接触面が設けられ、
    前記複数の接触面のうちの少なくとも1つの接触面が前記接点とされ、
    前記接点とは異なる他の前記接触面が、前記接点よりも面粗度の大きい摩擦面とされていることを特徴とする端子金具。
  2. 前記弾性接触片を、接続過程における前記タブの変位方向と交差する方向に分割することで、複数の分割片が形成され、
    前記複数の分割片のうちの少なくとも1つの分割片が前記接点とされ、
    前記接点とは異なる他の前記分割片が前記摩擦面とされていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
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