JP2006072648A - 遊技機情報提供システム - Google Patents

Abstract

【課題】 動画像を含む遊技機に関する情報を、インターネットを介して携帯電話端末に提供することができる遊技機情報提供システムを提供する。
【解決手段】 遊技機に関する情報をＷｅｂページにより開示するＷｅｂサーバと、このＷｅｂサーバのＵＲＬを表す２次元コードが印刷されておりこの遊技機に関する情報を記載した印刷物と、この２次元コードを読み取ってＷｅｂサーバにアクセス可能な携帯電話端末から構成される遊技機情報提供システムである。このＷｅｂページは、さらに、遊技機に関する動画像を記憶した動画像ファイルにリンクされており、携帯電話端末はこの動画像を再生して視聴することができる。
【選択図】 図１

Description

本発明は、スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機について、その演出画像等の情報を、携帯電話の画面に提供するようにした遊技機情報提供システムに関するものである。

各種の遊技機のうち、スロットマシンやパチンコ遊技機においては、遊技者のゲーム進行の興趣を高めるために、液晶等から構成される表示装置に各種の演出用画像（以下、演出用画像態様という）が動画像等により表示されるようになっている。

例えば、スロットマシンにおいては、筐体内に配置された３列のリールが透明な表示窓を通して目視できるようになっている。これらのリールの周面には複数種類の図柄が描かれて所定の順序で配列されている。そして、遊技者がメダルをメダル投入口に投入してスタートレバーを傾倒操作すると、各リールは一斉に回転し始め、表示窓に図柄が変動表示される。続いて、遊技者が各リールに対応したストップボタンを押圧すると、回転しているリールはプログラム制御により停止制動が行われて停止する。そして、各リールが表示する図柄の組合せが入賞役に係る図柄の組合せになって、表示窓の有効ライン上に揃って停止させると入賞が確定し、この入賞図柄の組合せに応じた枚数の遊技媒体（メダル）が払い出される。

上記のスロットマシンの動作は、次のように制御されている。遊技者がスタートレバーを傾倒操作すると図柄が変動表示されると共に、内部抽選と呼ばれる乱数を使った入賞役の抽選が行なわれる。すなわち、スロットマシンは、内部抽選によって所定の確率に基づいてある入賞役が当選する。そして、この入賞役に当選すると、動作制御プログラムは、入賞役の当選とこの入賞役に係る図柄を記憶し、遊技者がストップボタンを押圧操作した時点から所定時間（例えば１９０ｍ秒）内に入賞役に係わる図柄を有効ライン上に停止させることが可能である場合、当該入賞に係る図柄を有効ライン上に停止させる制御を行って、この入賞役を確定させる（このようなリール制御を「引き込み制御」という）。これにより、スロットマシンの入賞またはハズレを決定づける要素は、乱数を使った内部抽選に大きく依存することとなり、熟練遊技者等による遊技の技術的介入を排除して、公正な遊技が行えるようになっている。

また入賞役としては、「小役」と、「ビッグボーナス」および「レギュラーボーナス」といわれる特別入賞役（以下、大当り役という）が設けられている。これら「ビッグボーナス」、「レギュラーボーナス」の入賞が確定（成立）すると、いわゆる「ボーナスゲーム」と名付けられた通常ゲームより入賞確率が高い特別ゲームを行うことができ、遊技者は多数枚のメダルを獲得することができる。

このようなスロットマシンにおいては、入賞役のうち、大当り役である「ビッグボーナス」と「レギュラーボーナス」が大当たりする確率、すなわち、内部抽選回数に対して大当り役が発生する確率は、６レベル（設定１〜設定６）に設定可能になっている。この設定レベルは、遊技ホール側で毎日設定されるが、遊技者には知らされない。一般的なスロットマシンにおいては、「ビッグボーナス」に当選する確率は１／２５０〜１／３５０程度の値であり、設定１から設定６へと設定値が高くなるにしたがって大当りの当選確率は高くなる。

さらに、スロットマシンにおいては、ゲームの演出効果を高めるために、上記した内部抽選の結果に対応した動画像を含む各種の演出用画像態様をスロットマシンの表示装置に表示させている。特に、最近のスロットマシンでは、主ゲームに関連させて補助ゲームの演出用画像態様を表示装置に表示させるスロットマシンも提案されている。この補助ゲームの演出用画像態様とは、内部抽選を行って変動表示している図柄が停止するまでの間に、例えば、スロットマシンごとに名づけた愛称に関連するキャラクターを登場させ、各種の「戦い」を動画像として表示装置に演出表示することでる。

このような演出用画像態様の表示は、予め、内部抽選の結果、すなわち、「ハズレ」「小役当選」、「ビッグボーナス当選」、「レギュラーボーナス当選」等に応じて、予め遊技機に記憶されている多数種の演出用画像態様の画像データから、さらに所定の確率に基いた内部抽選により選択された演出用画像態様が表示装置に表示されるようになっている。

一方、各種のパチンコ遊技機のうち、遊技者が発射した遊技球が始動口に入球すると、複数の図柄、例えば、３列に配列された図柄を遊技盤に設けた表示装置に変動表示させようにした図柄変動（フィーバ）型のパチンコ遊技機が広く普及している。このような、図柄変動型パチンコ遊技機では、変動表示している図柄が所定時間経過後、予め設定された大当りの図柄の組合せ、例えば、「７７７」、「８８８」等に揃って停止すると、遊技者に大当り役の権利が与えられる。なお、表示装置に変動表示される図柄は、所定の時間が経過すると、所定の順番、例えば、表示装置に表示されている左側の図柄、続いて、右側の図柄、続いて中央の図柄の順に停止するように制御される。

このような図柄変動型パチンコ遊技機の動作の制御は、遊技者が発射した遊技球が始動入賞口に入球すると、動作制御プログラムにより、所定個数の遊技球が払い出されると共に、表示装置に表示される図柄を変動表示させる。このとき、動作制御プログラムは遊技球が始動入賞口に入球した信号に基いて、「大当り役」に当選するか否かを乱数値を発生させて、所定の確率に基づいた内部抽選により決定する。一般的な図柄変動型パチンコ遊技機においては、この「大当り役」に当選する確率は、１／３００〜１／３５０程度に設定されている。

図柄変動型パチンコ遊技機において、「大当り役」に当選するか否かのプログラム処理は、例えば、次のような処理に基いて行われる。
（１）まず、乱数値を発生させて、所定の確率に基づいた内部抽選により「大当り」か「ハズレ」かのいずれかを決定する。
（２）続いて、大当りの場合には大当りの図柄、例えば、「７７７」か「８８８」、・・・等を同じく乱数値に基く抽選により決定する。また、「ハズレ」の場合はハズレの図柄、例えば、「１２３」か「４５６」、・・・等を同じく乱数値に基く抽選により決定する。さらに、通常の図柄変動型パチンコ遊技機においては、「大当り」および「ハズレ」の場合に、「リーチ」の演出画像態様を表示装置に表示するか否かについても、同じく乱数値に基く抽選により決定するようになっている。

上記の「リーチ」とは、例えば、表示装置に変動表示する３列の図柄のうち、２列が同一の図柄に揃って停止した場合であり、例で示すと、表示装置の左側と右側の列に７が停止し、中央がまだ変動表示されている「７〜７」（「〜」は変動表示中）の状態を示す。すなわち、リーチとは、この変動表示している中央の図柄が所定時間経過後に「７」で停止すると大当り役になることを示している。しかし、遊技者には告知されないが、内部抽選の結果が「ハズレ」であって「リーチ」の演出表示が行われた場合には、大当りが発生することはない。

また、通常の図柄変動型パチンコ遊技機においては、パチンコ遊技機の機種ごとにリーチ発生時に演出する独特の多数種の演出用画像態様が画像メモリ等に記憶されている。そして、内部抽選の結果、上記した「リーチ発生」の状態が得られると、遊技者に大当り役発生の期待感を高めるために、この多数種の演出用画像態様から抽選により選択した一つの演出用画像態様を表示装置に表示する処理が行われている。この演出用画像態様としては、例えば、そのパチンコ遊技機に関連するキャラクターの動画像が所定時間ほど表示される。また、このリーチ発生の演出用画像態様の中には、内部抽選により大当りが確定したときに演出される演出用画像態様であって、その出現確立が極めて低い演出用画像態様（プレミア演出画像）が含まれている図柄変動型パチンコ遊技機も提案されている。

また、内部抽選の結果に基いて、上記のような「リーチ発生」の演出用画像態様ではなく、他の演出用画像態様を所定時間表示させた後、突如として大当りの図柄、例えば「７７７」を表示するような大当りの演出表示を行うようにしたパチンコ遊技機も提案されている。

上記したように、最近のスロットマシンやパチンコ遊技機において大当りの内部抽選結果に伴って演出表示する演出用画像態様は、多種多様になっている。このため、遊技者はこれら遊技機の内部抽選等の制御に対応して、如何なる演出用画像態様が表示されるかを認識した上でゲームを実施しないと、ゲームの面白みを得ることができないのみならず、スロットマシンの場合には大当りのチャンスを逸することもあり得る。

このような課題を解決するために、各遊技機製造会社は、遊技者への情報開示を目的として、遊技機の機種ごとにその操作方法、大当りの発生確率、各種の演出用画像態様の絵、等を印刷した５〜１０ページ程度の小冊子（ガイドブック）を作成して、遊技ホールに配布している。

一方、近年の携帯電話機（以下、携帯電話端末という）の高機能化により、印刷物に印刷された画像情報であって、ＷｅｂサーバのＵＲＬを表した２次元コードであるＱＲコード（登録商標）を読み取って、このＷｅｂサーバをアクセスする機能を備えた携帯電話端末が実用化されている。いわゆる、カメラ機能と２次元コードを復号化してＷｅｂサーバをアクセスする機能を備えた携帯電話端末である。
インターネットを介して、このような機能を備えた携帯電話端末に各種の情報を提供するシステムとして下記の特許文献に記載の発明が提案されている。

特開２００３−２３３５４６号公報（明細書第６頁〜第８頁、図１）

上記特許文献１には、新聞、雑誌、広告等の配布物に広告主のＷｅｂアドレスを含む２次元コード情報を印刷し、ＣＣＤカメラを備えている携帯電話によりこの２次元コード情報を撮像してこのＷｅｂアドレスをアクセスするようにした情報提供システムが提案されている。そして、同特許文献１には、広告主のＷｅｂサーバは携帯電話からのアクセスに応じてこの携帯電話へインターネットを介して情報を提供することが開示されている。

上記特許文献１に記載の発明は、ＷｅｂサーバのＵＲＬを表す２次元コードを印刷物に印刷し、この２次元コードを読み取ってＷｅｂサーバをアクセスした携帯電話端末に情報を提供するようにしたシステムであるが、携帯電話端末に動画像を提供することについては記載されていない。

そこで、本発明の目的は、遊技機に関する情報を遊技者向けに開示する遊技機小冊子等にＷｅｂサーバのＵＲＬに関する情報を表す２次元コードを印刷しておくことにより、この２次元コードを撮像してこのＷｅｂサーバをアクセスした携帯電話端末に、遊技機小冊子等に記載されている情報より詳細な情報、特に動画像を提供することができるようにした遊技機情報提供システムを提供することにある。

本発明は、遊技機に関する情報をＷｅｂページにより開示するＷｅｂサーバと、
前記ＷｅｂサーバのＵＲＬを表す２次元コードが印刷され前記遊技機に関する情報が記載された印刷物と、
前記２次元コードを読み取って前記Ｗｅｂサーバの前記遊技機に関するＷｅｂページにアクセス可能な携帯電話端末から構成され、
さらに、前記Ｗｅｂページは、前記携帯電話端末に前記遊技機に関する情報を動画像として表示するために前記Ｗｅｂサーバに記憶された動画像ファイルにリンクされている遊技機情報提供システムである。

さらに、本発明は、前記Ｗｅｂページは前記遊技機に関する情報についてその目次となる目次項目を表示する目次用Ｗｅｂページと、前記目次項目にリンクされて前記目次項目に関連する詳細情報を開示するための詳細解説用Ｗｅｂページを備えている遊技機情報提供システムである。

さらに、本発明は、前記目次用Ｗｅｂページは、前記動画像を記憶する動画像ファイルとリンクされた目次項目を含んでいる遊技機情報提供システムである。

さらに、本発明は、前記遊技機はスロットマシンまたはパチンコ遊技機とされている遊技機情報提供システムである。

さらに、本発明は、前記ＷｅｂサーバのＵＲＬは、前記遊技機の製造会社またはその関連会社のＵＲＬとされている遊技機情報提供システムである。

本発明において、前記した印刷物とは、遊技機製造会社が作成した球技機の機種ごとの操作方法、演出画像の解説等を印刷した小冊子（以下、遊技機小冊子という）、すなわち、遊技者のために遊技機の機種ごとに作成されたガイドブック、および遊技ホールが配布するチラシ広告、書店等で販売される遊技機に関する雑誌等も含む。

本発明は、次のような効果を有している。
（１）遊技機に関する小冊子等では、各種の演出画像は静止画像でしか表現できないが、本発明においては、携帯電話端末を利用して音声を含む動画像として視聴することができる。これにより、遊技者は遊技機の演出画像態様の特徴等を遊技ホール以外の場所でも、早く、かつ遊技機に表示される画面と同じ内容で把握することが出来るので、遊技ホールでゲームを行うときに役立つ情報を事前に、かつ詳細に得ることができる。

（２）携帯電話端末により２次元コードを撮像してＷｅｂサーバをアクセスするという極めて簡単な操作で、該当する遊技機に関して動画像を含む情報を閲覧することができる。これにより、遊技者は如何なる場所でも、かつ、何時でも遊技機に関する情報を視聴することが可能になる。

以下、本発明の一実施形態について、２次元コードを小冊子に印刷した場合を例にして説明する。図１は本発明を実施するためのシステム構成例を示す。
図１において、１は、スロットマシンやパチンコ遊技機のゲーム方法、各種の演出画像態様に関する画像（静止画）、大当りの発生確率等、遊技機に関する情報を印刷した遊技機小冊子である。遊技機小冊子１は、遊技機の機種ごとに遊技機製造会社が作成し、遊技者への提供を目的として遊技ホール等に配布される。さらに、この遊技機小冊子１には、本発明の特徴をなす２次元コード２が印刷されている。２次元コード２は、少なくともＷｅｂサーバのＵＲＬ（Uniform Resource Locator）に関する情報等を表している。なお、このＵＲＬは、本発明の遊技機に関する各種の情報を携帯電話端末に提供するためのアドレスであるドメイン名、ディレクトリ等から構成される。

３は、遊技者等の携帯電話端末（携帯電話）である。携帯電話端末３は、ＣＣＤからなるカメラと、このカメラで撮像した２次元コード２を復号化（デコード）してＷｅｂサーバのＵＲＬをインターネットを介してアクセスする機能（プラウザ機能）を備えている。このため、携帯電話端末３の所有者は、事前に携帯電話サービス会社が提供するインターネット接続サービスに加入しておく必要がある。さらに、携帯電話端末３は、動画像データを受信してこの受信したデータを動画像として画面に再生表示することができる３ＧＰＰ（3rd Generation Partnership Project）機能を搭載した携帯電話端末を使用することが望ましい。

４は、インターネット５に接続されたＷｅｂサーバである。Ｗｅｂサーバ４は、遊技機の製造会社またはその関連会社が管理・運営するサーバである。６は携帯電話端末３の地上基地局、７は携帯電話サービス会社のＷｅｂサーバ（インターネット接続用サーバ）、８はインターネット５に接続された遊技者等一般の者が所有するパーソナルコンピュータである。

本発明において、遊技機小冊子１に印刷する２次元コード２は、多数桁の情報を表現することができるＱＲコード（登録商標）を用いている。この２次元コード２で表現する情報は、少なくともＷｅｂサーバ４のＵＲＬであって、当該遊技機小冊子１に記載されている遊技機の機種について情報を開示するためのＵＲＬが含まれるようにする。これは、複数種の遊技機小冊子１を発行した場合には、該当する遊技機に関する情報を開示するＷｅｂページがアクセスされるようにする必要があるからである。

図２に示すように、遊技機小冊子１には３個の２次元コード２ａ、２ｂ、２ｃを携帯電話サービス会社の社名（Ａ社、Ｂ社、Ｃ社）と共に印刷している。この理由は、携帯電話サービス会社ごとに２次元コードを用いて情報を表現するときの仕様が若干異なるため、各携帯電話サービス会社に対応する２次元コード２ａ、２ｂ、２ｃを印刷する必要があるからである。従って、遊技者は自分が加入している各携帯電話サービス会社に対応する２次元コードを、自分の携帯電話端末３を用いてこの２次元コードを撮像し、Ｗｅｂサーバ４のＵＲＬをアクセスする操作を行うことになる。なお、遊技機小冊子１に２次元コード２を印刷する位置は、携帯電話端末３を用いて撮像するときの操作性を考慮すると、遊技機小冊子１の表紙部分の下部が最も適しているが、その他のページに印刷してもよい。

続いて、スロットマシンを例にして、Ｗｅｂサーバ４が携帯電話端末３に提供（表示）するＷｅｂページの構成について説明する。図３は、このＷｅｂページ１０の構成例を示す。図３に示すように、Ｗｅｂページ１０は、目次用Ｗｅｂページ１０ａと、詳細解説用Ｗｅｂページ１０ｂから構成される。目次用Ｗｅｂページ１０ａは、スロットマシンに関する情報についてインターネット５を介して携帯電話端末３に公開するときの目次の機能を備えたＷｅｂページでる。この目次用Ｗｅｂページ１０ａには、目次となる項目（以下、目次項目という）が複数個表示される。図３に示す例では、この目次項目として、「１．入賞役」から「７．演出画面」までの７個の目次項目が表示されている。遊技者が携帯電話端末３により遊技機小冊子１に印刷されている２次元コード２を撮像してＷｅｂサーバ４をアクセスすると、最初にこの目次用Ｗｅｂページ１０ａが携帯電話端末３の画面に表示される。

図３に示す目次用Ｗｅｂページ１０ａの各目次項目には下線が表示されている。この下線が表示されていることは、携帯電話端末３のキー操作により目次項目の何れかを選択すると、選択された目次項目について詳細な情報を開示するＷｅｂページである詳細解説用Ｗｅｂページ１０ｂにリンクされて、この詳細解説用Ｗｅｂページ１０ｂが携帯電話端末３の画面に表示されることを示している。
なお、Ｗｅｂページ１０は、一般に用いられているＨＴＭＬ言語等を使用したプログラム記述により、目次用Ｗｅｂページ１０ａと詳細解説用Ｗｅｂページ１０ｂへの各種の文字の表示、およびこれらＷｅｂページから他のＷｅｂページや画像ファイル等とのリンクを実行させることが可能になる。

図３に示す目次用Ｗｅｂページ１０ａにおいて、例えば、遊技者が「６．リーチ目」を選択するとＷｅｂサーバ４はＷｅｂページ１０ｂ６にリンクする処理を実行して、携帯電話端末３に図４に示すような詳細解説用Ｗｅｂページ１０ｂ６を表示する。なお、リーチ目とは、内部抽選により「ビッグボーナス」あるいは「レギュラーボーナス」に当選したことを遊技者に知らせるために、変動表示されている図柄が止まる図柄のことを示す。スロットマシンのゲームに上達するためには、機種ごとに設定されているこのリーチ目を熟知することが極めて重要になる。

図４に示すリーチ目を表示する詳細解説用Ｗｅｂページ１０ｂ６には、リーチ目となる図柄の組合せ例（図４では言葉で表示している）を全て表示する。そして、この詳細解説用Ｗｅｂページ１０ｂ６には、携帯電話端末３の画面に動画像を表示するための手段が設けられている。この動画像を表示するための手段は、図４に表示されている[動画像]１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、１１ｄ部分の何れかを携帯電話端末３のキー操作により選択すると、Ｗｅｂサーバ４の記憶装置に予め登録されている動画像ファイルにリンクされるようになっている。そして、動画像ファイルとリンクされると、Ｗｅｂサーバ４はこの動画像ファイルの画像データを、インターネットを介して携帯端末３に送信する処理を行う。これにより携帯電話端末３は、動画像を視聴することができるようになる。このような手段を実行させるためには、[動画像]１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、１１ｄを表示するＨＴＭＬ言語部分に、各リーチ目の動画像データを記憶するファイル名（ドメイン名、ディレクトリ名）を埋め込んでおくことにより可能になる。なお、この動画像データを記憶するＷｅｂサーバは図１に示すＷｅｂサーバ４の他に、インターネットに接続された他のサーバを利用することも可能である。

このリーチ目の動画像データは、例えば、実際にスロットマシンについて各リーリ目が発生したときの状況をデジタルビデオカメラで撮像する。そして、この撮像した動画像データをＭＰＥＧ４で画像圧縮処理を行ない、さらに、携帯電話端末３でこの動画像データを再生したときの再生時間が数秒〜１０秒程度になるように編集して、Ｗｅｂサーバ４の外部記憶装置にファイル名を付与して記憶する。なお、撮像した動画像データには、リーチ目について説明する音声、あるいは実際の遊技機から出力される音声データも含めるようにするとよい。

同様にして、図３に示す目次用Ｗｅｂページ１０ａの目次項目「７．演出画像」についても、この目次項目にリンクした詳細解説用Ｗｅｂページ１０ｂでは、複数種の演出画像を静止画像として表示すると共に、この静止画像について、図４に示すように音声を含む動画像として表示するために動画像ファイルにリンクする手段を設けるようにする。

以上に説明したように、本発明の遊技機情報提供システムは、各種の遊技機に関する情報を、携帯電話端末３を利用してインターネットを介して容易に入手することが可能になる。しかも、遊技機の図柄の動きや各種の演出用画像態様も動画像として再生して視聴することも可能となるため、遊技機小冊子１より詳細な情報を早く習得して、実際のゲームに生かすことが可能になる。

続いて、本発明をパチンコ遊技機に適用した実施形態について説明する。図５は、パチンコ遊技機に適用したときの目次用Ｗｅｂページ１２ａの一例を示す。図柄変動型パチンコ遊技機でゲームを行う場合には、リーチが発生するという予告の画面と、リーチが発生したときのリーチの演出画像態様等を知ることが最も重要になる。そこで、図５に示す例では、目次項目として、「１．リーチ予告アクション」、「２．リーチアクション」、「３．リーチ予告動画像」、「４．リーチアクション動画像」の４項目を設けている。そして、遊技者が携帯電話端末３に表示された目次用Ｗｅｂページ１２ａから「２．リーチアクション」を選択すると、図６に示す詳細解説用Ｗｅｂページ１２ｂにリンクしてこの画面が表示される。図６に示す画面は、リーチのアクション（演出画像態様）ごとに、表示領域１２ｂ１、１２ｂ２、・・・にこのアクションの代表的な静止画像を表示するようにしている。そして、遊技者がこのリーチのアクションについて動画像を視聴したいときには、図４に示す詳細解説用Ｗｅｂページ１０ｂ６と同様に、[動画像]を選択する。すると、選択したリーチのアクションの動画像データを記憶しているファイル名にリンクされて、この音声を含む動画像が携帯電話端末３に送信されて表示されることになる。

また、遊技者が図５に示す目次用Ｗｅｂページ１２ａの「４．リーチアクション動画像」を選択すると、例えば、全てのリーチアクションの動画像が音声と共に順次表示されるようにする。このように、目次用Ｗｅｂページ１２ａの動画像を表示するための目次項目を選択すると、直ちに動画像を視聴できるようにすると、遊技者にとって操作性が良い遊技機情報提供システムを提供することができる。

上記した本発明の実施形態の説明においては、遊技機小冊子等にＷｅｂサーバのＵＲＬを表す２次元コードを印刷し、この２次元コードを携帯電話端末で読み取ってＷｅｂサーバをアクセスすることにより、携帯電話端末に遊技機に関する情報を提供するシステムについて説明した。本発明においては、さらに、遊技ホールが配布するチラシ広告、書店等で販売される遊技機に関する雑誌等の印刷物に、上記した２次元コードを印刷してもよい。

さらに、ＷｅｂサーバのＵＲＬを入力する必要があるが、従来から広く採用されているように、例えば、遊技機小冊子１にＷｅｂサーバのＵＲＬａ（図２参照）を印刷し、インターネット５に接続されているパーソナルコンピュータ８からＷｅｂサーバ４をアクセスして、Ｗｅｂサーバ４はＷｅｂページにより遊技機に関する情報を開示すると共に、この遊技機に関する音声を含む動画像データをパーソナルコンピュータ８に送信することもできる。

さらに、Ｗｅｂサーバ４には、遊技機に関する動画像データをストリーミング映像として配信できる形式に変換して記憶しておき、かつ、パーソナルコンピュータ８にはストリーミング映像を再生するソフトウエアがインストールされていると、遊技者等のパーソナルコンピュータ８は、遊技機に関する動画像をストリーミング映像として視聴することができるようになる。

本発明のシステム構成の一例を示す図である。 本発明を実施するために、遊技機小冊子に２次元コードを印刷した例を説明するための図である。 図１に示すＷｅｂサーバが備えているＷｅｂページの構成例を説明するための図である。 図３に示す詳細解説用Ｗｅｂページの表示例を説明するための図である。 図３に示す目次用Ｗｅｂページの他の表示例を説明するための図である。 図３に示す詳細解説用Ｗｅｂページの他の表示例を説明するための図である。

符号の説明

１：遊技機小冊子
２、２ａ、２ｂ、２ｃ：２次元コード主制御基板
３：携帯電話端末
４：Ｗｅｂサーバ
５：インターネット
１０：Ｗｅｂページ
１０ａ、１２ａ：目次用Ｗｅｂページ
１０ｂ、１０ｂ１、・・・、１０ｂ７：詳細解説用Ｗｅｂページ
１２ｂ：詳細解説用Ｗｅｂページ

Claims (6)

1. 遊技機に関する情報をＷｅｂページにより開示するＷｅｂサーバと、
   前記ＷｅｂサーバのＵＲＬを表す２次元コードが印刷され前記遊技機に関する情報が記載された印刷物と、
   前記２次元コードを読み取って前記Ｗｅｂサーバの前記遊技機に関するＷｅｂページにアクセス可能な携帯電話端末から構成され、
   さらに、前記Ｗｅｂページは、前記携帯電話端末に前記遊技機に関する情報を動画像として表示するために記憶されたＷｅｂサーバの動画像ファイルにリンクされていることを特徴とする遊技機情報提供システム。
2. 前記Ｗｅｂページは、前記遊技機に関する情報の目次項目を表示する目次用Ｗｅｂページと、前記目次項目にリンクされて前記目次項目に関連する詳細情報を開示するための詳細解説用Ｗｅｂページを備えていることを特徴とする請求項１に記載の遊技機情報提供システム。
3. 前記詳細解説用Ｗｅｂページは、該詳細解説用Ｗｅｂページから前記動画像を記憶する動画像ファイルとリンクされるように構成されていることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の遊技機情報提供システム。
4. 前記目次用Ｗｅｂページは、前記動画像を記憶する動画像ファイルとリンクされた目次項目を含むことを特徴とする請求項２に記載の遊技機情報提供システム。
5. 前記遊技機は、スロットマシンまたはパチンコ遊技機であることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の遊技機情報提供システム。
6. 前記ＷｅｂサーバのＵＲＬは、前記遊技機の製造会社またはその関連会社のＵＲＬとされていることを特徴とする請求項１に記載の遊技機情報提供システム。

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